平成26年4月 岩手県警察本部 岩手県の治安情勢 【平成25年(1月~12月)】 1 刑法犯認知・検挙件数 【これまでの推移】 ○ 刑法犯認知件数は、過去10年間をみますと、平成16年の12,885件をピークに概ね減少傾向と なっています。 【平成25年の状況】 ○ 刑法犯認知件数は5,757件で、前年より723件(11.2%)減少しました。 検挙件数は2,415件で、前年より350件(12.7%)減少しました。 検挙率は41.9%で、前年より0.8ポイント低下しました。 認知件数 刑法犯認知・検挙状況の推移 (件) 15,000 12,885 12,500 10,000 検挙件数 検挙率 (%) 60 42.8 42.7 41.9 40 34.6 7,500 6,353 6,480 5,757 4,452 5,000 50 30 20 2,718 2,765 2,500 2,415 0 10 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 ○ 罪種別では、窃盗犯が4,105件で前年より734件(15.2%)減少し、風俗犯が98件で前年より39 件(66.1%)増加しました。 認知件数 凶 悪 犯 平 平 成 成 24 25 年 年 増 減 数 増減率(%) 6,480 5,757 ▲ 723 ▲ 11.2 40 48 8 20.0 粗 暴 犯 306 302 ▲ 4 ▲ 1.3 窃 盗 犯 4,839 4,105 ▲ 734 ▲ 15.2 知 能 犯 風 俗 犯 240 268 28 11.7 59 98 39 66.1 その他の 刑 法 犯 996 936 ▲ 60 ▲ 6.0 2 犯罪率 ○ 犯罪率は441.8件で前年より51.4ポイント低下し、前年に引き続き、秋田県に次いで全国第2位 の低さとなっています。 平成25年 平成24年 都 道 府 県 犯罪率(件) 順 位 都 道 府 県 373.7 1位 秋田 秋田 1位 2位 441.8 岩手 2位 岩手 3位 3位 山形 青森 482.6 6位 山形 536.3 青森 4位 743.9 18位 福島 14位 福島 24位 宮城 833.0 23位 宮城 43位 42位 東京 1228.7 東京 大阪 47位 大阪 1783.5 47位 全国平均 全国平均 1035.7 ※ 犯罪率 人口10万人当たりの刑法犯認知件数、人口は平成25年総務省推計 順 位 -1- 犯罪率(件) 391.8 493.2 516.1 544.7 734.5 840.7 1306.4 1658.6 1081.5 3 重要犯罪の認知・検挙状況 ○ 重要犯罪の認知件数は100件で、前年より17件(20.5%)増加しました。検挙率は67.0%で、前 年より6.5ポイント低下しました。 今後とも、事件発生の初動捜査や現場鑑識を徹底し、検挙率の向上に努めます。 認知件数 重要犯罪認知・検挙状況の推移 検挙件数 検挙率 (件) 150 (%) 100 120 73.6 71.4 73.5 80 67.0 63.3 100 90 91 83 79 77 60 60 67 55 40 67 61 50 30 20 0 0 H21 H22 H23 認 知 25 年 24 年 1-12 月 1-12 月 件 増 件 数 H24 数 減 % H25 検 挙 25 年 24 年 1-12 月 1-12 月 件 増 件 数 数 減 % 計 100 83 17 20.5 67 61 6 9.8 殺 人 10 5 5 100.0 12 3 9 300.0 強 盗 9 12 ▲ 3 ▲ 25.0 5 10 ▲ 5 ▲ 50.0 放 火 16 13 3 23.1 9 13 ▲ 4 ▲ 30.8 強 姦 13 10 3 30.0 12 7 5 71.4 略 取 誘 拐 人 身 売 買 5 0 5 - 3 0 3 - 47 43 4 9.3 26 28 ▲ 2 重 強 要 制 犯 わ 罪 い 合 せ つ ▲ 7.1 殺人 重要犯罪認知件数 罪種別構成比(平成25年) 強盗 殺人 10.0% 強盗 9.0% 強制わいせつ 47.0% 放火 強姦 放火 16.0% 略取誘拐 人身売買 5.0% -2- 強姦 13.0% 略取誘拐 人身売買 強制わいせつ 4 侵入窃盗被害の現状 ○ 岩手県内の刑法犯認知件数は、平成24年に若干増加しましたが、減少傾向であり、平成25年は 前年より減少しました。 ○ 侵入窃盗の認知件数は、平成24年に若干増加しましたが、減少傾向であり、平成25年も前年よ り減少しました。また、侵入窃盗のうち、住宅対象侵入窃盗(空き巣、忍込み、居空き)の認知 件数も同様に減少傾向であり、平成21年以降減少が続いています。 侵入窃盗 侵入窃盗被害の推移 (件) 10,000 8,240 7,400 8,000 住宅対象侵入窃盗 刑法犯認知件数 (件) 1,000 6,480 6,353 800 5,757 600 6,000 4,000 902 761 2,000 353 400 672 619 332 307 286 488 200 0 H21 H22 H23 H24 200 0 H25 【無施錠被害率の推移】 ※ 無施錠被害率:泥棒の被害に遭ったときに、鍵をかけていなかった割合のことをいいます。 ※ 侵入窃盗 :住宅又は住宅以外の建物に侵入し、金品を窃取することをいいます。 全国 侵入窃盗の無施錠被害率の推移 全国ワースト1 100% 80% 57.1% 56.6% 58.6% 62.8% 61.5% 32.8% 33.7% 36.1% 36.2% 36.4% H21 H22 H23 H24 H25 60% 40% 岩手 20% 0% 全国 住宅対象侵入窃盗(空き巣、忍込み、居空き)の無施錠被害率の推移 岩手 全国ワースト3 100% 74.7% 72.0% 74.1% 77.5% 41.6% 41.7% 45.7% 45.8% 45.1% H21 H22 H23 H24 H25 80% 66.0% 60% 40% 20% 0% ○ 侵入窃盗の無施錠被害率は、平成20年以降、毎年全 国平均を大きく上回り、平成24年には全国ワースト1 となりました。 ○ 住宅対象侵入窃盗の無施錠被害率は、平成22年以 降、毎年7割を超え、40%台の全国平均よりも高い割 合となっています。 ○ 無施錠による被害の割合が高くなっているのは、農 村部や一戸建住宅だけの問題ではなく、市街地や共同 住宅でも高くなっています。 ○ 鍵かけキャッチフレーズ「おにっこ」を合い言葉に、 鍵かけを励行して、犯罪の被害を防止しましょう。 -3- 鍵かけキャッチフレーズ「おにっこ」 5 万引きの被害状況 ○ 被害認知件数は837件で、前年より162件(16.2%)減少しました。 万引き認知・検挙状況の推移 H H24上半期 (件) 1,500 85.5 1,200 1,185 900 1,013 3 87.3 78.7 60 999 972 849 815 837 707 300 0 認知 検挙 検挙率 100 (%) 80 3 3 41,013 797 600 84.5 81.6 40 20 H21 1,185 1,013 85.5 H22 1,013 797 78.7 【年代別検挙人員】 ○ 検挙された人は、40歳代が増加し ました。 ○ 65歳以上が全体の4割以上を占め ています。 ○ 高齢者の割合が年々増加している ことから、万引き犯罪は、少年によ る初発型非行と並び高齢者の犯罪と もいうべき様相を呈しています。 超高齢化社会と相まって、社会全 体で考えるべき犯罪といえます。 H23 972 849 87.3 H24 999 815 81.6 H25 837 707 84.5 0 万引き犯年齢別構成比(平成25年) 20歳未満 17.4% 65歳以上 40.5% 60~64歳 6.4% 50歳代 11.0% 20歳代 7.1% 40歳代 10.1% 30歳代 7.5% 【対策の状況】 ○ 小売業界、福祉機関、青少年育成団体、行 政、警察等が一体となって万引きの被害・加 害対策を推進するため、「岩手県万引防止対 策協議会」を平成22年3月に設立しました。 