東京 電機 大学 ・大学院 - 埼玉県

東京電機大学・大学院
とうきょう で ん き だいがく
だいがくいん
東 京 電機大学・大学院
1 講座名・定員など
(1) 授業科目
科
学
部
授
業
目
名
担当教員
曜日
開講時限
歴史学B
初級ドイツ語Ⅱ
日本国憲法
教養ゼミB
哲学B
数理のふしぎ
法学B
教養ゼミB
法学B
薬理学
ドイツ語入門Ⅱ
中国語入門Ⅱ
量子力学Ⅰ
哲学B
日本の文化と倫理
歴史学B
欧米文化研究
分子分光学
哲学B
初級フランス語Ⅱ
数学史
界面化学
社会の成り立ち
フランス語入門Ⅱ
教育社会学
物理学B
物理学A
日本国憲法
アジア文化研究
アジア文化研究
教育社会学
中国語入門Ⅱ
中国語入門Ⅱ
中島 浩貴
中島 浩貴
小沼 史彦
中島 浩貴
石村 多門
硲 文夫
小沼 史彦
石村 多門
小沼 史彦
長原 礼宗
河野 次郎
林 鳴宇
類家 正稔
石村 多門
石村 多門
中島 浩貴
中島 浩貴
類家 正稔
石村 多門
増田 晴美
硲 文夫
類家 正稔
石村 多門
増田 晴美
前島 康男
小田垣 孝
井上 真
小沼 史彦
林 鳴宇
河野 次郎
前島 康男
林 鳴宇
林 鳴宇
月
月
月
月
月
月
月
月
月
火
火
火
火
火
火
水
水
水
水
水
水
水
水
水
木
木
木
木
木
木
木
木
木
1
2
2
3
3
4
4
4
5
2
2
2
3
3
4
1
2
3
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3
4
4
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4
1
2
2
2
2
3
3
3
4
社会福祉論
鈴木 祐子
木
5
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定員
若干名
東京電機大学・大学院
学
部
授
業
大
学
院
授
業
日本語リテラシー
環境生命工学
歴史学B
日本国憲法
ドイツ語入門Ⅱ
微生物学
教養ゼミB
電磁誘導工学・演習
教養ゼミB
河野 次郎
村勢 則郎
中島 浩貴
小沼 史彦
河野 次郎
川井 悟
小沼 史彦
小畑 修二
前島 康男
金
金
金
金
金
金
金
金
金
1
2
2
2
2
3
3
3,4
4
地盤防災工学特論
安田 進
月
夜1
離散幾何学B
硲 文夫
火
3
生理活性有機化合物論
川井 悟
水
夜1
技術と経営
武田 英次
金
3
バイオメカニクス特論
立石 哲也
金
4・5(隔週)
久保田 弘敏
金
4・5(隔週)
柏﨑 尚也 他
金
夜1
若松 征男
土
3・4(集中講義)
航空宇宙工学特論
MOT概論
科学技術社会論 ※
若干名
若干名
※ 講義日程 10/18(土)・25(土)
11/8(土)・15(土)・22(土)・29(土)
12/6(土)[最終日のみ 3~5 時限]
【開講時限】
1時限 9:30~11:00
3時限 13:30~15:00
5時限 16:50~18:20
2時限 11:10~12:40
4時限 15:10~16:40
夜 1 時限 18:30~20:00
【授業開始日】
9月16日(火)から開始します。
【講義回数】
各科目とも授業は 15 回の予定です。
【学期末試験】
受験する必要はありません。
【注意事項】
授業時間割及び授業科目の内容は変更になる場合があります。
38
東京電機大学・大学院
2)場所
東京電機大学埼玉鳩山キャンパス
(住所:埼玉県比企郡鳩山町石坂)
スクールバス(無料)が、東武東上線「高坂駅」および「北坂戸駅」より
ご利用になれます(約7分)。また、自動車でも通学できます。
2 受講料等
(1)受講料 1科目につき
(2)その他
10,000 円
教科書等の教材は自己負担によりご用意いただきます。
(教材については、初回の授業で教員より指示があります)
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東京電機大学・大学院
