事業報告書

総
合
エ
ン
タ
ー
テ
イ
メ
ン
ト
産
業
の
未
来
を
創
造
す
る
おかげさまで、当社は東証1部、
大証1部に指定替えとなりました。
株主のみなさまへ
第22期事業報告書
[ 2000年9月1日から2001年8月31日まで ]
証券コード4728
ト
ー
セ
の
B
U
S
家
庭
用
ゲ
ー
ム
ソ
フ
ト
モネ
バッ
イト
ルワ
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連ク
ソ・
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業
務
用
ソ
フ
ト
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教
育
用
ソ
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専ーュ
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・
向ドプ
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2
モ
バ
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ル
関
連
ソ
フ
ト
の
開
発
i
モ
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ド
に
代
表
さ
れ
る
ネ
ッ
ト
ワ
ー
ク
・
D
S
トーセの経営理念は「縁の下の力持ち」
。ゲーム業界のハード・ソフトメーカーすべてを
顧客とし、完璧なサポート体制で共に発展するソフトウェア開発企業をめざしています。
コアビジネスであるゲームソフト開発を事業の基本に、インターネットやモバイル関連
分野など、トータルなデジタル・エンターテイメントを創造します。
業
務
用
ゲ
ー
ム
ソ
フ
ト
電
子
応
用
グ
ッ
ズ
Financial highlights
財務ハイライト
主
要
財
務
デ
ー
タ
の
推
移
連 結
個 別
増減(増減率)
2000年8月
2001年8月
増減(増減率)
144(△ 4.3%)
3,359
3,082
△ 276(△ 8.2%)
△
117(△ 6.3%)
1,916
1,707
△ 209(△10.9%)
790
△
130(△14.1%)
870
812
△
57(△ 6.6%)
510
393
△
116(△22.9%)
460
429
△
30(△ 6.6%)
4,664
4,705
2000年8月
2001年8月
売上高(百万円)
3,359
3,214
△
売上原価(百万円)
1,843
1,725
経常利益(百万円)
920
当期純利益(百万円)
株主資本(百万円)
41(
0.8%)
4,644
4,876
注3
一株当たり当期純利益(円)
一株当たり株主資本(円)
232(
5.0%)
注4
79.39
51.05
△ 28.34(△35.7%)
71.14
55.35
△15.79(△22.2%)
724.88
610.72
△114.16(△15.7%)
717.87
628.20
△89.67(△12.5%)
23.3
32.9
配当性向
(%)
—
—
(注) 1.記載金額は単位未満を切り捨てて表示しています。
2.一株当たり当期純利益は、期中平均株数(加重平均)により算出しています。
3.2000年4月付で株式分割(1:1.5)
を行っております。
4.2001年4月付で株式分割(1:1.2)
を行っております。
5.今期より株式会社ティーネット、東星軟件(杭州)有限公司を連結対象子会社としております。
売上高
(百万円)
(百万円)
4,000
3,082
3,000
1,000
250
99
00 01
個別
0
600
40
配当性向=配当金÷
当期純利益×100
32.9
429
30
450
20
300
20
10
150
10
0
0
393
30
26.4
24.6
00 01
連結
(%)
812
750
500
00 01
連結
40
790
2,000
0
(百万円)
(%)
1,000
3,214
配当性向(個別)
当期純利益
経常利益(左目盛り)
