Japanese Red Cross Hiroshima Blood Center ひろしま献血のあゆみ 平 成 22 年 度 実 績 はじめに 広島県における血液事業の推進につきましては、平素より献血者の皆様を始め、広島県、 献血推進協議会、献血推進団体、医療機関、関係各団体のご協力とご支援を賜り、厚く御礼 申し上げます。平成23年3月11日以降は東日本大震災と原発事故、それに引き続く社会的 な混乱は、国難ともいうべく、我々がこれまで経験したことのない大規模なものでした。 今回の災害に対して国内の多くの組織が災害救助、および復興事業に協力しておりますが 日本赤十字社の構成員のひとりとして、我々血液事業の職員も被災地に向かい、色々な活動 ひろしま献血のあゆみ Japanese Red Cross Hiroshima Blood Center Contents も く じ に参加してまいりました。献血に関しましても11日の発災後、多くの県民の皆様により一 ●広島県の献血45年のあゆみ・ ・・・・・・・・・・・ 1 層の献血にご協力を頂き、被災地域に必要な血液製剤を確保することができました。この場 ●献血功労者・功労団体の表彰・・・・・・・・・・・ 2 をお借りして改めて御礼申し上げます。 当県では平成22年度は延べ12万6816人の皆様に献血のご協力をいただきました。少子 ●献血推進ポスター優秀作品表彰・・・・・・・・・・ 3 高齢化社会の進行、地域社会の過疎化の進展などに伴い、献血人口が減少する一方で、血液 ●献血サポーター・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 を必要とする高齢者層は増加をしております。さらに現在、若年層(10代、20代)の献血 ●平成22年度 血液センターの活動・ ・・・・・・・・ 6 数の減少が年々深刻化しており、このまま推移すると平成39年には、全国で約100万人分 の血液が不足する可能性があります。このため、当血液センターでは若年者層への献血意識 ●平成22年度 献血者数・ ・・・・・・・・・・・・・ 7 の啓発により積極的に取り組む必要性を感じております。これまでの小学生を対象とした 『な ●平成22年度 市区町別献血実績・ ・・・・・・・・・ 9 るほど献血教室』の開催や中学生を対象とした「職場体験」の実施、献血推進ポスターの募 集のほか、今年4月より従来18歳から可能であった400mL献血が17歳男性より可能となっ たことなどを背景に、県教育委員会、学校などの協力のもと、献血や健康の大切さなどをテー マに県下の中学、高等学校へのセミナーを企画しております。 「医療」を大河に例えるならば、血液事業は各種の疾患の最も源流に近い部分を取り扱う ●各種検査項目・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11 ●輸血用血液製剤の供給状況・・・・・・・・・・・ 12 ●献血から輸血まで・・・・・・・・・・・・・13・14 部門に位置付けられるでしょう。これまで蓄積された献血時の検査データが果たす役割は大 ●献血と血液製剤の種類・・・・・・・・・・・13・14 きいものがあります。メタボリックシンドロームを含む各種の疾病の早期発見や予防にこれ ●血液型について・・・・・・・・・・・・・・・・ 15 までにも献血を機に発見されたC型ウイルス肝炎のキャリア対策などの実績があります。献 血を通じて県民の皆様の健康管理、健康増進に役立つような事業を進める計画です。 血液事業は今、大きく変わろうとしております。中国四国地方においては平成24年4月か ら採血、供給部門はこれまでと同じく、各県ごとに運営されますが、検査業務は広島、製剤 業務は広島と香川に順次集約され、より広域的かつ効率的な血液事業の運営が開始されます。 そのための新しい拠点となる日本赤十字社中四国ブロック血液センター(仮称)との合同庁 舎の建設工事が2月から始まり、来年、春の竣工を目指して、現在の血液センターの隣接地 に進行中です。この建物には情報プラザ、リバーサイドテラス、ボランティアルームなどが 設置され、新しい視点で献血知識、赤十字活動などを県民の皆様との交流を通じて、ご理解 頂くためのものです。完成の折りには、是非、一度ご来場ください。 今後も新しい血液事業の体制を模索しつつ、職員一同、より安全な血液製剤の安定供給に 向け、 引き続き努力してまいる所存でございます。皆様におかれましては、より一層のご支援、 ご協力を賜りますようお願い申し上げます。ここに平成22年度の実績をまとめましたので、 ご高覧下されば幸いです。 平成23年7月 広島県赤十字血液センター 所 長 沖 田 肇 ●検査成績のお知らせ・・・・・・・・・・・・・・ 16 ●血小板成分献血・400mL献血のすすめ・・・・17・18 ●献血の基準と間隔・・・・・・・・・・・・・・・ 19 ●行こうよ、献血!!・・・・・・・・・・・・・・ 20 広島県の献血45年のあゆみ 広島県の献血45年のあゆみ 昭和40年 2月 広島県赤十字血液センター開所 4月 移動献血車第一号配車 昭和47年 4月 HBs抗原検査開始 昭和55年 4月 HBs抗原陽性者通知開始 昭和56年 2月 広島県赤十字血液センター新築完成 昭和61年 4月 400mL献血導入 献血功労者 献血功労者・ ・功労団体の表彰 功労団体の表彰 第39回 広島県献血推進大会 平成22年7月22日 鯉城会館 厚生労働大臣表彰状 (推進事業 団体の部) ・三菱電機株式会社福山製作所 (普及事業 団体の部) ・庄原市公衆衛生推進協議会 10月 HIV・HTLV-Ⅰ抗体検査開始 11月 血液型検査の自動化開始 昭和62年 1月 成分献血導入 平成 元年 11月 HCV抗体検査開始 平成 2年 11月 広島市中区紙屋町に献血ルーム「もみじ」開設 平成 3年 8月 HCV抗体陽性者通知開始(HCVキャリアクリニック開始) 平成 4年 1月 広島県骨髄データーセンター設置 7月 皇太子殿下ご視察(献血運動推進全国大会にご臨席) 平成 5年 2月 福山市に献血ルーム「ばら」開設 平成 6年 3月 