三菱UFJFG(PDF:350KB)

「経営の健全化のための計画」
の履行状況に関する報告書
(平成17年9月末基準)
平成17年12月
株式会社
三菱UFJフィナンシャル・グループ
(旧 株式会社
UFJホールディングス)
(株式会社 UFJ銀行)
(旧 UFJ信託銀行 株式会社)
目
( 概要)
次
経 営の概 況
1 .17 /9 期決算 の概 況・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・1
2 .経営 健全 化計画 の履 行状況 ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・4
(1 )業務 再構 築等の 進捗 状況・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ 4
(2 )経営 合理 化の進 捗状 況・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ 22
(3 )不良 債権 処理の 進捗 状況・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ 24
(4 )国内 向け 貸出の 進捗 状況・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ 26
(5 )配当 政策 の状況 及び 今後の 考え 方・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ 30
(6 )その 他経 営健全 化計 画に盛 り込 まれた 事項 の進捗 状況 ・・・ ・・ ・・・ 31
( 図表)
1 .収益 動向 及び計 画・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・36
2 .自己 資本 比率の 推移 ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・41
5 .部門 別純 収益動 向・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・46
6 .リス トラ の推移 及び 計画・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・
・ ・47
7. 子会社 ・関 連会社 一覧 ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ 48
8. 経営諸 会議 ・委員 会の 状況・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ 53
9. 担当業 務別 役員名 一覧 ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ 57
10.貸出 金の 推移・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・59
12. リスク 管理 の状況 ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ 60
13. 金融再 生法 開示債 権の 状況・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ 62
14. リスク 管理 債権情 報・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ 63
15.不良 債権 処理状 況・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・64
17.倒 産先一 覧・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・ 65
18. 評価損 益総 括表・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ 66
19.オフ バラ ンス取 引総 括表・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・68
20. 信用力 別構 成・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・ ・・・ 68
0
1 . 17 /9 期 決算 の概 況
( 1)経 営の 現状及 び見 通し
U FJグ ルー プにお いて は、平 成1 5年3 月期 、平成 16 年3月 期の 赤字計 上に よる2 期連
続 の3割 ルー ル抵触 、平 成17 年3 月期の 赤字 決算及 び平 成17 年3 月期の 普通 株・優 先株
等 の無配 の状 況等を 真摯 に受け 止め て、業 務改 善計画 に記 載した 抜本 的収益 改善 策の実 施、
不 良債権 問題 解決に 向け た抜本 的な 対応、 厳格 なリス トラ 等を実 施す るとと もに 、責任 ある
経 営管理 体制 確立に 向け て、全 力で 取り組 んで まいり まし た。
こ の結果 、平 成17 年3 月期に は抜 本的・ 集中 的不良 債権 処理に より 不良債 権比 率半減 目標
を 達成、平成 17年 9月 期には 4,2 09億円[ 子銀行合 算(分離会 社含み )]の 当期利 益 を
計 上し、 復配 にも目 処が ついた もの と認識 して おりま す。
① 平成1 7年 9月期 の概 況
【UF J銀 行・U FJ 信託銀 行合 算】
U FJ 銀行・ UF J信託 銀行 を合算 した 平成1 7年 9月期 決算 の概要 は以 下の通 りで
あ ります 。
( 業務粗 利益 )
不 良債権 処理 を進め たこ とによ る貸 出残高 の減 少、貸 出利 鞘の縮 小等 により 、貸 出収
益 が伸び 悩み 、業 務粗利 益は 、6,2 67億 円( 平成 18年 3月期 計画 比進捗 率4 6.
6 %)と なっ ており ます 。なお 、国 債等債 券関 係損益 を除 いた業 務粗 利益は 、5 ,8
6 1億円 (平 成18 年3 月計画 比進 捗率4 4. 1%) とな ってお りま す。
(経費 )
業 務の効 率化 を引続 き進 めた結 果、 経費は 、2 ,69 3億 円(平 成1 8年3 月期 計画
比 進捗率 48 .1% )と なって おり ます。
(業務 純益 )
こ の結果 、業 務純益 (一 般貸倒 引当 金繰入 前・ 信託勘 定償 却前) は、 3,5 78 億円
( 平成1 8年 3月期 計画 比進捗 率4 5.4 %) となり まし た。
( 経常利 益)
経 常利 益は2 ,3 63億 円[ 子銀行 合算 (分離 会社 含み )](平 成18 年3 月期計 画比
進 捗率4 9. 1%) とな りまし た。 主たる 要因 は、大 口債 務者の 事業 再生等 支援 が前
年 度末で ほぼ 完了し たこ とによ り、 与信関 連費 用(一 般貸 倒引当 金繰 入額+ 不良 債権
処 理損失 額+ 信託勘 定償 却)が▲3 06億 円[ 子銀 行合算(分 離会社 含み )]にと どま
っ たこと が挙 げられ ます 。
( 与信関 連費 用等)
前 年にお いて は、不 良債 権問題 の早 期解決 を図 るため に、 大口債 務者 の事業 再生 等支
援 策を講 じ、 その過 程に おいて 多額 の貸倒 引当 金を積 み増 しまし た。 当期は 、上 述の
1
通 り、不良債 権処理 が▲ 306 億円[子 銀行合 算( 分離会 社含み )]と 少額に おさ まり、
ま た貸倒 引当 金の戻 入れ が3 ,46 1億円[子 銀行合 算( 分離 会社含 み)]と なり まし
た 。貸倒 引当 金の戻 入れ につい ては 、債務 者の 業況改 善な どを受 け、 格付け が改 善等
し たため 、特 に一般 貸倒 引当金 の残 高が大 きく 減少し たこ とによ りま す。な お、 貸倒
引 当金戻 入益 は特別 利益 に計上 され ていま す。
( 最終利 益)
上 述の 通り、 与信 ポート フォ リオの 改善 が進み 、与 信関連 費用 が計画 比大 幅に改 善し
た こと等 を主 因とし、当 期純利 益[子 銀行合算( 分離会社 含み )]は、4 ,209 億 円
[ 子銀行 合算 (分離 会社 含み )](平 成18 年3 月期計 画比 137 .6 %)と なり まし
た。
( 不良債 権)
経 営の 最重要 課題 として いた 不良債 権問 題につ いて は、前 年度 末まで にほ ぼ決着 をつ
け 、不良 債権 残高を 大幅 に減少 させ ました 。当 期にお いて も、引 続き 不良債 権の 圧縮
に 努めた 結果 、不良 債権 残高は 子銀 行合算 で約 1兆3 ,9 94億 円と なり、 前年 度末
比 ▲3, 16 8億円 の減 少とな りま した。 これ に伴い 、不 良債権 比率 も前年 度末 比▲
0 .8ポ イン ト低下 し、 3.3 2% となり まし た。
( 自己資 本比 率)
自 己資 本比率 は、 UFJ ホー ルディ ング ス連結 で1 1.6 7% 、UF J銀 行連結 で1
1 .66 %、 UFJ 信託 銀行連 結で 13. 69 %(い ずれ も概算 値) となっ てお り、
各 々、平 成1 7年3 月末 比+1 .2 8%、 +1 .18 %、 +1. 76 %とな って おり
ま す。
(剰余 金の 推移)
以 上の 結果、 平成 17年 9月 期にお ける UFJ ホー ルディ ング ス、U FJ 銀行、 UF
J 信託銀 行合 算(含 む分 離会社 )の 剰余金 は、 7,9 90 億円と なり ました 。
( 億円 )
1 7年3 月期
実績
1 7年9 月期
実績
1 8年3 月期
計 画※
−
7,990
2,404
剰余金の
推移
※ 18/3 月 期 計 画 は 16/9 月 提 出 の U F J ホ ー ル デ ィ ン グ ス 経 営 健 全 化 計 画
② 平成1 8年 3月期 の見 通し
U FJ ホール ディ ングス は、 三菱東 京フ ィナン シャ ル・グ ルー プと平 成1 7年1 0月
1 日に合 併し 、三 菱UFJ フィナ ンシ ャル・ グル ープと して 、ス タートし ており ます 。
三 菱UF Jフ ィナン シャ ル・グ ルー プの平 成1 8年3 月期 通期連 結決 算業績 予想 (旧
三 菱東京 フィ ナンシ ャル ・グル ープ 連結の 中間 期[4 ∼9 月実績 ]と 三菱U FJ フィ
2
ナ ンシャ ル・ グルー プ連 結[10∼ 3月 ])の合 算値)は、連 結経常利 益9,90 0 億
円 、連結 当期 利益5 ,2 00億 円を 見込ん でお ります 。
ま た、三 菱U FJフ ィナ ンシャ ル・ グルー プと 旧UF Jホ ールデ ィン グスを 合算 した
平 成18 年3 月期通 期連 結決算 業績 予想( 旧三 菱東京 フィ ナンシ ャル ・グル ープ 連結
の 中間期 [4 ∼9月 実績 ]、 旧UFJ ホール ディ ングス 連結 の中間 期[ 4∼9 月実 績]
お よび三 菱U FJフ ィナ ンシャ ル・ グルー プ連 結[1 0∼ 3月予 想] の合算 値) は、
連 結経常 利益 1兆3 ,4 50億 円、連結当 期利 益9,30 0億円 を見 込んで おり ます。
3
2.経営健全化計画の履行状況
( 1 )業 務再 構 築等 の進 捗 状況
( イ )グ ルー プ の事 業戦 略 につ いて
U FJグ ルー プは、 事業 ポート フォ リオの 見直 しによ る経 営効率 化を 図ると 同時 に、
お 客さま の多 様なニ ーズ に的確 かつ スピー ディ ーに対 応し ていく 体制 を構築 して まい
り ました 。従 来の業 務・ 法人格 を軸 とした 事業 展開か ら、 顧客セ グメ ント毎 のグ ルー
プ 横断的 事業 展開へ 迅速 に移行 する ことで きめ 細かい お客 さまの ニー ズへの 対応 を行
い 、併せ てグ ループ 収益 の極大 化を 図って まい りまし た。
○ 複合型 ネッ トワー クの 構築
・グ ループ とし ての最 も効 率的な ネッ トワー ク構 築、お 客さ まの利 便性 向上に 向 け
た 取組 みを強 化し てまい りま した。 また 、法人 取引 では、 UF J銀行 の全 法人 拠
点 を信託 代理 店化、うち2 2拠点 には 信託経 験者 を配置 して おりま した 。加え て、
平 成1 6年1 2月 施行の 信託 業法改 正を 受け、 平成 17年 1月 よりU FJ 銀行 の
リ テー ル全拠 点を 相続関 連業 務の代 理店 といた しま した。 また 、平成 17 年8 月
よ り、 UFJ つば さ証券 の証 券代行 業務 に関す る信 託代理 店化 を行い まし た。 協
働 営業体 制の 確立に より 、グル ープと して顧 客基 盤の拡 充に 努めて まい りまし た。
・ 銀行・ 証券 の共同 店舗 化
今 後の資 産運 用ビジ ネス の拡大 を展 望する 中で 、銀行 と証 券の共 同店 舗を時 代に
マ ッチし た新 しい金 融チ ャネル と位 置付け 、幅 広いお 客さ まに支 持さ れるビ ジネ
ス モデル の構 築を目 指し てまい りま した。 UF Jグル ープ の銀行 証券 共同店 舗は
平 成17 年9 月末で は合 計8店 舗と なって おり ます。 お客 さまの 利便 性向上 と効
率 的ネッ トワ ーク構 築の 両立に 向け 、取り 組ん でまい りま した。
・ 銀行・ 信託 銀行の 共同 店舗化
U FJ銀 行と UFJ 信託 銀行の シナ ジー効 果を 最大限 発揮 し、よ り付 加価値 の高
い 金融サ ービ スを提 供す るため 、共 同店舗 化を 推進し てま いりま した 。UF Jグ
ル ープの 銀行 信託共 同店 舗は平 成1 7年9 月末 では合 計1 1店舗 とな ってお りま
す。
○ グルー プ顧 客基盤 を活 用した 証券 、信託 業務 強化( UF Jつば さ証 券、U FJ 信託
銀 行との 連携 強化)
・ リテー ル分 野、法 人分 野とも お客 さまの 資産 運用・ 資金 調達ニ ーズ の多様 化・専
門 化に対 応す るため に、 規制緩 和を 最大限 に活 かし、 UF J銀行 を中 心とし たグ
ル ープ各 社と 新たな 協働 ビジネ スモ デルを 確立 してま いり ました 。
[リ テール 分野
∼融 合型 グルー プリ テール モデ ルの確 立 ]
< 証券業 務>
・ UFJ グル ープの 顧客 基盤を 最大 限に活 用で きる体 制構 築を目 指し 、証券 営業経
4
験 者のグ ルー プ内再 配置 を積極 的に 展開し てお ります 。具 体的に は、 平成1 6年
1 2月に スタ ートし た証 券仲介 業推 進のた め、 営業人 材を 証券か ら銀 行へ1 00
人 規模で シフ トする とと もに 、併 せて 、U FJ 銀行 におけ る内 部管理 態勢 の強化、
U FJつ ばさ 証券の 商品 供給体 制・ 営業支 援体 制の充 実も 図って いく ことで 、幅
広 いお客 さま へ最適 な金 融商品 が提 供でき る体 制の構 築を 図って まい りまし た。
< 信託業 務>
・ 改正信 託業 法の施 行を 踏まえ 、U FJ銀 行が UFJ 信託 銀行の 代理 店とし て、U
F J銀行 全店 におい て相 続代理 店業 務(遺 言信 託、遺 産整 理)の 取扱 いを開 始い
た しまし た(平 成17年 1月2 4日 )。取 扱い開 始以来、着 実に実 績を 伸ばし てお
り 、核家 族化 や高齢 化が 進む中 、相 続関連 業務 に対す るお 客様の ニー ズに、 グル
ー プとし て幅 広く応 えて まいり まし た。
[法 人分野
∼ グルー プ協 働体制 強化 による 提案 型営業 力向 上 ]
・ 大企業 のお 客さま に対 しては 、金 融機能 の提 供のみ なら ず事業 ポー トフォ リオ提
案 や財務 戦略 ・資本 政策 提案と いっ た投資 銀行 業務を 強化 してま いり ました 。具
体 的には 、U FJ銀 行東 名阪3 法人 営業部 に設 置済の 「投 資銀行 デス ク」を 増員
し 、銀行 ・証 券協働 で進 めてま いり ました 。さ らに、 市場 誘導業 務へ の取組 みを
強 化して いく ために 、平 成16 年1 2月に 本部 内に投 資銀 行業務 戦略 の企画 に関
す る専門 担当 組織を 設置 致しま した 。その 後、 投資銀 行デ スクと 統合 して企 業部
( 東名阪 )の 投資銀 行戦 略グル ープ を拡張 して おりま す。
・ 中堅・ 中小 企業の お客 さまに 対し ては、 株式 公開ニ ーズ への対 応と いった 市場誘
導 業務の 拡大 や、余 資運 用ニー ズへ の対応 のた め、平 成1 6年1 2月 より証 券仲
介 業務を UF J銀行 にお いて展 開し ており ます 。具体 的に は、既 にU FJ銀 行内
に 配置済 の証 券経験 者を 中心と した IPO マー ケティ ング の強化 ・充 実に加 え、
新 たに本 部内 に設置 した 法人証 券仲 介室を 中心 に、推 進を 図って まい りまし た。
・ 公共法 人や 非営利 法人 のお客 さま に対し ては 、資金 調達 手段の 多様 化や余 資運用
ニ ーズへ の対 応に向 け、 銀行・ 証券 の協働 体制 を構築 し、 銀行に おい て推進 中の
市 場誘導 業務 に加え 、平 成16 年1 2月よ り証 券仲介 業務 の展開 を開 始して おり
ま す。
・ お客さ まの 不動産 に関 わる証 券化 ・投資 等の ニーズ に対 しては 、人 材交流 はじめ
既 に体制 構築 済の銀 行・ 信託・ 証券 3社協 働に よる不 動産 関連投 資銀 行業務 をグ
ル ープベ ース での拡 大を 図って まい りまし た。
○ カード 分野 におけ る戦 略的提 携
・ 平成1 7年 10月 1日 に、日 本信 販はU FJ 銀行の 連結 子会社 とな るとと もに、
同 日、U FJ カード と合 併し、 UF Jニコ スと なって おり ます。
・ また 、
「 農林 中央金 庫と 三菱U FJ フィナ ンシ ャル・ グル ープの リテ ール分 野にお
け る戦略 的業 務・資 本提 携」の 一環 として 、今 後、U FJ ニコス は農 林中央 金庫
と カード 業務 等にお いて 提携を 実施 してま いる 予定で す。 UFJ ニコ スは、 リテ
ー ル部門 の中 核企業 とし て、新 グル ープの 設立 と平仄 を合 わせ、 グル ープ一 体と
5
な ったリ テー ル戦略 を構 築・展 開し てまい りま す。
( ロ)リ テ ール
○利 便性を 向上 させる 独自 のサー ビス を
目 に見 える
形で 提供し 、リ テール トップ
ブ ランド の実 現を目 指し、あらゆる お客さ まと の接点 にお いて「顧客 支持N o.1 」
の 金融グ ルー プを目 指し てまい りま した。
・ 平成1 5年 9月よ りス タート した チャネ ル改 革プロ ジェ クト「 UF J24 」のも
と、各チャネ ルの利 便性 向上を 通じ 新規取 引拡 充を図 ると 共に、各商 品のク ロス
セ ル・利 用率 向上、 ひい ては収 益性 向上に 努め てまい りま した。
・ 待ち時 間の 短縮等 、お 客様に とっ て、よ り便 利で気 持ち の良い 店頭 サービ スを提
供 してま いり ました 。
・ 信託・ 証券 ・保険 分野 等にお ける 規制緩 和の 進展を 踏ま えつつ 、運 用ビジ ネスの
強 化・拡 充を 通じ、 多様 化する お客 様のニ ーズ に適確 に応 えてま いり ました 。
・ 消 費者 金融 、 住宅 ロー ン 、ク レジ ッ トカ ード 事 業等 、他 グ ルー プと の 差異 化に 繋
が るグル ープ 戦略を 具体 化して まい ります 。
・ な お、 平成 1 6年 10 月 27 日よ り 、U FJ 銀 行及 びU F J信 託銀 行 と、 東京 三
菱 銀行及 び三 菱信託 銀行 との4 行間 で、A TM の相互 開放 (出金 取引 )を実 施し
ま した。
○ 事業戦 略に おける 施策 展開の ポイ ント
・ マス層 取引 にあた って は、店 舗・ ATM ・テ レビ窓 口( ACM )・ ダイレ クト等
の 多様な チャ ネル展 開を 通じ、利便 性向上 と低 コスト 化を 両立し つつ、新規取引
拡 充等を 図っ ており ます 。
・ 運用ビ ジネ スの展 開に あたっ ては 、今後 の様 々な分 野で の規制 緩和 を睨み 、総合
金 融サー ビス 業務展 開に 相応し い内 部管理 態勢 を強化 ・充 実し、内部 管理に 留意
し つつ、担い 手の効 率的 な活用 に資 する営 業体 制の構 築等 を図っ てま いりま した。
・ 消費者 金融 につい ては 、リス クマ ネジメ ント に留意 しつ つ「モ ビッ ト」を 軸とし
て 業容の 拡大 を目指 して まいり まし た。
・ 住宅ロ ーン ビジネ スで は、全 国1 26ヶ 所( 平成1 7年 9月末 )に 上るロ ーンセ
ン ターで の効 率的な 取組 みに加 え、地方展 開等 による 業容 の更な る拡 大を目 指し
て まいり まし た。
( 具体的 な取 組み)
○U FJ2 4
・ UFJ 銀行 では、 平成 15年 9月 よりお 客さ まの利 便性 向上を 目指 したチ ャネル
改 革プロ ジェ クト「UF J24 」を スター トさ せてお りま す。
「U FJ 24 」は、
A TM 、コー ルセン ター の24 時間 営業 、新し いコン セプ ト店舗「U FJプ ラス 」
の 設 置 、 テ レ ビ 窓 口 ( A C M ) の 全 店 展 開 、 の 4 つ を 柱 と し て お り ま す 。「 U F
J 24」開始 後のお 客様 の反応 は良 好であ り、他 行との差 異化の 観点 からも 当プ
6
ロ ジェク トを 推進し てお ります 。
[ ATM 24 時間営 業]
平 成 1 5 年 9 月 に 、 2 4 時 間 稼 動 の A T M を 従 来 の 1 2 拠 点 か ら 全 国 3 0 8 拠点
に 大幅に 拡大 いたし まし た。
[ コール セン ター2 4時 間対応 ]
平 成15 年1 0月か ら、
「 UF J銀行 コール セン ター 」とし て有人 での 365 日・
2 4時間 対応 を開始 して おりま す。
[ テレビ 窓口 (AC M) の設置 ]
U FJ銀 行の 先進性 を象 徴する 独自 のチャ ネル「 テレビ窓 口(ACM )」を 全国4
2 1拠点 に6 00台 を設 置して おり ます( 平成 17年 9月 末)。お客さ まの利 便性
向 上の観 点か ら、A CM での取 扱い 手続・ サー ビスの 充実 を図っ てお ります 。
[ UFJ プラ ス]
平 日は午 前9 時から 午後 8時ま で、 土・日 ・祝 日は午 前1 0時か ら午 後5時 まで
窓 口 営 業 を 行 う 新 コ ン セ プ ト シ ョ ッ プ 「 U F J プ ラ ス 難 波 店 」 を 、 平 成 1 5 年1
1 月 に 開 設 い た し ま し た 。 そ の 後 、 平 成 1 6 年 3 月 に 名 古 屋 の 栄 店 と 東 京 の 新宿
店 、 平 成 1 6 年 1 2 月 に 東 京 の 渋 谷 店 を 開 設 し 、 平 成 1 7 年 9 月 現 在 で 4 ヶ 店を
展 開して おり ます 。なお 、U FJプ ラスは 、店 頭での キャ ッシュ レス システ ムや、
窓 口 混 雑 状 況 の 携 帯 電 話 へ の 配 信 な ど 、 先 進 的 な 実 験 を 行 う ア ン テ ナ シ ョ ッ プと
し ての役 割も 担って おり ます。
・ これら チャ ネル機 能の 向上か らス タート した 「UF J2 4」は 、A TMの 営業時
間 延長を 初め とする 利便 性の更 なる 向上を 目指 した取 組み に加え 、
「 A TM機 能の
一 段の拡 充」、
「セ キュリテ ィニー ズへ の対応 」、
「 有人接 点の 品質向 上」
( 店頭改 革)