売上高経常利益率(右目盛り)
99
00 01
個別
売上高経常利益率
00 01
連結
99
00 01
個別
0
99
00
個別
01
(注)2000年4月に1:1.5、2001年4月に1:1.2の株式分割を行っております。
1
Tose's strategy
トーセの事業戦略
【特集対談】
日本・中国の連携と効率経営で
最高収益をめざします
日本・中国の 2極体制で、ゲームソフト受託開発力
を強化し、業界での 存在感を高めるトーセ。変革期
を迎えるゲーム業界の 中で、今後の 日本・中国の
開発体制やネットワーク化へ の 取り組み、収益力
強化に向けたビジョンをどのように描いているの
か。システムエンジニアとしてソフト開発に携
みずほインベスターズ
証券株式会社 証券アナリスト
株式会社トーセ 代表取締役社長
わった経歴があり、その目からゲーム業界に精通
栗原 智也氏
齋藤 茂 し、トーセの 上海・杭州子会社も訪れた証券アナ
Satoshi Kurihara
Shigeru Saito
リスト栗原智也氏と齋藤社長が語り合いました。
■ 大作主義はトーセにとってフォロー
栗原: 先日、任天堂から待望の「ゲームキューブ」が
発売され、
「プレイステーション2」も7月に値下げした
ことで、これから年末にかけ市場回復が 期待されて
います。しかし、このところハードに比べ、ソフト販売
に元気がないように見えますが、いかがでしょうか。
齋藤:やはり、ソフトが大作主義になった点が大きい
と思います。当社が 開発に携わったソフトでミリオン
セラーになったような作品は、大抵、100時間くらい楽
しめます。それを皆さん2度、3度と遊ばれるわけで、
すぐ次を買うというようにはいきません。
栗原: 大作になると、開発の 時間もコストもかかりま
すから、受託開発される御社にとってはフォローにな
りますね。
齋藤:創立当初の 1979年頃は、4∼5人のスタッフで
3∼4 カ月あれば 1本できていましたが、今は50人くら
いで2年かかります。開発コストは膨大ですが 、ロイ
ヤリティ収入によって利益率はカバーされていま
す。また、そういう大規模プロジェクトを受注できる
企業は当社を除き、ほとんど見あたらなくなってきま
した。現在、当社は外注先を含め700名以上の 開発
体制をとっていますから、企業としての 存在価値、総
合力はかなり高まってきたと考えています。
2
■ 収益に貢献する商品をトータルに依頼できる
栗原: 大手ゲームソフト会社の 多くは 制作子会社を
持 っています が、それでも御社に依頼するのは、開
発リソースが 足りないからですか。
齋藤:ソフトメーカーは、次々に新しいソフトを開発し
ていかなければなりません。その 一方で、確実に利
益をあげるためにヒット作のリメイク版などを発売し
ており、当社は主にそうした案件を引き受けています。
決められた納期を厳守し、確実に仕上げる。それで、
当社も得意先も相互に安定した収益を確保できるわ
けです。
栗原:顧客にとっては、デザインやプログラムをバラに
発注して個別に管理するのは煩わしい。かゆいとこ
ろに手が 届くというか、トータルに任せられるのが 御
社の競争優位性ということになりますね。
齋藤:企画から最終プロセスまで一貫して受託できる
ことと、長年の実績からトータルに安心して任せてい
ただけるのだと思います。それから、多くの顧客とお
取り引きする中で、当社が 仲立ちしてお客さま同士
齋 藤: 過 年 度 開 発
テーマによるロイヤリ
ティ収入は99年から
年間10億円を超え、
当 社の 潜 在 的な 収
益源になっています。
世 界 中で 発 売され
る作 品が 対 象にな
りますし、大型ソフトがリリースされた 際のロイヤリ
ティ収入は大きくなります。
栗原:ロイヤリティの決定はメーカー主導型ですか 。
齋藤:基本的にそうなります。ただ、事前の 話し合い
でソフト開発費とロイヤリティ収入の 比率を変動する
ことも可能で、市場性を見極めながらリスクコントロー
ルしています。いずれにしても、当社がこれまで業績
を伸ばしてきたのは、先ほど申し上げましたように長
年の 実績をベースにお客さまの 信頼を勝ち得てきた
からです。ゲーム業界の縁の下の力持ちという、当社
の企業姿勢はこれからも堅持していくつもりです。
を結びつけ、コラボレーションで従来とちょっと違う商
