「書籍「ESCR」および「ESPR」の英訳」 に係る一般競争入札 入 札 説 明 書

「 書 籍 「ESCR」お よ び 「ESPR」の 英 訳 」
に係る一般競争入札
入
札
説
明
2010年12月7日
書
修正履歴表
修正年月日
修正内容
1頁 4.入札説明会の日時及び場所 (1) 入札説明会の日時
記載内容を一部修正。
2010.12.7
修正前:2010年12月13日(月) 10時00分
修正後:2010年12月13日(月) 10時30分
13頁 3.事業内容 (2) 実施方法 a) 翻訳対象の日本語原稿
書籍のバージョンを記載。
2010.12.13
修正前:ESCR全ページおよびESPR P.62~P.130以外のページ
修正後:ESCR(Version 1.1)全ページおよびESPR(Version 2.0) P.62~P.130
以外のページ
目
Ⅰ.入
札
説
明
次
書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
5
Ⅱ.契
約
書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ⅲ.仕
様
書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
Ⅳ.応
Ⅴ.評
札
価
Ⅵ.評
Ⅶ.そ
資
料
項
価
の
作
成
目
手
他
関
要
一
順
係
領・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23
書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26
資
料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・29
Ⅰ.入
札
説
明
書
独立行政法人 情報処理推進機構の請負契約に係る入札公告(2010年12月7日付け公示)に基づく入
札については、関係法令及び独立行政法人 情報処理推進機構入札心得に定めるもののほか下記に定
めるところによる。
記
1.競争入札に付する事項
(1)
(2)
(3)
(4)
作業の名称
作業内容等
履行期限
入札方法
書籍「ESCR」および「ESPR」の英訳
別紙仕様書のとおり。
別紙仕様書のとおり。
入札金額は、書籍「ESCR」および「ESPR」の英訳に関する総価で行う。総価には、
それぞれの業務にかかる費用をすべて含むものとする。
なお、本件については入札の際に提案書を提出し、技術審査を受けなければ
ならない。落札決定に当たっては、入札書に記載された金額に当該金額の5パ
ーセントに相当する額を加算した金額(当該金額に1円未満の端数が生じたと
きは、その端数金額を切捨てるものとする。)をもって落札価格とするので、
入札者は消費税及び地方消費税に係る課税事業者であるか免税事業者である
かを問わず、見積った契約金額の105分の100に相当する金額を入札書に記載す
ること。
また、入札者は、その提出した入札書の引き換え、変更又は取り消しをする
ことはできないものとする。
2.競争参加資格
(1)
予算決算及び会計令(以下「予決令」という。)第70条の規定に該当しない者であること。な
お、未成年者、被保佐人又は被補助人であって、契約締結のために必要な同意を得ている者は、
同条中、特別の理由がある場合に該当する。
(2) 予決令第71条の規定に該当しない者であること。
(3) 法人税、消費税及び地方消費税について、納付期限を過ぎた未納税額がないこと。
(4) 登記簿謄本、営業経歴書及び財務諸表を提出すること。または、平成22・23・24年度競争参加資
格(全省庁統一資格)における資格を有する者であること。
3.入札者の義務
この入札に参加を希望する者は、当機構が交付する仕様書に基づいて提案書を作成し、これを入
札書に添付して入札書の受領期限内に提出しなければならない。また、開札日の前日までの間にお
いて当機構から当該書類に関して説明を求められた場合は、これに応じなければならない。なお、
入札者の作成した提案書は当機構において審査するものとし、採用し得ると判断した提案書を添付
した入札書のみを落札決定の対象とする。
4.入札説明会の日時及び場所
(1) 入札説明会の日時
2010年12月13日(月) 10時30分
(2) 入札説明会の場所
東京都文京区本駒込2-28-8
文京グリーンコートセンターオフィス13階
独立行政法人 情報処理推進機構 会議室
※ 入札説明会への参加を希望する場合は、15.(4)の担当部署まで電子メールにより申し込むこ
と。
1
5.入札に関する質問の受付等
(1) 質問の方法
質問書(様式1)に所定事項を記入の上、電子メールにより提出すること。
(2) 受付期間
2010年12月14日(火)から2010年12月20日(月) 17時00分まで。
なお、質問に対する回答に時間がかかる場合があるため、余裕をみて提出すること。
(3) 担当部署
15.(4)のとおり
6.入札書等の提出方法及び提出期限等
(1) 受付期間
2010年12月21日(火)から2010年12月27日(月)
持参の場合の受付時間は、月曜日から金曜日(祝祭日は除く)の10時00分から17時00分
(12時30分~13時30分の間は除く)とする。
(2) 提出期限
2010年12月27日(月) 12時00分必着。
上記期限を過ぎた入札書等はいかなる理由があっても受け取らない。
(3) 提出先
15.(4)のとおり。
(4) 提出書類一覧
No.
提出書類
仕様様式
部数
①
委任状(代理人に委任する場合に限る)
様式 2
1通
②
入札書
様式 3
1通
③
提案書
-
5部
④
評価項目一覧
-
5部
⑤
最新の納税証明書(その 3 の 3・「法人税」及び -
1通
「消費税及地方消費税」について未納税のない証
明用)の原本又は写し
⑥
以下の[1]、[2]のいずれかを提出する。
-
1部
[1] 登記簿謄本(商業登記法第 6 条第 5 号から第 9
号までに掲げる株式会社登記簿等の謄本)、営業
経歴書(会社の沿革、組織図、従業員数等の概
要、営業品目、営業実績及び営業所の所在状況
を含んだ書類またはパンフレット)及び財務諸
表類(直前 1 年間の事業年度分に係る貸借対照
表、損益計算書及び株主資本等変動計算書)の
原本又は写し。
[2] 平成 22・23・24 年度競争参加資格(全省庁統一
資格)における資格審査結果通知書の写し。
⑦
提案書受理票
様式 4
1通
(5) 提出方法
① 入札書等提出書類を持参により提出する場合
入札書を封筒に入れ封緘し、封皮に氏名(法人の場合は商号又は名称)、宛先(15.(4)の
担当者名)を記載するとともに「書籍「ESCR」および「ESPR」の英訳 一般競争入札に係る入札
書在中」と朱書きし、その他提出書類一式と併せ封筒に入れ封緘し、その封皮に氏名(法人
の場合はその商号又は名称)、宛先(15.(4)の担当者名)を記載し、かつ、「書籍「ESCR」お
よび「ESPR」の英訳 一般競争入札に係る提出書類一式在中」と朱書きすること。
② 入札書等提出書類を郵送(書留郵便)により提出する場合
二重封筒とし、表封筒に「書籍「ESCR」および「ESPR」の英訳 一般競争入札に係る提出書類
一式在中」と朱書きし、中封筒の封皮には直接提出する場合と同様とすること。
2
(6) 提出後
入札書等提出書類を受理した場合は、提案書受理票を入札者に交付する。なお、受理した提
案書等は評価結果に関わらず返却しない。
7.開札の日時及び場所
(1) 開札の日時
2011年1月7日(金) 13時00分
(2) 開札の場所
東京都文京区本駒込2-28-8
文京グリーンコートセンターオフィス13階
独立行政法人 情報処理推進機構 会議室
8.その他の事項については、独立行政法人 情報処理推進機構入札心得の定めにより実施する。
9.入札の無効
入札公告に示した競争参加資格のない者による入札及び入札に関する条件に違反した入札は
無効とする。
10.落札者の決定方法
独立行政法人情報処理推進機構会計規程第29条の規定に基づいて作成された予定価格の制限
の範囲内で、当機構が入札説明書で指定する要求事項のうち、必須とした項目の最低限の要求を
すべて満たしている提案をした入札者の中から、当機構が定める総合評価の方法をもって落札者
を定めるものとする。ただし、落札者となるべき者の入札価格によっては、その者により当該契
約の内容に適合した履行がなされないおそれがあると認められるとき、又はその者と契約するこ
とが公正な取引の秩序を乱すこととなるおそれがあって著しく不適当であると認められるとき
は、予定価格の範囲内の価格をもって入札をした他の者のうち、評価の最も高い者を落札者とす
ることがある。
11.入札保証金及び契約保証金
12.契約書作成の要否
全額免除
要(Ⅱ.契約書
請負契約書案を参照)
13.支払の条件
契約代金は、業務の完了後、当機構が適法な支払請求書を受理した日の属する月の翌月末日ま
でに契約金額を支払うものとする。
14.契約者の氏名並びにその所属先の名称及び所在地
〒113-6591 東京都文京区本駒込2-28-8
文京グリーンコートセンターオフィス16階
独立行政法人 情報処理推進機構 理事長 藤江 一正
15.その他
(1) 入札者は、提出した証明書等について説明を求められた場合は、自己の責任において速やか
に書面をもって説明しなければならない。
(2) 入札結果は、落札者等について当機構のウェブサイトにて公表するものとする。
(3) 落札者は、契約締結時までに入札内訳書及び提案書の電子データを提出するものとする。
3
(4)
入札説明会への参加申込み、仕様書に関する照会先、入札に関する質問の受付、入札書類の
提出先
〒113-6591
東京都文京区本駒込2-28-8
文京グリーンコートセンターオフィス
独立行政法人 情報処理推進機構 ソフトウェア・エンジニアリング・センター
企画グループ:松田、斎藤、荒川
TEL:03-5978-7543
E-mail: [email protected]
なお、来訪する場合は、文京グリーンコートセンターオフィス13階当機構総合受付にお越しく
ださい。
(5) 入札行為に関する照会先
独立行政法人 情報処理推進機構 財務部 管理グループ:渡邊、逸見
TEL:03-5978-7502
E-mail:[email protected]
4
Ⅱ.契約書
2010 情財第 xx 号
「書籍「ESCR」および「ESPR」の英訳」に関する請負契約書(案)
独立行政法人 情報処理推進機構(以下「甲」という。)と○○○○○○(以下「乙」という。)とは、
「書籍「ESCR」および「ESPR」の英訳」について以下のとおり本契約 (末尾付記の「特記事項」及び別紙添
付の「個人情報の取扱いに関する特則」を含む。以下同様)を締結する。
(契約の目的)
第 1 条 甲は、別紙の仕様書及び提案書に基づく「書籍「ESCR」および「ESPR」の英訳」(以下「請負業務」
という。)の実施につき、乙に発注し、乙はこれを請負う。
(再請負の制限)
第 2 条 乙は、請負業務の全部を第三者に請負わせてはならない。
2 乙は、請負業務の一部を第三者(以下「再請負先」という。)に請負わせようとするときは、事前に
再請負先、再請負の対価、再請負作業内容及び請負わせる理由等を書面により甲に届け出る。なお、