な ど、今 日に 至るま で進 化し続 けて まいり まし た。
〔 ATM の営 業時間 延長 拠点拡 大〕
平 成 1 6 年4 月 以 降 、2 4 時 間 営業 店 舗 と は別 に 新 た に3 1 6 拠 点の A T Mで
営 業 時 間 を「 7 時 ∼ 24 時 」 へ 延長 し 、 全 国3 3 3 拠 点と な り ま した 。 ま た、
2 4 時 間 営業 店 舗 も さら に 全 国 32 8 拠 点 へ拡 大 し て おり ま す ( 平成 1 7 年9
月 末現在 )。
〔AT Mの 機能拡 充〕
こ れまで 夜間 ・休日 に対 応して いな かった 通帳 記入・ 繰越 などA TM の基本 機
能 を、平 成1 6年1 0月 21日 以降 、原則 24 時間対 応し ており ます 。これ に
よ り、コ ンビ ニAT Mと の機能 の差 異化を 図っ ており ます 。
〔セキ ュリ ティニ ーズ に対応 した サービ スの 導入〕
キャ ッシ ュカー ド偽 造問題 に対 応する べく 、平成 16 年10 月に IC対 応AT
M の積極 的な 導入と IC 対応A TM 専用キ ャッ シュカ ード サービ ス、 1日の 出
金 ・振込 限度 額変更 サー ビスを 導入 致しま した 。また 、平 成17 年3 月より 、
オ ールワ ンI Cカー ドの 無料発 行を 開始い たし ました 。な お、現 在、 ICカ ー
ド 対応の AT Mを全 国す べての 支店 に1台 以上 設置し てお ります 。
〔店頭 改革 〕
7
ハ イカウ ンタ ーでは 、全 店に個 人ク イック 窓口 を導入 し、 個人の お客 さまの 待
ち 時間1 0分 以内を 目指 してお りま す。ま た、 ローカ ウン ターで は、 ご来店 予
約 サービ スや お手続 きサ ポート デス クの拡 大展 開によ り、 スピー ディ ーな受 付
体 制を整 えて まいり まし た。
○資 産運 用
・ 個人の お客 さまの さま ざまな 資産 運用ニ ーズ にお応 えす るため 、総 合金融 グルー
プ として の機 能を活 かし 、幅広 いサ ービス を提 供して まい りまし た。
・ UFJ 銀行 では、 円預 金はも ちろ んのこ と、 外貨預 金・ 投資信 託・ 投資型 年金保
険 など、 運用 商品を 豊富 に取り 揃え ている ほか 、銀行 窓口 におけ る販 売担当 者、
お よび富 裕層 のお客 さま 向けの 営業 担当者 を増 強する など 、販売 体制 の強化 も進
め ており ます 。引続 きお 客さま のニ ーズに 則し た商品 ライ ンナッ プの 充実、 証券
営 業経験 者等 の人材 投入 や担い 手の スキル ・ノ ウハウ の向 上に努 め、 営業力 ・運
用 相談機 能の 一層の 強化 を図り ます 。
・ また、 今後 は、各 分野 で規制 緩和 の進展 によ り販売 分野 を中心 に銀 行・信 託・証
券 の相互 乗入 れが可 能と なるこ とが 見込ま れる ため、 銀行 ・信託 銀行 ・証券 会社
間 で、顧 客セ グメン ト毎 にグル ープ 横断的 な事 業展開 を図 ってい くこ とで、 個人
の お客さ まの さまざ まな 資産運 用ニ ーズに お応 えする 新商 品・幅 広い 商品・ サー
ビ スのよ り的 確かつ スピ ーディ ーな 提供を 図っ てまい りま す。
○ 住宅ロ ーン
・ 個 人 向 け 貸 出 の 中 心 と な る 業 務 と し て 、 引 続 き 住 宅 ロ ー ン ビ ジ ネ ス に 積 極 的 に取
り 組 ん で ま い り ま し た 。 住 宅 ロ ー ン の 新 規 貸 出 の お よ そ 4 分 の 3 は 、 不 動 産 販売
業 者 を 通 じ て 受 け 付 け て い る も の で あ り 、 こ う し た 業 者 と の 関 係 強 化 を 通 し てロ
ー ン案件 の取 り込み を図 ってま いり ました 。
・ ま た 、 審 査 プ ロ セ ス の 効 率 化 、 自 動 審 査 モ デ ル の 高 度 化 に よ り 、 お 申 し 込 み を受
け 付 け 後 、 融 資 の 諾 否 を 回 答 す る ま で に 要 す る 時 間 を 大 幅 に 短 縮 す る な ど 、 お客
さ ま の 利 便 性 向 上 に も 努 め て お り ま す 。 U F J 銀 行 に お い て は 、 最 長 3 0 年 の固
定 金 利 選 択 型 ロ ー ン な ど 商 品 ラ イ ン ア ッ プ の 一 層 の 充 実 を 行 う な ど 、 お 客 さ まの
ニ ー ズ に 幅 広 く お 応 え す る と と も に 、 不 動 産 販 売 業 者 向 け の 営 業 拠 点 で あ る ロー
ン センタ ーの 拡充や 、そ うした 営業 活動を 支え る事務 体制 の整備 に努 めるこ とで、
ロ ーン残 高の 増加、 マー ケット シェ アの拡 大に つなげ てま いりま した 。
○ アパー トロ ーン
・ ア パ ー ト ロ ー ン を 資 産 家 取 引 拡 充 と 優 良 貸 出 資 産 増 強 の 主 力 商 品 と 位 置 付 け 、資
産 家 マ ー ケ ッ ト へ の 営 業 体 制 と 本 部 支 援 体 制 を 再 構 築 す る と と も に 、 業 者 ル ート
を 優良貸 出資 産の効 率的 な獲得 パイ プとし て強 化して まい りまし た。
・ UFJ 銀行 におい ては 、総資 産営 業の推 進・ 業者ル ート の強化 等を 通じて 、アパ
ー トロー ンの 推進に 努め てまい りま した。 また 、顧客 プロ ファイ リン グの強 化・
担 い手の スキ ルアッ プ等 により 、更 なるマ ーケ ットシ ェア の向上 に努 めてお りま
8
す。
・ U F J 信 託 銀 行 に お い て は 、 ア パ ー ト ロ ー ン を ラ イ フ コ ン サ ル テ ィ ン グ 営 業 の必
要 プ ロ ダ ク ト と し て 位 置 付 け 、 優 遇 金 利 フ ァ ン ド の 継 続 設 定 を 行 っ て お り ま す。
顧 客 の 多 様 な ニ ー ズ に 応 え る た め 、 U F J 銀 行 へ の ア パ ー ト ロ ー ン の 連 携 体 制を
整 備 す る と と も に 、 グ ル ー プ と し て の 貸 出 増 強 に 向 け た 取 組 み を 強 化 し て お りま
す。
○ 消費者 金融 ビジネ ス
・ 消費者 ロー ンは住 宅ロ ーンと なら ぶ個人 向け 貸出ビ ジネ スの柱 であ り、プロ ミス、
ア プラス との 共同事 業に よる個 人向 けロー ン会 社「モ ビッ ト」を 中心 に残高 の増
加 に取り 組ん でまい りま した。
・ 平成1 2年 9月の 営業 開始以 来、 モビッ トは 消費者 金融 会社の ノウ ハウ、 銀行の
ブ ランド 力と 安心感 を活 かすこ とで 、順 調に 貸出 残高を 伸ば してお りま す。また、
地 方銀行 の個 人向け ロー ンに対 する 保証業 務も 取り扱 って います 。こ れまで 、モ
ビ ットは イン ターネ ット 、電話 、フ ァック スな どの手 段で ローン 申し 込みを 受け
付 けてき まし たが、 これ らに加 えて 、UF J銀 行の無 人店 舗内に 自動 申込機 の設
置 をスタ ート させる など 、申し 込み 件数の 増加 を図っ てお ります 。
・ また、 UF J銀行 のカ ードロ ーン 「UF Jモ ビット キャ ッシン グ」 は、銀 行ブラ
ン ド の 「 安 心 感 」 を 活 用 し お 客 さ ま の 基 盤 を 順 調 に 拡 大 さ せ て お り 、 残 高 は 258
億 円(平 成1 7年9 月末 )とな って おりま す。
( ハ )法 人
○ ベス トソリ ュー ション バン クの実 現に 努め、 お客 さまの 企業 価値向 上と 事業発 展
に 資す る、最 適な 機能・ サー ビスを スピ ーディ ーに 提供す る革 新的な 金融 グル ー
プ を目指 して まいり まし た。
○ 事業戦 略に おける 施策 展開の ポイ ント
・ 法人 ミドル マー ケット での 競争優 位確 立・ビ ジネ スモデ ル構 築と、 非金 利収益 の
増 強とリ スク マネー ジ力 強化に 向け て、
「 (ⅰ )中 堅・中 小企 業に対 する 貸出増 強」、
「 (ⅱ)お客さ まの課 題解 決に資 する ソリュ ーシ ョン提 供」、
「(ⅲ )営業体 制・対 顧チ
ャ ネルの 充実 」に取 り組 んでま いり ました 。
(ⅰ )中 堅・中 小企業 に対 する貸 出増 強
・ 中 堅・ 中小 企 業の お客 さ まを コア セ グメ ント と して 位置 付 け、 貸出 を 中心 とし
た 資金調 達ニ ーズへ の対 応力を 抜本 的に強 化し てまい りま した。
・ 特 に最 重要 課 題と 認識 し てい る中 小 企業 向け 貸 出に 関し て は、 平成 1 5年 度よ
り 小 規模 法人 向 けに UF J ビジ ネス ロ ーン の販 売 、審 査手 法 の標 準化 や UF J
プ レ ミア ムシ リ ーズ 投入 等 の与 信改 革 を実 行に 移 して まい り まし たが 、 平成 1
6 年 度は 更な る 人材 投入 と 独自 性の あ る貸 出商 品 の開 発や ラ イン ナッ プ の一 層
の 充実を 図っ ており ます。また、平成 17年 1月 からは「中 小企業 熱 烈支援 」
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作 戦 を展 開し 、 17 年上 期 以降 も継 続 推進 して 中 小企 業を 中 心と した 貸 出増 強
に 取 り組 んで お りま す。 貸 出商 品の 商 品性 見直 し や新 規フ ァ ンド の投 入 等に よ
り 、 お客 さま の 多様 な調 達 ニー ズに 対 応し た資 金 提供 手段 の 提供 を目 指 して お
り ます。
・ こ れら 与信 競 争力 の強 化 を基 本方 針 に掲 げて 中 小企 業向 け 貸出 を増 強 し、 顧客
基 盤 を広 げな が ら収 益性 の 高い 貸出 資 産ポ ート フ ォリ オ構 築 を実 現し て いく こ
と で 、法 人ミ ド ルマ ーケ ッ トで の収 益 力の 強化 と 高い プレ ゼ ンス の発 揮 を目 指
し ており ます 。
(ⅱ )お 客さま の課題 解決 に資す るソ リュー ショ ン提供
・ 利 便性 の高 い 内外 決済 サ ービ スの 提 供、 社債 や 流動 化な ど の市 場型 間 接金 融を
核とした投資銀行ビジネスの強化、中国向けを中心とした外国為替取引や金
利 ・ 為替 ・事 業 等に 多様 化 する リス ク ヘッ ジニ ー ズに 応え る デリ バテ ィ ブ商 品
の 開発・ 販売 強化な どに より、 非金 利収益 を一 層増強 して まいり まし た。
・ 特 に、 これ ま で大 企業 を 中心 に利 用 され てい た シン ジケ ー トロ ーン ・ デリ バテ
ィ ブ ・私 募債 に 加え て、 ア セッ トフ ァ イナ ンス や 事業 金融 な どの 先進 金 融商 品
を 汎 用化 ・小 口 化す るこ と によ り、 大 企業 での 個 別の カス タ マイ ズに よ るニ ー
ズ 対 応で 培っ た ノウ ハウ を 中堅 ・中 小 企業 に展 開 して いく 事 業モ デル を さら に
強 化して まい りまし た。
・ 他 にも 、お 客 さま の事 業 パー トナ ー を紹 介す る
U FJ ビ ジネ スフ ォ ーラ ム
の 開 催や 、中 国 への 海外 進 出支 援な ど の活 動を 通 じ、 お取 引 先の 企業 経 営課 題
に 対 する ソリ ュ ーシ ョン 提 供を 強化 す るこ とで 、 本マ ーケ ッ トに おけ る 圧倒 的
な サービ ス提 供力を 追求 してま いり ました 。
(ⅲ )営 業体制 ・対顧 チャ ネルの 充実
・ 営 業体 制に つ いて は、 平 成1 5年 度 より 小規 模 法人 との 取 引拡 大を 企 図し て、
ビ ジ ネス バン キ ング オフ ィ ス( BB O )を 設置 し てま いり ま した が、 平 成1 6
年 度上期 には 新規の お取 引先獲 得強 化に向 けて、BBOお よび一 般拠 点 (除く 新
規 専担部 )の新 規専門 営業 人員を 約3 00名 増員 いたし まし た。
・ 平 成1 6年 度 下期 には 、 今後 の三 菱 東京 フィ ナ ンシ ャル ・ グル ープ と の経 営統
合 を 踏ま えて 、 新規 取引 獲 得の 対象 マ ーケ ット の 見直 しを 行 うと とも に 、新 規
専 担 部・ BB O ・一 般拠 点 (除 く新 規 専担 部) の 体制 ・人 員 配置 につ い て、 マ
ー ケット を踏 まえた 要員 多様化 ・見 直しを 行っ ており ます 。
・ ま た、 お客 さ まの ニー ズ ・セ グメ ン トに 応じ 、 営業 拠点 ・ イン ター ネ ット ・コ
ー ル セン ター の 有機 的連 携 体制 によ る IT 時代 に 相応 しい 先 進的 かつ 効 果的 な
営 業体制 構築 を目指 して『 チャネル 改革』を推 進し 、
「UF Jビジ ネス プラッ ト
フ ォ ーム 」等 の 提供 に見 ら れる お客 さ ま利 便性 と コス トパ フ ォー マン ス の高 い
営 業体制 の確 立を図 って まいり まし た。
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( 具体的 な取 組み)
(ⅰ)中堅・ 中小企 業に 対する 貸出 増強
○ UFJ ビジ ネスロ ーン
・ 平 成1 5年 度 に「 UF J ビジ ネス ロ ーン 」を 新 規リ リー ス する とと も に、 当
商 品 を 中心に 販 売 するB B O (ビジ ネ ス バンキ ン グ オフィ ス ) を新設 し ま し
た 。 1 6年度 に は 更なる 体 制 強化を 目 的 として 、 小 規模法 人 の 新規先 獲 得 を
専 門 と する営 業 人 員を約 2 0 0名増 員 し 、40 0 名 体制と し 、 以後重 点 的 に
販 売推進 して まいり まし た。
・ ま た、 より 広 いお 取引 先 のニ ーズ に 対応 する た めに 、商 品 性の 改訂 や 、対 象
業 種 の 拡大、 地 方 公共団 体 の 地域振 興 策 との連 携 、 保証協 会 や 商工会 議 所 、
T KC等 の提 携ルー トの 拡大等 に取 り組ん でま いりま した 。
○与信 改革 商品
・ ス コア リン グ 活用 と定 性 評価 を組 み 合わ せた 中 小企 業向 け 与信 手法 の 「ベ ー
シ ックモ ード( 以下Bモ ード )」につ いては、主 に年商 規模 30億 円未 満先を
中 心 に リスク の マ スコン ト ロ ールを 狙 い として 平 成 15年 1 0 月に開 発 し ま
し た 。 以来、 審 査 基準の 標 準 化によ る 機 動的な 提 案 ・審査 が 可 能とな り ま し
た 。その 後、新 規先へ の対 象拡大 や外 為与信 の追 加など の商 品改訂 を実 施し、
さ ら に 病院へ の 審 査手法 を 標 準化し た 「 ホスピ タ ル モード 」 の 開発を 行 う な
ど 、対象 の裾 野を広 げて います 。
・ ま た「 Bモ ー ド」 の対 象 マー ケッ ト であ る年 商 規模 10 億 円か ら3 0 億円 の
お 客 さ まに対 す る 営業体 制 を 平成1 6 年 度より 大 幅 に強化 い た しまし た 。 平
成 15年 度で は
新規専 担部1 8拠 点(地方圏 を除く ) に 集約し てい た新規
担 当者を 、一 般拠点 にも 100 名増 員いた しま した。
・ 更に 、
「 Bモ ード」でカバ ーでき ない 年商規 模3 0億円 以上 のお客 様層 向けに 、
「 専 用 チェッ ク シ ートを 活 用 した新 た な 与信手 法 」 の開発 を 行 い、平 成 1 6
年 11月 より「 アドバン ストモ ード( 以下Aモ ード )」とし て試行 を開 始いた
し ま し た。そ の 後 、基準 や 運 用方法 を 改 良しな が ら 、平成 1 7 年4月 よ り 試
行 対象拠 点を 拡大、 併せ て全店 での 活用も 可能 としま した 。
○ 新たな 与信 領域拡 大に 向けた 取組 み
・ 中 小企 業向 け 再生 支援 の 新ス キー ム とし て監 査 法人 等と の 提携 によ る 「デ ュ
ー デ リ ジェン ス 付 与信」 を 平 成16 年 7 月にリ リ ー スする と と もに、 平 成 1
6 年8月 にコ ベナン ツ管 理シス テム を立ち 上げ ること で「コ ベナン ツ付 与信 」
の 拡 大 を図る な ど 、従来 で は 与信実 行 が 難しか っ た 案件へ の 取 組みを 強 化 し
て まいり まし た。
・ 更 に、 新た な 与信 領域 を 開拓 する た め、 主に 年 商規 模3 億 円未 満の 法 人お よ
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び 個 人 事業者 を 対 象とし た 専 用ビジ ネ ス カード
B IZW A Y
を、 平 成 1
7 年 5 月に発 売 し ました 。 こ の商品 は 、 従来の 企 業 型スコ ア リ ングモ デ ル と
は 全 く 異なり 、 独 自に開 発 し たモデ ル を 使用し た 、 UFJ 銀 行 が強み を 有 す
る
決済 機能
との 融合 による マス 型リス クテ イクの 「商 流与信 」で す。
(ⅱ )お 客さま 課題解 決に 資する ソリ ューシ ョン 提供
○アセ ット ファイ ナン ス
・ 「 アセ ット フ ァイ ナン ス 」は 、売 掛 金や 手形 債 権な ど、 お 取引 先企 業 の持 つ
営 業 債 権を活 用 し た資金 調 達 手法で あ り 、今後 一 層 の成長 が 見 込まれ る フ ァ
イ ナンス 手法 と考え てお ります 。
・ アセッ トフ ァイナ ンス 業務の 抜本 的強化 を企 図して 、
「 ア セット ファ イナン ス
室( 平成16 年4月 設置 )」を 中心と して、スキ ームの 充実 と販売 促進 に取り
組 ん で おりま す 。 UFJ 銀 行 が強み を 有 する
決 済 機能
と 組 み合わ せ 、 売
掛 金 の 入金実 績 に 連動し た 貸 出枠の 設 定 を可能 と す る「商 流 与 信」ス キ ー ム
と し て の「売 掛 活 用ファ シ リ ティ」 の 活 用推進 、 特 別目的 会 社 を使用 し な い
流 動 化 スキー ム と して、 従 来 大企業 向 け に推進 し て いた「 O A 債権買 取 ス キ
ー ム」の シス テム開 発に より小 口案 件への 対応 強化を 図っ てまい りま した。
○事業 金融
・ 従 来型 の担 保 主義 から の 脱却 を目 指 し、 事業 力 (キ ャッ シ ュフ ロー ) を重 視
し た事業 金融 にも注 力し てまい りま した。
・ キ ャッ シュ フ ロー ファ イ ナン ス・ レ バレ ッジ ド ファ イナ ン ス・ 不動 産 ファ イ
ナ ン ス ・船舶 フ ァ イナン ス ・ プロジ ェ ク トファ イ ナ ンスに 加 え て、1 6 年 度
下 期 よ り、企 業 再 生関連 フ ァ イナン ス の 強化に 注 力 し、お 客 さ まの企 業 価 値
の 向上の ため の財務 ソリ ューシ ョン の強化 を図 ってお りま す。
○ 各種特 別フ ァンド の設 定
・ 多 様化 する お 客さ まの 資 金調 達ニ ー ズに 積極 的 に対 応す べ く、 各種 フ ァン ド
の 充実に も努 めてま いり ました 。
・ お 取引 先の 低 利調 達ニ ー ズに 応え る べく 、貸 出 およ び私 募 債を 対象 と した 特
別 ファン ドと して「 中小 企業 熱烈 支援 ファ ンド( 貸出 )」と「 中小 企業 熱
烈 支援
ボン ド( 私募債 )」を1 6年 度下期 に引 き続き 、1 7年度 上期 も継続
設 定し、 積極 推進し てま いりま した 。
○ 成長企 業支 援
・ 成長企 業を 対象と した 資金供 与支 援にも 努め てまい りま した。
・ 平成1 6年 3月に リリ ースし た、 成長力 のあ る企業 に対 する「 新株 予約権 付
私 募債」 を推 進する ほか 、情報 営業 部内に 設置 した成 長企 業支援 室が 中心と
な り、営 業拠 点と一 体と なった 事業 実態の 掌握 を行い 、お 取引先 の紹 介やベ
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ン チャー キャ ピタル をは じめと する 出資者 の紹 介等を 通じ て、事 業の 更なる
成 長を支 援し てまい りま した。
○ 総合金 融機 能の提 供
・ 大 企業 のお 客 さま に対 し ては 、単 な る金 融機 能 の提 供だ け では なく 、 お客 さ
ま の事業 競争 力強化 ・企業 価値向 上に 繋がる 事業 ポート フォ リオ提 案や、事業
戦 略遂行 に最 適な財 務戦 略/資本政策 提案を 行い 、市場 誘導ビ ジネス 等、銀 行・
信 託 ・証 券 を 中 心 と し た グ ル ー プ 各 社 の 金 融 サ ー ビ ス 機 能 の 提 供 に 結 び 付 け
て い く、 コー ポ レー ト・ ア ドバ イザ リ ー
活動 を 展開 して お りま す。 ま た 、
U F J グルー プ の 総合金 融 機 能を、 十 分 に活用 出 来 る人材 を 継 続的に 輩 出 す
る た め 、組織 横 断 的な人 材 育 成を進 め て おりま す 。 そのた め 、 銀・信 ・ 証 ・
グ ロ ー バル+ グ ル ープ各 社 の 金融サ ー ビ ス提供 戦 略 を見据 え 、 銀行R M に よ
るお客さまへのソリューション提供スキル強化を図る為、UFJつばさ証
券 ・ U FJ信 託 銀 行の協 力 も 得て、 8 月 よりC F A (コー ポ レ ートフ ァ イ ナ
ン ス ア ドバイ ザ ー )研修 プ ロ グラム を 両 行共通 の カ リキュ ラ ム として 開 始 し
て います 。
・ 同 時に 、先 進 的な ニー ズ を有 する 大 企業 層に 対 応す るた め には 、資 金 調達 の
多 様 化 、事務 効 率 の改善 、 リ スクヘ ッ ジ などの ニ ー ズに対 し 、 より付 加 価 値
の 高 い サービ ス の 提供が 求 め られて お り ます。 こ の ため、 グ ル ープ内 の 専 門
機 能 を 提供す る 人 材を、 決 済 ・外為 ・ デ リバテ ィ ブ ・投資 銀 行 といっ た 各 業
務 分 野 に 重 点 的 に 配 置 し て お り 、 大 企 業 へ の 個 別 の ニ ー ズ 対 応 (カ ス タ マ イ
ズ )から中 堅・ 中小企 業に 汎用的 に展 開する 事業 モデル に至 るまで、強 化して
ま いりま した 。
・ 中堅・ 中小 企業の お客 さまに 対し ては、 企業 価値向 上に 主眼を おい たソリ ュ
ー ション ビジ ネスの 推進 と新規 フィ ービジ ネス 創造の ため 、
「情報 営業 部」を
主 軸に 、エク イティ アド バイス 機能(M &Aと 事業承 継)と業 務提携 機能(M
& Aと取 引先 紹介) を展 開して おり ます。 お客 さまの 各種 経営課 題解 決に向
け、
「資 本」
「事 業」
「 財務」各々の視 点から、オ ーダー メイ ド型の 総合 提案活
動 を強化 して います 。中 小企業 のお 客さま に対 しては 、特 に「事 業承 継」に
着 目した 提案 活動を 起点 に幅広 いソ リュー ショ ン提供 を推 進して おり ます。
・ ま た、 平成 1 6年 11 月 には 大阪 で 、平 成1 7 年4 月に は 名古 屋で 、 お客 さ
ま の 事 業パー ト ナ ーを紹 介 す る