■ 収益に貢献する中国現地子会社
品を作る、その制作に当社も関わる、というケースも
栗原:御社はいち早く93年に中国に進出し、ここに
少なくありません。
■ ロイヤリティを含む堅実な収益モデルを構築
栗原: 我々アナリストから見て、御社は浮き沈みの激
しい業界の中で、開発費とロイヤリティ収入という2本
きて開発力、収益の両面で大きな力になっている
と思います。中国ビジネスで機関投資家から多く受
ける質問は、マネージメントや人材の 質はどうかとい
うことなんですが、実際どうなんでしょうか 。
の軸をもち、堅実な収益モデルを実現しています。
3
齋藤:日本とは国内事情や価値観も異なり、最初の数
などの優秀な人材を確保できる条件が整っています。
年は大変でしたが、開放政策もあって3年くらい経っ
現在、上海の 人員が 約200名ですが、今後は杭州を
てから全員が 俄然やる気を出すようになりました。人
200名体制にし、日中で各400名、合計800名体制に
口13億人の国ですから、優秀な人材が 豊富であるこ
したいと考えています。
とはいうまでもありません。地理的な便利さ、同じ 漢
それだけで、利益率は格段に向上します。いずれは
字文化圏でコミュニケーションが 取りやすいこともメ
日本が企画とコントロールを担当し、デザインやプロ
リットの一つです。
グラムは中国に任せる。人員的にも日本・中国で1対
栗原: 給与体系の 面で、日本と比べどのくらい 差が
1くらいが望ましいですね。
ありますか。
齋藤:8年前と比べ 上海子会社の 給料は3∼4倍にな
きましたし、高度なスキルを持った技術者を養成し、
りました。それでも日本の3分の1以下、杭州は約4分
中国での 開発比率をもっと上げていきます。スタッフ
の1です。この差は大きいですね。
のモチベーションを高めるため、日本で の 研修を実
栗原: 現地を見学させていただきましたが 、上海子会
施したり、
ストックオプション的な制度も設けましたし、
社は近代的なビルでゴミ一つ落ちていないし、スタッ
将来的には現地での株式公開も検討しています。
フはネクタイを着用しています。日本のソフト会社の
イメージと違うので驚きました。
齋藤: 当社では、京都のスタッフも全員ネクタイ着用
です。私の父親が 松下電器さん関連の 仕事をさせて
いただいていたことから、製造業のいい点をマネー
ジメントに採用しています。
■ 今後、日本と中国の人員比率を1対1に
栗原: 上海に続く拠点として杭州を選ばれた理由、そ
して今後の中国戦略についてお聞かせください。
齋藤:杭州は市内だけで人口が170万人、モトローラ
社などの 欧米企業も進出しています。中国全土から
学生が集まってくる有名な美術大学があり、CG制作
4
世界的な企業進出でカントリーリスクもなくなって
■ ストック収入拡大に寄与するモバイルビジネス
■ 2年以内に経常利益率30%以上達成が目標
栗 原: 携帯端末
栗原: 中期的にどのような成長イメージを描いていま
向けソフトの開発
すか。
状況はいか がで
齋藤:変化の激しい業界なので、2、3年先をイメージ
しょうか。iアプリ
しながら戦略を練っています。各ハード・ソフトメー
や ブロード バン
カーの 最新動向を入手できるという立場を生かしな
ド、
「 F O M A 」 がら経営の指針を定め、トーセ本体はもちろん、中国
といった 新しい
子会社やティーネットを強化することで、持続的成長
企画が 続々と登
をめざします。具 体 的には、売 上よりも利 益を最 重
場し、御 社は 早
視し、2年以内に経常利益率30%以上の達成を目標
くから 取り組ま
にしています。
れています。
齋藤:モバイル向
けソフトの 成長で、ビジネスチャンスが 横に広がって
きました。当社の 子会社ティーネットでは、99年からi
モード向けの 占いからスタートし、今では約40サイト
の 運営を受託しています。開発費とロイヤリティ収入
に加え、運営費やメンテナンスフィーが 入りますから、
当社にとって高収益のビジネスモデルになります。
栗原:ティーネットは、前期の段階で1年前倒しで売上
と収益目標を達成し、非常に好調ですね。
齋藤:今も増収・増益基調にあります。次年度以降は
次世代機への対応等が 必要ですが、既に布石は打っ
てあります。モバイルビジネスは、一つひとつの 収益
