学研災付帯 学生生活総合保険 - 国大協サービス

会社概要 2 0 1 3
国大協サービス
写真提供:秋田大学
私たち有限会社国大協サービスは、平成 17 年 1 月の創業以来、
国立大学協会が開発・制度運営されている「国立大学法人総合
損害保険」
(国大協保険)の唯一の取扱代理店として、その普及・
定着と充実のため努力してまいりました。基本姿勢は、国大協保険
が教育研究機関である国立大学法人と大学共同利用機関のみを
対象に開発された損害保険であることを踏まえ、その運用において
国立大学法人関係者の信頼を得られるよう業務を展開することです。
またこれと並行して、国立大学の幅広い様々な活動や学生生活
をリスク管理の面で支えている国立大学附属病院損害賠償責任保険や
学研災付帯学生生活総合保険など各種保険についても、利用者の立場を大切にする代理店として
業務を開始するとともに、各大学が損害保険を活用する背景にあるリスク管理そのものについても、
具体的なお手伝いができないかと模索してまいりました。
創業10年目となる本年度においても、このような基本姿勢の下で、国大協保険をはじめとする
各種保険の代理店業務を質・量ともに充実し、国立大学関係者の皆様に一層満足して保険を
活用していただけるよう、
「保険の総合代理店」を目指します。また、国立大学のリスクマネジメント
システムの構築への支援など、会社創業の理念である「国立大学に対する徹底したサービス業務」
につとめる所存であります。
本年 6 月一杯で諸橋前社長が退任されたことに伴い、代表取締役社長を引き継ぐことになりました。
長年にわたり国立大学に関わってきた一人として、その充実・発展に貢献すべく努力いたします。
皆様の温かいご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
平成25年7月
代表取締役社長 早田 憲治
主な業務
保険関係業務
国大協保険の普及・定着と充実のサポート
①国大協保険の代理店
②国大協、引受保険会社等との連携協力による国大協保険制度運営サポート
国立大学法人の活動を支援する保険の募集、契約等
国立大学附属病院損害賠償責任保険、学研災付帯学生生活総合保険、臨床研究に関する保険等
各種保険の紹介、相談等
1
会社概要
商 号
有限会社 国大協サービス
所在地
〒101-0054
東京都千代田区神田錦町3-23 錦町MKビル6F
連絡先等
TEL:03-5283-0051
FAX:03-5283-0052
E-mail:[email protected]
創 業
平成17年(2005年)
1月
発行済株式
60 株
代表取締役社長
早田 憲治
主な株主
一般社団法人 国立大学協会会長 松本 紘 (京都大学学長)
一般社団法人 国立大学協会専務理事・ 一井 眞比古
有限会社 国大協サービス取締役会長 一般社団法人 国立大学協会事業実施委員会委員長 山口 佳三(北海道大学学長)
一般社団法人 国立大学協会常務理事・事務局長 木谷 雅人
有限会社 国大協サービス代表取締役社長 早田 憲治
関連団体等
一般社団法人 国立大学協会
公益財団法人 日本国際教育支援協会
国立大学附属病院長会議
代理店委託
契約保険会社
三井住友海上火災保険株式会社
株式会社損害保険ジャパン
日本興亜損害保険株式会社
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
東京海上日動火災保険株式会社
その他の業務
国立大学法人のリスクマネジメントに関する支援サービス
①メルマガ情報誌「国立大学リスクマネジメント情報」誌の無料配信等による情報提供
②国大協保険、その他国立大学の活動を支える保険の学内説明等支援
③リスクマネジメントに関する研修会等の講師のご紹介
④その他業務
国大協による刊行物の販売
資料、報告書 等
2
国大協保険の普及、
定着と充実のサポート
「国立大学法人総合損害保険」
(国大協保険)の取扱代理店として国大協、引受保険会社等と
の連携協力による国大協保険制度運営のサポートをしています。
研修会・説明会の開催
初めての国大協保険の手引きの発行による支援
平成25年度版
国大協保険担当者
初めての国大協保険の手引き
1. 国立大学法人総合損害保険(国大協保険)とは?
