国土交通省報道発表資料 - 佐賀県

平成25年2月15日
水管理・国土保全局砂防部
平成24年度「土砂災害防止に関する絵画・作文」
入賞作品の決定について
~応募作品4,709点の中から最優秀賞等を決定~
平成24年度土砂災害防止月間(6月1日~6月30日) の行事の一環とし
て、明日の日本を担う小・中学生の皆さんに、土砂災害及びその防止についての
理解と関心を深めていただくため、「土砂災害防止に関する絵画・作文」を募集
したところ、全国各地から合計4,709点の作品が寄せられました。
有識者等で構成する中央審査委員会において審査を行なった結果、最優秀賞
(国土交通大臣賞)、優秀賞(事務次官賞)計66点の入賞作品が決定しましたので
お知らせします。
なお、表彰式については、各都道府県において実施されます。
■最優秀賞 4点
かとう
・絵画(小学生)の部
加藤 みすず 神奈川県海老名市立上星小学校6年
やまもと
・絵画(中学生)の部
山本 日向
はぎわら
・作文(小学生)の部
鹿児島県鹿児島市立星峯中学校2年
たくと
萩原 琢斗
みわ
・作文(中学生)の部
ひなた
群馬県高崎市立中室田小学校4年
いくみ
三輪 育弓
愛知県犬山市立犬山中学校3年
■優秀賞 62点
※別添「受賞者一覧」参照。
【問い合わせ先】
国土交通省水管理・国土保全局 砂防部砂防計画課
地震・火山砂防室長 山口 真司 (内線36151)
企画専門官
椿本 和幸 (内線36122)
電 話 03-5253-8111(代表)
03-5253-8466(直通)
FAX
03-5253-1610
「土砂災害防止に関する絵画・作文」の入賞作品の選定結果について
1.募集内容
①
②
③
④
募集期間
テ ー マ
対
象
部
門
平成24年6月1日~平成24年9月15日
土砂災害及びその防止対策に関係するもの
全国の小学生・中学生
絵画の部、作文の部
2.審 査
① 地方審査
各都道府県において中央審査の対象となる優秀作品を選定。
② 中央審査
各都道府県から推薦のあった優秀作品の中から審査委員会によって入賞作品66点の
入賞作品を選定。
<中央審査委員会委員(敬称略・順不同)>
有識者
文部科学省国立教育政策研究所 教育課程調査官
元 東京造形大学教授 安斎千鶴子
作家 青木奈緒
大臣官房
広報課長
水管理・国土保全局
砂防部長(委員長)
総務課長
砂防計画課長
保全課長
地震・火山砂防室長
土砂災害防止
(社)全国治水砂防協会
月間推進協議会
一般財団法人砂防・地すべり技術センター
一般財団法人砂防フロンティア整備推進機構
(NPO) 砂防広報センター
全国地すべり・がけ崩れ対策協議会
(社)斜面防災対策技術協会
(財)建設技術研究所
(社)建設広報協議会
3.応募状況
部
門
応募作品数
入賞作品数
最優秀賞
優秀賞
絵画(小学生)の部
1,801
1
16
絵画(中学生)の部
1,609
1
15
作文(小学生)の部
352
1
15
作文(中学生)の部
947
1
16
4,709
4
62
合
計
なお、受賞者(最優秀賞、優秀賞)、入賞作品(最優秀賞)は、別添参照。
平成24年度表彰「土砂災害防止に関する絵画・作文」受賞者一覧
【 絵 画 ( 小 学 生 ) の 部 】
(
最
国 土
優
交
通
秀
大
賞
臣 賞
)
(
かとう みすず
神奈川県 海老名市立上星小学校
務
秀
次
官
賞
賞
【 絵 画 ( 中 学 生 ) の 部 】
)
(
こばやし しゅうと
加藤 みすず
(
優
事
(
滋賀県 大津市立仰木の里東小学校
優
交
通
秀
大
賞
臣 賞
)
(
やまもと ひなた
小林 柊斗
6年 )
最
国 土
(
鹿児島県 鹿児島市立星峯中学校
(
(
(
(
(
(
(
(
(
(
(
(
(
(
平井 創貴
滋賀県 野洲市立中主小学校
兵庫県 加古川市立中部中学校
3年 )
香川県 宇多津町立宇多津中学校
3年 )
木須 菜々美
6年 )
ひらい そうき
(
3年 )
きす ななみ
河野 萌音
滋賀県 長浜市立長浜北小学校
山梨県 甲州市立勝沼中学校
盛田 知佳子
6年 )
かわの もね
