湯沢市の財務書類4表 (貸借対照表・行政コスト計算書・純資産変動計算書・資金収支計算書) <概要版> -平成23年度― 平成24年12月 湯沢市 新地方公会計制度に基づく財務書類4表 現行の地方公共団体の財務会計は、現金主義がとられており、市が整備した資産や借 入金などの負債といったストック情報や、行政サービス提供のために発生したコスト情 報の不足という弱点があります。このようなことから、総務省では発生主義・複式簿記 の考え方を取り入れた地方公会計整備が検討されており、 「貸借対照表」、 「行政コスト計 算書」、「純資産変動計算書」 、 「資金収支計算書」の財務書類4表の作成モデルが示され ています。 本市では、総務省の「新地方公会計制度実務研究会報告書」で示された財務書類モデ ルのうち、 「総務省方式改訂モデル」を用いて普通会計、市全体のほか一部事務組合、公 社、第三セクターなどを含めた連結の財務書類4表を作成しています。 普通会計の財務書類4表の要旨 普通会計貸借対照表の要旨 (平成 24 年3月 31 日現在) (単位 百万円) 資産の部 1 公共資産 負債の部 89,719 1 固定負債 31,453 89,666 ⑴地方債 26,794 ①生活インフラ・国土保全 38,459 ⑵長期未払金 ②教育 29,225 ⑶退職手当引当金 ③福祉 4,056 ⑴有形固定資産 ④環境衛生 553 ⑤産業振興 11,848 ⑥消防 488 ⑦総務 5,038 ⑵売却可能資産 2 投資等 ⑴投資及び出資金 53 1,988 746 ⑶基金等 3,916 3 流動資産 ⑴財政調整基金 ⑷損失補償等引当金 3,041 ⑴翌年度償還予定地方債 2,833 ⑵未払金 0 ⑶賞与引当金 207 314 負債合計 34,493 純資産の部 1 公共資産等整備国県補助金等 18,111 4,418 2 公共資産等整備一般財源等 59,294 3,492 3 その他一般財源等 305 4 資産評価差額 ⑶歳計現金 597 純資産合計 資産合計 75 2 流動負債 ⑵減債基金 ⑷未収金 4,584 6,964 ⑵貸付金 ⑷長期延滞債権ほか 0 △10,809 11 66,607 24 101,101 負債及び純資産合計 ※有形固定資産のうち土地は 17,677 百万円です。また、有形固定資産の減価償却累計額は 65,894 百万円です。 1 101,101 普通会計行政コスト計算書の要旨 普通会計純資産変動計算書の要旨 (自 平成23年4月1日 (自 平成23年4月1日 至 平成24年3月31日) 至 平成24年3月31日) (単位 百万円) 経常行政コスト 1 人にかかるコスト ⑴人件費 ⑵退職手当引当金繰入等 2 物にかかるコスト ⑴物件費 (単位 百万円) 22,842 期首純資産残高 4,311 純経常行政コスト 3,756 財源調達 555 一般財源等 17,816 地方税 4,164 地方交付税 3,098 その他 231 ⑶減価償却費 3,104 △22,074 23,316 6,432 ⑵維持補修費 65,315 12,379 1,273 補助金等受入 5,500 臨時損益 63 資産評価替えによる変動額 3 移転支出的なコスト 11,588 ⑴社会保障給付 4,333 ⑵補助金等 3,967 ⑶他会計等への支出等 3,289 その他 0 期末純資産残高 511 ⑴支払利息 454 ⑵その他 至 平成24年3月31日) (単位 百万円) 1 経常的収支額 57 経常収益 66,607 普通会計資金収支計算書の要旨 (自 平成23年4月1日 4 その他のコスト △12 6,146 2 公共資産整備収支額 △1,433 3 投資・財務的収支額 △4,845 768 当年度歳計現金増減額 1 使用料・手数料 372 期首歳計現金残高 730 2 分担金・負担金・寄附金 396 期末歳計現金残高 597 △133 (基礎的財政収支) 純経常行政コスト 22,074 (経常行政コスト - 経常収益) 収入総額 27,378 支出総額 △27,510 地方債発行額 地方債元利償還額 財政調整基金等増減額 基礎的財政収支 △2,433 3,325 747 1,506 注記 ・ 貸借対照表、行政コスト計算書、純資産変動計算書及び資金収支計算書は総務省方式改訂モデルに則って作 成しています。 ・ 有形固定資産は、昭和 44 年度以降の地方財政状況調査表の普通建設事業費を集計し、減価償却を反映させ た後の金額を計上しています。 ・ 各表示額は、十万の位で四捨五入しているため、内訳と合計が一致しないことがあります。 2 普通会計財務書類4表を用いた財務分析 1 社会資本形成の世代間負担比率 項 有形固定資産 純資産合計 目 金 額 ・ 比 率 a 896億6,638万円 b 666億 733万円 地方債(翌年度償還予定額を含む) これまでの世代による負担比率 将来世代による負担比率 c 296億2,757万円 b/a 74.3% c/a 33.0% (注) 資産のうち有形固定資産に対する純資産、地方債の割合を見たものであるため、両比率の合計は 100%になりません。 