MSDS - フナコシ

PIS0585V01 2-メルカプトエタノール
1.化学物質等及び会社情報
2011/7/21作成
製品安全データシート
製品名
TNFRSF10B Overexpression Lysate
コンポーネント名
製品コード
会社名
住所
担当部門
電話番号
FAX番号
推奨用途及び使用
上の制限
整理番号
2×SDS sample buffer
NOV社 商品コード:NBL1-17142
フナコシ株式会社
東京都文京区本郷2-9-7
コンプライアンス室
03-5684-5107
03-5802-5218
研究用試薬
PIS0585V01 (2011/4/19)
2.危険有害性の要約(以下、MSDSは単一物質としての評価に基づき作成)
GHS分類
物理化学的危険性 火薬類 分類対象外
可燃性/引火性ガス 分類対象外
可燃性/引火性エアゾール 分類対象外
支燃性/酸化性ガス類 分類対象外
高圧ガス 分類対象外
引火性液体 区分4
可燃性固体 分類対象外
自己反応性化学品 分類対象外
自然発火性液体 区分外
自然発火性固体 分類対象外
自己発熱性化学品 分類対象外
水反応可燃性化学品 分類対象外
酸化性液体 区分外
酸化性固体 分類対象外
有機過酸化物 分類対象外
金属腐食性物質 分類できない
健康に対する有害性 急性毒性(経口) 区分3
急性毒性(経皮) 区分2
急性毒性(吸入:気体) 分類対象外
急性毒性(吸入:蒸気) 区分4
急性毒性(吸入:粉塵) 分類対象外
急性毒性(吸入:ミスト) 分類できない
皮膚腐食性/刺激性 分類できない
眼に対する重篤な損傷/眼刺激性 分類できない
呼吸器感作性 分類できない
皮膚感作性 分類できない
生殖細胞変異原性 分類できない
発がん性 分類できない
生殖毒性 区分1B
特定標的臓器毒性(単回暴露) 分類できない
特定標的臓器毒性(反復暴露) 分類できない
吸引性呼吸器有害性 分類できない
環境に対する有害性 水生環境有害性(急性) 区分2
水生環境有害性(慢性) 区分外
オゾン層有害性 分類できない
1
フナコシ株式会社
PIS0585V01 2-メルカプトエタノール
2011/7/21作成
GHSラベル要素
シンボル
注意喚起語
危険有害性情報
危険
引火性液体
飲み込むと有毒
皮膚に接触すると生命に危険
吸入すると有害
生殖能又は胎児への悪影響のおそれ
水生生物に毒性
注意書き
安全対策
使用前に取扱説明書を入手すること。
すべての安全注意を読み理解するまで取扱わない
こと。
熱、火花、裸火、高温のもののような着火源から遠
ざけること。-禁煙。
涼しい所に置くこと。
ミスト、蒸気、スプレーの吸入を避けること。
眼、皮膚、衣類に付けないこと。
取扱い後はよく手を洗うこと。
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこ
と。
環境への放出を避けること。
保護手袋、保護眼鏡、保護衣、保護面を着用する
こと。
指定された個人用保護具を使用すること。
応急措置
飲み込んだ場合、直ちに医師に連絡すること。
口をすすぐこと。
皮膚に付着した場合、多量の水と石鹸で優しく洗う
こと。
直ちに、汚染された衣類をすべて脱ぐこと。
汚染された衣類を再使用する場合には洗濯するこ
と。
直ちに医師に連絡すること。
吸入した場合、呼吸が困難な場合には、空気の新
鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させるこ
と。
ばく露又はその懸念がある場合、医師の手当、診
断を受けること。
吸入した場合、気分が悪い時は、医師に連絡する
こと。
火災の場合には、適切な消火剤を使用すること。
保管
換気の良い冷所で保管すること。
施錠して保管すること。
廃棄
内容物、容器を都道府県知事の許可を受けた専門
の廃棄物処理業者に業務委託すること。
分類に関係しない他 の危険有害性
GHSで扱われない 他の危険有害性
国・地域情報
医薬用外毒物
重要危険有害性
2
フナコシ株式会社
PIS0585V01 2-メルカプトエタノール
2011/7/21作成
特有の危険有害性
3.組成及び成分情報
単一製品・混合物の区別
化学名又は一般名
混合物
濃度又は濃度範囲 化学特性
2-メルカプトエタノール
5%
HSCH2CH
2OH
分類に寄与する不純物及び安定化添加物
官報公示整理番号
化審法
安衛法
(2)-458
CAS番号
60-24-2
情報なし。
以下、該当する単一成分のMSDSを記載する。
4.応急措置
吸入した場合
被災者を新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸し
やすい姿勢で休息させること。
気分が悪い時は、医師に連絡すること。
直ちに、汚染された衣類をすべて脱ぐこと、又は取
り去ること。
多量の水と石鹸で洗うこと。
直ちに医師に連絡すること。
汚染された衣類を再使用する前に洗濯すること。
皮膚を速やかに洗浄すること。
医師の手当、診断を受けること。
眼の刺激が持続する場合は、医師の診断、手当て
を受けること。
水で数分間注意深く洗うこと。
医師の手当、診断を受けること。
直ちに医師に連絡すること。
口をすすぐこと。
医師の手当、診断を受けること。
吸入:息切れ。皮膚:発赤、痛み。眼:発赤、痛み。
皮膚に付着した場合
目に入った場合
飲み込んだ場合
予想される急性症状及び
遅発性症状
最も重要な兆候及び症状
応急措置をする者の保護
医師に対する特別注意事項
5.火災時の措置
消火剤
粉末消火剤、二酸化炭素、耐アルコール性泡消火
剤、水噴霧
加熱により容器が爆発するおそれがある。
火災によって刺激性、腐食性及び/又は毒性のガ
スを発生するおそれがある。
消火活動は、有効に行える最も遠い距離から、無
人ホース保持具やモニター付きノズルを用いて消
火する。
容器を水噴霧で冷却し、危険でなければ安全な地
域に移す。
移動不可能な場合は、容器及び周囲に散水して冷
却する。
消火後も、大量の水を用いて十分に容器を冷却す
る。
使ってはならない消火剤
特有の危険有害性
特有の消火方法
消火を行う者の保護
3
フナコシ株式会社
PIS0585V01 2-メルカプトエタノール
2011/7/21作成
6.漏出時の措置
人体に対する注意事項、
保護具および緊急措置