3
各授業科目の概要および担当教員
■ 理工学部(学部)
歴史学 B
(中島浩貴 助教)
初級ドイツ語Ⅱ
(中島浩貴 助教)
日本国憲法
(小沼史彦 助教)
教養ゼミ B
(中島浩貴 助教)
哲学 B
(石村多門 教授)
数理のふしぎ
(硲文夫 教授)
「歴史学B」は、「歴史の意味を問う」ないし「歴史と学問」と題する講義を行いま
す。歴史とはなんであり、なぜ人間は過去のことを研究するのでしょうか。本講義
では、そのような問題意識でもって「歴史と学問」を解説します。時代対象としては
古代から現代までの歴史観について検討します。
この授業では、前期の授業に引き続いてドイツ語を勉強します。ドイツ語を学ぶ
ことによって、日本や英米といった国々の人々とはまた別の視点を持ち、研究に望
むことができます。この授業では、楽しんでドイツ語を学ぶための基礎的な土台を
築いていきます。中型の独和辞典(『アクセス独和辞典』、『クラウン独和辞典』な
ど)を準備してください。
この授業では、日本社会の基本的なルールのあり方について、単なる知識の伝
達を越えて、皆さんと一緒に考えて行きたいと思います。
※この授業では、回数の都合上、人権を中心に学びます。それとの関係で適宜統
治機構に関して言及します。
・統治に関する基本的なルールを知り、市民として政治に主体的に参加する姿勢
を身につける。
・国民主権や人権といった、近代以降最も重要とされてきた諸概念についての理
解を深める。
・教員免許取得希望者については、教師として最低限知っておくべき憲法の知識
を身につける。
本ゼミナールでは、ドイツ語の文章を講読します。ドイツ語を勉強したのに使う
機会がない人や、初級文法を終えたばかりだけど、文章を読んでみたい人を歓迎
します。また、ドイツ語は初めてだけど、参加したいという人も参加できるように工夫
します。読むものは出席者のレベルに合わせますが、現状では、教科書を設定
し、その後ドイツ語で書かれた新聞や雑誌、インターネットの記事、短い読み物
や、論文などの中から履修者と相談して決めようと考えています。
「想像力と共通感覚 ―― 心とは「私」のことではない」
人間が「心」を持っているということは、もっと驚いていい神秘である。逆に言え
ば、「心とは私のことだ」とごく当然のように思い込ませるところに、近代哲学の退屈
と袋小路があり、そしてまた近代社会の虚偽と策略がある。
我々は、目の前の赤くて丸いリンゴの存在を知覚するためにも、尿意や便意を
察知してトイレに駆け込むことができるためにも、10 万年にわたる人類史と人間精
神を前提にしているのである。嘘だと思うなら、是非、授業に出てみてください。
「自分一人で生きている訳ではない」ということの重さを思い切り噛みしめることが
できる。
いろいろな分野の数学が、実社会でどのように役に立っているか、ということをテ
ーマとして、抽象的な理論や定理が具体的な問題の解決に非常に役立っている
多くの場面を紹介する。「GPS」や「セキュリティー」を含む私たちが気づかないうち
に恩恵を受けている技術の背後に、数学が本質的に使われていることなど、実例
を通して解説していく。
法律についての知識を得ると共に、一歩進んで、市民の立場から法律を点検する
ことも目標とします。共に考えながら法的思考力を養いましょう。
法学 B
(小沼史彦 助教)
・市民生活と関わりのある法について、基本的な知識および考え方を習得する。
・法的な思考を身につけることによって、思考の枠組を広げる。
・科学技術と法に関するいくつかの問題を知り、考える。
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東京電機大学・大学院
教養ゼミ B
(石村多門 教授)
薬理学
(長原礼宗 准教授)
ドイツ語入門Ⅱ
(河野次郎 講師)
中国語入門Ⅱ
(林鳴宇 非常勤講師)
量子力学Ⅰ
(類家正稔 准教授)
日本の文化と倫理
(石村多門 教授)