(
3年 )
もりた ちかこ
齊藤 慎大
宮城県 美里町立不動堂小学校
群馬県 太田市立宝泉中学校
松林 祐希
6年 )
さいとう まお
(
3年 )
まつばやし ゆき
工藤 沙耶
青森県 平川市立平賀東小学校
栃木県 栃木市立栃木南中学校
内田 春香
5年 )
くどう さや
(
3年 )
うちだ はるか
河合 由貴
岡山県 岡山市立江西小学校
山形県 山形市立第四中学校
荒木 涼花
5年 )
かわい ゆき
(
3年 )
あらき すずか
西村 薫
愛知県 名古屋市立吉根小学校
秋田県 能代市立能代第一中学校
荒井 沙音美
5年 )
にしむら かおる
(
3年 )
あらい さとみ
中村 勇太
長野県 伊那市立伊那東小学校
宮城県 美里町立不動堂中学校
吉田 匠
5年 )
なかむら ゆうた
(
3年 )
よしだ たくみ
岩淵 晶子
福島県 会津坂下町立坂下小学校
岩手県 八幡平市立西根中学校
佐々木 愛莉
5年 )
いわぶち しょうこ
(
2年 )
ささき あいり
小山田 航佑
山形県 河北町立溝延小学校
鹿児島県 枕崎市立枕崎中学校
中村 真
5年 )
おやまだ こうすけ
(
2年 )
なかむら まこと
熊谷 希望
岩手県 一関市立室根西小学校
和歌山県 和歌山市立明和中学校
工藤 千穂
4年 )
くまがい のぞむ
(
2年 )
くどう ちほ
大野本 美天
愛媛県 西予市立渓筋小学校
新潟県 長岡市立東中学校
藤元 樹里
4年 )
おおのもと みそら
(
2年 )
ふじもと じゅり
栗城 幸士郎
福島県 会津坂下町立坂下小学校
茨城県 結城市立結城中学校
嶋田 健太
3年 )
くりき こうしろう
(
1年 )
しまだ けんた
永井 香音
愛媛県 大洲市立平小学校
愛知県 名古屋市立振甫中学校
大保 菜南子
3年 )
ながい かのん
(
)
だいぼ ななこ
萩原 成美
群馬県 利根郡片品村立片品北小学校
賞
賞
中山 しずく
2年 )
はぎわら なるみ
(
官
なかやま しずく
恵中 春斗
和歌山県 田辺市立芳養小学校
秀
次
田邊 慈紀
2年 )
えなか はると
(
務
たなべ いつき
山本 日向
1年 )
優
事
6年 )
(
佐賀県 佐賀県立武雄青陵中学校
3年 )
平成24年度表彰「土砂災害防止に関する絵画・作文」受賞者一覧
【 作 文 ( 小 学 生 ) の 部 】
(
(
最
国 土
優
交
通
秀
大
賞
臣 賞
)
(
優
事
務
秀
次
官
賞
賞
【 作 文 ( 中 学 生 ) の 部 】
)
(
最
国 土
はぎわら たくと
もり はるおみ
みわ いくみ
萩原 琢斗
森 遥臣
三輪 育弓
群馬県 高崎市立中室田小学校
4年 )
(
鹿児島県 薩摩川内市立長浜小学校
1年 )
(
優
交
通
愛知県 犬山市立犬山中学校
秀
大
賞
臣 賞
)
(
(
(
(
(
(
(
(
(
(
(
(
(
(
埼玉県 杉戸町立杉戸中学校
3年 )
神奈川県 小田原市立城北中学校
3年 )
深尾 理史
6年 )
(
滋賀県 多賀町立多賀中学校
3年 )
おざき しんたろう
吉住 美玲
宮崎県 宮崎市立大淀小学校
3年 )
ふかお さとし
よしずみ みれい
(
栃木県 矢板市立片岡中学校
冨田 滉一
6年 )
小松 彩菜
宮崎県 小林市立小林小学校
2年 )
とみた こういち
こまつ あやな
(
徳島県 上勝町立上勝中学校
野口 瞳
6年 )
飯田 優斗
島根県 大田市立北三瓶小学校
2年 )
のぐち ひとみ
いいだ ゆうと
(
和歌山県 近畿大学附属和歌山中学校
津久井 杏樹
6年 )
鈴木 たまえ
神奈川県 湯河原町立吉浜小学校
2年 )
つくい あんじゅ
すずき たまえ
(
岐阜県 可児市立広陵中学校
酒井 聖輝
6年 )
星 拓
福島県 天栄村立湯本小学校
2年 )
さかい まさき
ほし ひらく
(
東京都 新宿区立牛込第三中学校
庵野 真代
5年 )
村上 桃香
宮城県 名取市立愛島小学校
1年 )
あんの まよ
むらかみ ももか
(
鹿児島県 鹿児島市立鹿児島玉龍中学校
山本 光輝
5年 )
三宅 至
長野県 学校法人才教学園 才教学園小学校