は小さくても、多くのお客さまをサポートすることでコ
ンテンツは増え続け、掛け算で収益が 増加します。毎
■ 高配当など株主利益の還元を最優先
栗原:株主への利益還元やIRに対するお考えをお聞
か せください。
齋藤:当社は創業以来22年、赤字決算は一度もなく、
財務内容の堅実性についてはご承知の通りです。配
当については、一株当たり20円の安定配当を基本に
株式分割(無償交付)の実施などを通して、今後も利
益還元に 最大限の 努力を 重ねていきます。 IR活動
では、既に年間約30回のIR説明会を各地で実施して
います。わかりやすく透明な情報開示によって、エン
ター テイメント市 場に
おける当社グループの
成 長 性をご 理 解い た
だきたいと思います。
月収入があることも安定経営につながります。
5
Operating information
当期の連結事業概況
納 期 延 長 に よ り 開 発 費 売 上 は 減 少 、 モ バ イ ル ・イ ン タ ー ネ ット は 増 収
当期は個人消費の 低迷や株価、地価の 下落など景気
を受けたことから、ソフトの 完成時期が 延長されて翌期
後退感が 強まり、デフレ観の強い経済情勢となりました。
となり、開発費売上は当初計画から減少いたしました。
家庭用ゲーム業界においては、各ゲーム機メーカーより
モバイル・インターネット開発事業については、
「iモード」
高性能化された次世代ゲーム機が 続々と登場しており、
などのモバイル・コンテンツの急速な増加や、ゲームも含
それらの 販売状況は好調でありましたが、ゲームソフト
めたさまざまなユーザー層の 消費動向が 携帯電話やモ
の販売状況は各ゲームソフトメーカーが 持つビッグタイト
バイル・コンテンツへ 集中している中、新規顧客の開拓と
ルを除いては全体的に低調となり、非常に厳しい状況と
ともに、公式サイト
(有料サイト)を中心とした 受託運営
なりました。
サイトの増加に努めた結果、計画を上回る収益を確保す
このような状況の 中、当社グループは、ゲームソフト
メーカー各社への積極的な企画提案活動を展開し、各社
ることができました。
これらの結果、当期の売上高は3,214百万円(前年比
からソフト開発業務を順調に受託することができました。
4.3%減)となり、経常利益は790百万円(前年比14.1%
しかし、従来のゲーム機向けに開発を進めていた有力
減)
、当期純利益は393百万円(前年比22.9%減)となり
タイトルの数本が、次世代ゲーム機への機種変更の依頼
ました。
次期の見通し
来年の 次世代ゲーム機の 勢揃いにより家庭用ゲーム
子会社2社の 増強と積極的な活用による開発コスト削減
業界での 質・量ともに発売タイトル数の 増加が 見込まれ、
に取り組んでいきます。またユーザー志向の変化を意識
モバイル・インターネット開発事業の 分野ではブロードバ
し、モバイル関連やオンラインソフトにおける全方位的な
ンド化や携帯端末の高性能・高機能化により付加価値の
サービスを提供していくため技術力増強をはかり、前期
あるコンテンツが 今後増加することで、利用者数増加が
以上の経営成果の達成に努めていきます。
予想され、当社グループのビジネスチャンスもさらに広が
2002年8月期の連結業績予想
るものと考えられます。
売上高
このような状況の中、競争が 激化する家庭用ゲーム市
場において安定した収益を確保していくために、中国の
6
3,560百万円(前年比 10.7 %増)
経常利益
930百万円(前年比 17.7 %増)
当期純利益
483百万円(前年比 22.9 %増)
Segment information
連結セグメント情報
事
業
の
種
類
別
セ
グ
メ
ン
家庭用ゲーム市場が低調な中、比較的
安定している携帯型ゲーム機向けソフ
トに注力することで、ロイヤリティ売上
は当初計画を達成できましたが、据え
置き型ゲーム機が世代交代時期にあ
たり、有力な2タイトルの納期が翌期へ
と延期になり、売上高は2,438百万円、
営 業 利 益 は 1 , 1 0 6 百 万 円となりま
した。
別
売
上
実
ROMカード用
ゲームソフト
1,205
1,205
概
の
推
729百万円
844百万円
56百万円
242百万円
移
アミューズメント用
ゲームソフト
モバイル・インターネット