欧米文化研究
(中島浩貴 助教)
ハードボイルドな少年・少女小説を読む
コミュニケーション能力の一つは、「気の利いたセリフ」を言えるかどうかである。
お笑いタレントの面白さが際立つのも「当意即妙の切り返し」であろう。
こうした技術を磨いてきた分野に「ハードボイルド小説」がある。「強くなければ生
きてはいけない。優しくなければ生きていく資格はない」(かっこいい!)という名セ
リフに象徴される、中年のうらぶれた探偵が活躍する推理小説群である。ハードボ
イルドというのは、文字通りには「固ゆで卵」。半熟卵のように、中身がグジュグジュ
のいまどきの柔な若者たちとは違って、あくまでも甘えのないプロ意識に徹底した
男たちの物語である。
しかし、このゼミでは、そうしたハードボイルド精神を継承しながら、このハードな
世の中を生き抜く少年・少女たちを主人公とした灰谷健次郎の小説を読む。
薬は病気の診断や治療のために使用する物質で、生体成分の合成・分解など
さまざまな調節機能に作用して効果を発揮する。ある特定の病気の治療薬でも、
作用機構は薬によって違うことがある。それら作用機構の違いを調べることで、新
たな生体の調節機能や情報伝達機構が解明されてきた。すなわち、薬がわたした
ちの生きるしくみを明らかにしてきた側面もある。本講義では以上のことを概説す
べく、主に生体・細胞のシグナル伝達機構について理解を深めた後に代表的な
疾患とその治療について話します。一般的な薬学部の薬理学とは内容が異なりま
す。
この授業では前期に引き続きドイツ語を学習し、異文化理解の基礎を築いてい
く。
前期は動詞の現在形だけを学んだ。したがって、読めることも現在のことだけで
あった。今学期は引き続き動詞の過去形から学習を続けていく。今学期の後半は
文法学習用のためでないドイツ語を自ら予習して読めるようになりたい。
中国語入門Ⅰで得られた基礎知識をもとに、中国語会話の能力を一層高める
ことをねらいとする。
学生が、第一に、基礎中国語Ⅰ に比べ、やや複雑な文法や語彙を中心に、現
代中国を支える歴史、思想、文化等を示しつつ、言語と文化との関わり合いを学
びます。第二に、実践的な総合練習を行い、日本文化との比較の観点から、中国
語と他文化との関わりを理解します。第三に、現代の中国、過去の中国、他文化と
の関係という段階を経て、中国語能力を多角的に習得することを目指します。
本講義の目的と概要は以下のとおりである。
原子や分子など,ミクロな世界を記述するためには,量子力学が必須である。
本講義では,量子力学を構成するために必要な要請と(その要請のひとつであ
る)基礎方程式であるシュレディンガー方程式を説明し,実際にいくつかの練習問
題を解くことで量子力学の処方箋を体得し,水素原子中の電子の軌道について
理解する。
なお,具体的な学習目標を以下に示す。
1.量子力学の概念を理解し,考え方に慣れること。
2.1 次元〜3 次元の井戸型ポテンシャルに捉えられた粒子の波動方程式を解くこ
とによって,量子力学における問題の解法を理解する。
3.水素原子中の電子の軌道がどのような性質を持つかを理解する。
いわゆる「日本人離れ」した日本の思想家として、明治から夏目漱石、大正から
大杉栄、昭和から石橋湛山の三人を選び、別の道もあり得た「近代日本」の可能
性について考えたい。漱石については主要小説の全てについて駆け足で検討す
る。大杉栄の評論を大正時代の他の思想家と比較しながら概略をつかむ。石橋湛
山の「小日本主義」の可能性について考える。
日本のいいところ悪い所について、皆さんそれぞれの考えがあると思うが、彼ら
三人の苦闘と照らし合わせてみてください。
本講義では、ヨーロッパとアメリカの文化を見ていきます。文化史の観点から見
ていくと、近世から現代にかけて、劇的な変化を遂げています。こうした状況をさま
ざまな文化と関連づけて見ていきます。近代以降の、識字率の変化、高等教育、
大衆社会、世界大戦、消費文化などの影響を受けた日本が、どのように変化・対