再請負先からの見積書を添付するものとする。
3 前項に基づき乙が請負業務の一部を再請負先に請負わせた場合においても、甲は、再請負先の行為
を全て乙の行為とみなし、乙に対し、本契約上の責任を問うことができる。
(責任者の選任)
第 3 条 乙は、請負業務を実施するにあたって、責任者を選任して甲に届け出る。
2 責任者は、請負業務の進捗状況を常に把握するとともに、甲との連絡窓口として、右進捗状況につ
いて甲の随時の照会に応じるとともに定期的または必要に応じてこれを甲に報告するものとする。
3 乙は、第 1 項により選任された責任者に変更がある場合は、直ちに甲に届け出る。
(納入物件及び納入期限)
第 4 条 乙は、別紙の仕様書に定める報告書等(以下「納入物件」という。)を 2011 年 3 月 31 日(以
下「納入期限」という。
)までに甲に納入する。
(契約金額)
第 5 条 甲が本契約の対価として乙に支払うべき契約金額は、金○○,○○○,○○○円(うち消費税
及び地方消費税○,○○○,○○○円)とする。
(権利義務の譲渡)
第 6 条 乙は、この契約によって生じる権利又は義務を第三者に譲渡し、又は承継させてはならない。
(実地調査)
第 7 条 甲は、必要があると認めるときは、乙並びに請負業務の再請負先に対し、自ら又はその指名す
る第三者をして、請負業務の実施状況等について、報告又は資料を求め、若しくは事業所(第 2 条第
2 項の再請負先を含む)に臨んで実地に調査を行うことができる。
2 前項において、甲は乙に意見を述べ、補足資料の提出を求めることができる。
(検査)
第 8 条 甲は、第 4 条の規定により納入物件の納入を受けた日から 30 日以内に、当該納入物件につい
て別紙の仕様書に基づき検査を行い、同仕様書に定める基準に適合しない事実を発見したときは、当
該事実の概要を書面によって直ちに乙に通知する。
2 前項所定の期間内に同項所定の通知が無いときは、当該期間満了日をもって当該納入物件は同項所
定の検査に合格したものとみなす。
3 請負業務は、当該納入物件が本条による検査に合格した日をもって完了したものとみなす。この場
5
合、甲は、完了を確認するために請負業務の完了通知書を乙に交付する。
4 第 1 項及び第 2 項の規定は、第 1 項所定の通知書に記載された指摘事実に対し、乙が適切な修正等
を行い甲に再納入する場合に準用する。
(瑕疵の補修)
第 9 条 甲は、前条第 3 項の規定による請負業務の完了日から 1 箇年以内に納入物件に瑕疵その他の不
具合があることを発見したときは、乙に対して相当の期限を定めて、その瑕疵等を無償で補修させる
ことができる。
(対価の支払の時期)
第 10 条 甲は、第 8 条第 3 項の規定による請負業務の完了後、乙から適法な支払請求書を受理した日
の属する月の翌月末日までに契約金額を支払う。
(違約金)
第 11 条 天災その他乙の責に帰すことができない事由による場合を除き、乙が納入期限までに 納入物
件の納入が終らないときは、甲は違約金として、延滞日数 1 日につき契約金額の 1,000 分の 1 に相当
する額を徴収することができる。
(契約の変更)
第 12 条 甲又は乙は、請負業務の実施に伴い状況が変化したり、技術上の支障が生じるなどして、別
紙仕様書の目標を達成できず請負業務の全部又は一部を中止又は変更する必要があると認めた場合、
本契約の変更の協議を契約の相手方に申し出ることができる。この場合、契約の相手方は、誠意をも
って協議に応ずる。
(契約の解除等)
第 13 条 甲は、次の各号の一に該当する事由がある場合には、本契約又は本契約に基づく個別契約の
全部または一部を解除することができる。
一 乙が本契約に違反した場合
二 乙の責に帰すべき事由により、本契約を履行する見込みがないと認めるに足る客観的状況が生来
した場合
三 乙が、本契約の対価を目的外に使用するなど不適切な経理処理が行われていた場合
四 乙が、甲に対し、請負業務並びに本契約が定める届出及び報告に関して、不正又は虚偽の申立て
をした場合
2 本契約の解除が納入の後になされた場合、契約対価の支払い、権利帰属その他の法律関係は、右解
除によって初めに遡って効力を失う。
3 第 1 項三及び四に該当する事由がある場合、甲は、契約を解除せずに、乙に対して契約対価額の変
更、支払済契約対価の全部若しくは一部の返還、及び/又は損害の賠償を求めることができる。
4 乙の本契約違反の程度が著しく、または乙に重大な背信的言動があった場合、甲は、第 1 項にかか
わらず、催告せずに直ちに本契約または本契約に基づく個別契約の全部又は一部を無償解除するこ
とができる。
(秘密保持及び個人情報)
第 14 条 甲及び乙は、相互に本契約の履行過程において知り得た相手方の秘密を他に漏洩せず、また
本契約の目的の範囲を超えて利用しない。但し、甲が、法令等、官公署の要求、その他公益的見地に
基づいて、必要最小限の範囲で開示する場合を除く。
2 個人情報に関する取扱いについては、別紙 1 のとおりとする。
3 前各項の規定は、本契約終了後も有効に存続する。
(工業所有権の帰属等)
第 15 条 乙が、請負業務を遂行する過程で発明(考案及び意匠の創作を含む。)をしたときは、その工
業所有権は、その権利の発生の時から甲に帰属し、或いは甲に譲渡されたものとみなす。
(著作権等)
6
第 16 条 納入物件に関する著作権(著作権法第 27 条及び第 28 条に定める権利を含む。)は、納入物件
が第 8 条所定の検査に合格することを条件として、納入の時に、乙から甲に譲渡されたものとみなす。
2 乙は、納入物件に関する著作者人格権、及び納入物件に対する著作権法第 28 条の権利 、その他“原
作品の著作者/権利者”の地位に基づく権利主張は行わないものとする。
(知的財産権の紛争解決)
第 17 条 乙は、納入物件に関し、国内外の第三者が所有する著作権、特許権、回路配置利用権、ノウ
ハウを含む工業所有権等(公告、公開中のものを含む。) (以下「知的財産権」という。)を侵害す
る恐れがある場合、又は甲からその恐れがある旨の通知を受けた場合には、当該知的財産権に関し、
甲の要求する事項及びその他の必要な事項について調査を行い、これを甲に報告しなければならない。
2 乙は、前項の知的財産権に関して権利侵害の紛争が生じた場合(私的交渉、仲裁を含み、法的訴訟
に限らない。
)、その費用と責任負担において、その紛争を処理解決するものとし、甲に対し一切の
損害を被らせないものとする。
(成果の発表又は公開)
第 18 条 甲は、請負業務に係る成果を公表又は公開(出版を含む。以下同様)することができる。
2 乙は、成果普及のために甲が成果報告書等を作成する場合には、甲に協力する。
3 乙は、請負業務に係る成果を公表又は公開しようとするときは、その方法、権利関係等について事
前に甲と協議する。なお、甲の要請がある場合は、甲と共同して行う。
4 乙は、請負業務の内容を発表又は公表しようとする場合には、著作権表示その他方法が定める権利
表示と共に「独立行政法人情報処理推進機構が実施する事業の成果」である旨を表示しなければなら
ない。
(損害賠償)
第 19 条 乙は、乙の責に帰すべき事由によって甲に損害を与えたときは、その賠償の責を負う。ただ
し、通常生ずべき損害について乙の負う賠償責任は、第 5 条所定の契約金額を超えないものとする。
(協議)
第 20 条 本契約に定める事項又は本契約に定めのない事項について生じた疑義については、甲乙協議
し、誠意をもって解決する。
(紛争解決)
第 21 条 本契約に関する紛争については、東京地方裁判所を唯一の合意管轄裁判所とする。
特記事項
(談合等の不正行為による契約の解除)
第 1 条 甲は、次の各項のいずれかに該当したときは、催告を要せず直ちに本契約を解除することがで
きる。
1 本契約に関し、乙が私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(昭和 22 年法律 54 号。以下
「独占禁止法」という。
)
第 3 条又は第 8 条第 1 項第 1 号の規定に違反する行為を行ったことにより、
次の各号のいずれかに該当することとなったとき
(1)独占禁止法第 49 条第 1 項に規定する排除措置命令が確定したとき
(2)独占禁止法第 50 条第 1 項に規定する課徴金納付命令が確定したとき
(3)独占禁止法第 66 条第 4 項の審決が確定したとき
(4)独占禁止法第 7 条の 2 第 13 項又は第 16 項の課徴金納付命令を命じない旨の通知があったとき
2 本契約に関し、乙の独占禁止法第 89 条第 1 項又は第 95 条第 1 項第 1 号に規定する刑が確定したと
き
3 本契約に関し、乙(法人の場合にあっては、その役員又は使用人を含む。)の刑法(明治 40 年法律
第 45 号)第 96 条の 3 又は第 198 条に規定する刑が確定したとき
(談合等の不正行為に係る通知文書の写しの提出)
第 2 条 乙は、前条第 1 項各号のいずれかに該当することとなったときは、速やかに、次の各号の文
7
書のいずれかの写しを甲に提出しなければならない。
(1)独占禁止法第 49 条第 1 項の排除措置命令書
(2)独占禁止法第 50 条第 1 項の課徴金納付命令書
(3)独占禁止法第 66 条第 4 項の審決についての審決書
(4)独占禁止法第 7 条の 2 第 13 項又は第 16 項の課徴金納付命令を命じない旨の通知文書
(談合等の不正行為による損害の賠償)
第 3 条 乙が、本契約に関し、第 1 条の各項のいずれかに該当したときは、甲が本契約を解除するか
否かにかかわらず、且つ、甲が損害の発生及び損害額を立証することを要することなく、乙は、契
約金額(本契約締結後、契約金額の変更があった場合には、変更後の契約金額)の 100 分の 10 に相
当する金額(その金額に 100 円未満の端数があるときは、その端数を切り捨てた金額)を違約金(損
害賠償額の予定)として甲の指定する期間内に支払わなければならない。
2 第 1 項に規定する場合において、乙が事業者団体であり、既に解散しているときは、甲は、乙の代
表者であった者又は構成員であった者に違約金の支払を請求することができる。この場合において、
乙の代表者であった者及び構成員であった者は、連帯して支払わなければならない。
3 第 1 項の規定は、甲に生じた実際の損害額が同項に規定する損害賠償金の金額を超える場合におい
て、甲がその超える分について乙に対し損害賠償金を請求することを妨げるものではない。
4 乙が、第 1 項の違約金及び前項の損害賠償金を甲が指定する期間内に支払わないときは、乙は、当
該期間を経過した日から支払をする日までの日数に応じ、年 5 パーセントの割合で計算した金額の
遅延利息を甲に支払わなければならない。
5 本条の規定は、本契約が終了した後も有効に存続するものとする。
(暴力団関与の場合の契約の解除等)
第 4 条 甲は、乙(法人の場合にあっては、その役員又は使用人を含む。)について、暴力団員による
不当な行為の防止等に関する法律(平成 3 年法律第 77 号)第 2 条に規定する暴力団又は暴力団員と
関係があることが判明したときは、本契約を解除することができる。