1年 )
やまもと こうき
みやけ いたる
(
宮崎県 三股町立三股中学校
竹内 翔
5年 )
炭谷 希萌
新潟県 上越市立直江津南小学校
1年 )
たけうち しょう
すみたに るもい
(
佐賀県 吉野ヶ里町立東脊振中学校
大坪 奏祐
4年 )
関 悠河
茨城県 守谷市立黒内小学校
1年 )
おおつぼ そうすけ
せき ゆうが
(
山口県 周南市立周陽中学校
土持 恒貴
4年 )
白石 果穂
愛媛県 今治市立亀岡小学校
1年 )
つちもち こうき
しらいし かほ
(
群馬県 前橋市立第三中学校
寺﨑 藍
4年 )
西本 優花
奈良県 野迫川村立野迫川小学校
1年 )
てらさき あい
にしもと ゆうか
(
宮城県 名取市立第二中学校
長峯 有彩
4年 )
白根 拓実
滋賀県 東近江市立能登川南小学校
)
ながみね ありさ
しらね たくみ
(
賞
賞
大村 遥
4年 )
髙木 桜花
千葉県 香取市立小見川中央小学校
官
おおむら はるか
たかぎ おおか
(
秀
次
齋藤 梨奈
3年 )
草間 陽大
茨城県 常総市立三妻小学校
務
さいとう りな
くさま はると
(
優
事
尾﨑 伸太朗
6年 )
(
京都府 京都府立洛北高等学校附属中学校
3年 )
たくみ さやか
宅見 沙耶佳
(
香川県 高松市立玉藻中学校
3年 )
最優秀賞(国土交通大臣賞)
<絵画(小学生)の部>
神奈川県 海老名市立上星小学校
加藤 みすず
6年
「土砂災害から守ろう暮らし」
<絵画(中学生)の部>
鹿児島県 鹿児島市立星峯中学校
山本 日向
2年
「とぼけた顔してがっちり守る」
最 優 秀 賞(国土交通大臣賞)
作文(小学生)の部
群馬県高崎市立中室田小学校 四年 萩原 琢斗
<
がふると、堀の沢の砂防ダムに岩がせき止められているのかな?と思いました。
「上流では砂防ダムが土砂を食い止め、守ってくれているんだ」と思うようになりました。また、大雨
きました。これまでは、ふだん見なれていた滑川ですが、今は、「あそこに災害を防ぐ工夫があるんだ」
今 回 の 見 学 で は 、 ぼ く た ち の く ら し を 守 る た め に 、 た く さ ん の 苦労 や 工 夫 が あ る こ と を 知 る こ と が で
事といえば、
「汚れ」という言葉が想像できますが、ここでは当てはまりませんでした。
方 は よ く わ か り ま せ んが 、 川 の 水 質 を 汚 さ な い よ う に 気を 配 っ て いる と い う こ と に お ど ろ き ま し た 。 工
も気を配っていたのでびっくりしました。そして、秘密の三つ目は工事の仕方です。ぼくには工事の仕
んらんから地域を守っていくのです。秘密の二つ目は、魚道の整びです。生き物が住めるかんきょうに
た。秘密の一つ目は、川に段差がつけられていることです。この段差をつけることで水流が弱まり、は
いることは知っていました。しかし、説明を聞くと「大きな秘密」がかくされていたことがわかりまし
最後に河川工事の現場を見させてもらいました。そこは、ぼくの家の近くだったので河川工事をして
害から守られているんだなと感じました。
防ダムを見てきましたが、目の前にあるダムの大きさや工夫のすごさを見て、自分たちの住む地域が災
ダムがあふれることはないでしょう。事前学習をしていたとき、インターネットでいろいろな種類の砂
た岩や土砂をせき止めることができますが、水はすきまから流せるそうです。このような工夫があれば、
の柱で区切られて、今まで知っているダムとは形がちがうものでした。この造りにすると、流されてき
三番目に見た堀の沢という場所では、ダムのこう造にすごい工夫がありました。中央付近が数本の鉄
くなるからです。ぼくはすぐに点検してくれて「ありがたい」と思いました。
を 点 検 し た と い う 話 で す 。 も し 、 い 常 に 気 が つ か な け れ ば 、 大 雨 が ふ っ た と き に ダ ム の 役 目 を 果 た せな
ったときのことです。地震が発生するとすぐに国交省の係の人たちが、砂防ダムにい常がないかどうか
バスに乗っているとき、