応していったかをも触れていく予定です。なお、映画やドキュメンタリー を見ること
で、当時の世界観を感じてもらいたいと考えています。
41
東京電機大学・大学院
分子分光学
(類家正稔 准教授)
初級フランス語Ⅱ
(増田晴美 非常勤講師)
数学史
(硲文夫 教授)
界面化学
(類家正稔 准教授)
社会の成り立ち
(石村多門 教授)
本講義の目的と概要は以下のとおりである。
化学の対象である「分子」の構造や運動状態など,様々な情報を引き出したい
ときには,分子に電磁波を照射し,そのレスポンスを見る。たとえば,赤外線の吸
収からは分子振動に関する知見が得られ,紫外線の吸収からは分子の電子状態
に関する情報が得られる。このように,分子に光をあてて分子に関する情報を引き
出す操作を分子分光という。本講義では,この分子分光の理論的な基礎について
概説する。
なお,具体的な学習目標を以下に示す。
1.分子の対称性を理解し,ある分子の点群を決められるようになる。
2.簡単な対称操作を行列で書けるようになる。
3.群とは何かを理解する。
4.群の表現を理解する。
5.指標表の使い方をマスターする。
6.光と分子の相互作用を量子力学で理解する。
7.分子の対称性と得られるスペクトルの対応を理解する。
原則として「フランス語を(少しでも)勉強したことのある人」が対象です。前期の
「初級I」(あるいは「入門I」)を受講した方はもちろん、「昔に学んだから、ほとんど
忘れてしまった」「ずっと独学を続けてきた」という方にも開かれています。まったく
の初心者も歓迎ですが、その場合は、前期で終了している「ABC の発音」や、「主
語」、「ごく基本の動詞の活用」などは、自宅で勉強しながら授業に臨んでいただく
と、確実に理解が深まるでしょう。フランス語の文法や会話表現をゆっくりと「定着」
させ、「英語以外の言語」が担う文化や表現の魅力に触れることが目的です。な
お、例年ですと、「入門 II」に比べて、こちらの「初級 II」のほうが少人数で、よりアッ
トホームな学習環境です。
数学の諸概念(代数学、幾何学、解析学)を先人達がいかに苦労して到達して
きたか、ということをテーマとする。いわゆる通説には実は真偽のほどが不明なもの
も多く、できるかぎり原典に沿った解説にしていきたい。
本講義の目的と概要は以下のとおりである。
以下に示すような,界面で強調されるような現象をとりあげ、そこにひそむ物理化
学を抽出し、熱力学的な取扱いや速度論的な取扱いの方法を説明する。
(1)固/気表面:結晶の成長,吸着現象
(2)気/液界面:表面張力,吸着現象
(3)コロイド次元:界面活性剤,ミセル
界面相ではバルク相が示す物性からは予想できないような、非常に興味深い現象
が観察される。できるだけ身近な現象を題材にして界面現象を説明する。
なお,具体的な学習目標を以下に示す。
1.界面現象の熱力学的な取扱いや速度論的な取扱いを理解する。
2.Langmuir 吸着等温線,BET 吸着等温線を導出し,どのようなモデルを想定し,
どのような理論式が得られるのかを理解する。
3.液体の蒸気圧が液滴の曲率半径に依存する事を理解し,これがどのような現
象に現れるのかを知る。
4.表面張力と重力の拮抗する現象について簡単な計算ができるようになる。
5.表面張力(表面自由エネルギー)と「ぬれ」の関係について理解する。
日本は国民が主権者であるといわれるが、一体「社会を作る」とはどういうことを
意味するのか。粘土から茶碗を作るのと同じことなのか。もしそうなら、その場合、
粘土に当たるものは一体何か。もし戦後社会が、明治国家の改作によって可能と
なったとするなら、明治国家は江戸幕府社会の改作なのか。そうやって辿って行
った「社会のはじまり」は一体どういうものなのか。考え始めると寝られなくなってし
まうが、その謎に挑戦する。
経済学・法学・歴史学・政治学・民俗学・民族学・人類学・宗教学・社会学・言語
学など社会諸科学の基礎理論というか理論的基礎について大まかな見通しが持