2 乙が、本契約に関し、前項の規定に該当したときは、甲が本契約を解除するか否かにかかわらず、
且つ、甲が損害の発生及び損害額を立証することを要することなく、乙は、契約金額(本契約締結
後、契約金額の変更があった場合には、変更後の契約金額)の 100 分の 10 に相当する金額(その金
額に 100 円未満の端数があるときは、その端数を切り捨てた金額)を違約金(損害賠償額の予定)
として甲の指定する期間内に支払わなければならない。
3 第 1 項に規定する場合において、乙が事業者団体であり、既に解散しているときは、甲は、乙の代
表者であった者又は構成員であった者に違約金の支払を請求することができる。この場合において、
乙の代表者であった者及び構成員であった者は、連帯して支払わなければならない。
4 第 2 項の規定は、甲に生じた実際の損害額が同項に規定する損害賠償金の金額を超える場合におい
て、甲がその超える分について乙に対し損害賠償金を請求することを妨げるものではない。
5 乙が、第 2 項の違約金及び前項の損害賠償金を甲が指定する期間内に支払わないときは、乙は、当
該期間を経過した日から支払をする日までの日数に応じ、年 5 パーセントの割合で計算した金額の
遅延利息を甲に支払わなければならない。
6 本条の規定は、本契約が終了した後も有効に存続するものとする。
8
本契約の締結を証するため、本契約書 2 通を作成し、双方記名押印の上、甲、乙それぞれ 1 通を保
有する。
2011 年○月○日
甲
東京都文京区本駒込二丁目 28 番 8 号
独立行政法人 情報処理推進機構
理事長 藤江 一正
乙
○○県○○市○○町○丁目○番○○号
株式会社○○○○○○○
代表取締役 ○○ ○○
9
(別紙 1)
個人情報の取扱いに関する特則
(定 義)
第 1 条 本特則において、「個人情報」とは、請負業務に関する情報のうち、個人に関する情報であっ
て、当該情報に含まれる記述、個人別に付された番号、記号その他の符号又は画像もしくは音声に
より当該個人を識別することのできるもの(当該情報のみでは識別できないが、他の情報と容易に
照合することができ、それにより当該個人を識別できるものを含む。
)をいい、秘密であるか否かを
問わない。以下各条において、右「当該個人」を「情報主体」という。
(責任者の選任)
第 2 条 乙は、個人情報を取扱う場合において、個人情報の責任者を選任して甲に届け出る。
2 乙は、第 1 項により選任された責任者に変更がある場合は、直ちに甲に届け出る。
(個人情報の収集)
第 3 条 乙は、請負業務遂行のため自ら個人情報を収集するときは、
「個人情報の保護に関する法律」
その他の法令に従い、適切且つ公正な手段により収集するものとする。
(開示・提供の禁止)
第 4 条 乙は、個人情報の開示・提供の防止に必要な措置を講じるとともに、甲の事前の書面による承
諾なしに、第三者(情報主体を含む)に開示又は提供してはならない。但し、法令又は強制力ある
官署の命令に従う場合を除く。
2 乙は、請負業務に従事する従業員以外の者に、個人情報を取り扱わせてはならない。
3 乙は、請負業務に従事する従業員のうち個人情報を取り扱う従業員に対し、その在職中及びその退
職後においても個人情報を他人に開示・提供しない旨の誓約書を提出させるとともに、随時の研修・
注意喚起等を実施してこれを厳正に遵守させるものとする。
(目的外使用の禁止)
第 5 条 乙は、個人情報を請負業務遂行以外のいかなる目的にも使用してはならない。
(複写等の制限)
第 6 条 乙は、甲の事前の書面による承諾を得ることなしに、個人情報を複写又は複製してはならない。
但し、請負業務遂行上必要最小限の範囲で行う複写又は複製については、この限りではない。
(個人情報の管理)
第 7 条 乙は、個人情報を取り扱うにあたり、本特則第 4 条所定の防止措置に加えて、個人情報に対す
る不正アクセスまたは個人情報の紛失、破壊、改ざん、漏えい等のリスクに対し、合理的な安全対
策を講じなければならない。
2 乙は、前項に従って講じた措置を、遅滞なく甲に書面で報告するものとする。これを変更した場合
も同様とする。
3 甲は、乙に事前に通知の上乙の事業所に立入り、乙における個人情報の管理状況を調査することが
できる。
4 前三項に関して甲が別途に管理方法を指示するときは、乙は、これに従わなければならない。
5 乙は、請負業務に関して保管する個人情報(甲から預託を受け、或いは乙自ら収集したものを含む)
について甲から開示・提供を求められ、訂正・追加・削除を求められ、或いは請負業務への利用の
停止を求められた場合、直ちに且つ無償で、これに従わなければならない。
(返還等)
第 8 条 乙は、甲から要請があったとき、又は請負業務が終了(本契約解除の場合を含む)したとき
は、個人情報が含まれるすべての物件(これを複写、複製したものを含む。)を直ちに甲に返還し、
又は引き渡すとともに、乙のコンピュータ等に登録された個人情報のデータを消去して復元不可能
な状態とし、その旨を甲に報告しなければならない。但し、甲から別途に指示があるときは、これ
に従うものとする。
10
2 乙は、甲の指示により個人情報が含まれる物件を廃棄するときは、個人情報が判別できないよう必
要な処置を施した上で廃棄しなければならない。
(記録)
第 9 条 乙は、個人情報の受領、管理、使用、訂正、追加、削除、開示、提供、複製、返還、消去及
び廃棄についての記録を作成し、甲から要求があった場合は、当該記録を提出し、必要な報告を行
うものとする。
2 乙は、前項の記録を請負業務の終了後 5 年間保存しなければならない。
(再請負)
第 10 条 乙が甲の承諾を得て請負業務を第三者に再請負する場合は、十分な個人情報の保護水準を満
たす再請負先を選定するとともに、当該再請負先との間で個人情報保護の観点から見て本特則と同
等以上の内容の契約を締結しなければならない。この場合、乙は、甲から要求を受けたときは、当
該契約書面の写しを甲に提出しなければならない。
2 前項の場合といえども、再請負先の行為を乙の行為とみなし、乙は、本特則に基づき乙が負担する
義務を免れない。
(事 故)
第 11 条 乙において個人情報に対する不正アクセスまたは個人情報の紛失、破壊、改ざん、漏えい等
の事故が発生したときは、当該事故の発生原因の如何にかかわらず、乙は、ただちにその旨を甲に
報告し、甲の指示に従って、当該事故の拡大防止や収拾・解決のために直ちに応急措置を講じるも
のとする。なお、当該措置を講じた後ただちに当該事故及び応急措置の報告並びに事故再発防止策
を書面により甲に提示しなければならない。
2 前項の事故が乙の本特則の違反に起因する場合において、甲が情報主体又は甲の顧客等から損害賠
償請求その他の請求を受けたときは、甲は、乙に対し、その解決のために要した費用(弁護士費用
を含むがこれに限定されない)を求償することができる。なお、当該求償権の行使は、甲の乙に対
する損害賠償請求権の行使を妨げるものではない。
3 第 1 項の事故が乙の本特則の違反に起因する場合は、本契約第 13 条によって本契約が解除される
場合を除き、乙は、前二項のほか、当該事故の善後策として必要な措置について、甲の別途の指示
に従うものとする。
以上
11
Ⅲ.仕様書
「書籍「ESCR」および「ESPR」の英訳」
事業内容(仕様書)
12
事業内容(仕様書)
1. 件名
「書籍「ESCR」および「ESPR」の英訳」
2. 背景・目的
2.1. 背景
日本企業の国際競争力を高め、海外拠点においても品質の高いソフトウェア開発を行うためには国
内企業と技術情報を共有することが肝要である。独立行政法人 情報処理推進機構(以下「IPA」とい
う。)ソフトウェア・エンジニアリング・センター(以下「SEC」という。)では、SEC の研究成果であ
る書籍「組込みソフトウェア開発向けコーディング作法ガイド[C 言語版]
(以下「ESCR」という。)
」、
「組込みソフトウェア向け開発プロセスガイド(以下「ESPR」という。)」を国内で広く普及している
が、海外拠点においても普及させるため、書籍の英訳を実施する。
2.2. 目的
ESCR は、ソースコードの品質を向上させるためのコーディングルールなどを示したものである。
ESPR はプロセス改善を企業内で実施するために、具体的にプロセスの定義等を示したものである。両
書とも、より高品質なソフトウェア開発のためのリファレンスであり、本英訳は、日本企業の海外拠
点ならびに母国語を日本語としない現地従業員の利用に向けて作成する。
3. 事業内容
事業の概要及び要件を以下に示す。
(1) 概要
IPA 発行「書籍「ESCR」および「ESPR」の英訳」の和文英訳。
(2) 実施方法
以下の翻訳を実施する。
a) 翻訳対象の日本語原稿
ESCR(Version 1.1)全ページおよび ESPR(Version 2.0) P.62~P.130 以外のページ
但し、以下の翻訳は不要。他は全て翻訳すること。
・ESCR
表紙、お問い合わせページ(ii)、奥付(P.168~170)
・ESPR
表紙、お問い合わせページ(ii)、奥付(P.244~248)
下記サイトより、会員登録後、対象書籍のダウンロードが可能である。
・ESCR
http://sec.ipa.go.jp/users/publish/SEC-TN06-004.pdf
・ESPR
http://sec.ipa.go.jp/users/publish/SEC-TN07-005.pdf
b) 原稿本文中の図表の扱い
本文だけでなく、文中の図表も英訳の対象とする。図表については、基本的に InDesign デー
タに埋め込まれているので、原文と同形式で埋め込んで納入すること。
c) ESCR の C 言語プログラム表記の扱い
ESCR には、日本語翻訳の対象とならない C 言語のプログラム表記が多数含まれており、原文通
りに残しておくこと。但し、C 言語プログラム表記中の日本語によるコメント部分は翻訳対象と
する。
13
作業量を見積る際には、C 言語のプログラム表記のボリュームに注意すること。
・ 日本語原稿は Adobe 社の DTP ソフト InDesign のファイルで IPA から提供する。
・ ESPR の英訳(P.62~P.130)を IPA から提供する。
(3) 翻訳に関する要件
・ 原文のもつ正確さ(構文及び技術面)を損なわずに翻訳すること。
・ 英語を母国語としない人も読者となる可能性があることを意識して、一般的で平易な単語や表
現を用いること。
・ 原文中、図・表が含まれている箇所は、必ず本文と図・表の対訳の照合を行うこと。
・ 納入物全体を通じた用語・表現・文体の統一を図ること。
・ ネイティブによるチェックを行ったものを納入すること。
・ 体裁等のうち、記載のない事項に関しては原文にあわせた形で編集作業を行うこと。
・ InDesign、pdf の取り扱いに習熟している者が編集作業を行い、業務を遅滞なく適切に遂行す
ること。
・ 翻訳作業の開始時に、原稿のパートごとに原文執筆者と内容に関する意識合わせの会議を行う
場合がある。その際には翻訳者もしくはコーディネータが出席し、十分に内容を理解した上
で翻訳を行うこと。
・ ESPR の単語や表現については、既存の英訳(P.62~P.130)と整合性を取ること。
(4) その他の要件
