一般社団法人日本電線工業会

一
般
社団法人
日本電線工業会
JCMA
インターネットもメールも携帯も…
テレビも冷蔵庫もエアコンも…
自動車も電車も飛行機も…
電線がなければ使えません。
電線は、現代生活の「生命線」です。
日本電線工業会とは
日本電線工業会(JCMA:The Japanese Electric Wire & Cable Makers’Association)
は、日本で電線を製造している事業者を会員とする団体で、1948 年(昭和 23 年)に設立
されました。
現在日本には約 300 社の電線メーカーがあるとされていますが、その中で日本の電線市場
の約 90%をカバーしている主要メーカー約 124 社が当会の会員となっています。
「日本電線工業会」の役割
現代社会において、電力供給網と通信ネットワークは文化的生活に不可欠な社会基盤であり、
それを支える電線は現代社会の血管や神経に相当する重要な存在です。
電線工業会は、現代社会を支える電線産業の発展を通して社会に貢献します。
電線工業会は、電線を安全に使用していただくために
各種基準を策定します
電線は、使い方を誤ると、感電事故や機器の故障などを引き起こす危険性があり、電線を安全に使用してい
ただくためには、用途に適した製品の選択の仕方や使用方法に関する共通の基準が必要です。
電線工業会は、社会のニーズに対応した新しい電線に要求される性能を調査検討し、個々のメーカーが単独
では実施できない共通の基準を策定します。
電線工業会は、電線産業の活動を通して地球環境保全に貢献します
電線は、用途に応じた適切な設計により、電気の無駄を抑え、地球温暖化ガスの発生を低減
することができます。また、多くの電気と熱が使用される製造プロセスや輸送効率を改善すること
によっても地球温暖化ガスの発生を低減することができます。
電線工業会は、電線に係わるさまざまな産業活動について、地球環境保全、低炭素・循環型
社会実現に繋がる改善を推進します。
電線工業会は、日本の電線産業の国際化を推進します
超電導ケーブル
日本で製造される電線は、直接・間接に世界のさまざまな国に輸出されています。
電線工業会は、日本で製造される電線が世界基準の品質・信頼性・安全性を持った製品として全世界で使用
されるように、諸外国の市場状況調査、各種技術基準の国際基準整合化などを推進します。
1
電線の用途と種類
電線は、発電所から消費地に電気を運ぶ電力用電線、電話・インターネットなどの情報
を運ぶ通信用電線、ビルや建物の中に電気を供給する建設用電線、家電製品の内部で電
気を伝達する機器用電線など、さまざまな用途に使われており、それぞれ用途に応じて、
丸太のように太いものから髪の毛よりも細いものまで、非常に多くの種類があります。
電力用
エレベータ用ケーブル
情報通信用
地中配電線
【電力用】
発電所で発電された電気を消費地まで運ぶ「送電線」
と呼ばれる電線です。
送 電線の多くは、高い鉄塔に架設されていますが、
市街地や鉄塔の建設が困難な場所では、地中や水底
に敷設するケーブルも使用されます。
地中配電線
架空送電線
架空送電線
地中配電線
発電所
変電所
地中配電線
地中送・配電線
引込用電線
管路
風力発電
電力
ケーブル
電力
ケーブル
ケーブル
トンネル
(洞道)
配電線
【輸送機器用】
自動車・飛行機・船舶などの輸送機器に使われる、
温度変化、衝撃や振動、水や油などへの耐性に優
れた構造・材質の電線です。この分野で良く使わ
れる「ワイヤーハーネス」と呼ばれる製品は、複数
の種類の電線を、あらかじめ最終製品に合わせて
切断・結束・コネクタ取り付け加工したものです。
鉄道
車両用電線
自動車用電線
船用電線
自動車用ワイヤーハーネス配線図
矢崎総業(株)提供
2
【ビル・住宅用】
ビ ルや住宅内部の電力供給
や通信用に、天井・床・壁な
どの中に配線されている電線
で、火災や感電などの事故が
起きないように 安全性に配
慮された電線です。
放送アンテナ
高周波同軸ケーブル
光ファイバケーブル
同軸ケーブル
【情報通信用】
光ファイバケーブル
スタジアム
テレビ局