てるようになってもらうことを期待する。
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東京電機大学・大学院
フランス語入門Ⅱ
(増田晴美 非常勤講師)
教育社会学
(前島康男 教授)
物理学 B
(小田垣孝 教授)
物理学 A
(井上真 准教授)
アジア文化研究
(林鳴宇 非常勤講師)
アジア文化研究
(河野次郎 講師)
原則的には、前期の「入門I」(あるいは「初級I」)を修了した方や、「フランス語を
(少しでも)勉強したことのある人」が対象です。「昔に学んだから、ほとんど忘れて
しまった」「理解できていない部分があるので、もう一度、基礎を固めたい」「ずっと
独学を続けてきた」という方にお勧めです。「自分はまったくの初心者だ」という場
合は、前期で終了した内容を自宅で勉強しながら、同時進行的に授業に臨んで
いただければ、学習が効果的になるでしょう。半年の学習で、いきなりネイティブの
ように話せるようになる、といった、「高すぎるゴール」を目指すのではなく、言語の
仕組み(基礎となる「現在形」を中心)をゆっくりと学び、フランス語と、それがになう
文化の存在に慣れ親しむことを目的とします。
21世紀を迎えた日本の教育は、国連子どもの権利委員会第3回最終所見の指
摘を参照するまでもなく、様々な問題を抱えています。まさに、子ども・青年は激し
い競争の中で窒息寸前です。また教師も大阪や東京に代表される厳しい管理の
中で、困難を余儀なくされています。
このような中で、本授業では『現実と向きあう教育学』をテキストに、どうしたら教
師が希望とやりがいを取り戻すことができるのかを中心的に考えていきます。また,
今日問題となっている憲法「改正」問題、歴史認識問題、教科書問題も考えます。
本授業では、できるだけ広く客観的に子ども・青年の現状と問題点を押さえるとと
もに、中心的には、教師という仕事のあり方を考えていきます。
自然界で見られる電気・磁気の関わる現象を説明するために必要となる物理的
概念を導入し、電気・磁気現象を記述するクーロンの法則、ガウスの法則、アンペ
ールの法則、ファラディーの法則を教授する。また、コンデンサー、電気回路の性
質や磁場中の荷電粒子の運動について説明する。具体的な例題、演習問題を通
して、現象の理解を図るとともに、基本法則がマクスウェルの方程式にまとめられる
ことを説明する。
学習・教育目標
前期の 物理学基礎+演習 を受けて、その続きとして、ニュートンの法則の展
開・応用をする。はじめは復習もかねて、ニュートンの法則を再度概説する。
特に、高校ではやらなかった微分積分を用いた定式化をする。
テーマ・内容
1:物理学における測定・座標系・SI 単位系・単位の変換・等式の意味。
2:速度・瞬間速度・瞬間加速度・放物運動・等速円運動・相対運動
3:慣性系・ニュートンの法則・いろいろな力(重力・垂直抗力・摩擦力)
4:摩擦・抵抗力
5:運動エネルギーと仕事
6:ポテンシャルエネルギーとエネルギー保存則。
7:振動(振り子やバネ)
8:衝突(運動量保存則)
9:回転運動(角運動量・トルク・モーメント) など。
これまでのアジア研究における「陸からの視点」とは異なり、現在のアジア研究
において持つべき視点として、海のネットワークが果たしてきた役割の重要性を指
摘し、「海からの視点」をキーワードにアジア全体をとらえる。
これまでのアジア研究における「陸からの視点」とは異なり、現在のアジア研究
において持つべき視点として、海のネットワークが果たしてきた役割の重要性を指
摘し、「海からの視点」をキーワードにアジア全体をとらえる。
同じアジアの文化ということで、なんとなく知っていると思っているアジア諸地域
の文化の一つを異文化としてとらえることで、日本文化についての自分の見方を
相対化することを目指す。
この授業では中国を対象として授業を進める。隣国として様々な関係を持って
きた中国を、日本とは別の道を通して近代化を進める文化として、人々の生活との
