DPDF - 三菱UFJフィナンシャル・グループ

平成16年11月24日
各
位
UFJ信託銀行株式会社
資産運用商品ラインナップの見直しについて
UFJ信託銀行株式会社(社長 安田 新太郎)は、現在の金融環境とお客さまの資産運用
に対する多様なニーズにお応えするため、今般、資産運用商品のラインナップを見直すこ
ととし、その一環として、平成17年6月20日設定分をもって貸付信託(収益分配型お
よびビッグの2年もの、5年もの)の募集停止を決定したのでお知らせいたします。
UFJ信託銀行では、定期預金や貸付信託等の元本が保証されている商品に加え、実績配
当型金銭信託や内外の優れた運用会社が提供する投資信託および投資型年金保険などの資
産運用商品につきましても幅広く品揃えし、商品ラインナップの充実を図ってまいりまし
た。
これまで貸付信託は、多くのお客さまから信認を得て信託銀行の主力商品として成長し、
長期に亘りお客さまの資産形成に重要な役割を果たしてまいりました。
しかし、近年では、貸付信託の残高は減少傾向にあり、かつ、お客さまの資産運用に対す
るニーズが、変動金利定期預金や投資信託、投資型年金保険などへ大きく拡がる中、貸付
信託に対するお客さまのニーズは他の資産運用商品でお応えできると判断したものです。
既に、UFJ信託銀行では「希望峰」という変動金利定期預金をご提供させていただいて
おります。この商品は単利型と複利型の2タイプから選択できるという貸付信託に類似の
商品性を有しております。
また、本年7月からは、お客さまの安定運用ニーズに応えるため、当社独自で開発した投
資信託「UFJターゲットインカムファンド」の販売を開始しています。本商品は、予想
配当率を提示する貸付信託と同様に、目標分配率を明示する単位型の投資信託商品で、販
売開始以来お客さまからご好評をいただいております。
今後についても、株式会社東京三菱銀行とマニュライフ生命保険株式会社が共同開発した
「投資型年金保険『プレミエール』
」の販売を開始する予定であり、これらの商品の提供を
通じて、既存の貸付信託のお客さまのニーズにお応えすることは可能と考えております。
低金利が続く中、お客さまの資産運用ニーズは益々高まっています。UFJ信託銀行では、
引き続きお客さまのニーズを踏まえた最適な商品を提供していくとともに、お客さまの大
切な資産の運用・管理から資産承継(相続・贈与)、不動産の売買仲介に至るまで、信託銀
行ならではの機能をフルに活用したコンサルティングサービスをご提供してまいります。
さらに、予定されている信託業法改正によって可能性が一層拡がる「信託機能」を活用し、
更なる商品ラインナップの充実も図ってまいります。
<貸付信託の募集停止に関する留意事項>
・ 募集停止対象商品
貸付信託(収益満期受取型・愛称「ビッグ」)
貸付信託(収益分配型)
それぞれの2年ものおよび5年もの
・ 募集停止時期
平成17年6月20日設定分をもって募集を停止します。
・ 募集停止後に満期日が到来(平成17年7月5日以降分)する契約の取り扱い
従来どおり、満期日まではUFJ信託銀行がお預かりいたしますが、自動継続扱い
となっている契約を含め、満期日到来以降の継続は一切できません。
・ 満期の償還金の取り扱い
ご契約者からのご指示に基づき手続きをさせていただきます。
万一、ご指示がない場合は、次のような優先順位でUFJ信託銀行の預金口座
にお振替(手数料無料)をさせていただく方向で検討しております。
①ご本人名義の総合口座普通預金
②ご本人名義の普通預金
③ご本人名義の当座預金
以
上
(ご参考)
UFJ信託銀行が近年取り扱いを開始した主な資産運用商品
類型
商品名(取扱開始時期)
特徴・当社での販売額累計
変動金利定 希望峰
◇6カ月毎に金利を見直す変動金利定期預金
期預金
◇指標利率(お預入金額に応じた5年ものの定期預金)の
(平成 12 年3月∼)
変動幅の 50%に連動して上下に変動します。
ただし、指標利率の下落が大きい場合であっても、適用
金利は預入時に店頭に表示した下限利率を下回ることは
ありません。
◇平成 16 年 10 月末現在の残高 2,171 億円
委託者非指 UFJターゲットインカムファ ◇一般に投資信託は、投資信託委託会社が設定・運用し、
図型投資信 ンド゙
信託銀行が信託財産を管理しますが、本商品はUFJ信
託
(平成 16 年7月∼)
託銀行自ら運用・信託財産の管理を行う委託者非指図型
【設定・運用】
投資信託です。
UFJ信託銀行株式会社
◇主要投資対象である信託受益権を通じて実質的に自動
車購入資金への貸付により、安定した収益を確保する仕
組みとしています。
◇平成 16 年 7 月∼16 年 11 月までの販売額累計は 30 億円
投資信託
豪ドル毎月分配型ファンド
◇MBS(住宅ローン担保証券)、ABS(資産担保証券)
(平成 15 年 5 月∼)
を含む豪ドル建ての公社債を主要投資対象とし、インカ
【設定・運用】
ム収入を主な収益の源泉として毎月の安定した分配を目
UFJ パートナーズ投信株式会社
指す商品です。
【運用委託先】
◇平成 15 年 5 月∼16 年 10 月までの販売額累計は、
UBS グローバル・アセットマネジメント(オーストラ
962 億円
リア)・リミテッド
シティ・グローバル・プラス(毎月分配 ◇主として外国の債券(70%)及び株式(30%)に投資し、
型)
債券の利子収入と株式の配当収入を原資とした毎月の安
(平成 15 年 11 月∼)
定した分配と株式の値上がり益を原資とした「ボーナス」
【設定・運用】
的な分配を行うことを目指した商品です。
シティグループ・アセット・マネジメント
◇平成 15 年 11 月∼16 年 10 月までの販売額累計は、
株式会社
374 億円
ピムコ・グローバル・ハイイールド・ファンド ◇高い利子収入の獲得を目指し、世界各国の相対的に利回
(毎月分配型)
りが高い社債等(ハイイールド債券)に投資し、利子収
(平成 16 年 9 月∼)
入等を中心に毎月の安定した分配を目指す商品です。
【設定・運用】
◇平成 16 年 9 月∼16 年 10 月までの販売額累計は、
UFJ パートナーズ投信株式会社
【運用委託先】
ピムコ ジャパン
リミテッド
161 億円
投資型年金 NEWアダージオUTB
保険
(平成 15 年 12 月∼)
◇4 つの商品コース(10 年・15 年・20 年・自由選択)か
ら選択可能であり、コースにより年金受取総額を最低保
証。「特別引出」により、
“使う”ニーズにも対応。
【引受保険会社】
ハートフォード生命保険株式会社
外貨建定額 シリウスデュアル
年金保険
(平成 16 年 6 月∼)
◇平成 15 年 12 月∼16 年 10 月までの販売額累計は、
436 億円
◇世界の主要通貨である「US ドル」
「ユーロ」に分散投資
可能な外貨建個人年金保険。契約時点で設定された固定
利率による長期運用で、外貨建ての年金原資額を確定さ
【引受保険会社】
アリコジャパン
せることができます。
◇平成 16 年 6 月∼16 年 10 月までの販売額累計は、
65 億円
以
上