第2回 明石市災害ハザードマップ検討委員会 1 日 時:平成 25 年 11 月 21 日(木)10:00 ~ 12:20 2 場 所:明石市役所議会棟 2 階 第 3 委員会室 3 議 題 4 (1) 明石市災害ハザードマップの原案について (2) 掲示用(A0版)明石市災害ハザードマップについて 議事概要 会議概要 (1) 開会挨拶(委員長) 委員長から第 2 回委員会開会にあたっての挨拶があった。 (2) 事務局(資料確認) 配布資料確認のあと検討委員会成立の報告が行われた。 5 議題の審議 事務局から資料 1、資料 3-1、 資料 3-2 について説明が行われ、その後審議が行われた。審 議の概要は、次のとおり。 委員長:我々の意見を反映していただいた結果、こういうものが出てきた。非常に沢山の情 報を盛り込んでいただいたので、こういうふうになったと思うが、読み辛いものになっ てしまったような感じがある。 イラストなどを使った方が、文章で書くよりも分かり易いのではないかと思う。 委員G:標高図は有効だということで、今回こういう形で入れさせてもらった。 委員長:前回の意見を受けて、標高をグラディエーションにしている。もう少し透過度を上 げるとかの工夫はできるかと思うが、可能か。 事務局:特に問題はない。これは検討過程で出きたもので、色は違うが、もう少し茶色を落 とすことは可能で、工夫次第だと思う。 委員F:標高の図面で、住民に何を伝えたいのかを明確にして、伝えたい情報をもう少し強 調しないと分からないと思う。標高の色と液状化の危険区域、メッシュと重なってい て良く分からない。もう少し工夫ができないか。 委員G:ハッチングしたことによって、却って見辛くなった。 委員F:南海トラフの巨大地震の浸水予測図、国のものでは明石市のエリアは殆ど浸かる所 は無かったように思うので、もう少し検討の余地がある。図面上で殆ど浸からないとい うのにJRまで逃げてくださいと言うのか。 事務局:自分の標高を知りたいという市民からの問い合わせが多く、昨年度、標高表示板を 設置している。津波とは関係のないような地域でも標高表示板が欲しいというのが地域 の声になっているので、標高は色分けをする必要があるという判断である。山陽電鉄、 或はJRよりも北へというのは、兵庫県が暫定で出したハザードを基に地域に説明をし ている。明石市民にとっては、ある程度説得力のある材料が揃っている。 委員F:津波避難に対する考え方で、避難の目安として線路まで入れるという話だったと思 うが、ここまで逃げてくださいというのは入れないのか。 事務局:基本的には、これを基準に逃げてくださいというような啓発につなげたいというこ とで整理をしている。委員Fから指摘のあった津波の浸水区域は、国の最終想定で、明 -1- 石市内約 3m と聞いているので、それについて色分けで整理したいと考えている。 委員長:標高の表示は残す。現在の色使い等では、下のハザードとの区別がつき辛いという のがあるので、グラディエーションを調整をしていただいて、3m が一つの基準であると するならば、3m までの所と 3m 以上 10m、20m の 3 段階で作ってみたらどうか。 副委員長:浸水域と液状化が重なっているのが、見難い気がする。 事務局:兵庫県が公開しているのは 250m メッシュで、PL5以上の所をマークしている。現 行のハザードマップは、字界で作り直して表示をしている。それと似たような考え方で、 対案として液状化の範囲を字界で表示したらその差が見えてくるということで作ってみ た。 委員長:液状化の所は、四角いメッシュになっていて、海上まで飛び出しているように表示 されているが、これは、各メッシュ毎に液状化するかしないかを判定して、液状化する と所をハッチングしているということで、地区の境界毎に判定をして、正確にいうと地 区全部が液状化する訳ではないが、液状化する場所を含んでいる地区をハザードとして 表示するということで整理をしたらどうかという提案であり、一般の方に見ていただい て、どちらか分かり易いと感じるかというのが一番ポイントだと思うがどうか。 委員C:区割りの方が分かり易いと思う。 委員D:個人的には、示しているものを画像処理していただければ分かり易いと思っていた。 ただ、高齢者には、理解が難しいのではないかと思う。 副委員長:そもそもを考える時に浸水域というのはとても大事だと思うが、液状化は、敢え て載せなくてもいいのかもしれない。例えば、分けて書くとか。 