かかわりを中心に見ていきたい。近代化と日本ではなじみの言葉で無視されがち
な異文化としての中国の現代を見る目を持ってもらいたい。
43
東京電機大学・大学院
社会福祉論
(鈴木祐子 非常勤講師)
日本語リテラシー
(河野次郎 講師)
環境生命工学
(村勢則郎 教授)
微生物学
(川井悟 教授)
教養ゼミ B
(小沼史彦 助教)
電磁誘導工学・演習
(小畑修二 准教授)
「福祉」と聞くと、高齢者や障害者など特定の人々を対象としたものと捉えられが
ちです。しかし、「福祉」とは本来「幸福」を意味する言葉であり、社会を構成する
一人一人の幸福な生活を目指すものが「社会福祉」であると言うことができます。こ
の前提の下、現代社会における様々な問題への理解を深め、自分を取り巻く社会
や人に対して関心を持つことを通して、より良い生活、より良い社会について考え
る契機となることを目指します。
この科目は、平成22 年度までに入学した学生を対象とする「日本語リテラシー」
のうち「小論文指導」を中心に行うコースである。この科目は文章読解力、文章表
現力の養成を目的とする。
授業では様々な課題文に接し、その要約や、内容に関してテーマ設定し各自
の意見論述をおこなう。その中で、他者の意見を正確に把握する能力と、自分の
意見を的確に表現する力を養い、そのことの楽しみを感じてほしい。
地球環境の変化、変動に対して生物がどのように適応してきたか、将来予想さ
れる変化、変動にどのように対処したらよいか、物質科学の視点から考察します。
そして、生命物質の特徴や環境変化に対する生物の戦略について理解を深め、
環境問題への応用を探ることにします。
もし,われわれが微生物の存在を知らなかったら,今日のような生命科学の発
展はなかっただろう。微生物学は,生物学の基礎をなすとともに,発酵工業,医薬
品製造,医療,環境浄化,バイオマス,バイオテクノロジーの分野できわめて重要
な役割を果たしている。
本講義では微生物の分類,微生物実験の基礎,細胞の構造と機能,微生物の
多様性とその分類,細胞の生化学的な過程,微生物の増殖と進化に関する遺伝
の基礎,自然界における微生物の役割などについて学習する。
「国際社会の成り立ちと国際問題の見方を学ぶ」
この科目は演習形式で行う。文献を読んだり議論したりする中で、考えを深めて
いく。
具体的にどの問題を扱うか、どのような本を読むかについては、参加者と話し合
って決める。
・私たちが住む現代の国際社会が、近代以降、どのような過程を経て作られ、ど
のような構造を持つにいたったかを理解するための一つの枠組みを体得する。
・国際紛争を解決するための枠組を知る。
・現象と理論とをつきあわせて考察する習慣を身につける。
・クラスのメンバーおよび担当教員と議論することから、国際問題に関する自分
なりの見方を育む。
本科目は電気・電子系の重要な基幹科目の1つとなります。受講者は、理工系
大学卒業程度の学力を有していることが望ましいです。電気と磁気について、自
然現象の全ての根源となる物理について理解を深めます。重力を除く総ての現象
は+−の電気の場を介して生じています。化学反応も金属や半導体に起こる現象
も全て電気エネルギーが源です。この科目ではこうした電気現象の基礎を理解
し、電磁誘導現象や電磁波について学びます。
静電気の位置エネルギー(クーロン・エネルギー)と動電気の位置エネルギー
(アンペールのエネルギー)の 2 つの位置エネルギーが電磁現象の総ての源であ
ることを学びます。
ラグラジアン(最小作用の法則)の式展開から、ベクトルポテンシャルの電磁現
象が磁場として現され、ポテンシャルの時間変化が電磁誘導や電磁波の放出の
源となっていることを理解します。
電磁的現象を解析的な数学展開と現実の物理と対応を付けながら理解しま
す。静電気の現象を学び電流の現象を学び、基本的な電磁的物理現象を把握し
ます。
電流によるベクトルポテンシャルを用いて電磁誘導現象を記述します。またベク