ビ ジ ネ スフォ ー ラ ム
を 、 三 菱東京 フ ィ ナ
ン シ ャ ル・グ ル ー プと共 同 で 開催致 し ま した。 今 後 も、こ う し た
マ ッ チ ングサ ー ビ ス
ビジネス
や 、 中 国への 海 外 進出支 援 な どの活 動 を 通じ、 お 取 引
先 の 企 業経営 課 題 に対す る ソ リュー シ ョ ン提供 を 強 化する こ と で、本 マ ー ケ
ッ ト に おける 圧 倒 的なサ ー ビ ス提供 力 を 追求し 、 高 い収益 力 を 維持・ 確 立 し
て まいり ます 。
○ 投資銀 行業 務の推 進
・グループ証券会社であるUFJつばさ証券の投資銀行業務等の機能を活用
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し、UFJ銀 行の顧 客基 盤に対 して 銀行・ 証券 が連携 を強 化し、サー ビス提
供 を進め てま いりま した。特に、市 場誘導 業務 への取 組み を強化 して いくた
め に、平成1 6年1 2月 に本部 内に 専担組 織を 設置し、平 成17 年4 月には
陣 容を強 化致 しまし た。
・ UFJ つば さ証券 にお きまし ては、UFJ銀 行と協 働し、高度な投 資銀行 ニ
ー ズ の あ る 主 力 先 ・ 準 主 力 先 企 業 に 対 し 、 事 業 競 争 力 強 化 ・企 業 価 値 向 上 に
資 す る 事 業 ・財 務 提 案 を 実 施 、 債 券 関 連 業 務 で の 商 品 開 発 力 ・ 高 度 な 販 売 力
を 強化、IP O・M &A ・証券 化な どの強 化分 野に積 極的 に人員 を投 入して
お ります 。
・ UFJ 銀行 におい ては 、シン ジケ ート・ ロー ンやア セッ トファ イナ ンス等を
重 点的に 展開 し、お 取引 先に対 する ソリュ ーシ ョンの 提供 に努め てお ります。
シ ンジケ ート ・ロー ンに ついて は、お客様 の業 種特性 や調 達規模 に応 じたき
め 細かい ファ イナン ス手 法の提 案を 推進し てま いりま した。また、タ ーゲッ
ト ローン を活 用して 新た な投資 家を 発掘し 、お 取引先 のニ ーズに 合っ たより
低 利な調 達の 実現に 取り 組んで おり ます。アセ ットフ ァイ ナンス につ いても、
資金供給手法の多様化にきめ細やかに対応できる商品の提供に注力してお
り ます。
(ⅲ)営 業体制 ・顧 客チャ ネル の充実
○ 拠点営 業体 制の見 直し
・ 営業体 制に ついて は、 平成1 5年 度に年 商1 0億未 満の 小規模 法人 との取 引拡大
を 企図し て、 BBO を設 置して まい りまし たが 、平成 16 年上期 は更 に20 0名
の 大幅な 人員 増強を 実施 しまし た。
・ また、 年商 規模1 0億 円から 30 億円の 企業 との新 規取 引獲得 のた めの人 員を平
成 16年 度よ り大幅 に強 化し、 平成 15年 度ま では
新規 専担部 18 拠点( 地方
圏 を除く ) に 集約し てい た新規 担当 者を 、一般 拠点に も1 00名 増員 してお りま
す。
・ 平成1 6年 度下期 には、今後の三 菱東京 フィ ナンシ ャル ・グル ープ との経 営統 合
を 踏まえ 、新 規取引 獲得 の対象 マー ケット の見 直しを 行い、主に 中堅 企業を 対象
と した新 規専 担部を 縮小 する一 方で、主に中小 企業を 対象 とした BB Oおよ び一
般 拠点に つい ては、より マーケ ット に合わ せた 体制・ 人員 配置に 見直 しを行 って
お ります 。
・ 平 成1 7年 度 上期 も、 平 成1 6年 度 下期 と同 様 に主 に中 小 企業 を対 象 とし たB B
O お よび 一般 拠 点に つい て 、よ りマ ー ケッ トに 合 わせ た体 制 ・人 員配 置 に見 直し
を 行って おり ます。
○ 新たな お客 さま接 点・ チャネ ルの 充実
・ 地域軸 とセ グメン ト軸 両面で 、よ り広範 なお 客さま との 取引拡 大を 目指し て、拠
点 におけ る有 人対応 に加 えて、We bを活 用し た新た なチ ャネル 開発 に取り 組ん
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でまいりました。諸届出事項の受付など事務取引や与信の相談受付、決済・外
為・情報提供など金融サービスをインターネットからワンストップで提供する
新 チャネ ルサ ービス「U FJビ ジネ スプラ ット フォー ム」を平 成16 年4月 から
開 始 し 、 利 用 者 数 は 3 万 件 を 超 え ま し た 。 1 7 年 上 期 に は 、「 U F J イ ン フ ォ メ
ー ション ウェ ーブ」と「U FJビジ ネスポ ータ ル」を統合 し、より利 便性を 強化
い たしま した 。併 せて、We b版E B・外 為サ ービス の商 品拡充 や操 作性改 善・
機 能向上 を実 施し、 取引 内容の 充実 に取り 組ん でまい りま した。
・ また 、新た な顧客 接点 ・リレ ーシ ョンの 強化 を狙い とし て、平成1 6年1 1月 よ
り 、「 法 人 コ ン タ ク ト オ フ ィ ス 」 の 試 行 を 開 始 い た し ま し た 。 こ れ は 、 セ ン タ ー
から電話やeメールによるお客さまとのコンタクトを通じて各種ニーズを発掘
し、営業拠点 と連携 する ことで 効率 的なソ リュ ーショ ンの 提供に 繋げ ていく もの
で す。
( ニ )国 際部 門 ・市 場部 門
○ 当該部 門で は、海 外拠 点にお ける ソリュ ーシ ョン提 供力 向上、 及び 海外の 先進 的
技 術の本 邦展 開等を 通し た市場 系商 品やリ スク コント ロー ル力の 一層 の強化 によ
り 、お客 さま やマー ケッ トのニ ーズ に革新 的且 つスピ ーデ ィーに お応 えでき るよ
う 注力し てま いりま した 。
○ 事業戦 略に おける 施策 展開の ポイ ント
・ 国際部 門に おいて は、 海外拠 点に おける 貿易 金融・ CMS等 の商品 力強 化やナ ショ ナ
ル スタッ フ育 成など によ るソリ ュー ション 提供 力増強 に、市場 部門に おいて は、ト
レ ーディ ング やバン キン グ業務 にお けるリ スク コント ロー ル力強 化と 新商品 の継
続 開発や 規制 緩和を 反映 した新 収益 機会の 創出 による ビジ ネスモ デル の改革 に、
各 々取り 組ん でまい りま した。
( ⅰ)国 際部 門
・ 日系企 業の お客さ まの ニーズ に対 応する べく 、
「 内外 商流 ビジネ ス戦 略」と題 して、
サ ービス 力高 度化の ため のプロ ジェ クトを 開始 いたし まし た。ま た、 従前か らの
施 策であ る、 資金効 率向 上に役 立つ CMS(キャッ シュ・ マネ ジメン ト・ サービ ス)
に おける グロ ーバル 及び ローカ ル双 方の機 能強 化にも 注力 してま いり ました 。中
で も日系 企業 が引続 き注 目し、 また そのオ ペレ ーショ ン量 が一層 拡大 する中 国で
は 、ます ます 多様化 する ニーズ にお 応えす るた めのサ ービ ス拡充 を図 ってお りま
す 。前年 度に 同国拠 点に てリリ ース した「 貿易 管理シ ステ ム」は 、大 変ご好 評を
い ただき まし た。当 行の 強みで ある 中堅中 小企 業のお 客さ まへの サー ビスに つき
ま しても 、各 種のコ ンサ ルティ ング 機能を 強化 、中国 進出 支援を 積極 的に推 進し
て おりま す 。そ して 、こ れら 施策展 開に 必須の 人材 開発に も努 めてま いり ました。
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・ 地場企 業マ ーケッ トで は、ア ジア 地域に おけ る香港 地場 ミドル や台 湾・韓 国系 企
業 との取 引、 及び欧 米地 域にお ける 高収益 大口 案件( セカ ンダリ ー、 不動産 、買
収 案件 、MBO)への 取組を 積極的 に展 開して おり ます 。特に 、足 元では アジア 地域
の 地場企 業と 日系企 業の 商流を 捕ら えた新 しい ビジネ スの 推進を 強化 してお りま
す。
・ また、 邦銀 間で強 みを 保持し てい るグロ ーバ ルトレ ーダ ー等と の先 進的な 貿易 金
融 業務に おい ては、ブ ラジ ル・ロ シア ・CIS諸国・ 中国・ イン ドネシ ア等 を重点 マ
ー ケット とし て位置 付け、ディー ルフ ローの 一層 の獲得 を目 指して まい りまし た。
上 記地場 企業 取引と あわ せて、 国際 金融マ ーケ ットに おけ るリス クと 効率の バラ
ン スを睨 んだ 業務戦 略を 志向し てお ります 。
( ⅱ)市 場部 門
・ UFJ 銀行 は市場 関連 業務と して 、トレ ーデ ィング ・バ ンキン グ業 務に加 え、 あ
ら ゆるお 客さ まのニ ーズ に対応 した デリバ ティ ブ商品 の開 発・提 供に 注力し てま
い りまし た。 今年度 上期 には資 金調 達コス トを 低減す る新 商品を 拡充 、ご好 評を
頂 いてお りま す。ま た、 多様化 する ニーズ への 対応と して 、事業 リス クヘッ ジ商
品 である 原油 や非鉄 金属 関連商 品の 販売に も注 力、取扱 高が 急拡大 して おりま す。
更 に、お 客さ まの利 便性 向上に 向け 、取組 額の 小口化 を順 次実施 して おりま す。
そ して、 これ らの商 品力 強化に 加え 、近年 商品 ライン ナッ プを拡 充し た為替 系デ
リ バティ ブの タイム リー な提案 も奏 効、デ リバ ティブ の取 扱実績 は堅 調に推 移し
て おりま す。
・ 平成1 6年 12月 に業 務解禁 とな った証 券仲 介業務 につ きまし ては 、お客 さま が
真 に求め る金 融サー ビス を一元 的・ 機動的 に提 供する グル ープ連 結戦 略の柱 とし
て 位置付 け、 販売員 増強 や名阪 体制 整備を 図っ てまい りま した。 仕組 債の販 売を
中 心に実 績は 着実に 伸張 してお りま す。
( 具体的 な取 組み)
( ⅰ)国 際部 門
○ 日系企 業取 引
・ 日系企 業を 中心と した サービ ス力 強化の 一環 として 「内 外商流 ビジ ネス戦 略」 と
銘 打ち、 各種 商品や 機能 の一層 の進 化を遂 げる ための プロ ジェク ト体 制立ち 上げ
に 着手い たし ました 。こ れは、 貿易 金融や アセ ットフ ァイ ナンス とい った与 信ビ
ジ ネスと CMS等 の決済 ビジ ネスの あり 方につ き整 理・見 直し を行い、日々 高度化 す
る お客さ まの ニーズ 応え る新し いビ ジネス モデ ルの確 立を 狙うも ので ありま す。
・ 一方、 従来 の各種 取組 は、当 該プ ロジェ クト と並行 し、 引続き 強化 してま いり ま
し た。特に、決 済ビジネ ス強化 の一 貫とし て、CMS機 能の継 続的改 善に 注力し てお
り ます。CMSソ フトの 新し いロー カル 機能の 開発 や会計 ソフ トとの 連動 機能拡 充な
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ど 、お客 さま の事務 負担 軽減の ため のご提 案を 展開し てい ます。 尚、 これら 付随
取 引拡大 を通 し、海 外拠 点にお ける 流動性 預金 残高も 前年 比着実 に増 加して いま
す 。また 、昨 年度中 国で 開発し た「 貿易管 理シ ステム 」は 輸入業 務へ のサー ビス
か ら輸出 業務 に展開 し、 ソリュ ーシ ョン提 供の 裾野を 拡大 してお りま す。
・ 更に、 高度 化する ニー ズに対 応し た取組 事例 として 、イ ンドネ シア の自動 車や家
電 業界に 、U FJグ ルー プ会社 の活 用を通 し、 メーカ ーや 部品サ プラ イヤー に
は 売掛債 権や 在庫フ ァイ ナンス
を 、 エンドユ ーザー へは 個人ロ ーン
を提 供
す る、と いっ た「川 上か ら川下 にお ける『 グル ープ総 合ソ リュー ショ ン力』強化」
を 企図し た新 しいビ ジネ スモデ ルを 構築し まし た。現在で は、上記プ ロジェ クト
の もと、この ような イン ドネシ アモ デルの 他国 への展 開の 検討や 当行 が出資 する
地場銀行との提携スキームの考案などについて、積極的に取り組んでおります。
尚、これらグ ループ 会社 のガバ ナン スやリ スク 管理力 の一 層の強 化、及 び営業ノ
ウ ハウや 与信 力強化 等を 主眼に した ナショ ナル スタッ フ向 けの研 修に も注力 し
て おりま す。
・ また、中国 におけ るコ ンサル ティ ング業 務と して、上海 では UFJ総研 を活用 した 体
制 構築に 着手 してお りま す。き め細 かなお 客さ まへの 対応 で、多 様化 ・複雑 化す
る お客様 の潜 在ニー ズを 発掘し 、ソ リュー ショ ン提供 を行 ってお りま す。
○ 非日系 企業 取引
・ 地場マ ーケ ットに つい ては、 アジ アでは 取引 履歴が 長い 香港地 場ミ ドル企 業や 台
湾 ・ 韓国 系大 手 企業 との リ レー ショ ン と地 場情 報 収集 力の 強 化も 図っ て おり ます 。
中 でも、 日系 企業と の商 流を捕 らえ た貿易 金融 業務に 取り 組み、 取扱 実績も 拡大
し ており ます 。また 、米州 ・欧州 マー ケット では 、セカ ンダ リーや 不動 産リー ト、
MBOな ど高収益 案件へ の取 り組み を継 続して おり ます。
・ 尚、貿易金 融業務 にお いては、LC確認 などの所 謂「伝統的 貿易金 融」に 加え 、
「コ
モ ディテ ィフ ァイナ ンス 」を本 格的 に展開 し、 欧・米 ・ア 各地域 の地 場トレ ーダ
ー 新規顧 客を 拡大す ると 同時に 、エ ネルギ ーに 加え、 メタ ルとい った 新たな ビジ
ネ スの獲 得に 注力し てお ります 。ま た、
「仕 組貿 易金融 」に ついて も、ロシ ア・ブ
ラ ジル・ イン ドネシ ア・ イラン など で引続 きア レンジ を展 開、取 引基 盤の拡 充を
図 ってお りま す。
「 フォー フェイ ティ ング業 務」に おいては、昨年度に ロンド ンに
て 専門チ ーム を立ち 上げ 、抜本 的な 強化を 図り ました 。更 に、こ れら 拡大す る本
業 務の内 部管 理強化 のた め、昨 年末 に「投 融資 管理室 」を 新設、 グロ ーバル ベー
ス でのク レジ ット・ アド ミニス トレ ーショ ン管 理を強 化す る体制 を構 築いた しま
し た。
( ⅱ)市 場部 門
○ トレー ディ ング・ バン キング 業務
・ トレー ディ ング業 務で は、対 顧デ リバテ ィブ 取引に より 生じる 特に 為替系 商品 に
係 るトレ ーデ ィング にお いて、 顧客 取引の 増加 に加え 、効 率的な ポジ ション 運営
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が 奏効、 計画 を上回 る実 績を挙 げて おりま す。
・ 外貨バ ンキ ング業 務に おいて は、 引続き 、金 利環境 を充 分に鑑 みた オルタ ナテ ィ
ブ 投資等 によ る機動 的な 分散運 用を 図って おり ます。
○ セール ス業 務
・ 対顧デ リバ ティブ 取引 におい ては 、相場 変動 にあわ せた タイム リー なヘッ ジ提 案
を ご評価 頂き 、為替 系商 品を導 入頂 いたお 客さ まが今 年度 上期は 前年 比15% 増加
い たしま した 。また 、調 達系新 商品 として 前年 度末に 「イ ールド スプ レッド スワ
ッ プ」系 商品 をリリ ース 、調達 スキ ームの 多様 化とし てご 好評頂 いて おりま す。
事 業リス クヘ ッジ商 品と しては 「原 油」価 格ヘ ッジが 好調 なほか 、「銅 」「 アルミ
ニ ウム」 とい った非 鉄金 属の価 格変 動をヘ ッジ する、 所謂 「コモ ディ ティデ リバ
テ ィブ」 の商 品力向 上や 小口化 も進 展して おり ます。
・ 法人の お客 さまへ の証 券仲介 業務 におい ては 、所管 する 「証券 仲介 室」を 為替・
デ リバテ ィブ の販売 を担 う市場 営業 部の部 内室 に変更 、お 客さま の情 報管理 の強
化 ととも に、 マーケ ティ ング体 制を 整備し てお ります 。証 券業務 経験 者を販 売担
当 者とし て増 員、仕 組債 などの 商品 展開を 図っ ており ます 。また 、今 年度上 期に
は 名阪駐 在の 販売担 当者 を設置 する など、 お客 さまご 要望 にタイ ムリ ーにお 応え
で きるよ う一 層の工 夫を 行って おり ます。
( ホ) 信 託ビ ジネ ス
・ UFJ 信託 銀行で は、 信託代 理店 制度の 活用 や共同 店舗 の設置 を通 じて飛 躍的に
拡 大した UF J銀行 のお 客さま の、 財務管 理サ ービス に対 するニ ーズ に広く お応
え してま いり ました 。ま た、平 成1 6年1 2月 に施行 され た信託 業法 の改正 に伴
い 、新た な財 務管理 商品 を開発 し、 一層高 度な サービ スの 提供と 効率 的な業 務展
開 を目指 して まいり まし た。
( 具体 的な取 組)
・ 信託業 法改 正によ り受 託可能 財産 が拡大 した ことを 受け 、知的 財産 権(特 許権)
信 託の取 扱い を開始 いた しまし た。 当該信 託を 取り扱 うに あたり 、平 成16 年1
2 月にU FJ 信託銀 行内 に知的 財産 信託室 を新 設いた しま した。 本商 品は、 委託
者 である 企業 の特許 権管 理(特 許料 金の納 付や ライセ ンス 料収受 管理 等)を 受託
者 である UF J信託 銀行 が行う もの です。
・ 信託代 理店 制度は、平 成14 年3 月の制 度ス タート から 現在に 至る まで、順調 に
そ の実績 を伸 ばして おり ます。UF J信託 銀行 からU FJ 銀行に 対し、40名を
超 える人 材を 派遣し 、最 速で業 務展 開を図 って おりま す。
・加えて、平成17年1月より、相続関連業務の代理店制度を開始いたしました。
U FJ銀 行の リテー ル拠 点すべ てを 代理店 とし 、お客 さま の様々 なニ ーズに 対し、
高 度なラ イフ コンサ ルテ ィング 業務 を展開 して おりま した 。UF J信 託銀行 から
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U FJ銀 行に 対し、当該 業務の 営業 企画・ 推進 担当者 を8 名派遣 し、銀 信協働で
の セミナ ーを 開催す るな ど、グ ルー プ一体 とな った業 務展 開を行 って まいり まし
た。
・ さらに、平 成17 年8 月より、U FJつ ばさ 証券を 証券 代行業 務に 係る信 託代 理
店 とし、UF Jグル ープ のお客 さま に最高 のサ ービス を提 供でき る体 制を拡 充い
た しまし た。
・ 証券代 行業 務にお いて は、お 客さ まのI R活 動支援 に代 表され る新 ニーズ へ対応
す るため 、代 行機関 とし て有す る株 主名簿 管理 機能を 応用 し、株 主特 性・動 向や
満 足度を 統計 的・多 角的 に分析 する サービ スで ある「 個人 株主対 応新 IRシ ステ
ム」の他、「国 内機関投 資家向 けWebサイト」「住 民税納付 代行サ ービ ス」等 を 平
成 16年 上期 より展 開し てまい りま した 。これ らは 、信託 No .1の業 務開発 力を
活 かした もの で、い ずれ も我が 国初 のもの であ ります 。ま た、高 まる 買収防 衛策
へ のお客 さま のニー ズに 対応を 図る ため、 平成 17年 9月 、世界 最大 手の証 券代
行 機関で ある コンピ ュー ターシ ェア 社と折 半出 資にて 、「 日本シ ェア ホルダ ーサ
ー ビス株 式会 社」を 設立 いたし まし た。同 社で は、買 収防 衛策の 起点 である 株主
特 定調査 から 本格的 なプ ロキシ ―フ ァイト まで すべて 対応 可能で あり 、お客 さま
と 株主の 更な る関係 強化 を強力 にサ ポート して まいり ます 。なお 、証 券代行 機関
の 主要メ ルク マール であ る「総 受託 社数」 「株 主数」 「公 開会社 受託 社数」 で首
位 となる など 、業界 のデ ファク トス タンダ ート として 、最 高水準 の商 品・サ ービ
ス を展開 して まいり まし た。
・ 受託資 産業 務にお いて は、新 商品 の開発 ・販 売に注 力し てまい りま した。 世界ト
ッ プレベ ルの 運用力 をも つ米国「ブ リッジ ウォ ーター 社」との提 携商 品であ る「為
替 オーバ ーレ イ」は ご好 評いた だき 、順調 に残 高を伸 ばし ており ます 。為替 運用
に 対する お客 さまの ニー ズは拡 大し ており、本運 用の年 金向 け小口 化商 品であ る、
「 為替α 型合 同運用 口」 を立ち 上げ ました 。ま た、伝 統的 資産以 外の 運用ニ ーズ
に お応え する 商品ラ イン アップ の拡 充にも 努め ており 、平 成16 年度 下期に は、
「 日本株 マー ケット ニュ ートラ ル」 の新設 や、 「欧州 クレ ジット リン ク債フ ァン
ド 」の商 品追 加を行 いま した。
・ 資産金 融業 務にお いて は、一 括支 払信託 スキ ームを はじ めとす る信 託機能 の提供
に よる資 金供 給を引 続き 積極的 に推 進して まい りまし た。 この方 針の もと、 平成
1 6年度 上期 より新 たに 「ノ ンリコー スロー ン型 アパー トロ ーンプ ログ ラム 」の提
供 を開始 いた しまし た。 本スキ ーム はハウ スメ ーカー と提 携し、 複数 の不動 産オ
ー ナーに 対す るノン リコ ースロ ーン 型アパ ート ローン を信 託受益 権化 するこ とに
よ り、不 動産 オーナ ーで ある個 人や 資産管 理会 社に対 して 資金供 給を 行うも ので
す 。本ス キー ムを基 幹商 品の一 つと 位置付 け、 積極的 な推 進を図 って まいり まし
た 。ま た、平 成16 年7 月より 、我 が国初 の個 人向け「二 者型投 資信 託」を開発 、
取 扱いを 開始 いたし まし た。本 投資 信託は 、お 客さま から 高い評 価を 頂いて おり
ま す。ま た、 信託業 法の 改正に 伴い 、知的 財産 の受託 が可 能とな った ことか ら、
特 許権を はじ めとし た「 知的財 産権 」の流 動化 による 資金 供給ス キー ムも今 後開
発 してま いり ます。
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・ 不動産 業務 におい ては 、他金 融グ ループ 比最 速でグ ルー プの不 動産 情報を 信託に
集 約する 体制 を構築 いた しまし た。 これに より 、UF Jグ ループ のお 客さま の事
業 再 構 築 に 伴 う 不 動 産 の 売 却 ・ 購 入 ・ 証 券 化 ニ ー ズ に 対 し て 、「 減 損 会 計 コ ン サ
ル 」等を 通じ て幅広 く応 えてま いり ました 。な お、不 動産 証券化 は、 平成1 6年
度 実績で 、1 兆1, 00 0億円 超の 取組み とな り、業 界ト ップク ラス の実績 をあ
げ ること がで きまし た。 また、 平成 16年 3月 より、 お客 さまの ニー ズが飛 躍的
に 拡大し てい る「不 動産 ファン ド」 につい て、 UFJ 信託 銀行の 持つ 不動産 証券
化 機能を 活用 した年 金基 金向け 専用 の「不 動産 ファン ド」 を開発 ・販 売し、 平成