コンテンツ
(百万円)
(百万円)
その他
(百万円)
1,500
150
600
100
400
200
200
100
500
943
943
50
0
00
01
連結
99
00 01
個別
0
00
01
連結
400
729
592
315
309
300
26
26
00 01
個別
● 当期実績
● 来期見通し
800
400
99
パチンコ台にある液晶表示部分の画
像制作受託ほか、株式会社ティーネッ
トが 運 営 管 理 するインター ネット・
オークション事業が当期から事業展開
を開始したなどにより、売上高は56
百万円、営業利益は20百万円となり
ました。
200
1,000
00
01
連結
その他事業
2,000
800
0
況
● 当期実績
(百万円)
1,600
績
● 来期見通し
CD-ROM用
ゲームソフト
(百万円)
1,200
績
業
「iモード」に代表されるモバイル・イン
ターネットのサービスが予想以上に普
及拡大し、国内外のゲームソフトメー
カーなどの顧客からコンテンツの開発
依頼が増加し、さらに開発したコンテン
ツの利用者も好調に推移したことで計
画を大きく上回る売上を達成できまし
た。売上高は、729百万円、営業利益
は251百万円となりました。
● 当期実績 2,438百万円
● 来期見通し 2,472百万円
品
の
モバイル・
インターネット開発事業
ゲームソフト開発事業
製
ト
99
00 01
個別
0
00
01
連結
99
00 01
個別
0
00
01
連結
99
00 01
個別
(注)1.連結対象子会社である東星軟件(上海)有限公司および東星軟件(杭州)有限公司の売上高は、すべてトーセとの取引により計上しているため、個別および連結の売上高は同
一となっています。
2.2001年8月期より「モバイル・インターネットコンテンツ」の区分を新設しています。以前は「その他」の中に含まれていました。
7
Financial statements
連結貸借対照表の要旨
連
結
貸
借
対
照
表
単位(百万円)
当期
前期
当期
(2001年8月31日現在) (2000年8月31日現在)
【資産の部】
流動資産
【負債の部】
2,662
3,169
1,215
2,027
売掛金
386
254
未払法人税等
たな卸資産
977
819
賞与引当金
39
38
現金及び預金
繰延税金資産
その他
45
貸倒引当金
固定資産
有形固定資産
△
1
1
2,935
2,380
1,008
1,000
717
買掛金
その他
固定負債
役員退職慰労引当金
退職給付引当金
建物及び構築物
383
400
土地
461
461
【少数株主持分】
その他
163
139
71
22
無形固定資産
連結調整勘定
34
—
その他
37
22
投資その他の資産
1,854
1,357
投資有価証券
1,513
999
繰延税金資産
78
51
267
306
その他
貸倒引当金
資産合計
8
30
△
流動負債
負債合計
為替換算調整勘定
前期
(2001年8月31日現在) (2000年8月31日現在)
△
4
—
—
0
5,601
5,550
少数株主持分
785
15
90
165
203
91
95
445
395
157
100
117
100
39
—
875
886
20
—
【資本の部】
資本金
資本準備金
連結剰余金
その他有価証券評価差額金
為替換算調整勘定
967
967
1,313
1,313
2,577
2,397
△
3
△ 161
自己株式
—
12
—
△
13
資本合計
4,705
4,664
負債・少数株主持分及び資本合計
5,601
5,550
投資有価証券
自己株式
国債及び公社債投信を取得したこと
により、前期比5億14百万円増加し
ております。
取締役及び使用人への譲渡のための
自己株式を取得したことにより、前
期比1億47百万円増加しております。
連結損益計算書の要旨
連
結
損
益
計
算
書
単位(百万円)
当期
売上高
ゲームソフト事業開発においては、有
力タイトルの納期が翌期へと延期にな
り、売上高は計画を達成できませんで
したが、モバイル・インターネット開
発事業は、コンテンツの開発依頼が増
加したことにより、計画以上の売上を
達成できました。
特別損失
当連結会計期間から退職給付に係る会計