(1)誕生のいきさつ
国の行政機関であった国立大学における事故等は、国家賠償法等により補償さ
れていたが、平成 16 年 4 月の法人化後は、台風や水害などの自然災害による財
産の損害、教育研究の遂行に伴なう損害賠償や労働災害などのリスクには、各法
人自らの責任と権限で対処することになった。
こういう状況を踏まえ、国立大学協会では、各大学等からのアンケートによる要
望等も踏まえて、文部科学省や保険会社などの有識者のご意見を伺いながら個々
の大学の多様なリスクに対応できる総合的な保険として、
「国大協保険」を開発し、
各大学に提供することになった。法人化と同時に全ての国立大学法人がこの保険
に加入し、スタートしている。
(2)この保険の特徴
一般に保険を手配する場合は、一つのリスクに対する保険(種目)を一つ一つ契
約することになるが、国大協保険は、国立大学法人のリスクに対応する各種の保
険を一つにまとめたユニークな保険であり、日本の保険史上例を見ない保険となっ
ている。
この保険は、国の災害復旧制度を活用しつつ、全大学があまねく継続的に加入
することにより定着することを開発コンセプトに設計されたもので、以下の大きな
3 つの特徴を持っている。
特徴 1(画期的なパッケージ化)
「財産保険」俗に言う「火災保険」を必須加入とし、その他の保険種目を
オプションとして、大学の選択により、任意で追加できる画期的なパッケージ
化された保険であり、現在メニュー 1 からメニュー 4 までの構成となっている。
特徴 2(事務ロードの大幅な軽減)
パッケージ化による事務作業の集約、保険手配に必要な事務作業を文部科
学省提供データとモデル校のリスク調査により全大学に適用できる枠組みとし
て構築。
事故発生状況の分析
特徴 3(低廉な保険料)
事務ロードの軽減による保険会社のコスト削減、国立大学全体を母集団と
国大協サービス
するスケールメリットの活用。
制度創設時の保険会社の競争による低廉な保険料の実現。
平成16∼23年度国立大学法人総合損害保険保険金支払状況
3
2012
(平成24)
7.27
平成16∼23年度保険金支払事故件数
財産保険(基本)
オールリスク
情報メディア
業務補償
総合賠償
受託物賠償
インターネット
海外活動賠償
学校専門賠償
個人情報漏洩
借家人賠償
施設被災者費用
労災総合
労災海外危険
使用者賠償
国際交流費用
3
国大協サービス
HPでの保険担当者のページの開設による支援
保険料計算ソフトの提供
○引受保険会社にご協力いただき各大学で保険料の
算出が行えるよう計算ソフトをご提供しています。
日常の照会対応
国大協サービス 保険サポートデスク
T E L:050-3533-8794
E-mail:[email protected]
4
国立大学法人の活動を支援する保険の募集、契約等
国立大学附属病院損害賠償責任保険の募集・契約
○国立大学附属病院長会議が制度運営する
「国立大学附属病院損害賠償責任保険」の取扱代理店として、募集契約等
の業務を行っています。
学研災付帯学生生活総合保険等の募集・契約
○学生の教育・研究中のケガや賠償責任を低廉な保険料で補償する保険として、公益財団法人日本国際教育支援協会
が制度運営する学生教育研究災害傷害保険(「学研災」)、 学研災付帯賠償責任保険(「付帯賠責」)があります。こ
の保険には、全国の国公私立大学・短期大学生約281万人が加入しています。
○学研災に加入した学生を対象とした上乗せ補償として、病気の治療費を含め24時間の学生生活全般を幅広く補償
する 学研災付帯学生生活総合保険
(「付帯学総」) が平成18年度から創設され、弊社は、同保険の
国立大学における取扱代理店として東京海上日動あんしんコンサルティング
(株)
(TAC)
と共
同で募集・契約等の業務を行っています。
学研災の補償を拡大
24時間補償
団体割引 30%適用
オプション 育英費用
オプション 学業費用
その他
オプション感染予防費用
賠償
疾病
( 医 療 費 実費 )
ケ
ガ
学研災付帯賠償責任保険
(付帯賠償)
※1
※2
医療 費
( 実費 )
医療費
(定額)
死亡
後遺障害
(定額)
オプション生活動産 +借家賠
学研災付帯
学生生活総合保険