・ 原文の日本語は市販している著作物なので、データの取り扱いには注意すること。
・ データは翻訳作業に必要な関係者のみが閲覧・取り扱うようにし、その場合でも外部に漏れる
ことのないよう適切に管理すること。
・ 翻訳する用語を統一するための用語集(辞書)を作成すること。
・ 色、フォント、レイアウト等の体裁については、日本語原稿に準じること。また、ESPR につ
いては既存の英訳(P.62~P.130)と整合性を取ること。
4. 事業の実施体制
(1) 本業務の実施に必要な以下の知識、実施体制及び管理能力を有すること。
・英訳作業については、英語検定1級以上或いは TOEIC960 点以上の者が1名以上含まれること。
・英訳チェック体制は、二重体制が設けられ、英語を母国語とするネイティブが含まれているこ
と。また、ソフトウェア工学の知見を持って監修できる者が1名以上含まれていること。
(2) 実際の業務の翻訳担当者と IPA との打合せができること。
・翻訳担当者が IPA との顔を合わせた打合せを行うことができない場合には、担当コーディネー
タ等の業務の責任範囲の詳細を提出すること。
(3) 作業期間中、英訳のレビューを複数回行うこと。
・英訳内容が正しいかを確認するため、IPA がレビューできる機会を複数回分設けること。
(4) ESCR と ESPR の翻訳担当者を分けること。
・ESCR と ESPR の翻訳担当者を分けて、並行して作業が行える体制とすること。
14
5. 事業期間及びスケジュール
契約締結日から 2011 年 3 月 31 日(木)まで。
6. 検収関連事項
6.1 納入期限
2011 年 3 月 31 日(木)
6.2 納入場所
〒113-6591
東京都文京区本駒込 2-28-8
文京グリーンコートセンターオフィス
独立行政法人 情報処理推進機構 ソフトウェア・エンジニアリング・センター
6.3 納入物件
以下記載の電子データを収めた電子媒体(CD-R 又は DVD-R)
一式
ただし、①、②、③は、可能な限り同一媒体内に格納すること。
① 全ての英訳済みデータの InDesign ファイル
②
全ての英訳済みデータの pdf ファイル
③
英訳の際作成した用語集(辞書)の Excel ファイル
・ なお、全ての英訳済みデータを A4 またはレターサイズ用紙に出力したものを 2 部、検収
用として添付すること。
・
その他、編集の可否などのデータファイルの詳細な設定は納入前に担当者と相談し指示
に従うこと。
6.4 検収条件
「3.事業内容」の各項目が満たされていること。
―以上―
15
Ⅳ.応札資料作成要領
「書籍「ESCR」および「ESPR」の英訳」
応札資料作成要領
16
目
次
第1章 独立行政法人 情報処理推進機構が応札者に提示する資料及び応札者が提出すべき資料
第2章 評価項目一覧に係る内容の作成要領
2.1 評価項目一覧の構成
2.2 遵守確認事項
2.3 提案要求事項
第3章 提案書に係る内容の作成要領及び説明
3.1 提案書の構成及び記載事項
3.2 提案書様式
3.3 留意事項
17
本書は、「書籍「ESCR」および「ESPR」の英訳」に係る応札資料(評価項目一覧及び提案書)の作成要領
を取りまとめたものである。
第1章 独立行政法人 情報処理推進機構が応札者に提示する資料
及び応札者が提出すべき資料
独立行政法人 情報処理推進機構(以下「機構」という。)は応札者に以下の表1に示す資料を
提示する。応札者は、それを受け、以下の表2に示す資料を作成し、機構へ提示する。
[表1
機構が応札者に提示する資料]
資料名称
[表2
資料内容
① 仕様書
本調達の対象である書籍「ESCR」および「ESPR」の英訳の仕様を記述(目
的・内容等)。
「Ⅲ.仕様書 「書籍「ESCR」および「ESPR」の英訳」事業内容(仕様書)」。
② 応札資料作成要領
応札者が、評価項目一覧及び提案書に記載すべき項目の概要等を記述。
「Ⅳ.応札資料作成要項 「書籍「ESCR」および「ESPR」の英訳」応札資料
作成要項」(本書)。
③ 評価項目一覧
提案書に記載すべき提案要求事項一覧、必須項目及び任意項目の区分、
得点配分等を記述。
「Ⅳ.応札資料作成要項 「書籍「ESCR」および「ESPR」の英訳」応札資料
作成要項」(本書)内に記載。
④ 評価手順書
機構が応札者の提案を評価する場合に用いる評価方式、総合評価点の算
出方法及び評価基準等を記述。
「Ⅵ.評価手順書(加算方式)」。
応札者が機構に提示する資料]
資料名称
資料内容
① 評価項目一覧の遵守 仕様書に記述された要件一覧を遵守又は達成するか否かに関し、遵守
確認欄及び提案書頁番 確認欄に○×を記入し、提案書頁番号欄に、該当する提案書の頁番号
号欄に必要事項を記入 を記入したもの。
したもの
② 提案書
仕様書に記述された要求仕様をどのように実現するかを提案書にて説
明したもの。
「第3章3.1提案書の構成及び記載事項」参照。
18
第2章
評価項目一覧に係る内容の作成要領
2.1 評価項目一覧の構成
評価項目一覧の構成及び概要説明を以下に記す。
[表3 評価項目一覧の構成の説明]
評価項目一覧
における項番
2.2
事項
概要説明
1
遵守確認事項
書籍「ESCR」および「ESPR」の英訳を実施する上で遵守すべき事項。
これら事項に係る具体的内容の提案は求めず、全ての項目について
これを遵守する旨を記述する。
2~8
提案要求事項
提案を要求する事項。これら事項については、応札者が提出した提
案書について、各提案要求項目の必須項目及び任意項目の区分け、
得点配分の定義に従いその内容を評価する。
遵守確認事項
評価項目一覧中の遵守確認事項における各項目の説明を以下に示す。
応札者は、別添「評価項目一覧の遵守確認事項」における「遵守確認」欄に必要事項を記
載すること。遵守確認事項の各項目の説明に関しては、表4を参照すること。
[表4 遵守確認事項上の各項目の説明]
項目名
項目
項目説明・記入要領
記入者
遵守確認事項
機構
内容説明
遵守すべき事項の内容
機構
遵守確認
応札者は、遵守確認事項を実現・遵守可能である場合は○を、実現・遵守不可
能な場合(実現・遵守の範囲等について限定、確認及び調整等が必要な場合等
を含む)には×を記載する。
19
応札者
2.3
提案要求事項
評価項目一覧中の提案要求事項における各項目の説明を以下に示す。
応札者は、別添「評価項目一覧の提案要求事項」における「提案書頁番号」欄に必要事項
を記載すること。提案要求事項の各項目の説明に関しては、表5を参照すること。
[表5 提案要求事項上の各項目の説明]
項目名
項目
評価区分
項目説明・記入要領
提案書の目次(提案要求事項の分類)。
機構
必ず提案すべき項目(必須)又は必ずしも提案する必要は無い項目(任意)の
区分を設定している。
各項目について、記述があった場合、その内容に応じて配点を行う。
機構
提案要求事項 応札者に提案を要求する内容
得点配分
記入者
機構
各項目に対する最大加点
機構
提案書頁番号 作成した提案書における該当頁番号を記載する。該当する提案書の頁が存
在しない場合には空欄とする。
評価者は各提案要求事項について、本欄に記載された頁を対象として採点
を行う。
本欄に記載された頁以外の部分でも評価の対象となる内容については採点
に加える場合がある。
20
応札者
第3章
3.1
提案書に係る内容の作成要領及び説明
提案書の構成及び記載事項
以下の [提案書の目次]に、大項目及び求められる提案要求事項の概要を示す。提案書は、
表6の項番、項目内容に従い、提案要求内容を十分に咀嚼した上で記述すること。
[表6 提案書目次]
提案書
目次項番
3.2
大項目
提案要求事項の概要説明
1
実施内容
・目標設定、実施作業内容、等。
2
実施体制
・本業務を実施する体制、環境、指示・報告の流れ、管理体制、当機構
との連絡体制、メンバー、等。
・その他、優れた提案となっていることが判断出来る内容。
3
各 担 当 者 の 役 割 と ス ・メンバーの役割、スキル、経歴、実績、等。
キル
・プロジェクトリーダについては必ず略歴も記載すること。
・その他、優れた提案となっていることが判断出来る内容。
4
作業の流れ
・作業の実施フロー、作業内容、進捗管理指標、等。
・その他、優れた提案となっていることが判断出来る内容。
5
実施計画
・全体スケジュール、パート毎のスケジュール、投入工数予定、進捗管
理のポイント(マイルストーン)、等。
・期間内に翻訳作業を終えるための工夫、等。
・原文の意図に沿った翻訳内容とするための工夫、等。
・その他、優れた提案となっていることが判断出来る内容。
6
関 連 分 野 の 過 去 の 実 ・組織としての過去の経験、類似分野の翻訳の実績、業務遂行上有効な
績
知識の有無、等。
・その他、優れた提案となっていることが判断出来る内容。
7
その他のアピール点
・その他のアピールしたい特に優れた提案内容。
8
トライアル翻訳
・別紙のトライアル翻訳原稿を必ず英訳のこと。
・翻訳は、必ず実際の翻訳業務にあたる担当者が行うこと。
・原文がもつ性質に相応しく翻訳されているか、また、英語を母国語と
しない人にも読みやすいよう、一般的で平易かつ誤解を与えない用語や
表現などが用いられているかが判断出来る翻訳を記載。
・翻訳の正確さ(基本的な正確さ、訳語選択の適切性、文法の正確性、
原文の意図への忠実性、訳語の一意性(あいまいさ)、翻訳の安定性)、
翻訳の読みやすさ(基本的な読みやすさ、用語の平易性、表現の平易性)
を判断出来る翻訳を記載。
提案書様式
①
提案書及び評価項目一覧はA4判カラーにて印刷し、特別に大きな図面等が必要な場合
には、原則としてA3判にて提案書の中に折り込む。
②
提案書は、電子媒体の提出を求める場合がある。その際のファイル形式は、原則とし
て、一太郎、Microsoft-Word、Microsoft Office2003、Open Officeまたはpdf形式のい
21
ずれかとする(これに拠りがたい場合は、機構まで申し出ること)。
3.3 留意事項
①
提案書を評価する者が特段の専門的な知識や商品に関する一切の知識を有しなくても
評価が可能な提案書を作成する。なお、必要に応じて、用語解説などを添付する。
②
提案に当たって、特定の製品を採用する場合は、当該製品を採用する理由を提案書中に
記載するとともに、記載内容を証明及び補足するもの(製品紹介、パンフレット、比較表
等)を添付する。
③
応札者は提案の際、提案内容についてより具体的・客観的な詳細説明を行うための資料
を提案書に添付することができる(その際、提案書本文と添付資料の対応がわかるように
する)。
④
機構から連絡が取れるよう、提案書には連絡先(電話番号、FAX番号、及びメールアド
レス)を明記する。
⑤
上記の提案書構成、様式及び留意事項に従った提案書ではないと機構が判断した場合は、
提案書の評価を行わないことがある。また、補足資料の提出や補足説明等を求める場合が
ある。
⑥
提案書、その他の書類は、本調達における総合評価落札方式(加算方式)の技術点評価
に使用する。
⑦
提案書は契約書に添付するため、実現可能な内容を提案すること。
⑧
業務の一部を外注する場合、その作業内容を明記すること。
22
Ⅴ.評価項目一覧 - 遵守確認事項 項目
1
内容説明
遵守確認事項
1.1.