基準を適用したため、退職給付会計基準
変更時差異償却38百万円を計上してお
ります。
(
前期
2000年9月 1日から
2001年8月31日まで
) (
1999年9月 1日から
2000年8月31日まで
売上高
3,214
3,359
売上原価
1,725
1,843
売上総利益
販売費及び一般管理費
営業利益
1,488
737
751
1,515
686
829
52
94
27
—
—
22
2
13
6
2
4
—
790
0
0
0
22
44
2
12
12
3
—
—
—
3
920
0
—
0
51
15
7
—
38
5
740
367
6
9
—
—
905
411
営業外収益
受取利息及び配当金
有価証券売却益
為替差益
匿名組合出資利益
雑収入
営業外費用
為替差損
自己株式売却損
貸倒引当金繰入額
雑損失
経常利益
特別利益
貸倒引当金戻入益
固定資産売却益
特別損失
固定資産除却損
ゴルフ会員権評価損
退職給付会計基準変更時差異償却
過年度賞与
税金等調整前当期純利益
法人税、住民税及び事業税
△
法人税等調整額
少数株主利益
当期純利益
連
結
剰
余
金
計
算
25
16
4
—
393
510
書
連結剰余金期首残高
連結剰余金減少高
配当金
役員賞与
連結子会社の増加に伴う減少高
当期純利益
連結剰余金期末残高
△
)
単位(百万円)
2,397
213
128
65
20
393
2,577
2,061
174
128
46
—
510
2,397
9
Financial statements
連結キャッシュ・フロー計算書の要旨
連
結
キ
ャ
ッ
シ
ュ
・
フ
ロ
ー
計
算
書
単位(百万円)
当期
(
前期
)(
2000年9月 1日から
2001年8月31日まで
営業活動による
キャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益が前連結
会計年度末に比べ減少したものの、
前受金の増加及び法人税等の支払
額が減少したことにより、前期比
60百万円増加しております。
投資活動による
キャッシュ・フロー
3か月の預け入れ期間を超える定
期預金を払い戻したことから、前
期比24億38百万円増加しており
ます。
財務活動による
キャッシュ・フロー
取締役及び使用人への譲渡のため
の自己株式を取得したことにより、
前期比2億57百万円減少しており
ます。
10
)
1999年9月 1日から
2000年8月31日まで
I 営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益
減価償却費
連結調整勘定償却額
役員退職慰労引当金の増加額
退職給付引当金の増加額
賞与引当金の増減額
受取利息及び配当金
為替差損
有価証券売却益
自己株式売却損
売上債権の増減額
たな卸資産の増減額
前受金の増減額
仕入債務の増減額
役員賞与の支払額
その他
小計
利息及び配当金の受取額
法人税等の支払額
II 投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金預入による支出
定期預金払い戻しによる収入
有形固定資産の取得による支出
無形固定資産の取得による支出
投資有価証券の取得による支出
投資有価証券の売却による収入
非連結子会社株式の取得による支出
その他
114
740
106
11
17
39
△
4
△
27
6
—
2
△ 125
△ 148
64
△
75
△
65
△
38
503
27
△ 416
902
△ 150
1,730
△
81
△
21
△ 619
100
—
△
55
53
905
94
—
17
—
23
△
22
—
△
44
—
△ 206
82
△ 351
33
△
46
14
500
22
△ 469
△1,535
△ 690
—
△ 191
△
12
△ 600
100
△ 126
△
14
III 財務活動によるキャッシュ・フロー
△ 279
△
自己株式の取得による支出
自己株式の売却による収入
配当金の支払額
IV 現金及び現金同等物に係る換算差額
V 現金及び現金同等物の増減額
VI 現金及び現金同等物の期首残高
VII 連結子会社増加に伴う現金及び現金同等物の増加額
VIII 現金及び現金同等物の期末残高
△ 173
23
