プログラム

芦屋室内合奏団
第 4回 春 のバ ロックコンサート
西宮 市プレラホール
2 0 0 4 年 4 月 2 9 日 ( 本)
開t易 13:30
開演 1 4 : 0 0
ごあいさつ
秋 の定期演奏会に加えて、小規模 でアットホームなという趣 旨で始めた春 のバロックコンサー トも、
今年 で4回 目を迎えました。
今年は原点に帰 つて、あらゆる西洋音楽 の源泉 といわれています、J S Bachの音楽 を中心に構成
しました。又、1曲 だけユニークな曲が紛れ込んでいますが、ユーモアと共にいろいろ感じさせられます。
これも、単純な素材も音楽的個性 でこれ程雰囲気が変わつてくるといつた原点の様なものを、おかしさ
と共に感じていただけれ ば幸 いです。
相変わらぬ 皆様 方 のご声援 に感謝 いたします。
2004年 4月
芦屋室内合奏団
団長 青柳 良
団 員 一 同
PROGRAN4
J. S. /ly/\
ヴアイオリン協奏由 第一番 イ短目
1(テ ンポ指 示なし)Ⅱ
BW 1041
アンダンテ Ш アレグロ・
アッサイ
ヴァイオリン独奏 戸倉啓子
J. S. r(:,r\
オーボエ・
ダモーレ協奏曲 イ長田
1 アレグロ n
BW 1055
マ ノン・
ラル ゲット Ⅲ アレグロ・
タント
♪ 休憩
2/1イ
♪
/r-7炉 竹
リ 産
r/・ 憂 ■ ・
バ
ーヴェン風
ハ
ーマ
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1
ッ 風 Ⅱ ハイドン風" Ⅲ モーツァルト
風 Ⅳ ベート
Vプ ラームス風 Ⅵ ワーグナー風 Ⅶ ドボルザーク風
Ⅷ ウィーン風 Ⅸ 映 画音 楽風 Xジ
J. S. rlyrr
,
ぶ
,
オーボエ ・
ダモーレ独奏 本間匡夫
ャズ風 Xlタ ンゴ風 XHハ ンガリー 風
チエンパロ協奏曲 第 五番 へ短調
1 ( テ ンポ指 示 なし) ] ラ
BW 1050
レゴ I I プ レスト
フ
チ ェンバ ロ独奏 4 ヽ
津久子
」 sパ ッハ
ヴァィォリンとオーボエのための協奏曲 二短調 BWV 1060
1 アレグロ Π アダージョ I l l アレグロ
ヴァイオリン独奏 戸倉啓子
指 揮 :酒 井 睦雄
オーボエ独奏 本問匡夫
芦屋室内合奏団
■」 sパ ッハ ヴァィォリン協奏曲 第一番 イ短調 BWV 1041
バ ッハ(1685-1750)の ヴァイオリン協奏曲は 「
ヨハ ン・
セバスティアン・
ホ長調」、それに二つ
イ短調」、「
二短調 」があるが、チェンバロ協奏曲として楽譜が残されている曲のうちにも原 曲
のヴァイオリンのための 「
はヴァイオリン協奏曲であったものが含まれている。
これらはバ ッハ が三 十 二歳から二 十 八歳 、器楽 曲を多く書 いたケーテン時代 のもので
、急― 緩― 急によ
る三楽 章形式などヴィヴァル ディらイタリアの作曲家 の協奏曲の影響 が残 っているが、バ ッハ ならではの
緻
密な構成と展開、それに特に緩徐楽章の旋律 の美 しさが際 立っており、多くの人に親しまれている
。
第一 番と呼ばれる「
イ短 調 」は 、第 一楽章 、四分 の二 拍子。力強くしかも哀愁をおびた旋 律 とともに独 奏
ヴァイオリンは 合奏と美しい対比 の綾を織る。第 二楽章 、アンダンテ 、ハ長調 、四分 の 四拍子。スラーのつ
いた三連音符で,自
の長 い詠唱風な主題を歌 って行く。長調が短調 に変化し長調 にもどる。最後 の部分は
溢れるような輝 きにまで達する印象を与える。第 二楽章、アレグロ・
アッサィ、ィ短調 、人分 の九拍子。軽快