HIV-Ⅱ抗体検査開始 6月 第一次血液事業統一システム導入 平成 7年 4月 生化学検査項目の一部変更(ALP,BUNが s-AST,γ-GTPに変更) 7月 献血申込書の全国統一 ウイルス感染症検査の自動化開始 平成 8年 9月 検体保管開始 平成10年 6月 放射線照射血液の供給開始 平成11年 4月 福山市南蔵王町に福山供給出張所開設 10月 核酸増幅検査(NAT)開始 HTLV-Ⅰ抗体陽性者通知開始 平成12年 4月 広島市中区本通に献血ルーム「もみじ」移転 平成13年 7月 ホームページ開設 平成15年 10月 日本さい帯血バンクネットワーク加入 7月 「安全な血液製剤の安定供給の確保等に関する法律」の施行 10月 福山市の献血ルーム「ばら」全面改装 平成16年 5月 第二次血液事業統一システム運用開始(移動献血先でも献血履歴の確認が可能) 平成17年 4月 広島県東部地域の献血受入の充実化のため、移動献血車1台を福山市に常駐 平成18年 3月 問診の確実な回答を目的に、本所・献血ルームでタッチパネル式の端末を整備 10月 広島県赤十字血液センター(本所)内での献血受入を休止 平成19年 (推進事業 団体の部) ・佐川急便株式会社広島店 ・広島県信用組合 ・向島ドック株式会社 ・アヲハタグループ献血会 ・山陽女子短期大学臨床検査学科 ・株式会社研創 (普及事業 団体の部) ・府中町婦人会 ・株式会社ユアーズ東海田店 ・廿日市ライオンズクラブ 広島県知事感謝状 (推進事業 団体の部) ・医療法人社団 朋和会 ・広島県警察学校 ・株式会社サンキ ・広島中央サイエンスパーク ・中外テクノス株式会社 研究交流推進協議会 ・西日本高速道路株式会社中国支社 ・中国電力株式会社東広島営業所 ・独立行政法人農研機構 ・株式会社ニチマン 近畿中国四国農業研究センター・郵便事業株式会社 府中支店 ・株式会社エディオンWEST廿日市本部 ・市立三次中央病院 (普及事業 団体の部) ・サンリブ五日市 日本赤十字社金色有功章 (金色有功章 推進事業 団体の部) ・学校法人広島山陽学園 山陽高等学校 ・社会医療法人里仁会 興生総合病院献血会 ・広島市中央市場連合会 ・株式会社北川鉄工所献血会 ・バブコック日立株式会社呉事業所 (金色有功章 普及事業 団体の部) ・福山新市ライオンズクラブ ・東広島市献血推進協議会 1月 献血血液全てに保存前白血球除去開始 1月 初流血除去開始 4月 島根県・山口県・愛媛県3県の赤十字血液センターの検査業務を広島県に集約 平成20年 3月 島根県赤十字血液センターの製剤業務を広島県に集約 平成21年 3月 糖尿病関連検査(グリコアルブミン検査)開始 6月 「献血検診車」導入 平成22年 12月 200mL全血献血者の方にも、血球計数検査結果の通知を開始。 平成23年 厚生労働大臣感謝状 2月 日本赤十字社中四国ブロック血液センター (仮称) ・広島県赤十字血液センター合同社屋起工式 1 Japanese Red Cross Hiroshima Blood Center 日本赤十字社銀色有功章 (銀色有功章 推進事業 団体の部) ・五洋建設株式会社中国支店 ・ダイクレ献血会 ・成和産業株式会社 ・デルタ工業株式会社 ・豊国工業株式会社 ・中国電力株式会社尾道電力所 ・広島県立広島高等技術専門校 ・銀河学院中・高等学校 (銀色有功章 普及事業 団体の部) ・イオンリテール株式会社ジャスコ広店 ・北広島千代田ライオンズクラブ 日本赤十字社広島県支部長感謝状 (推進事業 団体の部) ・日本生命保険相互会社 ・株式会社モンテカルロ ・株式会社日本化薬福山 ・株式会社中国バス ・日本銀行広島支店 ・日産プリンス広島販売株式会社 ・福山市民病院 ・広島市西部トラックターミナル連絡協議会 ・如水館高等学校 ・広島文化学園大学社会情報学部自治会献血会 ・広島中央保健生活協同組合総合病院福島生協病院 ・株式会社アンデルセンサービス ・福山地方卸売市場運営委員会 ・協同組合尾道鉄工センター ・三菱ふそうトラック・バス株式会社中国ふそう広島西支店 ・いすゞ自動車中国株式会社広島支社・広島東支店 (普及事業 団体の部) ・広島県飲食業生活衛生同業組合広島市支部 ・広島県理容生活衛生同業組合尾道支部 ・株式会社アキタ (推進事業 個人の部) ・正 田 健 ・岡 山 ユリコ ・柗 井 一 政 ・佐 藤 俊 博 ・木 戸 壽 ・久 保 寛 悟 ・森 原 拓 実 ・武 田 恒 一 ・新 谷 芳 洋 ・西 廣 勉 ・桒 田 勇 ・橘 髙 勇 一 ・平 山 義 信 ・立 神 誠 三 ・兼 本 寛 子 ・盛 本 卓 也 ・小 橋 通 雄 ・毛 利 美 昭 ・信 長 眞 神崎学区献血推進協力会 吉島学区献血推進協力会 温品学区献血推進協力会 福木学区献血推進協力会 庚午学区献血推進協力会 安学区献血推進協力会 緑井学区献血推進協力会 三田学区献血推進協力会 船越学区献血推進協力会 河内学区献血推進協力会 福山市献血推進協議会 福山市献血推進協議会 福山市献血推進協議会 福山市献血推進協議会 府中町女性会 河内町献血推進協議会 尾道市献血推進協議会 尾道市献血推進協議会 尾道市献血推進協議会 Japanese Red Cross Hiroshima Blood Center 2 献血推進ポスター優秀作品表彰 献血推進ポスター優秀作品表彰 広島市立基町高等学校 第3学年向川華世 福山市立神辺東中学校 第2学年帯賀見菜子 第2学年藤田早紀 第3学年今川菜々子 ― ご応募いただいた学校 ― 東広島市立向陽中学校 第2学年 日谷 梨華 府中町立府中緑ヶ丘中学校 第2学年 中島 美保 3 Japanese Red Cross Hiroshima Blood Center 尾道市立向東中学校 第3学年伊藤海紀 第1学年 藤木 理緒 第2学年藤井美沙紀 福山市立福山中学校 福山市立福山中学校 第3学年 若林 千里 第3学年小野葵 福山市立神辺東中学校 広島県立宮島工業高等学校 広島県立神辺旭高等学校 福山市立神辺東中学校 福山市立福山高等学校 第3学年 山田 彰代 広島市立城山北中学校 第3学年八澤季実 広島県立宮島工業高等学校 第3学年 竹本 美緒 優秀賞 留未 最優秀賞 第1学年 朝倉 彩 第3学年 黒 佳作 銀河学院高等 学 校 *学年は、平成22年度の学年です。 