第43期中間報告書 - 日信電子サービス株式会社

第43期 中間報告書
平成20年4月1日から平成20年9月30日まで
証券コード:4713
日信電子サービス株式会社 基本理念
企業ビジョン
高度の「技術力」と「組織力」により
顧客の満足する価値を提供し、業界のトップを目指す。
経営方針
CS
IS
Customer Satisfaction
Investor Satisfaction
顧客第一を目標として
株主価値を重視し、
質の良いサービスを
株主への利益還元に
提供する。
配慮する。
企業理念
より快適な
人間社会の実現を目指して
安全と信頼の
優れたテクノロジーを通じて
社会に貢献する。
ES
Employee Satisfaction
人材育成に注力すると共に、
業績の向上に努め、
従業員にとって
社会の発展に貢献する。
より働き甲斐のある
会社を目指す。
1
SS
Society Satisfaction
株主の皆様へ
Top Message
しかしながら、保守サービス料の低下傾向に改善
がみられず、当第2四半期連結累計期間の連結売上
高は6,933百万円と前年同期比99百万円(1.4%)の
減収、連結経常利益は406百万円と前年同期比135
百万円(25.1%)の減益、連結四半期純利益につきま
取締役社長 しても、209百万円と前年同期比71百万円(25.5%)
の減益となりました。
なお、当期の中間配当金は、前期同様1株につき
16円とさせていただきました。
株主の皆様には、ますますご清栄のこととお慶び
申し上げます。
さて、今後の見通しでございますが、景気の先行
きに不透明感が増す中で、当社グループを取り巻く
ここに当社第43期中間報告書(平成20年4月1日
事業環境は、OA機器関連では機器の低価格化と成熟
から平成20年9月30日まで)
をお届けするに当たり
化による価格競争の激化、情報設備関連では保守
まして一言ご挨拶申し上げます。
サービス料の低価格化等、依然厳しい状況が続いて
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済
おります。また、駐車場機器関連では、駐車場設備の
は、原油・原材料価格の高騰、サブプライムローン
稼働率等の状況を注視していく必要があると考えて
問題に端を発する世界的な金融市場の混乱などを背景
おります。
に、企業業績の先行きに陰りがみえるなど、景気の
減速傾向が強まりました。
このような中で、当社グループといたしましては、
引続き保守サービスを創出する駐車場機器の販売に
このような情勢のもとに、当社グループといたしま
注力しますとともに、さらなる成長が見込まれるネット
しては、営業体制の整備により販路拡大を図りま
ワークおよびセキュリティ関 連 事 業の拡 大により
すとともに、成長が見込まれるセキュリティ関連およ
業績の向上に鋭意努めてまいります。
びネットワーク関連市場に向けた営業活動を強化して
株主の皆様におかれましては、今後ともなお一層
まいりました。また、駐車場機器関連市場におきまし
のご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
ても、保守サービスに加え、保守サービス需要を創出
すべく駐車場機器の販売にも積極的に取り組んでま
平成20年12月
いりました。
2
分野別レビュー
Segment Review
OA機器分野
OA機器分野は、ネットワークインフラ機器、サーバー・パソコンおよび関連機器、データ通信関連機器、セキュリティ機器、医療機器など、いずれの
メーカー・販売会社の系列にも属さない第三者保守事業者として、ハードウェアおよびソフトウェア保守のトータルサービスを提供する事業分野です。
当第2四半期連結累計期間は、付加価値の高いネットワークおよびセキュリティ関連事業の営業体制の強化により、ネットワーク関連ビジネス
等が増加するとともに、医療機器の保守サービスも順調に推移いたしました。しかしながら、従来からのハードを中心としたOA機器関連の
保守サービスにおきまして、対象となる機器の低価格化の影響などを受け、保守サービス料の下落傾向が続いたため、OA機器部門全体の連結
売上高は3,279百万円と前年同期比55百万円(1.7%)の減収となりました。
AFC分野
