データシート(PDF) - Oracle

ORACLE DATA SHEET
SUN BLADE X3-2B サーバー・モジュール
機能
• Sun Blade 6000 シャーシの可用性に優
れた電源、冷却、I/O インフラストラク
チャを利用したエンタープライズ・ク
ラスのブレード・サーバー
• インテル Xeon プロセッサ E5-2600 シ
リーズの CPU を 2 個搭載
• 16 個のデュアル・インライン・メモリ・
モジュール(DIMM)スロットを搭載。
1 チ ャ ネ ル に 2 個 の 低 電 圧 DDR3
1600MHz DIMM をサポート
• Express Module によるネットワーク
I/O
• Oracle ILOM、Oracle System Assistant、
Oracle Hardware Management Pack
利点
• 電源および冷却コストの削減、データ
センター・スペースの節約、クラウド・
インフラストラクチャに対するエン
タープライズ・クラスの信頼性、可用
性、保守性(RAS)の実現
• 前世代サーバーと比べて最大 80%のパ
フォーマンス向上を実現
• 最高のアプリケーション・パフォーマ
ンスに加え、1600MHz で稼働する低電
圧 DIMM による省電力の実現
• ブレード・サーバー独自の I/O 構成によ
る迅速なブレード・サーバー導入と停
止時間なしの I/O アップグレード
• オラクルのソフトウェアに最適化。最
高のパフォーマンスと信頼性、最小の
TCO を実現
業界最多レベルのデュアル・インライ
ン・メモリ・モジュール(DIMM)数
と先例のないメモリ帯域幅を備えたオ
ラクルの Sun Blade X3-2B サーバー・
モジュールは、市場でもっともクラウド・インフラストラクチャの構築
に適したブレードです。このブレードは、Sun Blade 6000 シャーシの
優れた I/O アーキテクチャを利用しているため、容易に導入、管理、お
よびプロビジョニングを実行できます。また、Sun Blade X3-2B サー
バー・モジュールをオラクルのネットワーク製品と組み合わせて使用す
ると、画期的なパフォーマンスと優れたエネルギー効率が実現されると
ともに、クラウド・インフラストラクチャのコストおよび複雑さが軽減
されます。
製品概要
汎用性に優れた Sun Blade X3-2B サーバー・モジュールは、他の追随を許さな
いメモリ帯域幅と大容量メモリにインテル Xeon プロセッサ E5-2600 シリーズ
の高パフォーマンス・プロセッサを組み合わせることで、2 ソケット・ブレー
ド・サーバーでの、もっとも要求の厳しい仮想化ワークロードおよび物理ワー
クロードの実行を可能にしました。
Sun Blade 6000 シャーシでサポートされている Sun Blade X3-2B サーバー・モ
ジュールは、ファン・モジュール、高効率の電源モジュール、Express Module
といったシャーシ・ベースの冗長なホットスワップ対応コンポーネントを活用
することで、エンタープライズ・クラスの信頼性を備えた IT インフラストラク
チャ・ソリューションを提供します。
このサーバー・モジュールに、パフォーマンスが高くレイテンシの短い Sun
Blade 6000 Ethernet Switched NEM 24p 10 GbE を組み合わせると、多数の仮想
マシンの配置時に発生しやすいネットワーク・ボトルネックの可能性を排除で
きます。この Switched Network Express Module によって、データセンターの
スイッチング層全体が不要になると同時にケーブルが 4 分の 1 に短縮されるた
め、IT インフラストラクチャが簡素化され、ネットワーク・コストが削減され
ます。
すべての Oracle サーバーには、フル機能を備えたサーバー管理ツールが追加コ
ストなしで付属しています。Oracle Integrated Lights Out Manager(Oracle
ILOM)は業界標準プロトコルを利用して、セキュアで包括的なローカルおよび
リモート管理機能を提供します。また、Oracle ILOM 機能には電源の管理およ
び監視機能と障害の検出および通知機能が含まれています。システム管理者は、
組込みの Oracle System Assistant を利用することで、オラクル認定済みのハー
ドウェア・ドライバを使用して、迅速にサーバー配置、ファームウェア更新、
ハードウェア構成、オペレーティング・システム(OS)のインストールを実行
できます。
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Oracle Premier Support に契約のお客様は、My Oracle Support や Oracle
Enterprise Manager Ops Center のマルチサーバー管理ツールを利用できます。
Oracle Enterprise Manager Ops Center は、アプリケーションからディスクまで
を網羅するオラクルのシステム管理ツールの重要コンポーネントとして、サー
バー、ストレージ、ネットワークの連携を通じて包括的なクラウド・インフラ
ストラクチャを構築します。また、Oracle Enterprise Manager Ops Center に含
まれる Oracle Automated Service Request 機能によって潜在的な問題が検出さ
れ、ユーザー介入なしでオラクルのサポート・センターへ報告されるため、最
高のサービス・レベルとサポート工数の削減を実現されます。
Sun x86 システムは、Oracle ソフトウェアの実行に最適なエンタープライズ x86
プラットフォームです。完全サポート付きの統合 Oracle スタックに基づいて最
適なパフォーマンスと信頼性が提供されるだけでなく、クラウド配置に必要な
ものすべてが含まれています。
すべての Sun x86 システムには仮想化およびクラウド・プロビジョニング機能
が含まれており、各種オペレーティング・システムの選択肢が用意されていま
す。また、アプリケーションからディスクまでにわたるオラクル独自のシステ
ム管理環境を追加費用なしで利用できます。
その結果として、Sun x86 システムは同様の構成を持つマルチベンダー構成と
比べて、3 年間で最大 50%のコスト削減を実現します 1。また、Sun x86 システ