2 住民一人当たりの貸借対照表 (単位 千円) 資産の部 1 公共資産 2 投資等 3 流動資産 負債の部 1,752 1 固定負債 614 136 2 流動負債 60 86 負債合計 674 純資産の部 資産合計 1,974 純資産合計 1,300 負債・純資産合計 1,974 (平成24年3月31日現在住民基本台帳人口 51,225人) 3 住民一人当たりの行政コスト (単位 千円) 性質別分類 金額 1 人にかかるコスト 84 2 物にかかるコスト 126 3 移転支出的なコスト 226 4 その他のコスト 10 経常行政コスト a 446 1 使用料・手数料 7 2 分担金・負担金・寄附金 8 経常収益 b 15 純経常行政コスト a-b 431 (平成24年3月31日現在住民基本台帳人口 51,225人) 3 4 性質別行政コスト その他のコスト 人にかかるコスト 510,859 千円 (2.2%) 4,311,106 千円 (18.9%) 移転支出的なコスト 物にかかるコスト 11,588,183 千円 (50.7%) 6,431,930 千円 (28.2%) 5 目的別行政コスト 議会 290,714 千円(1.3%) 支払利息 453,807 千円(2.0%) 総務 2,425,379 千円(10.6%) 生活インフラ・国土保全 2,879,370 千円(12.6%) 教育 2,507,802 千円(11.0%) 消防 1,300,572 千円(5.7%) 産業振興 2,574,849 千円(11.3%) 環境衛生 2,009,737 千円 (8.8%) 福祉 8,342,797 千円(36.5%) 4 市全体の財務書類4表の要旨 市では普通会計で行っている事業のほかにも、水道事業や下水道事業、国民健康保 険事業、介護保険事業などの事業を行っています。市の財政は普通会計のみで成り立 っているわけではないため、湯沢市全体のストック情報やコスト情報を把握するため には、特別会計や企業会計までを対象とした市全体の財務書類を用います。なお、普 通会計から各会計への繰出金や出資金などは内部取引として相殺消去しています。 【市全体の範囲】 普通会計(一般会計、養護老人ホーム愛宕荘特別会計、皆瀬更生園特別会計、墓地公園特別会計)、水道 事業会計、簡易水道特別会計、下水道特別会計、国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計、介護 保険特別会計、介護サービス特別会計 市全体の貸借対照表の要旨 (平成 24 年3月 31 日現在) (単位 百万円) 資産の部 1 公共資産 ⑴有形固定資産 負債の部 137,488 1 固定負債 55,493 137,430 ⑴地方債 49,875 ①生活インフラ・国土保全 66,409 ⑵長期未払金 ②教育 29,225 ⑶引当金 ③福祉 5,110 ④環境衛生 19,311 ⑤産業振興 11,848 ⑥消防 488 ⑦総務 5,038 ⑵無形固定資産 6 ⑶売却可能資産 53 2 投資等 682 ⑵貸付金 746 ⑶基金等 4,091 3 流動資産 ⑴資金 ⑵未収金ほか 資産合計 5,618 (うち退職手当等引当金) 2 流動負債 5,543 4,355 ⑴翌年度償還予定地方債 ⑵未払金 4,066 0 ⑶賞与引当金 244 ⑷その他 45 負債合計 59,848 6,092 ⑴投資及び出資金 ⑷長期延滞債権ほか 0 純資産の部 573 1 公共資産等整備国県補助金等 34,503 2 公共資産等整備一般財源等 66,377 3 その他一般財源等 6,856 4 資産評価差額 6,784 純資産合計 △10,401 109 90,588 72 150,436 負債及び純資産合計 5 150,436 市全体の行政コスト計算書の要旨 市全体の純資産変動計算書の要旨 (自 平成23年4月1日 (自 平成23年4月1日 至 平成24年3月31日) 至 平成24年3月31日) (単位 百万円) 経常行政コスト 1 人にかかるコスト ⑴人件費 ⑵退職手当引当金繰入等 2 物にかかるコスト ⑴物件費 (単位 百万円) 34,159 期首純資産残高 5,177 純経常行政コスト 4,558 財源調達 619 一般財源等 17,798 地方税 4,164 地方交付税 3,891 その他 300 ⑶減価償却費 4,547 △25,989 27,469 8,737 ⑵維持補修費 89,089 12,379 1,255 補助金等受入 9,671 臨時損益 36 資産評価替えによる変動額 3 移転支出的なコスト 18,998 ⑴社会保障給付 12,117 ⑵補助金等 ⑶他団体への資産整備補助金等 4 その他のコスト