△ 128
4
742
297
26
1,065
△ 170
277
△ 128
△
8
△1,512
1,809
—
297
21
Shareholder’s data
株主情報
● 株主分布状況
(2001年 8月31日現在)
● 発行する株式の総数
17,250,000株
●発 行 済 株 式 数
7,763,040株
[株主数:5,958名]
証券会社 21名(0.35%)
外国人 23名(0.39%)
その他国内法人
●株
主
数
5,958名
金融機関 34名(0.57%)
105名
(1.76%)
● 大株主
氏名または名称
所有株式数
(株)
齋 藤
茂
齋
藤
真
也
中央三井信託銀行(株)
(信託口)
齋 藤
豊
齋
藤
一
枝
発行済株式数
に対する所有
株式の割合
(%)
1,454,040
567,200
313,500
302,760
221,560
18.73
7.30
4.03
3.90
2.85
210,400
2.71
197,400
2.54
バンク オブ ニューヨーク ヨーロッパ
リミテッド ルクセンブルグ
個人・その他
5,775名
(96.93%)
● 株式数構成比
[発行済株式数:7,763,040株]
外国人 366,304株(4.72%)
その他国内法人
225,934株(2.91%)
証券会社 28,421株(0.36%)
金融機関
みずほ信託銀行株式会社(信託口)
日本トラステイ・サービス
信託銀行株式会社(信託口)
株 式 会 社 京 都 銀 行
東洋信託銀行株式会社(信託口)
1,286,820株
(16.58%)
160,100
2.06
個人・その他
151,200
141,400
1.94
1.82
(75.43%)
5,855,561株
● 株価チャート・出来高推移
(円)
6,000
株式の分割(無償交付)に関して
2001年2月28日の最終の株主名簿および実質株
主名簿に記載された株主を対象に、1株につき1.2株
の株式分割を行いました。2001年4月20日付で増
4,000
加する株式数は、1,293,840株となり、発行済株式
総数は7,763,040株となります。
自己株式の取得について
(株)
2,000
80,000
取締役および従業員の業績向上に対する意欲、士気を
一層高め、業績の向上に資するため、2000年11月28
日開催の第21期定時株主総会決議に基づいて、ストッ
40,000
クオプション導入のため自己株式を取得いたしました。
0
1月
2月
3月
4月
5月
2001年
6月
7月
8月
9月
10月
0
2000年12月19日から2001年1月31日の間、市場
買付で49,400株、買付総額162,286,500円にて取得
いたしました。
11
アンケート結果
第22期中間事業報告書アンケートの 結果をご報告い
たします。
まず、当社はおかげさまで本年8月に東京証券取引
第22期中間事業報告書で実施したアンケートの集計結果
アンケート回答総数:405
●どこで当社をお知りになりましたか。
(複数回答)
1 証券会社
所市場第一部、大阪証券取引所市場第一部へと銘柄
2 新聞・雑誌記事
の指定替えをいただきました。これにより投資家のみ
4 その他(企業情報誌、知人・友人、テレビ、ラジオ、ほか)
なさまに対する信頼、
ご支援を受け賜れるよう一層の
企業努力を尽くしてまいります。
今回株主のみなさまからいただいた貴重なご意見
3 新聞・雑誌広告
●株の購入に際してどのような項目を重視されますか。
(複数回答)
1 株価の推移
2 EPS(一株当たり利益)
3 PER(株価収益率)
4 配当性向
の中で、
「株式市場での知名度アップ」
「業績を反映す
5 増資
る株価の 実現」といったご意見が 多く、当社としまし
7 増配
ても引き続き「IR活動の積極的な展開」の方針のもと、
継続的な取り組みを行っております。
今年は齋藤社長による会社説明会等、全国規模で
6 株主優待
8 業種
9 ROE(株主資本利益率)
10 出来高
11 利回り
12 即応性、柔軟な経営
13 PBR(株価純資産倍率)
すでに30回におよぶIR活動を実施し、当社をご理解
14 ディスクロージャーがよい
いただけるような「わかりやすい企業情報の提供」活
16 フリー・キャッシュ・フロー
15 知名度
64.2%