1 6年度 にお いても 、3 ファン ドの 開発・ 販売 を行い まし た。
・ リテー ル業 務にお いて は、平成1 6年1 2月 の信託 業法 改正を 受け、UFJ銀 行
と の相続 業務 の代理 店制 度を開 始し ました。グ ループ 内は もちろ んの こと、証券
会 社等異 業種 との提 携に も取り 組ん でおり、平 成17 年6 月より、野 村證券 と代
理 店業務 を開 始いた しま した。一方 、新業 務の 開発に も注 力して おり 、平成 17
年 1 月 よ り 、 お 客 さ ま の 「 財 産 承 継 計 画 」 全 般 の コ ン サ ル テ ィ ン グ を 行 う 、「 資
産 コーデ ィネ ートサ ービ ス」を 開始 いたし まし た。今 後も 、投資 一任 勘定の 枠組
みを活用した富裕層向けオールインパッケージの投信を対象とした運用管理サ
ー ビス「資産 運用口 座」等 、新たな 商品の 開発 を進め、よ り付加 価値 の高い 金融
サ ービス を個 人のお 客さ まに提 供し てまい りま す。
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⑦ 三菱 東京 フ ィナ ンシ ャ ル・ グル ー プと の経 営 統合
三 菱 東 京 フィ ナ ン シ ャル ・ グ ル ープ と 、 U FJ ホ ー ル ディ ン グ ス は、 平 成 1 7 年
1 0 月 1 日に 合 併 し 、三 菱 U F Jフ ィ ナ ン シャ ル ・ グ ルー プ と し て、 新 た な 一 歩
を 踏み出 して おりま す。
ま た、同日、傘 下の三菱 信託銀 行と UFJ 信託 銀行、なら びに三 菱証 券とU FJ
つ ばさ証 券も それぞ れ合 併し 、三菱 UFJ 信託 銀行 、三菱 UFJ 証券 として スタ
ー トして おり ます。
ま た、傘下の グルー プ企 業の合 併に より、10 月1日 には 新たに 三菱 UFJ 投信 、
U FJニ コス、三菱UF Jキャ ピタ ル、三菱U FJフ ァク ター、三菱 UFJ 不動
産 販売な どを はじめ 、そ れぞれ の業 態にお いて 高いプ レゼ ンスを 有す るグル ープ
企 業も誕 生し ており ます 。
な お、UFJ 銀行と 東京 三菱銀 行は 、平 成18 年1月 1日 に合併 し、三菱 東京U
F J銀行 とな ります 。
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( 2 )経 営合 理 化の 進捗 状 況
U FJグ ルー プにお いて は、こ れま で前倒 しで のリス トラ を実施 して まいり まし たが、
平 成16 年3 月期に おけ る2期 連続 の赤字 決算 による 3割 ルール 抵触 、平成 17 年3月
期 の赤字 決算 及び普 通株 ・優先 株等 の無配 を真 摯に受 け止 めて、 これ までの 削減 を更に
強 化し、 効率 化、経 費削 減に向 けて 、取り 組ん でまい りま した。
( 役職員 数)
平 成1 7年9 月末 の役員 数は 平成1 7年 3月末 比▲ 2人減 少し 、19 人( 平成1 8年3
月 期計画 比▲ 3人) とな ってお りま す。ま た、 従業員 数は 平成1 7年 4月に 83 1人の
新 卒採用 を行 ったこ とか ら、平 成1 7年3 月末 比16 9人 の増加 の1 9,7 51 人(平
成 18年 3月 期計画 比+ 42人 )と なって おり ます。
(国内 店舗 ・海外 拠点 数)
平 成1 7年9 月末 の国内 本支 店は、 平成 17年 3月 末と同 数の 398 ヶ店 (平成 18年
3 月 期計 画比 ±0 店 )と な って おり ま す。 海外 支 店は 、平 成 17 年3 月 末と 同数 の 18
ヶ 店(平 成1 8年3 月期 計画比±0 店)と なっ ており ます 。
(人件 費)
平 成1 7年9 月期 の人件 費は 、前年 同期 比35 億円 増の8 81 億円( 平成 18年 3月期
計 画比進 捗率 45. 9% )とな って おりま す。
U FJグ ルー プは2 期連 続で当 期利 益が経 営健 全化計 画に 比べ大 幅未 達とな った ことを
ふ まえ、 平成 16年 度上 期の職 員賞 与を平 成1 5年度 比▲ 20% カッ トいた しま した。
ま た、平 成1 7年3 月期 決算に おけ る赤字 決算 、普通 株・ 優先株 等の 無配を ふま え、平
成 16年 度下 期及び 平成 17年 度上 期は職 員賞 与を平 成1 5年度 比で 約▲8 0% カット
い たしま した 。
平 成17 年9 月期の 平均 給与月 額は 、統合 作業 の準備 等に 伴う時 間外 手当増 の影 響によ
り 、平 成17 年3月 期比 +11 千円 の49 1千 円( 平成1 8年3 月期 計画比 +1 1千円 )
と なって おり ます。
( 役員報 酬等 )
平 成17 年9 月期の 役員 報酬は 、前 年同期 比▲ 67百 万円 減の8 3百 万円( 平成 18年
3 月期計 画比 進捗率 25 .2% )と なって おり ます。
U FJホ ール ディン グス 、UF J銀 行、U FJ 信託銀 行の 全役員 につ いて2 期連 続で当
期 利益が 経営 健全化 計画 に比べ 大幅 未達と なっ たこと をふ まえ、 平成 16年 7月 より年
間 ベース 約3 0%の 報酬 減額を 行い ました 。ま た、平 成1 7年3 月期 決算に おけ る赤字
決 算、普 通株 ・優先 株等 の無配 をふ まえ、 平成 16年 10 月から 12 月まで 、U FJホ
ー ルディ ング ス社長 、U FJ銀 行頭 取、U FJ 信託銀 行社 長につ いて 100 %の 月額報
酬 減額を 実施 したう えで 、平成 16 年度下 期及 び平成 17 年度上 期は 、全役 員に ついて
平 均で年 間ベ ース5 0% 超の報 酬削 減を実 施い たしま した 。
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な お、役 員退 職慰労 金は 、優先 株無 配期間 中は 、支払 いを 見送る 方針 です。 優先 株復配
時 におい ても 、各役 員の 在任中 の責 任を慎 重に 検討し た上 で対処 して まいり ます 。
役 員賞与 につ いては 、既 に支給 を停 止して おり ます。
( 物件費 )
平 成17 年9 月期の 物件 費は、 前年 同期比 ▲1 9億円 減の 1,6 60 億円( 平成 18年
3 月期計 画比 進捗率 49 .3% )と なって おり ます。 機械 化関連 費用 は65 1億 円(平
成 18年 3月 期計画 比4 8.2% )、除 く機械化 関連費 用は、派遣社員 委託費 の増 加もあ
り 、1, 00 8億円 (平 成18 年3 月期計 画比 50. 09 %)と なっ ており ます 。従来
以 上に踏 み込 んだコ スト 構造改 革を 実施し 、グ ループ 一体 となっ た経 営の効 率化 ・経費
削 減を実 施し てまい りま した。 また 、業務 フロ ーの更 なる 効率化 を含 め、 客観的 目線
導入による外部コンサルタントとの協働での抜本的な合理化追求を推進し、更なる店
舗 ・本部 組織 運営の 効率 化や、 経費 マネジ メン トの多 面的 な見直 しを 図って まい りまし
た。
( 人件費 +物 件費)
平 成17 年9 月期の 人件 費+物 件費 は、前 年同 期比1 6億 円増の 2, 541 億円 (平成
1 8年3 月期 計画比 進捗 率48 .1 %)と なっ ており ます 。
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( 3 )不 良債 権 処理 の進 捗 状況
不 良債権 問題 の解決 につ いては 、U FJグ ルー プの経 営の 最重要 課題 として 位置 付け、
最 優先で 取り 組んで まい りまし た。 オフバ ラン ス化推 進、 企業の 再生 ・再建 に向 けた取
組 みに対 する 支援強 化、 特に大 口与 信先を 中心 とした 抜本 的・集 中的 対応を 行い 、前年
度 末まで に不 良債権 残高 を減少 させ ました 。この 結果 、平成1 7年9 月末 の不良 債権 額・
比 率は、各々 13,99 4億円(平 成17 年3 月末比 ▲3,168億 円)、3.3 2%( 平
成 17年 3月 末比▲ 0. 8%) と大 きく減 少い たしま した 。なお 、債 権放棄 等に より取
引 先の支 援を 行うに 際し ては、 経済 合理性 の観 点から 以下 につい て十 分な検 討を 行った
上 で実施 して おりま す。
・債権 放棄 後の残 存債 権回収 の確 実性
・再建 計画 の合理 性及 び実効 性
・会社 側の 経営責 任の 明確化
・当該 会社 の社会 的影 響等
( ⅰ)大 口与 信先へ の取 組み
・ 大口与 信先 につい ては 、平成 16 年度上 期中 に抜本 的・ 集中的 対応 を行う べく 、態勢
を 整備し てま いりま した 。平成 16 年6月 には 、経営 リス クに直 結す る特定 の大 口与
信 先を担 当し 、抜本 的な 再生・ 不良 債権処 理を 行う組 織と してU FJ 銀行に 「戦 略開
発 部」を 新設 いたし まし た。
・ なお、 平成 14年 7月 に不良 債権 への対 応強 化・ス ピー ドアッ プを 目的と して 設立し
た 戦略支 援グ ループ につ いては 、平 成17 年度 より法 人カ ンパニ ーに 編入し 、こ れま
で に培っ た再 生機能 ・ノ ウハウ をよ り一層 幅広 く活用 する ことに より 、引続 きお 取引
先 企業の 再生 ・支援 に積 極的に 取り 組んで おり ます。 また 、前述 の戦 略開発 部は 、戦
略 支援部 と統 合し、 事業 戦略開 発部 として 、機 能を集 約す ること で、 企業の 再生 ・支
援 に向け た実 効性の 向上 を図っ てお ります 。
( ⅱ)中 ・小 口先の 事業 再生へ の取 組み
・ UFJ 銀行 は平成 15 年3月 に米 国金融 グル ープ・ メリ ルリン チと 共同で UF Jスト
ラ テジッ クパ ートナ ーを 立ち上 げ、 主に「 破綻 懸念先 」以 下の中 堅・ 中小企 業の 取引
先 の再生 およ び問題 債権 の圧縮 に取 り組ん でま いりま した 。更に 16 年度か らは 、U
F Jスト ラテ ジック パー トナー の関 与債権 を、
「 要管 理先 」を 中心と した 債権に も拡 大
し 、お取 引企 業の再 生に 取り組 んで おりま す。 UFJ 銀行 のノウ ハウ だけで なく 、外
部 専門家 のノ ウハウ ・知 識を生 かし て、再 生に 向けた プラ ンの策 定や 実行に 向け たア
ド バイス を行 うこと によ り、問 題債 権を着 実に 圧縮し てま いりま した 。
( ⅲ)新 たな 不良債 権発 生の防 止
・ UFJ グル ープで は、 新たな 不良 債権の 発生 を防止 する ため、 営業 拠点と 審査 担当
部 が一体 とな って早 い段 階で対 応す る態勢 を整 えてお りま す。経 営改 善や事 業再構
築 が必要 と考 えられ る企 業に対 して は、「ファー ストア クシ ョンプ ラン 」を策 定し 、
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問 題点を 共有 した上 で、 財務内 容の 改善や 事業 戦略の 見直 しを図 って いただ くため
の 提言・ 支援 を行っ てま いりま した 。
( ⅳ)貸 出ポ ートフ ォリ オの質 の改 善につ いて
・ 不良債 権問 題を本 当の 意味で 解決 するた めに は、不 良債 権処理 の促 進とと もに 、中
長 期的な 視点 に立ち 、貸 出ポー トフ ォリオ の質 を改善 して いくこ とが 重要で ありま
す。
・ UFJ グル ープで は、 過去の 反省 を踏ま え、 担保価 値に 過度に 依存 するこ とな く企
業 や融資 案件 の審査 を行 うよう 努め るなど 、こ れまで にも さまざ まな 取組み を進め
て きまし た。 信用リ スク に応じ た適 正な貸 出金 利を確 保す るとと もに 、個別 のお取
引 先への 信用 リスク の集 中を排 除す るなど 、貸 出ポー トフ ォリオ の質 を高め る上で
不 可欠な テー マに重 点的 に取り 組ん でまい りま した。 また 、お取 引先 企業の 経営状
態 の変化 への 対応、 お取 引先の 再建 ・再生 に向 けたサ ポー ト、不 良債 権の最 終処理
の 促進・ 効率 化など にも 、力を 入れ てまい りま した。
( ⅴ)信 用リ スク集 中の 排除
・ UFJ グル ープで は、 特定の 企業 に対す る与 信(貸 出や 保証な ど) の集中 が銀 行に
与 える影 響を 最小化 する ため 、「与信 上限ル ール 」を設 定し てまい りま した。
・ 「与信 上限 ルール 」と は、個 別の お取引 先企 業およ び企 業グル ープ に対す る与 信額
に 、個々 の行 内格付 に応 じて与 信額 に上限 を設 け、信 用リ スクの 集中 を防ぐ もので
す 。こう した 施策を 徹底 するこ とに より、 リス クの分 散し たバラ ンス の良い 資産ポ
ー トフォ リオ の構築 を目 指して まい りまし た。
25
( 4 )国 内向 け 貸出 の進 捗 状況
① 1 7年 9月 末 の実 績等 の 状況
・ UFJ グル ープに おけ る国内 向貸 出(イ ンパ クトロ ーン 除く実 勢ベ ース) の平 成17年
9 月末の 増減 実績は 、住 宅ロー ン等 の増加 によ り、平 成1 7年3 月末 比1兆 1, 173
億 円の増 加と なりま した 。
・ また、 UF Jグル ープ におけ る中 小企業 向け 貸出( イン パクト ロー ン除く 実勢 ベース)
の平成17年9月末の増減実績は平成17年3月末比199億円の増加となりました。
・ 平 成 17年 度 上 期にお い て は、内 外 経済 環境 に 明る さも 見 える 一方 で 、企 業グ ル ープ 内
の 資 金 効率向 上 の ための 資 金 調達の 親 会 社集中 や 、 バラン ス シ ート改 善 を 目的と し た 手
許 資 金 や資産 売 却 による 有 利 子負債 圧 縮 などの 企 業 財務リ ス ト ラによ る 借 入金圧 縮 傾 向
が 続くな ど、 依然と して 厳しい 環境 にあり まし た。
・ こ う した中 で 、 UFJ グ ル ープは 、 中小 企業 を 含む 「リ テ ール ・法 人 ミド ル」 取 引を コ
ア 業務と 位置 付け、 貸出 資産増 強に 向けた 諸施 策を積 極的 に展開 して まいり まし た。
・ U F J銀行 に お いては 、 U FJビ ジ ネス ロー ン 等の 各種 与 信商 品と 、 簡易 与信 モ デル ・
与 信 標 準化等 の 与 信手法 の 活 用を掲 げ た 「UF J 与 信改革 」 を 継続推 進 し 、広く 中 小 企
業 の お 取引先 の 信 用供与 に 資 する施 策 展 開を重 点 的 に実行 し て まいり ま し た。ま た 、 平
成 17年 1月 から展 開し ており ます「中小 企業
熱烈 支援 」作戦につ いても 継続 し、中
小 企 業 のお取 引 先 への円 滑 な 資金供 給 に 向けて 全 行一 丸と な って 取組 ん でま いり ま した 。
・ U FJ 信託 銀 行で は、 法 人統 括部 に よる 期初 ・ 中間 ミー テ ィン グ、 臨 店指 導を 通 じた 予
材 発 掘の 徹底 指 導、 審査 部 との 協働 に よる 個別 予 材の 方針 決 定・ 貸出 推 進や ファ ン ドの
活 用によ り中 小企業 向け 貸出の 増強 、減少 歯止 めに注 力い たしま した 。
・ な お 、平成 1 7 年9月 期 実 績にお い て、 早期 健 全化 法に 規 定さ れて い る中 小企 業 向け 貸
出 の趣旨 に反 するよ うな 貸出は 含ま れてお りま せん。
② 中 小企 業向 け 貸出 の増 強 に向 けた 具 体的 な取 組 みに つい て
( ⅰ )ス モー ル ビジ ネス 取 引充 実に 向 けた 取組
・ UFJ 銀行 におい ては 、主に 年商 10億 未満 の小規 模法 人向け の定 型与信 商品「UFJ
ビ ジネス ロー ン」の販売 促進に 向け て、拠点営 業体制 の見 直しや 商品 性の改 善、提 携ル
ー トの拡 大に 取り組 んで まいり まし た。平 成1 7年度 上期 には、取り 扱い期 間の 延長や
提 携先拡 大と ともに 、営 業担当 者の 行動改 革に 取り組 み、より一 層の 顧客層 拡大 と営業
生 産性向 上に 取り組 んで まいり まし た(U FJビ ジネス ロー ン取組 額実 績:平 成17年上
期 2,911億円)。
・ ま た 、 1 7 年 度 上 期 に は 、 "ス モ ー ル 法 人 ・ 個 人 事 業 者 "と の 取 引 拡 大 を 目 指 し 、「 法 人
向 けクレ ジッ トカー ド一 体型カ ード ローン (BI ZWA Y)」を 5月にリ リース し、ベ ン
ダ ーファ イナ ンス推 進室 (1 7年3月 新設 )を中心 として 推進 してお りま す。
26
( ⅱ )新 規取 引 先獲 得に 向 けた 取組 み
・ 年商1 0億 以上の 中小 企業の 新規 獲得に も注 力して まい りまし た。UF J銀行 におい て
は、平成16 年下期 には、統合後を 展望し て新 規取引 獲得 の対象 マー ケット の見 直しを
行 い、主に中 堅企業 の新 規取引 獲得 を対象 とす る新規 専担 部につ いて は縮小 する 一方で、
主 に中小 企業 を対象 とす るBB O(ビ ジネ スバ ンキン グオ フィス )や 一般拠 点(除 く新
規 専担部)に ついて は、よ りマーケ ットに 合わ せた体 制・ 人員配 置の 見直し を実 施して
お ります 。
・ また、平成 17年 度上 期には、企 業のオ ーナ ーへの ソリ ューシ ョン 活動に 注力 し、多様
な 切り口 から のニー ズ対 応にも 取組 んでま いり ました 。
( ⅲ )商 品多 様 化に 向け た 対応
( ⅰ)私 募債 の積極 推進
・ これま で「 適債 基準変 更」及び「 最低 発行額 引き下 げ」を実 施する など従 来か ら重
要 商品と 位置 付け、より 幅広い 中小 企業の お取 引先に ご利 用いた だけ るよう に取り
組 んでま いり ました 。
( ⅱ)特 別フ ァンド の設 定・推 進
・ 多様化 する お客さ まの 資金調 達ニ ーズに 積極 的に対 応す べく、各種 ファン ドの 充実
に も努め てま いりま した 。
・ お取引 先の 低利調 達ニ ーズに 応え るべく 、貸 出およ び私 募債を 対象 とした 特別 ファ
ンドとして「中小企業
熱烈支援
フ ァ ン ド ( 貸 出 )」 と 「 中 小 企 業
熱烈支援
ボ ンド(私募 債)」を平成 16年 度下 期に引 続き 、平 成17 年度上 期も 継続設 定し 、
積 極推進 して まいり まし た。
・ UFJ 信託 銀行に おい ては 、
「中小 企業向 け専 用ファ ンド」を継続設 定する ほか、個
人 事業者 のた めの「 事業 者ロー ン優 遇金利 適用 ファン ド」 や富裕 層向 けアパ ートロ
ー ンを推 進し てまい りま した。
( ⅲ)信 用保 証協会 保証 制度活 用に よる資 金供 給への 取組
・UFJグループは、中小企業との取引基盤の拡大と資金調達の円滑化に対応するた
め 、信 用保証協 会保証 制度 を積極 的に 活用し てま いりま した 。
( ⅳ)信 託機 能の提 供の 強化
・UFJ信託銀行においては、一括支払信託スキーム等、信託機能の提供による資金
供給に引続き積極的に取り組んでまいりました。平成16年度に、新たに提供を開
始 し た 「ノ ン リ コ ー ス ロ ー ン 型 ア パ ー ト ロ ー ン プ ロ グ ラ ム 」に つ い て 、 受 託 案 件 の 増
強 に向け ハウ スメー カー との提 携拡 大を図 って おりま す。
( ⅴ) アセッ トフ ァイナ ンス
27
・ 商流に 着目 した与 信手 法であ る「 アセッ トフ ァイナ ンス 」の分 野に おいて は、 与信
機 能と決 済機 能との 融合 を視野 に入 れた新 たな 資金供 給手 段の充 実に 向けた 取組み
を 展開し てま いりま した 。UF J銀 行にお いて は、売 掛金 の入金 実績 に連動 した貸
出 枠の設 定を 可能と する 「売掛 活用 ファシ リテ ィ」や 、特 別目的 会社 を使用 しない
流 動化ス キー ムであ る「 OA債 権買 取スキ ーム 」に加 え、 大企業 等の 下請中 小企業
の 資金調 達の 円滑化 に資 する「 一括 決済ス キー ム」の 活用 を更に 積極 的に推 進し、
中 小企業 向け 資金供 給に 取り組 んで おりま す。
( ⅵ) シンジ ケー トロー ン
・資 金調達 の安 定化・ 多様 化や資 金管 理の負 担軽 減とい うメ リット を提 供でき る新た
な 資金 調達手 段と して、 UF J銀行 にお いて、 積極 的なシ ンジ ケート ロー ン推進 を
行 って まいり まし た。平 成1 7年上 期に は、お 客様 の業種 特性 や調達 規模 に応じ た
き め細か いフ ァイナ ンス 手法の 提案 に注力 して まいり まし た。
( ⅶ) アパー トロ ーン
・ アパ ートロ ーン を資産 家取 引拡充 と優 良貸出 資産 増強の 主力 商品と 位置 付け、 資産
家 マー ケット への 営業体 制と 本部支 援体 制を再 構築 すると とも に、業 者ル ートを 優
良 貸出資 産の 効率的 な獲 得パイ プと して強 化し てまい りま した。
・ UF J銀行 にお いては 、資 産家マ ーケ ティン グ活 動の強 化・ 総資産 営業 に的を 絞っ
た 研修 ・「総 資産 営業推 進強 化ファ ンド 」の導 入に 伴い、 平成 17年 上期 は、上 期
と して過 去最 高の8 42 億円の 取組 を実行 いた しまし た。
・U FJ信 託銀 行にお いて は、ア パー トロー ンを ライフ コン サルテ ィン グ営業 の必要
プ ロダ クトと して 位置付 け、 優遇金 利フ ァンド の継 続設定 を行 ってお りま す。顧 客
の 多様な ニー ズに応 える ため 、UFJ 銀行へ のア パート ロー ンの連 携体 制を整 備し 、
グ ループ とし ての貸 出増 強に向 けた 取組み を強 化して まい りまし た。
(ⅷ) 与信 改革の 徹底 推進
・ 平成1 5年 度より 取り 組んで きた 「与信 改革 」によ り、 中小企 業マ ーケッ トに 対す
る 組織的 リス クテイ クへ と大き く舵 をきっ てま いりま した 。
・ 主に年 商規 模30 億円 未満先 を中 心にリ スク のマス コン トロー ルを 狙いと した 中小
企 業向け 与信 手法と して の「ベ ーシ ックモ ード (以下 Bモ ード、 平成 15年 10月
リ リース )」の 推進、 病院 への審 査手 法を標 準化 した「 ホス ピタル モー ド」の 推進 、
更 には 、
「Bモ ード」でカ バーで きな い年商 規模 30億 円以 上のお 客様 層向け に、専
用 チェッ クシ ートを 活用 した与 信手 法とし て「ア ドバン スト モード( 以下 Aモー ド)」
を 、平成 17 年4月 より 全店で 活用 できる よう にしま した 。
・そ の他与 信改 革商品 とし て、中 小企 業向け コミ ットメ ント ライン 「U FJプ レミア
ム フ ァシ リテ ィ」、コ ベナ ン ツ付 長期 与 信「 UF J プレ ミア ム コベ ナン ツ」、中 小企
業 向 け再 生支 援 型与 信ス キ ーム とし て 監査 法人 等 との 提携 に よる 「デ ュ ーデ リジ ェ