その他 △4 期末純資産残高 548 1,246 972 ⑵その他 273 市全体の資金収支計算書の要旨 (自 平成23年4月1日 至 平成24年3月31日) (単位 百万円) 1 経常的収支額 1 使用料・手数料 90,588 6,333 ⑴支払利息 経常収益 △12 8,170 372 6,193 2 公共資産整備収支額 △1,519 3 投資・財務的収支額 △4,015 2 分担金・負担金・寄附金 3,998 当年度資金増減額 3 保険料 2,068 期首資金残高 6,125 4 事業収益 1,590 期末資金残高 6,784 5 その他特定行政サービス収入 純経常行政コスト 142 25,989 (経常行政コスト - 経常収益) ・ 各表示額は、十万の位で四捨五入しているため、内訳と合計が一致しないことがあります。 6 659 連結財務書類4表の要旨 連結財務書類4表は、市全体の会計のほかに市と連携協力して行政サービスを実施 している一部事務組合や公社、第三セクターなどを含めてひとつの行政サービス実施 主体とみなして作成した財務書類です。なお、市から連結対象法人などへの出資金や 補助金、委託料などは内部取引として相殺消去しています。 【連結の範囲】 市の全会計(財産区特別会計を除く。)、湯沢雄勝広域市町村圏組合、秋田県市町村総合事務組合、秋田県 市町村会館管理組合、秋田県後期高齢者医療広域連合、湯沢市土地開発公社、(株)秋の宮山荘、(株)小町 の郷、(有)皆瀬村活性化センター 連結貸借対照表の要旨 (平成 24 年3月 31 日現在) (単位 百万円) 資産の部 1 公共資産 ⑴有形固定資産 負債の部 147,081 147,023 1 固定負債 59,366 ⑴地方債(市) 49,875 ①生活インフラ・国土保全 67,035 ⑵地方債・長期借入金(関係団体) ②教育 30,490 ⑶長期未払金 ③福祉 7,501 ④環境衛生 24,059 ⑤産業振興 11,914 ⑥消防 932 ⑦総務 5,093 ⑵無形固定資産 6 ⑶売却可能資産 53 2 投資等 6,264 ⑴投資及び出資金 180 ⑵貸付金 566 ⑶基金等 4,945 ⑷長期延滞債権ほか 3 流動資産 ⑴資金 ⑵未収金 ⑶販売用不動産 ⑷その他 資産合計 573 1 ⑷引当金 6,781 (うち退職手当等引当金) 2 流動負債 ⑴翌年度償還予定額(市) ⑵翌年度償還予定額(関係団体) ⑶未払金 4,066 194 28 ⑷賞与引当金 300 ⑸その他 71 負債合計 64,026 純資産の部 1 公共資産等整備国県補助金等 36,142 2 公共資産等整備一般財源等 71,337 3 他団体・民間出資分 7,251 4 その他一般財源等 3 6,781 4,659 7,345 72 2,709 5 資産評価差額 純資産合計 65 △10,989 109 96,664 19 160,690 7 負債及び純資産合計 160,690 連結行政コスト計算書の要旨 (自 平成23年4月1日 連結純資産変動計算書の要旨 至 平成24年3月31日) (自 平成23年4月1日 至 平成24年3月31日) (単位 百万円) 経常行政コスト 1 人にかかるコスト ⑴人件費 ⑵退職手当引当金繰入等 2 物にかかるコスト ⑴物件費 41,122 純経常行政コスト 5,909 財源調達 655 地方税 4,164 その他 3 移転支出的なコスト 22,837 ⑴社会保障給付 18,752 12,379 1,266 補助金等受入 12,630 臨時損益 △23 資産評価替えによる変動額 △12 その他 89 期末純資産残高 96,664 3,538 548 4 その他のコスト 1,782 ⑴支払利息 1,018 ⑵その他 17,809 4,344 5,259 △29,183 一般財源等 地方交付税 ⑶減価償却費 95,355 30,439 9,938 336 ⑶他団体への資産整備補助金等 期首純資産残高 6,564 ⑵維持補修費 ⑵補助金等 (単位 百万円) 連結資金収支計算書の要旨 (自 平成23年4月1日 至 平成24年3月31日) 764 (単位 百万円) 1 経常的収支額 経常収益 1 使用料・手数料 11,939 444 2 公共資産整備収支額 △1,721 3 投資・財務的収支額 △4,295 2 分担金・負担金・寄附金 6,886 当年度資金増減額 3 保険料 2,068 期首資金残高 4 事業収益 2,344 経費負担割合変更に伴う差額 5 その他特定行政サービス収入 純経常行政コスト 197 期末資金残高 29,183 (経常行政コスト - 経常収益) ・ 各表示額は、十万の位で四捨五入しているため、内訳と合計が一致しないことがあります。 8 6,725 709 6,542 0 7,251
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