28.9%
26.9%
21.5%
18.8%
18.5%
16.0%
15.3%
13.6%
10.6%
9.4%
8.9%
6.7%
5.9%
5.4%
4.7%
17 その他(将来性、成長性、売上高・経常利益、株主優遇、
動を広告活動なども検討しながら継続し、
「 市場にお
ける知名度の向上」に努めてまいります。
64.0%
18.8%
10.1%
12.8%
社長の方針、ビジネスモデル、無借金経営、社員への配慮、ほか) 9.6%
●今回の事業報告書で関心を持たれた内容はどれでしょうか。
(複数回答)
1
2
3
4
5
6
7
社長インタビュー
トーセの海外戦略
財務諸表解説
株主情報
セグメント情報
アンケート集計
キャッシュ・フロー
48.9%
32.8%
29.4%
18.3%
9.9%
9.1%
7.7%
●当社に対して今後どのようなことを望まれますか。
(複数回答)
1
2
3
4
5
6
12
株主への利益還元
積極的な事業拡大
株主優待の実施
安定的な経営
わかりやすい情報提供
その他(一層の成長、知名度アップ・会社PRの強化、
株式分割、現場見学、積極的IR活動、ほか)
65.7%
28.4%
27.2%
25.7%
21.2%
19.3%
Corporate data
会社概要
●社
名
●京都本社所在地
●設
立
●資
本
金
●発 行 済 株 式 数
●株
主
数
●従 業 員 数
●役
員
株式会社トーセ
〒600-8091 京都市下京区東洞院通四条下ル
昭和54年11月1日
967,000,000円
7,763,040株(2001年8月31日現在)
5,958人(2001年8月31日現在)
229人(2001年8月31日現在)
取締役会長
齋藤 豊
代表取締役社長
齋藤 茂
常務取締役
近藤 愼
取締役
齋藤 真也
坂口 次郎
西 忠司
早川 郁久
常勤監査役
小澤 正治
監査役
八幡 朋納
西阪 隆夫
(注)上記監査役全員は、
「株式会社の監査等に関する商法の特
例に関する法律」第18条第1項に定める社外監査役であります。
●ネットワーク
国内
株式会社トーセ
京都本社
〒600-8091 京都市下京区東洞院通四条下ル
TEL:075-342-2525
(代)FAX:075-342-2524
本社開発センター
〒618-0081 京都府乙訓郡大山崎町下植野二階下13
TEL:075-958-2525
(代)FAX:075-958-2526
大宮開発センター
〒600-8385 京都市下京区大宮通仏光寺下ル 中雅ビル
TEL:075-812-3773
(代)FAX:075-803-2311
株式会社 ティーネット
〒150-0011 東京都渋谷区渋谷2丁目12番19号
東建インターナショナルビル5階
TEL:03-5766-8545
(代)FAX:03-5766-8546
海外
東星軟件(上海)有限公司
郵編200040 上海市南京西路1266号 恒隆廣場20階
東星軟件(杭州)有限公司
郵編310013 浙江省杭州市文三路477号 華星科技大厦209室
株式会社トーセ
京 都 本 社
〒600-8091
京都市下京区東洞院通四条下ル
TEL: 075-342-2525(代)
ホームページ
http://www.tose.co.jp/
株主メモ
●決
算
期
●定 時 株 主 総 会
● 利益配当金受領株主確定日
8月31日
11月下旬
利益配当金
8月31日
中間配当金
2月末日
●名 義 書 換 代 理 人
中央三井信託銀行株式会社
●同 事 務 取 扱 場 所
中央三井信託銀行株式会社 大阪支店 証券代行部
〒541-0041 大阪市中央区北浜2-2-21
TEL:(06)
6202-7361(代)
●同
取
次
所
中央三井信託銀行株式会社
本店および全国各支店
日本証券代行株式会社
本支店・出張所
C I
(コーポレートアイデンティティ)
●公 告 掲 載 新 聞
日本経済新聞
●1 単 元 の 株 式 数
100株
成長しつ づ ける緑の 大樹としっかりと大地に張った 根を モ
●上 場 証 券 取 引 所
東京証券取引所市場第一部
もに成長して行く方向性を表わしています。視覚訴求の 赤い
大阪証券取引所市場第一部
チ ーフにデザインを展開 。根っこで成長企業を支えながら、
と
ラインは「自制・節度を持って」と言う意味を併せ持ちます。