AFC分野は、自動改札機をはじめとし、自動券売機・自動精算機等、鉄道・新交通システムなどの駅務の近代化に伴い設置された各種機
器に対する保守サービスを提供する事業分野です。
当第2四半期連結累計期間は、東京地下鉄副都心線の開通に伴う駅務機器の保守サービスの増加がありましたが、鉄道事業者におけ
る保守サービスエリアの見直し等により、連結売上高は1,622百万円と前年同期比28百万円(1.7%)の減収となりました。
駐車場機器分野
駐車場機器分野は、時間貸駐車場にみられるパークロック、駐車場出入口に設置される駐車料金精算装置などの駐車場機器の保守
サービスを提供する事業分野です。
当第2四半期連結累計期間は、駐車場機器および関連部材の販売が伸び悩む一方で、保守サービスが順調に推移したことにより、
連結売上高は1,031百万円と前年同期比72百万円(7.5%)の増収となりました。
交通システム分野
交通システム分野は、道路交通に不可欠な信号機と、それを一括管理し集中コントロールする交通管制システムの保守サービス、
ならびに交通システム関連のコンサルティング業務(調査・設計・提案)を提供し、社会に貢献している事業分野です。
当第2四半期連結累計期間は、管制システムおよびその関連機器ならびに一般信号機器の保守・設置・改造等に加え、交通システム
関連のコンサルティング業務等があり、連結売上高は449百万円と前年同期比9百万円(2.1%)の増収となりました。
その他の分野
その他の分野は、首都圏・関西圏における地下鉄や新交通システムなどの最新鉄道信号保安システム、駅の旅客案内表示装置などの
情報機器等の保守サービスを提供する事業分野です。
当第2四半期連結累計期間は、地下鉄および新交通システムを中心に保守サービス作業がありましたが、総じて低調に推移し、連結
売上高は549百万円と前年同期比96百万円(15.0%)の減収となりました。
(注)前年同期比につきましては、参考として記載しております。
ハイライト(連結)売上高(単位;百万円)
(注)平 成 2 1 年 3 月 期より
「四半期財務諸表に関
する会 計 基 準 」及 び
「四半期財務諸表に関
する会計基準の適用指
針」を適用しております。
H17/3
6,896
H18/3
6,930
H19/3
■ 中間 ■ 通期
■ 第2四半期累計
■ 中間 ■ 通期
四半期(当期)純利益(単位;百万円) ■ 第2四半期累計
H17/3
221
15,187
7,301
16,041
H20/3
7,032
H20/9
6,933
H18/3
221
884
駐車場機器分野 1,031(14.9%)
280
759
15,159
H20/9
AFC分野 1,622(23.4%)
748
356
H19/3
H20/3
OA機器分野 3,279(47.3%)
647
14,597
分野別売上高(単位;百万円)
交通システム分野 449 (6.5%)
209
その他の分野 549 (7.9%)
3
連結財務諸表
Financial Statement
連結貸借対照表
科目
(単位:千円)
第43期第2四半期
連結会計期間末
第42期
連結会計年度末
平成20年9月30日現在
平成20年3月31日現在
資産の部
流動資産
固定資産
8,592,268
9,155,635
2,483,602
2,443,984
有形固定資産
866,284
897,960
無形固定資産
289,632
305,357
1,327,686
1,240,665
11,075,871
11,599,619
投資その他の資産
資産合計
連結損益計算書
科目
(単位:千円)
第43期第2四半期
連結累計期間
(ご参考)
第42期中間期
平成20年4月 1日から
平成20年9月30日まで
平成19年4月 1 日から
平成19年9月30日まで
売上高
6,933,154
売上原価
6,054,916
6,028,343
878,238
1,004,650
511,288
502,212
売上総利益
販売費及び一般管理費
営業利益
366,949
502,437
営業外収益
40,840
43,657
営業外費用
1,757
4,142
406,032
541,952
ー
371
経常利益
負債の部
特別利益
特別損失
流動負債
2,024,106
2,594,093