(付帯学総)
賠償責任保険
死 亡・後遺障害保険金
学生教育研究災害傷害保険
(学研 災)
治療費用保険金
救援者費用保険金
正課中等
日常 生 活
※1 付帯賠責の補償は付帯学総の賠償責任保険の補償と重複します。
※2 正課中等の原因で疾病になることは一般的に考えられません。精神障害は補償外です。
5
臨床研究に関する保険の契約等
○臨床研究倫理指針により医薬品、医療機器を用いた介入を伴う臨床研究では、補償措置を講ずることが必要とな
り損害保険各社が臨床研究に関する保険を販売しています。弊社は、各社の国立大学における代理店として、各
病院・学部からの見積・契約等の業務を行っています。
各種保険の紹介・相談等
各国立大学法人が個別に契約する各種保険について、ご相談に応じ、
契約のお手伝いをしています。
(主な取扱保険)
○公開講座等参加者の傷害保険(行事保険)
○外部委員及び非常勤講師の傷害保険、旅行保険
○各国立大学法人が保有する自動車の保険
○大学関連NPO法人の賠償責任保険
6
国立大学法人のリスクマネジメントに関する支援サービス
①メルマガ情報誌「国立大学リスクマネジメント情報」誌の無料配信等による情報提供
◯国立大学法人経営協議会学外委員へ資料等の無償提供
7
メールマガジンの再編集・合冊 創刊記念特別号として発行
大学の中にはたくさんのリスクが存在します。
「自然災害」
、
「実験事故」
、
「入試ミス」
、
「パワハラ」
、「情報漏えい」、「医療過誤」、「漏水事故」等々。
本書は、大学で実際に起きた災害や事件事故(リスク)をほぼ網羅的に扱った初めての書物です。本書は、実際に起きた
リスクの概要、賠償事例、判例、対応状況、防止策、国大協保険対応等についてきめ細かく説明しております。
また巻末には、新聞報道された大学のリスク関連記事を項目別に箇条書きに整理しました。担当部署のバイブルとして、
また学内研修等のテキストとして、本書をご活用いただければ幸いです。
目 次
新聞報道記事
○大学が公的医療保険適用外の治療費を寄付金として受け取っていたのは混合診療の疑いがあるとして厚生局
が調査を開始。
20.10.22
会計検査院は6大学1機構に対し、通勤手当を6か月定期に基づき支給するよう改善を求める。
21. 2. 6 ○大学等を運営する学校法人が税務調査で8千万円の源泉徴収漏れを指摘されていたと報道。高額の出張経費
が給与とみなされた。 21. 3. 1 NHK アンケート調査に回答した国立大の 91% 71 校、私大の 89% 62 校が金融取引により資産運用。国立で
は損失ないが運用私大の 55% 34 校で損失。
21. 5.15 財政制度等審議会が国立大学法人の中期目標の実績評価について、客観性に欠けるとして見直しを求めること
で一致。また、財務省は国立大学法人の積立金 3,000 億円について「埋蔵金」があると指摘。
21. 7.22
文科省への提出書類に虚偽の経歴記載が発覚したため、5女子大が共同で開設を目指していた共同教職大学院
の設置認可申請が取り下げられていたことが報道。
21. 7.31
○大が、核兵器の開発にかかわる恐れがあるとして経済産業省のリストに掲載されたイランの研究所から留学
生を受け入れ、使用済み核燃料の再処理に関する研究をさせていたと報道。
21.10. 8
○大△センターと同大学生後援会が販売する「○大学アイスクリーム」から大腸菌が検出。
21.11.17 厚労省が人材養成などの事業を委託する○大との間で教職員人事について事前協議する覚書を交わしていたこ
とが参議院労働委員会で指摘。
22. 2.11 ○大は、学生の安全確保と防犯対策を目的に学生宿舎地区の街路灯の一部を白から青に変更することが報道。
22. 3.30 推薦入試に合格後、4月以降に入学を辞退した場合でも、大学側に前納された授業料などの返還義務があるか
が争われた訴訟の上告審で、最高裁は、辞退者側が勝訴の2審判決を破棄、逆転敗訴とする判決。
22. 4. 8 内閣府の官民競争入札等管理委員会は、国立大学法人の経営効率化ランキングを公表。評価を運営費交付金に
反映させるべきとの意見も。
22. 5.19 ○大法科大学院は、2011 年度以降の学生募集の停止を決定。法科大学院で初の撤退。
