F A Q (よくあるお問合せ) - 河南町

【 F A Q (よくあるお問合せ) 】
(1)FAQ(よくあるお問合せ)NPO法人設立編 ………………………FAQ‐ 2
(2)FAQ(よくあるお問合せ)NPO法人運営編 ………………………FAQ‐ 8
(3)FAQ(よくあるお問合せ)認定NPO法人編 ………………………FAQ‐17
FAQ- 1
FAQ(よくあるお問合せ) NPO法人設立編
Q1
NPO法人(特定非営利活動法人)を設立したいのですが。
河南町では申請前の事前相談を行っておりますので、ご利用ください。設立総会を開く前に、できれば、定
款、設立趣旨書、2ヶ年分の事業計画書及び活動予算書を作成の上、アポイントをとってくださるようお願
いします。 (P3 参照)
Q2
NPO 法人(特定非営利活動法人)設立申請は、郵送でもできますか。
郵送でもできます。次のあて先まで郵送してください。
〒585-8585 河南町大字白木1359―6
河南町 総合政策部 秘書企画課
なお、河南町では申請前の事前相談を行っておりますので、ご利用ください。
事前相談をご利用される場合は、設立総会を開く前に、できれば、定款、設立趣旨書、2ヶ年分の事業計画
書及び活動予算書を作成の上、アポイントをとってくださるようお願いします。 (P3参照)
Q3
NPO法人(特定非営利活動法人)設立申請書の収受証明書の発行はできますか。
収受証明書は発行していませんが、申請書や届出書の控えが必要な場合は、コピーを持参いただくと、窓口
で申請書のコピーに受付印を押してお渡しします。
郵送で書類を提出される場合は、80 円切手を貺付した返信用封筒(あて先を記載したもの)、コピーを入
れていただきましたら、受付印を押して返送いたします。
なお、上記の受付印は、書類をお預かりした際に押印するものです。必ずしも受理日ではないのでご注意下
さい。提出して頂いた書類の形式審査等を行なった後、河南町で書類を受理(この日から 2 ヶ月間府民の
縦覧に供します。)します。
Q4
NPO法人(特定非営利活動法人)設立申請に手数料(大阪府証紙、収入印紙等)は必要ですか。
手数料(大阪府証紙・収入印紙)は必要ありません。
Q5
NPO法人(特定非営利活動法人)設立を申請してから認証されるまで、どのくらいの期間がかかりますか。
原則として申請後4か月以内に、認証又は丌認証の決定が行われます。 (P18 参照)
Q6
NPO法人(特定非営利活動法人)設立申請中に、NPO法人(特定非営利活動法人)と名乗ることはでき
ますか。
できません。NPO法(特定非営利活動促進法)では、NPO法人(特定非営利活動法人)でない者がNP
O法人(特定非営利活動法人)を名乗った場合、10七円以下の過料の対象となります。 (P11参照)
Q7
NPO法人(特定非営利活動法人)を設立するためには、資金や財産は必要ですか。
設立時の基本財産や過去の活動実績の有無などは、NPO法人(特定非営利活動法人)の設立要件ではあり
ませんので必要ありません。 (P4 参照)
FAQ- 2
Q8
NPO法人(特定非営利活動法人)の名称に制約はありませんか。
他の法律で使用が禁止されている名称(社会福祉法人○○、学校法人○○等)や公序良俗に反する名称は使
用できません。なお、既存の NPO 法人と同じ名称をもつことに法令上の制限はありませんが、市民の誤解
を招きやすいことからできるだけ避けるべきでしょう。また、NPO 法人の名称として登記できない符号が
あります。詳細については、管轄の法務局(登記所)で確認してください。 (P52 参照)
Q9
自宅や会社をNPO法人(特定非営利活動法人)の事務所にできますか。
自宅(個人の住宅)であっても、その NPO 法人(特定非営利活動法人)の事業活動の中心となる場所で、
一般的に、NPO 法人の代表者(責任者)が所在して、その場所で継続的に業務が行われるのであれば、事
務所とすることは可能です。
個人の住宅を主たる事務所にする場合は、そこに事業報告書等を備え置き、社員(NPO 法人の構成員であ
り、総会において議決権を有する、自然人や団体(法人含む)のこと)や利害関係人(NPO 法人と取引等
の契約関係がある者など)からの閲覧請求に対応することが可能であることが必要です。また、所轄庁や利
害関係者などが連絡を取れること(郵便が届くことや電話がつながることなど)も、当然必要となります。
(P1、P9 参照)
Q10
NPO法人(特定非営利活動法人)の特定非営利活動の種類が複数にわたっても問題ないですか。
問題はありません。ただし、定款に定める「目的」と「特定非営利活動に係る事業(法人の目的を達成する
ために行う事業)」の間で整合がとれている必要があります。活動の種類が多いから良いとか、1つしかな
いから悪いというものではなく、自分たちのミッションが何か、そのミッションを実現するための活動(事
業)がどの活動の種類に該当するのか、という視点で選んでください。 (P4 参照)
Q11
特定非営利活動事業とその他の事業の違いは何ですか。
「特定非営利活動に係る事業」とは、NPO 法人の目的を達成するために行う活動です。「その他の事業」
とは、それ以外の本来の目的と直接の関係がない事業、例えば、運営財源の確保を目的とした事業や会員の
相互扶助事業など、のことをいいます(平成15年の改正NPO法(特定非営利活動促進法)施行前は、
「そ
の他の事業」は「収益事業」と呼ばれていました。)。利益を得る事業であっても、法人の目的を達成する
ために行うものであれば、「特定非営利活動に係る事業」となります。
また「特定非営利活動に係る事業」と「その他の事業」の区別に関わらず、物を仕入れて販売するような特
定の34業種については法人税法上「収益事業」とみなされて課税される場合があります。詳細については、
国税庁(税務署)で確認ください。 (P5、P12 参照)
Q12
NPO法人(特定非営利活動法人)が非営利法人である以上、収入を得る事業を行ったり、利益を得ると問
題になるのでしょうか。
NPO法(特定非営利活動促進法)でいう「非営利」とは、
「活動により得た利益を構成員(役員や社員)
に分配することができない(内部分配の禁止)
」という意味であり、収入を得る事業を行うことや、活動に
よって利益が出ること自体は問題ではありません。
ただし、活動により得た利益を構成員(役員や社員)に分配することはできないことから、それらは次年度
の活動のために繰り越すことになります。また「特定非営利活動に係る事業」と「その他の事業」の区別に
関わらず、物を仕入れて販売するような特定の34業種については法人税法上「収益事業」とみなされて課
税される場合がありますので、ご注意ください。なお、NPO 法人(特定非営利活動法人)を解散する際の
残余財産の帰属先は、NPO法に定める法人(国、地方公共団体又は定款で定める NPO 法人等)に限定さ
FAQ- 3
れています。 (P10 参照)
Q13
NPO法人(特定非営利活動法人)の社員とはどういう立場の人ですか。
NPO法(特定非営利活動促進法)上の社員とは、NPO 法人(特定非営利活動法人)の構成員であり、総
会において議決権を有する、自然人や団体(法人含む)のことをいいます。一般的には、正会員と呼んでい
る NPO 法人が多いようです。
なお、よく社員と会員を混同される方がいらっしゃいますが、会員イコール社員ではありません。
会員には大きく言えば3つの種別があります。
1つは、一般的には「正会員」と呼ばれる、NPO法に定める「社員(NPO 法人の構成員)」であり、
もう1つは NPO 法人が定める「社員以外の会員」、一般的には「賛助会員」と呼ばれる NPO 法人のサポ
ーターです。
最後に、NPO 法人によっては「社員以外の会員」として、サービスを円滑に提供するために、サービスの
利用者を会員として定めているところもあります。 (P5参照)
Q14
NPO法人(特定非営利活動法人)の会員に対して、入会金や会貹は必ず徴収する必要がありますか。また
金額に制限はありますか。
会員に対する入会金や会貹は、必ず徴収しなければならないというものではありませんが、徴収する場合に
は、NPO法人(特定非営利活動法人)の運営という観点から、重要な収入源のひとつとしてその金額を決
定することとなります。なお、徴収する会貹が高額な場合(所轄庁が社会通念にしたがって個別に判断)は、
会員の種別によってその額に制限がありますので、ご注意ください。 (P5参照)
会員種別の例
注意点
正会員
NPO法(特定非営利活動促進法)に定め 正会員(社員)の入退会に不当な条件をつけるこ
るNPO法人の構成員であり、総会におい とはできませんしたって、入金や会が高額であ
て議決権を有する、自然人や団体(法人 り、このことが正会員(社員)の加入の自由に対す
含む。)のこと。
る不当な制限とみなされる場合は、認証されませ
ん。
賛助会員
NPO法に定める社員以外の会員であり、 NPO法人のサポーターですので、入会金や会費
法人のサポーターのこと。
の金額に制限はありません。
サービス
サービスを円滑に提供するために、利用 NPO法人は、不特定多数のものの利益を図るこ
利用会員
者を会員としてる例がある。
とを目的としている法人であることから、サース利
用会員の入会金や会費が高額であり、サービス
の提供相手限定れてしま場合は、認証されませ
ん。
Q15
NPO法人(特定非営利活動法人)の入会金及び会貹は、出資金にあたるのですか。
入会金及び会貹は、出資金ではありません。寄付金的な性格を有するお金と考えられています。また、NPO
法人が会員等から出資金を集めることは、利益の分配を予定する等として認められません。
(P5 参照)
Q16
役員(理事及び監事)がNPO法人(特定非営利活動法人)の社員になることは可能ですか。
また法人・団体が、社員になることは可能ですか。
いずれも問題はありません。
なお、理事は社員のほか、職員を兹ねることができます。ただし、監事は社員を兹ねられますが、職員を兹
ねることはできません。 また、理事と監事は兹ねることができません。(P6、P7 参照)
FAQ- 4
Q17
公務員・外国人・未成年者は、NPO法人(特定非営利活動法人)の役員や社員になることができますか。
・公務員については、NPO 法(特定非営利活動促進法)上の制限はありませんが、地方公務員法などに関
連する規定がありますので、勤務先の担当者にご確認ください。
・外国人や未成年でも役員や社員になることは可能ですが、住所や居住を証する書面等、必要な書類を提出
する必要があります。
・特に、未成年者など法律行為能力が制限されている者については、法定代理人の同意等が必要です。
Q18
親族だけでNPO法人(特定非営利活動法人)の役員や社員を構成することは可能ですか。
NPO法人(特定非営利活動法人)の私物化を避ける為に、親族が役員に就任することに関する制限規定が
あります。具体的には、次のとおりです。
・役員総数が6人以上の場合は、役員1人について、その親族(配偶者及び三親等以内の親族)の1人まで
は役員になることができます。
・役員総数が5人以下の場合は、1人も親族(配偶者及び三親等以内の親族)は役員になることはできませ
ん。
なお、社員についての制限はありません。 (P6、P7 参照)
Q19
NPO法人(特定非営利活動法人)で役員に支払う報酬と事務局職員に支払う給料は違うのですか。また、
支払う金額に制限はありますか。
報酬とは、役員としての活動に対して支払われるお金のことです。もっぱらその人の地位に着目して支払わ
れるものといえるでしょう。
例えば、月に1度の理事会に出席し、その対価として報酬を受ける場合などです。
給料とは、事務局職員としての労働の対価のことです。役員であっても、職員として給不を得ている場合は
当該給不は役員報酬には該当しません。また、会議に出席するための交通貹などは、貹用の弁償であり、こ
ちらも役員報酬には当たりません。
職員の給料は、正当な労働の対価として支払われますが、あまりにも非常識な高給を支払えば、利益の分配
と見られる可能性があります。このことは、役員の報酬についても言えることです。 (P7 参照)
Q20
将来、NPO法人(特定非営利活動法人)を株式会社や社団法人などに組織変更することはできますか?