ン ス付与 信」 などの 与信 改革商 品に ついて も、 引続き 推進 してま いり ました 。
28
⑤ 成 長企 業の 育 成・ 支援
・ 成長企 業を 対象と した 資金供 与支 援にも 努め てまい りま した。
・ 平成1 6年 3月に リリ ースし た、 成長力 のあ る企業 に対 する「 新株 予約権 付私 募債」
を 推進す るほ か、成長企 業支援 室が 中心と なり、営業拠点 と一体 とな った事 業実 態の
掌 握を行 い、お取引 先の 紹介や ベン チャー キャ ピタル をは じめと する 出資者 の紹 介等
を 通じて 、事 業の更 なる 成長を 支援 してま いり ました 。
29
( 5 )配 当政 策 の状 況及 び 今後 の考 え 方
( 配 当等 の社 外 流出 につ い ての 考え 方 )
配 当につ きま しては 、銀 行の公 共性 や経営 の健 全性維 持の 観点か ら、 内部留 保の 充実に
努 め、将 来に わたる 株主 価値向 上の 観点を 勘案 しつつ 、安 定的な 配当 を実施 して いくこ
と を基本 方針 として まい りまし た。
平 成17 年3 月期に つい ては、 傘下 銀行の 大幅 赤字見 込み から、 当社 が所有 する 子銀行
株 式の損 失処 理が必 要と なり、 当社 単体と して も大幅 赤字 決算と なり ました 。従 って誠
に 遺憾な がら 平成1 7年 3月期 につ きまし ては 、普通 株・ 優先株 とも 配当を 見送 らざる
を 得なく なり ました 。ま た、U FJ ホール ディ ングス 子会 社等が 発行 する優 先出 資証券
に ついて も配 当を見 送っ ており ます 。
30
( 6 )そ の他 経 営健 全化 計 画に 盛り 込 まれ た事 項 の進 捗状 況
①劣後債の引受け又は劣後ローンによる貸付けその他の方法による子会社の財務内容の健
全 性 の確 保
U FJホ ール ディン グス は、グ ルー プの自 己資 本充実 を目 的とし て、 劣後債 又は 劣後ロ
ー ンその 他の 方法に よる 資金調 達を 行うこ とが ありま すが 、当該 資金 は子会 社の 財務内
容 の健全 性を 確保す るた め、子 会社 が発行 する 社債の 引受 け又は 子会 社への 貸付 金に使
用 される もの であり ます 。
なお 、平 成17 年9 月期の UF Jホー ルデ ィング スの 劣後特 約付 債務は あり ません 。
( UFJ HD の劣後 特約 付債務 の残 高)
劣 後 特 約 付債 務
残高
(億 円)
16年3月期
実績
17年3月期
実績
17年9月期
実績
1,000
1,000
0
② 責任 ある 経 営体 制の 確 立の ため の 方策 の状 況
( ⅰ )収 益管 理 態勢 の強 化
経 営健全 化計 画の達 成に 向けて 、以 下の通 り、 収益管 理体 制を強 化し てまい りま した。
○ 「経営 健全 化計画 フォ ローア ップ 会議」
経 営健全 化計 画の達 成に 向けて 、外 部専門 家を 招き、 経営 健全化 計画 の履行 に向 けた
抜 本的収 益改 善策、 中小 企業向 け貸 出の増 強、 リスト ラ策 の実施 状況 、不良 債権 問題
に 対する 取組 み状況 等に 関し、 進捗 管理を 行っ ており ます 。
○ 「グル ープ マネジ メン ト連絡 会」
持株 会社 、傘下 銀行 に、グ ルー プの証 券会 社、資 産運 用会社 を加 えたグ ルー プの経営
課 題の共 有と 議論の 場と して設 置さ れたグ ルー プマネ ジメ ント連 絡会 におい て、 収益
計 画の進 捗状 況等の 管理 をして おり ます。
○ 「アド バイ ザリー 会議 」
社外 取締役 、社 外監査 役、 上記の 外部 専門家 によ り、当 グル ープ経 営に 対する 提言、
助 言を行 う場 を設け 、グ ループ のガ バナン ス向 上のた めの 議論の 場を 設置し てお りま
す。
(ⅱ )内 部 管理 態勢 強 化に 向け た 取組 み
当 グルー プは 、
「経 営理念」等に基づ き、金融機 関の社 会性 ・公共 性を 十分に 意識 した
経 営を行 って おりま す。 経営の 公正 性・透 明性 を確保 する ととも に、 その効 率性 極大
31
化 を目指 し、 経営監 督( ガバナ ンス )と経 営執 行(マ ネジ メント )と の明確 な分 離を
柱 とした コー ポレー トガ バナン ス態 勢を構 築し ており ます 。
( 内部監 査機 能の強 化)
・ UFJ グル ープで は、
「 内部 監査 」は 、グ ループ経 営の健 全性 ・公正 性の 確保に 寄与 し、
お 客さま や市 場から の信 認を高 め、 企業価 値の 極大化 に資 するこ とを 目的に 、コ ンプ
ラ イアン ス態 勢・リ スク 管理態 勢を 含めた「内 部管理 態勢」の適切性 ・有 効性等を、独
立 した立 場か ら検証 ・評価 し、経営(ガ バナンス ・マネ ジメ ント双 方)に 報告・提 言し
て いく機 能と 定義し てお ります 。
・ 持株会 社で は、こ うい ったグ ルー プの内 部監 査に関 する 基本的 事項 (目的 ・責 任・権
限 等)を 定め た「内 部監 査基本 規程 」を制 定し 、UF J銀 行、U FJ 信託銀 行を はじ
め、グループ 内各社 にお いても 、
「内 部監査 基本 規程」に沿 って業 務を 運営し てお りま
す。
・ 持株会 社で は、執 行部 門を兼 務し ない担 当役 員のも とに 「内部 監査 部」を 設置 し、グ
ル ープ全 体の 内部監 査機 能の統 括・ モニタ リン グ・評 価、 および 持株 会社内 の各 部室
の 監査を 行っ ていま す。 また、 UF J銀行 、U FJ信 託銀 行に対 する モニタ リン グの
一 環とし て、 各々の 業務 監視委 員会 に参画 する ととも に、 必要に 応じ て監査 を行 って
お ります 。
・ 傘下 銀行で は、 持株会 社と 同じく 、内 部監査 業務 以外の 業務 を兼務 しな い担当 役員の
も とに「 内部 監査部 」を 設置し 、本 部、営 業拠 点、及 び子 会社な どの 監査を 行っ てい
ま す。
「 内部監 査部」では、信用格付、自己査定、償却・引 当の実 施状 況や自 己資 本 比
率 の算定 プロ セスに 加え て、各 種規 定・手 続の 遵守状 況に ついて も監 査を行 って いま
す。
・ 持株会 社、 UFJ 銀行 、UF J信 託銀行 にお ける内 部監 査部門 では 、適切 なリ スク評
価 に基づ いた 内部監 査の 実施 、つま り、被監査 部門が かか えるリ スク の種類 ・程度 に応
じ て、頻 度・ 深度等 に配 慮した 、効 率的か つ実 効性の ある 内部監 査を 実施す ると とも
に 、オフ サイ トモニ タリ ング制 度や 監査手 法・ 監査プ ログ ラムの 充実 など、 内部 監査
業 務の高 度化 を進め てお ります 。
( ⅲ )持 株会 社 にお ける ガ バナ ンス 態 勢
・ 当社の 取締 役会は 、意 思決定 ・経 営監督 機能 を担う 機関 として 、社 長以下 のマ ネジメ
ン トサイ ドで 立案さ れた 戦略を 肉付 けし、 意思 決定す ると ともに 、マ ネジメ ント をモ
ニ タリン グ・ 評価し 、指 名・報 酬付 与を通 じて 、業績 向上 、企業 価値 極大化 に向 けた
マ ネジメ ント への動 機付 けを行 って おりま す。
・ 取締 役会は 6名 の取締 役で 構成さ れて おり、 うち 2名を ガバ ナンス 機能 強化、 経営の
透明性向上を目的に社外取締役としております。残り4名の内訳は、持株会社執行役
員 を兼務 する 取締役 が2 名(う ち1 名が社 長)、傘下の UF J銀行 ・U FJ信 託銀 行の
頭取・社長を各々兼務する取締役2名としております。なお、傘下のUFJ銀行・U
FJ信託銀行の頭取・社長が持株会社の取締役を兼務するのは、当社株主に対する傘
下 会社ト ップ として の責 任を明 確化 するた めの もので あり ます。
32
○指 名委員 会
・ 取締役 会の 下部委 員会 として 、社 外取締 役の みで構 成さ れる「 指名 委員会 」を 設置
し 、持株 会社 の取締 役・ 監査役 ・執 行役員 及び UFJ 銀行 ・UF J信 託銀行 の取締
役 ・監査 役の 人事に 係わ る決定 プロ セスの 公正 性、透明 性の 向上を 図っ ており ます。
○報 酬委員 会
・ 取締役 会の 下部委 員会 として 、社 外取締 役の みで構 成さ れる「 報酬 委員会 」を 設置
し 、持株 会社 社長の 評価 や報酬 に係 わる制 度の 決定プ ロセ スの公 正性 、透明 性の向
上 を図っ てお ります 。
○グ ループ 業務 監視委 員会
・ 取締役 会の 経営監 督機 能補佐 の観 点から 、社 外取締 役と 外部専 門家 (弁護 士) で構
成 される 「グ ループ 業務 監視委 員会 」を設 置し 、内部 管理 、法令 遵守 に関す る重要
事 項の監 視を 行い、 グル ープの 経営 に重大 な影 響を及 ぼす と判断 され る内部 管理上
の 問題点 また は違反 行為 につい ては 、委員 長よ り取締 役会 に意見 を付 して報 告いた
し ます。
○執 行役員
・ マネジ メン ト機能 をよ り一層 強化 すべく 、持 株会社 に執 行役員 制度 を導入 して おり
ま す。
・ 執行役 員は 、取締 役会 によっ て業 務に関 する 執行を 委任 され、 社長 の指示 の下 に業
務 の執行 を行 ってお りま す。
○ グルー プ経 営会議
・ 業務執 行の 最高責 任者 である 社長 の諮問 機関 として 、持 株会社 に「 グルー プ経 営会
議 」を設 置し ており ます 。
・ 社長及 び経 営企画 部、 リスク 統括 部、コ ンプ ライア ンス 統括部 の各 担当執 行役 員を
構 成員と し、 必要に 応じ 持株会 社執 行役員 やU FJ銀 行頭 取、U FJ 信託銀 行社長
等 が参加 して おりま す。 また、 傘下 会社の うち 重要な 案件 につい ては 、傘下 会社よ
り 事前に 報告 を受け るな どし 、
(案件 によっ ては、取締役会 にも報 告)傘 下会社の 意
思 決定プ ロセ スに関 与し ており ます 。
○ 監査役 会
・ 持株会 社は 5名の 監査 役(う ち社 外監査 役2 名)と して おりま す。
○ 持株会 社の 機能と して 下記の 部室 を設置 し、 グルー プ戦 略の立 案や グルー プ経 営管
理 機能な どの 機能を 担っ ており ます 。
・ 経営企 画部 、広報 部、 リスク 統括 部、コ ンプ ライア ンス 統括部 、総 務部、 秘書 室、
内 部監査 部
( ⅳ )傘 下銀 行 にお ける ガ バナ ンス 態 勢
・ 傘下銀 行に おける 取締 役会は 、経 営意思 決定 ・経営 監督 機能を 担う 機関と して 、頭取
以 下のマ ネジ メント サイ ドで立 案さ れた戦 略を 肉付け し、 意思決 定す るとと もに 、マ
ネ ジメン トを モニタ リン グ・評 価し 、持株 会社 が決定 する 指名・ 報酬 制度を 通じ て、
業 績向上 、企 業価値 極大 化に向 けた マネジ メン トへの 動機 付けを 行っ ており ます 。
・ 傘下 銀行に おけ る監査 役は 、持株 会社 の監査 役を 兼務し てお り、持 株会 社によ るガバ
33
ナ ンスの 一端 を担っ てお ります 。
・ 傘下銀 行に おける 取締 役会の 下部 委員会 とし て、
「 業務監 視委員 会」を 設置し、内 部管
理 や法令 遵守 に関す る重 要事項 の監 視、内 部監 査部門 の監 査方針 ・監 査計画 の審 議、
外 部監査 人の 選任、 内部 監査部 門の 組織・ 人事 に対す る審 議等の 機能 を担う こと とい
た しまし た。
・ 傘下銀 行に おいて 、経 営執行 を担 うマネ ジメ ントサ イド には、 執行 役員制 を導 入して
い るほか 、頭 取・社 長の 諮問機 関と して 、
「 経営 会議 」を設 置し 、スピ ーディ ーな 経営
執 行を行 って おりま す。
∼ UFJ 銀行 におけ る取 締役会 は、 ガバナ ンス 機能の 強化 や経営 の透 明性向 上の観
点 より、 持株 会社社 長が 非執行 取締 役会長 に就 いて、 マネ ジメン トサ イドの 業務
執 行を監 督し ており ます 。また 、平 成16 年1 0月に は、 社外よ り取 締役2 名を
新 たに選 任し ました 。
∼ UFJ 信託 銀行に おけ る取締 役会 は、ガ バナ ンス機 能の 強化や 経営 の透明 性向上
の 観点よ り、持 株会社 取締 役専務 執行 役員が 当社 の非執 行取 締役を 兼務 してお り、
マ ネジメ ント サイド の業 務執行 を監 督して おり ます。
以上
34
(
図
35
表
)
(図表1−1)収益動向及び計画[(株)UFJホールディングス]
持株会社 平成13年4月 設立
16/3月期
実績
(規模)<資産、負債は平残、資本勘定は末残>
総資産
貸出金
有価証券
総負債
資本勘定計
資本金
資本準備金
その他資本剰余金
利益準備金
剰余金 (注)
自己株式
(収益)
経常利益
受取配当金
経費
人件費
物件費
特別利益
特別損失
税引前当期利益
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
税引後当期利益
(配当)
配当可能利益
配当金総額(中間配当を含む)
普通株配当金
優先株配当金<公的資金分>
優先株配当金<民間調達分>
1株当たり配当金(普通株)
同(第一回第一種優先株)
同(第ニ回第二種優先株)
同(第三回第三種優先株)
同(第四回第四種優先株)
同(第五回第五種優先株)
同(第六回第六種優先株)
同(第七回第七種優先株)
配当率(優先株<公的資金分>)
配当率(優先株<民間調達分>)
配当性向
(経営指標)
ROE(当期利益/資本勘定<平残>)
ROA(当期利益/総資産<平残>)
(注)利益剰余金のうち、利益準備金以外のもの。
17/3月期
実績
17/9月期
実績
41,112
−
41,069
1,574
39,534
10,000
18,829
10,017
0
664
▲8
27,310
−
27,232
4,310
11,159
10,000
18,829
10,017
0
▲ 27,738
▲ 17
16,886
−
20,161
5,116
14,956
10,000
1,108
0
0
3,784
▲ 26
165
155
23
8
14
−
84
81
9
▲ 34
106
▲ 22
23
30
8
22
−
28,219
▲ 28,242
0
32
▲ 28,274
92
127
17
4
13
3,697
5
3,784
0
0
3,784
10,673
128
−
111
16
−
37,500
15,900.00
68,750.00
18,600.00
19,400.00
5,300.00
11,500.00
0.80
2.22
240.34
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
0.00
0.00
0.00
0.27
0.26
▲ 122.93
▲ 103.52
36
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
0.00
0.00
0.00
32.14
22.40
備考
18/3月期
計画
(億円)
12,940
0
12,871
3,660
9,305
9,138
0
0
0
144
▲8
(億円)
144
180
23
8
14
0
0
144
0
0
(億円、円、%)
123
116
111
5
37,500
15,900
18,600
19,400
5,300
11,500
0.80
1.23
81.43
(%)
1.55
1.11
(図表1−2)収益動向及び計画[2社合算ベース(UFJ銀行+UFJ信託銀行)]
16/3月期
実績
17/3月期
実績
17/9月期
実績
備考
(規模)<資産、負債は平残、資本勘定は末残>
18/3月期
計画
(億円)
総資産
820,576
837,603
790,983
725,205
貸出金
397,406
386,494
359,830
394,660
有価証券
214,620
220,175
226,455
220,600
特定取引資産
22,462
21,155
19,824
23,435
繰延税金資産<末残>
13,696
10,909
8,932
10,123
総負債
798,041
819,670
772,095
780,570
預金・NCD
554,197
554,307
525,453
544,360
債券
特定取引負債
― 15,720
― 14,589
― 12,396
0
16,009
繰延税金負債<末残>
― ― ― 再評価に係る繰延税金負債<末残>
692
676
820
693
資本勘定計
19,611
21,077
26,148
20,959
資本金
11,241
15,391
15,391
14,741
8,638
9,510
2,833
995
資本準備金
その他資本剰余金
利益準備金
剰余金 (注)
土地再評価差額金
その他有価証券評価差額金
自己株式
― 237
▲ 2,984
995
1,483
― ― 241
▲ 6,676
971
1,639
― ― 241
4,483
863
2,335
― (収益)
業務粗利益
0
0
241
3,087
992
1,088
0
(億 円)
13,373
12,825
6,267
信託報酬
496
513
239
592
うち合同運用指定金銭信託分
177
275
85
124
うち信託勘定不良債権等処理額 (A)
13,431
169
88
4
36
資金運用収益
9,749
9,390
4,960
10,450
資金調達費用
2,018
2,078
1,326
2,337
役務取引等利益
2,194
2,489
1,259
2,724
特定取引利益
1,466
202
▲ 38
1,203
その他業務利益
1,484
2,307
1,172
797
国債等債券関係損(▲)益
1,213
757
406
146
業務純益(一般貸倒引当金繰入前信託勘定償却前)
(B)+(A)+(C)
7,894
7,628
3,578
7,877
業務純益 (B)
4,303
7,474
3,573
8,582
一般貸倒引当金繰入額 (C)
3,422
65
0
▲ 741
5,590
経費
5,648
5,285
2,693
人件費
2,095
1,648
877
1,913
物件費
3,274
3,344
1,664
3,373
不良債権処理損失額
9,315
10,234
334
3,337
株式等関係損(▲)益
2,885
▲ 2,342
118
0
124
4,065
97
0
経常利益
▲ 3,421
▲ 6,953
2,698
4,837
特別利益
1,258
3,115
3,882
0
特別損失
567
421
541
110
法人税、住民税及び事業税
▲7
12
19
0
法人税等調整額
347
2,735
1,515
1,640
税引後当期利益
▲ 3,071
▲ 7,007
4,504
株式等償却
(配当)
配当可能利益
3,087
(億円、円、%)
177
― 2,573
配当金総額(中間配当を含む)
735
普通株配当金
128
優先株配当金<公的資金分>
112
優先株配当金<民間調達分>
495
1株当たり配当金(普通株)
2.50
配当率(優先株<公的資金分>)
0.80
配当率(優先株<民間調達分>)
6.68
配当性向
23.82
(注)利益剰余金のうち、利益準備金以外のもの。
37
16/3月期
実績
17/3月期
実績
17/9月期
実績
備考
(経営指標)
18/3月期
計画
(%)
資金運用利回(A)
1.48
1.45
1.58
1.62
貸出金利回(B)
1.77
1.73
1.76
1.92
有価証券利回
0.96
0.98
1.24
1.11
資金調達原価(C)
1.01
1.05
1.20
1.10
預金利回(含むNCD)(D)
0.11
0.13
0.18
0.18
経費率(E)
0.88
0.94
1.01
0.91
人件費率
0.32
0.29
0.33
0.31
物件費率
0.51
0.60
0.62
0.56
総資金利鞘(A)-(C)
0.46
0.39
0.38
0.52
預貸金利鞘(B)-(D)-(E)
0.77
0.65
0.56
0.82
非金利収入比率
34.97
30.48
28.67
35.79
OHR(経費/信託勘定償却前業務粗利益)
41.70
40.93
42.94
41.51
ROE
(一般貸引前信託償却前業務純益/資本勘定<平残>)
39.14
37.05
30.64
40.57
1.00
0.95
0.95
1.09
ROA
(一般貸引前信託勘定償却前業務純益/(総資産−支払承諾見返)<平残>)
[UFJ銀行+UFJ信託銀行+UFJストラテジックパートナー+UFJエクイティインベストメンツ+UFJトラストエクイティ]
16/3月期
17/3月期
17/9月期
実績
実績
実績
(収益)
業務純益(一般貸倒引当金繰入前)
7,946
7,672
3,238
与信関係費用 (注)
13,912
10,622
306
株式等関係損(▲)益
3,299
▲ 2,695
122
株式等償却
124
4,065
97
経常利益
▲ 4,247
▲ 7,214
2,363
税引後当期利益
▲ 3,723
▲ 6,770
4,209
(経営指標)
ROE(一般貸引前業務純益/資本勘定<平残>)
40.22
36.84
26.29
(注)与信関係費用は、一般貸倒引当金繰入額+不良債権処理損失額+信託勘定償却
38
備考
18/3月期
計画
(億円)
7,878
2,657
0
0
4,808
3,058
40.57
(図表1−3)財務管理業務の収益動向及び計画
16/3月期
実績
17/3月期
実績
17/9月期
実績
業務粗利益(A)
うち証券代行部門
うち不動産部門
うち資産金融部門
うち受託資産部門
うちリテール部門(個人財務管理)
(A)に対応する経費(B)
人件費
物件費
836
293
121
54
240
104
502
215
273
932
330
188
48
211
117
486
190
279
469
176
115
13
96
69
249
95
144
(A)−(B)
334
446
219
39
18/3月期
計画
(億円)
1,115
348
194
88
311
156
495
200
275
620
(図表1−4)収益動向(連結ベース)
17/3月期
実績
(規模)<末残>
総資産
貸出金
有価証券
特定取引資産
繰延税金資産
総負債
預金・NCD
債券
特定取引負債
繰延税金負債
再評価に係る繰延税金負債
少数株主持分
資本勘定計
資本金
資本剰余金
利益剰余金
土地再評価差額金
その他有価証券評価差額金
為替換算調整勘定
自己株式
(収益)
経常収益
資金運用収益
役務取引等収益
特定取引収益
その他業務収益
その他経常収益
経常費用
資金調達費用
役務取引等費用
特定取引費用
その他業務費用
営業経費
その他経常費用
貸出金償却
貸倒引当金繰入額
一般貸倒引当金純繰入額
個別貸倒引当金純繰入額
経常利益
特別利益
特別損失
税金等調整前当期純利益
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
少数株主利益
当期純利益
825,536
373,544
217,707
52,987
11,224
798,612
545,835
― 37,533
287
752
15,123
11,800
10,000
12,337
▲ 13,254
1,105
2,575
▲ 935
▲ 26
17/9月期
実績
(億円)
780,745
381,750
217,770
16,519
9,381
748,669
532,780
― 8,807
85
902
15,198
16,876
10,000
― 3,172
990
3,432
▲ 684
▲ 34
23,053
10,171
4,965
555
4,476
2,371
28,022