国立大学リスクマネジメント情報
20.10.22 = 目 次 =
Ⅰ 自然災害
1.「震災から学ぶリスクマネジメント」(シンポジウム報告)< 23 年 7・8 月号>
リスクマネジメントの現場「応急危険度判定勉強会・実地訓練」(名古屋大学)
2.震災被害、支援活動と保険適用< 23 年 3・4・5 月号>
リスクマネジメント最新情報「震災、節電への労務対応」
3.帰宅困難学生等への対応< 24 年 9 月号>
リスクマネジメントの現場「生活協同組合との災害時相互協力協定」(新潟大学)
リスクマネジメントの現場「緊急時飲料提供ベンダーの導入」(山口大学)
リスクマネジメントの現場「学生が帰宅困難者対応訓練を実施」(専修大学)
4.学生・教職員の安否確認< 23 年 10 月号>
5.大規模地震等に備える消防計画< 21 年 4 月号>
6.台風、集中豪雨とリスクマネジメント< 20 年 10 月号>
リスクマネジメントの現場「雨水調整槽整備による近隣の増水被害防止」(東京大学)
7.竜巻被害と保険適用< 24 年 5 月号>
8.雷被害とリスクマネジメント< 20 年 11 月号>
再発防止策
リスクマネジメントの現場「避雷器等設置による雷害防止の取組み事例」
リスクマネジメント最新情報「ゲリラ豪雨観測画像ホームページ」
Ⅱ 防火・施設管理
5.入試ミスとリスク管理
入試ミスは、潜在的に危険性を有する組織事故の一つととらえ、リスク管理の分野に加える必要が
あるのかも知れません。新聞に連日取り上げられるような大きな入試ミスはめったに起
こりませんが、
予測することは難しく、ミスの影響は多くの関係者に精神的、
経済的な損害を与え、当該大学の社会 的評価にも影響します。
1)入試ミスの要因
事件・事故に対する
賠償事例、判例の紹介
過去のミス事例は多様で、それぞれ独自の原因と結果を伴っていますが、突き詰めれば、次の 幾つかが絡んでいるように思われます。
◆ ヒューマンエラー・・・人間は間違いを犯します。ヒューマンエラーをゼロにすること はできないと言われています。
◆ 業務の専門性・・・作題を担当する教員は専門分野をもち、相互牽制には遠慮がちです。 物理的、精神的負担等から、入試に関わる教員を十分確保できない例もあるといわれ
ます。
◆ 業務の秘密性・・・厳正・公平な入試実施のため、中枢業務に関わる教職員は極力限定 されます。その結果各人の業務の専門性を尊重し、ミスを発見できないこともあると
もいわれます。
◆ 複雑化、多様化する入試・・・多様で優秀な学生確保のため、複数受験や多様な選抜方
法の導入などで、入試業務全体が複雑・多様化しています。
2)入試ミス防止策
発生時の対応
入試をリスク管理の対象ととらえた対応策と、ヒューマンエラーの回避が基本的な防止策では ないでしょうか。また、大学の置かれている社会・経済情勢の変化に対応した新たな試みも有
効かも知れません。
(1)外部避雷対策(直撃雷対策)
◆ 複数チェックシステムの構築と実行・・・文部科学省は、全ての大学に「入試ミス防止
建物に落雷すると、その鉄骨や鉄筋部分に雷電流が流れます。通常の避雷針の場合、鉄骨・鉄筋など
プラン」の策定を呼びかけた通達の中で、第三者を含めて二重、三重のチェック体制
建物の構造体そのものを実質的な引下導線としていますが、鉄骨・鉄筋に流れる電流が均等に分流しな
を構築し、ミス防止とミスの早期発見を提案しています。
いと各鉄骨・鉄筋間で電位差が生じて、建物内の電気設備に障害を与えることがあります。こうした電
位差を防止する有効な対策として等電位化、安全離隔の確保、そして雷電流が建物内を通らないように
絶縁電線を布設する方法があります。
外部避雷対策は、主に直撃雷による火災の発生や外壁の損壊、絶縁破損等の被害に有効ですが、周辺の
人的被害を軽減する効果もあるでしょう。
(2)内部避雷対策(誘導雷対策)
雷電流は電源線、電話線、学内 LAN のネットワークなどから機器へと侵入します。適切な対策を施し
ていないと機器が破損する場合があります。主な対策はアレスタ(避雷器)とサージシェルタの設置です。
(3)襲雷予測と避難(人的被害対策)
人身への危険回避については、前記<注目される最高裁判断>にあるように、管理者には注意義務、安