適切な防護衣を着けていないときは破損した容器
あるいは漏洩物に触れてはいけない。
密閉された場所は換気する。
環境中に放出しない。
乾燥した土、砂あるいは不燃性物質で吸収し、ある
いは覆って密閉できる容器に入れ、安全な場所に
移す。
危険でなければ漏れを止める。
環境に対する注意事項
回収・中和
封じ込め及び浄化方法・
機材
二次災害の防止策
7.取扱い及び保管上の注意
取扱い
保管
8.暴露防止及び保護措置
管理濃度、許容濃度
2-メルカプトエタノール
排水溝、下水溝、地下室あるいは閉鎖場所への流
入を防ぐ。
すべての発火源を速やかに取除く(近傍での喫煙、
火花や火炎の禁止)。
技術的対策
局所排気・全体換気 74℃以上では、密閉系および換気を設置すること。
安全取扱い注意事項 使用前に使用説明書を入手すること。
すべての安全注意を読み理解するまで取扱わない
こと。
火気注意。
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこ
と。
取扱い後はよく手を洗うこと。
飲み込みを避けること。
眼、皮膚又は衣類に付けないこと。
屋外又は換気の良い区域でのみ使用すること。
ミスト、蒸気、スプレーの吸入を避けること。
環境への放出を避けること。
接触回避
技術的対策
保管場所は屋根を不燃材料で作るとともに、金属
板その他の軽量な不燃材料でふき、かつ天井を設
けないこと。
保管場所の床は、床面に水が浸入し、又は浸透し
ない構造とすること。
保管場所には危険物を貯蔵し、又は取り扱うため
に必要な採光、照明及び換気の設備を設ける。
保管場所は壁、柱、床を耐火構造とし、かつ、はり
を不燃材料で作ること。
混触危険物質
「10.安定性及び反応性」参照。
保管条件
酸化剤から離して保管する。
炎及び熱表面から離して保管すること。
冷所、換気の良い場所で保管すること。
施錠して保管すること。
容器包装材料
消防法及び国連輸送法規で規定されている容器を
使用する。
許容濃度
(産衛学会)
未設定
管理濃度
(厚生労働省)
未設定
4
ACGIH
未設定
フナコシ株式会社
PIS0585V01 2-メルカプトエタノール
設備対策
保護具
2011/7/21作成
この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には洗眼器と
安全シャワーを設置すること。
取扱いについては全体換気装置を設置した場所で
行う。
適切な呼吸器保護具を着用すること。
適切な個人用保護手袋を使用すること。
二トリルゴム及び塩ビは適切な保護材料ではな
い。ネオプレンが推奨される。
適切な眼の保護具を着用すること。
適切な顔面用の保護具、保護衣を着用すること。
呼吸器の保護具
手の保護具
眼の保護具
皮膚及び身体の保
護具
しぶきの可能性がある場合は、全面耐薬品性防護
服(例えば、酸スーツ)及びブーツが必要である。
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこ
と。
取扱い後はよく手を洗うこと。
衛生対策
9.物理的及び化学的性質
物理的状態
形状・色
臭い
pH
透明の流動性液体
不快臭
データなし
-100℃
157-158℃ (742mHg)(分解)
74℃ (C.C.)
295℃
可燃性。
下限:2.3vol%
上限:18vol%
0.13kPa (20℃)
2.7 (計算値)
データなし
融点/凝固点
沸点、初留点及び沸騰範囲
引火点
自然発火温度
燃焼性(固体、ガス)
爆発範囲(空気中)
蒸気圧
蒸気密度(空気=1)
蒸発速度(酢酸ブチル=
1)
比重(密度)
溶解性
オクタノール/水分配係数
分解温度
粘度
10.安定性及び反応性
安定性
1.1143(20℃/4℃)
水に易溶
log Pow=-0.3 (概算値)
157℃
データなし
法規制に従った保管及び取扱においては安定と考
えられる。
熱、炎、酸化剤により発火する。
加熱すると分解し、非常に有毒な硫黄酸化物の蒸
気を発する。
可燃性。火災時に刺激性もしくは有毒なフュームや
ガスを放出する。
熱や炎への暴露、混触危険物質との接触。
酸化剤、金属。
一酸化炭素、二酸化炭素、硫黄酸化物。
危険有害反応可能性
避けるべき条件
混触危険物質
危険有害な分解生成物
その他
11.有害性情報
急性毒性
類推値
5
フナコシ株式会社
PIS0585V01 2-メルカプトエタノール
2011/7/21作成
実測値
経口
ラットでLD50が244mg/kgとのデータから区分3とし
た。
ウサギでLD50が150mg/kgとのデータから区分2と
した。
データがなく分類できない。
データなし。
データなし。
経皮
皮膚腐食性/刺激性
眼に対する重篤な損傷/
眼刺激性
呼吸器感作性又は皮膚感
作性
生殖細胞変異原性
吸入
呼吸器感作性:データなし。
皮膚感作性:データなし。
DNA損傷試験(その他微生物)、染色体異常試験
(ヒトin vitro)、DNA合成阻害試験(ラットin vitro)、
小核試験(マウスin vitro)、不定期DNA合成試験
(マウスin vtro)ですべて陽性の為変異原性が疑わ
れるが、判断基準となるin vivoのデータがなく、分
類できないとした。
各機関で発がん性分類がなさされておらず、分類
できない。
環境省化学物質の環境リスク評価(第7巻)より、妊
娠期間中の体重増加の抑制や着床後肺損失率の
上昇、4日生存率の低下や出生仔数の低下がみら
れた(75mg/kg/day)との記述から区分1Bとした。
発がん性
生殖毒性
特定標的臓器毒性(単回
暴露)
特定標的臓器毒性(反復
暴露)
吸引性呼吸器有害性
有害性その他
12.環境影響情報
生態毒性
残留性
分解性
生態蓄積性
土壌中の移動性
環境影響その他
データなし。
データなし。
データなし。
環境に対する有害性 水生環境有害性(急 魚類(Golden orfe)の96時間LC50=46-100mg/l、
性)
甲殻類(ミジンコ)の48時間EC50=1.52 mg/lから区
分2とした。
水生環境有害性(慢 分解性が良好と判断される物質(経済産業省既存
性)
化学物質安全点検)のため、区分外とした。
オゾン層有害性
データがなく分類できない。
魚毒性/その他
13.廃棄上の注意
残余廃棄物