同協議会では、小売店における従業員教育 等に活用することを目的とした「万引き防止 の手引き」を制作・発刊したほか、被害者で ある小売店側の視点で、少年院や教育現場で の講話を実施するなど、直接的な万引き防止 啓発活動を展開しています。 ○ 万引き被害が多発している店舗の協力を得 て、警察官や防犯ボランティアが、店舗内の 巡回パトロールを実施し、被害に遭いにくい 店舗づくりを指導しています。 -4- 6 少年非行等の現状 【非行少年の検挙・補導状況】 ○ 刑法犯少年は321人で、前年より117人(26.7%)減少しました。刑法犯少年のうち、犯罪少年 が238人で、前年より116人(32.8%)減少しました。 ○ 刑法犯少年に占める初発型非行の割合は70.1%で、万引きの割合(51.4%)が最も高くなって います。 ○ 再犯者率は28.2%で、前年より2.2ポイント上昇しました。 ○ 不良行為少年は3,048人で、前年より341人(10.1%)減少しました。態様別では深夜はいかい (49.4%)と喫煙(31.4%)が全体の約8割を占めています。 ○ 平成22年と比較すると、刑法犯少年が-202人(再犯者率+3.8ポイント)、特別法犯少年が-3 人、ぐ犯少年が-9人、不良行為少年が-1,488人、非行少年等全体で-1,702人となり、東日本大震 災津波発生以前の水準を下回りました。 触法少年 犯罪少年 再犯者率 28.2 (%) 30 刑法犯少年検挙・補導状況の推移 (人) 26.1 900 600 24.4 26.0 95 84 20 139 122 300 25.3 518 401 332 354 83 238 H21 H22 H23 H24 H25 10 0 0 H25 総 刑 法 犯 少 犯 罪 少 触 法 少 特 別 法 犯 少 犯 罪 少 触 法 少 ぐ 犯 少 不 良 行 為 少 (人) 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 0 刑法犯少年に占める初発型非行の 割合(平成25年) 万引き 51.4% 初発型非行 以外 29.9% 非行少年等の検挙・補導状況 5,258 粗暴行為 2.6% 占有離脱物 横領 10.9% 自転車盗 7.8% 飲酒 5.3% 数 3,403 3,855 438 年 321 年 238 354 年 83 84 年 25 16 13 年 21 3 年 4 12 年 9 年 3,048 3,389 H25-H24 比 較 増 減 増減率 -452 -117 -116 -1 9 8 1 -3 -341 H22 H25-H22 比 較 増 減 増減率 -11.7 5,105 -1,702 -33.3 -26.7 523 -202 -38.6 -32.8 401 -163 -40.6 -1.2 122 -39 -32.0 56.3 28 -3 -10.7 27 61.5 -6 -22.2 3 300.0 1 33.3 -9 -50.0 -25.0 18 -10.1 4,536 -1,488 -32.8 不良行為少年の推移 H21 初発型非行 70.1% H24 4,536 H22 その他 11.2% 2,656 3,389 3,048 H23 H24 H25 不良行為少年態様別(平成25年) 喫煙 31.4% 深夜徘徊 49.4% 【福祉犯の状況】 ○ 平成25年の福祉犯被害者数は、45人で前年より3人増加し、そのうちコミュニティサイト等に アクセスし被害に遭う者が20人で福祉犯被害者の約半数を占めています。 