全配慮義務が厳しく課されるようになりました。野外実習や野外での課外活動等に関わる教職員は、基
本的な雷の知識と落雷への対応の習得が求められます。
落雷の発生予測については、各種情報配信サービスや雷警報機が利用できます。ゲリラ雷やステルス雷
の発生については、従来の気象予報での限界も指摘されており、平成22年度運用を目指し、気象庁の「雷
短時間予測」システム構築や国土交通省の高精度雨量レーダー設置と増水予測情報提供などが検討されて
います。突然の豪雨と河川等の増水により生命が失われる事故も発生しており、落雷被害の防止と併せて、
より精度の高い短時間予測の実用化が望まれます。
3.傷害事故
(1)事故事例
実験・実習に関連して、学生がケガをして賠償責任保険による保険金が支払われた事故、教職員が
ケガをして労災の上乗せ補償保険(死亡・後遺障害)が支払われた事故は以下のとおりです。
(野外
での実験、実習を除く。
)
日付
事故内容
形態
保険金支払
額 ( 千円 )
H16. 6.18
有機合成実験中、生徒が薬品に触れ皮膚炎発症。
賠償
300
H16.10.21
授業中に使用していたレーザー装置のレーザー光が学生の目に入り受傷。 賠償
18,669
H17. 6. 1
コンクリート製作過程でパン型コンクリートミキサーを使用中、
学生の左手中指を損傷。
賠償
704
H17. 6.23
学生が、腹痛、下痢、血便により入院。病状の経過及び他の感染
源が存在する可能性が低いことから、発症の3日前の細菌学実習
においてO 157 を含む病原微生物を扱っており実習により感染し
た可能性。その後O 157 の抗体が検出。
賠償
765
H17.11.18
大学院生が試験片を作成するためクランクプレスにより円板を打
ち抜く作業をしていたが、装置の安全囲いが不備、寸法の異なる
かす取り板を使用、手がテーブルの上にある状態で操作により、
左手小指をプレスに挟み骨折。
賠償
539
H19.11. 1
学生が実習中に粉砕機に右手を巻き込まれ後遺障害が発生。
賠償
25,113
H21. 5.12
反応容器内に入れられていた濃硫酸が噴出。実験中の学生に飛沫
がかかり、顔面、首、手に火傷を負った。
賠償
304
H18. 6.28
TA業務作業中、牧草粉砕機に手を巻き込まれ、左手人差指切断、
労災
中指骨折。親指創傷。
1,950
(2)賠償責任
実験・実習で発生した事故の場合、装置・機器の安全管理、作業環境の安全管理、作業手順の安全指
導に過失があったり、十分行われていなかった場合、教職員・大学に過失や安全配慮義務違反による
賠償責任が発生する可能性があります。教職員の賠償責任については、大学が使用者として賠償する
ことになります。
実験・実習中の事故だからといって必ず教職員・大学に賠償責任が発生することにはならず、本人
の過失や偶然といったことも考慮する必要があります。実際、本人に100%責任がないとは言い切
れない場合がほとんどで、実際には状況により責任の割合を判断することになると考えます。
9.どう進めるか? 雷害リスクマネジメント 日本における雷による死者数は、農業従事者の減少など職住環境の大きな変化により減少しています。
一方、コンピュータ等の普及により、雷害による経済的損失は年間 1,000 億~ 2,000 億円程度の被害が
発生しているといわれ、雷害対策の主体は、人身の保護から設備・装置、特に IT 関連機器の保護に移っ
てきています。
8
②国大協保険、その他国立大学の活動を支える保険の学内説明会等支援
○ 損害保険の基礎知識
○ 国立大学法人と損害保険
○ 国大協保険の概要
○ 学生に関する保険の概要
○ 保険事故発生状況
○ 賠償責任の基本的考え方 等
○国大協保険、その他国立大学の活動を支援する保険の学内説
明会に弊社職員又は保険会社担当者を派遣いたします。
③リスクマネジメントに関する研修会等の講師のご紹介
○リスクマネジメントに関する研修会等
の講師をご紹介いたします。
○ リスクマネジメント
○ メンタルヘルス、ヘルスケア
○ 労働災害、安全衛生 等
④その他の業務
○学内規定の整備、体制構築の際の専門コンサルタントのご紹介