トルポテンシャルの時間変化からマックスウェルの電磁方程式を導出します。最終
的に各ポテンシャルの定義とラグランジアンから導出される微分方程式を用い、電
磁現象の基本原理を理解します。
この科目は学び方を間違えると極端に理解できない状況に落ち込むような勘
違いしやすい現象が眠っています。電磁現象は総てラグラジアンから導出しない
44
東京電機大学・大学院
と間違った解釈に陥ります。本授業では少々難しくともこうした正攻法の理論展開
で学びます。
全ての電磁現象を統一的に理解できる場の定義とベクトル解析の展開により、
全員が正しく電磁現象を理解し把握することを到達目標とします。
教養ゼミ B
(前島康男 教授)
私は以前、前に勤務していた大学(熊本大学)で「絵本の世界」という授業を行
い、その成果を2冊の本にまとめました。
絵本は普通子どもあるいは幼児が読むものという固定観念がありますが、実は
おとなが読んでも大変感動する絵本がたくさんあるのです。例えば、『コブタの気
持ちもわかってよ』、『ラブ・ユウ・フォーエバー』等がそれです。これらの本は、発
売当時おとなの人に大変読まれベストセラーにもなりました。
絵本の発行社「福音館」の会長松居直は、人は人生で3度絵本を読むといって
います。一度は子どものとき、二度目は結婚して子どもが生まれて子どもに読み聞
かせをするとき、そして、三度目は老人になったときだといっています。私は、昨年
還暦を迎えましたが、また盛んに絵本を読んでいます。そして、『こどものとも』も10
年ぶりに購入し始めました。
本授業では、『おとなのための絵本の世界ー子どもとの出会いを求めてー』のテ
キストを中心に、その後発行された感動的な絵本をアレンジしながら、絵本を読み
聞かせ、討論を行っていきたいと思います。
とにかく感動的なたくさんの絵本を読みあいたいと思います。そして、いくつか
の絵本から何かが受講生の皆さんの心に残ってくれたらよいと思います。
■ 理工学研究科(大学院)
※大学院科目については、
「<対象>」の記載内容を受講の目安としてお考えください。
<概要>
最近、地震や豪雨時の液状化や斜面崩壊などの地盤災害が目立つようになっ
てきている。このような災害を防止するとか減少させるためには、地震時や豪雨
時の地盤の挙動を知っておく必要がある。特に、地震力や降雨によって土の強
地盤防災工学特論
度や変形特性が大きく変化することに留意する必要がある。そこで、このような
強度、変形特性を調査・試験する方法をまず学び、それを実際の防災対策に
(安田進 教授)
適用する方法を学ぶ。そして都市防災計画への取り入れ方に関して学ぶ。
離散幾何学B
(硲文夫 教授)
生理活性有機化合物論
(川井悟 教授)
<対象>
大学卒業程度
<概要>
離散トモグラフィーの理論への入門的解説を行う。硲自身によって数年前に作
られたこの理論は、組み合わせ論の問題を、代数学や超関数論を用いて解決
する方法を与えている。その基礎的な部分を平易に解説する。
<対象>
特に問いません
<概要>
代表的な医薬品や生理活性物質をいくつか取り上げ、各々の構造、生合成、
生理活性などについて述べる。さらに、これらの物質が生物個体・組織・細胞お
よび生体を構成している物質とどのように相互作用をしているかについて解説
するとともに、生理活性物の薬物動態学および薬動力学的な見地からの解説
も行う。
<対象>
学部レベルの有機化学の知識をもっている方
45
東京電機大学・大学院
技術と経営
(武田英次 客員教授)
バイオメカニクス特論
(立石哲也 客員教授)
<概要>
最近の技術経営(MOT)について概要を最近の事例を紹介しながら説明す
る。内容:*技術経営―価値の創造・技術経営の重要性、顧客価値の多義性
*技術戦略・技術の選択、失敗例、技術プラットフォーム、研究経営 *ムーアの
法則・技術ロードマップ、スケーリング則、トレンド産業 *製品アーキテクチャ
(モノつくり力) *モジュール型vsインテグラル型 *市場の潮流・市場の変化、