「なるほど」と思う話がありました。それは、三・一一の東日本大震災が起こ
守っているんだと初めて知りました。
災 害 と い う 言 葉 は 時 々 ニ ュ ー スで 聞 く こ と が あ り ま す が 、 こ の よ う な 施 設 が ぼく たち の 生 活 を 災害 か ら
石で組まれていました。間近で見るととても大きく、がんじょうそうなのでおどろいてしまいました。
くの家からそんなに遠くではありません。でも、見るのは初めてです。このダムは昔に造られたもので、
実験が終わると、本物を見に行きました。榛名川砂防ぜきです。このダムは榛名神社の横にあり、ぼ
めてしまったのです。と中に砂防ダムを造っておくと、下流の町を救うことができるのでした。
う に ビ ー 玉 を 流 し ま し た 。 ビ ー 玉 は 勢 い よ く 流 れ 落 ち ま し た が 、 小 さ な ダ ム が す べ て の ビー 玉 を 食 い止
ダムを造っておき、ビー玉を流すと下流の様子がどうなるかを見ていくものです。友達がぼくと同じよ
っ て 見 て い ま し た 。 と こ ろ が 、 次 の 実 験で 気持 ち が 変 わ って き ま し た 。 そ の 実 験 は 、 け い 流 沿 い に 砂 防
した。実際にぼくがビー玉を流す実験役をした時は、ビー玉が家や橋をはじきとばす様子をおもしろが
りにビー玉を流せば下流に置かれた家・ビル・橋も流されてしまうだろうなというような軽い気持ちで
時から感じ始めました。でも、最初のうちは、模型がよくできていて本物のようだなとか、土砂の代わ
の 生 活 を 守 っ て く れ て い る ん だ と い う 思 いで す 。 こ の 気 持 ち は 、 土 石 流 の 模 型 器 具 を 使 っ た 実 験 を し た
ぼくたちは砂防ダムの見学をしてきました。見学をしてきて強く思ったことは、砂防ダムがぼくたち
『ぼくたちの命を守る砂防ダム』
>
学校では、
「安全な暮らしを守る」という単元で、警察や消防、そして、日常生活に欠かせない「水」
について学習してきましたが、災害から生活を守る砂防ダムについても学習を深めることができました。
こ の 見 学 で 、 一 番 良 か っ た と こ ろ は 、 堀 の 沢 の 砂 防 ダ ム の と こ ろ で す 。 そ れ は 、 ク ラ ス 全 員 が ダ ムに 向
かって、
「ぼくたち、私たちのくらしを守ってくれて、ありがとうございます。」と言えたことでした。
最 優 秀 賞(国土交通大臣賞)
作文(中学生)の部
愛知県犬山市立犬山中学校 三年 三輪 育弓
<
と願うばかりです。
がけ崩れの可能性があるので、
「集中的な大雨が降らないで欲しい」
、
「地震が起きたりしないで欲しい」
活内で感じるようなものです。
のと重なってきて、怖さを感じました。あの旅行での映像と実際の災害場所保存の対比を自分自身の生
毎 日 私 が 過 ご し て い る 場 所 が 、 危 険 を 含 んだ と こ ろ で あ っ た と 分 か り 、 ニ ュ ー ス で の 内 容 が 現 実 のも
設定がされていました。
また、私が毎日通っている通学路でも、数ヶ所同じような「がけ崩れ」の可能性がある箇所としての
の中の「がけ崩れ」の可能性がある場所の表示がされていたからです。
こ こ で 、と て も 衝 撃 を 受 け ま し た 。 そ れ は 、 私 の 家 のす ぐ 近 く に 「 土 砂 災 害 発 生 の 恐 れ が あ る 箇 所 」
区域・特別警戒区域)」の表示もされていました。
る地図でした。それとともに危険な箇所の表示として、
「土砂災害発生の恐れがある箇所(土砂災害警戒
この防災マップは、
「市指定の避難所」や「避難の際に目標となる建物」等が記載してある避難に関す
それを見てからでした。
なぜそう思うかというと、以前町内の回覧板で私の住んでいる市の防災マップが回ってきましたが、
に気になってしまいます。
これらの土砂災害に関しては、遠い世界の話ではなく、私の身近でもおきる災害だと思っており、特