○保険、リスクマネジメント等の研修企画、実施等支援サービス
9
国大協による刊行物の販売
国大協が発行する各種刊行物の販売を行っています。
NEW
10
(参考)
国立大学法人総合損害保険は、平成16年4月の国立大学の法人化に対応すべく、国立大学
協会において、各大学からのアンケートによるご要望を踏まえ、文部科学省、有識者のご意見も
伺いながら開発した保険で、国立大学法人のリスクに対応する各種の保険を一つにまとめた他
に例をみないユニークな保険であり、保険手配の効率化と低廉な保険料を実現しています。
一般の保険を手配した場合
<資産の損失に対する補償>
○財産保険(火災保険)
オールリスク等の各種特約
○情報メディアに関する財産保険
○休業による減収をカバーする保険
<損害賠償に対する補償>
○賠償責任保険
○海外活動担保等の特約
○賃貸のオフィースや宿舎に対する保険
○インターネットに関連する賠償責任保険
○個人情報漏洩に対する保険
国立大学法人総合損害保険
財産保険(基本補償)
<必須加入>
*オールリスク特約
*情報メディア損害補償特約
*業務補償特約
*総合賠償責任保険
(特約)
*施設被災者対応費用補償特約
(増額オプション…平成18年度新設)
*インターネット賠償責任補償特約
*海外活動賠償責任補償特約
(期間延長オプション…平成20年度新設)
*借家人賠償責任補償特約
*個人情報漏えい賠償責任補償特約…平成17年度新設
(付)個人情報漏えい費用損害補償特約…平成17年度新設
*学校専門賠償責任補償特約…平成18年度新設
*受託物損壊補償特約…平成22年度新設
*追加被保険者特約
*労働災害総合保険
(特約)
(付)
海外危険補償特約
*使用者賠償責任補償特約…平成18年度新設
*国際交流活動対応費用補償特約…平成23年度新設
○医療事故に対する賠償責任保険 ※
診療所賠償責任保険
(医療従事者個人賠償責任オプション…平成23年度新設)
(勤務医師個人賠償責任オプション……平成24年度新設)
<従業員、役員に対する補償>
○労災総合保険
○役員傷害保険
傷害保険(役員)
(付)
天災・特定感染症補償特約
(付)
就業中のみ補償特約
ヨット・モーターボート総合保険…18新設
<その他の保険>
○ヨット・モーターボート保険
○自動車保険
個別手配
○船舶保険 等
※附属病院における医師賠償責任保険及び医療施設賠償責任保険は、 国立大学附属病院長会議が団体保険契約を行っています。
賠償責任保険<必須加入>
*船体保険特約
*搭乗者傷害危険担保特約
*捜索救助費用担保特約
*レース中損害不担保特約
国大協保険は、国立大学に共通に必要な保険種目を財産保険(火災保険)の特約としてまとめた画期的な構成となっています。
(メニュー1)さ
らに保健センターを対象とした診療所賠償責任保険
(メニュー2)
、役員傷害保険
(メニュー3)
、ヨット・モーターボート総合保険
(メニ
ュー4)
を加え、全体としてパッケージ化して提供しています。
パッケージ化による事務作業の軽減と併せ、保険手配に必要なリスクの分析、財産データの整理等の事務作業を、文部科学省提供デ
ータとモデル校のリスクサーベイにより全大学に適用できる枠組みとして構築し、大幅な事務ロードの軽減を実現しました。
11
事務ロードの軽減は保険会社においてもコストの削減を可能とし、国立大学全体を母集団とすることによるスケールメリットと併せて、
低廉な保険料を実現しています。
国立大学法人総合損害保険
メニュー1
火災・落雷・破裂・爆発・風災・ひょう災・雪災
財産保険(基本補償) ※資産台帳等で管理する建物、動産を対象
※明記物件については、加入依頼書と併せて提出の明細書により申請の場合に対象
オ ー ルリス ク 特 約
水濡れ・盗難・水害・電気的機械的事故・破汚損
(復活担保可)
※試験測定機器、産業機器、医療機器については電気的機械的事故、破汚損を除く
情 報 メ デ ィア 損 害
補
償
特
約
管理する国内所在の情報メディア(ハードを除く)の偶然の事故・不正アクセス・不法侵入した
第三者の行為・ウイルスにより、情報に生じた損害
業 務 補 償 特 約
保険事故の発生により附属病院の収益事業が休止した場合の喪失利益・収益減少防止費用