な舞 曲風で、独奏ヴァイオリンは岩を縫 って走る水 のように細かく動きながら技巧を発揮する。
■」 sパ ッハ ォーボェ・
ダモーレ協奏由 イ長調 BWV 1055
ェンバ
ロ
チ
協奏 曲第 四番 の原 曲と考えられている曲で 、元 のオーボエ ・
グモーレ協奏由に復 元した形と
なる。オーボエ・
ダモーレは移 調楽器でオー ボェより短 3度 低くA管 である。オーボエ と、ひと回り大きなイ
ングリッシュ・
ホルンの 中間的な大 きさで、「
愛 のオーボエJといぅ名前 にふ さわしく、柔らか く優 しい音色で
ある。
第 一 楽章 、アレグロ、イ長調 、三分 の二拍子.きびきびとした弦のスタッカー トで始まる重量感 のある曲。
第 二楽章 、ラルゲット、嬰 へ 短調 、人分 の十 二拍子 のパ ッサカリア。第二楽章 、イ長調 に戻 つて活 発なアレ
マ・
グロ。
ノン・
タント、人 分の三拍子。
■P ハ イドリッヒ 「
ハッピー ・
バースディ」変奏曲 `こ三二、当D 惨 来年なたこ四十歳 ′
I I I t t Ξ≧曇≧≧、
ベ ーター・
ハイドリッヒ( 1 9 3 5 - ) に よる誰もが知っている曲による変奏曲 ( 1 9 8 8 ) 。
J S バ ッハからはじまっ
てクラシックの大作 山家 の作品との融合、そして後半はポピュラー音楽を換 骨奪胎。
本 日の祝 日に因んでの選 曲。ギドン・
クレー メル 率 いる合奏団 「
バ ルティカ」の五 歳 の誕生 日
クレメラータ・
(2002)。
を祝 って CDに も入つた
「
ハッピー ・
バースデイ・
ユー 」とぃう由はもと「
トゥ・
グッドモーニング・
トゥ。
ォー ルJで、幼稚園にや つて来た
園児 たちを朝教室に迎えるための歌 だったらしい (「
幼稚 園の歌物語 」(1893)の 中の 一 曲 、ケンタッキー
州 のヒル姉妹作詞 作曲)。親 しみやすいメロディー が、いっ しか誕生 日の歌に変身した。われわれt)みんな
で楽しもうと、協奏 曲のソリストをフィー チャー して、ォー ボエ 、それにクラリネットt)加えて演奏することに。
■」 sパ ッハ チェンバ ロ協奏由 第 五 番 へ短倒 BWv 1056
これもバ ッハ がチェンバ ロ用に編 曲したもので、原 由はヴァイオリン協奏 曲であったと考えられている
。
第 一 楽章 、(テンポ指示なし)へ 短調 、四分 の二拍子。シンコペー ションのある堂 々とした旋律 ではじま
る。第 二楽章、ラル ゴ、変イ長調 、四 分 の 四拍子。とりわけ高貴で美 しい楽章で広く親 しまれている。第 二
楽章、プ レスト、へ 短調 、人分 の三拍子.ジ ー グ舞 由のリズムによる活発な楽章で
■」 sバ ッハ ヴァィォリンとオーボエのための 協奏曲 二短田 BWV 1060
二 台のチェンバロ協奏 由の原 曲は 、二つの旋律楽器と弦、通奏低音 のための協奏 曲であることは
確実で
あり、二 〇世 紀 になって二つのヴァイオリン、そしてヴァイオリンとオーボェの協奏 由にそれぞれ 復元された。
二つのソロは同等でなく、第 一 ソロがヴァイオリン的であるのに対して、第 ニソロは歌 (カンティレー ナ)を受
け持 つことが多 いため、ヴァィオリンとオーボェ による復元はび つたりであるようだ。バ ッハ のもつとも円熟し
た作品の一 つ に数えられている。
第 一 楽章、アレグロ、二短調 、四分 の 四拍 子。調性 は短 調 であるが、明るくいきいきとした印象 の音楽。
第 二 楽章、アダー ジョ、へ長調、人 分 の十 二拍子。弦 のビッツィカー トに二つのソロが優美な二重奏を展開