納入物件
Ⅲ.仕様書「検収関連事項」に記載の納入物件を一括して納入する。
1.2.
業務の範囲
一括して受託する(部分についての提案は認めない)。
1.3.
業務の実施方針等
プロジェクト管理等により、作業計画を明確に定め、作業項目毎の工程管理を行い、作業の遅延等が生じた際
は IPA 担当者に報告する。
1.4.
業務従事者の能力
本業務を遂行するために必要な能力を持つ要員が従事する。
本翻訳業務を行なう全員が、トライアル原稿を翻訳する。
1.5.
スケジュール
2011 年 3 月 31 日(木)までに成果物の納入を行う。
1.6
中間レビューの実施
途中で複数回の IPA が参加するレビュー日程を設け、翻訳内容の確認が行われること。
23
遵守確認
Ⅴ.評価項目一覧 - 提案要求事項一覧 (1/2) 得点配分
評価項目
項番
項目
評価
区分
必須
2
実施体制
任意
必須
3
各担当者の役割とスキル
任意
4
作業の流れ
必須
提案要求事項
本業務を遂行することが可能な実施体制が記載されており、かつ、
ESCR と ESPR の翻訳担当者を分けて、並行して作業が行える体制とな
っているか。
更に、作業の効果・効率を高める方策や成果物の品質を高める方策、
管理体制、連絡体制などで、独自の優れた提案と判断出来る内容があ
れば、それを記載しているか。
下記のことが、わかるように記載されているか。
・ 各担当者の役割とスキルが記載されているか。プロジェクトリーダの
略歴が記載されているか。それらは本業務を遂行するのに十分で妥当
か。
・ 英語検定1級以上或いは TOEIC960 点以上の者が1名以上含まれ
ているか。
・ 英語を母国語とするネイティブが含まれているか。
・ ソフトウェア工学の知見を持って監修できる者が1名以上含まれてい
るか。
その他、本業務の遂行にとって有益な役割分担や下記スキル所有者
がこの業務に従事するなど、独自の優れた提案と判断出来る内容があ
れば、それを記載しているか。
以下のスキルを持った要員が従事することが望ましい。
・ ソフトウェア品質管理に関する実務経験があるか。
・ 組込み系ソフトウェア開発の実務経験があるか。
・ 組込み系ソフトウェア開発のマネジメント経験があるか。
・ ソフトウェア工学あるいはソフトウェア品質工学に関する文献の和文
英訳の実績があるか(対象物件を提示すること)。
・ ソフトウェア工学あるいはソフトウェア品質工学に関する英文書籍の
執筆経験があるか(対象物件を提示すること)。
・ ソフトウェア工学に関する標準類(特に ISO/IEC9126、ISO/IEC12207
等)に精通しており、用語を理解しているか。
・作業の流れが明確になっているか。それは本業務を遂行するのに十
分で妥当か。
・IPA が行うべき必要な作業と時期についても明確になっているか。
・専門用語に対し、用語集(辞書)を作成することになっているか。
・IPA が参加する英訳のレビューが複数回計画されているか。
24
基礎
点
加点
10
-
合計
15
-
5
10
-
「3.1 提案書の構成及
び記載事項」の「[表 6
提案書目次]」内「提
案要求事項の概要説
明」参照。
20
-
10
10
-
15
提案書頁番号
5
任意
その他、本業務の遂行にとって有益な作業方法や工夫、独自の優れた
提案と判断出来る内容があれば、それを記載しているか。
-
5
必須
業務の実施計画が記載されているか。それは本業務を遂行するのに
十分で妥当か。
10
-
任意
その他、本業務の遂行にとって有益な実施計画や投入管理の方法、管
理ポイントの設定、期日を短縮する実施計画など、独自の優れた提案
と判断出来る内容があれば、それを記載しているか。
-
5
任意
本業務の遂行にとって有益で効果を高めると考えられる、組織としての
関連分野の過去の実績があれば、それを記載しているか。
-
5
5
任意
その他、本業務の遂行に関して評価すべき独自の優れた提案と判断
出来る内容があれば、それを記載すること。
-
5
5
実施計画
6
関連分野の過去の実績
その他のアピール点
7
15
Ⅴ.評価項目一覧 - 提案要求事項一覧 (2/2) 評価項目
得点配分
項番
(()内は
評価用
項番)
8
項目
提案要求事項
基礎
点
加点
合計
トライアル翻訳
(1)
基本的な翻訳の正確さ
必須
誤訳がないか。
10
-
-
5
-
5
-
5
-
5
(2)
訳語選択の適切性
任意
訳語の選択が適切か。
(3)
文法の正確性
任意
文法が正確か。
(4)
原文の意図への忠
実性
任意
原文の意図に忠実か。
(5)
訳語の一意性
任意
訳語に一意性があり、あいまいでないか。
(6)
翻訳の安定性
任意
翻訳が安定しているか。
-
5
(7)
用語の平易性
任意
用語が平易か。
-
5
(8)
表現の平易性
任意
表現が平易か。
計
50
5
計
70
25
「3.1 提案書の構成及
び記載事項」の「[表 6
提案書目次]」内「提
案要求事項の概要説
明」参照。
45
計
120
提案書頁番号
Ⅵ.評価手順書(加算方式)
「書籍「ESCR」および「ESPR」の英訳」
評価手順書(加算方式)
26
本書は、「書籍「ESCR」および「ESPR」の英訳」に係る評価手順を取りまとめたものである。落札方式、
評価の手続き及び提案の配点基準を以下に記す。
第1章
落札方式及び得点配分
1.1 落札方式
次の要件をともに満たしている者のうち、「1.2 総合評価点の計算」によって
得られた数値の最も高い者を落札者とする。
① 入札価格が予定価格の範囲内であること。
② 別添「評価項目一覧」に記載される要件のうち必須とされた項目を、全て満たしている
こと。
1.2
総合評価点の計算
総合評価点
=
技術点
+
価格点
技術点 = 基礎点 + 加点
価格点 = 価格点の配分 × ( 1 - 入札価格 ÷ 予定価格)
(技術点、価格点共に、数値は小数点第2位以下を切り捨て)
1.3 得点配分
技術点に関し、必須及び任意項目の配分を120点、価格点の配分を60点とする。
基礎点
50点
技術点
120点
加点
70点
価格点
第2章
60点
評価の手続き
2.1 一次評価
まず、以下の基準により一次判定を行う。
別添「評価項目一覧」の「遵守確認事項」の「遵守確認」欄に全て「○」が記入されて
いる。
② 別添「評価項目一覧」の「提案要求事項」の、評価項目が必須の「提案書頁番号」に提
案書の頁番号が記入されている。
③ 別添「評価項目一覧」の「添付資料」の、提案の要否が必須の「提案書頁番号」に提案
書の頁番号が記入されている
一次評価で合格(上記基準を全て満たしていること)した提案書について、2.2二次評価
を行う。
①
2.2 二次評価
「2.1一次評価」にて合格した提案書に対し、「3評価項目の加点方法」にて記す評価基準
に基づき採点を行う。この際、別添「評価項目一覧」に記載される、「提案要求事項」のう
ち必須とされた項目について基礎点の得点が0となった場合、その応札者を不合格とする。
複数の評価者が評価を行うため、各評価者の評価結果(点数)を合計し、それを平均し、
小数点以下2位を切り捨てて技術点を算出する。
27
2.3
総合評価点の算出
以下を合計し、総合評価点を算出する。
① 「2.2 二次評価」により与えられる技術点
② 入札価格から、「1.2 総合評価点の計算」に記した式より小数点以下2位を切り捨てて
算出した価格点
第3章
評価項目の加点方法
3.1 評価項目得点構成
評価項目の得点は基礎点と加点の二種類に分かれており、その合計にて提案要求事項毎の
得点が決定される。(評価項目毎の基礎点、加点の得点配分は「評価項目一覧」の「提案要
求事項一覧」の「得点配分」欄を参照)
3.2
基礎点評価
基礎点は、提案要求事項の評価区分が必須である事項にのみ設定されている。
評価の際には提案要求事項の要件を充足している場合には配分された点数が与えられ、充足
していない場合は0点となる。提案者は、提案書にて基礎点の対象となる要件を全て充足す
ることを示さなければならない。一つでも要件が充足できないとみなされた場合は、その応
札者は不合格となる。
3.3
加点評価
加点に係る要件については、その提案内容に応じて加点する。
具体的な加点に係る要件の評価については、下表の観点に沿って評価を行う。
評価
ラン
ク
評価基準
項目別得点
S
通常の想定を超える卓越した提案内容である。
5
10
A
通常想定される提案としては優れた内容である。
3
7
B
妥当な内容であると認められた。
1
3
C
内容が不十分である、あるいは記載がない。
0
0
28
Ⅶ.その他関係資料
独立行政法人 情報処理推進機構
(総合評価落札方式)
入札心得
(趣 旨)
第1条 当機構の契約に係る一般競争又は指名競争(以下「競争」という。)を行う場合において、
入札者が知り、かつ遵守しなければならない事項は、法令に定めるもののほか、この心得に定める
ものとする。
(仕様書等)
第2条 入札者は、仕様書、図面、契約書案及び添付書類を熟読のうえ入札しなければならない。
2 入札者は、前項の書類について疑義があるときは、関係職員に説明を求めることができる。
3 入札者は、入札後、第1項の書類についての不明を理由として異議を申し立てることができない。
(入札保証金及び契約保証金)
第3条 入札保証金及び契約保証金は、全額免除する。
(入札の方法)
第4条 入札者は、別紙様式による入札書を直接提出しなければならない。
(入札書の記載)
第5条 落札決定に当たっては、入札書に記載された金額に当該金額の5パーセントに相当する額を加
算した金額をもって落札価格とするので、入札者は消費税に係る課税事業者であるか免税事業者で
あるかを問わず、見積もった契約金額の105分の100に相当する金額を入札書に記載すること。
(直接入札)
第6条 直接入札を行う場合は、入札書を封筒に入れ、封緘のうえ入札者の氏名を表記し、公告、公
示又は通知書に示した時刻までに入札箱に投入しなければならない。この場合において、入札者に
求められる義務を満たすことを証明する必要のある入札にあたっては、入札書とは別に証明書及び
添付書類を契約担当官等に提出しなければならない。
2 入札者は、代理人をして入札させるときは、その委任状を持参させなければならない。
(代理人の制限)
第7条 入札者又はその代理人は、当該入札に対する他の代理をすることができない。
2 入札者は、予算決算及び会計令(昭和22年勅令第165号、以下「予決令」という。)第71条第1項
各号の一に該当すると認められる者で、その事実があった後2年を経過しない者を入札代理人とす
ることができない。
(条件付きの入札)
第8条 予決令第72条第1項に規定する一般競争に係る資格審査の申請を行ったものは、競争に参加す
る者に必要な資格を有すると認められること又は指名競争の場合にあっては指名されることを条
件に入札書を提出することができる。この場合において、当該資格審査申請書の審査が開札日まで
に終了しないとき又は資格を有すると認められなかったとき若しくは指名されなかったときは、当
該入札書は落札の対象としない。
(入札のとりやめ等)
第9条 入札参加者が連合又は不穏の行動をなす場合において、入札を公正に執行することができな
いと認められるときは、当該入札者を入札に参加させず又は入札の執行を延期し、若しくはとりや
めることがある。
(入札の無効)
第10条 次の各号の一に該当する入札は、無効とする。
29