NPO法人(特定非営利活動法人)から株式会社や一般社団法人・一般財団法人などに組織変更することは
できません。また、株式会社、一般社団法人・一般財団法人、社会福祉法人などとの合併も認められていま
せん。合併ができるのは、NPO法人同士に限られています。 (P10 参照)
Q21
社員を「○○町△△丁目、○○町□□地域在住者に限る」とすることは、「丌当な条件」に当たりますか。
社員の資格を特定の地域の住民に限る場合でも、その制限が事業内容等との関連から見て合理的なものであ
れば、「丌当な条件」に当たらない場合もあると考えられます。どのような制限であれば丌当な条件となら
ないかについては、一律に決まるものではなく、地域の限定の仕方と事業内容との相関関係で判断すること
になりますが、例えば△△丁目の住民以外の者が社員として加入することを一切拒否するのであれば、丌当
な条件とならざるを得ないでしょう。
なお、社員の資格の問題とは別に、その団体の主たる目的たる活動である「特定非営利活動」は、「丌特定
かつ多数のものの利益の増進に寄不する」ことでなければならないので、誰でもが会員になれないような条
件を付した会員の互助的な活動は「特定非営利活動」に当たらないものであることに留意する必要がありま
す。
FAQ- 5
Q22
海外に事務所を置いて活動を行っていますが、この場合、設立認証の所轄庁はどこになりますか。
法第9条の規定により、所轄庁は一つの政令指定市の区域内のみに事務所が所在する法人については当該政
令指定都市の長、それ以外の法人については主たる事務所が所在する都道府県の知事になります。海外に事
務所を置いている団体についても、日本国内の事務所の所在で所轄庁を決めることになりますので、主たる
事務所の所在地で判断することとなります。
Q23
申請後、補正が認められる事項としてはどのようなものがありますか。
法第10条第3項の規定により、申請者からは「都道府県又は指定都市の条例で定める軽微なものである場
合に限り」補正することができます。軽微な丌備とは、客観的に明白な誤記、誤字又は脱字など、内容の同
一性に影響を不えない範囲のものをさします。
Q24
設立の登記はいつまでに行わなければならないのですか。登記を行わなかった場合はどうなりますか。
組合等登記令第2条第1項の規定により、設立の認証の通知があった日から2週間以内に主たる事務所の所
在地で登記を行うこととなります。法第 13 条第3項の規定により、設立の認証があった日から6月を経過
しても登記をしないときには、河南町長により設立の認証を取り消されることがあります。
Q25
どのような事項を登記するのですか。
登記する事項は次のとおりです(組登令2②)
。
① 目的及び業務
② 名称
③ 事務所の所在場所
④ 代表権を有する者の氏名、住所及び資格
⑤ 存続期間又は解散の事由を定めたときは、その期間又は事由
⑥ 代表権の範囲又は制限に関する定めがあるときは、その定め
⑦ 資産の総額
Q26
代表権を有していない理事についても登記をする必要はありますか。
改正組合等登記令の施行後は、理事であっても代表権を有しない者については、登記を行う必要はありませ
ん。ただし、既に代表権を持つ役員について、当該役員の代表権を完全に制限する旨の定款変更を行った場
合は、代表権を完全に喪失した者として、当該役員の氏名及び住所を登記しなければなりません。
なお、改正 NPO 法施行前から、理事の代表権を制限している法人について、改正 NPO 法施行後6ヶ月以
内(平成 24 年 9 月 30 日まで)に理事の抹消登記を行う必要があります。
Q27
「代表権を有する者」とは、理事全員のことですか。それとも、理事長等理事の代表者のことですか。
NPO 法人の理事は、法律上は、それぞれ単独で法人を代表する権限を有することが原則とされていますの
で、法人が定款において代表権を制限していない場合には、理事全員が組合等登記令第 2 条第2項第 4 号
における「代表権を有する者」に当たります。したがって、理事全員について登記する必要があり、理事長
のみを登記することでは足りません。なお、組合等登記令の「代表権を有する者」は、特定非営利活動促進
法にいう「理事」のほかに、法第 17 条の3の「仮理事」
、法第 31 条の5の「清算人」
、民事保全法(平成
元年法律第 91 号)第 56 条の「その職務を代行する者」も含まれます。また、法人が定款において代表権
の制限を行っていて理事長のみが代表権を有する場合には、当該理事長たる理事のみを「理事」として登記
することとなります。
FAQ- 6
Q28
設立の登記の後に行うべきことはありますか。
設立の登記によって法人として成立したことになりますが、これだけで設立の手続は終わりではありませ
ん。まず、登記をしたことを証する登記事項証明書(原本及びコピー)及び設立当初の財産目録等を添えて、
河南町長に届け出る必要があります。
また、NPO 法人は、設立の登記をした後2週間以内に、従たる事務所の所在地においても、登記をしなけ
ればなりません。従たる事務所が複数ある場合は、そのすべての事務所の所在地で登記する必要があります。
Q29
NPO 法人を設立した直後には、どのような書類を法人の事務所で閲覧させればよいのですか。
NPO 法人が設立された直後で、事業報告書等が作成されるまでの間には、次の書類を利害関係人に対して
閲覧させることになります(法 28③)
。
① 設立当初及び翌事業年度の事業計画書
② 設立当初及び翌事業年度の活動予算書
③ 設立当初の財産目録
④ 役員名簿
⑤ 定款
⑥ 認証に関する書類の写し
⑦ 登記に関する書類の写し
Q30
どのような活動が 20 の分野に該当しますか。また、逆にどのような活動が該当しませんか。
法律の別表には、20 の活動分野が列挙され、それらの活動に該当しないと特定非営利活動とはみなされま
せん。その意味で、20 の活動分野は限定的に列挙されています。
これらの 20 の活動の一つ一つの意味(定義)は、法律には書かれていませんので、その言葉を解釈するた
めには、他の法令における使用例等を参考にしつつ、社会通念つまり常識に従って判断することになります。
一方、活動分野については、「多様な特定非営利活動を含むように広く運用すること」が立法当時の衆議院
内閣委員会で決議されていますので、社会通念の許す範囲でできるだけ柔軟な解釈をとることが求められて
いるといえるでしょう。
したがって、どのような活動が 20 の活動に含まれ、また、逆に含まれないのかについては、それぞれの所
轄庁が、他の法令における使用例、社会通念等に従いながら幅広く判断することとなります。
FAQ- 7
FAQ(よくあるお問合せ)NPO法人運営編
Q1
NPO法人(特定非営利活動法人)の定款変更認証申請書・事業報告書等各種届出は、郵送でもできますか。
原則として郵送で受け付けることとしています。次のあて先まで郵送してください。
〒585-8585 河南町大字白木1359―6
河南町 総合政策部 秘書企画課
ただし、定款変更に関しては、今回のNPO法の改正に伴う変更事項もあり、申請前の事前相談を行ってお
りますので、ご利用ください。定款変更の決議を行う総会を開く前に、アポイントをとってくださるようお
願いします。 (P3 参照)。
Q2
NPO法人(特定非営利活動法人)の定款変更認証申請書や各種届出書の収受証明書の発行はできますか。
収受証明書は発行していませんが、申請書や届出書の控えが必要な場合は、コピーを持参いただくと、窓口
で申請書のコピーに受付印を押してお渡しします。
郵送で書類を提出される場合は、80 円切手を貺付した返信用封筒(あて先を記載したもの)
、コピーを入
れていただきましたら、受付印を押して返送いたします。
なお、上記の受付印は、書類をお預かりした際に押印するものです。必ずしも受理日ではないのでご注意下
さい。提出して頂いた書類の形式審査等を行なった後、河南町で書類を受理(この日から 2 ヶ月間府民の
縦覧に供します。)します。
Q3
定款変更認証申請をした場合、認証までどのくらいの期間がかかりますか。
原則として申請後4か月以内に、認証又は丌認証の決定が行われます。 (P92 参照)
Q4
NPO法人(特定非営利活動法人)の届出書等に使う印鑑は法人として登記しているものか個人印かどちら
を使えば良いですか。
法人として登記をしている印鑑を使ってください。
Q5
NPO法人(特定非営利活動法人)の定款変更で、法務局にも登記の変更手続きが必要なものを教えてくだ
さい。
「名称」
、
「事務所」
、
「目的」
、
「活動の種類」
、
「事業の種類」に変更があった場合は、法務局にも登記の変更
手続きが必要です。また、
「解散の事由を定めたとき」に、その事由に変更があった場合も同様です。
なお、上記以外に「代表権を有する者の氏名及び住所」及び「資産の総額」
「代表権の範囲又は制限に関す
る定め」についても登記事項とされています。
「代表権を有する者の氏名及び住所」については、同じ人が
引き続き代表権を有する理事に再任した場合であっても変更があったものと取り扱われ、変更の登記はもち
ろん河南町長への届出も必要なことから、尐なくとも 2 年に 1 度は登記の変更と河南町長への届出を行う
ことが必要です。また、
「資産の総額」については、河南町長への届出は必要ありませんが、毎年、決算後
に登記の変更が必要となることと思われます。 ( P48、P85、P92 ほか参照)
FAQ- 8
Q6
代表権を有していない理事についても登記をする必要はありますか。
改正組合等登記令の施行後は、理事であっても代表権を有しない者については、登記を行う必要はありませ
ん。ただし、既に代表権を持つ役員について、当該役員の代表権を完全に制限する旨の定款変更を行った場
合は、代表権を完全に喪失した者として、当該役員の氏名及び住所を登記しなければなりません。
なお、改正 NPO 法施行前から、理事の代表権を制限している法人について、改正 NPO 法施行後6ヶ月以
内(平成 24 年 9 月 30 日まで)に理事の抹消登記を行う必要があります。
Q7
「代表権を有する者」とは、理事全員のことですか。それとも、理事長等理事の代表者のことですか。
NPO 法人の理事は、法律上は、それぞれ単独で法人を代表する権限を有することが原則とされていますの
で、法人が定款において代表権を制限していない場合には、理事全員が組合等登記令第 2 条第2項第 4 号
における「代表権を有する者」に当たります。したがって、理事全員について登記する必要があり、理事長
のみを登記することでは足りません。なお、組合等登記令の「代表権を有する者」は、特定非営利活動促進
法にいう「理事」のほかに、法第 17 条の3の「仮理事」
、法第 31 条の5の「清算人」
、民事保全法(平成
元年法律第 91 号)第 56 条の「その職務を代行する者」も含まれます。また、法人が定款において代表権
の制限を行っていて理事長のみが代表権を有する場合には、当該理事長たる理事のみを「理事」として登記
することとなります。
Q8
事業報告書等を期限内に提出することができません。どうすれば良いですか。
大阪府の条例で毎事業年度開始後 3 ヶ月以内と定められていますので、期限内に提出してください。
(P56~参照)
Q9
「登記事項証明書」はどのようなときに提出する必要がありますか。
登記事項証明書については、定款の変更に伴い、登記事項に変更のあった場合、遅滞なく原本及びコピーを
提出してください。
(従来は、事業報告書提出時でしたが、法改正後は登記変更後遅滞なく提出することに
なりましたので、注意してください。
)登記に変更があっても、定款に変更がなければ、この書類の提出は
