日本の医療の産業化を目指して - デンタルサポート株式会社

Review Article
総 説
日本の医療の産業化を目指して
─医療人,そして経営者の視点から─
デンタルサポート株式会社
寒竹郁夫
1
日本の医療の置かれている状況
わが国の総人口は,その年齢構成が激変している.
また対前年比 4.2% のプラスであり,国の財政を圧迫す
る一つの要因となっている.
わが国の社会保障システムは,もはやいつ破綻しても
2010 年時点において人口は増加傾向にあるものの,増
おかしくはない.加速度的に進行する超高齢化と少子化
加の割合は 65 歳以上が高く,1970 年との比較を例にと
に対応していくには,社会保障システムそのものの改革
ると,64 歳以下の人口数がほぼ変わらない状況の中,
が必要である.政府もそれは理解し,「社会保障と税の
65 歳以上の人口は約 4 倍にも上る.さらに,今後予想
一体改革」と銘打って政策を進めようとはしているが,
される人口推移をみていくと,わが国の総人口が 2010
その道のりは険しいと推測される.社会保障費の 3 割以
年の 1 億 2,806 万人から 2050 年には 9,708 万人に減少す
上を占める医療費を削減するための施策が必要である.
ると予想されているにもかかわらず,65 歳以上の高齢
要となるのは,
「在宅医療」の推進と考える.在宅医
者は増え続け,2050 年には 1970 年と比較すると約 5 倍,
療を受けた患者数は,平成 20 年時点で 1 日当たり 98,700
2010 年と比較しても約 1.3 倍にまで達すると見込まれて
人であり,その 3 年前より 52.3% もの伸び率を記録して
1)
いる 5).また,国民の 60%以上が終末期においても可能
いる .
高齢者の増加に伴い問題となるのは,それを支える労
な限り在宅(自宅)での療養を望んでいる 6).在宅医療へ
働力をもつ現役世代が減少していく点である.2010 年
の需要は高まってきており,政府もそれは理解している
時点では 65 歳以上の人口は,64 歳以下の人口に対し 2:
であろうことは,平成 24 年度の診療報酬改定の数字に
8 の割合であったが,2050 年には 4:6 になると予測さ
も表れているといえる.
2)
れている .数人で一人の高齢者を支えてきた時代は終
わり,これからは一人で一人の高齢者を支えていかなく
てはならず,現役世代の肩にかかる負担は大きい.
総務省の統計 3)によると,世界 193 カ国中,日本の平
均寿命は世界第 1 位であり,医療の水準は決して低くな
2
訪問歯科診療を始めた経緯とその過程
在宅医療へのニーズは,ここ数年で大きく取り上げら
れ始めているが,潜在的には以前より存在していた.
いが,高齢者人口の増加に伴う社会保障システムが行き
私自身,訪問歯科診療のサポート会社を経営している
詰まりをみせていることから,世界最速で超高齢化を迎
が,訪問歯科診療を始めるにいたった経緯は,至極単純
えるわが国の現状に十分対応できていないことが窺える.
である.訪問歯科診療とは,読んで字のごとく,患者の
さらに状況を悪化させているのは出生数がゆるやかに
自宅や施設へ直接訪問して歯科の診療を行うことであ
減少している点である.先行きの見えないわが国におい
り,患者の大半は高齢者である.歯学部卒業後,一歯科
て少子化は進行してきた.高齢者の増加に加え,出生数
医師として歯科医院を開業し,日々診療に励んでいるな
が減少すれば,おのずと高齢者人口の割合は高くなる.
かで,通院が困難な一人の患者と出会う.忘れもしな
現役世代の負担増加の要因はここにもあるといえる.
い,1997 年 5 月のこと.知り合いの看護師に紹介して
超高齢化,少子化が進行し,高齢者の人口が増加する
もらったその患者に,当時はまだ珍しかった訪問歯科診
と,それに伴って社会保障費の一つである医療費は増大
療を行った.その取り組みがたまたま新聞に取り上げら
4)
する.2009 年には 36 兆 67 億円に達し ,全体の 30.9%,
れたことで,私の運命は変わることとなる.