広島桜が丘高 等 学 校 県内から、346点の応募があり、次の16点が優秀作品に選ばれました。 広島市立井口中学校 福山市立新市中央中学校 東広島市立西条中学校 進徳女子高等学校 広島市立宇品中学校 福山市立福山中学校 東広島市立高美が丘中学校 広島県立観音高等学校 広島市立五月が丘中学校 広島大学附属三原中学校 東広島市立八本松中学校 広島県立祇園北高等学校 広島市立三和中学校 三原市立第五中学校 廿日市市立佐伯中学校 広島桜が丘高等学校 広島市立城山北中学校 尾道市立瀬戸田中学校 廿日市市立四季が丘中学校 広島市立基町高等学校 広島市立瀬野川東中学校 尾道市立向東中学校 江田島市立能美中学校 呉青山高等学校 広島市立仁保中学校 府中市立上下中学校 江田島市立三高中学校 広島県立広高等学校 広島市立美鈴が丘中学校 府中市立府中明郷中学校 府中町立府中緑ヶ丘中学校 広島県立神辺旭高等学校 呉青山中学校 三次市立十日市中学校 海田町立海田西中学校 福山市立福山高等学校 呉市立白岳中学校 東広島市立河内中学校 坂町立坂中学校 広島県立三次高等学校 銀河学院高等学校 東広島市立黒瀬中学校 世羅町立世羅中学校 広島県立賀茂高等学校 福山市立神辺東中学校 東広島市立向陽中学校 広島県立宮島工業高等学校 Japanese Red Cross Hiroshima Blood Center 4 献血サポーター 献血サポーター 平成22年度 血液センターの活動 平成22年度 血液センターの活動 日本赤十字社では、「献血」をサポートしていただける企業や団体を募集しています。 ● 研修・見学 ● ーター一覧 広島県の献血サポ アサヒタクシー株式会社 イオンモール広島祇園 イオンモール広島府中ソレイユ 株式会社エディオンWEST廿日市本部 株式会社エル・コ 株式会社コムズ 株式会社サンフレッチェ広島 株式会社サンリブ サンリブ五日市 株式会社福山臨床検査センター 株式会社藤三 阿賀ショッピングセンター 株式会社藤三 宇和木店 株式会社藤三 音戸店 株式会社藤三 広店 株式会社藤三 焼山ショッピングセンター 株式会社フジ パルディフジ熊野店 株式会社フジ パルディフジ庚午店 株式会社フジ パルディフジ三入店 株式会社フジ フジグラン安芸 株式会社フジ フジグラン高陽店 株式会社フジ フジグランナタリー 株式会社フジ フジグラン広島店 株式会社フジ フジグラン緑井 協同組合サングリーン 協同組合三次ショッピングセンター きんでん労働組合中国支部 呉市職員信用組合 コベルコ建機株式会社 コムズ安佐パーク 山陽学園 広島医学技術専門学校 マックスバリュ西日本㈱ ザ・ビッグ焼山店 社会医療法人里仁会興生総合病院 ショッピングセンターサンクス 信用組合広島商銀 中外テクノス株式会社 中国電機製造株式会社 錦建設株式会社 日新製鋼株式会社呉製鉄所 日本貨物鉄道株式会社広島車両所 日本通運株式会社広島支店光町流通センター事業所 日本年金機構中国ブロック本部 東広島リビング新聞社(リビングひがしひろしま) 広島県生命保険協会 広島市信用組合 広島県信用組合協会 パノラマ・ホテルズ・ワン労働組合広島支部 備後信用組合 福山ミ・アミーゴ マツダ株式会社 マックスバリュ西日本㈱ ザ・ビッグ宮内店 三菱レイヨン株式会社大竹事業所 リョービ株式会社 両備信用組合 なるほど献血教室(小学生) 青少年赤十字国際交流事業 (インドネシア・韓国) 施設見学・職場体験 (中・高校生) ● 献血活動 ● まひろちゃん献血 学生ボランティア(大学生・高校生) (50音順)平成23年4月現在 ● LOVE in Action プロジェクト ● 献血サポーターとは Love in Action 献血サポーターとは 医療に必要な血液を献血によって安定的に確保するために、献血に積極的に協力していただける企業・団体のことを 「献血サポーター」と言います。 ロゴマークの配布 「献血サポーター」となった企業・団体には、 「献血サポーター」ロゴマークを 2010年9月11日~12日 広島グリーンアリーナ・広島アステールプラザ 日常の企業活動等において活用していただくことができます。 献血サポーターへの参加 国民の医療を支える献血のさらなる推進を図っていただき、また、社会貢献活動である献血活動を国民に広くPRする機会 ● 起工式 ● 「献血サポーター」 参加企業・団体募集中! 詳しくはウェブをご覧ください! 携帯電話・パソコンから 企業・団体が行う献血活動を広く一般社会に認知していただくよう、 「献血サポーター」に参加いただいた企業・団体には 「献血サポーター」ロゴマークを通常の企業活動に活用していただけます。 5 Japanese Red Cross Hiroshima Blood Center ●東日本大震災における 救護支援活動● として「献血サポーター」にご参加ください。 私たちは献血をサポートしています。 2011年3月10日 LOVE in Action賛同アーティストMetisが, 「広島赤十字・原爆病院」 ・ 「献血ルームもみじ」を訪問 2011年2月25日 日本赤十字社中四国ブロック血液センター(仮称)・ 広島県赤十字血液センター合同社屋起工式 Japanese Red Cross Hiroshima Blood Center 6 平成22年度 献血者数 平成22年度 献血者数 ● 平成22年度 施設別献血者割合 (人)※対人口(千) 広 島 200mL献血 400mL献血 成分献血 合 計 献血率 平成22年度 4,183人 78,970人 43,663人 126,816人 5.5% 平成21年度 4,008人 77,562人 49,247人 130,817人 5.5% 平成20年度 5,718人 73,868人 44,568人 124,154人 5.3% 全 国 200mL献血 400mL献血 成分献血 合 計 平成22年度 462,937人 3,304,819人 1,561,920人 5,329,676人 平成21年度 460,854人 3,183,754人 