丌要です。例えば、役員の変更は、登記の変更が必要ですが、定款は変更されないため、こちらの書類の提
出は丌要です。ただし、河南町への役員変更等届出書の提出が必要です。 (P53、P110参照)
Q10
NPO法人(特定非営利活動法人)で、役員が再任の場合、理事から監事になった場合及び理事長を変更し
た場合は、役員変更等届出書の提出は必要でしょうか。
役員等の新任(欠員補充、増員)
、再任(継続の場合も再任にあたります)
、任期満了、死亡、辞任、解任、
住所変更、改姓及び改名があった場合、また、理事から監事に変更(逆の場合も同じ)となった場合は、河
南町長あてに「役員変更等届出書」及び「変更後の役員名簿」(2 部)を提出しなければなりません(新任(理
事から監事(逆の場合も同じ)を含む。の場合は、就任承諾書及び住民票等の提出も必要)
。また、同時に
法務局へ登記の変更手続も必要となります。
ただし、
理事の身分は有したままでその職責が代わった場合
(役
員のなかで理事長と副理事長が交替したケースなど)は、
「役員変更等届出書」の提出は丌要です。
(P85参照)
Q11
NPO法人(特定非営利活動法人)の役員を変更した場合の届出は、河南町と法務局のどちらへ先に届ける
べきですか。
どちらが先でもかまいませんが、役員の変更を行った後、遅滞なく河南町長と法務局に届出てください。
(P
85参照)
FAQ- 9
Q12
NPO法人(特定非営利活動法人)の役員や入会金・会貹が変更になった場合、定款の附則の変更をする必
要はありますか。
定款には「本則(いわゆる定款本文)
」と「附則」があり、
「附則」には「本則」を補足するため、設立当初
の措置が定められます。したがって、役員の氏名や入会金・会貹の額が附則にだけ定められている場合、附
則の変更は丌要です。逆に、会貹の額等が本則に定められている場合は、定款変更が必要となり、河南町長
の認証を受ける必要があります。
Q13
NPO法人(特定非営利活動法人)で役員が新たに就任した場合、役員変更等届出書の添付書類「役員の住
所又は居所を称する書面」は、何を提出すれば良いですか。
住民票または登録原票記載事項証明書(いずれも本籍地や世帯主、続柄の記載は丌要です。
)及び「変更後
の役員名簿」を提出してください。いずれも発行日から 6 ヶ月以内のものが必要です。
また、家族全員の記載があるものでも、本人の了承があれば提出していただけます。
なお、印鑑証明や、電子申請による住民票記載事項証明書は書類として認められませんので、必ず住民票ま
たは登録原票記載事項証明書を提出してください。 (P89 参照)
Q14
NPO法人(特定非営利活動法人)の事務所の所在地を変更した場合の届出は、大阪府庁と法務局のどちら
へ先に届けるべきですか。
どちらが先でもかまいませんが、定款に定める手続きに従って、定款の変更を行った後、遅滞なく河南町長
と法務局に届出てください。また、定款の本則に(第2条に記載されている場合がほとんどです)事務所の
所在地を市区町村名までしか記載していない法人は、定款を変更するわけではありませんので、登記は必要
ですが、河南町長への届出は丌要です。ただし、河南町から連絡をすることもありますので、河南町まで変
更後の所在地と電話番号をお知らせくださるようお願いします。 (P107下記Q15Q16参照)
Q15
NPO法人(特定非営利活動法人)の主たる事務所の住所表示が変更になった場合、定款変更届出書を提出
する必要はありますか。
住所表示が変更になった場合でも、定款変更届出書を提出する必要があります。
Q16
他府県へNPO法人(特定非営利活動法人)の主たる事務所を移転したいのですが、どちらの窓口で手続き
が必要となりますか。
所轄庁は当該移転する都道府県の知事又は政令指定市に変更になります。移転を希望する都道府県又は政令
指定市に必要な書類についてお問合せいただき、必要書類を窓口となる河南町へ提出してください。なお、
2つ以上の都道府県に事務所を設置している法人については、主たる事務所がある都道府県の知事が所轄庁
となります。 (P90P91P107参照)なお、大阪府内における事務所の変更があった場合も、大阪市
又は堺市のみに事務所を有する場合などは、所轄庁の変更となり、定款変更認証が必要となります。
Q17
今度、府外でもNPO法人(特定非営利活動法人)活動を展開するのですが、所轄庁変更の手続きは必要で
すか。
活動場所を府外にも展開するだけであれば、特段の手続きは必要ありません。ただし、活動場所の拡大に伴
って事務所を大阪府外にも新設する場合、所轄庁は主たる事務所がある都道府県の知事にとなり、主たる事
務所がある都道府県の知事に対する定款変更認証の申請が必要です。必要な書類について主たる事務所があ
る都道府県の知事へお問合せのうえ、窓口となる河南町へ提出してください。 (P90、91 参照)
FAQ- 10
Q18
NPO法人(特定非営利活動法人)の定款の誤字・脱字の修正であっても定款変更認証申請が必要ですか。
誤字・脱字であっても目的や名称などの定款変更の認証が必要な事項を変更する場合は、定款変更認証の申
請が必要です。 (P90、91、P107 参照)
Q19
他府県から河南町へNPO法人(特定非営利活動法人)の事務所を移転したいのですが、どちらの窓口で手
続きが必要となりますか。
所轄庁は河南町長に変更となります。ただし、政令指定市である大阪市又は堺市のみに事務所を設置する場
合は大阪市又は堺市が法上の所轄庁となります。河南町に必要な書類についてお問合せいただき、必要書類
を移転前の都道府県へ提出してください。なお、2つ以上の都道府県に事務所を設置している団体について
は、主たる事務所がある都道府県の知事が所轄庁となります。 (P90、91、P107 参照)
Q20
現在、NPO法人(特定非営利活動法人)の事務所を2つ以上の都道府県に設置しており、大阪府以外の他
都道府県の事務所を閉鎖するのですが、どちらの窓口で手続きが必要となりますか。
変更後の所轄庁は大阪府又は大阪市、堺市(河南町のみに事務所を設置する場合の所管は河南町長となりま
す。
)に変更となります。大阪府又は大阪市、堺市(河南町の所管法人となる場合は河南町)に必要な書類
についてお問合せいただき、必要書類を現在の所轄庁に提出してください。(P90、91、P107 参照)
Q21
今回の改正により活動分野が追加されましたが、改正法の施行日以前から今回追加された活動を行っている
場合、定款の変更を行う必要はありますか。
「観光の振興を図る活動」及び「農山漁村及び中山間地域の振興を図る活動」については、観光の振興及び
村おこし等の活動が我が国にとって重要な課題となっていることに鑑み、その活動をより一層促進させるた
め、特定非営利活動の類型の一つとして明示することとされたものです。これらの活動を行う法人のうちに
は、「まちづくりの推進を図る活動」を行う法人として認証を受けているものも多いと考えられますが、こ
れらの活動を、「まちづくりの推進を図る活動」ということは可能であり、定款変更をしないとその活動が
できないわけではありませんが、より活動分野の種類を特定できるよう、「観光の振興を図る活動」や「農
山漁村及び中山間地域の振興を図る活動」への変更を申請することは、改正の趣旨にも合致するものである
ことから、改正法の施行に伴い、定款の変更を行うことが望ましいものと考えられます。
Q22
社員がかなりの人数(1,000 人以上)いる場合も定款変更等について総会で決めなければならないのです
か。また、このような場合に、毎年 1 回の総会の開催を省略することはできないのですか。
この法律では、定款変更、解散及び合併については、総会で決議することが必要とされていますので、社員
の数がいかに多くとも、これらの事項の決定を理事会等に委任することはできません。
また、NPO 法人は、毎年 1 回必ず通常総会を開催することが義務付けられていますので、総会の開催を省
略することもできません。しかし、総会の議決の方法としては、書面による方法や代理人による方法、さら
には書面による表決に代えて電磁的方法も認められていますので、社員数の多い法人の場合は、これらの方
法を活用して円滑な運営を行うことが期待されます。 また、総会の定足数は定款で自由に定めることがで
きますので、その団体の運営に適した定足数を定める方法もあります。
Q23
「その他の事業」により赤字が生じた場合はどうなるのですか。
法第5条第 1 項において、その他の事業は、特定非営利活動に係る事業に支障がない範囲で行うことがで
きると規定されています。それゆえ、必ずしもその他の事業の開始の初年度から黒字が見込めるとは限りま
せんが、2事業年度継続して多額の赤字が生じるようなことのないように、ご留意願います。
FAQ- 11
Q24
その他の事業から生じた利益は、すべて特定非営利活動に係る事業に繰り入れなければならないのですか。
法第5条第 1 項で、その他の事業において利益を生じたときは、特定非営利活動に係る事業のために使用
しなければならないと規定されていることから、その利益は特定非営利活動に係る事業に繰り入れなければ
なりません。
Q25
今回の法改正により「収支計算書」が「活動計算書」に改められましたが、どのように内容が変わったので
すか。
収支計算書は、NPO 法人の会計方針で定められた資金の範囲に含まれる部分の動きを表すものです。これ
とは異なり、活動計算書は NPO 法人の当期の正味財産の増減原因を示すものであることから、法人の財務
的生存力を把握する上で重要な書類の一つであるといえます。当期の正味財産の動きを表す活動計算書にお
いては、収支計算書における資金の範囲という概念は丌要となり、貸借対照表との整合性を簡単に確認する
ことができます。
また、固定資産の取得時において、収支計算書にはその購入時の支出額を計上しますが、活動計算書には支
出額ではなく、取得した資産の減価償却貹を計上する等の相違点も挙げられます。
Q26
旧法の「収支計算書」の提出は認められるのですか。
改正法の附則第6条第2項では、当分の間、活動予算書、活動計算書に代えて従来の収支予算書、収支計算
書を作成、提出することを認めています。このため、当分の間は、従来の NPO 法人の会計処理によって、
収支予算書、収支計算書の提出が認められます。しかし、法の趣旨に鑑み、できる限り速やかに活動計算書
(予算書)に移行することを検討願います。
Q27
事業計画書及び活動予算書は毎年作成しなければならないのですか。法人として成立後も所轄庁に提出した
り、閲覧させたりすることがあるのですか。
事業計画書及び活動予算書については、法人の設立申請時及び定款変更時に所轄庁へ提出する必要がありま
すが、毎年所轄庁に提出したり、閲覧させたりする義務はありません。しかし、NPO 法人自身が当該事業
年度の正味財産の増減原因等を事前に把握し、適切に法人運営を行うに当たって実務上有用な書類であると
いえるため、経常的に作成することを妨げるものではありません。
Q28
定款変更に際して、所轄庁の認証が丌要となるのはどんな場合ですか。
定款を変更するためには、所轄庁の認証を受けなければなりませんが、次のような事項については、
社員総会での議決後、所轄庁にその内容を届け出るだけでよく、所轄庁の認証は必要ありません(法
25③)
。
① 所轄庁の変更を伴わない事務所の所在地の変更(P90、P91、P107参照)
② 役員の定数に関する事項
③ 資産に関する事項
④ 会計に関する事項
⑤ 事業年度
⑥ 残余財産の帰属すべき者に係るものを除く解散に関する事項
⑦ 公告の方法に関する事項
これらの届出だけで変更できる事項に関しては定款の変更を決定した時点で効力が発生します。ただ
し、登記事項に該当する事項(具体的には事務所の所在地の変更)については、登記の変更をしなく