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患者の自宅で歯科診療を行う,つまりそれにまつわる
一切の責任は歯科医師が負わなければならない.そのた
め当時は,訪問歯科診療は敬遠されていたのではないか
と感じる.しかし,いざ開始してみると,そのニーズは
多く眠っていることがわかった.患者が求めているのに
歯科医師が諦めるわけにはいかないと,自身を奮い立た
せ,訪問歯科診療に努めた.その後は口コミで広がって
いき,訪問歯科診療サポートのビジネスモデルを思いつ
く契機となったのだ.
訪問歯科診療を始めた当初は,患者数もそれほど多く
なく対応が可能であったが,徐々に地域に浸透していく
と,手がまわらなくなり始めた.そこで医療法人として
組織をもち,訪問歯科診療の体制をより強固なものにし
ようと試みた.だがなかなか一筋縄ではいかず,私の挑
戦は続いた.
図 1 医療を取り囲む周辺産業のイメージ図
していくなかで,わが国の制度に対し疑問をもつように
訪問歯科診療の体制構築を追求し行き着いた先,それ
なった.前述した医療給付費の増大,超高齢化など先行
は結果としてビジネスとしての側面をもたせることだっ
きの見えないわが国の社会保障システムを再生させるた
た.誤解しないでほしいのだが,これは患者のため,ま
めには,医療を,財政を圧迫するコストとして捉えるの
た訪問歯科診療の体制構築のための策であって,なにも
ではなく,次代を担う成長分野として産業化していくこ
私利私欲のために始めたわけではないということを伝え
とが必要である.この医療の産業化こそ日本を医療界か
ておきたい.私はそもそも歯科医師であり,医療人とし
ら再生させるための戦略であり,患者にとっても,国に
ての倫理観はもっているつもりである.しかし,医療法
とっても双方にメリットのある制度構築が私の使命と考
人の頂点を担う医師・歯科医師(理事長)は,経営に関
えている.
して十分といえるほどの知識をもたず,素人同然といえ
2012 年 7 月に野田佳彦政権で策定された「日本再生戦
る.そのため医療法人だけでは,十分な資金,優秀な人
略」では,2020 年までの政府の成長戦略を示した 7).「日
材を手に入れることは難しいのではないかと考え,医療
本再生戦略」のうち医療は「ライフ再生戦略」
に分類され,
法人と株式会社の両輪で経営を進めていく道を選択し
医療・介護業界において規制緩和などを通じ,50 兆円
た.後に,グループとして定めた「日本再生」の社是と,
規模の市場を創設し,284 万人の雇用を生み出す計画で
「医療の倫理と企業の論理の融合」の理念を掲げ,株式
ある.政府も医療を一つの産業として捉え始めようとし
会社として,医療法人を,つまり現場の最前線で活躍す
ている.鉄鋼,電機 ・ 電子機器,自動車と移り変わって
る医療人をサポートする立場を選択した.
きた日本の主力産業に,医療が加わろうとしている.
訪問歯科診療サポートを主軸に事業展開を進めるな
医療は,産業として多くの側面をもつ.病気を治す点
か,歯科医療を提供しているだけでは患者をトータルで
からみると,薬剤や医療器具などの事業が必要なのは明
ケアできていないのではないかと考え始めた.その想い
白であるが,今までの医療はそこにしか重きを置いてい
が実現し,2008 年に医科・介護にも着手することとなる.
なかったのではないだろうか.医療においては,患者の
医療法人と株式会社のグループとして,訪問歯科診療に
病気を治すことが第一である.しかし「病気を治す」と
加え,訪問診療,訪問介護をはじめとする介護事業にも
いうことを紐解いていくと,治療はもちろんのこと,治
参入を果たした.徐々にその範囲を拡大し,今では歯科
療後のケア,病気を未然に防ぐ予防医療や未病の領域ま
のグループとして全国でも最大の規模で展開している.
でカバーしてこそ,医療としての価値を十分に発揮でき
すべては患者に対し,トータルでケアができる安心の医
る.予防医療や未病治療,そして治療後のケアからみて
療を提供したいという一心で取り組んできた.歯科・医
いくと,患者の健康をいかに維持していくか,という点
科・介護のワンストップサービスのあるべき姿を目指
がポイントとなる.食事,農業,サプリメント,運動な
し,模索し続けた結果が今日につながっている.