テ レビ、電話、インターネットなどでやりと
りされる、映像・音声やデータを運ぶ電線で、
高周波同軸ケーブル、光ファイバケーブル、
LANケーブルなどがあります。
工場
ビル・オフィス
光ファイバケーブル
メタル通信ケーブル
学校・病院など
電話局
【エレクトロニクス用】
住宅など
家電製品・パソコン・携帯電話などの電
化製品の内部に使用される電線で、組み
込まれる製品によってさまざまな形状・
材質を持っており、非常に多くの種類が
あります。
3
事業活動の紹介
規格・標準化事業
電線を使用するユーザーが、用途に応じた適切な電線を選択できるようにするために、製品の仕様・性能・評価方法・
取扱方法などの標準化を行っています。
・電線ケーブル規格の国際規格(IEC)整合化
整合化 JIS制定・電気用品技術基準改正及び電気設備技術基準改正のための課題
の対応を関係団体と連携し進めています。
・超電導ケーブルの国際標準化
超電導ケーブルの国際標準化を推進するため、規格標準化前段階として CIGRE
(国際大電力システム会議)の活動をサポートしています。
・低圧電力ケーブルにおける環境対応を加味した適正導体サイズの規格化
導体サイズ適正化から導かれた通電ロスを低減した「環境配慮電線」の国内規格
化、国際規格化を推進します。
・三層絶縁巻線の国際規格化を推進
JCS(日本電線工業会規格)
・太陽光発電システム用ケーブル(PVケーブル)の規格化
クリーンエネルギーとして世界中で普及が進む太陽光発電システム用ケーブルの
規格化を推進し、安全性・信頼性を高めます。
技術検討事業
製品の品質・信頼性・安全性の向上、環境に優しい材料への切り替え、最新の化学物質規制への対応、廃電線のリサイ
クル化率の向上など、多くの電線メーカーが共通して抱える技術課題に取り組んでいます。
・新技術開発による市場の開拓
植物由来のプラスチック電線への適用可能性について調査し、非化石材料使用の
検討を行います。
・化学物質規制対応
R EACH規則や改正化審法に会員が適切に対応できるよう、迅速的確な情報提供
や周知を行います。
・環境配慮設計
電線被覆材のリサイクルを促進するため、鉛フリー表示の統一、EM電線の突起表
示を推進します。
技術資料
調査検討事業
日本の電線産業の発展に寄与する情報発信を目的とし、業界の状況に関する統計的分析、業界に影響を与えるさまざ
まな事項の調査を行っています。
・電線・ケーブル、光製品の需要予測の策定
・予測手法の調査、研究
・海外進出企業の海外活動状況の把握、輸出入通関統計の調査、公表
・関係行政機関への統計データの提供、政府機関統計の調査、報告
・会員の実績集計に基づく電線製造業に関わる統計データの整理、公表
電線統計年報
4
講習・人材育成事業
日本の電線産業の発展を担う人材育成を目的とし、電線ケーブルに関する基礎知識、特定分野の専門知識などに係わ
る講習を提供しています。
・新 設した人材育成専門委員会を中心に、一般社団法人 電線総合技術センター
(JECTEC)が実施している研修、推進活動などに参加協力し、会員における人材
の確保と育成に係わるサービスを提供
・人材育成をはじめ、環境、安全、安全保障貿易管理、物流などにおける勉強会を
開催、会員への周知、啓蒙活動
・ネット7(非鉄金属ネットワーク協議会)との連携によるメタル・ワンダー・アベ
ニュー(リクルートのためのウェブサイト)のさらなる充実化
・関係行政機関より講師を迎えて安全保障貿易管理説明会を実施、会員へ法令遵守
の周知徹底
■業界を代表する立場として、電線業界のイメージアップにつながるさまざまな広報活動の取り組みをご紹介します。
出版事業
電線ケーブルを安全・適切に使用するために必要な基礎知識、専門的な技術情報、電線製品の統計データなどに関す
る出版物の発行・販売を行っています。
電線要覧
電線の知識
電線工業の概況
機関誌発行事業
広報普及事業
機関誌「電線時報」の発行を通して、当会の事
ウ
ェブサイトへの掲載、報道機関への発表などによる「当会およ
業活動に係る情報および会員に有益な情報の
び電線業界全般に関わる情報」の発信、会員に向けた政府施策や