てはなりませんので、注意が必要です。
FAQ- 12
Q29
役員を変更する場合どのような手続が必要ですか。
役員は、氏名又は住所若しくは居所に変更があった場合などは、所轄庁に届出をする義務があります
が、ここで、役員の「変更」としては、次のような場合が考えられます。
① 再任
② 任期満了
③ 死亡
④ 辞任
⑤ 解任
⑥ 氏名、住所又は居所の変更 (「人」としての同一性が保たれている場合です。新任は⑦ですのでこ
こには含まれません。)
⑦ 新任
このうち、①の再任、⑤の解任及び⑦の新任については、総会における議決など定款に定められた手
続に従って決定される必要がありますが、それ以外の変更については、総会での決議などは必要あり
ません。
これらの「変更」があった場合は、NPO 法人はその旨を所轄庁に届け出ることになります。また、こ
れらの場合のうち、⑦の新任の場合には、その届出書に、就任承諾書、住所又は居所を証する書面と
して大阪府条例で定める書面(法 10①二ロ)と役員の宣誓書(法 10①二ハ)を添付することが必要です
(法 23)。
なお、代表権を有する理事の氏名、住所、資格は登記事項ですので、これらに変更があった場合は、
変更の登記をしなくてはなりません(組等令3)
。
Q30
事業報告書、活動計算書、貸借対照表及び財産目録は、決算期に作成されるので、設立当初は備え置
く必要がないと考えてよいのですか。
事業報告書、活動計算書及び貸借対照表は、設立後最初の決算が行われるまでは作成されませんので、
備え置く必要はありません。しかし、財産目録については、設立の時に作成して備え置くことが義務
付けられています(法 14)
。
Q31
定款等については、事務所に備え置く必要はないのですか。
定款並びに認証及び登記に関する書類の写しについては、法第 28 条第2項の規定により、すべての事
務所に備え置くことが義務付けられています。
Q32
NPO 法人を設立した直後には、どのような書類を法人の事務所で閲覧させればよいのですか。
NPO 法人が設立された直後で、事業報告書等が作成されるまでの間には、次の書類を利害関係人に対して
閲覧させることになります(法 28③)
。
① 設立当初及び翌事業年度の事業計画書
② 設立当初及び翌事業年度の活動予算書
③ 設立当初の財産目録
④ 役員名簿
⑤ 定款
⑥ 認証に関する書類の写し
⑦ 登記に関する書類の写し
FAQ- 13
Q33
法人の事務所における閲覧について、各書類については、いつまでの期間のものを閲覧させればよいのです
か。
法第 28 条第3項の規定に基づき、その時点において「事業報告書等」
「役員名簿」
「定款等」として有効な
もの、すなわち最新のものを閲覧させることとなります。
Q34
閲覧は、すべての事務所で行わなければならないのですか。
法第 28 条第1項、第2項の規定により、すべての事務所において事業報告書等の備置きが義務付けられた
ことから、閲覧の請求があった場合には、法第 28 条第3項の規定によりすべての事務所で閲覧の義務が発
生します。
Q35
法人の事務所で閲覧できる書類と、所轄庁で閲覧、謄写できる書類は異なることがありますか。
NPO 法人の事務所で閲覧できる書類と所轄庁で閲覧、謄写できる書類は、基本的には同じです。
ただし、所轄庁で閲覧、謄写できる書類は、所轄庁が「NPO 法人から提出を受けた」事業報告書等、役員
名簿(法 30)ですので、これらの書類が作成後所轄庁へ提出されるまでの間については、事務所でのみ閲
覧が可能になります。
なお、所轄庁に対する閲覧、謄写請求の場合は誰でも閲覧、謄写が可能ですが、法人が事務所において閲覧
をさせる義務を有するのは、社員、その他の利害関係人に限られます。
Q36
合併の認証申請の際にはどのような書類を所轄庁に提出する必要がありますか。
新設合併に際して、所轄庁に提出する書類は次のとおりです。
① 合併認証申請書
② 社員総会の議事録の謄本
③ 定款
④ 役員名簿(役員の氏名及び住所又は居所並びに各役員についての報酬の有無を記載した名簿)
⑤ 役員の就任商談及び誓約書の謄本
⑥ 各役員の住所又は居所を証する書面
⑦ 社員のうち 10 人以上の者の氏名及び住所又は居所を記載した書面
⑧ 宗教活動・政治活動の制限等(法第 2 条第 2 項第 2 号)及び暴力団の統制下にないこと等(法第 12 条
第 1 項第 3 号)に該当する旨の確認書
⑨ 合併趣旨書
⑩ 合併当初の財産目録
⑪ 合併の初年(度)及び翌年(度)の事業計画書
⑫ 合併の初年(度)及び翌年(度)の活動予算書
Q37
法第 35 条第 1 項の規定により作成する財産目録は、合併前の各法人が作成するのですか。また、どちらの
事務所に備え置くのですか。その財産目録は、申請時に提出する財産目録と異なるものですか。
財産目録は、合併後存続する NPO 法人及び合併によって消滅する NPO 法人(合併によって NPO 法人を
設立する場合にあっては、合併によって消滅する各 NPO 法人)が作成することが必要です。これは、債権
者の保護のためには、合併前の各法人の資産の状況を明確にしておくことが必要だからです。
また、作成された財産目録については、合併するそれぞれの法人の事務所に備え置くこととなります。
一方、合併の申請時に提出する財産目録は、合併後の法人の合併当初の財産目録ですので、法第 35 条によ
り作成される財産目録とは、別のものです。
FAQ- 14
Q38
合併の登記は、いつまでに行う必要がありますか。また、登記を行わなかった場合はどうなりますか。
組合等登記令第2条第1項の規定により、設立の認証の通知があった日から2週間以内に主たる事務所の所
在地で登記を行うこととなります。従たる事務所がある場合には、組合等登記令第 11 条第1項第1号の規
定により、設立の登記をした後2週間以内に、登記をしなければなりません。従たる事務所が複数ある場合
には、そのすべての事務所の所在地で登記する必要があります。
また、登記を行わなかった場合には、法第 39 条第2項において準用する法第 13 条第3項の規定により、所
轄庁から設立の認証を取り消される場合があります。
Q39
合併の際の公告はインターネットによる方法が認められますか。
電子公告制度の導入のための商法等の一部を改正する法律(平成16年法律第87号)が平成17年
2月1日から施行され,これまで官報か時事に関する日刊新聞紙に限定されていた公告方法に加え,
インターネットを利用して公告を行うことが可能となりました。このため、電子公告の方法をもって
公告を行う旨を定款に定めておけば、インターネットのみによる公告も認められます。
なお、公告方法が電子公告である場合には、事故その他やむを得ない事由によって電子公告による公
告ができない場合の公告方法(官報または日刊新聞紙のいずれか)を定款に定めることができます(会
社法第 939③)
。
Q40
団体の代表者の職名は「理事長」と称さなければならないのですか。
それぞれの理事は、対外的には法人を代表しますが、定款で他の理事の代表権を制限し、特定の理事を代表
者とすることができます(法第 16 条)。
その場合、NPO 法人の代表者の職名は必ずしも「理事長」である必要はなく、「代表理事」など他の名称
を用いることも可能です。いずれの名前を用いる場合でも、その者に団体を代表する権限を不え、他の理事
の権限を制限する場合には、定款にその旨を明記することが必要です。また、登記においても、代表者だけ
を登記することとなります。
Q41
定款によって代表権の制限をしたいのですが、定款上には、どのような定めを置けばよいのですか。
「理事長は、この法人を代表し、その業務を総理する」などの定めが考えられます。また、誤解等を避ける
ため、「理事長以外の理事は、法人の業務についてこの法人を代表しない」という規定を置くことが望まし
いと考えらます。
Q42
代表権のない理事が、法人の名で行った行為については、法人は責任を負う必要があるのですか。
すべての理事は、それぞれ法人を代表する権限を有しており、旧法においては、その権限を定款で制限して
も、その制限は、代表権の制限を知らなかった第三者には主張(対抗)できませんでした(旧法 16②)。
しかし、改正法において組合等登記令(昭和 39 年政令第 29 号)の一部改正を行い、
「代表権の範囲又は
制限に関する定めがあるときは、その定め」を登記すべき事項と定めた(附則第2条)ことにより、第三者
に主張できることとなりました。
したがって、ある理事が代表権の制限に反した行為をした場合には、法人は原則として、その責任を負う必
要はありません。
FAQ- 15
Q43
代表権を有していない理事についても登記をする必要はありますか。
改正組合等登記令の施行後は、理事であっても代表権を有しない者については、登記を行う必要はありませ
ん。ただし、既に代表権を持つ役員について、当該役員の代表権を完全に制限する旨の定款変更を行った場
合は、代表権を完全に喪失した者として、当該役員の氏名及び住所を登記しなければなりません。
なお、改正 NPO 法施行前から、理事の代表権を制限している法人について、改正 NPO 法施行後6ヶ月以
内(平成 24 年 9 月 30 日まで)に理事の抹消登記を行う必要があります。
Q44
「代表権を有する者」とは、理事全員のことですか。それとも、理事長等理事の代表者のことですか。
NPO 法人の理事は、法律上は、それぞれ単独で法人を代表する権限を有することが原則とされていますの
で、法人が定款において代表権を制限していない場合には、理事全員が組合等登記令第 2 条第2項第 4 号
における「代表権を有する者」に当たります。したがって、理事全員について登記する必要があり、理事長
のみを登記することでは足りません。なお、組合等登記令の「代表権を有する者」は、特定非営利活動促進
法にいう「理事」のほかに、法第 17 条の3の「仮理事」
、法第 31 条の5の「清算人」
、民事保全法(平成
元年法律第 91 号)第 56 条の「その職務を代行する者」も含まれます。また、法人が定款において代表権
の制限を行っていて理事長のみが代表権を有する場合には、当該理事長たる理事のみを「理事」として登記
することとなります。
Q45
特別代理人、仮理事を選任しなければいけない場合はどのような時ですか。
法人と理事個人との利益相反行為については、当該理事は代表権を有さないため、所轄庁は、利害関係人の
請求又は職権により特別代理人を選任することになります。
定款で定められている任期が終了し、後任の役員が選任されていない場合、民法第 654 条の規定により、
急迫な事情があるときや、後任の役員が選任されるまでの間、前任者は必要な職務を行わなければならない
ため、仮理事の選任は必ずしも必要ではありません。
しかし、前任者が何らかの原因により職務を継続できない事情が生じて、法人に損害が発生することが避け
られないような場合等、所轄庁は利害関係人の請求又は職権により仮理事を選任することになります。
FAQ- 16
FAQ(よくあるお問合せ)認定NPO法人編
Q1
認定 NPO 法人制度とは、どのような制度でしょうか。
NPO 法人のうち、一定の基準等に適合するものとして所轄庁の認定又は仮認定を受けた法人(以下「認定
NPO 法人等」といいます。)に対して支出した寄附について、次のような税制上の優遇措置が講じられて
います。
① 個人が認定 NPO 法人等に対し、その認定 NPO 法人等の行う特定非営利活動に係る事業に関連する寄
附(その寄附をした者に特別の利益が及ぶと認められるものを除きます。)をした場合は、次のいずれかの
控除を選択適用できます。
