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博多青松高校
博多青松高校 10 年目の活躍
年目の活躍
10年目を迎え、「高大等連携事業」や「近未来ガイダンス」など単位
制高校の特長を生かした取組が評価されていますが、学習面以外において
も学校内外で素晴らしい活躍をしています。
博多山笠台上がり
博多山笠台上がり
部活動
部活動
平成14年度から地域交流の一環として、博多の伝統的な祭であ
る博多山笠の台上がりをさせていただいています。
博多青松高校には、 数多くの運動・文化系の部活動・同好会が
あり、授業の合間を縫って練習や活動に汗を流しています。
特に本年度は、学校周辺の千代1丁目が千代流れの当番という
運動部は、主に屋内中心の部活動がほとんどですが、毎年行わ
こともあって、流れ舁きで校舎の前まで山を進めていただき、たくさ
れる全国定時制・通信制大会では常連校として、輝かしい成績を
んの生徒や職員が見守る中、博多一本締めが行われました。本校
収めています。また、文化部は、博多青松高校ならではの個性あ
は全県から生徒が登校しているため、学校地域の祭にはあまり馴
ふれる作品を作り、青松祭などの文化祭でも職員をはじめ来校さ
染みがありません。男衆の勇ましい姿を間近に見て、古くから伝わ
れた保護者の方々から高い評価を得ています。
る博多伝統の祭を肌で感じるいい機会となりました。
≪女子バスケットボール部≫
この台上がりの様子は翌日の西日本新聞にも大きく取り上げら
れました。
5年連続で
全国定通大会 優勝
ᵈ
平成14年度から5年連
続で全国制覇を成し遂げ
ました。平成16年度には、
福岡県教育文化表彰を受
けるなど、様々なところで
高い評価を得ています。
≪女子バレーボール部≫
全国定通大会 準優勝
ᵈ
平成14年度に全国制覇
を成し遂げ、昨年度は3位、
今年度は準優勝と全国で
平成14年度
山崎
賢一郎
校長
も強豪校として毎年素晴ら
平成15年度
井上
泰典
教頭(定時制)
し活躍をしています。
平成16年度
高村
和寛
総括教頭
平成17年度
井上
裕
教頭(通信制)
平成18年度
奥山
訓近
校長
高村
和寛
総括教頭
定通制の大会だけではなく全日制の大会においても、
全国的に輝かしい成績を修めています。
締め込みにハッピ姿、そして、「オイサー!オイサー!」これだけ
でも気合いが入ります。本校勤務5年間のうち2度も名誉ある台上
≪簿記部≫
第26回
団体9位
がりすることができました。特に、今年の校舎正面での「博多手一
本」には大変感動しました。
台上がりはとても勇壮です。
簿記コンクールおよびIT
岡県で団体優勝し、臨んだ
全国大会で団体9位入賞
高い視点から見る広い視界の
を成し遂げました。来年度
中で人や風景が目まぐるしく流
も県大会で連覇できるよう
れ去ります。足元のかき手(男
に練習に励んでいきます。ᵈ
衆)は必死の形相で次々と入
(高村総括教頭)
個人3位
簿記選手権の2大会とも福
独特の世界があります。意外と
れ替わります。
全国高等学校IT・簿記選手権大会
ᵈ
奥山
校長(左)
と
高村
総括教頭(右)
ᵈ
堤
明信
簿記部門
君(定時制)
ᵈ
ᵈ
エッセイコンテスト
エッセイコンテスト
高校総体
第4回 高校生福祉文化賞エッセイコンテスト
≪水泳同好会≫
初のインターハイ出場
岡島 翔太 君(定時制)
[50m・100m自由形]
生徒生活体験発表
生徒生活体験発表
第54回 生徒生活体験発表会 県大会
大石
最優秀賞
大沢
愛
さん(定時制)
日本福祉大学・朝日新聞主催の第4回高校生福祉文化賞エッセ
イコンテストに国内外から7364通の応募があり、その中から最優
秀賞という最高の賞を受賞しました。
あなたにとって家族とは?というテーマにおいて、自分と家族の
「今、未来を感じながら」
最優秀賞
「生きる力」
成晃
君(通信制)
「生きる力」をエッセイにしています。
「呼吸器のこと、明日までに決めて下さい。」四月、私と母
10月15日(日)に、コミセンわじ
ろで行われた生徒生活体験発表会
は、大きな決断を迫られました。
県大会が行われました。福岡県内
私の祖父は、筋萎縮性側索硬化症という病気を患ってい
4地区から12名の代表者が、最優
ます。この病気は、日に日に筋肉が落ち、手も足も動かな
秀賞(1名)、優秀賞(1名)、審査員
くなり、最終的には自分で呼吸することもできなくなる難病
特別賞(4名)を目指し発表を行い
です。
ました。
病気を宣告されて約一年、徐々に症状は進行していき、
最優秀賞を受賞した大石君は、
11月19日(日)に東京で行われる
ついにこの日、祖父が自力での呼吸が困難になったこと
全国高等学校定時制通信制教育振興会 生徒生活体験発表会
を、医師から告げられたのでした。治療法も見つかってい
全国大会へ出場します。
ないこの病気で、祖父が生きられる方法は、ただ一つ、「呼
吸器をつける」こと。しかし、「呼吸器をつけるということは、
その他の受賞者
「これをやり遂げたいと言いたい」
優秀賞
田籠
美華
さん(定時制)
患者さんにとっては苦しいだけ。それに介護する家族もと
ても大変です。それでもいいんですか。」という医師の言葉
にあるように、祖父にとって延命することが必ずしも良いわ
「夢があるから」
審査員特別賞
けではなく、私と母は酸素マスクをつけられ、意識のなくな
河村 有美 さん(定時制)
った祖父の隣に座り、涙を流しながら悩みました。けれど、
何時間考えても答えは出ません。そうだ、本人に聞いてみ
よう。祖父は意識がないのに、ふと私はそう思い、祖父の
耳元で、何度も何度も必死に言いました。
「まだ生きたい、それとも楽になりたい。」
−すると、気持ちが届いたのか、祖父 がうっすらと目を
開けて、ゆっくり言ったのです。「生きたい・・・。まだ愛ちゃ
ん達に会いたい。」と。私は驚きと喜びで、母と顔を見あわ
せ、「苦しいけどいいの」と聞くと、祖父はうなずき、私にほ
ほえみました。
そして今、祖父の喉には呼吸器がついています。時折、
ᵈ
苦しそうにしますが、祖父は意識もあり、お見舞に行くと、
音楽コンクール
音楽コンクール
第25回 福岡県高等学校音楽コンクール
ピアノ部門
金賞
平島
龍太郎
君(通信制)
とびきりの笑顔で迎えてくれます。そんな一生懸命生きて
いる祖父に喜んでほしくて、私は以前よりも、勉強や部活
などを頑張るようになりました。私と祖父は、互いが互いの
『生きる力』になっているのです。