ネット授業研究会 vol. 14 ネット授業研究会 指導案&取材レポート 【内容】情報を伝え合う 【活動の種類】慣れる 【学年】4 年生 【英語ノートの活用】なし 【教育課程】一般校 なると 徳島県鳴門教育大学附属小学校 発表学級:4 年 3 組(37 名) 授業者:小川雅功(HRT)、堀田博美(JTE) 単 元 名:Hello friends. This is me. 目 標:作成する DVD に使うシナリオを、理想の伝え方に照らして見合うことにより、グループの良さを見つけ、生き生きと活動することができる。 扱う表現:What subject do you like? / When is your birthday? / Can you play hula- hoop? / What time do you do your homework? / What do you want? ■ 本時の展開(5/6 時間) 児童の活動 挨 挨拶をする。 拶 めあてを確認する。 ・ 導 前時までに習った単語を復習する。 入 学級担任(HRT)の活動 JTE の活動 全体に挨拶をする。 HRT と JTE でスキットをしながら、本時のめあてを確認する。スキットには既習表現を用 いる。 児童の様子を見ながら、単語の復習を補 電子黒板を用いて、単語の復習をする。児 助する。 童の様子を見ながら、単語を提示するスピ ードに変化をつける。 展 教材 電子黒板 シナリオをお互いに見合い、完成させよう 開 グループに分かれて、作成する DVD のシナリオ練 それぞれのグループをまわり、児童の練習の補助をする。 習をする。 グループ同士でお互いに練習の様子を見合う。 よい表現をしているグループの様子を紹介する。 その後、自分のグループのシナリオを修正し、表 現を完成させる。 ま 他のグループのよさを発表する。 児童が発表する内容を整理したり、よさをまとめたりする。 本時の感想を発表する。 児童が発表した内容を板書し、全体に広める。 ふりかえりシートに授業の感想を書く。 児童にふりかえりシートを配り、授業の感想を記入させる。 ふりかえりシート(学校オリ 挨拶をする。 挨拶をする。 ジナルのもの) と め 1 旺文社小学校英語活動サポートサイト「学校英語ハピラボ」(http://hapilab.obunsha.co.jp/) ネット授業研究会 vol. 14 Ⓡこの授業は、総合的な学習の時間に作成する DVD で必要な英語表現を練習する時間でした。DVD の内容は、鳴門教育大学附属小学校と交流のあるフィンランドの 小学校に、日本のことを紹介するというものだそうです。児童らは DVD 作成に対してとても乗り気なようで、見学させていただいた授業からもその気持ちが伝 わってきました。他教科との関連がうまくなされている授業の一例だと感じました。 Ⓡ小川先生の授業では、TT のよさを生かした指導ができるよう心掛けているそうです。例えば、毎回の授業で、小川先生と堀田先生の2人で英語表現の例示をス キットで行っていらっしゃるのですが、そのスキットを作成する時には事前ミーティングを十分に行い、互いの役目をしっかりと把握したり、それぞれの個性 が表れるよう工夫しているそうです。今回の授業でも、2人の先生の役目がはっきり分かり、かみ合った分かりやすい内容のスキットを見させていただきまし た。 Ⓡ導入時に行われた単語の復習では、JTE の堀田先生が電子黒板を用いられていました。電子黒板の画面には、単語が1語ずつ表示されていました。はじめのうち は、先生は1画面ずつゆっくり提示し、それぞれの単語を児童と一緒に発音されていました。児童が単語の発音に慣れてきた様子が見られると、先生は画面を 切り替えるスピードを速くされました。すると、児童は切り替わる画面を見過ごさないよう注目し、単語を発音することにさらに集中していました。単語を提 示するスピードを変えることで、効果的に単語の復習が行われている様子が伺えました。 Ⓡ「展開」の時間では、児童らは DVD で使うシナリオをグループに分かれて練習をしていました。あらかじめ、練習に使う机や小さなボードなどがグループ数だ け教室の壁に沿って配置されていました。練習する場所や使用するものを前もって準備しておくことで、すぐに練習に取りかかることができていました。 Ⓡ児童がグループに分かれてシナリオを練習する時、小川先生、堀田先生はともに各グループの様子を見てまわられていました。小川先生は練習をしていて困っ ている様子の児童に優しく声を掛けたり、堀田先生は英語表現が分からない児童から質問を受けたりと、2人の役割を明確にされた上で指導をされていました。 Ⓡ今回の授業が始まる前に、先生は私たち見学者に小さなシールを配ってくださいました。そのシールは児童への評価シールで、使用方法は児童らが「展開」の 時間にグループで練習した DVD のシナリオを私たちに見せてくれ、それを見た私たちが児童1人ひとりにコメントを言いながらシールをあげる、というもので した。私たちがシールを渡すと、児童らはとても喜んでいる様子でした。児童に対するフィードバックの大切さを感じた一面でした。 Reported by Aya Suematsu 2 旺文社小学校英語活動サポートサイト「学校英語ハピラボ」(http://hapilab.obunsha.co.jp/)
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