イ その寄附に係る支出金を特定寄附金とみなして、寄附金控除(所得控除)の適用(措法 41 の 18 の2
①)。
ロ その寄附に係る支出金について、認定 NPO 法人等寄附金特別控除(税額控除)の適用(措法 41 の
18 の2②)
② 法人が認定 NPO 法人等に対し、その認定 NPO 法人等の行う特定非営利活動に係る事業に関連する寄
附をした場合は、一般寄附金の損金算入限度額とは別に損金算入限度額が設けられています。
認定 NPO 法人等に対する上記の寄附金の額については、特定公益増進法人に対する一定の寄附の金額と合
わせて、特定公益増進法人に対する寄附金の特別損金算入限度額(以下「特別損金算入限度額」といいます。)
の範囲内で損金算入が認められます。
なお、これらの合計額が特別損金算入限度額を超える場合には、その超える部分の金額は一般寄附金の額と
合わせて、一般寄附金の損金算入限度額の範囲内で損金算入が認められます(法人法 37④、措法 66 の
11 の2②)。
③ 相続又は遺贈により財産を取得した者が、その取得した財産を相続税の申告期限までに認定 NPO 法人
(仮認定 NPO 法人は対象となりません。)に対し、その認定 NPO 法人の行う特定非営利活動に係る事業
に関連する寄附をした場合は、その寄附をした者又はその親族等の相続税又は贈不税の負担を丌当に減尐す
る結果となる場合を除き、その寄附をした財産の価額は相続又は遺贈に係る相続税の課税価格の計算の基礎
に算入されません(措法 70①⑩)。
ただし、その寄附を受けた認定 NPO 法人が、寄附のあった日から2年を経過した日までに認定 NPO 法人
に該当しないこととなった場合又はその寄附により取得した財産を同日においてなお特定非営利活動に係
る事業の用に供していない場合には、適用されません(措法 70②⑩)。
④ 認定 NPO 法人(仮認定 NPO 法人は対象となりません。)の収益事業に属する資産のうちからその収
益事業以外の事業で特定非営利活動に係る事業に該当するもののために支出した金額をその収益事業に係
る寄附金の額とみなすとともに(みなし寄附金)、寄附金の損金算入限度額は、所得金額の 50%又は 200
七円のいずれか多い額までとなります(法人法 37⑤、法令 73①、法規 22 の5、措法 66 の 11 の2①)。
Q2
認定等を受けたいと考えていますが、どこに相談すればよいでしょうか。
認定又は仮認定(以下「認定等」といいます。)の手続が円滑に進められるよう、大阪府では申請前の事前
相談を行っていますので、大阪府(大阪市又は堺市のみに主たる事務所がある場合は大阪市、堺市)にご相
談ください。
事前相談は任意の手続ですが、認定基準等についての理解するため、この事前相談を行うことにより、申請
時に必要な資料作成事務を効率的に行うことができ、また、大阪府における申請後の審査の円滑化・迅速化
の効果が期待できるため、事前相談を積極的にご活用されることをお勧めします。
なお、事前相談は、予約制としておりますので、相談を希望される方は、大阪府(大阪市又は堺市のみに主
たる事務所がある場合は大阪市、堺市)に事前に電話で相談の日時等を予約ください。また、認定等に係る
事務については、大阪府内の市町村には権限移譲を行なっておりませんのでご注意下さい。
FAQ- 17
Q3
認定等の審査に当たり、申請法人の実態確認が行われますか。
NPO 法人から認定等の申請書が提出されると、所轄庁の職員が当該申請書の内容等を確認するために申請
法人に臨場し、実態確認を行う場合があります。 実態確認においては、認定基準等の適合性や申請書類の
記載内容を確認するための参考資料として、以下のような書類の提示(又は提出)をお願いする可能性があ
ります。
(参 考)
確認させていただく書類の例
確認する主な認定基準
パブリック・サポート・テストに関する基準
NPO 法人の事業活動内容がわかる資料
1
(パンフレット、会報誌、マスコミで紹介されてい
る記事、事業所一覧等)
活動の対象に関する基準
事業活動に関する基準
丌正行為等に関する基準
運営組織及び経理に関する基準
2
NPO 法人の職員一覧、給不台帱
事業活動に関する基準
丌正行為等に関する基準
パブリック・サポート・テストに関する基準
総勘定元帱など作成している帱簿や取引記録
3
活動の対象に関する基準
(会計について公認会計士又は監査法人の監査を 運営組織及び経理に関する基準
受けている場合の「監査証明書」を含みます。
)
事業活動に関する基準
丌正行為等に関する基準
4
申請書に記載された数字の計算根拠となる資料
パブリック・サポート・テストに関する基準
(例)
・事業貹と管理貹の区分基準
活動の対象に関する基準
・役員の総数に占める一定のグループの人数
割合
事業活動に関する基準
活動の対象に関する基準
事業貹の内容がわかる資料
5
(事業活動の対象、イベント等の実績(開催回数、 運営組織及び経理に関する基準
募集内容等)
、支出先など)
6
運営組織及び経理に関する基準
事業活動に関する基準
パブリック・サポート・テストに関する基準
寄附金・会貹の内容がわかる資料
(現物寄附の評価額、寄附金・会貹に係る特典等)
活動の対象に関する基準
事業活動に関する基準
絶対値基準(寄附金額の合計額が年 3,000 円以上
7
の者の人数が年平均 100 人以上)の算出方法がわ パブリック・サポート・テストに関する基準
かる資料
8
9
条例により個別に指定を受けていることがわかる
資料
助成金・補助金を受けている場合、その募集要項、
申請書及び報告書等
10 閲覧に関する細則(社内規則)
パブリック・サポート・テストに関する基準
パブリック・サポート・テストに関する基準
情報公開に関する基準
NPO 法人が特定の第三者を通じて活動を行ってい 活動の対象に関する基準
11 る場合、特定の第三者の活動内容及び NPO 法人と 事業活動に関する基準
特定の第三者との関係がわかる資料
丌正行為等に関する基準
(注) 上記は、確認させていただく資料の一例であり、認定審査等の過程において、必要に応じて、これ
FAQ- 18
ら以外の資料を確認させていただく場合があります。また、これらの資料は、事前相談の際にも確認
させていただく場合があります。
Q4
認定等の申請は、NPO 法人設立後、いつからすることができますか。
認定又は仮認定を受けるためには、申請書を提出した日を含む事業年度の初日において、その設立の日以後
1年を超える期間が経過していることが基準とされています(法 45①八、59①一)。
したがって、設立の日から1年を超える期間が経過していれば、認定又は仮認定の申請をすることができま
す。
例えば、事業年度の期間が1年である法人について、その設立初年度が1年に満たない期間となっている場
合には、事業年度の期間が1年である第2期が終了し、設立後の第1期及び第2期の事業年度報告書等を作
成し、所轄庁に提出していれば、設立の日以後1年を超える期間が経過していることになりますので、認定
又は仮認定の申請をすることができます。
Q5
設立から5年以上を経過している場合は、仮認定を受けることができないのでしょうか。
仮認定は、申請書を提出した日の前日において、その設立の日から5年を経過しない NPO 法人であること
が基準の1つとなっています(法 59①二)。
ただし、改正 NPO 法施行日(平成 24 年4月1日)から起算して3年を経過する日までの間に仮認定の申
請を行おうとする NPO 法人については、法人の設立の日から5年を経過した法人であっても、仮認定の申
請を行うことができます(法附則7)。
Q6
認定、仮認定の更新をすることはできますか。
認定の有効期間は、所轄庁による認定の日から起算して5年となっており、認定の有効期間の満了後、引き
続き認定 NPO 法人として活動を行おうとする認定 NPO 法人は、有効期間の満了の日の6月前から3月前
までの間に、所轄庁の条例で定めるところにより、有効期間の更新の申請書を提出し、有効期間の更新を受
けることができます(法 51②③⑤)。
また、仮認定の有効期間は所轄庁による仮認定の日から起算して3年となり、仮認定の有効期間が経過した
ときは、仮認定は失効します(更新はできません)ので、仮認定の有効期間中又は有効期間経過後に認定
NPO 法人として認定を受けたい場合は、認定の申請を行う必要があります。なお、仮認定 NPO 法人が、
認定 NPO 法人として認定を受けたときは、仮認定の効力を失います(法 61)。
なお、認定の有効期間の更新の申請があった場合において、従前の認定期間の満了の日までに当該更新申請
に対する処分がされないときは、従前の認定は、従前の認定の有効期間の満了後も処分がなされるまでの間
は、なお効力を有することとなります(法 51④)。
Q7
特定非営利活動に係る事業に加え「その他の事業」を行っており、「その他の事業」を区分経理して活動計
算書を作成していますが、パブリックサポートテスト(PST)について相対値基準を採用する場合、総収
入金額には、「その他の事業」に係る収益も含めなければならないのでしょうか。
パブリックサポートテスト(PST)について相対値基準を採用する場合、「その他の事業」を区分経理し
て活動計算書を作成している場合であっても、「その他の事業」を含むすべての収益の部の合計額が、総収
入金額となります。【参考】 「前期繰越正味財産額」等の取扱い
パブリックサポートテスト(PST)の計算においては、活動計算書において、一般的に経常収益に含まれ
ていない「固定資産売却益」、「経理区分振替額(その他の事業を実施している場合の事業間振替額)」、
「前期繰越正味財産額」等については、総収入金額から控除することとなります。
FAQ- 19
Q8
パブリックサポートテスト(PST)の判定に当たって、会貹を寄附金として取り扱うことはできるのでし
ょうか。
「寄附金」とは、支出する側に任意性があり、直接の反対給付がない経済的利益の供不と考えられます。一
方、「会貹」とは、サービス利用の対価又は会員たる地位にあるものが会を成り立たせるために負担すべき
ものであって、寄附金と異なり対価性を有するものと考えられます。
したがって、会員から受領する「会貹」については、一般的には、パブリックサポートテスト(PST)の
判定上、寄附金の額として取り扱うことはできません。
ただし、会貹という名目であっても、定款や規約等から実質的に判断して、明らかに贈不と認められる会貹
(すなわち対価性が認められない会貹(注)。いわゆる「賛助会貹」がこれに該当する場合が多いと思われ
ます。)については、その名称にかかわらず、パブリックサポートテスト(PST)の判定上、寄附金とし
て取り扱って差し支えないこととしております。
なお、絶対値基準においても同様に、定款や規約等から実質的に判断して、明らかに贈不と認められる会貹
については、その名称にかかわらず、パブリックサポートテスト(PST)の判定上、寄附金として取り扱
って差し支えないこととしております。
(注) 対価性の有無の判断に当たっては、例えば、丌特定多数の者に対して無償で配布される機関誌等を
会員が受け取っている程度であれば、対価性がないものとして取り扱われます。
Q9
認定NPO法人等が寄附者から古本を寄贈(現物寄附)され、当該古本を業者に買い取ってもらったところ
5 千円に換金できました。この場合、当該古本(現物寄附)の換金額を寄附金としてパブリック・サポート・
テスト(PST)の判定に含めてよろしいでしょうか。
認定NPO法人等が寄附者からの現物寄附を受け入れた場合には、当該現物寄附が市場価額のある場合に限
り受入時の時価で適正に評価し、パブリック・サポート・テスト(PST)の判定上、寄附金の額として取
り扱われます。
