東駿河湾環状道路 - 静岡県

国道 136 号函南~三島バイパス
だより
みんなの夢をのせるみち
第57号
東駿河湾環状道路
道路視察で事業説明をしました
沼津土木事務所 工事第 2 課
連絡先 055-920-2219
平 成 2 1 年 2 月 1 6 日( 月 )、沼 津 土 木 事 務 所 は「 伊 豆 横 断 道 路 建 設 促 進 期 成 同 盟 会 」
と「 伊 東 市 広 域 幹 線 ア ク セ ス 道 路 整 備 促 進 期 成 同 盟 会 」の 道 路 視 察 で 、東 駿 河 湾 環 状 道
路事業について説明しました。
「東駿河湾環状道路」は、国土交通省と静岡県が整備しており、伊豆縦貫自動車道の
一部を構成する重要な区間になります。今回は、東駿河湾環状道路の内容、進捗状況、
事業の取組みなどを説明するとともに、工事現場を視察しました。
「 伊 豆 横 断 道 路 建 設 促 進 期 成 同 盟 会 」 は 、 伊 東 市 、 伊 豆 市 、 東 伊 豆 町 で 、「 伊 東 市 広
域幹線アクセス道路整備促進期成同盟会」は、伊東市、伊東市内の事業団体で構成され
ています。両促進期成同盟会は、伊豆縦貫自動車道の早期全線開通とアクセス道路の整
備促進のため、関係方面への要望活動などを展開しています。
事業説明の様子
現場視察の様子
【主な説明内容】
○事業区間の進捗状況
・ 東 駿 河 湾 環 状 道 路 は 、 昭 和 62 年 に 都 市 計 画 決 定 し 、 平 成 9 年 度 か ら 県 区 間 の 事 業 に 着
手 し ま し た 。用 地 取 得 は 、地 権 者 の ご 協 力 と 地 元 の 方 々 の 応 援 の お 陰 で 、98% に 達 し て
います。
・ 東 名 沼 津 イ ン タ ー か ら 熱 海 函 南 線 ま で の 約 15km を 国 土 交 通 省 が 、 熱 海 函 南 線 か ら 伊 豆
中 央 道 ま で の 約 2km を 静 岡 県 が 整 備 し て い ま す 。沼 津 イ ン タ ー か ら 国 道 1 号 の 三 島 塚 原
イ ン タ ー ま で の 区 間 は 、今 年 夏 ご ろ の 開 通 を 目 指 し 、国 土 交 通 省 が 工 事 中 で す 。静 岡 県
区 間 の 事 業 も 進 み 、 平 成 20 年 代 前 半 の 開 通 を 目 指 し て 、 全 区 間 で 工 事 中 で す 。
・で き あ が る の は 幅 39m の 2 階 建 て の 道 路 で す 。2 車 線 の 高 架 橋 と 沿 道 の 利 便 性 を 確 保 す
る 4 車 線 の 街 路 、 そ し て 自 転 車 通 行 帯 、 歩 道 を 含 む 環 境 施 設 帯 10m も 確 保 し て い ま す 。
国 内 で 最 も 径 間 数 の 多 い 、23 径 間 連 続 の 函 南 高 架 橋 な ど 約 1.8km の 自 動 車 専 用 道 路 を 含
む 県 区 間 の 約 2.2km は 用 地 費 、 工 事 費 な ど で 300 億 円 を 超 え る 大 規 模 工 事 で す 。
○開通の効果
・伊豆地域に高速サービスを提供することができます。渋滞の緩和などによって、市
道や町道を通る抜け道車両が減り、交通安全が向上します。
・東 名 沼 津 イ ン タ ー か ら 伊 豆 市 大 平 ま で 、伊 豆 中 央 道 な ど を 経 由 て 、約 30km の 自 動 車
専 用 道 路 タ イ プ が 連 続 し ま す の で 、 時 速 60km で 走 る と 約 30 分 で 着 き ま す 。
○事業のコンセプト
・現場管理はもちろんですが、ワークショップや現場見学会、事業説明会なども大切
です。情報収集や地域との交流、コミュニケーションが、最大・最善の工事管理、
リスク管理となります。
約 300 億 円 の 説 明 責 任 ⇒ 公 共 事 業 の 大 切 さ を あ ら た め て 伝 え る
・ 総 事 業 費 300 億 円 を 超 え る 仕 事 を し て い る こ と に 対 す る 説 明 責 任 を 全 う し 、 地 域 の
皆 様 、県 民 の 皆 様 に 、公 共 事 業 の 大 切 さ を あ ら た め て 知 っ て も ら い た い と 思 い ま す 。
県民満足度、地元満足度 ⇒ 最初は反対。完成までは笑顔で
・昭 和 62 年 の 都 市 計 画 決 定 で も め た か ら こ そ 、約 5 年 と い う 長 い 工 事 期 間 中 は も ち ろ
ん、道路の完成を笑顔で迎えてもらいたいと考えています。そして、地域の皆さん
の生活に役立てていただけるよう取り組んでいます。
業者と職員のモチベーション、向上心
・公務員や建設業界を取り巻く環境や報道、県民の目は厳しくなっています。若手職
員、建設会社の監督員、作業員に成功体験をしてもらい、土木の仕事、自分の仕事
に誇りを持っていきたいと考えています。
戦略広報
・小学校、地元住民、ライオンズクラブ、交通安全母の会などを対象とした出前講座
や現場見学会を開催することで、新聞記事やホームページなどによる間接的な広報
と は 別 に 、 こ の 2 年 間 で 約 3000 人 の 方 々 に 直 接 的 な 広 報 を し て い ま す 。
○地域の声や応援のようす
・熱海函南線と東駿河湾環状道路に挟まれることになる住宅地区の方々との交渉は、
困 難 を 極 め ま し た 。東 駿 河 湾 環 状 道 路 の 沿 道 対 策 に 取 り 組 む 姿 勢 を 地 元 に 示 す た め 、
熱海函南線へ遮音壁を設置したり、歩道や階段の補修などを実施しました。
・ 粘 り 強 い 用 地 交 渉 と 説 明 会 の 開 催 、地 元 区 長 さ ん の 説 得( 用 地 の 協 働 作 業 )、住 居 環
境 の 保 全 に 対 す る 沼 津 土 木 事 務 所 の 姿 勢 を 認 め て も ら っ た こ と に よ り 、 51 名 の 共 有
地の用地取得もできました。
「バイパスだより」は、主な議事を掲載しています。
詳しい内容や質問は、沼津土木事務所 工事第2課(電話 055-920-2219)へお問い合わ
せください。