1,658,823人 5,303,431人 平成20年度 480,869人 3,064,145人 1,592,598人 5,137,612人 0% 20% 40% 60% 80% もみじ 37% 移動採血車 54% ばら 9% 100% 平成22年度 広島県 200mL 400mL 全 国 献血者数合計 126,816人 成分献血 平成22年度 献血者実績(月別) (人) 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 11,086 10,745 10,325 10,563 10,934 10,090 10,412 10,402 10,419 10,649 10,099 11,092 4月 5月 6月 7月 12,000 11,000 10,000 ● 平成22年度 広島県年代別献血者割合 19% 10代 20代 30代 40代 27% 27% 50代 今後、少子高齢化が進むにつれて、現在の 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 30,221人 献血者比率がこのまま推移していくと、医療 に重大な支障を来たす恐れがあります。本格 的な少子高齢化社会を迎えるにあたって、よ り幅広い年齢層による献血の協力体制を必要 としています。 10.4% 血色素不足 9.9% 43.7% 60代 21.2% 1.6% 7 Japanese Red Cross Hiroshima Blood Center 8月 ● 平成22年度 献血ができなかった割合 6% 4% 17% 9,000 4.4% 8.8% 血圧 服薬 問診該当① 問診該当② 事前検査 その他 Japanese Red Cross Hiroshima Blood Center 8 平成22年度 市区町別献血実績 平成22年度 市区町別献血実績 ※以下は、移動献血車のみで、献血ルームもみじ・ばらの数は含みません。 保 健 所 総 広 島 市 呉 広島支所 西 部 呉 西部東 東 部 福 参 加 者 市 区 総 計 町 男 福山支所 北 部 計 合 計 中 区 東 区 南 区 西 区 安 佐 南 区 安 佐 北 区 安 芸 区 佐 伯 区 市 合 計 大 竹 市 廿 日 市 市 安芸高田市 府 中 町 海 田 町 熊 野 町 坂 町 安芸太田町 北 広 島 町 江 田 島 市 合 計 竹 原 市 東 広 島 市 大崎上島町 山 市 合 計 三 原 市 尾 道 市 世 羅 町 府 中 市 神石高原町 合 計 三 次 市 庄 原 市 9 Japanese Red Cross Hiroshima Blood Center 献 血 者 56,517 24,598 6,775 818 4,278 3,481 3,597 2,169 1,485 1,995 6,559 9,881 1,164 2,049 561 3,440 805 118 309 115 606 714 4,367 535 3,664 168 4,467 4,907 1,666 2,273 90 818 60 1,738 978 760 女 30,708 12,958 2,545 784 1,727 1,870 2,494 1,761 552 1,225 2,923 4,994 476 1,557 236 1,433 374 120 158 63 290 287 2,330 335 1,924 71 2,699 3,462 1,465 1,524 68 376 29 1,342 803 539 総 計 計 87,225 37,556 9,320 1,602 6,005 5,351 6,091 3,930 2,037 3,220 9,482 14,875 1,640 3,606 797 4,873 1,179 238 467 178 896 1,001 6,697 870 5,588 239 7,166 8,369 3,131 3,797 158 1,194 89 3,080 1,781 1,299 男 49,651 21,462 5,971 697 3,767 2,951 3,147 1,891 1,294 1,744 5,852 8,785 1,011 1,833 487 3,063 722 96 282 99 544 648 3,873 490 3,233 150 3,861 4,289 1,458 1,968 79 728 56 1,529 861 668 女 18,654 7,752 1,481 440 1,063 1,056 1,499 1,108 341 764 1,910 2,946 304 906 162 763 212 78 103 41 204 173 1,409 193 1,163 53 1,643 2,129 871 953 53 234 18 865 502 363 平成21年度 20 0mL献血 計 68,305 29,214 7,452 1,137 4,830 4,007 4,646 2,999 1,635 2,508 7,762 11,731 1,315 2,739 649 3,826 934 174 385 140 748 821 5,282 683 4,396 203 5,504 6,418 2,329 2,921 132 962 74 2,394 1,363 1,031 男 541 273 57 31 5 131 24 0 1 24 27 46 4 1 0 7 34 0 0 0 0 0 38 0 24 14 50 92 45 37 1 8 1 15 4 11 女 2,884 1,268 304 135 129 304 287 65 12 32 332 152 43 65 0 4 40 0 0 0 0 0 123 14 104 5 200 607 250 284 6 65 2 202 101 101 400mL献血 計 3,425 1,541 361 166 134 435 311 65 13 56 359 198 47 66 0 11 74 0 0 0 0 0 161 14 128 19 250 699 295 321 7 73 3 217 