どへも事業を拡大できる可能性はあると考える.その
他,治療の必要がない方に関しては,美しく健康に生活
3
医療の産業化を実現する
訪問をキーワードにグループとして医療・介護を提供
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できるサービスを提供する.たとえば,アンチエイジン
グやコスメティック関連商品などである(図 1 ).
これら「健康と美」を意識した商品やサービスは,医
日本の医療の産業化を目指して/総説■
図 2 訪問歯科診療を利用するにあたり重要視する点
(2012 年 5 月東京都,同年 7 月神奈川県にて実施した当社アンケート結果)
療の周囲に位置する産業であり,そこに医療としての知
特に高齢者においては,口腔内を清潔に保つ取り組み
見を取り入れていくことで,付加価値の高い商品が生ま
である口腔ケアを継続して行っていくことは重要であ
れるのではないかと予想している.一口に医療といって
り,その重要性は徐々に世間で理解されつつあると感じ
も,その周囲にまで目を向けていくと,医療の産業化の
る.高齢者の口腔内をケアする効果は大きい.残存歯数
実現に向けての取り組みは,多様な可能性を秘めてい
が多いほど,口腔内の疾患ばかりか脳血管疾患など身体
る.
の医療費まで減少するという,残存歯数と総医療費が密
接に関係しているデータが発表されている 10).口腔内が
4
予
防医療は歯科から発信していくべき領域
健康であることは,全身の健康につながる.介護業界関
係者を対象とした当社のアンケート結果では,訪問歯科
現在のわが国における死因の上位は悪性新生物(が
診療に伺ううえで重要視される取り組みの一つに口腔ケ
ん),心疾患,脳血管疾患が占めているが,近年上位に
アが挙げられている(図 2 )
.介護現場において,口腔
浮上しているものとして,肺炎が挙げられる.肺炎で死
ケアを行うことは当たり前の時代になってきている.
亡するうちの 92%が 65 歳以上の高齢者である.要介護
過去一貫して医療費は増加しているが,総医療費に占
者に限ってみると,直接死因の半数が感染症によるもの
める歯科医療費の割合 11)は減少している.要介護の高
で,そのうち誤嚥性肺炎が 30%を占めるとの報告もあ
齢者の約 9 割が歯科治療や専門的口腔ケアが必要とされ
る 8).また,不慮の事故の死因のうち,不慮の窒息によ
ているなか,実際に受けられているのはその半数にも満
り亡くなる方は交通事故の死亡者数より多く,このほと
たない 12).東京都在宅医療実態調査によると,在宅医療
んどが食事中の窒息死といわれている 9).誤嚥性肺炎を
の医師が連携を必要とした診療科は,歯科が第一位とい
防ぎ,食事をしっかりと摂れる状態を維持するために
う結果が出ている 13).つまり,医師から連携が望まれて
は,口腔内のケアならびに摂食・嚥下機能の維持・向上
いるにもかかわらず,実現にいたっていないのが歯科と
へも目を向けていくことが求められる.
の連携である.また,どのような口腔ケアが良いとされ
訪問歯科診療においても,摂食・嚥下機能の維持や向
上については注目を集めている.どちらの力が失われて
ているかについての社会的合意は得られていないとも感
じる.
しまっても自分の口から食べ物を正しく食べることは難
今,歯科医師に期待される役割は広がりをもち始めて
しい.摂食・嚥下機能を維持し,高めていくために必要
いるのではないかと感じる.歯科医師は患者の口腔内を
なリハビリは一人ひとり異なる.そのため食べ物を口に
定期的に診ることができるだけではなく,直接患者と接
運 ん で か ら 飲 み 込 む ま で の 一 連 の 動 作 を,VE:
する機会を多くもつ.予防医療の推進において,患者へ
videoendoscopic examination of swallowing( 嚥 下 内 視
周知するうえでの重要な役割を担うこととなる.口腔内
鏡または嚥下内視鏡検査)を活用して細かく分析する取
のケアや治療が必要な人のなかには,自覚していない人
り組みが始まっている.また,持ち運び可能な嚥下内視
も多く存在している.そんな方へは定期的に歯科医院へ
鏡が登場していることから,歯科治療に必要な器材の運
来ていただく意識をもってもらい,また在宅で過ごす高
搬が必須となる訪問歯科診療においても,今後広がって
齢者へは,そのケアプランを立てるケアマネジャーへ訪
いく取り組みの一つであると予想される.