固定負債
206,439
234,997
負債合計
2,230,545
2,829,090
8,822,397
8,745,800
資本金
833,200
833,200
資本剰余金
727,800
727,800
利益剰余金
7,268,495
7,191,123
自己株式
△7,097
△ 6,322
評価・換算差額等
22,928
24,727
22,928
24,727
8,845,326
8,770,528
11,075,871
11,599,619
7,032,993
5,139
983
税金等調整前四半期(中間)純利益
400,892
541,339
法人税、住民税及び事業税
191,644
164,605
法人税等調整額
四半期(中間)純利益
ー
95,880
209,248
280,853
純資産の部
株主資本
その他有価証券評価差額金
純資産合計
負債・純資産合計
連結キャッシュ・フロー計算書
科目
(単位:千円)
第43期第2四半期
連結累計期間
(ご参考)
第42期中間期
平成20年4月 1日から
平成20年9月30日まで
平成19年4月 1 日から
平成19年9月30日まで
営業活動によるキャッシュ・フロー
474,620
1,218,680
投資活動によるキャッシュ・フロー
△ 1,063,892
231,442
財務活動によるキャッシュ・フロー
△ 132,578
△ 144,281
現金及び現金同等物の増減額
△ 721,850
1,305,841
現金及び現金同等物の期首残高
1,927,425
1,228,137
現金及び現金同等物の四半期末(中間期末)残高
1,205,575
2,533,979
(注)平成21年3月期(第43期)
より「四半期財務諸表に関する会計基準」及び「四半期財務諸表に関する会計基準の適用指針」を適用しております。
4
会社の概要
会社概要
商
号
本社所在地
設
立
役員
日信電子サービス株式会社
〒111−0053
東京都台東区浅草橋5丁目20番8号 CSタワービル
電話 03(3864)3500
昭和42年5月
(昭和43年3月 日信電子サービス株式会社に商号変更)
資 本 金
決 算 期
社 員 数
主な事業内容
Corporate Data
(平成20年9月30日現在)
8億3,320万円
3月31日
962名
電気・電子機器の保守サービス
・OA機器
ネットワークインフラ機器、サーバー・パソコンおよび関連機器、
データ通信関連機器、セキュリティ機器、映像・プリンタ機器、
ストレージ機器、携帯端末機器、アミューズメント機器、医療機器
・AFC
駅制御装置、自動券売機、出札発行機、自動改札機、自動精算機
・駐車場機器
駐車料金精算装置、パーキングメータ、パーキングチケット、
パークロック、車路管制システム、駐車場誘導・案内システム、
駐輪場管理システム
取締役
執 行 役 員
代表取締役社長
取 締 役
取 締 役
取 締 役
山手 哲治
金子 正
迫 邦夫
西村 和義
最高執行役員社長
常務執行役員
常務執行役員
執 行 役 員
執 行 役 員
監査役
執 行 役 員
常勤監査役
監 査 役
監 査 役
監 査 役
津田 進世
河西 啓次
長澤 孝人
柏倉 光行
執 行 役 員
執 行 役 員
執 行 役 員
執 行 役 員
山手 哲治
金子 正
迫 邦夫
小森谷賢二
岩田 章孝
坂東 裕視
栗沢 朋正
地神 誠
上田 倫
清宮 泰弘
・交通システム 交通管制システム、自動感応系統システム、交通信号制御機、
交通信号灯器、可変標識
・その他
、
鉄道信号保安装置(CTC、ATS、電子連動装置、継電連動装置等)
表示装置、カード機器
会計監査人
あずさ監査法人
●営業所等
事業所
■本 社
■関西支社
●北海道東北支店
●北関東支店
●東 京 支 店
●東関東支店
●西関東支店
●中 部 支 店
●中四国支店
●九 州 支 店
5
●札幌・旭川・帯広・函館
〒111-0053 東京都台東区浅草橋5丁目20番8号 CSタワービル
電話 03(3864)3500
〒541-0048 大阪市中央区瓦町1丁目6番10号 JPビル
電話 06(4707)6511
〒980-0014 仙台市青葉区本町3丁目6番17号 勾当台さのやビル
電話 022(263)5275