105 112 男 49,110 21,189 5,914 666 3,762 2,820 3,123 1,891 1,293 1,720 5,825 8,739 1,007 1,832 487 3,056 688 96 282 99 544 648 3,835 490 3,209 136 3,811 4,197 1,413 1,931 78 720 55 1,514 857 657 女 15,770 6,484 1,177 305 934 752 1,212 1,043 329 732 1,578 2,794 261 841 162 759 172 78 103 41 204 173 1,286 179 1,059 48 1,443 1,522 621 669 47 169 16 663 401 262 稼動数 計 64,880 27,673 7,091 971 4,696 3,572 4,335 2,934 1,622 2,452 7,403 11,533 1,268 2,673 649 3,815 860 174 385 140 748 821 5,121 669 4,268 184 5,254 5,719 2,034 2,600 125 889 71 2,177 1,258 919 1,218.0 497.0 130.3 23.0 89.9 63.8 75.5 44.5 22.8 47.5 127.5 207.0 21.0 49.7 16.0 54.5 16.8 4.5 8.2 4.5 15.0 17.0 86.0 12.0 69.0 5.0 116.0 134.0 46.5 60.5 4.0 20.5 2.0 51.0 28.0 23.0 献血者 68,142 28,139 7,265 946 4,744 3,366 4,338 3,106 1,915 2,459 7,657 11,616 1,270 2,427 649 3,685 1,169 224 539 191 736 726 5,574 588 4,773 213 6,306 6,757 2,299 3,204 163 1,022 69 2,093 1,257 836 稼動数 1,243.0 504.0 127.9 21.4 96.1 62.0 70.5 50.7 26.9 48.2 128.0 207.0 21.0 46.5 15.5 51.5 19.8 6.0 11.5 4.5 15.0 16.0 98.0 10.0 83.0 5.0 127.0 131.0 42.0 61.5 5.0 20.9 2.0 48.0 28.0 20.0 市 区 町 総 計 合 計 中 区 東 区 南 区 西 区 安 佐 南 区 安 佐 北 区 安 芸 区 佐 伯 区 呉 市 合 計 大 竹 市 廿 日 市 市 安芸高田市 府 中 町 海 田 町 熊 野 町 坂 町 安芸太田町 北 広 島 町 江 田 島 市 合 計 竹 原 市 東 広 島 市 大崎上島町 福 山 市 合 計 三 原 市 尾 道 市 世 羅 町 府 中 市 神石高原町 合 計 三 次 市 庄 原 市 Japanese Red Cross Hiroshima Blood Center 10 各種検査項目 各種検査項目 輸血用血液製剤の供給状況 輸血用血液製剤の供給状況 単位:換算本数※ 平成20年度 血 液 型 検 査 ABO血液型検査、Rh血液型検査、不規則抗体検査、HLA検査(一部) 梅毒血清学的検査、B型肝炎ウイルス検査(HBs抗原、HBs抗体、HBc抗体) 抗原・抗体検査 HTLV-I抗体検査、ヒトパルボウイルスB19抗原検査 生 化 学 検 査 血球計数検査 ALT(GPT) 、γ-GTP、総蛋白、アルブミン、アルブミン対グロブリン比 コレステロール、グリコアルブミン 赤血球数、 ヘモグロビン量、 ヘマトクリット値、 平均赤血球容積、 核酸増幅検査 その他の検査 HLA(ヒト白血球抗原)検査、まれな血液型、サイトメガロウイルス抗体検査 HBc 抗体 262 HCV 抗体 54 2,309 不規則 抗体 283 HTLV-Ⅰ 抗体 70 赤血球製剤 140,372.0 146,315.0 148,037.0 血 漿 製 剤 65,591.5 71,905.0 69,138.5 血小板製剤 284,773.0 324,872.0 318,993.0 合 490,737.5 543,096.0 536,176.5 しょう 計 全血 赤血球 149 平成21年度 170 108 297 94 3,075 354 96 44 平成20年度 166 255 335 102 3,457 461 101 42 血漿 血小板 平成20年度 0 B19 抗原 42 平成22年度 100 200 300 400 500 3.0% 平成22年度 検査不合格率 2.5% 2.5% 2.0% 600 (千本) ● 年度別赤血球在庫の推移(広島県) 単位: (u) 4,000 単位:換算本数※ 3,500 (検査不合格率) 平成22年度 3,000 平成21年度 2,500 平成20年度 2,000 1,500 適正在庫(1450u) 1,000 注意報水準(70%) 500 1.5% 0 1.0% 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 ※単 位は、換算本数で示している。各製剤の単位数を本数に換算した本数。ただし、血漿製剤は、 0.5% 0.0% 8.0 平成21年度 HBs 抗原 93 ALT 4.0 平成22年度 (人) 梅毒 1.0 単位:換算本数※ 平均赤血球ヘモグロビン量、平均赤血球ヘモグロビン濃度、白血球数、血小板数 B型肝炎ウイルス検査、C型肝炎ウイルス検査、エイズウイルス検査 ● 検査不合格数 平成22年度 全 血 製 剤 けっ C型肝炎ウイルス検査(HCV抗体) 、エイズウイルス検査(HIV-1、2抗体) 平成21年度 200mL献血由来は1.5、400mL献血由来は3をそれぞれ乗じた本数。 