検挙人員 被害者数 被害者のうちサイト利用者数 福祉犯検挙・被害状況の推移 (人) 70 58 60 51 50 40 30 22 20 10 0 48 H21 福 祉 犯 被 害 者 合 計 53 50 43 40 50 42 24 15 H21 法令・年次別 被害者数(人) H22 H23 15 H24 児童買春・児童ポルノ 45 20 児 童 買 春 児 童 ポ ル ノ 青 少 年 環 境 浄 化 条 例 み だ ら な 行 為 等 深 夜 連 れ だ し そ の 他 そ の 他 の 法 令 H25 58 12 7 5 29 14 15 0 17 H22 53 9 2 7 31 19 12 0 13 H23 40 7 1 6 25 13 12 0 8 H24 42 6 3 3 20 10 10 0 16 <用語の説明> 非 犯 触 刑 特 ぐ 不 初 行 少 罪 少 法 少 法 犯 少 別法犯少 犯 少 良行為少 発 型 非 年 年 年 年 年 年 年 行 犯罪少年、触法少年及びぐ犯少年 刑罰法令に違反する行為をした14歳以上20歳未満の者 刑罰法令に触れる行為をした14歳未満の者 刑法に違反する行為をした犯罪少年及び触法少年 刑法以外の法律に違反する行為をした犯罪少年及び触法少年 将来、罪を犯し又は刑罰法令に触れる行為をするおそれのある少年 非行少年には該当しないが、飲酒、喫煙、家出等を行い警察に補導された20歳未満の者 万引き、オートバイ盗、自転車盗及び占有離脱物横領の総称。他の非行の入り口となりやすい。 -5- H25 45 7 2 5 23 12 11 0 15 7 子ども・女性に対する声かけ事案等の状況 ○ 声かけ事案等の認知件数は431件で、前年より88件(25.7%)増加しました。 ○ 行為者特定件数は134件で、前年より45件(50.6%)増加しました。行為者特定率は31.1%で、 前年より5.2ポイント上昇しました。 声かけ事案等認知・行為者特定状況の推移 (件) 400 300 200 431 20 検挙 39 件 10 134 89 0 解決 9件 30 343 100 40(%) 31.1 25.9 特定した行為者の措置状況 (平成25年) 指導・警 告 86 件 0 H24 H25 声かけ事案等認知件数 行為者特定件数 行為者特定率 ※ 声かけ事案等: 子ども・女性に対する性犯罪等の前兆とみられる声かけ、つきまとい事案、迷惑 防止条例違反(痴漢、盗撮)及び軽犯罪法違反(のぞき等)等をいう。 ※ 指 導・警 告: 法令違反に該当する事実の立証が困難な場合に、同種行為を繰り返さないよう指 導するとともに、法令に違反すれば検挙する旨警告すること。 ※ 解 決: 善意の声かけ等であって、性犯罪等の前兆ではないと判明した事案をいう。 声かけ事案等の認知・指導警告等の推移 指導 検挙 解決件数 (件) 20 60 15 45 認知 件数 30 (件) 10 5 0 指導・警告 検挙 解決 認知件数 15 1月 3 4 0 22 2月 6 2 0 25 3月 7 1 0 38 4月 5 7 3 30 5月 8 2 0 45 6月 14 4 0 56 7月 8 3 1 47 8月 2 4 0 31 9月 10 1 0 43 10月 11月 12月 8 11 4 4 2 5 0 3 2 39 30 25 0 性犯罪等の被害を防止するためのキーワードは「痴漢退治!」 ち か ん 近道より、明るく人の通る道! 暗い道、人通りの少ない道での被害が後を絶ちません。 明るい道、人通りが多い道を通ることで被害のリスクを下げられます。 間一髪! 防犯ブザーが身を守る 防犯ブザーは、もしものときに周囲に異常を知らせてくれます。 た 確かめよう!後ろを歩く人と距離 後ろから突然抱きつかれるといった被害が後を絶ちません。 後ろを振り返り、確認することで被害に遭うリスクを下げられます。 い いい曲も、携帯メールも帰宅後に! ヘッドホンステレオや携帯メール利用中の被害が後を絶ちません。 周りの音を聞いて、不審者の存在に気づくことができます。 じ 事件かも? 不安なときは110番! 不安を感じたら、最寄りのコンビニ、民家等にかけ込んで110番! 携帯電話からの110番は、不審者にも聞こえるように大きな声で! -6- 8 特殊詐欺被害の状況 【特殊詐欺】 特殊詐欺とは、面識のない不特定の者に対し、電話などの通信手段を用いて、対面することなく被 害者をだまし、不正に調達した架空・他人名義の預貯金口座への振込みや手渡しなどによって、お金 やキャッシュカードなどを交付させる詐欺の総称です。 特殊詐欺は「振り込め詐欺」と「振り込め詐欺以外の特殊詐欺」の二つに大別されます。 