本品を廃棄する際には、国、都道府県並びにその
地方の法規、条例に従うこと。廃棄処理中に皮膚
に触れたり、ガスや粉塵、蒸気やミストを吸入しな
いよう十分注意すること。
情報なし。
汚染容器及び包装
6
フナコシ株式会社
PIS0585V01 2-メルカプトエタノール
14.輸送上の注意
国際規制
国内規制
追加の規制
特別安全対策
緊急時応急措置指針番号
2011/7/21作成
6.1
2966
2-メルカプトエタノール
国連分類
国連番号
品名(国際輸送品
名)
容器等級
海洋汚染物質
Ⅱ
該当しない。
該当しない。
153
15.適用法令
毒物及び劇物取締法
毒物(指定令第1条)
2-メルカプトエタノール
第4類 第三石油類(水溶性)
毒物類・毒物
毒物類・毒物
消防法
船舶安全法
航空法
16.その他の情報
参考文献
その他
経済産業省 事業者向けGHSガイダンス
GHS対応ガイドライン(改定2版)
日本ケミカルデータベース ezCRIC
安全衛生情報センター GHS対応モデルMSDS
Hazardous Substances Data Bank
MSDS SIGMA ALDRICH (Cat#M6250)
THE MERCK INDEX 13TH.EDITION
◆危険・有害性の評価は必ずしも十分でないので、取扱いには十分注意
して下さい。
◆本データシートは情報を提供するもので、記載内容を保証するもので
はありません。
◆表記の試験研究用試薬以外に本データシートを適用しないで下さい。
◆輸送中、保管中、廃棄後も含めて、内容物や容器が、製品知識を有し
ない者の手に触れぬよう、厳重に注意して下さい。
7
フナコシ株式会社
OTH0052V01 ドデシル硫酸ナトリウム (SDS)
1.化学物質等及び会社情報
2.危険有害性の要約
GHS分類
2011/7/21作成
製品安全データシート
製品名
TNFRSF10B Overexpression Lysate
コンポーネント名
製品コード
会社名
住所
担当部門
電話番号
FAX番号
推奨用途及び使用
上の制限
整理番号
2×SDS sample buffer
NOV社 商品コード:NBL1-17142
フナコシ株式会社
東京都文京区本郷2-9-7
コンプライアンス室
03-5684-5107
03-5802-5218
研究用試薬
OTH0052V01 (2011/4/20)
火薬類 分類対象外
可燃性/引火性ガス 分類対象外
可燃性/引火性エアゾール 分類対象外
支燃性/酸化性ガス類 分類対象外
高圧ガス 分類対象外
引火性液体 分類対象外
可燃性固体 区分2
自己反応性化学品 分類対象外
自然発火性液体 分類対象外
自然発火性固体 区分外
自己発熱性化学品 区分外
水反応可燃性化学品 区分外
酸化性液体 分類対象外
酸化性固体 分類できない
有機過酸化物 分類対象外
金属腐食性物質 分類できない
健康に対する有害性 急性毒性(経口) 区分4
急性毒性(経皮) 区分3
急性毒性(吸入:気体) 分類対象外
急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
急性毒性(吸入:粉塵) 分類できない
急性毒性(吸入:ミスト) 分類できない
皮膚腐食性/刺激性 区分2
眼に対する重篤な損傷/眼刺激性 区分2
呼吸器感作性 分類できない
皮膚感作性 区分外
生殖細胞変異原性 区分外
発がん性 分類できない
生殖毒性 分類できない
特定標的臓器毒性(単回暴露) 区分3(気道刺激性
)
特定標的臓器毒性(反復暴露) 区分2(腎臓 )
吸引性呼吸器有害性 分類できない
環境に対する有害性 水生環境有害性(急性) 区分1
水生環境有害性(慢性) 区分外
オゾン層有害性 分類できない
物理化学的危険性
1
フナコシ株式会社
OTH0052V01 ドデシル硫酸ナトリウム (SDS)
2011/7/21作成
GHSラベル要素
シンボル
注意喚起語
危険有害性情報
注意書き
安全対策
危険
可燃性固体
飲み込むと有害
皮膚に接触すると有毒
皮膚刺激
強い眼刺激
呼吸器への刺激のおそれ
長期又は反復ばく露による腎臓の障害のおそれ
水生生物に強い毒性
熱、火花、裸火、高温のもののような着火源から遠
ざけること。-禁煙。
容器を接地すること。アースをとること。
防爆型の電気機器、換気装置、照明機器等を使用
すること。
取扱い後はよく手を洗うこと。
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこ
と。
環境への放出を避けること。
保護手袋、保護眼鏡、保護面を着用すること。
応急措置
飲み込んだ場合、気分が悪い時は、医師に連絡す
ること。
口をすすぐこと。
皮膚に付着した場合、多量の水と石鹸で優しく洗う
こと。
皮膚刺激が生じた場合、医師の診断、手当てを受
けること。
直ちに汚染された衣類を脱ぎ、再使用する場合に
は洗濯すること。
眼に入った場合、水で数分間注意深く洗うこと。次
に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場
合は外すこと。その後も洗浄を続けること。
眼の刺激が続く場合、医師の診断、手当てを受け
ること。
気分が悪い時は、医師の手当て、診断を受けるこ
と。
火災の場合には、適切な消火剤を使用すること。
漏出物は回収すること。
保管
施錠して保管すること。
廃棄
内容物、容器を都道府県知事の許可を受けた専門
の廃棄物処理業者に業務委託すること。
分類に関係しない他 の危険有害性
GHSで扱われない 他の危険有害性
国・地域情報
重要危険有害性
特有の危険有害性 2
フナコシ株式会社
OTH0052V01 ドデシル硫酸ナトリウム (SDS)
2011/7/21作成
3.組成及び成分情報
単一製品・混合物の区別
混合物
化学名又は一般名
濃度又は濃度範囲
ドデシル硫酸ナトリウム
(ラウリル硫酸ナトリウム,
SDS)
4%
分類に寄与する不純物及び安定化添加物
4.応急措置
吸入した場合
皮膚に付着した場合
目に入った場合
飲み込んだ場合
予想される急性症状及び
遅発性症状
最も重要な兆候及び症状
応急措置をする者の保護
医師に対する特別注意事項
5.火災時の措置
消火剤
使ってはならない消火剤
特有の危険有害性
特有の消火方法
消火を行う者の保護
6.漏出時の措置