梅毒 HBs抗原 HBc抗体 HCV抗体 平成20年度 11 Japanese Red Cross Hiroshima Blood Center ALT 不規則抗体 HTLV-Ⅰ抗体 B19抗原 平成21年度 平成22年度 Japanese Red Cross Hiroshima Blood Center 12 献血から輸血まで 献血していただいた血液は、広島県赤十字血液センターに集め られ、安全上の検査が行われた後、医療目的に応じた様々な血液製剤に形を変えて、患者さんの待つ医療機関へ供給され ます。これらの検査や調製は、一人ひとりの血液について、専用 の機器を用いて毎日行われています。 (献血会場) (血液センター) 採血前の検査 (医療機関) 血液製剤の製造(全血献血) 医師の問診・検診 (血圧・血色素量) など 基準に適合した 方だけ献血を 行います 献血カードの発行 献血終了後に、発行します。 次回献血のとき、ご持参ください。 献血カード表 「赤血球製剤」 フィルター処理をして 遠心分離機にかける。 別々のバッ グに分離する。 「白血球」を取り除く。 「白血球」による副作用 け っ しょう を予防するためです。 「血漿製剤」 -20℃以下で保存 採血後の検査 血液型(ABO型、Rh型)、B・C型肝炎ウ 安全性が確認され イルス、エイズウイルス、梅毒、肝機能 た血液のみ輸血に など 献血していただいた血液は、赤血球、血小板、血漿など の輸血用血液製剤として使われるほか、血漿中の特定のた んぱく質を抽出・精製した血漿分画製剤の原料として使用 されます。 血液は、血漿と血球からなり、さらに血球は、赤血球・ 輸血用血液 全血 献血 血液全ての成分を献 血液には、血液中の必要な成分(血小板や血漿)だけを の2種類があります。また、 「全血献血」には、 「200mL献血」 400mL 献血 200mL 献血 成分 献血 と「400mL献血」があります。 血液中の血小板や血 血漿 成分献血 漿だけを献血する方 法です。 ※ 分画用 原料血漿 赤血球 製剤 輸血用血液 血漿 製剤 輸血用血液 血小板 成分献血 ※日本赤十字社の製造能力を超える血漿分画製剤の 全血 血漿 製剤 輸血用血液 血する方法です。 白血球・血小板で構成されています。 いただく「成分献血」と、血液全てをいただく「全血献血」 使用されます。 輸血用血液 献血と血液製剤の種類 献血と血液製剤の種類 13 Japanese Red Cross Hiroshima Blood Center 患者さんへ 2~6℃で保存 放射線を照射 献血時のご本人確認が より早くスムーズにな ります。 献血カード裏 副作用防止のため 血小板 製剤 有効期間:採血後21日間 2∼6℃で保存 赤血球及び血漿成分を同時に必 要とする場合に使用されます。 有効期間:採血後21日間 2∼6℃で保存 慢性貧血・外科手術前後の 輸血などに使われます。 血漿分画製剤 免疫グロブ リン製剤 有効期間:採血後1年間 −20℃以下で保存 外傷や外科手術などに使わ れます。 有効期間:採血後4日間 20∼24℃で保存 血小板産生低下による血小板減 少症などの場合に使われます。 需要に応えるため、国の指示・指導により国内メーカーに血漿の一部を渡し、血漿分画製剤を製造しています。 血漿分画製剤 アルブミン 製剤 血漿分画製剤 血液凝固 因子製剤 感染病の予 防や治療に 使われます。 アルブミンの補充 (やけどの治療等) に使われます。 血友病の治療の際 に使われます。 Japanese Red Cross Hiroshima Blood Center 14 血液型について 血液型について 検査成績のお知らせ 検査成績のお知らせ 血液型というと赤血球の型が一般的ですが、白血球や血小板にも血液型があります。輸血する際には、これらの血 血液センターでは、献血にご協力をいただいた方の中で、通 液型をあわせる必要があります。 知を希望される方を対象に、7項目の生化学検査成績及び8項 ■ABO血液型 目の血球計数検査成績をお知らせしています。これらの通知は、 親展にて献血後およそ2週間で献血者に届くように郵送されま 最もよく知られた赤血球の血液型で、A型の人はA型物質を持ち、B型の人はB型物質を す。また献血受付時にB型肝炎検査、C型肝炎検査、梅毒検査、 持っています。AB型の人は両方の型物質を持ち、どちらも持っていないとO型になります。 HTLV-I抗体検査の結果通知を希望された方には、異常を認めた ABO血液型は赤血球以外にも多くの組織、細胞に存在します。 ■Rh血液型 Rh血液型は赤血球だけに存在し、D、C、c、E、eの5種類の抗原があります。このうち、D抗 原を持たない人をRhマイナス型といいます。まれにD抗原しか持たない人(-D-、バーディー バー型)や抗原をまったく持たない人(Rhナル型)がいます。1940年、人の赤血球にアカゲザ 場合、献血後1カ月以内に上記の通知とは別に親展にてご通知 します。(エイズウイルス検査の結果についてはお知らせしてい ません。) ● 生化学検査 検査項目 ALT(GPT) 説 明 肝臓に最も多く含まれる酵素です。肝細胞が破壊されると血液中に流れ出すので急性肝炎で最も強く上昇し、 慢性肝炎や脂肪肝(肥満)などでも上昇します。激しい運動の後に一過性の上昇がみられることがあります。 肝、胆道、膵、腎などに多く含まれる酵素です。上昇する疾患は閉塞性黄疸、肝炎、アルコール性肝障害などです。 ル(Rhesus)と共通の血液型抗原があることが発見され、この抗原の中に含まれる「D」という γ-GTP 抗原の有無によって区別する血液型をアカゲザルの頭文字をとって「Rh因子」と名づけました。 総蛋白 血清中には80種類以上の蛋白が含まれ、種々の機能を持ち、生命維持に大きな役割を果たします。その総量を TP 総蛋白として測定しています。 アルブミン 血清蛋白の50%以上を占めるアルブミンは、病気などで栄養が悪くなると減少するため、健康診断のスクリー ■ まれな血液型 まれな血液型とは、100人に1人以下でしか見つからない血液型のことをいい、千人に1 病気がなくても長期飲酒者では上昇することが多く、1カ月位禁酒するとある程度正常化します。 ALB ニングとして大きな意味があります。 