各 位 三重工場(仮称)建設に関するお知らせ - 倉元製作所

店
平成12年8月18日
各
位
会
社
名
代表者の役職名
(登録銘柄
E
倉 元 製 作 所
取 締 役 社 長 鈴 木 忠 勝
コード番号5216)
問い合わせ先
T
株 式 会 社
L
取締役経理部長 関
根
紀 幸
0228−32−5111
三重工場(仮称)建設に関するお知らせ
当社は、平成12年8月18日の取締役会において、以下の通り三重県に工場を新設するこ
ととし、平成12年8月22日に三重県、三重県久居市及び三重県土地開発公社と企業立地協
定を締結し、同日、三重県土地開発公社と土地売買契約を締結することを決議いたしましたの
でお知らせいたします。
記
1.建物の名称
株式会社倉元製作所 三重工場(仮称)
2.所在地
三重県久居市森町
「ニューファクトリーひさい工業団地 D 区画」
3.面積
52,708平方メートル
4.建物
延べ床面積 約 11,000平方メートル
5.工事計画
着
工
平成12年10月
完
成
平成13年2月
操業開始 平成13年3月
6.投資予定金額
総額65億円
(土地13億円、クリーンルーム含む建物・付帯設備等25億円、
加工設備27億円)
7.予定従業員数
約190名
8.設備資金
自己資金並びに借入金にて支払い(自己資金10億円)
9.加工内容
①TFT液晶用ガラス基板の切断・面取り加工
②カラーフィルター(CF)表面特殊処理加工
③ITO成膜加工
10.三重工場(仮称)建設の目的について
近年、LCD(液晶ディスプレイ)の用途は、ノートパソコンに加え、パソコン用モニター、
携帯電話、携帯情報端末、そしてテレビ等に至るまで様々な分野に広がり、LCD需要は更な
る拡大が見込まれております。こうした好環境を背景に、取引先各位から当社に対する液晶ガ
ラス基板加工ライン増強のニーズも高く、当社は、これに応える形で本年4月には若柳第3工
場を増築し、生産能力の拡大を図ったところであります。
一方、LCD市場の順調な拡大が見込まれる中で、今後は、特に、液晶産業の伸長著しい韓
国、台湾勢との厳しい価格競争等も予想され、わが国のLCD業界が一体となったコスト競争
力強化への取り組みが必要不可欠になっております。
当社は、このような経営環境の下で、今後の事業規模拡大のためには、特に取引高の過半を
占める近畿圏の取引先各位に対して万全の製品供給体制を整え、物流面の利便性を高めること
が必要不可欠と判断し、三重県に製造拠点を設けることといたしました。
これにより、当社は、近畿圏を中心とした取引先各位に対して極めて短時間のうちに製品を
供給することが可能となり、物流・在庫管理面含めたコストメリットを提供できるものと考え
ております。また、これを契機に、当該地域の取引先各位に対し製販一体となった取り組みを
一層強化し、今後の取引拡大を図って参りたいと考えております。
なお、近畿圏の工業団地の中から、
「ニューファクトリーひさい工業団地」を選定いたしま
したのは、取引先各位との交通の利便性が高い地域であることに加え、特に、当社が必要とす
る大量の工業用水を供給できること、来春の操業開始に合わせた工事着工が可能といった条件
が揃っていたことによるものであります。
新工場では、TFT用液晶ガラス基板の切断・面取り加工、大型サイズに対応したカラーフ
ィルター(CF)表面特殊処理加工、そしてITO成膜加工を行う予定であります。CF表面
特殊処理加工とITO成膜加工の組み合わせによるCF処理の一貫加工で、当社の強みを更に
発揮できると考えております。
なお、新工場建設による売上の増加は、年間ベースの「売上高」で約260億円、同じく材
料の有償支給分を除いた「加工売上高」で50億円強、と見込んでおります。また、平成12
年度の「加工売上高」を148億円と予想しておりますので、新工場の建設による「加工売上
高」の増加は30%強を見込んでおります。
11.業績への影響
今期の業績見通しについては変更はありません。
以 上