提供を行います。
制度対応などの周知を行います。
電線時報
日本電線工業会ウェブサイト
URL http://www.jcma2.jp/
5
役員紹介
【代表理事】
■会 長
(代表理事)
■ 副会長
(代表理事)
■ 副会長
■ 副会長
松本正義
住友電気工業株式会社 社長
長浜洋一
株式会社フジクラ 取締役社長
谷口直純
太陽ケーブルテック株式会社 代表取締役社長
野尻紀一
日興電線株式会社 代表取締役社長
【業務執行理事】
■ 専務理事(業務執行理事)
■ 常務理事(業務執行理事)
6
会長 松本正義
本 郷 祥 介(常勤)
岩 切 俊 一(常勤)
【理事】
遠藤誠治
来住晶介
小池一志
阪口善雄
藤森賢一郎
相原雅憲
木村政信
石橋栄子
津田幸平
髙安晋一
宮坂孝一
山鳥剛裕
長谷川正人
隅田和夫
永野隆彦
柴田光義
本間久義
岡 晃弘
矢崎 航
行田貞生
オーナンバ株式会社
沖電線株式会社
カワイ電線株式会社
株式会社KHD
品川電線株式会社
昭和電線ホールディングス株式会社
タツタ電線株式会社
通信興業株式会社
津田電線株式会社
東京電線工業株式会社
坂東電線株式会社
ヒエン電工株式会社
日立金属株式会社
平河ヒューテック株式会社
富士電線工業株式会社
古河電気工業株式会社
三菱電線工業株式会社
弥栄電線株式会社
矢崎エナジーシステム株式会社
行田電線株式会社
代表取締役社長
代表取締役社長
代表取締役社長
代表取締役社長
取締役社長
取締役社長
代表取締役社長
代表取締役社長
代表取締役社長
代表取締役社長
代表取締役社長
代表取締役社長
電線材料カンパニープレジデント
会長
代表取締役社長
代表取締役社長
取締役社長
取締役社長
代表取締役社長
取締役社長
【監事】
木島英一
田中利則
木島通信電線株式会社
倉茂電工株式会社
代表取締役社長
取締役社長
機構
総 会
理 事 会
コンプライアンス委員会
運営幹事会
技術審議会
技術研究会(西)
【技術系専門委員会】
技術交流会(東)
企画運営委員会
【部会】
【調査系専門委員会】
環境技術委員会
中堅企業部会
調査統計専門委員会
規格国際化・整合化委員会
建設用電線部会
国際問題専門委員会
耐火・耐熱電線部会
屋内電力配線部会
産業用電線・ケーブル専門委員会
通信ケーブル専門委員会
電力用電線・ケーブル専門委員会
電子機器用電線専門委員会
耐火・耐熱電線専門委員会
通信用電線部会
電力用電線部会
電子機器配線部会
自動車用電線部会
移動用配線部会
環境専門委員会
物流専門委員会
広報専門委員会
経理専門委員会
資材専門委員会
産業情報化専門委員会
・
巻線専門委員会
輸送用電線部会
自動車用電線専門委員会
通信・電力機器配線部会
人材育成専門委員会
船用・車両用電線専門委員会
巻線部会
製品安全問題委員会(非常設)
安全専門委員会
7
会員紹介
■ 正会員(124 社 1 団体)
あ
愛知電線(株)
さ
(株)澤田工業所
タツタ電線(株)
赤司製線(株)
三映電子工業(株)
田中電線(株)
アクセスケーブル(株)
三陽工業(株)
中国電線工業(株)
礎電線(株)
三陽電工(株)
通信興業(株)
インターワイヤード(株)
三洋電線(株)
津田電線(株)
(株)エクシム
(株)ジェイ・パワーシステムズ
SEIオプティフロンティア(株)
四国電線(株)
荏原電線(株)
品川電線(株)
(株)大阪キャンブリックケーブル製造所
(株)OCC
(株)潤工社
昭和製線(株)
TPRエンプラ(株)
(一社)電線総合技術センター
東京電線工業(株)
東京特殊電線(株)
(株)東京ワイヤー製作所
東日京三電線(株)
オーナンバ(株)
昭和電線ケーブルシステム(株)
岡野電線(株)
昭和電線ホールディングス(株)
沖電線(株)
白神製線(株)
な
信越電線(株)
長岡特殊電線(株)
か
新光電気工業(株)
(株)南北伸銅所
進興電線(株)
西日本電線(株)
金子コード(株)
伸興電線(株)
日活電線製造(株)
華陽電線(株)
菅波電線(株)
日興電線(株)
カワイ電線(株)
住電日立ケーブル(株)
日興電線工業(株)
川崎電線(株)