する。ヴァイオリン十オーボエのカンタービレが引き立ち、編 由のチェンバ ロ独奏よりt)音楽 が生きると思 わ
れる。第 二楽章、アレグロ、二短調 、四分の二拍子。細か い動きが展開する。
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出演者 ご紹介
■本間匡夫 Tadao Honmaオ ーボエ、オーボエ・
ダt― レ
相愛大学音楽学部器 楽学科卒業、同専攻科修了。同大学卒業演奏会、同大学主催第 13回 コンチ ェ
ル トのタベ 、第 44回 朝 日推薦演奏会、ヤマハ 管楽器新人演奏会等 に出演。第 9回 日本クラシック音楽 コ
ンクール 入選 、第 5回 KOBE国
際学生音楽 コンクール優秀賞 、第 5回 高槻音楽 コンクール 第 2位 。岩崎
ショパ ンアカデミー 夏期研修 に参カロ、Sマ
勇 、清水明の各氏に師事。在学 中にポーランド国 立ワルシャワ・
リコウスキ氏に師事。現在 、ウィンドアンサンブル 『奏』オ ーボエ 、イングリッシュホル ン奏者。他 に和楽器 と
のアンサンブル 、コンピュー タを伴奏 に使 つての独演会など、幅広 いジャンルでの演奏活動を行 つている。
■戸倉啓子 Kdko Tokuraヴ ァイオリン
大阪教育大学特設音楽弦楽部卒業。NHK新 人演奏会出演。元京都市交響楽団団員。1994年 より田中
敏子氏に師事 しながら短期 間ボストンで 、ボストンフィルのヴァイオリン奏者 Sロ ーテンバ ーグ氏と Mス ピ
ーカー氏 のレッスンを受ける。1996年 に名古屋 。
東京、2000年 に東京でリサイタル を行う。
■小津久子 Hにak0 02uチ エンバロ
大阪音楽大学卒。芦屋 室内合 奏団専属鍵盤楽器奏者。なにより弦楽合奏との一体感 が大好きで 、楽器
が持 つ個性を少 しでも表現できればと思 い、今回 二段鍵盤チェンバロに挑戦 します。ピアノ、チ ェンバ ロ、
オル ガンそれぞれ奏法 が異なる楽器 に魅 力を感 じ、これからも欲 ばりでいたいと木島美紗子、砂野有紀 両
氏に奏法 の指導を受けています。
■酒井睦雄 Mlltsuo SakJ指 揮
桐朋学園高等学校音楽科を経て 1971年 桐朋学園 大学卒業。指揮を斎藤秀雄 、秋 山和慶両氏に、クラ
リネットを北爪利世、二宮和子 、Fフ ックス各氏に師事。71年 より相愛オーケストラ指揮者 、77年 ザルツプ
ル クにて 0ス イトナー氏に師事。同年、東京にて Sチ ェリビダッケ氏のゼミナール に参加。2001年 には
芦屋室内合奏団を率 いてドイツのバ ンベ ルクにてバ ンベルク交響楽団団員とともにニュー イヤー コンサー
ト、ドレスデ ンにてフラウエ ン教会落成記念 コンサー ト等を行 い好評を博す。現在 、相愛大学教授 として音
楽専門家 の育成 にあたる傍 ら、74年 より芦屋 室内合奏団音楽監督 、岐阜交響楽団常任指揮者、90年 より
高知室内管弦楽団指揮者をつ とめる等、アマチュア合 奏団の発展 にも尽力している。
■声屋室 内合奏団
音楽監督
団 長
コンサート
マスター
・
マネーシャー
酒井睦雄
部
中田和夫
長
ン
イオリ
ウ'ァ
ウ・
ィオラ
チェロ
コント
ラハ'ス
.ロ
チェンハ
青柳 良
鳥丸安雄
福永精 一
鳥丸安雄
福永精 一
中田久仁子
鳥丸直子
中田和夫
藤本 恭子
青lll良
竹村 久美子
福永千江子
黒川 美恵 子
音村圭 ― 郎
宮崎晴夫
堀 田一之
戸倉啓子
ラリ
大内隆 ― ( ク
ネット
)
小津久子
♪♪♪
次回演奏会のお知らせ
♪♪♪ 芦屋 室内合奏団 第 38回 定期演奏会
2004年 11月 21日 (日)オ ルビスホール (神戸ファッション美術館)