事務局:津波浸水の方が重要な情報なので色を逆にするとか、液状化の方が水色の少し薄い トーンで、液状化があるのが分かる程度位にすれば。 委員長:今の意見を集約すると字境界の方が良いという話だったと思うが、それでよいか。 ―― 発言なし ―― 1 点目の浸水域等の表示については、字境界を基本ということで作業を進めていただく。 2 点目の液状化等のハザードの表示は、現在の津波浸水域の薄い水色と液状化の濃い青線 を逆転して、津波浸水域の方が目立つような色使いとする。あとは全体的に見易いよう な工夫をしていただく。 JR等は、一般的に地図で書かれているような記号に変わるか。 副委員長:今回の案だと道路と区別がつき難いと思う。 事務局:鉄道は鉄道で分かり易いようにしたい。先ほど委員Fから話があったように、山陽、 JRを意識するのであれば、鉄道だと分かり易くして、文言で補足説明するような形に すれば良いと思う。 委員長:明石市を東西に分割して表示する方法と、見開きで明石市を 1 枚に載せて、上下に 表示する方向と 2 つあると思が、どちらが良いか。 事務局:上下に分けた対案を作った経緯は、全国的に等高線か標高で作ったハザードマップ というのがあまり無いこと、もう一つは、まだ想定が発表されていないが、明石市の場 合、津波の浸水区域が沿岸部の一部に偏るということがあるので、その部分だけ抜き出 しても良いのではないかということで、検討したものである。 委員G:地域の人は全体は要らないので、これ位の縮尺にするとかなり見易いのではないか -2- と思っている。上下に分けると折角大きくしたのが小さくなる。 委員C:二分割の半分ずつ西東の方が見易いと思う。 委員D:浸水地域で対象になる地位が割と限られたものになるということであり、それで考 えると、本校の校区など特にその地域に入っているので、道がしっかりと見えていて、 家はここに入っているので危ない、でもここまで行くと大丈夫だとかいうのが分かり易 いので、こちらの方が、高齢者には見易くて良いのではないかと思う。 委員長:東西に分けた方が見易いという意見が多かったように思うので、原案どおりの形で よろしいか。 ―― 発言なし ―― 原案どおりということでお願いする。 矢印等について事務局から提案があったが、矢印は、どちらに逃げろというのを指示 することになるのでいかがか。 副委員長:やめた方が良いのではないか。 委員長:そちらに逃げて事故に遭うというのがあるので、特に逃げ方については、指示をし ないということで。 委員E:普段の生活路とか良く把握できないところへ矢印を付けるというのは、どうかと思 う。訓練とかそういう場で、住民の方が頭の中に入れてもらう方が良いと思う。 委員長:私もその意見に賛成ですので、この件については、無しということでお願いする。 委員E:4 頁のがけ崩れで、傾斜のきついというのは、急な崖というのが一般的かと思う。3 頁の緊急地震速報で、説明が 7 頁にある。緊急地震速報が出るのは、地震発生の直後な ので後ろに書く必要はない。7 頁の右上のものを 3 頁に回しても良いと思う。 副委員長:4 頁、南海トラフ巨大地震では、揺れの後 1 時間 49 分ほどで最初の津波が到達す ることが想定されていると書かれているが、この 1 時間 49 分という数字が、安心させて しまうのではないかというので不安。 委員C:3 頁に山陽電鉄よりも北へ避難というのがあるが、山陽電車から南にも小学校が沢山 あり、2 号線まで行くのにあまり標高差がない。山陽電車を強調されると二見小学校の子 は何処まで逃げたら良いのかということで、こうしてハザードマップに書かれると、住 民の避難所はここだと言っているのに、最終的に、そこに食料品とか飲料水とか運んで こられた場合、避難した方がどう思われるかと思って、気になった。 事務局:東日本の震災のイメージがあるので、取り敢えず大きな地震が起こった時には、津 波から逃げるためにできるだけ遠くへ、目安として山陽電車よりも北側、或は東側であ ればJRと、揺れが収まった場合は、それぞれの小中学校の方に避難をしていただくと いうのが基本だが、分かり難いところがあるので、基本的な流れを説明している。山陽 電車とか、JRを強調することがないようにする必要があると認識している。 委員長:山陽電車より北へというのは、ピンクで目立っているので何か工夫をしていただく 必要があると思うが、あくまでも目安ですよということで、文言的なものを検討いただ いて、これが全てではないということが分かるような修正をお願いする。 副委員長:市役所とか、消防とか、警察の位置を地図上に落とした方が良いのではないか。 