「知」のABC遷移、環境・人の世紀 *知識経営・ビジネスモデル、イノベーショ
ン、グローバリゼーション *仕事(Execution,Management、人材)*Death
Valley・「死の谷」、産学官連携、企業間連携 *今後の技術経営の課題と研究
経営の要諦
<対象>
特に問いません
<概要>
本講は、ヒトと工学の学際的領域にまたがる新しい学問であるバイオメカニクス
を理解するための基礎知識と内外における情報を分かりやすく解説する。
<対象>
特に指定しない
航空宇宙工学特論
(久保田弘敏 客員教授)
MOT概論
(柏﨑尚也 教授 他)
<概要>
航空機(飛行機・回転翼機・特殊航空機など)や宇宙機(ロケット、宇宙輸送シ
ステム、宇宙探査機など)は大気中や宇宙空間を「飛ぶ」ことを目的としていま
す。そこで、これらをうまく作り上げるためには、空気力学、熱力学、構造力学、
材料学、推進工学(エンジン)などの要素技術をうまく組み合わせてシステムと
して働くようにしなければなりません。そこで、本講義では「航空機・宇宙機はな
ぜ飛べるのか」という疑問に答えることから始め、その役割と機能を述べながら
各要素技術の要点を概観します。さらに総合的なシステム工学の観点からどう
いうことが重要であるかを述べます。
<対象>
特に指定しない
<概要>
MOT(Management of Technology:技術経営)は、新製品や新事業の創出を目
指す技術者の必須課題です。本講義は、産業界の第一線で活躍中の方々を
講師陣に招き、e-Campus による3キャンパス同時講義で行います。具体的な
内容は次項です。
*ガイダンス、イノベーションの創出 *パフォーマンス・マネジメント *R&D
戦略 *知財マネジメントとライセンシング *生産システムの発展 *ものづく
りの財務 *プロジェクト・マネジメント *マーケティングと製品戦略 *ベンチ
ャー・ビジネスの発展過程とその背景 *リスク・マネジメント *ものづくり起業
戦略
<対象>
企業勤務経験のある方が望ましい。
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東京電機大学・大学院
科学技術社会論
(若松征男 非常勤講師)
<概要>
本科目は主に技術者として社会に出ていく院生諸君に、科学技術という
「営み」を出来る限り客観的に、あるいは、突き放して捉え直して貰うこ
とを目標にするものです。講義では、福島第一原発事故、STAP 細胞をめ
ぐる研究不正報道、出生前診断など、多くの人に関心を持たれている問題
を通じて、科学技術という営みはどのようなものか、社会の中でこの営み
がどのような役割、機能を果たしているかなどを扱います。
<対象>
特に問いません
4 受講の申込み
(1)申込期限 平成 26 年 8 月 29 日(金)(消印有効)
(2)申込先
〒350-0394 埼玉県比企郡鳩山町石坂
東京電機大学理工学部 事務部 教務担当
TEL 049-296-0430 FAX 049-296-0501
e-mail: [email protected]
(3)申込方法
はがき、ファックス、e-mail のいずれかにより、以下の事項を
もれなく記入の上、お申込みください。
①郵便番号・住所
ふりがな
②氏名
③年齢(平成 26 年 4 月 1 日現在)
④性別
⑤電話番号
⑥受講希望科目(複数科目可能)
(4)選抜方法
定員を超える申込みがあった場合は、抽選により受講者を決定します。
(受講の可否および受講決定科目は申込者全員にお知らせします。
)
(5) 個人情報の取扱いについて
個人情報につきましては、適正な管理と保護に努めております。申込に際し
てご記入いただきました個人情報は、申込に付随する統計処理に関すること、
及び本学が実施する行事等の案内に関することのみに使用いたします。
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