なってしまいます。
一瞬にしていつもの生活が奪われてしまう状況になってしまうことは、想像するだけで言葉も出なく
す。
るケースが多く見受けられます。それにより悲しいニュースが流れてきたりすると、とても心が痛みま
何 度 も 大 雨 が 間 隔 を 開 け ず に 降 り そ そ ぎ 、 地 盤 が 緩 み 土 砂 崩 れ 等 が 起 き た り し 、 非 常 に 大き な 災 害 に な
私自身が肌で感じたことはこれくらいですが、最近よくテレビで土砂災害の映像を目にします。特に
でもあります。
まるで、さきほどの展示映像の世界に、そのまま入ってしまった感覚で、背筋が寒くなった記憶が今
な車両もあり、その周辺はその時も湯気が地面から少しずつ出ていた。
ままだった。土砂が流れてきて電信柱の上の方まで土の中に埋もれてしまっていた。取り残されたよう
そこは、当時の被害の状態がそのまま残っていました。国道であったまっすぐの道がS字状になった
を歩いたことで、私の記憶の中でより印象に残る場所となりました。
初めは火山の噴火の記録展示だけだと思っていましたが、この近くにある火口周辺までいける散策路
火にともない、地盤の変化や土砂が流れたりする現象が発生して町全体に影響があったようです。
ここ には有珠山が 噴火 した際の映像や 実 際に 被害を受け た当 時 の自動 車 等の展示物が ありました。噴
そう感じることができた場所は、有珠山ふもとにある洞爺湖ビジターセンターでした。
ですが、自然の美しさとともに、自然の恐ろしさについても学ぶことができたのでした。
時に家族で行った北海道旅行のことです。洞爺湖の周辺で自然の美しさを楽しむ為に出かけて行ったの
「土砂災害」と聞いて、少し内容は違うかもしれませんが、私が真っ先に思い出すことは、小学生の
『土砂災害について考える』
>
しかし、集中的な大雨や地震等は、私達では何とも防ぐことはできません。
その時がもしも来たらどうしよう・・・
また、あの旅行のことが思い出されました。
2 0 0 0 年 に 発 生 し た 有 珠 山 の 噴 火 の 際 で す が 、 建 物 や 町 中 の 物 に 対 し て は 大 き な 被 害 を も たら し た
ようですが、人に関しては大きな被害がなかったと言われていたような気がしました。インターネット
で調べてみましたが、確かにそうであったようです。
そこに書かれていたのは、あの場所に関係する方はこの自然災害が発生する可能性と一緒に生活して
いると認識しており、
「予知」と「予想される災害の洗出し」
、そして「発生に対する意識と行動」と「教
育」を日頃から重要視され、実際に対応された結果、迅速な行動が取れ、人の被害が少なかったようで
す。
ただ怖いと思う気持ちだけをもつのではなく、発生しそうな状況かどうかの予測と、もしも発生した
場 合 に ど う 逃 げ る か 等 の 行 動 を 、 災 害 が 発 生 す る 前 に 考え て お く こ と が 重 要 で あ る と い う こ と を 過 去 の
実例から教えられた気がします。
日頃から、自然災害が発生したことに備えておくことが重要であり、それはただ『物』を準備するだ
けではなく、
『考え』も整理し、準備しておくことが、改めて大切なことと思えてきました。
私もこれからのことを事前に考えておけるようになりたいと思います。
参考資料
入賞作品の活用について
最優秀作品については、毎年開催される土砂災害防止「全国の集い」
において展示されるほか、土砂災害防止月間ポスターのデザインに使用
するなど、土砂災害防止に関する啓発活動に活用しています。
また、都道府県においても、優秀作品等については、パネル展などの各
種イベントでの展示や広報誌への掲載等幅広く、活用されています。
(※作品の著作権は国土交通省及び都道府県に帰属)
土砂災害防止「全国の集い」会場に展示
(写真はH24年度「全国の集い」)
平成24年度 土砂災害防止月間ポスター
(平成23年度最優秀賞作品を使用)
受賞作品巡回展(愛媛県)
土砂災害防止に関する副読本の表紙に掲載
(千葉県)