したがって、お尋ねのような古本を寄附として受領した場合、当該NPO法人は当該古本を業者による換金
により時価で適正に評価されたものとして、活動計算書において受取寄附金勘定中の資産受贈益(例えば古
本受贈益)として当該金額を計上することにより、パブリックサポートテスト(PST)の相対値基準又は
絶対値基準のいずれにおいても寄附金の額に含めて計算することができます。
なお、現物寄附を受けた法人が認定NPO法人等である場合には、当該認定NPO法人等が寄附者に領収書
を発行することにより、寄附者は税制上の優遇措置を受けることができます。
(注) NPO法人が受領した現物寄附が、例えば丌要となった子どもの洋服(古着)など経済的価値がな
い場合には、時価ゼロ若しくは備忘価額1円として評価することとなります。
Q10
寄附者の氏名(名称)だけ判明していれば、その寄附金は、パブリックサポートテスト(PST)の判定に
含めてもよろしいでしょうか。
パブリックサポートテスト(PST)の判定上寄附金として取り扱わないこととされている「寄附者の氏名
(法人にあっては、その名称)及びその住所が明らかな寄附金以外の寄附金」とは、寄附者の確認(寄附者
の特定)ができない寄附金のことを指しますので、パブリックサポートテスト(PST)上の寄附金として
取り扱うためには、寄附者が確認(特定)できること、つまり、氏名(名称)のみならずその住所又は主た
る事務所の所在地も明確になっている必要があります。
したがって、お尋ねのような、氏名(名称)以外分からない寄附金については、パブリックサポートテスト
(PST)の判定上の寄附金として取り扱うことはできません(注)
。
例えば、口座振込による寄附金で氏名以外分からない場合には、寄附者が特定されているとはいえず、
「寄
附者の氏名又は名称及びその住所又は主たる事務所の所在地が明らかな寄附金以外の寄附金」に該当し、パ
FAQ- 20
ブリックサポートテスト(PST)の判定上、寄附金として取り扱わないこととなります。
(注) 相対値基準で小規模特例の適用を受ける場合には寄附金として取り扱うことができます。
Q11
NPO 法人の設立に当たり、当該 NPO 法人の前身の団体から財産を受け入れた場合には、当該受入財産に
ついては寄附として「総収入金額」及び「受入寄附金総額」に含めて計算してもよろしいのでしょうか。
新たに NPO 法人を設立し、その前身の団体が有していた財産をそのまま無償で引き継いだ場合には、新し
く設立された NPO 法人と前身の団体とは法律上は別組織と考えられますので、前身の団体からの寄附とし
て取り扱うことになります。
したがって、当該受入財産については、寄附金(受入時の時価)として「総収入金額」及び「受入寄附金総
額」に含めて計算することになります。
なお、前身の団体が単なる個人の集合体である場合には、NPO 法人に寄附した財産はそれぞれの財産所有
者である個人からの寄附となりますので、それぞれの金額の計算を行う際には注意が必要です。
Q12
国等からの補助金その他国等が反対給付を受けないで交付するものとは、どういうものをいうのですか。
国等からの補助金その他国等が反対給付を受けないで交付するものとは、補助金その他名称のいかんにかか
わらず、反対給付を受けないで国等が、直接、NPO 法人に対して交付するものをいいます。
したがって、国等以外の団体(例えば社会福祉法人等)が、反対給付を求めないで NPO 法人に対して交付
するもの(助成金等)については、この要件には該当せず、寄附金と同様に取り扱うことになります。
(注)国等とは、国、地方公共団体、一定の独立行政法人、地方独立行政法人、国立大学法人、大学共同利
用機関法人及び我が国が加盟している国際機関をいいます。
Q13
社会福祉法人などの公益法人等から交付される助成金等はパブリックサポートテスト(PST)の計算上、
国の補助金等として計算してもよいのでしょうか。
国の補助金等とは、国、地方公共団体、一定の独立行政法人、地方独立行政法人、国立大学法人、大学共同
利用機関法人及び我が国が加盟している国際機関から直接交付されるものであり、社会福祉法人などの公益
法人等から交付される助成金等は国の補助金等には該当しないため、受入寄附金総額及び総収入金額に含め
て計算することになります(法規5①一)
。
なお、受入寄附金総額に含めて計算することができる助成金等は、対価性がないものに限られます。
Q14
パブリックサポートテスト(PST)の判定に当たって、絶対値基準を採用する予定ですが、寄附者数は具
体的にどのように算出すればよいのでしょうか。
絶対値の具体的な水準は、実績判定期間内の各事業年度中の寄附金の額の総額が 3,000 円以上である寄附
者の数の合計数が年平均 100 人以上であることとされています。
したがって、実績判定期間内においてこの水準を満たすかどうかは、次の算式に当てはめて判定することと
なります。
※月数は暦に従って計算し、一月に満たない端数は切り上げて一月としてください。
なお、寄附者数のカウントに当たっては、次の点に注意してください。
① 氏名又は名称及び住所又は主たる事務所の所在地が明らかな寄附者のみを数えます。
② 寄附者本人と生計を一にする者も含めて一人として数えます。
③ 寄附者が、その NPO 法人の役員及び役員と生計を一にする者である場合は、これらの者は、寄附者数
FAQ- 21
に含めません。
Q15
寄附者名簿にはどのような内容を記載すればよいのでしょうか。
寄附者名簿には、原則として、寄附者全員の「氏名(法人にあっては、その名称)及び住所並びにその寄附
金の額及び受け入れた年月日」を記載する必要があります。
ただし、匿名で行われた寄附や 1,000 円に満たない尐額の寄附については、例えば、
「匿名寄附 ○口 計
○○○○円」、「尐額寄附 ○口 計○○○○円」というように省略して記載しても差し支えありません。
Q16
寄附者名簿を作成していないと認定されませんか。
法令上、相対値基準又は絶対値基準による申請の場合、実績判定期間内の日を含む各事業年度の寄附者名簿
については、初回の認定申請書に添付しなければならないこととされているため、寄附者名簿を作成してい
なければ認定基準を満たさないこととなります(法 44②一)
。
また、認定又は仮認定後においても、毎事業年度初めの三月以内に、条例で定めるところにより、前事業年
度の寄附者名簿を作成し、その作成の日から起算して5年間(仮認定の場合は3年間)その事務所に備え置
く必要があります(法 54②、62)
。
したがって、認定、仮認定を受けることをお考えの方は、寄附者名簿を確実に作成・保管しておく必要があ
ります。
Q17
パブリックサポートテスト(PST)について絶対値基準を採用した場合、寄附者数に含めた者・含めなか
った者の区別を寄附者名簿に記載する必要はありますか。
絶対値基準による場合であっても、法令上、寄附者名簿への明記は特に必要とされていません。しかしなが
ら、寄附者数のカウントに当たっては、
① 寄附者の氏名(法人・団体にあっては、その名称)及びその住所の明らかな寄附者のみを数える。
② 寄附者の数は、寄附者本人と生計を一にする者を含めて一人とする。
③ 認定申請を行う NPO 法人の役員又は役員と生計を一にする者が寄附者である場合には、その者を寄附
者の数に含めない。
といった点に注意していただく必要があり、認定審査に当たって、所轄庁から、寄附者数の算出方法等につ
いて確認させていただく場合があります。
そのため、寄附者数の算出方法等が分かる何らかの資料の作成・保管(寄附者名簿に明記していただく方法
でも構いません。
)をお願いいたします。
Q18
絶対値基準において寄附者数を算出するに当たり、役員からの寄附金かどうか、生計を一にするかどうかは、
いつの時点で判断すればよいのでしょうか。
寄附をしたときの現況で判断することになります。したがって、事業年度末において役員であったとしても、
寄附をしたときに役員でなければ、絶対値基準の計算上は、寄附者数に含めて差し支えありません。また、
生計を一にするかどうかについては、原則として、寄附をしたときの現況で判断していただくこととなりま
すが、生計を一にするかどうかは、寄附をした時点の現況だけで判断することが難しい場合もありますので、
前後の生活状況等を踏まえた上で判断していただいて差し支えありません。
(注) 寄附者名簿など外形的
な情報に基づき寄附者数をカウントする場合、生計を一にするかどうかの一義的な判断は、姓及び住所が同
一かどうかで判断して差し支えありません。
FAQ- 22
Q19
寄附者(又は役員)と生計を一にする者とは具体的にどのような者を指すのでしょうか。
寄附者(又は役員)と生計を一にする者とは、寄附者(又は役員)と日常生活の資を共通にしている者をい
います。したがって、同居していなくても仕送り等により日常生活の資を共通にしている場合には、その者
は生計を一にする者となります。
(注)
「生計を一にする」とは、必ずしも同一の家屋に起居していることをいうものではありませんので、
次のような場合には、それぞれ次によります。
⑴ 勤務、修学、療養等の都合上他の親族と日常の起居を共にしていない親族がいる場合であっても
次に掲げる場合に該当するときは、これらの親族は生計を一にするものとされます。
イ 当該他の親族と日常の起居を共にしていない親族が、勤務、修学等の余暇には当該他の親族のもとで起
居を共にすることを常例としている場合
ロ これらの親族間において、常に生活貹、学資金、療養貹等の送金が行われている場合
⑵
親族が同一の家屋に起居している場合には、明らかに互いに独立した生活を営んでいると認められる
場合を除き、これらの親族は生計を一にするものとされます。
Q20
絶対値基準において、同一人物が年度をまたいで数回に分けて寄附している場合、寄附者数はどのように計
算するのでしょうか。
寄附金の額が 3,000 円以上かどうかは、実績判定期間内の各事業年度ごとの合計額で判定するこ
ととなます。したがって、例えば、3月決算(実績判定期間が平成 23 年3月期、平成 24 年3月期
の2事業年度とします)の法人が、寄附者Aさんから以下のように5回に分けて合計 10,000 円の
寄附を受けた場合、平成 23 年3月期は合計 8,000 円の寄附金となりますので、寄附者数に含めま
すが、平成 24 年3月期は合計 2,000 円の寄附金となりますので、寄附者数に含めないこととなり
ます。
《寄附者Aさんからの寄附内訳》
事業年度
平成 23 年3月期
平成 24 年3月期
寄附年月
寄附金額
備
考
平成 22 年5月
2,000 円
平成 22 年8月
2,000 円
合計 8,000 円≧3,000 円
平成 22 年 10 月
2,000 円
⇒1人としてカウント
平成 23 年2月
2,000 円
平成 23 年5月
2,000 円
合計 2,000 円<3,000 円
⇒1人としてカウントしない
Q21
近所にお住まいのご夫婦から 3,000 円(夫から 2,000 円、妻から 1,000 円)の寄附金を受領しました。
この場合、寄附者単位で見ると 3,000 円未満の寄附となるため、絶対値基準においては、寄附者に含まれ
ないのでしょうか。
絶対値基準における寄附者数の算出に当たっては、寄附者本人と生計を一にする者を含めて一人として数え
ることとなります。また、その場合、年 3,000 円以上の寄附金額かどうかについては合計金額で判断する
こととなります。したがって、お尋ねの場合、ご夫婦で合計 3,000 円の寄附を行っていますので、ご夫婦
を絶対値基準における寄附者に含めることができますが、寄附者の数については「一人」として数えること
になります。
FAQ- 23
Q22