問歯科診療の必要性を認識してもらうことも,歯科から
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予防医療を発信していくメリットとなる.病気を未然に
存在していなければ,長期的に機能していかない.つま
防ぐ予防医療を推進するためには,歯科医療からのアプ
り,インバウンドの政策においても,海外進出といった
ローチが望ましいと考えられる.
アウトバウンドを盛り込んでいくべきだと考える.
日本の医療を産業として成り立たせるためには,国内
5
世界で生き残れる医療制度の構築
のみならず国外からの医師などの高度人材の受入れも必
要である.優秀な人材も情報も,世界には多く存在す
先述の「日本再生戦略」の医療・介護,健康関連分野
る.産業化を真に実現したいと思うのであれば,閉鎖的
である「ライフ再生戦略」では,目標である約 50 兆円規
な考えは捨て,開かれた環境を整備しなくてはならな
模の市場のうち約 20 兆円は海外市場での日系企業の獲
い.
得市場規模であるとしている.つまり,わが国は医療と
日本と海外では,その医療制度は大きく異なり,日本
いうフィールドの中で海外へ進出していくことが求めら
と同じ感覚で海外進出を実行したのでは世界では通用し
れている.しかし,海外進出をする医療法人や医師たち
ない.また,開かれた日本の医療を追い求めるには,当
に対する国からのサポートは不足している.医師が国外
然リスクも大きい.文化や常識の異なる環境であるがゆ
での医療を希望した場合,現状ではみずからの力のみで
えに直面する苦労との戦いが待ち受けている.昨今,
進出を果たすしかない.日本の制度に守られることなく
TPP 参加の是非についての議論でも話題に上ったが,
海外への挑戦を目指すには,よほどの資金力と覚悟をも
混合診療,診療後の安全性チェック,企業の参入など,
つ医師でないとスタートラインに立つことすらできな
考えるべき論点であることは確かだ.
い.それでは,限定された道になってしまい,志の高く
しかし,現状に甘んじ,このままの状態を脱却せずに
若い医師の可能性をつぶすことにつながりかねない.閣
は,わが国の医療の産業化はなしえない.「日本の高度
議決定された「日本再生戦略」における医療分野の海外
医療及び健診に対するアジアトップ水準の評価・地位の
市場進出を具体化すべく,産業横断的な政策的支援が必
獲得」を目指す国の政策に倣い,一医療人として,一国
要である.
民として,たとえ国の援助がなかったとしても,私は医
一方で,新市場開拓という視点では,医療ツーリズム
療の産業化の道筋を開拓し,先導していきたい.誰かが
に代表されるような医療のインバウンド政策においても
やらなければならないことである.私がその道を切り拓
同じであると考える.わが国では,2010 年 6 月に菅直人
くことが,医療の産業化へ新しい可能性や契機を生み出
政権で閣議決定された「新成長戦略」に,
「国際医療交流
し,それが国を動かす力となると信じている.日本の医
(外国人患者の受入れ)
」の促進が盛り込まれたことを受
療の産業化を実現するために,規制緩和が正しい判断の
け ,医療ツーリズム推進のための体制作りが進んだ.
14)
もと,実行されることを願う.
日本政策投資銀行の試算によると,2008 年の医療ツー
リズム患者は年間 600 万人程度,2012 年までに市場規模
が 1,000 億ドルまで拡大することが見込まれ,日本への
医療ツーリズムの潜在需要は 2020 年時点で 43 万人,市
場規模(観光を含む)は約 5,500 億円,経済波及効果は約
2,800 億円に上るとされている 15).こうした背景から,
日本の医療を受けるために訪れる外国人患者の受入れ体
制を整えるべく,医療ツーリズムを推進しているもの
の,依然として課題が残っており,推進の是非について
も意見が分かれている.