そういう機関の公共施設が載っていない。 事務局:明石市内でキーになるのは、市役所、消防、3 市民センターと 42 の避難所がメイン -3- になると思う。加えても問題ないと思う。 委員長:加えても煩雑にはならないということなので、付け加える。 委員E:3 頁の避難準備情報の、デマなどに惑わされずというデマなどというのはどうかと思 う。 事務局:正しい情報を取りましょうにする。 委員長:風水害のハザードマップですが、私が感じたところでは、文字が非常に多い、情報 量として重複しているものが幾つかあったので、検討いただきたい。 委員D:8 頁の河川の水位について、右側の表と左側の水位が同じ色になっている方が、見易 いのではないか、判断し易いのではないかと思うがどうか。 委員長:右の方が良いということなので、10 頁の瀬戸川のところも同じ図が使われているの で、その辺も修正いただければと思う。 委員F:前のハザードマップには、河川の氾濫の浸水域、家のどこまでくるかという図が入 っていた。新しいのには入っていないので、入れた方が分かり易いと思う。 浸水が 3 区分になっているが、3m以上というのは殆どない。通常 50 ㎝を超えると床 上、2mを超えると 2 階も浸かってしまうというようなレベルになるので、できれば 2m で一旦切った方が分かり易い。もう一つは、過去 40 年とか 50 年前まで遡って、どれ位 まで、どの辺りまで浸かったかというのを確認していただきたい。河川のシミュレーシ ョンは、一定の条件で行っているので、過去の災害よりも狭い場合もある。 委員長:今回は神戸市の一部が 3m になるということで入っているが、明石市に限ると 3m を 超えるところがないということになるので、3m を削除して 2 段階にする。 2 点目の家の図については、私も必要だと思うので、入れていただければと思う。 3 点目の過去の風水害の浸水域で、ザードマップには〇で囲っているが、今回は。 事務局:内水ハザードマップは、過去の浸水地域も網羅した形で作っており、データを反映 したものが今回のものになっているという認識でいる。 委員F:このシミュレーションでカバーできるということであれば問題ないと思う。 委員長:大久保小学校の周辺が抜けているのでは。 事務局:下水道の整備も進んでおり、この内水ハザードのシミュレーションは、平成 16 年の 大雨と同じ位の量の雨が降ったら何処の下水が溢れ易いかというのが示されたもので、 谷八木川が一部改修されているので、その辺が反映されていると思う。 副委員長:浸水被害が想定される地域の避難所までマークしてあるのが気になる。浸水した ら危ないという所は、ハザードマップから外した方が良いと思う。 事務局:近くで足の弱い方とかが遠くへ行けないとなった時に、例えば、衣川中学がその代 表で、学校の 3 階以上を使えば、まずその水害に対しては心配がないということなので、 地域の実情でやはり使いたいという声があるので、継続して掲載したいと思っている。 副委員長:先に逃げて万一ということがあれば怖いのでそこは工夫していただきたい。 委員長:2 階以上が使用できる施設が◎になっている。◎は学校では良くできるということな ので、ここの方が良いのかと思ってしまう。 委員G:我々は小中学校を重視しているが、ここは優先順位が分かるように工夫したいと思 う。 委員E:9 頁目の黄色いところ、浸水 10 ㎝でも水路の近くでは危険という表現、夜だと 10cm -4- でも危険と思うので、このことも合わせて書いておけば良いと思う。 委員長:高潮のところで、防潮施設等が機能する場合の設定条件について書くか書かないか ということですが、 ―― 発言なし ―― 特に書かないということで。 風水害の内水の氾濫について、現在 3 段階表示をしているが、先ほどは 3 段階表示が 2 段階表示に変わったが、それでよいか。0.5m 未満と 0.5m~3m、2 段階で。 避難関係で、明石市のキーになる施設についての表示を追加する点と、小学校の◎の 表示を見直すという点は、反映していただけるということです。 副委員長:避難所とか津波避難ビルは、ピクトグラムで書いた方が分かり易いような気がす る。 委員長:著作権の問題とかあるか。 事務局:JISで決まっているもので、自由に使える。これを地図上で縮小して出すと逆に 煩雑かとの思いがある。何かできるものがないか、ピクトグラムのイメージに合わせる ような色にするとか検討する。 