上田一仁委員1.01MB

免疫
臨床検査の標準化に向けて
~感染症・CRP~
平成24年3月24日
感染症
測定法の推移(HBs抗原)
23年度
ICT法
22年度
MAT法
21年度
EIA法
LAIA法(専用機)
20年度
FIA法
19年度
CLIA法
ECLIA法
18年度
0%
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20%
40%
60%
80%
100%
感染症
ICT法感度比較(HBs抗原)
試料18
クイックチェイサー
陽性
ダイナスクリーン
陰性
エスプライン
0%
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20%
40%
60%
80%
100%
感染症
測定値比較(HBs抗原)
HBs抗原(COIおよびS/N)
100
AxSYM (S/N)
試料18
80
AxSYM (COI)
60
LUMIPULSE f (COI)
40
LUMIPULSE S (COI)
LUMIPULSE PRESTO (COI)
20
CL4800 (COI)
0
0
50
100
150
試料17
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200
250
300
SphereLight (COI)
VITROS (COI)
感染症
測定値比較(HBs抗原)
HBs抗原(IU/mLおよびU/mL)
3
HISCL (IU/mL)
試料18
LPIA (IU/mL)
ARCHITECT (IU/mL)
PAMIA (U/mL)
2
1
3
6
試料17
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9
感染症
測定法の推移(HCV抗体)
PHA法
23年度
PA法
22年度
RIA法
21年度
EIA法
ICT法
20年度
LAIA法(専用機)
19年度
FIA法
CLIA法
18年度
その他
0%
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20%
40%
60%
80%
100%
感染症
測定値比較(HCV抗体)
HCV抗体
25
AxSYM
LUMIPULSE f
LUMIPULSE G-1200
20
LUMIPULSE S
VITROS
SphereLight
試料18
15
LUMIPULSE PRESTO
HISCL
10
ARCHITECT
PAMIA
LPIA
5
BM
Centaur
0
0
10
20
30
試料17
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40
50
感染症
評価規準
本来定性項目
☆定性結果の入力がなされていないと
評価対象外となってしまう。
各委員に生データが送られて来ない事も
あって判断が微妙である。
今後の検討課題としたい。
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試薬メーカー別平均値比較
CRP
CRP(mg/dL)
4.00
3.00
試料19
試料20
2.00
1.00
カ
イ
ノ
ス
関
東
化
学
デ
ン
カ
生
研
ロ
シ
ュ
シ
ー
メ
ン
ス
三
菱
化
学
メ
デ
ィ
エ
ン
ス
和
光
純
薬
ニ
ッ
ト
ー
ボ
ー
メ
デ
ィ
カ
ル
ア
ー
ク
レ
イ
堀
場
製
作
所
日
本
光
電
不
明
ニ
ッ
ト
ー
ボ
ー
メ
デ
ィ
カ
ル
(
比
濁
)
栄
研
化
学
(
比
濁
)
常
光
(
比
濁
)
積
水
メ
デ
ィ
カ
ル
(
比
濁
)
シ
ー
メ
ン
ス
HCD
積
水
メ
デ
ィ
カ
ル
HCD
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シ
ノ
テ
ス
ト
DKK
栄
研
化
学
A&T
0.00
(
比
濁
)
三
菱
化
学
メ
デ
ィ
エ
ン
ス
(
比
濁
)
富
士
ド
ラ
イ
ケ
ム
(
ド
ラ
イ
)
ビ
ト
ロ
ス
(
ド
ラ
イ
)
ツインプロット図
CRP
3
栄研化学
カイノス
試料20(mg/dL)
関東化学
シノテスト
積水メディカル
2.5
デンカ生研
シーメンスHCD
三菱化学メディエンス
和光純薬
ニットーボーメディカル
堀場製作所
2
0.8
1
試料19(mg/dL)
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1.2
CRP
CRP標準品
CRP標準品の起源
(n=記載のあった254施設)
コード
標準品名
施設数
11
WHO標準品
12
CRM470(IFCC/JCCLS)
21
国内標準品・新ロット
6
22
国内標準品・その他
4
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8
236
CRP
CRP標準品
コード
標準品名
施設数
11
WHO標準品
8
12
CRM470(IFCC/JCCLS)
21
国内標準品・新ロット
6
22
国内標準品・その他
4
IFCC血清CRP国際標準品
ERM-DA472/IFCC
ロット変更のお知らせ
(DA472→DA474)
一般社団法人
1.認証値
2.保管温度
236
平成24年2月21日
検査医学標準物質機構
41.8±2.5[mg/L]→41.2±2.5[mg/L]
-20℃以下→-70℃以下
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安定性をより確実にするため。
トレーサビリティ
CRP
トレーサビリティの確認に使用した標準品
(n=記載のあった259施設)
コード
標準品名
施設数
1
WHOの標準品
1
2
IFCCの標準品
6
3
IRMM(BCR)の標準品
4
4
JCCLSの標準品
2
5
NISTの標準品
0
6
HECTEFの標準品
1
7
企業の標準品
8
その他の標準品
0
9
実施していない
133
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110
トレーサビリティ
CRP
某メーカーさん
項目
CRP
4.128
IRMM ERM DA472
認証値
4.18±0.25 mg/dL
4.194
4.079
4.164
4.173
平均
4.148
SD
0.04
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トレーサビリティ
CRP
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CRP
Dry法とWet法の比較
35.00
30.00
VITROS(mg/dL)
25.00
20.00
15.00
10.00
5.00
0.00
0.00
5.00
10.00
15.00
H7600(mg/dL)
20.00
25.00
30.00
ビトロススライドCRPⅡ
キャリブレーションのトレーサビリティー
ビトロスキャリブレーターキット7のCRPの表示値は、IRMM/IFCCの標準物質の
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CRM470を使用し、リファレンス法である比濁法を用いて決定しています。
ビトロス スライドCRPⅡ
CRP
① 最上位の標準物質に対してトレーサビリティの確認がとれた測定方
法(リファレンス法)で、100~200本のヒト検体パネル血清の値付けを
実施する。
② ①のパネル検体をマイクロスライドで測定し、得られた反射度とパネ
ル検体のリファレンス法による測定値からキャリブレーションカーブを作
成する。
③ 各キャリブレーションを測定して得られる反射度から、各キャリブ
レーターの表示値を決定する。
値付けに使用されたパネル検体の測定値は、最上位の測定体系に対し
てトレーサビリティが確立されている。したがってこの方法で値付けを行
なったキャリブレーターの値は最上位に対してトレーサビリティが確立し
ていることになる。
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切通博己 他、 ビトロス5、1FSの正確性の検証 ~ヒト血清を介した対比法~
日本臨床検査自動化学会誌 2010;35:236-242
免疫
まとめ
HBs抗原
一部の施設で誤報告が認められたがそれ以外は良好な成績で
あった。HBs抗原検査は治療方針の決定に「定量値」が有効で
あるとの報告もあり、「測定値」の評価も今後の課題である。
HCV抗体
誤入力施設を除けば非常に優れた成績であった。
CRP
ほぼ例年通りの成績であった。ただ、トレーサビリティの確認を行
っていない施設が散見された。もし、CRPの測定値を「定量値」と
して報告されているのなら、数年に1回程度でも確認をお願いし
たい。
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