住電ファインコンダクタ(株)
日本カールコード工業(株)
関西通信電線(株)
住友電気工業(株)
日本製線(株)
住友電工ウインテック(株)
日本電線工業(株)
木島通信電線(株)
住友電工産業電線(株)
日本ビニールコード(株)
北日本電線(株)
住友電装(株)
京都電線(株)
正和電工(株)
(株)河南伸銅所
(株)KANZACC
(株)共和
は
花伊電線(株)
協和電線工業(株)
た
阪神電線(株)
倉茂電工(株)
大栄電線工業(株)
坂東電線(株)
(株)KHD
大京電子電線(株)
ヒエン電工(株)
宏栄電線(株)
(株)大晃電工社
(株)ビスキャス
河陽電線(株)
大黒電線(株)
日立金属(株)
宏和工業(株)
泰昌電線(株)
日立マグネットワイヤ(株)
大電(株)
平河ヒューテック(株)
太陽ケーブルテック(株)
(株)福電
高橋電線製造(株)
(株)フジクラ
(株)竹内電線製造所
8
立井電線(株)
(株)フジクラ・ダイヤケーブル
■ 賛助会員(24 社 3 団体)
冨士電線(株)
(伊勢原)
あ
冨士電線(株)
(松山)
旭化成せんい(株)
富士電線工業(株)
アンドリュー・ジャパン(株)
富士ファイン(株)
ウスイ金属(株)
古河 AS(株)
宇部日東化成(株)
古河電気工業(株)
古河電工産業電線(株)
宇部丸善ポリエチレン(株)
(株)NUC
古河マグネットワイヤ(株)
LS電線ジャパン(株)
別所電線(株)
塩ビ工業・環境協会
(株)北越電線
北海道電機(株)
さ
昭和化成工業(株)
ま
信越化学工業(株)
松井電線(株)
丸岩電線(株)
た
まるこ電線製造(株)
大日精化工業(株)
三起電線(株)
ダウ・ケミカル日本(株)
(株)三鈴
三菱電線工業(株)
(株)三ツ星
な
日新工業(株)
武蔵金線(株)
(一社)日本アルミニウム協会 明興双葉(株)
(一社)日本電力ケーブル接続技術協会 日本ポリエチレン(株)
や
弥栄電線(株)
は
矢崎エナジーシステム(株)
深瀬商事(株)
行田電線(株)
ビデオジェット・エックスライト(株)
(株)ユニマック
プラス・テク(株)
吉野川電線(株)
古河インフォメーション・テクノロジー(株)
米沢電線(株)
古河エレコム(株)
古河電工エコテック(株)
ら
古河物流(株)
理研電線(株)
菱星尼崎電線(株)
ま
マーケム・イマージュ(株)
三菱化学(株)
宮㟢機械システム(株) ら
リケンテクノス(株)
(一社)
:一般社団法人
9
↑JR有楽町方面
和光
銀座通り
松屋
昭和通り
京橋→
歌舞伎座
首都高速
ADK 松竹
スクエア
京橋郵便局
松屋通り
晴海通り
日比谷線
都営浅草線
東銀座駅
出口 5
三越
電通テック
コンワビル
三菱東京 UFJ BK
京橋築地小学校
晴海↓
築地本願寺
出口1
日比谷線
築地駅
出口 2
築地
警察署
中央
区役所
有楽町線
新富町駅
出口 1
平成通り
新大橋通り
アクセス
地下鉄日比谷線、都営地下鉄浅草線
東銀座駅(出口 5)より 徒歩 3 分
地下鉄日比谷線 築地駅(出口 2)より 徒歩 3 分
地下鉄有楽町線 新富町駅(出口 1)より 徒歩 5 分
地下鉄堺筋線
堺筋
地下鉄御堂筋線
御堂筋
↑梅田・新大阪
↑南森町
本町通り
本 町
地下鉄中央線
船場センタービル 4号館
9号館 8号館 7号館 6号館 5号館(北通路)
堺筋本町
←弁天町
森之宮→
中央大通り
なんば↓
↓日本橋
アクセス
地下鉄御堂筋線・中央線 本町駅 10 番出口より 徒歩 8 分
(船場センタービル 9 ~ 1 号館 地下連絡通路)
地下鉄堺筋線・中央線 堺筋本町駅 10、11 番出口すぐ
一般社団法人 日本電線工業会
部
〒104-0045
大 阪 支 部
〒541-0055
本
http://www.jcma2.jp/
東京都中央区築地 1-12-22 コンワビル6F TEL.(03)3542-6031 FAX.(03)3542-6037
大阪市中央区船場中央 2-1-4-301 船場センタービル4 号館 3F
TEL.(06)6265-4445 FAX.(06)6265-4446
2014.7