総合賠償責任保険
(特約)
施設、生産物、業務に起因する賠償責任を負担する場合
※教職員が業務中に被った身体障害への賠償は対象外
※医療業務、医療施設での賠償は、国立大学附属病院賠償責任保険又はメニュー2で対応
施設被災者対応費用
補
償
特
約
施設内における第三者(工事等の業務従事中を除く)の死亡、後遺障害、入院、通院、不当拘束
に対する見舞金 <ボランティア等への増額オプションあり>
※学生・教職員は対象外
イ ン タ ー ネ ット
賠償責任補償特約
国内でのネットワークの使用管理・情報メディアの提供にあたり、第三者の業務遂行の阻害・プ
ライバシー侵害・名誉毀損・著作権侵害に起因して賠償責任を負担する場合
海外活動賠償責任
補
償
特
約
一時的(120日以内)
な海外での活動に起因し他人の身体又は財物に損害を与え賠償責任を
負担する場合 <1年までの活動を対象とする期間延長オプションあり>
借家人賠償責任
補
償
特
約
借用施設の火災・破裂・爆発・水漏れにより貸主に対する賠償責任を負担する場合
個人情報漏えい
賠償責任補償特約
個人情報の管理または管理の委託にともなって発生した個人情報の漏えい対する賠償責任を
負担する場合
個人情報漏えい
費用損害補償特約
個人情報の管理または管理の委託にともなって発生した事故解決のために支出した費用損害
を負担する場合
学校専門賠償責任
補
償
特
約
職業上相当な注意を用いなかったことによる賠償責任を負担する場合
受託物損壊補償特約
他機関において借り受けて使用する研究機器等(受託物)
に対する賠償責任を負担する場合
追加被保険者特約
総合賠償責任保険、
インターネット賠償責任担保特約、海外活動賠償責任担保特約、個人情報
漏えい賠償責任担保特約、学校専門賠償責任担保特約について、教職員の業務上の行為を補
償対象とする
労働災害総合保険
(特約)
国家公務員災害補償制度と政府労災の給付差に相当する部分を法定外補償規程に基づき補償
使用者賠償責任
担
保
特
約
政府労災による給付及び上記特約による補償を超えて賠償責任を負担する場合
海外危険補償特約
海外で行う事業のため派遣された海外駐在員等(労災第三種特別加入)
に対する上記の補償
※外国出張の場合は、上記の労働災害総合保険(特約)
で対応
国際交流活動対応費用
補
償
特
約
海外からの留学生、受入研究者(雇用関係にある者は除く)、交流学生・研究者・大学の学生派遣事
業により海外に派遣した学生が事故等に遭遇したために対応に要する費用
メニュー2
診療所賠償責任保険
保健管理センターにおける医療行為、施設管理、提供飲食物に起因して賠償責任を負担する場合
メニュー3
傷 害 保 険( 役 員 )
役員が急激かつ偶然な外来の事故により身体に被った傷害を補償(死亡、後遺障害、入院、通院)
※天災と特定感染症の担保・非担保、24時間担保と就業中のみ担保の選択可
メニュー4
ヨット・モーターボート
ヨット・モーターボートに対する、賠償責任保険、船体保険、搭乗者傷害保険、捜索費用保険
総
合
保
険
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(参考)
損害保険代理店「国大協サービス」として、国大協が実施する国立大学法人総合損害保険や各国立大学が手配す
る損害保険について、募集業務、契約締結業務、保険料集金業務、契約維持業務、事故報告に関する相談業務、
リスクマネジメントや保険手配に関する相談業務を行います。
■国立大学法人総合損害保険
各国立大学
募集業務、契約維持業務、事故報告相談、
リスクマネジメントや保険手配に関する相談
加入依頼/
保険料支払
契約申込/保険料支払
国大協
保険料領収書
保険証券交付
国大協
サービス
契約報告/保険料精算
引受保険会社
*国大協が制度運営している「国立大学法人総合損害保険」について、国大協と密接な連携を持つ代理店として、
制度運営を支援するとともに、各国立大学からの各種ご相談、ご要望にお応えし、サービスの向上を図ります。
■各国立大学手配の損害保険
募集業務、契約維持業務、事故報告相談、
リスクマネジメントや保険手配に関する相談
契約申込/保険料支払
各国立大学
保険料領収書
保険証券交付