委員長:14 頁の下に、赤で小中学校の避難所は、食料や〇〇などの災害時の備えがあります という文言、あまり目立たないので、ピンクの枠の小学校のスペースが少し空いている のでここに入れて、大きな流れとして、赤い矢印の流れだということを分かり易くして いただいた方が良い。ちょっと字が小さくて見難いと思う所が多々ある。 事務局:文字のサイズは揃える。基本的には、主たる文書は 10 ポイント程度にさせていただ く。補足説明とか但し書きは、少し小さくなるかもしれない。 委員長:委員Eからの提供資料、何処かに加えていただければと思う。 事務局:13 頁に入れてはいるが、ギュッと詰めた形で見難いということで、この辺が内部で 議論があった。 事務局:もう少しシンプルに、イラストを加えるというような工夫はさせていただく。 委員長:この図は、結構見易いので良いと思うが、勝手に使って良いのか。 委員E:そのまま使うのであれば、気象庁を入れてもらいたい。 委員長:そういうふうに書いていただくことにする。水位観測所、アンダーパス等について、 事務局から具体的に何か提案があるか。 事務局:場所の整理、マークを地図上に表示するところで留まっている。イメージとして何 のためにこういったものを載せているのかとか、ここの水位がホームページで公開され ているとか、イラストとか写真を使って出来ないか、そういうイメージで提案させてい ただいている。 委員G:明石市の一番のメインは、明石川の氾濫で、パソコンで水位のデータが出るが、こ れは何処を測っているというのをしっかり認識していただくのと、川の堤防に水位を目 視できるものがあるということを写真でも付ければ見易くて良いということである。 委員長:そういう写真を入れていただいたら良い。 委員G:アンダーパスについても要注意箇所が決まっているので、付加できたら良いかと考 えている。 事務局:アンダーパスについては、土砂災害地域と同じような形で、地図に沿った形で色塗 -5- りさせていただきたいと思っている。 委員長:ソフト対策的なもので必要なものはないかということについて、自助、共助、公助 の考え方が、今回のハザードマップに出ていないので、何らかの形で入れていただくこ とができないか。 委員G:今回は、これを持って行動してもらうという観点をメインで考えている。それで地 図も見易く、これに必要なデータを優先したいということで、警報の出る順番によって どう行動するかというのを認識してもらいたい。それから河川の数字、氾濫、避難準備 情報を出すというところが一番気になるところなので、こういう時に出すというのを入 れたいとか、そういう考えがある。 副委員長:緊急時の連絡先で、市役所は 24 時間、土日も対応OKか。災害対策本部に緊急電 話が入って来ると厄介な気がするが、災害対策本部、水防本部を出してしまっていても 大丈夫か。 事務局:災対本部には、住民対応用の指揮系統に影響のない電話を敷くので、大丈夫と思っ ている。 副委員長:総合安全対策局は。 事務局:我々のいる部署で、対策本部ができるまでは、我々が対応しなければいけないとい うことで、載せている。 副委員長:各市民センターも 24 時間、土日を含め対応可能か。 事務局:そこは 24 時間対応ではない。 副委員長:それはどこかに書いておいた方が良い。 委員E:最後の災害情報入手方法で、防災ネットあかし、市ホームページ、アドレスが入っ ていると良いと思う。県のホームページを入れておくのも一つかと思う。もし余裕があ れば、気象庁も入れていただけるとありがたい。 ケーブルテレビがあれば、災害の時の避難情報とか放送されるので、それも入れると 良いと思う。 副委員長:防災行政無線の位置を地図上に書かなくても良いのかと思ったが、いかが。 事務局:戸別受信機は別として、59 箇所ポールで建てている。基本的に小学校、中学校に被 るところがあって、見易さという点で検討が必要と思う。 委員長:掲示用のA0版の明石市災害ハザードアップについて、説明をお願いする。 事務局:ハザードマップに対する表紙、表示内容、見易さについて意見をいただているので、 それを基に掲示板用のものを取り敢えず作り、各委員に提案して、意見をいただくよう な形で次の回にということでお願いできるか。 委員長:よろしいですか。それでは、今後の予定について説明をお願いする。 5 その他 事務局から今後の予定について資料 5 により説明が行われた。 -以上- -6-
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