人体に対する注意事項、
保護具および緊急措置
官報公示整理番号
化審法
安衛法
CH3CH2(C (2)-1675
H2)10O
(2)-1679
SO3Na
化学特性
CAS番号
151-21-3
情報なし。
被災者を新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸し
やすい姿勢で休息させること。
気分が悪い時は、医師に連絡すること。
直ちに、汚染された衣類をすべて脱ぐこと、又は取
り去ること。
多量の水と石鹸で洗うこと。
汚染された衣類を再使用する前に洗濯すること。
気分が悪い時は、医師に連絡すること。
汚染された衣類を脱ぐこと。
皮膚刺激が生じた場合、医師の診断、手当てを受
けること。
皮膚を速やかに洗浄すること。
水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレン
ズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。そ
の後も洗浄を続けること。
眼の刺激が持続する場合は、医師の診断、手当て
を受けること。
気分が悪い時は、医師の手当て、診断を受けるこ
と。
直ちに医師に連絡すること。
口をすすぐこと。
気分が悪い時は、医師の手当て、診断を受けるこ
と。
吸入:咽頭痛、咳。皮膚:発赤。眼:発赤、痛み。経
口摂取:吐き気、嘔吐、下痢。
粉末消火薬剤、水溶性液体用泡消火薬剤、水噴
霧、二酸化炭素
火災によって刺激性、腐食性及び/又は毒性のガ
スを発生するおそれがある。
摩擦、熱、火花及び火炎で発火するおそれがある。
激しく加熱すると燃焼する。
危険でなければ火災区域から容器を移動する。
消火後も、大量の水を用いて十分に容器を冷却す
る。
消火作業の際は、適切な空気呼吸器、化学用保護
衣を着用する。
直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域とし
て隔離する。
漏洩物に触れたり、その中を歩いたりしない。
関係者以外の立入りを禁止する。
3
フナコシ株式会社
OTH0052V01 ドデシル硫酸ナトリウム (SDS)
環境に対する注意事項
回収・中和
封じ込め及び浄化方法・
機材
二次災害の防止策
7.取扱い及び保管上の注意
取扱い
保管
2011/7/21作成
風上に留まる。
作業者は適切な保護具(『8.ばく露防止措置及び
保護措置』の項を参照)を着用し、眼、皮膚への接
触や吸入を避ける。
低地から離れる。
適切な防護衣を着けていないときは破損した容器
あるいは漏洩物に触れてはいけない。
密閉された場所は換気する。
環境中に放出してはならない。
河川等に排出され、環境へ影響を起こさないように
注意する。
こぼれた物質を容器内に掃き入れる。湿らせてもよ
い場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き
入れる。
危険でなければ漏れを止める。
すべての発火源を速やかに取除く(近傍での喫煙、
火花や火炎の禁止)。
排水溝、下水溝、地下室あるいは閉鎖場所への流
入を防ぐ。
可燃物(木、紙、油等)は漏洩物から隔離する。
プラスチックシートで覆いをし、散乱を防ぐ。
技術的対策
局所排気・全体換気 情報なし。
安全取扱い注意事項 周辺での高温物、スパーク、火気の使用を禁止す
る。
眼、皮膚との接触を避けること。
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこ
と。
取扱い後はよく手を洗うこと。
飲み込みを避けること。
粉じん、ヒュームを吸入しないこと。
空気中の濃度をばく露限度以下に保つために排気
用の換気を行うこと。
環境への放出を避けること。
接触回避
技術的対策
保管場所には危険物を貯蔵し、又は取り扱うため
に必要な採光、照明及び換気の設備を設ける。
排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵す
る。
混触危険物質
「10.安定性及び反応性」参照。
保管条件
熱、火花、裸火のような着火源から離して保管する
こと。-禁煙。
酸化剤から離して保管する。
冷所、換気の良い場所で保管すること。
容器を密閉して保管すること。
施錠して保管すること。
容器包装材料
包装、容器の規制はないが密閉式の破損しないも
のに入れる。
4
フナコシ株式会社
OTH0052V01 ドデシル硫酸ナトリウム (SDS)
8.暴露防止及び保護措置
管理濃度、許容濃度
設備対策
衛生対策
9.物理的及び化学的性質
物理的状態
呼吸器の保護具
手の保護具
眼の保護具
皮膚及び身体の保
護具
形状・色
臭い
pH
融点/凝固点
沸点、初留点及び沸騰範囲
引火点
自然発火温度
燃焼性(固体、ガス)
燃焼又は爆発範囲
蒸気圧
蒸気密度
蒸発速度(酢酸ブチル=
1)
比重(密度)
溶解性
オクタノール/水分配係数
分解温度
粘度
10.安定性及び反応性
安定性
危険有害反応可能性
避けるべき条件
混触危険物質
危険有害な分解生成物
その他
11.有害性情報
急性毒性
許容濃度
(産衛学会)
未設定
管理濃度
(厚生労働省)
未設定
ドデシル硫酸ナトリウム
(ラウリル硫酸ナトリウム,
SDS)
保護具
2011/7/21作成
類推値
実測値
ACGIH
未設定
この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には洗眼器と
安全シャワーを設置すること。
換気装置を設置する。
適切な呼吸器保護具を着用すること。
適切な保護手袋を着用すること。
適切な眼の保護具を着用すること。
保護眼鏡(普通眼鏡型、側板付き普通眼鏡型、
ゴーグル型)
適切な保護衣、保護面を着用すること。
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこ
と。
取扱い後はよく手を洗うこと。
白色の様々な形状の固体
特徴的な臭気
データなし
204℃
データなし(分解)
>100℃
248℃
可燃性
データなし
4.7E-13mmHg
データなし
データなし
0.4-0.6g/cm3
水に可溶(15 g/100 ml (20 ℃))
log Pow=1.6
データなし
データなし
法規制に従った保管及び取扱においては安定と考