アルブミン対グロブリン比 血清蛋白はアルブミン(A)とグロブリン(G)に分けられ、その比率は健康な人では一定の範囲にありますが、 A/G 病気によってはその比率が変化(主として減少)していきます。 血清脂質の一つで、一般に脂肪の多い食事を続けていると上昇します。また肝臓などで作られ、肝、胆道、腎、 人、あるいは何万人に1人という型もあります。輸血を必要としている人がまれな血液型で、 コレステロール しかもその抗体をもっているときは、同型のまれな血液型が必要となりますので、あらかじ CHOL め血液センターで冷凍保存している同型の血液を使用するなど、同型の血液をもつ方に献血 グリコアルブミン とされています。 糖尿病の検査の一つです。過去約2週間の血糖値が低い状態が続いていると低下し、高い状態が続いていると GA 上昇します。糖尿病では標準値より上昇します。標準値範囲内でも15.6%以上の場合は注意が必要です。 をお願いするなどして対応しています。しかし一度に必要量を集めることは大変困難なため、 まれな血液型の献血者には輸血に備えるために登録者になっていただくようお願いしていま す。 ■HLA型 甲状腺の病気でその値が上下することがあります。血清コレステロールが多くなると動脈硬化を起こしやすい ● 血球計数検査 検査項目 赤血球数(RBC) 説 明 赤血球は血液の主な細胞成分で、酸素を肺から各組織へ運ぶ働きを持っています。 ヘモグロビン量(Hb) 血液の赤い色は赤血球に含まれるヘモグロビン(血色素)によるもので、赤血球の働きの中心となっています。 HLAは ヒ ト 白 血 球 抗 原(Human Leukocyte Antigen)の 略 で、A、B、C、DR、DQ、 ヘマトクリット値(Ht) ヘマトクリット値は、一定の血液量に対する赤血球の割合(容積)をパーセントで表したものです。 DPに大きく分けられ、それぞれの中に多くの型があります。HLAは白血球だけでなく、赤 平均赤血球容積(MCV) 血球を除く、多くの組織、細胞に存在し、健康な細胞と病気の細胞、あるいは自分の細胞と 平均赤血球ヘモグロビン量 他人の細胞を区別する重要な働きがあります。このため、骨髄移植においては他人の細胞で あると区別されないように、HLA型、特にA、B、C、DRの型を厳密にあわせる必要があり ます。また、血小板を輸血した場合、HLA抗体によって輸血した血小板が壊されてしまうこ とがあり、このような場合はHLA型を調べて輸血することが必要です。 15 Japanese Red Cross Hiroshima Blood Center (MCH) 赤血球1個の平均的容積、すなわち赤血球の大きさの指標となるもので、赤血球数とヘマトクリット値から算 出したものです。 赤血球1個に含まれるヘモグロビン量を平均的に表したもので、赤血球数とヘモグロビン量から算出したもの です。 平均赤血球ヘモグロビン濃度 赤血球の一定容積に対するヘモグロビン量の比をパーセントで表したもので、ヘモグロビン量とヘマトクリッ (MCHC) 白血球数(WBC) 血小板数(PLT) ト値から算出したものです。 白血球は細菌などを貪食し、免疫情報を伝達し、さらに免疫能を発現して生体防御にかかわっています。細菌 感染症があると一般に白血球数は増加しますが、ウイルス感染症の場合はかえって減少することもあります。 血小板は出血を止めるための重要な働きを持ち、この値が極端に減少すると出血を起こしやすくなります。 Japanese Red Cross Hiroshima Blood Center 16 『血小板成分献血』 ・ 『400mL献血』 のすすめ 『血小板成分献血』 ・ 『400mL献血』 のすすめ ■血小板とは? ● 800mLの輸血に必要な献血者数 血小板は血管が損傷したとき、血栓をつくって傷口をふさぎ、出血を止める働きをします。 400mL献血は患者さんの副作用発生の可能性が低く、安全性が向上します。 400mL献血へのご協力をお願いします。 ■血小板がどうして必要? 平成22年度、県内の医療機関に供給される血小板のうち約12.8%を他県からの協力に頼って います。 (約4,100人分の血小板製剤を他県からいただきました。) 血小板製剤の有効期間は採血日を含め4日間と非常に短く、日々安定的に患者さんにお届けす るためには、平日の血小板成分献血が必要になります。 ■血小板成分献血ってどんな献血? け っ しょう コンピュータ制御された成分採血装置を使って、血液中の血漿や血小板成分をいただきます。 軽い 患者さんへの負担 広島県は、人口比でみると全国で最も多くの血小板を必要としています。 400mL 献血の場合 2 人 200mL 献血の場合 4人 以下に該当する方は献血をご遠慮ください 献血していただいた血液は、輸血や分画製剤として患者さんの治療に用いられます。 患者さんが安心して輸血を受けられるように安全な献血をお願いします。 ※下記に該当されない方でも、検診医の判断で献血をご遠慮していただくことがあります。 ① 渡航歴について (a) 海外から帰国(入国)して4週間以内の方 (b) 昭和55年(1980年)以降、ヨーロッパ・サウジアラビアに一定期間滞在された方 (国名・期間等は受付におたずねください) 採血された血液は 装置の中に入ります。 血液は遠心分離され成分 ごとに分かれます。 血小板は血液バッグに集 められます。 赤血球は体内に戻されま す。 ② この3日間に出血を伴う歯科治療(抜歯・歯石除去等)を受けられた方 ※医薬品を服用されている方は、必ず検診医にお申し出ください。 ③ 輸血や臓器の移植を受けたことがある方 ■400mLが必要なのは、どうして? 人間一人ひとりの血液は、たとえ血液型が同じでも微妙に違います。そのため、複数の献血 者からの血液をあわせて輸血するよりも、なるべく少人数の献血者からの血液を輸血したほう が副作用(発熱や発疹など)の発生リスクを抑えられます。 平成22年度、医療機関に供給された赤血球製剤のうち400mL献血からの血液は97.1%で、需 要は増加しています。 ④ ヒト由来プラセンタ注射薬を使用したことがある方 ⑤ エイズ検査が目的の方 ⑥ この6カ月以内に下記に該当することがある方 (a) 不特定の異性または新たな異性との性的接触があった (b) 男性どうしの性的接触があった (c) 麻薬、覚せい剤を使用した (d) 上記(a)~(c)に該当する人と性的接触をもった ⑦ 梅毒、C型肝炎、マラリア、シャーガス病注)にかかったことがある方 注)シャーガス病は中南米地域においてサシガメ(昆虫)が媒介する感染症です。中南米居住歴のある方は検診医 にお申し出ください。 17 Japanese Red Cross Hiroshima Blood Center Japanese Red Cross Hiroshima Blood Center 18 献血の基準と間隔 献血の基準と間隔 行こうよ、 献血 !! 行こうよ、 献血!! 献血していただくかたの健康を守るため、献血の種類によってそれぞれの基準が設けられています。 平成23年4月1日より採血基準が一部変更になりました。 【変更内容】 広島県で献血にご協力いただけるのは、2か所の献血ルーム(広島市・福山市)と県内を走る献血バスです。 献血ルームもみじ(広島県赤十字血液センター本通出張所) 広島市中区本通6-11 1. 献血へ協力いただける年齢拡大 明治安田生命広島本通ビル1・2F ⑴ 男性に限り、400mL献血の可能な方の年齢下限が「18歳」から「17歳」になりました。 082-248-6034 ⑵ 男性に限り、血小板成分献血の可能な方の年齢上限が「54歳」から「69歳」になりました。 受付時間:10:00~18:30 2.血色素量(ヘモグロビン濃度)の最低値引き上げ 定 休 日:なし N ⑵ 男性に限り、400mL献血が可能となる血色素量「12.5g/dL」から「13g/dL」になりました。 項目 全血献血 400mL献血 1回献血量 200mL 400mL 年 齢 16歳〜69歳* 男性17歳〜69歳* 女性18歳〜69歳* 体 重 男性45kg以上 女性40kg以上 50kg以上 最高血圧 ↓至市役所 アクセス方法:市内電車「本通」電停より徒歩1分 血漿成分献血 駐車場: マークの駐車場がご利用いただけます。駐車券を受付へお持ちください。 血小板成分献血 600mL以下 400mL以下 (循環血液量の12%以内) 男性18歳〜69歳* 女性18歳〜54歳 18歳〜69歳* 駐輪場:広島市営駐輪場がご利用いただけます。駐輪券を受付へお持ちください。 献血ルームばら(広島県赤十字血液センター福山出張所) 福山市三之丸町9-16 男性45kg以上 女性40kg以上 山陽第2ビル4F 084-927-8140 男性12.5g/dL以上 女性12g/dL以上 男性13g/dL以上 (赤血球指数が標準域にあ 女性12.5g/dL以上 ―― 年間献血回数 男性6回以内 女性4回以内 男性3回以内 女性2回以内 ―― *65歳から69歳までの方は、60歳から64歳までの間に献血の経験がある方に限られます。 駐 車 場:市営三之丸など、近隣にある数ヶ所の駐車場がご利用いただけます。 (詳しく はお問い合わせください。)駐車券を受付へお持ちください。 移動献血バス 献血の間隔 献血バスのスケジュールは、ホームページでご確認ください。 今回の献血種類 400mL献血 次回の献血 400mL献血 男性12週間後 200mL献血 女性16週間後 血漿成分献血 血小板成分献血 200mL献血 血漿成分献血 http://www.hiroshima.bc.jrc.or.jp/index.ph 血小板成分献血 HPのここをクリック! 男女とも4週間後 男女とも2週間後 男女とも8週間後 ※血漿を含まない場合には、1週間後に血小板成分献血が可能となります。ただし、4週間に4回 実施した場合には、次回まで4週間以上あけてください。 携帯電話・パソコンから 献血カードに、献血種類ごとの献血可能日が表示されています。 広島県赤十字血液センター複数回献血クラブ 「e ハート」会員募集中!! 会員の方には、 血液センターから「献血のお願い」や「キャンペーン情報」などをメールでお知らせします。 19 Japanese Red Cross Hiroshima Blood Center (山陽第2ビル4F) アクセス方法:JR「福山」駅下車、西へ徒歩5分 け っ しょう ―― 献血ルーム「ばら」 福山市役所 血小板成分献血1回を2回分に換算して 血漿成分献血と合計で24回以内 200mL献血と400mL献血を合わせて 男性1,200mL以内、女性800mL以内 ロッツ 定 休 日: 土曜日 15万/μL以上 60万/μL以下 ―― 至岡山→ 福山ニュー キャッスルホテル (成分献血は17:00まで) 12g/dL以上 る女性は11.5g/dL以上) ―― N 14:00~17:30 12g/dL以上 血小板数 ふくやま ←至広島 受付時間:10:00~12:30 90mmHg以上 年間総献血量 (明治安田生命広島 本通ビル 1・2F) 本通り 成分献血 200mL献血 血色素量 献血ルーム 「もみじ」 (平成23年4月1日現在) 献血の種類 至広島駅→ デオデオ 「本通」電停 ⑴ 男性に限り、200mL献血が可能となる血色素量が「12g/dL」から「12.5g/dL」になりました。 献血方法別の採血基準 県庁 ←至宮島 広島 献血 まずはウェブをご覧ください! 携帯電話・ パソコンから eハート ここから空メールを送信! 携帯からの主なアクセス方法 ●モバイル版Yahoo!JAPANで「広島 献血」を検索すると、「広島県赤十字血液センター」が 上位に表示されます。(モバイル版Yahoo! JAPANはドコモ、auでも利用可能です。) または、 ● 右のQRコードを、バーコードリーダー機能が付いている携帯で読み取ることができます。 Japanese Red Cross Hiroshima Blood Center 20 GIVE BLOOD SAVE LIFE 発行元 〒730-0052 広島市中区千田町2丁目5番64号 TEL 082-241-1246 FAX 082-245-8971
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