特殊詐欺 振り込め詐欺 振り込め詐欺以外の特殊詐欺 オレオレ詐欺 架空請求詐欺 金融商品等取引名目 異性との交際あっせん名目 融資保証金等詐欺 還付金等詐欺 ギャンブル必勝情報提供名目 その他の特殊詐欺 【被害の状況】 特殊詐欺の認知件数は53件で、前年より14件(35.9%)増加し、被害額は約4億2,267万円で、前 年より約2億6,651万円(38.7%)減少しました。 ○ 振り込め詐欺 ・ 被害認知件数は27件で、前年より8件(42.1%)増加し、被害金額は約9,631万円で、前年よ り約5,400万円(127.6%)増加しました。 ・ 手口別では架空請求詐欺が20件で、前年より2件(11.1%)増加し、オレオレ詐欺が6件で、 前年より6件増加し、融資保証金等詐欺が1件、還付金等詐欺が0件で、前年と変わりませんで した。 ○ 振り込め詐欺以外の特殊詐欺 ・ 被害認知件数は26件で、前年より6件(30.0%)増加し、被害金額は約3億2,636万円で、前 年より約3億2,051万円(49.5%)減少しましたが、前年と同様に、振り込め詐欺と比較して被 害額が高額(1件当たり約1,255万円)であるという特徴がみられます。 手口別認知件数割合(平成25年) ギャンブル 必勝情報提 供名目 9.4% その他の特 殊詐欺 3.8% 手口別被害金額割合(平成25年) 融資保証金 等詐欺 1.9% オレオレ詐 欺 11.3% 金融商品等 取引名目 35.8% ギャンブル 必勝情報提 供名目 3.2% 金融商品等 取引名目 73.8% 架空請求詐 欺 37.7% 認 H25 特 殊 詐 欺 合 計 振 り 込 め 詐 欺 オ レ オ レ 詐 欺 融 資 保 証 金 等 詐 欺 架 空 請 求 詐 欺 還 付 金 等 詐 欺 振り込め詐欺以外の特殊詐欺 金 融 商 品 等 取 引 名 目 異性との交際あっせん名目 ギャンブル必勝情報提供名目 そ の 他 の 特 殊 詐 欺 その他の特 殊詐欺 0.2% 知 H24 53 27 6 1 20 0 26 19 0 5 2 39 19 0 1 18 0 20 12 1 6 1 件 数 増減数 増減率 14 35.9 8 42.1 6 0 0.0 2 11.1 0 6 30.0 7 58.3 ▲ 1 ▲ 100.0 ▲ 1 ▲ 16.7 100.0 1 被 害 オレオレ詐 欺 7.0% 金 額 H25 H24 42,267 9,631 2,950 77 6,604 0 32,636 31,193 0 1,366 77 68,918 4,231 0 4 4,227 0 64,687 62,982 1 1,634 70 融資保証金 等詐欺 0.2% 架空請求詐 欺 15.6% ( 万 円 ) 増減数 増減率 ▲ 26,651 ▲ 38.7 5,400 127.6 2,950 73 1,825.0 2,377 56.2 0 ▲ 32,051 ▲ 49.5 ▲ 31,789 ▲ 50.5 ▲ 1 ▲ 100.0 ▲ 268 ▲ 16.4 7 10.0 【取り組んだ主な予防対策】 ○ 被害の認知時において、被害の更なる拡大を防止するため、報道・関係機関に対する広報及び 各種媒体を活用した情報発信を実施しました。 ○ 金融機関と警察が連携し、窓口職員からお客様に対しての声かけによる注意喚起と警察官によ る説得などを行い、多くの被害を防止しました。 ○ 防犯座談会などを通じた、高齢者に対する個別、直接的な注意喚起を実施しました。 -7- 9 交通事故の状況 ○ 過去10年間の交通死亡事故の推移(各年12月末) 件数 死者数 (件・人) 120 100 80 60 40 20 0 H16 111 115 件数 死者数 H17 106 114 H18 73 76 H19 95 98 H20 67 69 H21 73 81 H22 67 67 H23 64 66 H24 82 83 H25 70 72 平均 80.8 84.1 【死亡事故の特徴】 ① 昼夜別発生状況 昼間は1件(2.3%)、2人(4.5%)増加し、夜間は13件(33.3%)減少しました。 