えられる。
燃焼すると分解し、一酸化炭素やイオウ酸化物を
含む有毒で腐食性のガスを生じる。
強酸化剤や強酸と反応する。
混触危険物質との接触。裸火との接触。
強酸化剤、強酸。
一酸化炭素、二酸化炭素、イオウ酸化物。
5
フナコシ株式会社
OTH0052V01 ドデシル硫酸ナトリウム (SDS)
経口
経皮
吸入(気体)
皮膚腐食性/刺激性
眼に対する重篤な損傷/
眼刺激性
呼吸器感作性又は皮膚感
作性
生殖細胞変異原性
発がん性
生殖毒性
特定標的臓器毒性(単回
暴露)
特定標的臓器毒性(反復
暴露)
吸引性呼吸器有害性
吸入(蒸気)
吸入(粉塵・ミスト)
2011/7/21作成
ラットを用いた経口投与試験のLD50値1,200 mg/kg
(SIDS(1991))、2,730 mg/kg (EHC 169(1996))のう
ち、低い値1,200 mg/kgから区分4とした。
ウサギを用いた経皮投与試験のLD50値 約600
mg/kg (SIDS(1991))、580 mg/kg (EHC 169(1996))
から、区分3とした。
GHS定義上の固体であるため、ガスでの吸入は想
定されず、分類対象外とした。
データがないので分類できない。
データがないので分類できない。
ウサギを用いた皮膚刺激性/腐食性試験(OECD
TG 404、GLP)において、PII:6.0, 6.78から「highly
irritating」 (ECETOC TR66(1995)、IUCLID(2000))と
記述されているが、回復性に関する記述がないの
で区分2とした。
ウサギを用いた眼刺激性/腐食性試験(OECD TG
405、GLP)において、「Modified Maximum Average
Scores:16.00;moderately irritating、59.17;
irritating、60.50;irritating」(ECETOC TR48(1992)、
IUCLID(2000))と記述されているので区分2とした。
呼吸器感作性:データがないので分類できない。
皮膚感作性: モルモットを用いたMaximization 試
験で皮膚感作性を示さない(ECETOC TR77(1999))
と記述されているので区分外とした。
生殖細胞in vivo変異原性試験の小核試験で陰性
(SIDS(1991)、EHC 169(1996))と記述されているの
で区分外とした。
主要な国際的評価機関による評価がなされておら
ず、データが不十分なので分類できない。
なお、「長期試験は行われているが、発がん性評価
には不十分である。動物に混餌投与した試験で
は、アルキルサルフェイトの発がん性の証拠は得ら
れなかった」(EHC 169(1996))旨の記述がある。
EHC 169(1996)に記載の一次文献(東京衛研年報
(1976))によると、「マウス皮膚塗布による催奇形性
試験において、母動物の体重増加が抑制された用
量で、受胎率の低下、胎仔重量が低下し、発育遅
延を認めた。口蓋裂や骨化遅延もみられるが有意
なものではなく、本実験の口蓋裂の発生や着床の
問題も含め、経口投与での試験の必要性がある」
旨の記述があり、データ不足から分類できない。
マウス、ウサギ、モルモットでのエアロゾル暴露で
気道刺激性がみられる(IUCLID(2000))、短期暴露
で気道刺激性がみられる(ICSC(1997))との記述か
ら区分3(気道刺激性)とした。
ラットを用いた2週間混餌投与試験において「肝臓
重量増加がみられたラットの病理組織検査で、肝
細胞がわずかに腫脹し分裂肝細胞数が増加してい
た。これらは本物質の投与に順応したものと考えら
れる。また、腎尿細管の上皮細胞の空胞変性、腎
糸球体の萎縮がみられた」(EHC 169(1996))旨の記
述がある。これらの症状は区分2のガイダンス値の
範囲内で見られているが、肝臓における症状は、
本物質の投与による有害影響とは考えられないの
で採用せず、区分2(腎臓)とした。
なお、ウサギを用いた3ヶ月間経皮投与試験では
「用量依存性の皮膚刺激性がみられた」(EHC
169(1996))旨のみ記述されている。
データがないので分類できない。
6
フナコシ株式会社
OTH0052V01 ドデシル硫酸ナトリウム (SDS)
有害性その他
12.環境影響情報
生態毒性
残留性
分解性
生態蓄積性
土壌中の移動性
環境影響その他
環境に対する有害性
水生環境有害性(急
性)
水生環境有害性(慢
性)
オゾン層有害性
魚毒性/その他
13.廃棄上の注意
残余廃棄物
国内規制
追加の規制
特別安全対策
緊急時応急措置指針番号
15.適用法令
化学物質排出把握管理促
進法(PRTR法)
16.その他の情報
参考文献
その他
甲殻類(アメリカンロブスター)の96時間LC50 =
0.72mg/L(SIDS, 1997)から区分1とした。
急性毒性区分1であるが、急速分解性があり(SIDS,
1997)、生物蓄積性が無い(LogKow = 1.6,
PHYSPROP Database, 2008)と推測されることから
区分外とした。
データがなく分類できない。
本品を廃棄する際には、国、都道府県並びにその
地方の法規、条例に従うこと。廃棄処理中に皮膚
に触れたり、ガスや粉塵、蒸気やミストを吸入しな
いよう十分注意すること。
情報なし。
汚染容器及び包装
14.輸送上の注意
国際規制
2011/7/21作成
国連分類
国連番号
品名(国際輸送品
名)
容器等級
海洋汚染物質
該当しない
該当しない
該当しない。
該当しない。
第1種指定化学物質(法第2条第2項、施行令第1
条別表第1)
ドデシル硫酸ナトリウム 政令番号:275
国際化学物質安全性カード(ICSC)日本語版
製品評価技術基盤機構 Chemical Risk Information Platform (CHRIP)
安全衛生情報センター GHS対応モデルMSDS
経済産業省 事業者向けGHSガイダンス
GHS対応ガイドライン(改定2版)
日本ケミカルデータベース ezCRIC
◆危険・有害性の評価は必ずしも十分でないので、取扱いには十分注意
して下さい。
◆本データシートは情報を提供するもので、記載内容を保証するもので
はありません。
◆表記の試験研究用試薬以外に本データシートを適用しないで下さい。