( 1 ) 競争に参加する資格を有しない者による入札
( 2 ) 指名競争入札において、指名通知を受けていない者による入札
( 3 ) 委任状を持参しない代理人による入札
( 4 ) 記名押印(外国人又は外国法人にあっては、本人又は代表者の署名をもって代えることがで
きる。)を欠く入札
( 5 ) 金額を訂正した入札
( 6 ) 誤字、脱字等により意思表示が不明瞭である入札
( 7 ) 明らかに連合によると認められる入札
( 8 ) 同一事項の入札について他人の代理人を兼ね又は2者以上の代理をした者の入札
( 9 ) 入札者に求められる義務を満たすことを証明する必要のある入札にあっては、証明書が契約
担当官等の審査の結果採用されなかった入札
(10) 入札書受領期限までに到着しない入札
(11) その他入札に関する条件に違反した入札
(開 札)
第11条 開札には、入札者又は代理人を立ち会わせて行うものとする。ただし、入札者又は代理人が
立会わない場合は、入札執行事務に関係のない職員を立会わせて行うものとする。
(調査基準価格、低入札価格調査制度)
第12条 工事その他の請負契約(予定価格が1千万円を超えるものに限る。)について予決令第85条
に規定する相手方となるべき者の申込みに係る価格によっては、その者により当該契約の内容に適
合した履行がされないこととなるおそれがあると認められる場合の基準は次の各号に定める契約
の種類ごとに当該各号に定める額(以下「調査基準価格」という。)に満たない場合とする。
(1)工事の請負契約 その者の申込みに係る価格が契約ごとに3分の2から10分の8.5の範囲で契約
担当官等の定める割合を予定価格に乗じて得た額
(2)前号以外の請負契約 その者の申込みに係る価格が10分の6を予定価格に乗じて得た額
2 調査基準価格に満たない価格をもって入札(以下「低入札」という。)した者は、事後の資料提
出及び契約担当官等が指定した日時及び場所で実施するヒアリング等(以下「低入札価格調査」と
いう。)に協力しなければならない。
3 低入札価格調査は、入札理由、入札価格の積算内訳、手持工事の状況、履行体制、国及び地方公
共団体等における契約の履行状況等について実施する。
(落札者の決定)
第13条 契約担当官等が採用できると判断した提案書を入札書に添付して提出した入札者であって、
その入札金額が予決令第79条の規定に基づいて作成された予定価格の制限の範囲内で、かつ提出し
た提案書と入札金額を当該入札説明書に添付の評価手順書に記載された方法で評価、計算し得た評
価値が最も高かった者を落札者とする。
2 低入札となった場合は、一旦落札決定を保留し、低入札価格調査を実施の上、落札者を決定する。
3 前項の規定による調査の結果その者により当該契約の内容に適合した履行がされないおそれがあ
ると認められるとき、又はその者と契約を締結することが公正な取引の秩序を乱すこととなるおそ
れがあって著しく不適当であると認められるときは、予定価格の制限の範囲内の価格をもって入札
をした他の者のうち、評価の最も高い者を落札者とすることがある。
(再度入札)
第14条 開札をした場合において、各人の入札のうち予定価格の制限に達した価格の入札がないとき
は、直ちに再度の入札を行う。
なお、開札の際に、入札者又はその代理人が立ち会わなかった場合は、再度入札を辞退したもの
とみなす。
(同総合評価点の入札者が2者以上ある場合の落札者の決定)
第15条 落札となるべき同総合評価点の入札をした者が2者以上あるときは、直ちに当該入札をした
者又は第11条ただし書きにおいて立ち会いをした者にくじを引かせて落札者を決定する。
2 前項の場合において、当該入札をした者のうちくじを引かない者があるときは、これに代わって
入札事務に関係のない職員にくじを引かせるものとする。
30
(契約書の提出)
第16条 落札者は、契約担当官等から交付された契約書に記名押印(外国人又は外国法人が落札者で
ある場合には、本人又は代表者が署名することをもって代えることができる。)し、落札決定の日
から5日以内(期終了の日が行政機関の休日に関する法律(昭和63年法律第91号)第1条に規定する
日に当たるときはこれを算入しない。)に契約担当官等に提出しなければならない。ただし、契約
担当官等が必要と認めた場合は、この期間を延長することができる。
2 落札者が前項に規定する期間内に契約書を提出しないときは、落札は、その効力を失う。
(入札書等に使用する言語及び通貨)
第17条 入札書及びそれに添付する仕様書等に使用する言語は、日本語とし、通貨は日本国通貨に限
る。
(落札決定の取消し)
第18条 落札決定後であっても、この入札に関して連合その他の事由により正当な入札でないことが
判明したときは、落札決定を取消すことができる。
以上
31
(様 式 1)
年
独立行政法人
情報処理推進機構
月
ソフトウェア・エンジニアリング・センター
日
担当者殿
質 問 書
「書籍「ESCR」および「ESPR」の英訳」に関する質問書を提出します。
法人名
所属部署名
担当者名
電話番号
E-mail
質問書枚数
枚中
枚目
<質問箇所について>
資料名
例)
○○書
ページ
例) P○
項目名
例)
○○概要
質問内容
備考
1.質問は、本様式1 枚につき1 問とし、簡潔にまとめて記載すること。
2.質問及び回答は、IPA のホームページに公表する。(電話等による個別回答はしない。)また、質問
者自身の既得情報(特殊な技術、ノウハウ等)、個人情報に関する内容については、公表しない。
32
(様 式 2)
年
独立行政法人
情報処理推進機構
理事長
月
日
殿
所
在
地
商号又は名称
代表者氏名
委 任 状
私は、下記の者を代理人と定め、「書籍「ESCR」および「ESPR」の英訳」に関する一切の
権限を委任します。
代 理 人 氏 名
代理人使用印鑑
33
印
(様 式 3)
年
独立行政法人
情報処理推進機構
理事長
月
殿
所
在
地
商号又は名称
代表者氏名
印
(又は代理人、復代理人氏名)
印
※代理人又は復代理人が入札する場合は、代表者印は特に必要としない。
入 札 書
入札金額
入札事項
¥
(税抜)
書籍「ESCR」および「ESPR」の英訳
契約条項の内容及び貴機構入札心得を承知の上入札いたします。
34
日
(様 式 4) 提案書受理票
提案書受理票(控)
提案書受理番号
件名:「書籍「ESCR」および「ESPR」の英訳」に関する提案書
【応札者記載欄】
提出年月日:
年
月
日
法 人 名:
所 在 地: 〒
担 当 者: 所属・役職名
氏名
TEL
FAX
E-Mail
【IPA担当者使用欄】
No.
提出書類
部数
有無
No.
提出書類
①
委任状(委任する場合)
1部
②
入札書(封緘)
③
提案書
5部
④
評価項目一覧
⑤
納税証明書
1通
⑥
登記簿謄本等※
⑦
提案書受理票
( 本 -
紙)
※登記簿謄本等の原本または写し。または、資格審査結果通知書の写し。
部数
1部
5部
1部
有無
切り取り
提案書受理番号
「書籍「ESCR」および「ESPR」の英訳」に関する提案書 提案書受理票
年
月
日
会社等名(応札者が記載):
担当者名(応札者が記載):
殿
貴殿から提案された表記提案書は、受理しました。
独立行政法人
情報処理推進機構
ソフトウェア・エンジニアリング・センター
担当者名:
35
㊞
(参
考)
予算決算及び会計令【抜粋】
(一般競争に参加させることができない者)
第 70 条 契約担当官等は、売買、貸借、請負その他の契約につき会計法第二十九条の三第一項の競争
(以下「一般競争」という。)に付するときは、特別の理由がある場合を除くほか、当該契約を締結
する能力を有しない者及び破産者で復権を得ない者を参加させることができない。
(一般競争に参加させないことができる者)
第 71 条 契約担当官等は、一般競争に参加しようとする者が次の各号のいずれかに該当すると認めら
れるときは、その者について三年以内の期間を定めて一般競争に参加させないことができる。その
者を代理人、支配人その他の使用人として使用する者についても、また同様とする。
一 契約の履行に当たり故意に工事若しくは製造を粗雑にし、又は物件の品質若しくは数量に関し
て不正の行為をしたとき。
二 公正な競争の執行を妨げたとき又は公正な価格を害し若しくは不正の利益を得るために連合し
たとき。
三 落札者が契約を結ぶこと又は契約者が契約を履行することを妨げたとき。
四 監督又は検査の実施に当たり職員の職務の執行を妨げたとき。
五 正当な理由がなくて契約を履行しなかつたとき。
六 この項(この号を除く。)の規定により一般競争に参加できないこととされている者を契約の締
結又は契約の履行に当たり、代理人、支配人その他の使用人として使用したとき。
2 契約担当官等は、前項の規定に該当する者を入札代理人として使用する者を一般競争に参加させな
いことができる。
36
【別紙】トライアル翻訳原稿
<トライアル英訳
指定範囲>
*必ず実作業をする方が訳を行ってください(ESCR の翻訳担当の方は ESCR のトライアル英訳
を、ESPR の翻訳担当の方は ESPR のトライアル英訳を行ってください。
)
下記 2 冊から、それぞれ2P ずつ、合計4P を訳してください。
「組込みソフトウェエア向け開発プロセスガイド」
(ESPR)
英訳担当者が 1 名の場合:P5、P24
英訳担当者が複数の場合:P5、P13(P14 図 1.3 を含む)、P24、P26、P36、P160(全6P)の中
からそれぞれ1P 担当し、誰がどのページを担当したかがわかるように
明記してください。(訳ページは P5,P24 を最初に選んでいただき、それ
以降はどのページを選んでもかまいません)。6 人以上が担当する場合、
訳すページが重複してもかまいません。
※既存の英訳(P.62~P.130)の英訳例を P.49~P.54 に掲載しますので、参考にしてください。
「組込みソフトウェア開発向けコーディング作法ガイド[C 言語版]
」
(ESCR)
英訳担当者が 1 名の場合:P2、P106(P107 1 行目を含む)
英訳担当者が複数の場合:P2、P27、P56、P106(P107 1 行目を含む)、P118、P135(全6P)
の中からそれぞれ1P 担当し、誰がどのページを担当したかがわかるよう
に明記してください。(訳ページは P2、P106(P107 1 行目を含む)を最
初に選んでいただき、それ以降はどのページを選んでもかまいません)6
人以上が担当する場合、訳すページが重複してもかまいません。
※文章がページをまたがっているものがあります。きりのよいところまで抜き出してあるので、下記
のテキストを使って訳してください。レイアウトは掲載ページに沿って作成してください。
<ESPR>
* 本文テキストは下記にあります
* 仕上がりはテキスト形式ではなく、PDF(ダウンロード可能な URL は、本入札説明書の「Ⅲ.仕様書」
に記載)と同じようなレイアウトでお願いします。
37
【別紙】トライアル翻訳原稿
<本文テキスト>
<P5>
1.3 想定する利用者・利用方法と得られる効果
想定する利用者・利用方法
本ガイドが想定する利用者、利用方法は下記のとおりです。
想定する利用者
本ガイドは、組込みソフトウェアの開発における下記の利用者を想定しています。
① 開発プロジェクトや開発組織などをマネジメントし、個々の開発案件において実際の開発プロセス
や工程を検討・決定するマネージャやリーダ