2,137
713
16
2,124
7,304
15,725
5,547
― ― ― ▲ 4,968
3,113
490
▲ 2,345
178
2,801
219
▲ 5,545
(億円)
11,137
5,278
2,553
230
2,129
709
7,585
1,540
393
88
895
3,791
875
318
― ― ― 3,552
3,014
902
5,664
320
1,203
30
4,110
40
(図表2)自己資本比率の推移
【UFJホールディングス(連結)】 資本金
(億円)
16/3月期
17/3月期
17/9月期
実績
実績
実績
備考
18/3月期
計画
10,000
10,000
10,000
9,138
-
-
-
-
資本剰余金
12,337
12,337
-
▲ 6,492
利益剰余金
▲ 7,749
▲ 13,271
3,172
8,042
連結子会社の少数株主持分
8,214
15,074
15,144
15,179
うち優先出資証券
6,161
6,132
6,196
6,146
-
-
-
-
うち非累積的永久優先株(注1)
その他有価証券の評価差損
自己株式
▲ 22
▲ 26
▲ 34
▲ 21
▲ 914
▲ 935
▲ 684
▲ 940
営業権相当額
▲ 20
▲ 11
▲7
▲ 19
連結調整勘定相当額
▲ 92
▲ 30
為替換算調整勘定
-
▲ 77
その他
-
-
TierⅠ計
21,752
23,134
27,590
24,810
(13,957)
(10,936)
(9,296)
(10,233)
1,372
1,832
2,425
1,257
854
835
851
854
一般貸倒引当金
5,773
5,425
5,324
5,764
永久劣後債務
3,119
3,125
1,977
1,611
-
-
-
(うち税効果相当額)
有価証券含み益
土地再評価益
その他
Upper TierⅡ計
期限付劣後債務・優先株
-
-
-
11,120
11,219
10,578
9,486
13,598
12,464
12,421
10,661
-
-
-
その他
-
Lower TierⅡ計
13,598
12,464
12,421
10,661
TierⅡ計
24,718
23,683
23,000
20,147
(21,752)
(22,786)
(23,000)
(20,147)
-
-
-
-
(うち自己資本への算入額)
TierⅢ
控除項目
▲ 819
▲ 789
▲ 854
▲ 727
自己資本合計
42,686
45,131
49,736
44,230
(億円)
リスクアセット
461,859
434,059
425,968
461,082
オンバランス項目
429,522
390,648
381,414
428,746
オフバランス項目
23,106
34,403
40,401
23,106
9,230
9,007
4,152
9,230
その他(注2)
(%)
自己資本比率
9.24
10.39
11.67
9.59
TierⅠ比率
4.70
5.32
6.47
5.38
(注1)当社の資本金は株式種類毎に分別できないため、非累積的永久優先株の金額は記載しておりません。
(注2)マーケット・リスク相当額を8%で除して得た額。
41
(図表2)自己資本比率の推移
【UFJ銀行(連結)】 (億円)
16/3月期
17/3月期
17/9月期
実績
実績
実績
備考
資本金
8,435
12,585
12,585
うち非累積的永久優先株
3,203
7,248
7,150
資本剰余金
8,061
8,933
2,684
利益剰余金
▲ 5,370
▲ 7,057
3,192
連結子会社の少数株主持分
7,769
7,735
7,802
うち優先出資証券
6,161
6,132
6,196
その他有価証券の評価差損
-
-
-
自己株式
-
-
-
為替換算調整勘定
▲ 902
▲ 921
▲ 673
営業権相当額
▲ 11
▲4
▲1
連結調整勘定相当額
▲ 92
▲ 30
-
その他
-
-
TierⅠ計
17,890
21,240
25,590
(11,942)
(9,594)
(8,262)
1,406
1,627
2,042
766
747
764
一般貸倒引当金
5,231
4,960
4,939
永久劣後債務
3,120
3,153
1,988
-
-
-
(うち税効果相当額)
有価証券含み益
土地再評価益
その他
Upper TierⅡ計
期限付劣後債務・優先株
-
10,525
10,488
9,734
12,742
11,660
11,556
-
-
-
その他
Lower TierⅡ計
12,742
11,660
11,556
TierⅡ計
23,267
22,149
21,291
(17,890)
(21,109)
(21,291)
-
-
-
(うち自己資本への算入額)
TierⅢ
控除項目
▲ 777
▲ 734
▲ 801
自己資本合計
35,003
41,615
46,079
(億円)
リスクアセット
418,499
396,800
395,138
オンバランス項目
389,419
357,329
353,633
オフバランス項目
22,571
33,521
39,373
6,507
5,950
2,131
その他(注)
(%)
自己資本比率
8.36
10.48
11.66
TierⅠ比率
4.27
5.35
6.47
(注)マーケット・リスク相当額を8%で除して得た額。
42
(図表2)自己資本比率の推移
【UFJ銀行(単体)】 (億円)
16/3月期
17/3月期
17/9月期
実績
実績
実績
備考
資本金
8,435
12,585
12,585
うち非累積的永久優先株
3,203
7,248
7,150
資本準備金
8,061
8,933
2,684
その他資本剰余金
-
-
-
利益準備金
-
-
-
任意積立金
-
-
-
▲3,318
▲6,248
4,272
その他
4,436
5,137
6,234
うち優先出資証券
4,403
5,101
6,196
その他有価証券の評価差損
-
-
-
自己株式
-
-
-
営業権相当額
-
-
-
17,615
20,407
25,777
(11,739)
(9,539)
(7,933)
1,204
1,104
1,504
767
749
765
一般貸倒引当金
5,005
4,698
4,719
永久劣後債務
3,142
3,153
1,988
その他
1,757
1,030
-
11,877
10,735
8,978
12,943
12,109
12,095
-
-
-
Lower TierⅡ計
12,943
12,109
12,095
TierⅡ計
24,821
22,844
21,074
(17,615)
(20,407)
(20,335)
次期繰越利益
TierⅠ計
(うち税効果相当額)
有価証券含み益
土地再評価益
Upper TierⅡ計
期限付劣後債務・優先株
その他
(うち自己資本への算入額)
TierⅢ
控除項目
自己資本合計
-
-
-
1,433
1,406
1,410
33,797
39,409
44,702
(億円)
リスクアセット
400,475
375,890
377,551
オンバランス項目
378,650
346,318
342,469
オフバランス項目
20,494
28,750
34,066
1,330
821
1,014
その他(注)
(%)
自己資本比率
8.43
10.48
11.84
TierⅠ比率
4.39
5.42
6.82
(注)マーケット・リスク相当額を8%で除して得た額。
43
(図表2)自己資本比率の推移
【UFJ信託銀行(連結)】
(億円)
16/3月期
17/3月期
17/9月期
実績
実績
実績
備考
資本金
2,805
2,805
2,805
うち非累積的永久優先株
1,005
1,000
1,000
資本剰余金
576
576
149
利益剰余金
320
▲ 279
272
0
0
0
連結子会社の少数株主持分
うち優先出資証券
その他有価証券の評価差損
▲ 83
自己株式
-
-
-
-
-
-
-
為替換算調整勘定
▲8
▲ 10
営業権相当額
▲0
▲0
▲7
-
連結調整勘定相当額
-
-
-
その他
-
-
-
TierⅠ計
3,610
3,093
3,221
(2,027)
(1,360)
(1,075)
-
-
-
(うち税効果相当額)
有価証券含み益
土地再評価益
一般貸倒引当金
87
87
86
256
190
163
永久劣後債務
-
-
-
その他
-
-
-
Upper TierⅡ計
期限付劣後債務・優先株
344
278
250
1,160
1,154
995
-
-
その他
-
Lower TierⅡ計
1,160
1,154
995
TierⅡ計
1,504
1,432
1,245
(1,504)
(1,432)
(1,245)
-
-
-
(うち自己資本への算入額)
TierⅢ
控除項目
▲ 43
▲ 885
▲ 883
自己資本合計
5,071
3,639
3,583
(億円)
リスクアセット
41,098
30,508
26,162
オンバランス項目
40,466
29,740
25,212
オフバランス項目
631
767
949
その他(注)
-
-
(%)
自己資本比率
TierⅠ比率
12.34
11.93
13.69
8.78
10.13
12.31
(注)マーケット・リスク相当額を8%で除して得た額。
44
(図表2)自己資本比率の推移
【UFJ信託銀行(単体)】 (億円)
16/3月期
17/3月期
17/9月期
実績
実績
実績
備考
資本金
2,805
2,805
2,805
うち非累積的永久優先株
1,005
1,000
1,000
576
576
149
資本準備金
その他資本剰余金
利益準備金
241
任意積立金
次期繰越利益
306
241
241
▲ 427
210
その他
-
-
-
うち優先出資証券
-
-
-
-
-
-
-
その他有価証券の評価差損
▲ 105
自己株式
営業権相当額
TierⅠ計
(うち税効果相当額)
▲0
▲0
-
3,824
3,195
3,406
(1,956)
(1,370)
(999)
-
-
-
有価証券含み益
土地再評価益
一般貸倒引当金
▲7
▲7
▲8
252
186
170
永久劣後債務
-
-
-
その他
-
-
-
Upper TierⅡ計
期限付劣後債務・優先株
245
179
162
1,160
1,154
995
-
-
その他
-
Lower TierⅡ計
1,160
1,154
995
TierⅡ計
1,405
1,333
1,157
(1,405)
(1,333)
(1,157)
-
-
-
(うち自己資本への算入額)
TierⅢ
控除項目
▲ 40
▲ 880
▲ 878
自己資本合計
5,189
3,648
3,684
(億円)
リスクアセット
40,479
29,860
27,249
オンバランス項目
39,779
29,056
26,225
オフバランス項目
699
803
1,024
その他(注)
-
-
(%)
自己資本比率
TierⅠ比率
12.82
12.21
13.52
9.44
10.70
12.50
(注)マーケット・リスク相当額を8%で除して得た額。
45
(図表5)部門別純収益動向
(単体)
リテール
粗利益
経費
法人
粗利益
経費
市場国際
粗利益
経費
信託銀行
粗利益
経費
その他部門
合 計
17/3月期
実績
828
2,920
▲ 2,091
3,832
5,981
▲ 2,149
1,247
1,715
▲ 469
857
1,571
▲ 714
864
7,628
(億円)
17/9月期
実績
507
1,506
▲ 999
1,719
2,783
▲ 1,064
574
791
▲ 218
368
722
▲ 353
411
3,578
17/3月期
実績
1,095
4,113
▲ 3,018
3,925
6,194
▲ 2,270
1,231
1,842
▲ 611
874
1,623
▲ 749
23
108
▲ 85
116
588
▲ 472
864
8,127
(億円)
17/9月期
実績
655
2,123
▲ 1,468
1,768
2,896
▲ 1,128
622
927
▲ 306
376
746
▲ 370
14
63
▲ 49
77
340
▲ 264
411
3,922
(連結)
リテール
粗利益
経費
法人
粗利益
経費
市場国際
粗利益
経費
信託銀行
粗利益
経費
資産運用
粗利益
経費
証券部門
粗利益
経費
その他部門
合 計
(注)主要ビジネスユニットの管理計数ベース
一部部門の所管見直しを実施しております。
これにより、17/3期の実績を同一基準で見直して記載しております。
46
(図表6)リストラの推移及び計画[持株会社+UFJ銀行+UFJ信託銀行]
16/3月末
17/3月末
17/9月末
実績
実績
実績
備考
18/3月末
計画
(役職員数)
役員数
(人)
21(10)
21(11)
19(10)
22(11)
うち取締役(( )内は非常勤)
(人)
16(6)
16(7)
14(6)
17(7)
うち監査役(( )内は非常勤)
(人)
5(4)
5(4)
5(4)
5(4)
従業員数(注)
(人)
20,395
19,582
19,751
19,709
(注)事務職員、庶務職員合算。在籍出向者を含む。嘱託、パート、派遣社員は除く。
(国内店舗・海外拠点数)
国内本支店(注1)
(店)
398
398
398
398
海外支店(注2)
(店)
17
18
18
18
(参考)海外現地法人
(社)
13
13
12
13
(注1)出張所、代理店及び払込専門支店、共同利用ATM管理専門支店等の仮想店舗は除く。
(注2)出張所、駐在員事務所を除く。
16/3月末
17/3月末
17/9月末
実績
実績
実績
備考
18/3月末
計画
(人件費)
人件費
(百万円)
210,461
165,716
88,147
192,200
うち給与・報酬
(百万円)
120,036
112,112
56,280
115,600
平均給与月額
(千円)
480
480
491
480
(注)平均年齢37.4歳(平成17年9月末)。
(役員報酬・賞与)
役員報酬・賞与(注)
(百万円)
394
228
83
330
うち役員報酬
(百万円)
394
228
83
330
役員賞与
(百万円)
0
0
0
0
平均役員(常勤)報酬・賞与 (百万円)
22
13
5
18
13
0
0
0
平均役員退職慰労金
(百万円)
(注)人件費及び利益処分によるものの合算。また、使用人兼務の場合、使用人部分を含む。
(物件費)
物件費
(百万円)
326,554
333,651
166,009
336,400
うち機械化関連費用(注)
(百万円)
120,174
128,095
65,115
135,000
除く機械化関連費用
(百万円)
206,380
205,556
100,894
201,400
499,367
254,156
528,600
(注)リース等を含む実質ベースで記載している。
(人件費+物件費)
人件費+物件費
(百万円)
537,015
47
(図表7−1)子会社・関連会社一覧(国内) 会社名
(注1)
設立年月
(百万円)
代表者
主な業務
直近決算
総資産
うち
子銀行分
借入金
(注2)
(注2)
連結又
は持分
法の別
(注4)
資本勘定
うち子銀
行出資分
経常利益
21,011
3,520
▲ 1,374
連結
291,896 ▲ 58,319
▲ 58,317
連結
(注3)
当期利益
【国内商業銀行系】
[リテールマーケット対象]
(株)UFJカード
68/ 4月
安藤 光
クレジットカード業務
05/ 9月
347,776
200,860
73,111
13,749
* UFJ信用保証(株)
77/ 9月
大野 榮治
信用保証業務
05/ 9月
327,578
−
−
64,945
フロンティア債権回収
(株)
99/ 7月
野々下 伊津巳 債権管理回収業務
05/ 9月
10,026
−
−
7,305
693
1,661
984
連結
00/ 5月
能島 伸夫
貸金業務
05/ 9月
153,385
141,311
126,335
5,883
10,000
1,006
356
持分法
93/ 01月
土肥 正文
ファイナンシャル・コンサ
ルティング業務
05/ 9月
745
−
−
699
1,134
102
100
連結
98/11月
岡田 迪
金融関連コールセンター業務・確
定拠出年金運営管理業務等
05/ 9月
1,625
−
−
1,273
690
51
50
連結
83/10月
小笠原 康起
ファクタリング業務、融資
業務
05/ 9月
360,058
131,582
129,582
15,431
928
2,759
2,408
連結
77/11月
斎藤 憲二
リース業務、融資業務
05/ 9月
327,152
102,500
102,500
3,764
7,974
▲ 265
▲ 158
連結
69/5月
田中 一好
リース業務 、融資業務
05/ 9月
1,328,105
551,818
112,218
63,585
5,484
10,036
5,839
* (株)モビット
UFJプラザ21
*
(株)
日本ティ−・ピ−・ピ−
*
(株)
[法人マーケット対象]
(株)UFJビジネス
ファイナンス
(株)日本ビジネス
*
リース
UFJセントラルリー
ス(株)
持分法
UFJ総合管理(株)
94/10月
松村 智雄
当行担保不動産の競落、一
時保有、管理、売却
05/ 6月
4,326
−
−
329
500
225
22
連結
東洋信総合ファイナン
ス(株)
87/3月
佐藤 増生
融資業務、リース業務
05/ 9月
23,904
22,163
21,898
1,654
50
84
497
連結
(株)泉州銀行
51/ 2月
吉田 憲正
銀行業務
05/ 9月
1,897,623
11,077
−
78,406
93,620
4,297
4,755
連結
(株)大正銀行
58/10月
石川 芳男
銀行業務
05/ 9月
361,076
3,000
3,000
15,911
1,795
853
695
持分法
(株)岐阜銀行
42/ 5月
所 裕
銀行業務
05/ 9月
802,531
4,500
-
27,795
5,551
1,652
1,033
持分法
(株)中京銀行
43/ 2月
末安 堅二
銀行業務
05/ 9月
1,612,186
8,900
600
89,118
39,342
4,483
2,200
持分法
日本住宅無尽(株)
13/10月
板倉 弘幸
無尽業
05/ 9月
12,666
7,300
6,465
2,817
25
140
99
持分法
99/11月
齋藤 正勝
証券業
05/ 9月
229,973
−
−
24,828
2,204
4,503
2,554
持分法
48/ 4月
藤本 公亮
[全般]
【投資銀行系(国内)】
カブドットコム証券
(株)
UFJつばさ証券
(株)
UFJアセットマネジ
メント(株)
UFJパートナーズ投
信(株)
* 日中架け橋ファンド
*
(株)UFJキャピタ
ル
証券業
05/ 9月
1,973,336
273,148
110,109
243,824
−
11,300
5,071
連結
森 嶬
投資顧問業務、投資信託委
託業務
05/ 9月
5,163
−
−
4,884
−
229
130
連結
59/12月
宮崎 晃一
投資信託委託業務、投資顧
問業務
05/ 9月
45,668
−
−
39,326
−
1,786
2,688
04/6月
津上 俊哉
投資を目的とした民法上の
任意組合
05/ 8月
1,370
−
−
1,370
1,369
▲ 149
▲ 149
84/ 8月
鴇田 和彦
ベンチャーキャピタル業務
05/ 9月
45,051
27,150
9,150
14,814
2,425
▲ 197
▲ 2,270
連結
04/4月
宗宮 省造
情報処理業
05/ 9月
8,301
900
900
1,734
-
303
179
連結
83/ 8月
浦上 淳
情報処理業
05/ 9月
12,672
4,000
4,000
1,460
25
545
319
連結
88/ 3月
関口 秀雄
人材派遣業
05/ 9月
1,513
−
−
295
150
54
54
連結
64/5月
鈴杵 正道
不動段賃貸・管理業務
05/ 9月
59,282
21,716
21,716
17,897
39,170
▲ 142
▲ 22,094
連結
84/8月
木原 茂
システム開発・運営業務
05/ 9月
2,291
305
305
98
400
205
204
連結
88/1月
西村 実
93/ 9月
連結
持分法
【その他】
UFJIS(株)
(株)UFJ日立シス
テムズ
UFJスタッフサービ
ス(株)
UFJトラスト土地建
*
物(株)
東洋システム開発
(株)
UFJ住宅販売(株)
*
*
*
*
UFJオペレーション
サービス名古屋(株)
UFJストラテジック
パートナー(株)
(株)UFJ総合研究
所
UFJトラストエクイ
ティ(株)
エムアンドティー・インフォメーションテ
クノロジー(株)
住宅仲介業務
05/ 9月
1,267
350
350
409
10
209
77
連結
05/ 9月
490
-
-
212
111
▲ 5
▲ 12
連結
80/ 8月
桒山 幸次
預金・為替等の後方事務受
託
03/3月
岡島 貴敏
貸金業
05/ 9月
287,443
-
-
286,932
208,287
3,227
8,418
連結
元田 充隆
調査研究受託業務、コンサ
ルティング業務
05/ 9月
11,028
-
-
6,803
938
▲ 611
▲ 417
連結
03/11月
吉田 祐二
有価証券の投資、保有、運
用および管理
05/ 9月
104,820
-
-
103,053
89,317
14,434
12,668
98/12月
秋元 康男
システム開発・運営業務
05/ 9月
39,093
27,115
13,557
10,379
5,000
▲ 33
▲ 42
85/10月
(注1)17/9月期連結決算において対象とされた子会社・関連会社のうち、子銀行の与信額(保証も含む)・出資額が1億円超について記載。
(注2)年号は西暦で記入。
(注3)借入金のうち、子銀行分は保証を含む。
(注4)連結・持分法の別は、UFJホールディングスの連結決算を基準として記載。
(注5)㈱ティーエムエフは2005年4月に外部売却、㈱UFJエクイティインベストメンツは2005年9月に清算、により連結対象外となる。
48
連結
持分法
(図表7−1)子会社・関連会社一覧(海外) 直近決算
会社名(注1)
設立年月
代表者
主な業務
(注2)
通貨・単位
総資産
うち
子銀行分
(注3)
借入金
(注2)
資本勘
定
うち子銀
行出資分
経常利益
当期利
益
連結又
は持分
法の別
(注5)
(注4)
【海外商業銀行系】
UFJドイツリース会
社
88/ 6月
平尾 一彦 リース業務
05/
インドネシアUFJ銀
行
89/ 8月
尾崎 誠治 一般商業銀行業務
05/ 6月 十億 シアルピ
ピー・ティー・UF
J・ブリ・ファイナン
ス
83/ 8月
UFJオーストラリ
ア・リミテッド
70/ 6月
カナダUFJ銀行
83/ 8月
オランダUFJ銀行
76/1月
中村 道彦 銀行業務
05/ 6月 百万 ユーロ
バンコックUFJリミ
テッド
73/4月
糟谷 哲生 金銭貸付業
リサ−ル商業銀行
60/ 8月 S. Magsajo, 一般商業銀行業務
12
10
2
0
0
0
0
連結
7,022
2,059
2,035
1,119
805
154
102
連結
1,059
914
617
125
30
23
16
連結
695
10
10
104
103
2
1
連結
390
-
-
162
170
0
0
連結
804
15
15
67
51
2
1
連結
05/ 6月 百万 タイバーツ 19,572
18,923
804
591
90
55
41
連結
9月 百万 ユーロ
インドネ
ア
インドネ
リース業務、消費者金融
鉄本 哲彦
05/ 6月 十億 シアルピ
業務
ア
短中長期金融業務、その
中井 邦彦 他マーチャントバンク業 05/ 6月 百万 豪ドル
務
影山 克明
一般商業銀行業務、リー
05/ 6月 百万 カナダドル
ス業務
Francisco
Jr.