夜 間 昼 間 合 計 件 数 構成率 死者数 構成率 件 数 構成率 死者数 構成率 件 数 死者数 44 62.9 46 63.9 26 37.1 26 36.1 70 72 43 52.4 44 53.0 39 39 82 47.6 47.0 83 1 2 ▲ 12 ▲ 11 ▲ 13 ▲ 13 ▲ 33.3 ▲ 33.3 ▲ 14.6 ▲ 13.3 2.3 4.5 平 成 25 年 平 成 24 年 増 減 数 増減率(%) ② 時間帯別発生状況 4時から8時が10件(333.3%)増加し、薄暮時間帯は8件(29.6%)減少しました。 平成24年 平成25年 (件) 20 15 10 5 0 2-4 0-2 4-6 6-8 8-10 10-12 12-14 18-20 16-18 14-16 20-22 22-24 計 平 成 25 年 0 3 5 8 4 10 8 7 12 7 5 1 平 成 24 年 4 5 1 2 5 9 9 13 10 17 4 3 82 増 減 数 ▲ 4 ▲ 2 4 6 ▲ 1 1 ▲ 1 ▲ 6 2 ▲ 10 1 ▲ 2 ▲ 12 増 減 率 ▲ 100.0 ▲ 40.0 400.0 300.0 ▲ 20.0 11.1 ▲ 11.1 ▲ 46.2 ③ 路線別発生件数 国道が31件で、全体の44.3%を占めていま す。 30 30 25 20 20 15 15 10 10 5 5 0 0 平 成 25 年 主 要 地 方 道 国 道 2 31 平 成 24 年 9 31 増 減 数 ▲ 7 0 増 減 率 ▲ 77.8 6 県 道 市町村道 そ の 他 計 人対車両 車両相互 70 平 成 25 年 1 82 平 成 24 年 2 ▲ 12 増 減 数 200.0 ▲ 14.6 増 減 率 5 23 3 12 11 18 ▲ 6 ▲ 6 5 0.0 ▲ 50.0 ▲ 54.5 27.8 平成24年 平成25年 (件) 35 25 高 速 道 25.0 ▲ 66.7 ▲ 14.6 ④ 事故類型別発生件数 車両単独が8件で、前年より10件(55.6%) 減少しました。 平成24年 平成25年 (件) 35 20.0 ▲ 58.8 薄暮時間帯 70 -8- 28 自 転 車 車両単独 対 車 両 23 8 32 26 ▲ 4 ▲ 3 ▲ 12.5 ▲ 11.5 列 車 計 8 3 6 18 0 82 2 ▲ 10 3 ▲ 12 33.3 ▲ 55.6 - 70 ▲ 14.6 ⑤ 第1当事者の年代別発生件数 30代から50代までは27人(56.3%)減少しましたが、60代以上が7人(28.0%)増加しました。 平成24年 平成25年 (件) 30 20 10 0 平 成 25 年 平 成 24 年 増 減 数 増 減 率 計 こ ど も 高 校 生 10 代 20 代 30 代 40 代 50 代 60-64 高 齢 者 不 明 70 11 12 6 9 23 1 1 1 3 3 21 0 0 0 0 9 15 21 12 4 82 1 1 3 2 ▲ 12 ▲ 9 ▲ 6 5 2 1 ▲ 12 9.5 22.2 ▲ 80.0 ▲ 42.9 ▲ 50.0 125.0 ▲ 14.6 ⑥ 年代別死者数 高齢者が41人で、前年より14人(25.5%)減少したものの、全体の56.9%を占めています。 平成24年 平成25年 (人) 60 50 40 30 20 10 0 こども 高校生 3 1 1 0 2 1 200.0 - 平 成 25 年 平 成 24 年 増 減 数 増 減 率 10 代 2 0 2 - 20 代 30 代 40 代 2 4 ▲ 2 ▲ 50.0 1 7 ▲ 6 ▲ 85.7 5 8 ▲ 3 ▲ 37.5 50 代 60-64 9 6 3 50.0 8 2 6 300.0 高齢者 41 55 ▲ 14 ▲ 25.5 計 72 83 ▲ 11 ▲ 13.3 ⑦ 状態別死者数 運転中(四輪車・二輪車)が27件で、前年より9件(25.0%)減少し、歩行中(横断中)が25件 で、前年より3件(10.7%)減少しました。 