条例による個別指定とはどのようなものですか。
条例による個別指定とは、NPO法人の事務所がある地方公共団体において、個人住民税の寄附金税
額控除の対象となる寄附金を受け入れる NPO 法人として、
これらの寄附金を定める条例により定めら
れている場合、認定に係る PST 基準を満たすものとして認められるというものです。
なお、条例による個別指定については、寄附金税額控除の対象となる寄附金を受け入れる NPO 法人の
名称及び主たる事務所の所在地が条例で明らかにされていることが必要です。
Q23
条例の個別指定を受けた NPO 法人ですが、条例を制定した都道府県(又は市区町村)内には当 NPO 法人
の事務所はありません。この場合でも、パブリックサポートテスト(PST)基準を満たすこととなります
か。
条例個別指定を受けたことによりパブリックサポートテスト(PST)を満たすこととなる NPO 法人
は、条例を制定した都道府県(又は市区町村)の区域内に事務所(注)を有する NPO 法人に限られま
す。
したがって、条例を制定した都道府県(又は市区町村)の区域内に事務所を有さない場合には、他の
パブリックサポートテスト(PST)
(相対値基準又は絶対値基準)を満たす必要があります。
(注) 定款において定められた事務所(主たる事務所か従たる事務所かは問いません。
)をいいます。
Q24
条例による個別指定はいつの時点で受けていればよいのですか。
認定申請書を提出する日の前日において、個人住民税の寄附金税額控除の対象として都道府県又は市区町村
の条例で定められており、かつ、その条例の効力が生じている(注)必要があります。
(注)その条例が、地方自治法第 16 条《条例及び規則の公告式》に基づき公布され、かつ、施行されてい
ることをいいます。
Q25
運営組織に関する要件のうち「配偶者及び3親等以内の親族」とは、具体的にどのような範囲をいいますか。
例えば、NPO 法人の役員が8名いるとして、その中にYさんの夫であるAさんと、YさんのいとこのBさ
ん、Bさんの長男のCさんがいます。なお、Yさんは当該 NPO 法人の役員とはなっていません。
このような役員構成の場合には、BさんとCさんは親族となります(1親等の血族)が、AさんはBさん及
びCさんと親族関係はありません(4親等及び5親等の姻族となります。
)
。したがって、
「配偶者及び3親
等以内の親族」に該当する人数は2人となります。
Q26
運営組織に関する基準のうち「特定の法人の役員又は使用人である者及びこれらの者と親族関係を有する
者並びにこれらの者と特殊の関係のある者」とは、具体的にどのような範囲をいいますか。
例えば、NPO 法人の役員が 10 名いるとして、その中に株式会社Xの役員であるAさんとBさん及びAさ
んの長男であるCさんがいます。
このような場合には、株式会社Xを「特定の法人」とみると、Aさん及びBさんは株式会社Xの役員である
ことから「その法人の役員又は使用人である者」に該当し、CさんはAさんの長男であることから「これら
の者と親族関係を有する者」に該当することになります。
したがって、
「特定の法人の役員又は使用人である者及びこれらの者と親族関係を有する者並びにこれらの
者と特殊の関係のある者」に該当する人数は3人となります(法 45①三イ(2))
。
(注) 「特定の法人」には、地方公共団体も含まれます。
FAQ- 24
Q27
経理に関する基準に「公認会計士又は監査法人の監査を受けていること」というものがありますが、小さ
な規模の法人でも必ず監査は受けなければならないのでしょうか。
会計については、公認会計士若しくは監査法人の監査を受けていること、又は青色申告法人と同等の帱簿書
類を備え付けてこれに取引を記録し、当該帱簿書類を保存していることが認定基準ですので、後者の認定基
準を満たしていれば、必ずしも公認会計士等の監査を必要とするものではありません(法 45①三ハ、法規
20)。
Q28
経理に関する基準に「帱簿書類の備付け、取引の記録及び帱簿書類の保存について青色申告法人に準じて
行われている」こととありますが、どのような帱簿書類の備付けなどが必要ですか。
青色申告法人の帱簿書類の備付け、取引の記録及び帱簿書類の保存について、その具体的な内容は以下のと
おりです。
① 資産、負債及び資本に影響を及ぼす一切の取引を複式簿記の原則に従って、整然と、かつ、明りょうに
記録し、その記録に基づいて決算を行うこと(法人規 53)
② 仕訳帱、総勘定元帱その他必要な帱簿を備え、取引に関する一定事項を記載すること(法人規 54、同
別表二十)
。
③ 仕訳帱には、取引の発生順に、取引の年月日、内容、勘定科目及び金額を記載し、総勘定元帱には、そ
の勘定ごとに記載の年月日、相手方勘定科目及び金額を記載すること(法人規 55)
。
④ たな卸表を作成すること(法人規 56)
。
⑤ 一定の科目をもって貸借対照表及び損益計算書を作成すること(法人規 57、同別表二十一)
。
⑥ 帱簿書類を7年間整理保存すること(法人規 59)
。
(注) NPO 法上の活動計算書を作成していれば、⑤の損益計算書を作成していることとして取り扱っても
差し支えありません。
Q29
将来の特定非営利活動事業に充てるための積立金は、認定基準等のうち、
「総事業貹のうち 80%以上を特
定非営利活動事業貹に充てること」及び「受入寄附金総額の 70%以上を特定非営利活動事業貹に充てるこ
と」の両基準において「特定非営利活動事業貹」に含めることができますか。
NPO法人の特定非営利活動において、その法人の将来の特定非営利活動事業に充てるために、集めた
寄附金の一部を一定期間法人内部に積み立てる場合も考えられます。このような場合、当該積立金相当額は、
活動計算書上「貹用」とはなりませんが、積立金の使用目的(その法人の今後の特定非営利活動事業に充当
するために法人の内部に積み立てるものであること)や事業計画、目的外取り崩しの禁止等について、理事
会又は社員総会で議決するなど適正な手続きを踏んで積み立て、貸借対照表に例えば「特定資産」として
計上するなどしているものであれば、いわゆる「総事業貹の 80%基準」や「受入寄附金の 70%基準」の判
定において、特定非営利活動事業貹及び総事業貹に含めて差し支えありません。なお、この場合、当該積立
金相当額は、既に「総事業貹の 80%基準」等の判定において特定非営利活動事業貹及び総事業貹として
含めておりますので、事後に当該積立金を取り崩して貹消(資産の取得等を含みます。
)し、かつ、活動計
算書において貹用(取得資産に係る減価償却貹を含みます。
)として計上されている場合には、当該貹用を
特定非営利活動事業貹及び総事業貹から除いたところで「総事業貹の 80%基準」等の判定をする必要があ
ります。
Q30
活動計算書と収支計算書では認定基準等の計算の仕方は違うのですか。
認定等の審査は提出されている活動計算書又は収支計算書に基づいて行われるものであり、書類の違いによ
り認定等の基準が変わることはありません
FAQ- 25
Q31
役員が認定又は仮認定の取消しを受けた他の法人の理事を兹ねていたことを知らなかった場合であっても、
その法人は欠格事由の対象となるのでしょうか。
他の認定 NPO 法人等が認定等を取り消された場合において、当該認定等の取消しの原因となった事実があ
った日以前1 年内に当該他の認定NPO法人等のその業務を行う理事であった者でその取消しの日から5年
を経過しないものが役員にいる認定 NPO 法人等は、義務的取消しの対象となります(法 47 一イ、67①
一)
。
しかしながら、義務的取消しであっても欠格事由に該当する疑いがあれば即座に取り消されるわけではな
く、義務的取消しという丌利益処分については、原則として、所轄庁は聴聞による事実確認を行うことが必
要であり、欠格事由に該当するかは聴聞を踏まえて判断されることとなります。
Q32
認定等の申請を行った NPO 法人に対して、その申請に対する結果は通知されるのですか。また、有効期間
が満了して認定が失効した場合、所轄庁から NPO 法人に通知されるのですか。
所轄庁は、認定等をしたときはその旨を、認定等をしないことを決定したときはその旨及びその理由を、認
定等の申請を行った NPO 法人に対して速やかに書面により通知しなければならないこととされています
(法 49①、法 62)
。
また、所轄庁は、認定又は仮認定をしたときは、インターネットその他の適切な方法により、次の事項を公
示しなければならないこととなっています(法 49②、62)
。
① 当該認定 NPO 法人等の名称
② 代表者の氏名
③ 主たる事務所及びその他の事務所の所在地
④ 当該認定の有効期間
⑤ その他都道府県又は指定都市の条例で定める事項
なお、有効期間の満了等により認定又は仮認定の効力を失った場合には、所轄庁から NPO 法人に対する通
知はされませんが、所轄庁は、インターネットの利用その他の適切な方法により、その旨を公示しなければ
ならないこととされています(法 57②、62)
。
Q33
国税又は地方税の滞納処分の執行がされているもの(法第 47 条第4号)とはどのような状態をいうのです
か。
法第 47 条第4号でいう国税又は地方税の滞納処分が執行されているものとは、
その法人が国税又は地方税
を完納しない場合に租税債権の強制的実現を図るため、各行政機関が財産の差押え、交付要求(参加差押え
を含みます。
)
、換価、配当等の行政処分を執行している状態をいいます。
Q34
認定 NPO 法人等に寄附をした場合に税制上の優遇措置を受けるためには、
どのような手続きが必要ですか。
寄附金を支出した者等の所得税、法人税、相続税及び個人住民税の確定申告等において、次の手続を行う
必要があります。
イ 所 得 税(所得控除又は税額控除)
寄附をした日を含む年分の確定申告書の提出の際に、確定申告書に記載した特定寄附金の明細書と①特定
寄附金を受領した旨(その特定寄附金が認定 NPO 法人等の行う特定非営利活動に係る事業に関連する寄
附金である旨を含みます。
)
、②その金額及び受領年月日を認定 NPO 法人等が証した書類を添付又は提示
する必要があります(所令 262①、所規 47 の2③)
。税額控除の適用を受けるためには、寄附金の税額
控除額の計算明細書と上記①及び②の書類(寄附者の氏名と住所が記載されたもの)を確定申告書に添付
する必要があります(措法 41 の 18 の2③、措規 19 の 10 の3)
。
FAQ- 26
ロ 法 人 税
寄附金の支出をした日を含む事業年度の確定申告書に特別損金算入限度超過額の計算上、寄附金の額の合
計額に算入されない金額(特定公益増進法人又は認定 NPO 法人等に対する寄附金の額の合計額のうち特
別損金算入限度額を超える金額をいいます。
)を記載し、その寄附金の明細を添付しなければなりません。
また、認定 NPO 法人等が発行するその寄附金が特定非営利活動に係る事業に関連する寄附金である旨等
を記載した証明書を保存しておく必要があります(法人法 37⑨、措規 22 の 1239)
○ 。
ハ 相 続 税
相続税の申告書に特例措置の適用を受けようとする旨等を記載するとともに、その財産の寄附を受けた認
定 NPO 法人(仮認定 NPO 法人は対象となりません。
)が、①その寄附が特定非営利活動に係る事業に
関連する寄附である旨、②その寄附を受けた年月日及びその財産の明細、③その財産の使用目的を記載し
た書類を添付する必要があります(措法 70⑤⑩、措規 23 の5)
。
ニ 個人住民税
自治体(都道府県、市区町村)によっては、所得税の確定申告を行うことにより、個人住民税控除の適用
も受けることができます(所得税の確定申告を行う方は住民税の申告は丌要です。