◆輸送中、保管中、廃棄後も含めて、内容物や容器が、製品知識を有し
ない者の手に触れぬよう、厳重に注意して下さい。
7
フナコシ株式会社
OTH0054V02 NP-40
1.化学物質等及び会社情報
2011/7/21作成
製品安全データシート
製品名
TNFRSF10B Overexpression Lysate
コンポーネント名
製品コード
会社名
住所
担当部門
電話番号
FAX番号
推奨用途及び使用
上の制限
整理番号
Lysate
NOV社 商品コード:NBL1-17142
フナコシ株式会社
東京都文京区本郷2-9-7
コンプライアンス室
03-5684-5107
03-5802-5218
研究用試薬
OTH0054V02 (2011/5/17)
2.危険有害性の要約(以下、MSDSは単一物質としての評価に基づき作成)
GHS分類
物理化学的危険性
火薬類 分類対象外
可燃性/引火性ガス 分類対象外
可燃性/引火性エアゾール 分類対象外
支燃性/酸化性ガス類 分類対象外
高圧ガス 分類対象外
引火性液体 区分外(エチレンオキシドの付加モル
数9.5)
可燃性固体 分類対象外
自己反応性化学品 分類対象外
自然発火性液体 区分外(エチレンオキシドの付加
モル数9.5)
自然発火性固体 分類対象外
自己発熱性化学品 分類できない
水反応可燃性化学品 分類対象外
酸化性液体 分類対象外
酸化性固体 分類対象外
有機過酸化物 分類対象外
金属腐食性物質 分類できない
健康に対する有害性 急性毒性(経口) 分類できない
急性毒性(経皮) 分類できない
急性毒性(吸入:気体) 分類対象外
急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
急性毒性(吸入:粉塵) 分類できない
急性毒性(吸入:ミスト) 分類できない
皮膚腐食性/刺激性 区分2
眼に対する重篤な損傷/眼刺激性 区分2A
呼吸器感作性 分類できない
皮膚感作性 分類できない
生殖細胞変異原性 区分外
発がん性 分類できない
生殖毒性 区分2
特定標的臓器毒性(単回暴露) 分類できない
特定標的臓器毒性(反復暴露) 区分2(心血管系 )
吸引性呼吸器有害性 分類できない
環境に対する有害性 水生環境有害性(急性) 区分1(NPE1.5, NPE9-10)
水生環境有害性(急性) 区分外(NPE30)
水生環境有害性(慢性) 分類できない(NPE1.5,
NPE9-10)
水生環境有害性(慢性) 区分外(NPE30)
オゾン層有害性 分類できない
1
フナコシ株式会社
OTH0054V02 NP-40
2011/7/21作成
GHSラベル要素
シンボル
注意喚起語
危険有害性情報
注意書き
安全対策
警告
皮膚刺激
強い眼刺激
生殖能又は胎児への悪影響のおそれの疑い
長期又は反復ばく露による心血管系の障害のおそ
れ
水生生物に強い毒性
使用前に取扱説明書を入手すること。
すべての安全注意を読み理解するまで取扱わない
こと。
ミスト、蒸気、スプレーを吸入しないこと。
取扱い後はよく手を洗うこと。
環境への放出を避けること。
保護手袋、保護眼鏡、保護面を着用すること。
指定された個人用保護具を使用すること。
応急措置
皮膚に付着した場合、多量の水と石鹸で優しく洗う
こと。
皮膚刺激が生じた場合、医師の診断、手当てを受
けること。
汚染された衣類を脱ぎ、再使用する場合には洗濯
すること。
眼に入った場合、水で数分間注意深く洗うこと。次
に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場
合は外すこと。その後も洗浄を続けること。
眼の刺激が続く場合、医師の診断、手当てを受け
ること。
ばく露又はその懸念がある場合、医師の手当、診
断を受けること。
気分が悪い時は、医師の手当て、診断を受けるこ
と。
漏出物は回収すること。
保管
施錠して保管すること。
廃棄
内容物、容器を都道府県知事の許可を受けた専門
の廃棄物処理業者に業務委託すること。
分類に関係しない他 の危険有害性
GHSで扱われない 他の危険有害性
国・地域情報
重要危険有害性
特有の危険有害性 2
フナコシ株式会社
OTH0054V02 NP-40
2011/7/21作成
3.組成及び成分情報
単一製品・混合物の区別
混合物
化学名又は一般名
濃度又は濃度範囲
化学特性
ポリ(オキシエチレン)=ノ
ニルフェニルエーテル
(ω-ヒドロキシ-α-(ノ
ニルフェニル)-ポリ(オキ
シ-1,2-エタンジイ
ル),NP-40)
1%
(C2H4O)n
C15H24O
分類に寄与する不純物及び安定化添加物
官報公示整理番号
化審法
安衛法
(7)-172
CAS番号
9016-45-9
情報なし。
以下、該当する単一成分のMSDSを記載する。
4.応急措置
吸入した場合
皮膚に付着した場合
目に入った場合
飲み込んだ場合
予想される急性症状及び
遅発性症状
最も重要な兆候及び症状
応急措置をする者の保護
医師に対する特別注意事項
5.火災時の措置
消火剤
使ってはならない消火剤
特有の危険有害性
特有の消火方法
消火を行う者の保護
被災者を新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸し
やすい姿勢で休息させること。
気分が悪い時は、医師に連絡すること。
汚染された衣類を再使用する前に洗濯すること。
気分が悪い時は、医師に連絡すること。
水と石鹸で洗うこと。
汚染された衣類を脱ぐこと。
皮膚刺激が生じた場合、医師の診断、手当てを受
けること。
水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレン
ズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。そ
の後も洗浄を続けること。
眼の刺激が持続する場合は、医師の診断、手当て
を受けること。
医師の手当、診断を受けること。
気分が悪い時は、医師の手当て、診断を受けるこ
と。
口をすすぐこと。
気分が悪い時は、医師に連絡すること。
噴霧水、泡消火剤、粉末消火剤、炭酸ガス、
火災によって刺激性、腐食性及び/又は毒性のガ
スを発生するおそれがある。
危険でなければ火災区域から容器を移動する。
消火後も、大量の水を用いて十分に容器を冷却す