平成24年 平成25年 (人) 30 20 10 0 運 転 同 中 四輪車 二輪車 計 乗 中 四輪車 二輪車 自転車 計 歩 行 中 横断中 その他 計 計 平 成 25 年 22 5 27 7 0 7 8 25 5 30 平 成 24 年 28 8 36 7 0 7 7 28 5 33 83 ▲ 6 ▲ 3 0 0 1 ▲ 3 0 ▲ 3 ▲ 11 14.3 ▲ 10.7 0.0 ▲ 9.1 ▲ 13.3 増 減 数 ▲ 9 0 増 減 率 ▲ 21.4 ▲ 37.5 ▲ 25.0 0.0 0.0 - 72 ⑧ 状態別死者数(高齢者の死者) 歩行中(横断中)の事故が18件で、全体の43.9%を占めています。 平成24年 平成25年 (人) 30 20 10 0 運 転 中 四輪車 二輪車 同 乗 中 四輪車 二輪車 計 自転車 計 歩 行 中 横断中 その他 計 計 平 成 25 年 9 4 13 4 0 4 4 18 2 20 平 成 24 年 11 3 14 6 0 6 6 25 4 29 55 ▲ 1 ▲ 2 0 ▲ 2 ▲ 2 ▲ 7 ▲ 2 ▲ 9 ▲ 14 ▲ 33.3 ▲ 33.3 ▲ 28.0 ▲ 50.0 ▲ 31.0 ▲ 25.5 増 減 数 ▲ 2 1 増 減 率 ▲ 18.2 33.3 ▲ 7.1 ▲ 33.3 - -9- 41 ⑨ 第1当事者の法令違反別 通行区分・追越し及び前方不注意(脇見)が26件で、全体の37.1%を占めています。 (件) 25 平成24年 平成25年 20 15 10 5 0 酒 酔 い 速度超過 通行区分 信号無視 追い越し (安 全速 度含 む) 一 時 不 停 止 歩 行 者 妨 害 交 差 点 前方不注意 前方不注意 動 静 安全進行 ( 漫 然 ) ( 脇 見 ) 不 注 視 安 全 不 確 認 ハンドル 操 作 等 そ の 他 平 成 25 年 0 3 13 1 3 6 6 2 13 2 7 6 平 成 24 年 0 6 11 1 2 3 5 12 21 4 1 7 9 増 減 数 0 ▲ 3 2 0 1 3 1 ▲ 10 ▲ 8 ▲ 2 6 ▲ 1 ▲ 1 ▲ 50.0 18.2 0.0 50.0 100.0 増 減 率 - 20.0 ▲ 83.3 ▲ 38.1 ▲ 50.0 8 600.0 ▲ 14.3 ▲ 11.1 ⑩ 飲酒が絡む死亡事故件数 5件(前年比+3件) ⑪ シートベルト着用状況 自動車乗車中の交通事故死者23人(装備なし5人、適用除外者1人を除く。)のうち、6人 (26.1%)がシートベルトを着用していませんでした。シートベルトを着用していなかった6人 のうち、2人(33.3%)がシートベルトを着用していれば生存していた可能性があります。 ※各数値は、捜査状況により変更する場合があります。 【平成26年における交通死亡事故抑止対策】 交通事故死者数を減少させるため、5項目の重点対策を柱とした「セーフティ・ファイブ作戦」 による総合的な交通死亡事故抑止対策を推進します。このうち、高齢歩行者の死亡事故を抑止する ため、参加・体験・実践型の交通安全教育、自宅を訪問しての個別指導、街頭での声かけ活動等を継 続します。 また、薄暮時・夜間の交通事故防止対策として 「3(サン)セット運動」①ライト(Light 前照灯)早め点灯、原則上向きライト(ハイビーム走行) ②ライト・アップ(Light-up目立つ)反射材、LEDライト等を身につける ③ライト(Right 右)車から見て右方からの横断者に注意 を推進するほか、高齢歩行者に対する保護意識の醸成が図られるよう指導を強化します。 交通死亡事故抑止重点対策「セーフティ・ファイブ作戦」 ○ 高齢者の交通事故防止対策 ○ 正面衝突等の事故防止対策 ○ 飲酒運転等悪質・危険性、迷惑性の高い違反取締り等の強化 ○ 自転車の安全利用対策 ○ 薄暮時・夜間の交通事故防止対策 - 10 -
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