医療ツーリズムを成功へ導くためには,外国人患者の
受入れ体制構築だけではなく,日本からも積極的に海外
へ進出し,双方向のシステムモデルを確立させる必要が
ある.国家間にて利害関係の発生する医療ツーリズムに
おいては,わが国のみが利益を得る政策を推し進めるの
ではなく,Win-Win の関係が成立するなかで政策を進
めていくことが不可欠である.日本における外国籍の医
師の診療可能範囲の検討や,日本の医療が必要とされる
海外地域への進出など,アウトバウンドの要素も同時に
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文 献
1)
国立社会保障・人口問題研究所:日本の将来推計人口(平成
24 年 1 月推計)推計結果表 表 1.出生中位(死亡中位)推計
表1 - 1 総人口,年齢 3 区分(0~14歳,15~64歳,65歳以上)
別人口及び年齢構造係数:出生中位(死亡中位)推計,http://
www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/newest04/s-kekka/1-1.xls
(2012/8/20 アクセス)
2)
政府広報:新聞広告 平成 23 年 12 月掲載 社会保障と税の
一体改革 すべての国民の皆さまへ─社会保障と税の一体改
革 に つ い て ─,http://dl.gov-online.go.jp/public_html/gov/
pdf/paper/kijishita/ph536b_pm.pdf(2012/8/20 アクセス)
3)
総務省統計研修所:世界の統計 2012,64,総務省統計局,
2012.
4)
厚生労働省:平成 21 年度国民医療費の概況 結果の概要,
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-iryohi/09/
kekka1.html(2012/8/20 アクセス)
5)
厚生労働省:平成 20 年患者調査の概況 結果の概要 1 推
計患者数,http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/
08/dl/01.pdf(2012/8/20 アクセス)
6)
厚生労働省:終末期医療に関する調査等検討会報告書─今後
の終末期医療の在り方について─ 平成 16 年 7 月(別添)終末
期医療に関する調査結果 2.結果の概要(8)終末期におけ
る療養の場所,http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/07/
s0723-8d8.html(2012/8/20 アクセス)
日本の医療の産業化を目指して/総説■
7)
内閣官房国家戦略室:日本再生戦略 ~フロンティアを拓き,
「共創の国」へ~(平成 24 年 7 月 31 日閣議決定)
「日本再生戦略
について」,http://www.npu.go.jp/policy/pdf/20120731/
20120731.pdf(2012/8/20 アクセス)
8)
渡邊 裕:要介護高齢者の継続的口腔管理の現状と展望につ
いて,日歯医師会誌,65:6 - 16,2012.
9)
医療経済出版:私立歯科大学協会が口腔と全身の関係を情報
発信,歯科医療経済,7 月号:13,2011.
10)
香川県歯科医師会・香川県国民健康保険団体連合会:香川県
高齢者における歯の健康と医療費に関する実態調査報告書
残存歯数及び歯周病の程度から,2005.
11)
厚生労働省:中央社会保険医療協議会総会(第 191 回)議事次
第 歯科診療について 資料(総 - 2 - 2),http://www.mhlw.
go.jp/stf/shingi/2r9852000001dp1h-att/2r9852000001e66n.
pdf(2012/8/20 アクセス)
12)
厚生労働科学研究成果データベース 河野正司ほか:情報
ネットワークを活用した行政・歯科医療機関・病院等の連携
による要介護者口腔保健医療ケアシステムに関する研究,
http://mhlw-grants.niph.go.jp/niph/search/NIDD00.do
(2012/8/20 アクセス)
13)
厚生労働省:第 16 回社会保障審議会医療部会資料 資料 2
在 宅 医 療 と 連 携 に つ い て,2011.http://www.mhlw.go.jp/
stf/shingi/2r98520000012qn3-att/2r98520000012qxh.pdf
(2012/8/20 アクセス)
14)
首相官邸:新成長戦略~「元気な日本」復活のシナリオ~(平
成 22 年 6 月 18 日),http://www.kantei.go.jp/jp/sinseichou
senryaku/sinseichou01.pdf(2012/8/20 アクセス)
15)
日本政策投資銀行産業調査部:今月のトピックス No. 147 - 1
ヘルスケア産業の新潮流 ⑧進む医療の国際化~医療ツーリ
ズ ム の 動 向 ~,http://www.dbj.jp/ja/topics/report/2010/
files/0000004549_file2.pdf(2012/8/20 アクセス)
Aging Science Vol.5 2012
37