05/ 6月 十億
フィリピ
ンペソ
201
5
−
13
0
0
0
持分法
【投資銀行系(海外)】
UFJインターナショ
* ナルピーエルシー
73/ 5月
生田 卓史 銀行業務、証券業務
05/ 9月 百万 英ポンド
707
276
276
357
428
▲ 13
▲ 13
連結
81/ 5月
飯田 一正 銀行業務、証券業務
05/ 9月 百万 スイスフラ
171
133
133
36
92
▲ 7
▲ 15
連結
高浦 雅之 先物清算業務
05/ 6月 百万 米ドル
56
−
−
20
18
8
4
連結
(注7)
* スイスUFJ銀行
(注7)
UFJフューチャーズ
86/7月
(注1)UFJホールディングスの連結決算の対象先を記載。また、海外の子会社・関連会社については現地通貨で記載。
(注2)年号は西暦で記入。
(注3)借入金のうち、当行分は保証を含みます。
(注4)海外子会社・関連会社は、経常利益に代えて税引前利益を記載。
(注5)連結・持分法の別は、UFJホールディングス連結決算を基準としております。
(注6)三和テクノロジー・インベストメンツは、2005年9月に会社清算により連結対象外となる。
(注7)UFJインターナショナルピーエルシー及びスイスUFJ銀行は、それぞれ清算、業務撤退方針の決定がなされているため9月末日をもって仮決算を行った上で
清算を前提とした決算上の調整を行っております。
49
【個別企業コメント】
<国内商業銀行系>
UFJ信用保証(株)
□平成17年9月期は、MTFGとの統合を見据えた引当強化により、赤字計上。
□上記赤字計上による資本毀損を補い、銀行統合後の保証業務を円滑に行うために平成17年9月に1,100億円の増資
を実施、更に平成17年12月には、当社の損失計上の大きな要因であった大口事業性ローン保証部門を、吸収分割
により当社から当行が承継予定(併せて当社に対する追加保証料支払いを廃止)。
□平成18年1月のUFJ銀行と東京三菱銀行の合併を機に、新銀行の新規住宅ローン保証を当社に集中、中長期的
な経営の安定と財務基盤の強化を図る。
(株)モビット
□平成12年5月に設立した個人向けローン会社で、当行(50%)およびプロミス(45%)による合弁。
□平成17年9月末時点の貸出残高は約2,144億円(前期比+131億円)、ローン保証残高は約700億円(同比+72億円)
と業容は順調に拡大。
□期間損益は黒字化しており、今後は与信運営の高度化による良質資産の積上げとリスクコントロールの強化を徹
底し、早期の繰越損失の早期解消を見込む。
UFJプラザ21(株)
□平成14年度下期に資産運用業務から撤退。事業内容を資産承継・事業承継を柱とする相談業務に特化し、人員削
減等も含めた事業再構築が奏功、黒字体質へ転換。
□平成17年度上期は会員数が過去最高となる一方、FP研修等の注力新事業が伸長し、当期利益は106百万円と計画
を超過達成。通期でも前年を上回る大幅収益を確保する見通し。
日本ティ−・ピ−・ピ−(株)
□平成15年7月に証券業登録返上とともに社名を変更。金融専門のテレマーケティング会社として再スタート。
□平成17年度は三菱UFJ証券に伴い、同社のコア事業の一つであるUFJつばさ証券向けのインフラ提供ビジネスが
終了するが、当行及びグループ外案件の受注も増加しており3期連続での増収・増益を見込む。
(株)日本ビジネスリース
□平成13年7月に日本信販(株)のリース事業部門を分社化した当社の第三者割当増資を全額引受けし、連結子会社
化。
□平成17年9月期は、延滞督促の外部委託に伴う管理回収体制整備の遅れなどにより、クレジットコストが急増し赤字転落。
しかし体制強化を実施した結果、足元のクレジットコストは収束しつつある状況。平成18年3月期は通期黒字転換の見込。
□リース資産の積み上げ順調であり、今後の業況の改善を見込む。
<投資銀行系(国内)>
日中架け橋ファンド
□平成16年6月に設立。中国関連投資を目的とした民法上の任意組合(業務執行組合員は東亜キャピタル(株))
□平成17年9月末時点で投資実績4件/約16億円
□投資案件厳選し積上げを図る。今年度は8件/20億円程度の投資を見込む
50
(株)UFJキャピタル
□昭和59年8月に設立されたベンチャーキャピタル会社。UFJ銀行のネットワーク、および独自のネットワークを通
じた投資先発掘を実施。
□平成17年10月1日にダイヤモンドキャピタルと合併。三菱UFJキャピタル㈱として業界内トップ水準のベンチャー
キャピタル会社を目指す(統合後の投資残高は、業界第4位)。
□平成17年9月期は、投資資産の減損処理により赤字計上するも、投資活動・公開実績は例年並みの高水準を維持。
□平成17年度下期は、MUFGグループからの紹介案件への積極対応、および独自ルート案件の拡大により、業容拡大
を見込む。
<その他(国内)>
UFJオペレーションサービス名古屋(株)
□UFJ銀行の営業店後方事務の受託会社。UFJ銀行向けの売上が100%を占める。
□平成17年9月期は、平成18年1月に予定されているUFJ銀行と東京三菱銀行の合併に向けた営業店後方業
務の受託拡大・拠点の再編等により、人件費を中心としたコストが増加したため赤字計上。
□平成18年3月期には、さらなる合理化・効率化を推進し、黒字化の見込み。
UFJストラテジックパートナー(株)
□UFJ銀行の債権管理営業の一部を会社分割して承継し、問題債権の再生・処理を促進する目的で設立。
□平成17年9月期は、既存引当金の戻入・債権取立益等により平成17年3月期に続き黒字計上。今後も債権取
立益等により黒字計上見込み。
(株)UFJ総合研究所
□UFJグループの総合シンクタンク。官公庁向け受託では業界トップクラス。特に環境関連に強み。
□ 当社は売上の1/3以上を占める官公庁受託を始め、プロジェクトの完成・売上計上の多くが下期になること
から、例年上期は赤字、通期で黒字化。今年度も民間受託は弱含んでいるものの、官公庁受託堅調で通期
は黒字化の見込み。
□平成18年1月に東京三菱銀行グループのシンクタンク、ダイヤモンドビジネスコンサルティング(株)
、
(株)
東京リサーチインターナショナルとの3社合併を予定。更なる顧客基盤・経営基盤の強化が図られる見込
み。
(株)UFJトラスト土地建物
□UFJ信託銀行の営業用不動産の保有・管理会社。
□平成17年度上期は、減損会計を適用し当期損失221億円を計上。
□UFJ信託銀行の三菱信託銀行との合併と同時に、平成17年10月1日に三菱信託銀行子会社 永楽実業(株)と合
併(永楽実業(株)が存続会社、エム・ユー・トラスト総合管理(株)に社名変更)。エム・ユー・トラスト総合管理(株)
の平成17年度通期業績は経常利益 8億円、当期損失210億円、平成18年度以降は安定的な利益計上の見通し。
エムアンドティー・インフォメーションテクノロジー(株)
□UFJ信託銀行および三菱信託銀行の共同出資によるシステム開発会社。
□日本マスタートラスト信託銀行および出資銀行2行からのシステム開発および運営を受託。
□期中に開発が完了し運営を開始した新規案件の受託手数料清算は期末に一括して行うため期中は赤字とな
る収益構造。平成17年度通期では経常利益252百万円、当期利益215百万円の見通し。
51
<投資銀行系(海外)>
UFJインタ−ナショナルピ−エルシ−
□平成17年度は、トレーディング業務が好調に推移するも、清算方針決定による清算費用計上の影響により
最終損益は赤字となる。
□対顧部門については、平成17年10月1月に、三菱UFJセキュリティーズ・インターナショナルに営業譲渡。トレ
ーディング業務については撤退方針。
スイスUFJ銀行
□平成17年度は、業務撤退方針決定による清算費用計上の影響により、最終損益は赤字となる。
□証券業務は、平成17年10月1日に、三菱UFJセキュリティーズ・インターナショナル(チューリッヒ支店)に営業
譲渡。プライベートバンキング業務については撤退方針。
52
(図表8)経営諸会議・委員会の状況
(UFJホールディングス)
会議・委員会名
議長
メンバー
担当部署
株主
総務部
開催頻度
年次
目的・討議内容
株主総会
社長
企業の最高決議機関として、商法や定款
に定める事項を決議する
監査役会
監査役(招集 監査役(含む社外監査役)
者)
監査役会事 原則、年6回 監査に関する重要な事項について報告を
務局
受け、協議を行い、または決議する
取締役会
社長
取締役(含む社外取締役)、監査
役
秘書室
原則月次
指名委員会
社外取締役
社外取締役
秘書室
原則、年2回 グループ主要経営陣の人事事項を審査
報酬委員会
社外取締役
社外取締役
秘書室
原則、年2回 執行役員等の報酬制度・評価制度に係る
事項を審査。持株会社社長の評価の決
定
グループ業務監視委 社外取締役
員会
社外取締役、外部専門家(弁護
士)
秘書室
原則、年4回 グループの内部管理状況、法令遵守状況
の監視。内部監査方針等の基本事項の
審議
グループ経営会議
社長
経営企画部・リスク統括部・コンプラ 経営企画部 年48回
イアンス統括部担当執行役員他
グループリスク統括
会議
リスク統括部 経営企画部担当執行役員、監査 リスク統括部 四半期に1
回
担当執行役員 役、経営企画部長、リスク統括部
長、広報部長、総務部長 他
グループの経営方針・戦略、経営計画等
重要事項を決定。グループ全体の経営執
行状況をモニタリング
社長の諮問機関として、グループの経営
方針・戦略等重要事項を審議
リスク管理に関する方針・諸規程等に関
する事項、グループのリスクの状況に関
する事項等の審議
経営健全化計画フォ 社長
ローアップ会議
(HD)社長、執行役員、経営企画 経営企画部 原則月次
部長・副部長、(商銀)頭取、企画
担当役員、企画部長、(信託)社
長、総合企画担当役員、総合企画
部長、外部専門家
経営健全化計画達成のための、フォロー
アップ。
グループマネジメント 社長
連絡会
(HD)社長、執行役員、経営企画 経営企画部 原則月次
部長・副部長、(商銀)企画担当役
員、企画部長、(信託)社長、総合
企画担当役員、総合企画部長、外
部専門家
グループ課題の共有と議論の場
アドバイザリー会議
社外取締役、社外監査役、外部専 経営企画部 原則半期
門家、(オブザーバー)社長、その他
役員
グループの経営に対する提言、助言を行
う場
社外取締役
(UFJ銀行)
会議・委員会名
議長
メンバー
担当部署 開催頻度
目的・討議内容
株主総会
頭取
株主
総務部
年次
企業の最高決議機関として、商法や定款
に定める事項を決議する
監査役会
常勤監査役
監査役
監査役会
事務局
年6回
監査に関する重要な事項について報告を
受け、協議を行い、または決議する
取締役会
会長
取締役、監査役
取締役会
事務局
原則月次
業務執行を決定し、取締役の職務の執行
を監督する
53
会議・委員会名
議長
メンバー
担当部署
開催頻度
目的・討議内容
経営会議
頭取
頭取、名古屋地区・大阪地区担当 企画部
役員、リテール・法人カンパニー
長、常勤監査役および企画部、コン
プライアンス統括部、審査全般、人
事・総務部、総合リスク管理・与信企
画部、内部監査部の担当役員
適宜
最高業務執行責任者である頭取が、業務
執行に関する重要事項を決裁する上での
諮問機関
経営方針会議
頭取
原則、全役員・部室長、監査役
半期次
業務執行幹部に対し、経営方針を伝達・
徹底する
役員部長連絡会
頭取
原則、全役員(非執行役員取締役 企画部
は除く)・部室長、常勤監査役
原則月次
役員、部室長に対し、業務に関する重要
事項を伝達・徹底する
危機管理会議
企画部
担当役員
企画部・総合リスク管理部の担当 企画部
役員および部長、コンプライアンス
管理部長、広報部長
適宜
危機事象の影響度を判断、危機事態へ
の対応を検証、指導・助言するなど危機
管理を統括する
業務監視委員会
社外より招聘 非執行取締役、外部専門家、監査 監査企画室 原則月2回
された取締役 役、UFJH内部監査部長
業務執行に関する内部管理状況・法令遵
守状況全般を監視する
賞罰委員会
人事
担当役員
内部監査検討会
内部監査部長 内部監査部長、与信監査室長、検 内部監査部 原則月次
査室長、監査役、検討対象となる
被監査部署の担当役員・部室長
表彰・懲戒に関する事項について審議。
但し、業務監視委員会の承認を踏まえて
決議する
監査結果・関連意見を報告・検討する
信用リスク
管理委員会
外部専門家
信用リスク
マネジメント会議
与信企画部
担当役員
総合リスク
マネジメント会議
企画部
人事部担当役員・人事部長・コン
プライアンス統括部長・弁護士
人事部
年2回以上
外部専門家(会計士、弁護士等)、 与信企画部 半期次
(以下オブザーバー 業務監視委
員会委員長・委員、監査企画室・
内部監査部・コンプライアンス統括
部・総合リスク管理部の担当役員
および部室長、監査役)
与信企画部・審査全般・事業戦略 与信企画部 原則月次
開発部・審査第5部・審査第1∼4
部・国際審査部の担当役員、企画
部長、総合リスク管理部長、内部
監査部長、事業戦略開発部長、審
査第5部長、リテール統括部長、リ
テール審査部長、法人統括部長、
審査第1部長、審査第2部長、審
査第3部長、審査第4部長、事業
調査部長、市場国際統括部長、国
際審査部長、UFJHリスク統括部
長、常勤監査役、与信企画部長
信用リスク管理に関する諸規定やその運
営状況について客観的な観点から審議
し、信用リスク管理プロセスにおける透明
性、客観性を高める
総合リスク
管理部
担当役員
総合リスク管理部・与信企画部・ 総合リスク
企画部・広報部・人事部・総務部・ 管理部
事務企画部・システム企画部の担
当役員、および監査役、企画部
長、広報部長、人事部長、総務部
長、与信企画部長、事務企画部
長、システム企画部長、内部監査
部長、総合リスク管理部長、UFJ
Hリスク統括部長
半期次
各種リスクの総合的管理に間する方針・
規程等、および各種リスクの総合調整を
要する事項を審議する
市場リスクマネジメン 総合リスク
ト会議
管理部
担当役員
総合リスク管理部・企画部・総合 総合リスク
資金部・資金証券為替部の担当 管理部
役員、および監査役、企画部長、
総合資金部長、内部監査部長、法
人統括部長、市場国際統括部長、
資金証券為替部長、総合リスク管
理部長、UFJHリスク統括部長
原則月次
バンキング運営方針、運用調達方針や各種
限度額等の決定のための審議を行い、市
場リスク状況を総括する
54
与信運営・信用リスク管理に関する方針・
施策等を審議し、ポートフォリオや信用リスク状
況を総括する
会議・委員会名
議長
オペレーショナルリス 総合リスク
クマネジメント会議
管理部
担当役員
メンバー
担当部署
総合リスク管理部・企画部・広報 総合リスク
部・人事部・総務部・コンプライア 管理部
ンス統括部・事務企画部・システ
ム企画部の担当役員、および監査
役、企画部長、広報部長、人事部
長、総務部長、コンプライアンス統
括部長、事務企画部長、システム
企画部長、決済業務部長、内部監
査部長、市場国際統括部長、総合
リスク管理部長、UFJHリスク統括
部長
開催頻度
半期次
目的・討議内容
事務・システムなどのオペレーショナルリスクの状
況報告及びリスク管理方針等を審議し、そ
の状況を総括する
(UFJ信託銀行)
会議・委員会名
議長
メンバー
株主総会
社長
監査役会
監査役会であ 監査役
らかじめ定め
られた監査役
社長(本来は 取締役・監査役
会長)
取締役会
業務監視委員会
経営会議
執行役員会
部店長会
業務連絡会
歩積両建預金自粛
委員会
担当部署
株主
開催頻度
総務部
年次および
随時
秘書室(監査 月次および
役会事務局) 随時
秘書室
取締役会の選 UFJホールディングス内部監査部長、
任する執行役 委員長が選任する外部専門家等
員を兼務しな
い取締役
社長
社長、事業部門に属さない各部
(但し秘書室・内部監査部・監査企
画室を除く)の担当取締役または
執行役員 他
社長
社長、全執行役員
監査企画室
およびUFJ
ホールディングス
内部監査部
総合企画部
秘書室
総合リスク管理
部担当取締
役または執
行役員
人権啓発推進委員会 人事部担当
取締役また
は執行役員
リスク管理委員会
総合リスク管理
部担当取締
役または執
行役員
土地関連貸出適正化 総合リスク管理
委員会
部担当取締
役または執
行役員
受託資産運用委員会 社長の委嘱
する取締役
または執行
役員
企業の最高決議機関として、商法や定款
に定める事項を決議
監査に関する重要な事項について報告を
受け、協議を行い、または決議する
月次および
随時
代表取締役の選任、重要な財産の処分・
譲受、新株の発行等に関する決議および
業務執行の状況・リスク管理に係る重要な
事項の報告等
月次
内部管理や法令遵守に関する重要事項
の監視、内部監査の監査方針・監査計画
の審議、監査企画室・内部監査部の毎期
の業務計画の基本事項の審議 等
随時
取締役会付議事項・各部門の業務の基
本方針・リスク管理に係る重要な企画に
関する事項等の審議および各事業部門
等の所管事項の状況報告
月次
取締役から執行役員に対する経営方針
並びに経営戦略の伝達、執行役員から取
締役への業務執行状況の報告
半期1回およ 社長・部門長から全部室店長等への経営
び随時
方針並びに経営戦略等の伝達
社長、取締役、執行役員、部長、 総合企画部
部店長、支店長、出張所長、関係
会社社長 他
総合企画部長 社長、常務室、本部各部の部長 総合企画部 月次
社長
目的・討議内容
各事業部門・部門に属さない各部の業務
執行状況の報告および取締役・執行役員
からの方針伝達
歩積両建預金自粛措置の徹底に関する
諸施策の立案および店別自粛管理状況
の報告聴取および結果に基づく改善勧告
等
コンプライアンス統括部・審査担当取 総合リスク管
締役または執行役員、審査部 理部
長、総合リスク管理部長、コンプライ
アンス統括部長、リテール統括部長、
法人統括部長他
人事部長、総務部長他
人事部
半期1回
随時
人権問題全般に関する理解醸成および
公正な採用選考実施に係る指導監督
総合企画部長、総合リスク管理部 総合リスク管
長他
理部
月次
リスク管理に関する事項の審議、モニタリング
コンプライアンス統括部・審査担当取 総合リスク管 半期1回
締役または執行役員、総合リスク 理部
管理部長、審査部長、コンプライア
ンス統括部長、不動産業務部長
他
総合リスク管理部担当取締役また 運用統括部 月次
は執行役員、受託資産部門
長、アセットマネジメント本部長、総合
リスク管理部長、リテール統括部長、
クライアントサービス部長、証券運用部
長、パッシブ・クオンツ運用部長、
運用統括部長他
55
土地関連貸出の実態把握および適正化
措置の企画・立案
アセットマネジメント本部・リテール統括部が行う信
託財産の運用、証券投資信託に係る投資
助言・外部機関への運用委託に関する戦
略的事項の審議
会議・委員会名
議長
投融資委員会
社長の委嘱
する取締役
または執行
役員
システム化委員会
社長の委嘱
する取締役
または執行
役員
社長の委嘱
する取締役
または執行
役員
不動産運用委員会
危機管理委員会
総合企画部
担当取締役
または執行
役員
流動化投資信託運用 社長の委嘱
委員会
する取締役
または執行
役員
新BIS規制対応推進 社長の委嘱
委員会
する取締役
または執行
役員
メンバー
担当部署
総合企画部・総合リスク管理部・
コンプライアンス統括部・審査担当取
締役または執行役員、法人マー
ケット部門長、総合企画部長、総
合リスク管理部長、コンプライアンス統
括部長、審査部長、法人統括
部長他
総合企画部・IT企画部の担
当取締役または執行役員、総
合企画部長、総務部長、IT
企画部長他
総合リスク管理部・コンプライアンス統
括部・審査担当取締役または
執行役員、不動産部門長、総
合リスク管理部長、コンプライアンス統
括部長、審査部長、不動産投
資開発部長、不動産業務部
長、不動産コンサルティング部長他
総合リスク管理部・コンプライアンス統
括部担当取締役または執行役
員、総合企画部長、総合リスク管
理部長、コンプライアンス統括部長他
総合リスク管理部・コンプライアンス統
括部・審査担当取締役または
執行役員、資産金融部門長、
総合リスク管理部長、コンプライアンス
統括部長、審査部長、資産金
融部長他
総合企画部・総合リスク管理部担
当取締役または執行役員、総
合企画部長、総合リスク管理部
長、法人統括部長、リテール統括
部長他
56
開催頻度
目的・討議内容
(審議・報 月次
告事項に応
じ)
審査部また
は法人統括
部
個別の重要な与信案件・政策投資案件に
関する審議
IT企画部 半期1回
システム化計画に関わる基本的事項の審
議
(審議事項 四半期1回
に応じ)
不動産コンサル
ティング部ま
たは不動産
投資開発部
当社がファンドマネジメント業務を受託している
ファンドへの重要な助言等についての審議
および主として不動産に運用する委託者
非指図型投資信託の運用に関する事項
の審議
総合企画部
および
総合リスク管
理部
資産金融部
危機事態が 危機事態に対する事前管理・渦中管理・
発生した場 事後管理の統轄
合
四半期1回
主として資産流動化商品に運用する委託
者非指図型投資信託の運用に関する事
項を審議
総合企画部 四半期1回
新BIS規制対応の推進に関する事項に関
する審議・モニタリング
(図表9)担当業務別役員名一覧
(UFJホールディングス)
【取締役】
担当業務等
社長
経営企画部・広報部・リスク統括部・総務部
担当、広報部長
UFJ銀行頭取
UFJ信託銀行社長
担当役員
玉越 良介
現職
取締役社長
水野 俊秀
取締役専務執行役員
沖原 隆宗
安田 新太郎
大木島 巖
浜田 広
傘下会社執行取締役
傘下会社執行取締役
非執行取締役
非執行取締役
担当役員
島貫 和広
小笠原 剛
浜川 一郎
現職
執行役員
執行役員
執行役員
担当役員
玉越 良介
現職
取締役会長
沖原 隆宗
取締役頭取
佐々 和夫
取締役専務執行役員
川西 孝雄
取締役専務執行役員
小笠原 剛
取締役執行役員
千種 秀夫
尾﨑 輝郎
非執行取締役
非執行取締役
【執行役員】
担当業務等
内部監査部担当・内部監査部長
コンプライアンス統括部担当
経営企画部長兼統合企画室長
平成17年9月30日時点
(UFJ銀行)
【取締役】
担当業務等
会長・内部監査部担当
頭取、コンプラアンス全般担当、法人カンパ
ニー長
中部地区担当、法人カンパニー長補佐(中部
地区担当)、名古屋法人営業第1部~第4部
担当
西日本地区担当、財務部・人事部・総務部担
当
コンプライアンス統括部・総合リスク管理
部・与信企画部担当、コンプライアンス統括
部長兼知的財産室長
業務監視委員会委員長
業務監視委員会委員
【執行役員】
担当業務等
東日本地区担当、市場国際カンパニー長補
佐、市場国際統括部・中国部・国際審査部担
当
東京法人営業第1部~第6部・金融法人部担
当
大阪法人営業第1部~第4部担当
法人カンパニー長補佐、市場国際カンパニー
長補佐、企画部・広報部・コーポレートファイナンス部・
事業金融部・ストラクチャードファイナンス部担当、市場国
際統括部副担当、広報部長
リテールカンパニー長
市場国際カンパニー長、総合資金部・資金証
券為替部・市場営業部担当
審査全般担当、審査第1部~第5部担当
法人カンパニー長補佐(西日本地区担当)、
人事部長
法人カンパニー長補佐(中部地区担当)
事務企画部・システム企画部・決済業務部担当
法人カンパニー長補佐(東日本地区担当)、企
業部担当
事業戦略開発部・審査第5部担当
57
担当役員
現職
川俣 喜昭
専務執行役員
古角 保
常務執行役員
吉田 茂生
常務執行役員
亀井 信重
常務執行役員
松本 直樹
常務執行役員
佐々木
宗平 常務執行役員
白石 正
常務執行役員
原 大
常務執行役員
深町 正和
寺井 宏隆
常務執行役員
執行役員
柿崎 昭男
執行役員
園 潔
執行役員
東京法人営業第1部~第6部・金融法人部副
担当
名古屋法人営業第1部長
市場営業部長
大阪法人営業第2部長
リテールカンパニー長補佐
情報営業部・国際業務推進部・EC業務部担
当、法人統括部長、企業部長
リテール統括部長、リテール業務部長
リテールカンパニー長補佐(西日本地区担
当)
企画部長
市場国際統括部長
市場国際カンパニー長補佐、コーポレートファイナンス部
長
木村
和彦
執行役員
後藤 新治
榎本
明
佐藤 武男
横越 善嗣
執行役員
執行役員
執行役員
執行役員
伊藤 幸宏
執行役員
今井 三夫
執行役員
徳岡 重信
執行役員
福本 秀和
村岡 隆司
執行役員
執行役員
橋本 仁宏
執行役員
平成17年9月30日時点
(UFJ信託銀行)
【取締役】
担当業務等
社長
信託協会・人事部・資金企画運用部・
営業第1部・営業第2部・営業第3部・営業開発第1
部・
営業開発第2部・法人営業部 担当
法人マーケット部門長 兼 証券代行部門長 委嘱
審査・総務部・事務企画部・総合リスク管理部・
コンプライアンス統括部 担当
総合企画部・IT企画部・
本店営業部・財務相談部 担当
現職
担当役員
安田 新太郎 取締役社長
藤川 敏郎
取締役専務執行役員
前田 哲男
取締役常務執行役員
寺岡 俊介
取締役常務執行役員
水野 俊秀
非執行取締役
担当役員
深江 洋一
小川 洋一
現職
専務執行役員
常務執行役員
中西 敏和
常務執行役員
山田 幸三
常務執行役員
山田 佳穂
常務執行役員
木下 武範
執行役員
増田 友夫
執行役員
森崎 純成
執行役員
上田 嘉和
執行役員
狩野 仁
執行役員
本郷 穰
執行役員
桜井 実
執行役員
平野 義之
執行役員
【執行役員】
担当業務等
大阪支店長 委嘱
名古屋支店長 委嘱
証券代行副部門長
兼 証券代行部門証券代行部長
兼 証券代行部門証券代行業務推進部長 委嘱
営業第4部・営業第5部 担当
不動産部門長 委嘱
統合移行推進室 担当
リテール部門長 委嘱
神戸支店長 委嘱
企業年金第1部・企業年金第2部・企業年金第3部
担当
受託資産部門長 委嘱
営業第4部・営業第5部長 委嘱
監査企画室 担当
内部監査部長 委嘱
大阪支店副支店長
兼 大阪支店証券代行部長委嘱
営業第1部長 委嘱
不動産部門副部門長
兼 不動産部門不動産投資開発部長 委嘱
法人マーケット部門副部門長
兼 法人マーケット部門法人統括部長 委嘱
平成17年9月30日時点
58
(図表10)貸出金の推移[3社合算ベース:UFJ銀行+UFJ信託銀行+UFJストラテジックパートナー]
(残高)
(億円)
17/3月末 17/9月末
18/3月末
実績
実績
備考
計画
(A)
(B)
(C)
国内貸出
インパクトローンを含むベース
351,057
353,378
348,756
インパクトローンを除くベース
347,838
350,871
345,537
中小企業向け貸出 インパクトローンを含むベース
125,272
120,219
115,625
(注)
インパクトローンを除くベース
124,709
119,787
115,062
うち保証協会保証付貸出
7,798
7,302