る。
消火活動は、有効に行える最も遠い距離から、無
人ホース保持具やモニター付きノズルを用いて消
火する。
周辺火災の場合、移動可能な容器は速やかに安
全な場所に移す。
消火作業の際は、適切な空気呼吸器、化学用保護
衣を着用する。
3
フナコシ株式会社
OTH0054V02 NP-40
6.漏出時の措置
人体に対する注意事項、
保護具および緊急措置
環境に対する注意事項
回収・中和
封じ込め及び浄化方法・
機材
二次災害の防止策
7.取扱い及び保管上の注意
取扱い
保管
2011/7/21作成
直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域とし
て隔離する。
関係者以外の立入りを禁止する。
風上に留まる。
作業者は適切な保護具(『8.ばく露防止措置及び
保護措置』の項を参照)を着用し、眼、皮膚への接
触や吸入を避ける。
低地から離れる。
適切な防護衣を着けていないときは破損した容器
あるいは漏洩物に触れてはいけない。
密閉された場所は換気する。
環境中に放出してはならない。
河川等に排出され、環境へ影響を起こさないように
注意する。
少量の場合、乾燥土、砂や不燃材料で吸収し、あ
るいは覆って密閉できる空容器に回収する。後で
廃棄処理する。
危険でなければ漏れを止める。
すべての発火源を速やかに取除く(近傍での喫煙、
火花や火炎の禁止)。
排水溝、下水溝、地下室あるいは閉鎖場所への流
入を防ぐ。
技術的対策
局所排気・全体換気 情報なし。
安全取扱い注意事項 使用前に使用説明書を入手すること。
すべての安全注意を読み理解するまで取扱わない
こと。
火気注意。
眼、皮膚との接触を避けること。
取扱い後はよく手を洗うこと。
飲み込みを避けること。
ミスト、蒸気、スプレーを吸入しないこと。
排気用の換気を行うこと。
環境への放出を避けること。
接触回避
技術的対策
保管場所には危険物を貯蔵し、又は取り扱うため
に必要な採光、照明及び換気の設備を設ける。
保管場所は屋根を不燃材料で作るとともに、金属
板その他の軽量な不燃材料でふき、かつ天井を設
けないこと。
保管場所の床は、床面に水が浸入し、又は浸透し
ない構造とすること。
保管場所の床は、危険物が浸透しない構造とする
とともに、適当な傾斜をつけ、かつ、適当なためま
すを設けること。
混触危険物質
データなし。
保管条件
施錠して保管すること。
容器包装材料
消防法で規定されている容器を使用する。
4
フナコシ株式会社
OTH0054V02 NP-40
2011/7/21作成
8.暴露防止及び保護措置
管理濃度、許容濃度
ポリ(オキシエチレン)=ノ
ニルフェニルエーテル
(ω-ヒドロキシ-α-(ノ
ニルフェニル)-ポリ(オキ
シ-1,2-エタンジイ
ル),NP-40)
設備対策
保護具
衛生対策
9.物理的及び化学的性質
物理的状態
呼吸器の保護具
手の保護具
眼の保護具
皮膚及び身体の保
護具
形状・色
臭い
pH
融点/凝固点
沸点、初留点及び沸騰範囲
引火点
自然発火温度
燃焼性(固体、ガス)
燃焼又は爆発範囲
蒸気圧
蒸気密度
蒸発速度(酢酸ブチル=
1)
比重(密度)
溶解性
オクタノール/水分配係数
分解温度
粘度
10.安定性及び反応性
安定性
危険有害反応可能性
避けるべき条件
混触危険物質
危険有害な分解生成物
その他
許容濃度
(産衛学会)
未設定
管理濃度
(厚生労働省)
未設定
ACGIH
未設定
この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には洗眼器と
安全シャワーを設置すること。
換気装置を設置する。
適切な呼吸器保護具を着用すること。
適切な個人用保護手袋を使用すること。
適切な眼の保護具を着用すること。
保護眼鏡(普通眼鏡型、側板付き普通眼鏡型、
ゴーグル型)
適切な保護衣、保護面を着用すること。
取扱い後はよく手を洗うこと。
付加モル数の増加に伴い無色~淡黄色の液体か
らペースト状、ワックス状固体まで変化。
データなし
データなし
42-43℃
データなし
282℃(エチレンオキシドの付加モル数9.5)
データなし
非該当
データなし
データなし
データなし
データなし
データなし
付加モル数>6は水に可溶。
データなし
データなし
データなし
法規制に従った保管及び取り扱いにおいては安定
と考えられる。
加熱すると分解して刺激性のガスと煙を発する。
加熱。
データなし。
燃焼すれば二酸化炭素が発生する。不完全燃焼し
た場合、一酸化炭素が発生する可能性がある。
5
フナコシ株式会社
OTH0054V02 NP-40
11.有害性情報
急性毒性
2011/7/21作成
類推値
実測値
経口
経皮
吸入
皮膚腐食性/刺激性
眼に対する重篤な損傷/
眼刺激性
呼吸器感作性又は皮膚感
作性
生殖細胞変異原性
発がん性
生殖毒性
特定標的臓器毒性(単回
暴露)
特定標的臓器毒性(反復
暴露)
エチレンオキシドの付加モル数により、毒性値が著
しく異なる(1,300 mg/kg(エチレンオキシドの付加モ
ル数10の場合)、> 15,900 mg/kg(エチレンオキシド
の付加モル数20の場合) (CERI・NITE有害性評価
書 No.96 (2004))ため、分類できないとした。
エチレンオキシドの付加モル数により、毒性値が著
しくことなる(1,800 mg/kg(エチレンオキシドの付加
モル数7の場合)、> 10,000 mg/kg(エチレンオキシド
の付加モル数40の場合) (CERI・NITE有害性評価
書 No.96 (2004))ため、分類できないとした。
GHSの定義による液体であるため、ガスでの吸入
は想定されず、分類対象外とした。蒸気、粉塵、ミス
トでの吸入毒性についてはデータなし。
CERI・NITE有害性評価書 No.96 (2004)のウサギを
用いた皮膚刺激性試験の記述に、エチレンオキシ
ドの付加モル数2~9の場合の原液が、「中等度か
ら強度の刺激性を示した」とあることから、適用時
間は不明であるが、区分2とした。
CERI・NITE有害性評価書 No.96 (2004)の記述に、
ウサギを用いた眼刺激性試験 のエチレンオキシド
の付加モル数2~15の場合の原液が「中等度から
強度の刺激性を示した」とあることから、「強い刺激
性を有する」と考え、区分2Aとした
