6 戦略の 戦略の効果的推進 6.1 戦略の 戦略の推進 戦略を推進するためには、NPO等の民間活動団体、事業者、市民、研究機関などのさま ざまな主体と情報を共有し、参画と協働により連携して取り組む必要があります。 このため、次の取組を推進します。 6.1.1 庁内の 庁内の連携と 連携と窓口機能の 窓口機能の強化 戦略で定めた行動計画の着実な推進を図るため、関係部局で構成する推進組織を設置する とともに、庁内の関連部局との調整を進めていきます。 市民や関連団体からの生物多様性に関連した要望や質問に対応できる体制づくりを進め ます。また、生物多様性に関する相談役となる、生物多様性アドバイザー制度の導入につい て検討します。 6.1.2 近隣自治体との 近隣自治体との連携 との連携 近隣自治体による連絡会議を設置し、自治体間の事業等の連携を強化します。また、近隣 自治体における生物多様性地域戦略の策定が、生物多様性の保全に寄与することから、その 策定に協力します。 6.1.3 研究機関との 研究機関との連携 との連携 市内及び近隣自治体等の研究機関と連携し、自然環境データの収集や生態系の保全・再生 にかかる調査研究、情報の収集、環境教育などを進めます。 6.1.4 NPO等 NPO等の民間活動団体との 民間活動団体との連携 との連携 生物多様性支援拠点を中心とするNPO等のネットワークを構築することにより、情報の 共有・発信、相互の連携強化を進め、活動の一層の促進を図ります。 6.1.5 企業等の 企業等の事業者との 事業者との連携 との連携 企業のCSR活動等の情報を広く市民や他の事業者に発信することにより、多くの企業が 生物多様性に関心を持ち、活動に取り組むことを促すとともに、必要に応じて取組への助言 を行います。 6.1.6 活動拠点の 活動拠点の整備 生物多様性にかかる普及啓発、人材育成、情報集積の拠点となる拠点施設を設置します。 84 6.2 進行管理 6.2.1 多様な 多様な主体の 主体の協働による 協働による進行管理 による進行管理 多様な主体の協働により戦略の進行管理を行うため、学識経験者、市民、市民団体、事業 者、宝塚市などで構成する組織を設置します。当組織は、市民の意識や市民団体、事業者、 行政などの取組状況、数値指標などをもとに、戦略の進捗状況を総合的に評価し、取組の改 善・強化等に関する審議を行います。 6.2.2 進捗管理及び 進捗管理及び評価 戦略の進捗状況を客観的に把握・評価するため、行動計画の行程と数値目標を下記のとお り設定し、その達成状況を毎年度点検・評価します。 なお、本戦略の内容については、策定後5年をめどとして見直すこととします。 ■郷土の生物多様性を保全・再生する 項 目 宝塚市版ブラックリストの作成 宝塚市版レッドリストの作成 開発構想届による環境配慮検討 報告書の改定 天然記念物指定箇所数 地域緑化モデル団体数 市民、環境団体による里山管理 箇所数 温室効果ガス排出量の抑制 緑地(施設緑地、地域性緑地) の面積 都市公園の目標水準(市民一人 当たり面積) 生け垣助成利用件数 緑化に関連した地区計画数 外来生物の捕獲頭数 (アライグマ及びヌートリア) 数値目標 《目標値( )内は目標年次、記載がないものはH28年度》 (平成24年度) (平成24年度) (平成24年度) 新規指定 1件(平成25年度) 108団体(平成22年度)→ 110団体(平成27年度) 7箇所(平成22年度)→ 10箇所(平成27年度) 67.3万トン-CO2(平成22年度) → 52.3万トン-CO2(平成27年度) 5,863ha(平成22年度)→ 5,866ha(平成27年度) 3.9(㎡/人)(平成21年度)→ 6.8.(㎡/人)(平成37年) 4件(平成22年度)→ 維持 27件(平成23年度) → 現状を維持しつつ、今後策定されるものには緑化につ いて盛り込む。 アライグマ177頭、ヌートリア80頭(平成22年度) → 被害の低減及び生息頭数の減少(平成33年) 85 ■生物多様性の恩恵を持続的に利用する 市民農園貸付区画数 数値目標 《目標値( )内は目標年次、記載がないものはH28年度》 305区画/年(平成22年度)→ 340区画/年(平成27年度) 宝塚植木まつりの開催 2回/年 開催 → 維持 オープンガーデンフェスタ参加 庭主数 67件/年(平成22年度)→ 75件/年(平成27年度) 新規就農者数 2人/年(平成22年度)→ 維持 認定農業者数 延べ23人(平成22年度)→ 延べ25人(平成27年度) 項 目 ■生物多様性を学び・守り育てる社会づくり 項 目 市民講座への生物多様性講座の 導入 市内小学校における自然環境学 習の実施校数 環境リーダー入門講座の受講者 数 環境リーダー入門講座卒業生の 環境教育講師等への支援人数 環境展など啓発事業への参加者 数 環境共生施設の利用者数 市立宝塚自然の家、 県立宝塚西谷の森公園 数値目標 《目標値( )内は目標年次、記載がないものはH28年度》 延べ7回(平成23年度) → 延べ9回(平成24年度) 24小学校 → 維持 延べ259人(平成22年度)→ 延べ400人(平成27年度) 延べ63人(平成22年度)→ 延べ90人(平成27年度) 200人/年(平成22年度)→ 300人/年(平成27年度) 68,092人/年(平成22年度) → 80,000人/年(平成27年度) 86
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