〒338-0013 さいたま市中央区鈴谷4丁目8番1号 NES埼玉ビル
電話 048(840)3711
〒101-0047 東京都千代田区内神田1丁目18番14号 ヨシザワビル
電話 03(3219)6776
〒130-0026 東京都墨田区両国4丁目36番8号 相生ビル
電話 03(3846)5871
〒222-0033 横浜市港北区新横浜3丁目20番12号 新横浜望星ビル
電話 045(474)5960
〒451-0031 名古屋市西区城西2丁目5番7号
電話 052(521)5101
〒733-0034 広島市西区南観音町21番4号
電話 082(293)7701
〒819-0002 福岡市西区姪の浜4丁目22番27号 日信ビル
電話 092(881)4232
●新潟・長野・松本
山梨・三島・静岡
浜松・岐阜・三河
金沢・富山・福井
●青森・盛岡・秋田・山形
郡山・いわき・福島
●群馬・太田・栃木・水戸
土浦・取手・千葉・木更津
中野・五反田・多摩
大和・厚木・小田原
●岡山・米子
山口
●滋賀・京都・和歌山・神戸・姫路
●高松・松山・徳島・高知
●佐賀・北九州・大分・熊本
長崎・宮崎・鹿児島
●沖縄
株式の情報
Investor Information
(平成20年9月30日現在)
株式の状況
株式分布状況
発行可能株式総数
発行済株式の総数
株主数
24,000,000株
6,000,000株
1,948名
所有者別
外国法人等
5名(0.5%)
金融機関
8名(13.3%)
証券会社
8名(0.1%)
大株主
株 主 名
持株数(千株)
出資比率(%)
3,046
50.8
日信電子サービス社員持株会
524
8.7
富国生命保険相互会社
234
3.9
株式会社三菱東京UFJ銀行
228
3.8
株式会社みずほ銀行
120
2.0
あいおい損害保険株式会社
96
1.6
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
84
1.4
住友生命保険相互会社
60
1.0
日信特器株式会社
48
0.8
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 44
0.7
日本信号株式会社
個人・その他
1,910名(31.4%)
所有数別
その他の法人
17名(54.7%)
1単元未満
103名(0.1%)
100単元以上
16名(4.8%)
5単元以上
187名(1.9%)
50単元以上
50名(5.4%)
10単元以上
382名(11.2%)
1,000単元以上
5名(69.2%)
※ 出資比率は、自己株式(6,340株)を控除して計算しております。
1単元以上
1,202名(3.4%)
500単元以上
3名(4.0%)
( )内は所有株式数比率
1単元=100株
株主メモ
事 業 年 度
定時株主総会
基
準
日
配当金受領株主確定日
株主名簿管理人
同事務取扱場所
(お問い合せ先)
毎年4月1日から翌年3月31日まで
6月
3月31日
期末配当
3月31日
中間配当
9月30日
みずほ信託銀行株式会社
東京都中央区八重洲1丁目2番1号
みずほ信託銀行株式会社
本店証券代行部
〒135─8722
東京都江東区佐賀1丁目17番7号
みずほ信託銀行株式会社 証券代行部
0120─288─324
同
取
次
所
公告掲載方法
みずほ信託銀行株式会社
全国各支店
みずほインベスターズ証券株式会社
本店および全国各支店
電子公告
ただし、事故その他やむを得ない事由によって
電子公告による公告をすることができない場
合は、日本経済新聞に掲載して行います。
〈公告掲載の当社ホームページアドレス〉
http://www.open-nes.co.jp/ir/index.html
※平成21年1月5日より、当社株主名簿管理人であるみずほ信託銀行株式会社への郵送物送
付先が、移転のため以下の通り変更となります。
(電話お問い合せ先は変更ありません。)
〒168-8507 東京都杉並区和泉2丁目8番4号
6
お問い合せ先
Cert no. SA-COC-1442
〒111-0053
東京都台東区浅草橋5丁目20番8号 CSタワービル
TEL 03(3864)3500
http://www.open-nes.co.jp/
この報告書は、環境に優しい大豆油インキを使用して印刷しています。