② 組込みソフトウェアを開発する組織において、組織や部門の開発プロセスの標準や基本的な考え方
を整備し、その運用を支援するメンバ
③ 組込みソフトウェアを開発する組織において、品質保証など、ソフトウェア開発を間接的に支える
支援グループのメンバ
想定する利用方法
本ガイドは、組込みソフトウェア開発に必要な作業を中心に網羅的に整理したものです。
本ガイドは個々の組織や部門、あるいは個々のプロジェクトに適した開発プロセスを整備する際に利
用することを想定しています。
開発プロセスの整備に関しては、下記のような利用シーンが考えられます。
① ソフトウェアの開発プロセスなどが未整備で、新規に組織や部門の開発プロセス標準を決める場合
② 既に組織や部門の標準的な開発プロセスがあるが、実際の作業などとのずれが生じていて見直しが
必要な場合
③従来の開発プロセスでは対応できないため、新たな開発プロセス標準が必要な場合
<P13(P14 図 1.3 を含む)>
用語ならびに概念の整理に関する注意点
本ガイドは、「現場の技術者に受け入れられやすい用語ならびに概念の整理」を編集方針としていま
す。この方針をできる限り守るために、プロセス定義などで用いている用語や各プロセス、アクティ
ビティなどの概念整理が既存の国際規格などとは若干異なっている部分があります。
しかしながら、これらに関しては、本ガイドの巻末の付録に対応表を掲載することで、既存の国際規
格などとの対応を明示する形としてあります。
用語に関する注意点
既存の ISO/IEC12207 などは、それぞれ日本工業規格(JIS)の JIS X0160 などとして翻訳発行されて
います。
本ガイドの策定の過程では、これらの国際規格やこれらをベースにした JIS 規格を参考にしています
が、一部の用語については、実際の開発現場の意見をもとに、より身近な言葉に置き換えて表現して
あります。
プロセスの概念整理に関する注意事項
本ガイドでは、組込みソフトウェア開発に関わる作業を、
・システム・エンジニアリング・プロセス
・ソフトウェア・エンジニアリング・プロセス
・セーフティ・エンジニアリング・プロセス
・サポート・プロセス
の 4 つの枠に入れる形で整理してあります。
本ガイドでは、こうした国際規格のプロセスカテゴリを参照しつつも、組込みシステム構築に関する
直接作業(=システム・エンジニアリング・プロセス)、組込みソフトウェア開発に関する直接作業
(=ソフトウェア・エンジニアリング・プロセス)、システムの安心・安全を担保するための作業(=
セーフティ・エンジニアリグ・プロセス)、これらの開発作業を支える支援作業(=サポート・プロ
セス)、という考え方で整理してあります(図 1.3)。特に、支援作業に関しては、開発マネジメン
トから受発注管理にいたるまで多様な作業がありますが、ESPR Ver.2.0 では、下図に示したアクティ
ビティについて整理してあります。
38
【別紙】トライアル翻訳原稿
システム・エンジニアリング・プロセス
システム要求定義
システム・アーキテクチャ設計
システム結合テスト
システムテスト
ソフトウェア・エンジニアリング・プロセス
ソフトウェア要求定義
ソフトウェア・アーキテクチャ設計
ソフトウェア詳細設計
実装および単体テスト
ソフトウェア結合
ソフトウェア総合テスト
セーフティ・エンジニアリング・プロセス
安全性要求定義
安全性テスト
サポート・プロセス
プロジェクトマネジメント
品質保証
リスクマネジメント
文書化と文書管理
構成管理
問題解決管理
変更管理
共同レビュー
開発委託管理
開発環境整備
図 1.3 本ガイドが規定しているプロセスと作業
<P24>
SYP1.1 システム要求仕様書の作成
製品企画書および製品仕様書をもとにシステムとして実現が求められる機能項目を明確にし、システ
ム要求仕様書としてまとめる。
1.1.1 製品企画書と製品仕様書の確認
入力
製品企画書
製品仕様書
概要
製品企画部門などで作成した製品企画書と製
品仕様書に記載された内容を把握し確認する。
出力
(製品企画書・仕様書確認メモ)
■ 実施内容
①製品企画書に記載されている以下の項目について確認する。
 製品の概要や特徴、既存製品からの機能面での差分など
 製品の市場や市場投入の時期(発売時期)
 中長期をみた製品戦略上の当該製品の位置づけ、重要度
 製品が関係する規格、規約、法律、法規
39
【別紙】トライアル翻訳原稿
②製品仕様書に記載されている以下の項目について確認する。
 製品のビジョンやコンセプト
 対象ユーザとシステム要求
 製品の利用シーンと利用コンテキスト*
 製品実現における制約事項
■ 注意すべき事項
● 製品企画書の確認で注意すべき事項としては以下のようなものがある。
 製品企画書は製品企画部門や営業部門などによって作成される製品に関する概要情報を整理し
たドキュメントであり、上記の記載事項がすべて盛り込まれているとは限らないことに注意す
る。
 製品企画書に記載された事項は、対象ユーザや市場動向などさまざまな要因によって変更され
る場合もあるため、その企画が作成された時期に注意する。
● 製品仕様書の確認で注意すべき事項としては以下のようなものがある。
 製品のビジョンやコンセプト
・ 製品の戦略的な位置づけ
・ 競合他社製品との優位性
・ 製品を開発するサイドからみて、製品が提供する機能面やサービス面のコンセプトとともに、
開発面での QCD に関してのコンセプト
 対象ユーザとシステム要求
・ ユーザの年齢、性別、国籍、職業、居住地など
● 用語解説
* コンテキスト:コンテキストとは文脈や背景あるいは前後関係といった関連性のこと。ここでは、
開発する組込みシステムの目的、背景や戦略などが例として挙げられる。
<P26>
1.1.2 システム機能要求の分析と整理
入力
製品企画書
製品仕様書
概要
製品仕様書の記載事項をもとに、製品の機能を実現するシステムを開発する立場で、システムに求め
られる機能要求事項を分析し整理する。
出力
(SY101)システム機能リスト
(SY102)システム機能動作マトリクス
■ 実施内容
①製品仕様書の中に記載された要求事項を分析し、製品を実現するシステムに求められる機能面の要
求を洗い出す。
②機能要求の洗い出しについては、システムのユーザ、利用シーンを考慮したユースケース分析を行
い、その結果も考慮して検討していく。
③機能要求については
 機能間の関係(動作の順序関係、動作の並行性など)も分析し、機能動作のマトリクスに整理
しておく。
 既存システムの再利用や将来の再利用などを考慮し、個々の機能についての流用や変更の有無
なども整理する。
 データ処理的な機能などについては個々の機能が関係するデータなども明確にしておく。
④ネットワークやバスを介したシステム(サブシステム)間の連携や外部インタフェースなどについ
ても明確にしておく。
 通信プロトコルや形態、ネットワークを介してやり取りされるデータなども明確にしておく。
40
【別紙】トライアル翻訳原稿
⑤ユーザインタフェースなどをもつシステムの場合には、表示や操作項目の整理や、ユーザインタフ
ェースを司るデバイス類についても整理しておく。
■ 注意すべき事項
 システムの機能要求については製品仕様書や製品企画書に記載された要求事項との対応関係が
分かるように工夫しておく。
 ユースケース分析ではユースケース・シナリオ、ユースケース図、アクティビティ図などを作
成する。
 製品仕様書として整理されたときの要求は、システムとして全体を見た場合には必ずしも十分
とは限らない。このため、
①サービスの視点から必要な機能を整理分析する
②個々の機能の粒度を考え、機能を階層的に分割し整理する
③機能項目間の連携や関係を整理するといった分析を加え、システムとしての実現を見据えた
機能要求を体系的に整理する。
 機能の分析や整理では個別の機能で用いられるデータや製品と外部との関係に着目し、それら
を介した機能間の関連や、時系列を意識したシステムや機能の状態遷移なども検討する。
 1 つのシステム内に複数の CPU が配置され機能実現するマルチ CPU タイプのシステムの場合に
は、内部の連係動作についての仕様も検討しておく。
<P36>
2.1.3 システム全体の振舞いの設計
入力
製品企画書
製品仕様書
(SY106)システム要求仕様書
(SA104)安全要求仕様書
概要
システムを構成する機能ブロックを念頭にシステム全体としての振舞いを検討し整理する。
出力
(SY203)システム動作設計書
■ 実施内容
①個々の機能ブロックがどのように連携してシステムの機能サービスを実現していくかを整理する。
②機能ブロックの並行動作の可能性も考慮して機能ブロックの動作タイミングなどを検討し、動作シ
ナリオ(シーケンス)として整理する。また、割り込み動作などについても整理しておく。
③システムを構成する機能ブロックの動作コンテキストを明確にする。
④システム要求分析で検討したユースケースをもとにして、ユースケースと機能ブロックの対応付け
をする。
⑤システムの非機能要求を念頭に、システムの動作に関するレスポンスタイムなどの時間制約も検討
し、ソフトウェア動作、ハードウェア動作の時間的な側面に関する概算見積りを行う。
⑥システムのエラーハンドリングの考え方を整理しておく。
⑦システムが使われる条件を考慮し、システムに求められる安全性を実現する仕組みを検討する。 安
全
■ 注意すべき事項
 システムで期待される正常な振舞いだけでなく、異常処理などの非正常な振舞いについても検
討しておく。
 システムの内部状態などを考慮し、システムの状態遷移を明確にしておく(ハードウェア/ソフ
トウェアを含めたシステム総体としての状態遷移を考える)。
安全:セーフティに関連する作業
<P160>
41
【別紙】トライアル翻訳原稿
SUP7 変更管理
開発着手後に発生する要求や設計の変更とそれらへの対応を管理する。
タスク
SUP7.1
変更要求情報の記録
SUP7.2
変更による影響の分析
SUP7.3
変更計画の立案と実行
SUP7.4
変更結果の確認
入力
(外部からの)変更要求
(SU701)変更要求管理票
(SU702)変更要求管理台帳
(SU701)変更要求管理票
(SU702)変更要求管理台帳
(SU701)変更要求管理票
(SU702)変更要求管理台帳
(SU703)変更済み成果物
主たる作業
開発着手後に、顧客やハードウェア部門など外部から仕様や設計などの変更が求められる場合には、
それらの変更要求をきちんと確認し、変更要求管理票(SU701)に記入する。
各変更要求は項番をつけて変更要求管理台帳(SU702)で管理する。
変更要求管理票(SU701)に記載された個々の変更要求項目について、それらを受け入れた場合に、
・仕様や設計上のどの部分に影響が加わるか
・関連ドキュメントのどの部分に影響が出るか
・他部門の作業などにどのような影響が及ぶか
などを詳細に分析評価する。
変更要求管理票(SU701)に基づき、変更範囲や変更時期を判断し関連部門などに変更の連絡をしたう
えで、変更を行う。
仕様に影響を及ぼす変更要求については、関係者間で確認・合意され、文書化しておくことに留意す
る。 安全
変更内容が変更要求に合致しているかどうかを確認する。
出力
(SU701)変更要求管理票
(SU702)変更要求管理台帳
(SU701)変更要求管理票
(SU702)変更要求管理台帳
42
【別紙】トライアル翻訳原稿