7,798
個人向け貸出(事業用資金を除く)
94,544
95,808
101,684
うち住宅ローン
79,041
81,411
88,209
その他
131,240
137,351
131,446
海外貸出
17,523
18,579
16,995
合計
368,580
371,957
365,751
(注)中小企業向け貸出とは、資本金又は出資金3億円(但し、卸売業は1億円、小売業・飲食業・サービス業は50百万円)以下の
法人または常用する従業員が300人(但し、卸売業・サービス業は100人、小売業・飲食業は50人)以下の法人向け貸出(個人
に対する事業用資金を含む)を指す。ただし、当社の連結子会社・持分法適用会社向け貸出を除く。
(増減額・実勢ベースを算出するうえで考慮すべき要因考慮後)
国内貸出
インパクトローンを含むベース
インパクトローンを除くベース
中小企業向け貸出 インパクトローンを含むベース
インパクトローンを除くベース
17/9月期
実績
(B)-(A)+(ア)
10,408
11,173
68
199
備考
(億円)
18/3月期
計画
(C)-(A)+(ィ)
9,228
9,228
100
100
(実勢ベースを算出するうえで考慮すべき要因(インパクトローンを除くベース))
(億円 、( )内はうち中小企業向け貸出)
17/9月期
17年度中
実績
計画
備考
(ア)
(ィ)
不良債権処理
4,858
(3,150)
(
)
貸出金償却(注1)
1
(1)
(
)
部分直接償却実施額(注2)
512
(372)
(
)
協定銀行等への資産売却額(注3)
36
(35)
(
)
上記以外への不良債権売却額
1,340
(1,052)
(
)
その他の処理額(注4)
2,969
(1,690)
(
)
債権流動化(注5)
▲ 734 (▲ 1,107)
(
)
私募債等(注6)
3,959
(3,021)
(
)
子会社等(注7)
57
(57)
(
)
計
8,140
(5,121)
11,529
(9,747)
(注1)無税化(法人税基本通達9−6−1、9−6−2、9−4−1、9−4−2)を事由とする直接償却額。
信託勘定におけるⅢ分類個別引当額及びⅣ分類部分直接償却額。
(注2)部分直接償却当期実施額。
(注3)金融機能の再生のための緊急措置に関する法律第53条で定められた協定銀行等への債権売却額。
(注4)その他の不良債権処理による残高減少額。
(注5)主として正常債権の流動化額。
(注6)私募債の引受等、実質的に貸出と同様の信用供与が行われているものの取組額。
(注7)連結子会社・持分法適用会社向け貸出のうち、中小企業向け信用供与の円滑化に資するもの。
59
(図表12)リスク管理の状況(平成17年9月現在)
リスク種類
信用リスク
・決済リスク
・カントリーリスク
リスク管理部署
()はUFJ銀行
<>はUFJ信託銀行
□リスク統括部
信用リスク管理室
(与信企画部)
<総合リスク管理部>
現在の管理体制
(9月現在)
[規程・方針]
・ グループ全体の信用リスク管理の基本的な枠組み・原則をUFJホールディングスが定
める「信用リスク管理規程」に規定、その内容を遵守した上で、主要傘下銀行において
「クレジットポリシー」等の規程・基準類を制定。
・ グループ会社が整備・維持すべき管理水準を「グループリスク管理基準」に明定。
・ 外部環境やリスクの状況認識等を踏まえた、具体的なリスク管理方針をUFJホール
ディングスで決定、これに基づき、主要傘下銀行における管理方針を策定し、組織に徹
底。
・ 重要な規程・方針は取締役会付議事項とし、定期的に見直すこととしている。
[リスク管理体制]
・ 信用リスク管理の統括部署をリスク統括部信用リスク管理室と定め、グループ横断的な
信用リスク状況をモニタリングし、経営陣へ報告・提言を行うとともに、主要傘下銀行
に対し、指導・助言を行うこととしている。
・ 「グループリスク統括会議」において、信用リスクに関わる事項を審議・報告するとと
もに、主要傘下銀行に対する対応策の展開を行うこととしている。
・ 主要傘下銀行においては、独立したリスク管理部署が、ポートフォリオ、与信上限のモ
ニタリング等牽制機能を発揮するとともに、UFJホールディングスの定めた規程・方
針等に基づいて、与信業務に係るルールの制定等体制を整備。
[リスク管理手法]
・ 信頼区間99%、保有期間1年の信用Var(除く平均ロス額)を信用リスク量として
認識。
・ 計測される信用リスク量に対応する資本を「リスク資本」として部門等に配賦。モニタ
リングを通じ適正かつ効率的なリスク運営がなされているかを管理。
・ 与信上限ルールや業種別与信制限ルール等の「分散ルール」を定め、特定の個社・グ
ループや業種等への過度な与信集中を排除するよう管理。
・ カントリーリミットについては、カントリー格付制度を統一するとともに、「国別与信
枠制度」により管理。定例的に主要傘下銀行合算の国別与信残高をモニタリング。
市場リスク
・市場関連業務
・政策株式投資
□リスク統括部
(総合リスク管理部)
<総合リスク管理部>
[規程・方針]
・ 市場リスク管理のグループ統一の枠組みとして「市場リスク管理規程」をUFJホール
ディングスで定め、これに基づき、主要傘下銀行において規程類を制定。
・ グループ会社が整備・維持すべき管理水準を「グループリスク管理基準」に明定。
・ 外部環境やリスクの状況認識等を踏まえた、具体的なリスク管理方針をUFJホール
ディングスで決定、これに基づき、主要傘下銀行における市場関連取引に関する管理方
針を策定。
・ 重要な規程・方針は取締役会付議事項とし、定期的に見直すこととしている。
[リスク管理体制]
・ 市場リスク管理の統括部署をリスク統括部と定め、グループ全体の市場リスク量をモニ
タリングし、経営陣へ報告・提言等を行うとともに、主要傘下銀行に対し、指導・助言
を行うこととしている。
・ 「グループリスク統括会議」において、市場リスクに関わる事項を審議・報告するとと
もに、主要傘下銀行に対する対応策の展開を行うこととしている。
・ 主要傘下銀行においては、フロントおよびバックオフィスから独立したリスク管理部署
が、リミット遵守等のモニタリング・牽制機能を発揮するとともに、UFJホールディ
ングスの規程・方針等に則り、関連ルールの制定等体制を整備。
[リスク管理手法]
・ 市場リスクに対応するリスク資本を「市場リスク資本」「株価リスク資本」「財務部門
リスク資本」「出資金為替リスク資本」として部門等に配賦。これらに係る使用状況の
モニタリング等を通じ適正かつ効率的なリスク運営がなされているかを管理。
・ 主要傘下銀行では、市場業務から生じる市場リスクをあらかじめ想定された範囲内にと
どめるため、損失限度額・市場リスク限度額を設定し、遵守状況を管理。
・ 翌期以降のリスク資本配分に支障をきたす水準まで資本総額が毀損するリスクに対し、
経営に向けて警告を発するため、主要傘下銀行毎に政策株式等の期中パフォーマンスに
マネジメント・アラート・リミットを設定。
資金流動性リスク
・決済リスク
□リスク統括部
(総合リスク管理部)
<総合リスク管理部>
[規程・方針]
・ 資金流動性リスク管理のグループ統一の枠組みとして「資金流動性リスク管理規程」を
UFJホールディングスで定め、これに基づき、主要傘下銀行において規程類を制定。
・ グループ会社が整備・維持すべき管理水準を「グループリスク管理基準」に明定。
・ 外部環境やリスクの状況認識等を踏まえた、具体的なリスク管理方針をUFJホール
ディングスで決定、これに基づき、主要傘下銀行における管理方針を策定。危機事態へ
の対応策についても明確化。
・ 重要な規程・方針は取締役会付議事項とし、定期的に見直すこととしている。
[リスク管理体制]
・ 資金流動性リスク管理の統括部署をリスク統括部と定め、資金繰り運営状況をモニタリ
ングし、経営陣へ報告・提言等を行うとともに、主要傘下銀行に対し、指導・助言を行
うこととしている。
・ 「グループリスク統括会議」において、資金流動性リスクに関わる事項を審議・報告す
るとともに、主要傘下銀行に対する対応策の展開を行うこととしている。
・ 主要傘下銀行においては、資金繰り管理部署から独立したリスク管理部署が、リミット
遵守等のモニタリング・牽制機能を発揮するとともに、UFJホールディングスの規
程・方針等に則り、関連ルールの制定等体制を整備。
[リスク管理手法]
・ 円貨・外貨の調達額に対するリスクリミットの設定、資金流動性リスク顕在化に備えた
高流動性資産残高のモニタリング等を通じ、適正かつ効率的なリスク運営がなされてい
るかを管理。
・ 資金繰り逼迫度については、平常時・懸念時・逼迫時・危機時の4段階のリスクフェー
ズに区分し、管理方法等を規定。
60
当期における改善状況
(4月∼9月の取組み)
リスク種類
オペレーショナルリスク
・事務リスク
・システムリスク
・有形資産リスク
・人的リスク
・規制制度変更リスク
・風評リスク(次項)
リスク管理部署
()はUFJ銀行
<>はUFJ信託銀行
□リスク統括部
(総合リスク管理部)
<総合リスク管理部>
現在の管理体制
(9月現在)
当期における改善状況
(4月∼9月の取組み)
[規程・方針]
・ オペレーショナルリスク管理のグループ統一の枠組みとして「オペレーショナルリスク
管理規程」を上位規程とする諸規程をUFJホールディングスが定め、これに基づき、
主要傘下会社において規程を制定。
・ オペレーショナルリスク管理の基本的考え方、および組織・体制に関する基本事項を
「オペレーショナルリスク管理規程」に規定し、同規程の下に、各サブカテゴリ毎に管
理手法、組織・体制等に関する事項を「事務リスク」「システムリスク」「有形資産リ
スク」「人的リスク」「規制・制度変更リスク」「風評リスク」の各規程に制定。ま
た、「オペレーショナルリスク管理規程」の下位規程として「オペレーショナルリスク
計量化基準」「外部業務委託(アウトソーシング)に係るリスク管理基準」を制定。さ
らに、情報に係るリスクに関する事項を「情報管理規程」に定めている。
その他グループ会社が整備・維持すべき管理水準を「グループリスク管理基準」に明
定。
・ 外部環境やリスクの状況認識等を踏まえた、具体的なリスク管理方針をUFJホール
ディングスで決定、これに基づき、主要傘下銀行においてはリスクカテゴリー毎に管理
方針を策定し、管理を実施。
・ 重要な規程・方針は取締役会付議事項とし、定期的に見直すこととしている。
[リスク管理体制]
・ オペレーショナルリスク管理の統括部署をリスク統括部と定め、グループ全体の事務リ
スク・システムリスク等の状況をモニタリングし、経営陣へ報告・提言等を行うととも
に、主要傘下銀行に対し、指導・助言を行うこととしている。
・ 「グループリスク統括会議」において、オペレーショナルリスクに関わる事項を審議・
報告するとともに、主要傘下銀行に対する対応策の展開を行うこととしている。
・ 主要傘下銀行においては、各リスクの管理統括部署が、業務運営状況等のモニタリン
グ・牽制機能を発揮するとともに、UFJホールディングスの規程・方針等に則り、関
連ルールの制定等体制を整備。
[リスク管理手法]
・ 事務リスク・システムリスク・有形資産リスクおよび人的リスクの一部について、定
性・定量の管理を、それ以外のサブカテゴリのリスクについては、定性管理を中心にリ
スク管理を実施。
<定性管理>
・規程、方針に則った手続きの制定、改定や情報管理体制の整備等を通じた適切な
リスク管理
・事故、障害件数等のモニタリング・報告
・事務工程表やシステムリスク評価シート等を使った脆弱性把握と対応策の立案
・バックアップ体制やコンティンジェンシープランなど緊急時の対応方針の整備 等
<定量管理>
・過去の事故、障害データとシナリオデータを使った統計的分析によるリスクの
計量化 等
・新BIS規制に対応するシステム開発を推進。損失データ収集機能については
04年10月からリリース
・新BIS規制に対応すべく、04年1月から損失データ収集をグループベース
で開始
風評リスク
□広報部
(広報部)
<総合企画部・
総合リスク管理部>
[規程・方針]
・ 風評リスク管理のグループ統一の枠組みとして「風評リスク管理規程」をUFJホール
ディングスで定め、これに基づき、主要傘下銀行において規程類を制定。
・ グループ会社が整備・維持すべき管理水準を「グループリスク管理基準」に明定。
・ 外部環境やリスクの状況認識等を踏まえた、具体的な管理方針である「オペレーショナ
ルリスク管理方針」をUFJホールディングスで決定、これに基づき、主要傘下銀行に
おける「風評リスク管理方針」を策定し、管理を実施。
・ 重要な規程・方針は取締役会付議事項とし、定期的に見直すこととしている。
[リスク管理体制]
・ 風評リスク管理の統括部署を広報部と定め、グループ全体のリスク状況をモニタリング
し、経営陣へ報告・提言等を行うとともに、主要傘下銀行に対し、指導・助言を行うこ
ととしている。
・ 「グループリスク統括会議」において、風評リスクに関わる事項を審議・報告するとと
もに、主要傘下銀行に対する対応策の展開を行うこととしている。
・ 主要傘下銀行においては、風評リスク管理統括部署がリスク状況等のモニタリングを行
うとともに、UFJホールディングスへの情報の一元化を推進。
[リスク管理手法]
・ 早期発見・早期修復を徹底するために、対外広報に関する規程を活用したグループ内各
部室拠点への周知徹底策を実施し、情報をUFJホールディングスで一括管理。
・ インターネット上のUFJグループに関わる風説・風評等をUFJホールディングスで
一括管理。
危機管理
□経営企画部
□リスク統括部
□広報部
□コンプライアンス統括部
[規程・方針]
・ 危機管理のグループ統一の枠組みとして「危機管理規程」をUFJホールディングスで
定め、これに基づき、主要傘下銀行において規程類を制定。
・ グループ会社が整備・維持すべき管理水準を「グループリスク管理基準」に明定。
(総合リスク管理部・
企画部・広報部・
コンプライアンス統括部)
[危機管理体制]
・ 経営企画部を事務局、構成員をリスク統括部・広報部・コンプライアンス統括部とする
「グループ危機管理会議」を設置し、グループ全体に影響のある危機事態への対応を実
施する仕組みとしている。同会議では、一元的に集約された情報に基づき、危機事態の
発生状況と経営への影響度合いに関する総合的な判断のもと、業務継続・回復に向けて
設置する「対策本部」設置の要否、および本部設置が必要と認められた場合にはその構
成を決定し、適切に対応する体制を整えている。
<総合企画部・
総合リスク管理部>
・ 主要傘下銀行においても、UFJホールディングスの規程・方針等に則り、危機管理会
議等が設置され、危機事態等への対応を行う態勢を整備。
※UFJホールディングスの直付子会社であるUFJアセットマネジメント・UFJパートナーズ投信およびUFJつばさ証券(2004年3月子会社化)においても
上記枠組みに基く整備を行なっております。
61
(図表13)金融再生法開示債権の状況[UFJ銀行+UFJ信託銀行+UFJストラテジックパートナー]
【銀行勘定】
17/3月末
実績(単体)
17/3月末
実績(連結)
(億円)
17/9月末
実績(連結)
17/9月末
実績(単体)
破産更生債権及び
これらに準ずる債権
1,740
2,390
1,146
1,719
危険債権
6,728
6,954
6,478
6,716
要管理債権
8,516
10,136
6,369
7,257
小計
16,985
19,481
13,994
15,693
正常債権(注)
393,874
394,332
406,371
406,076
合計
410,860
413,813
420,365
421,769
【信託勘定】
17/3月末
実績(単体)
17/3月末
実績(連結)
(億円)
17/9月末
実績(連結)
17/9月末
実績(単体)
破産更生債権及び
これらに準ずる債権
17
17
-
-
危険債権
44
44
-
-
要管理債権
115
125
-
-
小計
177
186
-
-
正常債権
5,282
5,273
304
304
合計
5,460
5,460
304
304
引当金の状況
17/3月末
実績(単体)
17/3月末
実績(連結)
(億円)
17/9月末
実績(連結)
17/9月末
実績(単体)
一般貸倒引当金
9,715
10,394
5,696
6,703
個別貸倒引当金
3,770
4,329
2,779
3,711
16
4
0
0
13,502
14,728
8,476
10,414
債権売却損失引当金
-
-
-
-
特定債務者支援引当金
-
-
-
-
13,502
14,728
8,476
10,414
特別留保金
34
34
29
29
債権償却準備金
-
-
1
1
計
34
34
30
30
合 計
13,537
14,763
8,507
10,444
特定海外債権引当勘定
貸倒引当金 計
小
小
計
(注1)UFJ銀行の(連結)正常債権については確定値を算定していないため、(単体)と同一の計数を記載
62
(図表14)リスク管理債権情報[UFJ銀行+UFJ信託銀行+UFJストラテジックパートナー]
【銀行勘定】
(億円、%)
17/9月末
実績(連結)
347
17/3月末
実績(単体)
273
17/3月末
実績(連結)
357
17/9月末
実績(単体)
274
7,705
512
8,417
522
6,881
60
7,508
67
貸出条件緩和債権額(D)
①金利減免債権
②金利支払猶予債権
③経営支援先に対する債権
④元本返済猶予債権
8,004
77
9
4,309
3,607
9,614
77
9
4,309
3,607
6,308
80
3,436
2,691
7,190
80
3,436
2,699
⑤その他
合計(E)=(A)+(B)+(C)+(D)
16,495
1,610
18,911
99
13,525
973
15,113
10,632
4.5
12,041
5.0
7,938
3.6
9,156
3.9
破綻先債権額(A)
延滞債権額(B)
3か月以上延滞債権額(C)
部分直接償却
比率 (E)/総貸出
【信託勘定】
17/3月末
実績(単体)
17/3月末
実績(連結)
17/9月末
実績(単体)
(億円、%)
17/9月末
実績(連結)
-
破綻先債権額(A)
-
-
-
延滞債権額(B)
3か月以上延滞債権額(C)
68
8
68
8
-
-
貸出条件緩和債権額(D)
①金利減免債権
②金利支払猶予債権
100
16
-
109
16
-
③経営支援先に対する債権
④元本返済猶予債権
13
69
13
79
-
-
⑤その他
合計(E)=(A)+(B)+(C)+(D)
部分直接償却
比率 (E)/総貸出
177
186
-
-
3.2
3.4
-
-
63
(図表15)不良債権処理状況
(単体)〔単体合算+分離2子会社ベース〕
不良債権処理損失額(A)
うち銀行勘定
個別貸倒引当金繰入額
貸出金償却等(C)
貸出金償却
CCPC向け債権売却損
協定銀行等への資産売却損(注1)
その他債権売却損等
債権放棄損
債権売却損失引当金繰入額
特定債務者支援引当金繰入額
特定海外債権引当勘定繰入
うち信託勘定
貸出金償却等(D)
貸出金償却
CCPC向け債権売却損
協定銀行等への資産売却損(注1)
その他債権売却損
一般貸倒引当金繰入額(B)
合計(A)+(B)
<参考>
貸倒引当金目的取崩による直接償却等(E)
グロス直接償却等(C)+(D)+(E)
( 億円 )
17/3月期
実績
11,433
11,345
1,171
10,182
5,274
54
1,276
3,576
▲0
▲8
88
88
95
▲6
▲2,984
17/9月期
実績
869
864
580
301
256
12
32
0
▲17
4
4
15
▲10
▲4,023
8,449
▲3,154
5,101
1,633
15,372
1,940
(注1)金融機能の再生のための緊急措置に関する法律第53条で定められた協定銀行等への債権売却損。
(連結)
不良債権処理損失額(A)
うち銀行勘定
個別貸倒引当金繰入額
貸出金償却等(C)
貸出金償却
CCPC向け債権売却損
協定銀行等への資産売却損(注1)
その他債権売却損等
債権放棄損
債権売却損失引当金繰入額
特定債務者支援引当金繰入額
特定海外債権引当勘定繰入
うち信託勘定
貸出金償却等(D)
貸出金償却
CCPC向け債権売却損
協定銀行等への資産売却損(注1)
その他債権売却損
一般貸倒引当金繰入額(B)
合計(A)+(B)
<参考>
貸倒引当金目的取崩による直接償却等(E)
グロス直接償却等(C)+(D)+(E)
17/3月期
実績
11,983
11,895
1,048
10,863
5,547
54
1,684
3,576
▲0
▲16
88
88
95
▲6
▲2,749
( 億円 )
17/9月期
実績
1,549
1,544
1,172
376
318
12
45
0
▲4
4
4
15
▲10
▲3,695
9,234
▲2,146
5,282
2,008
16,233
2,390
(注1)金融機能の再生のための緊急措置に関する法律第53条で定められた協定銀行等への債権売却損。
64
(図表17)倒産先一覧[3社合算ベース:UFJ銀行+UFJ信託銀行+UFJストラテジックパートナー]
(件、億円)
倒産1期前の行内格付
行内格付
件数
倒産半期前の行内格付
金額
件数
金額
<1>
-
-
-
-
<2>
-
-
-
-
<3>
-
-
-
-
<4>
-
-
-
-
<5>
3
4
1
2
<6>
6
11
2
5
<7>
10
93
11
32
<8>
17
39
13
34
<9>
17
90
18
79
<10>
3
18
12
101
無
16
12
15
13
合計
72
265
72
265
(注1) 小口(与信額50百万円未満)は除く。
(注2) 金額は貸出金ベース。
(注3) 「格付無」: ①格付付与対象外の個人・個人事業者(住宅ローンのみ先等)
②格付付与対象外の法人(保証協会保証付貸出のみ先等)
(注4) 倒産1期前の行内格付:
16年9月末時点の格付
(注5) 倒産半期前の行内格付:
17年3月末時点の格付
(参考) 金融再生法開示債権の状況
17年9月末実績(億円)
破産更生債権及び
これらに準ずる債権
1,146
危険債権
6,478
要管理債権
6,369
正常債権
406,675
総与信残高
420,670
65
(図表18)評価損益総括表(平成17年9月末、単体)[4社合算ベース:UFJ銀行+UFJ信託銀行+2分離子会社]
有価証券
満
期
保
有
目
的
(億円)
残高
評価損益
評価益
評価損
有価証券
-
-
-
-
債券
-
-
-
-
株式
-
-
-
-
その他
-
-
-
-
金銭の信託
-
-
-
-
有価証券
子
会
社
等
債券
1,398
-
株式
そ
の
他
443
-
367
435
25
7
7
-
-
67
-
1,373
その他
金銭の信託
375
-
67
-
有価証券
178,436
3,857
5,969
2,112
債券
129,507
▲ 769
43
813
株式
20,167
4,990
5,325
335
その他
28,761
▲ 363
599
963
118
3
3
金銭の信託
-
その他
(億円)
貸借対照表
価額
時価
2,623
事業用不動産(注1)
評価損益
1,702
評価益
評価損
▲ 921
-
-
その他不動産
-
-
-
-
-
その他資産(注2)
-
-
-
-
-
(注1)「土地の再評価に関する法律」に基づき事業用不動産の再評価を実施している<実施時期10/3月>
(注2)デリバティブ取引、債務保証等の偶発債務に係る損益を含む。
66
(図表18)評価損益総括表(平成17年9月末、連結)
有価証券
(億円)
残高
満
期
保
有
目
的
評価損
894
▲4
2
7
債券
545
▲4
0
4
-
その他
金銭の信託
債券
349
-
有価証券
-
▲ 0
636
-
532
-
-
588
547
その他
47
▲ 14
2
559
-
-
1
-
株式
金銭の信託
そ
の
他
評価益
有価証券
株式
子
会
社
等
評価損益
27
-
559
12
-
-
14
-
-
有価証券
184,111
5,293
7,485
2,191
債券
131,256
▲ 764
55
819
株式
20,802
6,400
6,797
396
その他
32,052
▲ 343
632
975
118
3
3
金銭の信託
-
その他
(億円)
貸借対照表
価額
事業用不動産(注1)
時価
2,894
評価損益
2,083
評価益
評価損
▲ 810
-
-
その他不動産
-
-
-
-
-
その他資産(注2)
-
-
-
-
-
(注1)「土地の再評価に関する法律」に基づき事業用不動産の再評価を実施している<実施時期10/3月>
(注2)デリバティブ取引、債務保証等の偶発債務に係る損益を含む。
67
(図表19)オフバランス取引総括表[UFJホールディングス]
(億円)
信用リスク相当額(与信相当額)
17/3月末
17/9月末
契約金額・想定元本
17/3月末
17/9月末
金融先物取引
943,127
309,708
金利スワップ
1,609,258
1,311,889
22,791
16,845
通貨スワップ
68,892
224,215
4,666
12,528
先物外国為替取引
86,393
85,661
1,494
2,289
金利オプションの買い
211,458
65,524
1,583
1,192
通貨オプションの買い
51,588
49,579
3,319
2,931
その他の金融派生商品
309,053
129,983
1,554
1,528
▲ 15,163
▲ 17,588
20,245
19,727
一括ネッティング契約に
よる与信相当額削除効果
合 計
−
−
3,279,773
2,176,562
-
-
(注)BIS自己資本比率基準ベースに取引所取引、原契約2週間以内の取引を加えたもの。
(図表20)信用力別構成(17/9月末時点)
[3社合算ベース:UFJ銀行+UFJ信託銀行+UFJストラテジックパートナー]
(億円)
格付BBB/Baa以上 格付BB/Ba以下に
に相当する信用力 相当する信用力を
を有する取引先
有する取引先
信用リスク相当額(与信相当額)
その他(注)
合 計
12,730
6,291
261
19,283
信用コスト
2
72
5
80
信用リスク量
16
146
10
174
(注) 1.信用リスク相当額は、BIS自己資本規制に基づいたカレント方式によるもの
2.外貨の円貨換算は月末東京仲値を使用。
3.以下の取引については対象としていない。
・契約期間が2週間以内の先物為替取引
4.当行の15段階の信用格付で、格付3以上をBBB/Baa以上、格付4以下をBB/Ba以下と位置
付けている。
5.「その他」には個人取引および未格付先の与信相当額を計上している。
68