呼吸器感作性:データなし 皮膚感作性: CERI・
NITE有害性評価書 No.96 (2004)のモルモットを用
いたエチレンオキシドの付加モル数6の場合の感作
性試験の記述に「感作性を示さなかった」とある
が、この報告1例だけであるので、、データ不足の
ため、分類できないとした。
CERI・NITE有害性評価書 No.96 (2004)、NITE初期
リスク評価書 No.96 (2005)の記述から、経世代変
異原性試験(優性致死試験)で陰性、生殖細胞in
vivo変異原性試験なし、体細胞in vivo変異原性試
験(小核試験)で陰性、であることから「区分外」とし
た。
CERI・NITE有害性評価書 No.96 (2004)、NITE初期
リスク評価書 No.96 (2005)に毒性試験データの
記載があるが既存分類がないため、専門家の判断
に従い、分類できないとした。
CERI・NITE有害性評価書 No.96 (2004)、NITE初期
リスク評価書 No.96 (2005)の記述から、親動物の
一般毒性に関する記述はないが、妊娠率や胚数の
減少がみられていることから、区分2とした。
データ不足のため、分類できない。
初期リスク評価書 No.96 (2005)によれば、「雌の肝
臓の相対重量増加、病理組織学的検査で、雌雄の
肝細胞の脂肪変化」が、ラット90日間経口投与試
験において、250 mg/kg/日以上で認められてい
る。しかし、250 mg/kg/日は「区分2」のガイダンス
値範囲外である。よって、肝臓は反復暴露の特定
標的臓器には含まれない。
6
フナコシ株式会社
OTH0054V02 NP-40
吸引性呼吸器有害性
有害性その他
12.環境影響情報
生態毒性
残留性
分解性
生態蓄積性
土壌中の移動性
環境影響その他
2011/7/21作成
また、Smyth and Calandra(1969)の文献によれば、
心筋の巣状壊死はイヌだけでなくモルモットにも認
められている。イヌを用いるNPE20経口投与試験に
おいては、心筋の巣状壊死が、0.20 g/kg/日群(34
日間投与)、0.04 g/kg/日群(90日間投与)で認めら
れており、これらの投与量はいずれも、投与期間に
変換後の「区分2」のガイダンス値範囲内である。
パブリックコメントではEO付加モルに分けてGHS分
類を考えるべきと指摘されているが、EO付加モル
を限定していない本物質“ポリ(オキシエチレン)=ノ
ニルフェニルエーテル”としては、有害性の最も高
い分類を採用せざるをえない。よって、イヌを用い
るNPE20経口投与試験において、心筋の巣状壊死
が「区分2」に相当するガイダンス値の範囲で認め
られたことから、GHS分類は「区分2(心血管系)」と
するのが妥当と考える。
データなし
環境に対する有害性 水生環境有害性(急 NPE1.5:甲殻類(ミシッドシュリンプ)の48時間
性)
LC50=0.11mg/L(CERI・NITE有害性評価書、2005)
から、区分1とした。 NPE9-10:魚類(ブラウンマ
ス)の96時間LC50=1.0mg/L(CERI・NITE有害性評
価書、2005)から、区分1とした。 NPE30:魚類(ブ
ルーギル)の96時間LC50>1000mg/L(CERI・NITE
有害性評価書、2005)から、区分外とした。 【注
記】ポリ(オキシエチレン)=ノニルフェニルエーテル
はエチレンオキシド鎖長が短くなるほど毒性が強ま
ることから、いくつかのエチレンオキシド鎖長につい
て分類を例示した。なお、ポリ(オキシエチレン)ノニ
ルフェニルエーテルをNPEn(n:エチレンオキシドの
付加モル数)と略号を用いて記載した。
水生環境有害性(慢 NPE1.5、NPE9-10:エチレンオキシドの付加モル数
性)
や試験条件によって分解性や生物蓄積性が異な
り、各鎖長についてのデータが得られないことか
ら、分類できない。 NPE30:難水溶性でなく(エチレ
ンオキシドの付加モル数の増加により水溶解性は
増加し、付加モル数が7以上で水に可溶(CERI・
NITE有害性評価書、2005))、急性毒性が低いこと
から、区分外とした。 【注記】ポリ(オキシエチレン)
=ノニルフェニルエーテルはエチレンオキシド鎖長が
短くなるほど毒性が強まることから、いくつかのエチ
レンオキシド鎖長について分類を例示した。なお、
ポリ(オキシエチレン)ノニルフェニルエーテルを
NPEn(n:エチレンオキシドの付加モル数)と略号を
用いて記載した。
オゾン層有害性
データがなく分類できない。
魚毒性/その他
7
フナコシ株式会社
OTH0054V02 NP-40
2011/7/21作成
13.廃棄上の注意
残余廃棄物
本品を廃棄する際には、国、都道府県並びにその
地方の法規、条例に従うこと。廃棄処理中に皮膚
に触れたり、ガスや粉塵、蒸気やミストを吸入しな
いよう十分注意すること。
情報なし。
汚染容器及び包装
14.輸送上の注意
国際規制
国内規制
追加の規制
特別安全対策
緊急時応急措置指針番号
15.適用法令
化学物質排出把握管理促
進法(PRTR法)
16.その他の情報
参考文献
その他
国連分類
国連番号
品名(国際輸送品
名)
容器等級
海洋汚染物質
該当しない
該当しない
該当しない。
該当しない。
第1種指定化学物質(法第2条第2項、施行令第1
条別表第1)
ポリ(オキシエチレン)=ノニルフェニルエーテル
政令番号:410
経済産業省 事業者向けGHSガイダンス
GHS対応ガイドライン(改定2版)
日本ケミカルデータベース ezCRIC
安全衛生情報センター GHS対応モデルMSDS
製品評価技術基盤機構 Chemical Risk Information Platform (CHRIP)
神奈川県環境科学センター 化学物質安全情報提供システム(kis-net)
CERI・NITE有害性評価書(2004)
◆危険・有害性の評価は必ずしも十分でないので、取扱いには十分注意
して下さい。
◆本データシートは情報を提供するもので、記載内容を保証するもので
はありません。
◆表記の試験研究用試薬以外に本データシートを適用しないで下さい。
◆輸送中、保管中、廃棄後も含めて、内容物や容器が、製品知識を有し
ない者の手に触れぬよう、厳重に注意して下さい。
8
フナコシ株式会社