(SU701)変更要求管理票
(SU702)変更要求管理台帳
(SU703)変更済み成果物
(SU701)変更要求管理票
(SU702)変更要求管理台帳
安全:セーフティに関連する作業
■ 参考情報
組込みソフトウェアの開発では、開発着手後の仕様変更や設計変更などさまざまな変更が入ることが
少なくない。これらさまざまな変更要求は、実際に成果物などに手を加える前に、変更による他部分
への影響など事前評価しておく必要がある。特に、ソフトウェア内部で独立性が低い、あるいは、周
囲との強結合を有する部分などの変更は要注意である。
また、変更を繰り返していくと、ソフトウェアの内部構造が複雑になる場合なども発生するため、ソ
フトウェアを変更する際には常に、ソフトウェア・アーキテクチャを意識した変更が求められる。
■【参考】手法およびツール
Intersolv PVCS/VCS(Version Control System:バージョン管理システム)
43
【別紙】トライアル翻訳原稿
<ESCR>
* 本文テキストは下記にあります
* 仕上がりはテキスト形式ではなく、PDF(ダウンロード可能な URL は、本入札説明書の「Ⅲ.仕様書」
に記載)と同じようなレイアウトでお願いします。
<本文テキスト>
<P2>
1 概要
1.1 コーディング作法とは
組込みソフトウェアを作るうえでソースコードを作成する作業(コード実装)は避けて通ることがで
きません。この作業の出来不出来はその後のソフトウェアの品質を大きく左右します。一方で、組込
みソフトウェア開発で最も多く利用されている C 言語の場合、記述の自由度が高く、技術者の経験の
差が出やすい言語といわれています。技術者の技量や経験の差によって、作られるソースコードの出
来不出来に差が生じてしまうのは好ましくありません。先進的な企業の中にはこうした事態を防ぐた
めに、組織として、あるいはグループとして守るべきコーディング基準やコーディング規約を定め、
ソースコードの標準化を進めているケースもあります。
コーディング規約に関する課題点
通常、コーディング規約とは「品質を保つために守るべきコードの書き方(ルール)」を整理したも
のとなっていますが、現在利用されているコーディング規約に関しては、下記のような課題が存在し
ています。
1) ルールの必要性が理解されない。または、ルール違反に対する正しい対処方法が理解されていな
い。
2) ルールが多すぎて覚えきれない。あるいは、ルールが少なくてカバー範囲が不足している。
3) ルールの遵守状況を確認するための高精度のツールがなく、確認を技術者が目視で行うレビュー
に頼っており負担が大きい。
また、この結果として、すでにコーディング規約がある組織や部門においても、それらが形骸化して
守られていないといった状況も散見されます。
さらに、どのような形であれコーディング規約が用意されていればまだ良く、コーディング規約自体
が決められずに、依然として個々の担当者の判断に任せたコーディングが中心となっている組織も少
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なくありません。
<P27>
信頼性 1.1 領域は、初期化してから使用する。
R1.1.1 自動変数は宣言時に初期化する。または使用する直前に初期値を代入する。
選択指針 ●
規約化
適合例
void func() {
int var1 = 0; /* 宣言時に初期化する */
int i;
var1++;
/* 使用する直前に初期値を代入 */
for (i = 0; i < 10; i++) {
…
}
}
不適合例
void func() {
int var1;
var1++;
…
}
自動変数を初期化しないと、その値は不定となり、環境によって演算結果が異なる現象が発生する。
初期化のタイミングは宣言時、または使用する直前とする。
R1.1.2 const 型変数は、宣言時に初期化する。
選択指針 ●
規約化
適合例
const int N = 10;
不適合例
const int N;
const 型変数は後から代入ができないので、宣言時に初期化すべきである。初期化しないと外部変数
の場合は 0、自動変数の場合は不定となるので、意図しない動作となる可能性がある。宣言時に未初
期化でもコンパイルエラーにならないため、注意が必要である。
参 考 C++ では const の未初期化はエラーとなる。
[ 関連ルール ]
M1.11.1,M1.11.3
<P56>
保守性 1 他人が読むことを意識する。
ソースコードは、実際に作成した技術者以外の技術者が再利用したり、保守したりといった場合も十
分に考えられます。このため、ソースコードは、将来、第三者が読むことを考慮して、わかりやすい
表現にしておくことが必要になります。
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【別紙】トライアル翻訳原稿
保守性 1.1 使用しない記述を残さない。
保守性 1.2 紛らわしい書き方をしない。
保守性 1.3 特殊な書き方はしない。
保守性 1.4 演算の優先順位がわかりやすいように記述する。
保守性 1.5 関数のアドレス取得の演算や比較演算を省略しない。
保守性 1.6 領域は 1 つの利用目的に使用する。
保守性 1.7 名前を再使用しない。
保守性 1.8 勘違いしやすい言語仕様を使用しない。
保守性 1.9 特殊な書き方は意図を明示する。
保守性 1.10 マジックナンバーを埋め込まない。
保守性 1.11 領域の属性は明示する。
保守性 1.12 コンパイルされない文でも正しい記述を行う。
<P106(P107 1 行目を含む)>
保守性 5.1 問題発生時の原因を調査しやすい書き方にする。
M5.1.1 《デバッグオプション設定時のコーディング方法と、リリースモジュールにログを残すため
のコーディング方法を規定する。》
選択指針 ○
規約化 規
プログラムは、所定の機能を実装するだけではなく、デバッグや問題発生時の調査のしやすさを考慮
に入れて、コーディングする必要がある。問題を調査しやすくするための記述には、リリース用モジ
ュールには反映されないデバッグ用記述と、リリース用モジュールにも反映するリリース後のログ出
力の記述がある。以下、それぞれに関する規約の決め方について説明する。
●デバッグ用記述
プログラム開発中に利用する print 文など、デバッグ用の記述は、リリース用モジュールには反映し
ないように記述する。ここでは、デバッグ用記述の方法として、マクロ定義を利用した切り分けと
assert マクロの利用について説明する。
(a)デバッグ処理記述の切り分けに、マクロ定義を利用する方法
デバッグ用の記述を提供モジュールに反映しないようにするためには、コンパイル対象の有無を切り
分けるマクロ定義を利用する。マクロ名には、文字列"DEBUG" または、"MODULEA_DEBUG" など"DEBUG"
を含む名前がよく用いられる。
ルール定義の例:
デバッグ用のコードは、#ifdef DEBUG で切り分ける(DEBUG マクロは、コンパイル時に指定する)。
[コード例]
#ifdef DEBUG
fprintf(stderr, "var1 = %d¥n", var1);
#endif
さらに、次のようなマクロ定義を利用する方法もある。
ルール定義の例:
デバッグ用のコードは、#ifdef DEBUG で切り分ける(DEBUG マクロは、コンパイル時に指定する)。
さらにデバッグ情報出力では、次のマクロを利用する。
DEBUG_PRINT(str); /* str を標準出力に出力する */
このマクロは、プロジェクトの共通ヘッダ debug_macros.h に定義しているため、利用時には、その
ヘッダをインクルードする。
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<P118>
移植性 1.4 ソースファイル取り込みについて、処理系依存部分を確認し、依存しない書き方にする。
P1.4.1 #include 指令の後には、<filename>または"filename" が続かなければならない。
【MISRA 19.3】
選択指針
規約化
●
適合例
#include <stdio.h>
#include "myheader.h"
#if VERSION == 1
#defi ne INCFILE "vers1.h"
#elif VERSION == 2
#defi ne INCFILE "vers2.h"
#endif
#include INCFILE
不適合例
#include stdio.h
/* < > も、""もついていない */
#include "myheader.h" 1
/* 最後に 1 が指定されている */
C 言語規格では、#include 指令をマクロ展開した後の形がヘッダ名の 2 つの形式(<…>と"…")の
どちらとも一致しない場合の動作は定義されていない(未定義)。ほとんどのコンパイラが、どちらの
形式にも一致しない場合をエラーにするが、エラーにしない場合もあるので、いずれかの形式で記述
する。
P1.4.2 《#include のファイル指定で、<> 形式と"" 形式の使い分け方を規定する。》
選択指針
規約化 規
適合例
#include <stdio.h>
#include "myheader.h"
不適合例
#include "stdio.h"
#include <myheader.h>
#include の書き方には 2 種類ある。使い方を統一するために例えば以下のようなルールを規定する。
・ コンパイラの提供するヘッダは、<> で囲んで指定する
・ プロジェクトで作成したヘッダは、" " で囲んで指定する
・ 購入ソフトの提供するヘッダは、" " で囲んで指定する
<P135>
6 コンパイラによってはエラーにならないケースがある記述
利用するコンパイラには様々な癖があります。コンパイラによっては不適切な書き方であっても、コ
ンパイルの時点でコンパイルエラーとしないものもあり注意が必要です。
例 1 同名マクロの多重定義
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/* AAA を参照する箇所により、展開されるものが異なる */
#define AAA 100
a = AAA; /* 100 が代入される */
#define AAA 10
b = AAA; /* 10 が代入される */
#define で定義したマクロ名を、#undef せずに再定義してもコンパイルエラーにしないコンパイラが
あります。マクロ名が、使用されているところにより、展開されるものが異なるのは可読性を低下さ
せます。
例 2 const 領域に書き込む誤り
void func(const int *p) {
*p = 0; /* const 領域に書き込み(NG)*/
const 領域を書き換えてもコンパイルエラーにならないコンパイラもあります。const 領域を書き換
えないように、プログラマが注意しなければなりません。
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<英訳例>
<ESPR>
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