国大協
サービス
契約報告/保険料精算
引受保険会社
*各国立大学が個別に手配している様々な保険について、国大協保険との関係を踏まえ、適切な手配のお手伝いを
いたします。
代理店委託契約保険会社
三井住友海上火災保険株式会社 株式会社損害保険ジャパン 日本興亜損害保険株式会社
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 東京海上日動火災保険株式会社
代理店登録:平成17年2月24日 登録番号:042516660
「金融商品の販売等に関する法律」に基づく、当代理店の金融商品の勧誘方針
商品の販売にあたっては、保険業法、金融商品の販売等に関する法律その他の関係法令等を守り、適正な販売
に努めてまいります。
商品の販売にあたっては、お客さまに商品内容を十分ご理解いただけるよう、知識の修得、研さんに励み、わか
りやすいご説明に努めてまいります。
お客さまの商品に関する知識、ご購入目的、財産の状況等を総合的に勘案し、ご意向と実情に沿った商品をご選
択いただけるよう努めてまいります。
市場の動向に大きく影響される商品については、お客さまの判断と責任において取引が行われるよう、適切な情
報提供に努めてまいります。
商品の販売にあたっては、お客さまの立場に立って、時間、場所等について十分配慮するよう努めてまいります。
万一保険事故が発生した場合におきましては、保険金のご請求にあたり適切な助言を行うよう努めてまいります。
お客さまのご意見、ご要望等をお聞きし、商品ご提供の参考にさせていただくよう努めてまいります。
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当代理店の個人情報に関するお取扱いについて
当代理店は、個人情報保護の重要性に鑑み、また、保険業に対する社会の信頼をより向上させるため、個人情報
の保護に関する法律(個人情報保護法)その他の関連法令・ガイドライン等を遵守して、個人情報を適正に取り扱
うとともに、安全管理について適切な措置を講じます。
当代理店は、個人情報の取り扱いが適正に行われるよう、従業者への教育・指導を徹底し、適正な取り扱いに取
り組んでまいります。また、個人情報の取り扱いに関する苦情・相談に迅速に対応し、当代理店の個人情報の取り扱
いおよび安全管理に係る適切な措置については、適宜見直し、改善いたします。
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(http://www.aioinissaydowa.co.jp/)
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国大協サービスへお立ち寄りください
○弊社事務所は学術総合センターから徒歩約5分弱、KKRホテル東京の目
の前にあります。
打合せのスペース、パソコン、
コピー等もご利用いただけますので、お気
軽にお立ち寄りください。
A7
5
◎ 竹 橋 駅 下車
(3b出口から徒歩5分)
東京メトロ東西線
竹橋駅
皇 居
KKRホテル東京
3b
東京ガス
気象庁
国大協サービス
錦町MKビル 6F
経団連会館
C2b
C2a
三井生命ビル
C1
大手町駅
◎首都高速道路
神田橋
インターチェンジを
ご利用下さい。
一ツ橋
ちよだプラットフォーム
スクウェア
西本興産
首都高速環状線
パレスサイドビル
北日本銀行
至神田駅
都営地下鉄三田線
東京電機大学
神田橋インター
学士会館
共立講堂
首
都
◎ 大手町駅 下車(C2a・C2b出口から徒歩6分) 高 学術総合センター
速
(4階国立大学協会)
東京メトロ丸ノ内線
号
如水会館
廣瀬ビル
線
東京メトロ東西線
東京メトロ千代田線
東京メトロ半蔵門線 B7 B6
A9
小川町駅
小学館
◎ 小川町駅 下車
(B7出口から徒歩8分)
都営地下鉄新宿線
本郷通り
神保町駅
至御茶の水
三菱東京UFJ銀行
靖国通り
白山通り
◎ 神保町駅 下車
(A9出口から徒歩7分)
東京メトロ半蔵門線
都営地下鉄三田線/都営地下鉄新宿線
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