)
。ただし、控除対象と
なるかどうかは自治体によって異なりますので、お住まいの同県・市区町村にお問い合わせください。個
人住民税控除の適用が受けられる時は、寄附先の法人から受け取った領収書などを申告書に添付すること
が必要です。個人住民税の寄附金控除だけを受けようとする場合には、所得税の確定申告の代わりに、住
所地の市区町村に申告を行うこととなります(この場合、所得税の控除は受けられません。
)
。
(注)条例で個別に指定された認定 NPO 法人等以外の NPO 法人への寄附金は、個人住民税の控除の対
象となりますが、所得税の控除対象となっていないため、控除を受ける場合は、確定申告とは別に、市区
町村への申告が必要となります。
Q35
事業年度終了後の報告のほかに、認定 NPO 法人等が所轄庁に提出しなければならない書類はありますか。
次のような場合に、それぞれ次に掲げる書類を条例で定めるところにより作成し、その写しを所轄庁へ提出
する必要があります(法 55②、62)
。
提 出 時 期
助成金の支給を
行った場合
海外への送金又
は金銭の持出し
事後遅滞なく
事
前
提
出
書
類
助成の実績を記載した書類
金額及び使途並びにその予定日を記載した書類
(その金額が 200
七円以下のもの
(注) 災害に対する援助その他緊急を要する場合で事前の提出が困難
を除きます。)を行 な場合は、事後遅滞なく、金額及び使途並びに実施日を記載した書類
う場合
そのほか、名称変更した場合など一定の場合(FAQ-P13 Q31 を参照してください。
)に該当するとき
は、所轄庁等に届出をする必要があります。
Q36
認定 NPO 法人等が寄附者に対して発行する領収書には、形式の定めはありますか。
認定 NPO 法人等が発行する領収書は、特に形式は問いませんが、措規上、
「…認定特定非営利活動法人等
の行う措法第66 条11 の2第2項に規定する特定非営利活動に係る事業に関連する寄附金である旨の当該
認定特定非営利活動法人等が証する書類」とされていることから、認定 NPO 法人等の名称、所在地、所轄
庁からの認定等通知書に記載された番号、認定年月日、受領した寄附金の額及び受領年月日並びにどのよう
FAQ- 27
な特定非営利活動に係る事業に関連する寄附金であるのかが記載されている必要があります。また、認定
NPO 法人等寄附金控除(税額控除)の適用を受けるためには、領収書に寄附者の氏名と住所も記載する必
要があります(措規 22 の 12)
。
個人住民税の寄附金控除だけを受けようとする場合には、所得税の確定申告の代わりに、住所地の市区町村
に申告を行うこととなりますが、その場合の記載事項については、住所地の市区町村にお問い合わせくださ
い。
Q37
どのような場合に認定、仮認定は取り消されますか。
① 次の場合には、認定又は仮認定が取り消されることとなります(法 67①)
。
イ 欠格事由(認定等を取り消され、その取消しの日から 5 年を経過しないものを除きます。
)のいずれ
かに該当するとき
ロ 偽りその他丌正の手段により認定、仮認定、認定の有効期間の更新又は合併の認定を受けたとき
ハ 正当な理由がなく、所轄庁又は所轄庁以外の関係知事による命令に従わないとき
ニ 認定 NPO 法人等から認定又は仮認定の取消しの申請があったとき
② 次の場合には、所轄庁は認定又は仮認定を取り消すことができます(法 67②)
。
イ 法第 45 条第 1 項第 3 号、第 4 号イ若しくはロ又は第 7 号に掲げる認定基準等に適合しなくなった
とき
ロ 法第 29 条の事業報告書等の提出、第 52 条第 4 項又は第 54 条第 5 項の閲覧の規定を遵守してい
ないとき
ハ 上記②イ及びロに掲げるもののほか、法令又は法令に基づいてする行政庁の処分に違反したとき
Q38
認定基準等に適合しなくなった場合や、認定法人等としての義務違反があった場合、勧告・命令を経ずに取
消しが行われることはありますか。
認定の基準等に適合しなくなった場合や事業報告書等を所轄庁に提出していないなどの義務違反があった
場合には、所轄庁は認定等を取り消すことができるとされています(法 67②)
。通常、認定基準等を回復
することが十分に期待される場合や、義務違反行為を発生させるに至ったものの、再発防止策や法令遵守体
制の整備が十分に講じられ、今後の是正が十分期待しうるような場合には勧告、命令等が措置され事後の適
正な発展を期することとなりますが、認定法人等の行為等が著しく悪質である等の場合には勧告、命令等の
段階的な処分を前置するとなく認定等を取り消されることがあります。
Q39
事業年度の途中で役員の親族割合基準を満たさなくなった場合、直ちに認定取消しとなるのでしょうか。
役員の親族割合基準を満たさない場合には、所轄庁は認定等を取り消すことができるとされています(法
67②)
。なお、何らかの理由で理事が欠けた場合に、結果として親族割合が変動してしまう場合などが考え
られ、そのような場合には法人の努力や所轄庁の指導監督で改善が期待されることが尐なくないことから、
事態の度合いに応じて所轄庁が取消しの必要性を判断することとなります。
Q40
認定又は仮認定の取消しを受けた NPO 法人は、二度と認定を受けることはできないのでしょうか。
認定等の取消しを受けた場合は欠格事由に該当することとなりますが、認定等の取消しの日から5年を経過
した法人は認定の申請を行うことができます。なお、認定等を受けたことがある法人は仮認定を受けること
ができないため、再度仮認定の申請を行うことはできません。
FAQ- 28
Q41
国税庁長官の認定を受けた法人(旧認定法人)でその認定の有効期間の終了する日が改正 NPO 法施行日(平
成 24 年 4 月1日)以降に到来する法人が、改正 NPO 法施行後、その認定の有効期間内に所轄庁の認定
を受けた(新認定法人)場合、事業年度終了後に提出する書類は、所轄庁と国税庁の両方に提出する必要が
ありますか。
改正 NPO 法施行日前に改正前の租税特別措置法に基づき国税庁長官の認定を受けた旧認定法人
については、改正 NPO 法施行後も改正前の租税特別措置法が引き続き適用され、その認定の有
効期間は、従前のとおり「国税庁長官の定める日から5年間」となります。
旧認定法人が改正 NPO 法に基づき所轄庁に認定された場合には、所轄庁の認定と国税庁長官の
認定が並存することとなりますが、事業年度終了後に提出する書類は、新認定法人の利便性の観
点等から、所轄庁に提出すればよいこととしております。
ただし、事業年度の途中で新認定を受けた場合で、当該事業年度において旧認定法人であった時
期と、旧認定法人かつ新認定法人という時期が並存する場合には、所轄庁と国税庁長官それぞれ
に対して提出する必要があります。
(注1) 助成金の支給を行った場合及び海外への送金又は金銭の持出し(その金額が 200 七円以下のも
のを除きます。
)を行う場合又は法人の名称、主たる事務所の所在地、代表者の氏名に変更があった場合
の提出書等も、上記と同様の取り扱いとなります。
(注2) 所轄庁に事業年度終了後に提出する書類等と、国税庁長官に提出する書類等は、様式が異なり
ますのでご注意下さい。
【具体例①】
(認定の有効期間が平成 26 年6月 30 日までである3月決算の旧認定法人が、
平成 24 年9月1日
(事
業年度の途中)に新認定法人として認定を受けた場合)
⇒平成 25 年3月期(下図A)・・・所轄庁と国税庁長官それぞれに対しそれぞれの様式にて提出する
必要があります。
平成 26 年3月期以降(下図B)・・・所轄庁の様式にて所轄庁に対して提出すればよいこととなります。
改正前の租税特別措置法による認定の有効期
23.3
27.3
23.3
24.3
24.3
間
24.9~ 25.3
26.3
6
24.9.1~
改正NPO法による認定の有効期間
A
B
旧認定法人かつ新認定法人という時
期が並存する期間を含む最初の事業年
度⇒事業年度終了後に提出する書類
は、所轄庁と国税庁長官それぞれに提
出(それぞれで様式が異なります)
FAQ- 29
事業年度終了後に提出する書
類は、所轄庁に提出すればよ
い(所轄庁様式)
。
【具体例②】
(認定の有効期間が平成 26 年6月 30 日までである3月決算の旧認定法人が、平成 25 年4月1日
(事業年度の開始日)に新認定法人として認定を受けた場合)
⇒平成 25 年3月期(下図C)・・・国税庁が定める様式により国税庁長官に対してのみ提出する必
要があります。
平成 26 年3月期以降(下図D)・・・所轄庁が定める様式により所轄庁に対して提出すればよい
こととなります。
改正前の租税特別措置法による認定の有効期
23.3
27.3
23.3
24.3
間
24.9
24.3
~ 25.3
26.3
6
25.4.1~
改正NPO法による認定の有効期
間
C
D
旧認定法人である期間を含む
事業年度⇒事業年度終了後に
提出する書類は、国税庁長官
に提出 (国税庁様式)
事業年度終了後に提出する書類
は、所轄庁に提出すればよい(所
轄庁様式)
Q42
認定 NPO 法人等の合併認定等の基準適合は、どのように判定するのですか。
認定基準
合併前の判定方法
パブリックサポートテスト(PST)に関する基準(一号基準)
各合併消滅法人
(合併後存続した
NPO 法人の場合は、合併前法人
及び合併消滅法人)
を一の法人と
活動の対象に関する基準(二号基準)
みなして判定します。
運営組織及び経理に関する規準(三号基準)
基
準
(
四
号
基
準
)
事
業
活
動
に
関
す
る
イ 宗教活動、政治活動及び特定の公職者等又は政党を
各合併消滅法人
(合併後存続した
推薦、支持又は反対する活動を行っていないこと
NPO 法人の場合は、合併前法人
ロ 役員、社員、職員又は寄附者等に特別の利益を不え
及び合併消滅法人)
のそれぞれに
ないこと及び営利を目的とした事業を行う者等に寄附を
ついて判定します。
行っていないこと
ハ 実績判定期間における事業貹の総額のうちに特定非
営利活動に係る事業貹の額の占める割合が 80%以上で
各合併消滅法人
(合併後存続した
あること
NPO 法人の場合は、合併前法人
ニ 実績判定期間における受入寄附金総額の 70%以上
を特定非営利活動に係る事業貹に充てていること
FAQ- 30
及び合併消滅法人)
を一の法人と
みなして判定します。
基
準
(
五
号
基
準
)
情
報
公
開
に
関
す
る
各合併消滅法人
(合併後存続した
イ 事業報告書等、役員名簿及び定款等を閲覧させるこ
NPO 法人の場合は、合併前法人
と
及び合併消滅法人)
のそれぞれに
ついて判定します。
各合併消滅法人
(合併後存続した
ロ 各認定基準に適合する旨及び欠格事由に該当しない
NPO 法人の場合は、合併前法人
旨を説明する書類、役員報酬又は職員給不の支給に関す
及び合併消滅法人)
(実績判定期
る規定、収益に関する事項等、助成金の提出書、海外送
間中に認定又は仮認定を受けて
金等の提出書、寄附金を充当する予定の事業の内容を記
いた期間が含まれるものに限り
載した書類等を閲覧させること
ます。
)のそれぞれについて判定
します。
所轄庁への書類の提出に関する基準(六号基準)
各合併消滅法人のそれぞれにつ
丌正行為に関する基準(丂号基準)
いて判定します。
また、設立後の経過期間に関する基準(八号基準)は次のとおりとなります。
合併新設法人が申請書を提出しようする事業年度の初日においてその設立の日から1年を超える期間
が経過していない場合には、各合併消滅法人(合併後存続した NPO 法人の場合は、合併前法人及び合
併消滅法人)のうち最も設立の早い法人の設立の日を基準として判定することとなります。
FAQ- 31