ムは、統合と最適化を通じて 10 倍のパフォーマンス向上を実現するOracle
ExadataなどのOracleエンジニアド・システムのおもな構成要素として利用され
ています。
Sun Blade X3-2B サーバー・モジュールの仕様
アーキテクチャ
プロセッサ
• 2x インテル Xeon プロセッサ E5-2600 シリーズのプロセッサ
キャッシュ
• レベル 1:コアごとに 32KB の命令と 32KB のデータ L1 キャッシュ
• レベル 2:コアごとに 256KB のデータと命令共有 L2 キャッシュ
• レベル 3:プロセッサごとに最大 20MB の共有型インクルーシブ L3 キャッシュ
メイン・メモリ
• 24 個の DIMM スロットによる最大 384GB の DDR3 レジスタ付き DIMM(RDIMM)
メモリ
• LV RDIMM オプション:8GB(最高 1,600MHz 時)、16GB(最高 1,600MHz 時)
インタフェース
標準 I/O
• 2x100/1000/10G Base-T イーサネット・ポート
• 1x 管理ネットワーク用の 10/100Base-T イーサネット・ポート
ストレージ
• 4xSAS-2 インタフェース(ミッドプレーンに接続)
、2xSAS-2 インタフェース(各
Network Express Module スロットに接続)
• 2.5 インチの前面からアクセス可能なホットスワップ対応ディスク・ベイ x4
• すべての 2.5 インチ・ディスク・ベイにハード・ディスク・ドライブまたはソリッ
ド・ステート・ドライブを取付け可能
※SAS サポートには、RAID Expansion Module が必要です
グラフィックス
• VGA 2D グラフィックス・コントローラ内蔵
• 最大 1,280x1,024x16 ビット(60Hz 時)の解像度をサポート(Oracle ILOM RKVMS
を使用してリモートで表示する場合は 1,024x768)
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出典:Edison Group、
『The Optimized Stack: Reducing Total Cost of Ownership through Vertical Integration』、2011 年 7 月初版
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ミッドプレーン I/O
大容量メモリ・フットプリント、高いメモ
リ帯域幅、柔軟性を備え、Sun Blade 6000
シャーシが持つ効率を利用した Sun Blade
X3-2B サーバー・モジュールは、市場で
もっとも仮想化ワークロードおよび物理
ワークロードの実行に適したブレードで
す
• 4x(x8)PCIe 2.0 バス(2xExpressModule スロット用、2xNetwork Express Module
スロット用)
• 4x6Gb/秒 SAS インタフェース(Network Express Module スロットごとに 2 つ)
• Intel Ethernet Controller I350 を使用した 10/100/1000 Base-T イーサネット・インタ
フェース x2(Network Express Module スロットごとに 1 つのインタフェース)
• 1x10/100 イーサネット管理ポート(CMM に接続)
• SPARC T4-1B サーバー・モジュール
フロント・パネル I/O
• 4x ホットスワップ対応の SFF ドライブ・ベイ(SAS HDD および SSD をサポート)
以下は、ドングル・ケーブルが必要
• VGA グラフィックス(DB-15 コネクタ)
• Oracle ILOM シリアル・コンソール
• キーボード、マウス、ストレージ用のデュアル USB ポート
• SPARC T3-1B サーバー・モジュール
システム管理
関連製品
Sun Blade X3-2B サーバー・モジュールは
Sun Blade 6000 シャーシ用に設計されて
おり、以下と組み合わせることが可能です。
• Sun Blade X6270 M2 サ ー バ ー ・ モ
ジュール
• Sun Blade X6275 M2 サ ー バ ー ・ モ
ジュール
Sun Blade X3-2B サーバー・モジュールを
Sun Blade Storage Module M2 に接続する
と、スケーラブルなシャーシ内ストレージ
を利用 でき 、Sun Blade 6000 Ethernet
Switched NEM 24p 10 GbE に接続すると、
10GbE スイッチを利用できます。
関連サービス
• Oracle Support Services か ら 以 下 の
サービスが利用できます。
• インストール
• 保守
インタフェース
• 専用の 10/100Base-T イーサネット・ネットワーク管理ポート
• 帯域内、帯域外、および側波帯のネットワーク管理アクセス
• RJ-45 シリアル管理ポート
サービス・プロセッサ
• Oracle Integrated Lights Out Manager により次の機能を提供
• リモート・キーボード、ビデオ、マウスのリダイレクト
• コマンドライン、IPMI、ブラウザのインタフェースを介した完全リモート管理
• リモート・メディア機能(DVD、CD、ISO イメージ、フロッピー)
• 高度な電源管理および監視
• Active Directory、LDAP、RADIUS のサポート
インストール
• Oracle System Assistant により次の機能を提供
• タスク主導型のハードウェア更新と構成
• OS インストール
• 最新 Oracle ファームウェア、ドライバ、ツール、ドキュメントの簡単なダウンロード
• RAID、BIOS、ILOM 構成向けのクロス OS コマンドライン・ツール
• クロス OS のファームウェア更新ツール
監視
• 包括的な障害検出および通知
• 帯域内、帯域外、および側波帯の SNMP 監視 V1、V2c、V3
• Syslog および SMTP アラート、WS-MAN
• Oracle Automated Service Request(Oracle ASR)による、おもなハードウェア障
害に対するサービス・リクエストの自動作成
Oracle Enterprise Manager Ops Center
• ベアメタル・サーバーの配置とプロビジョニング
• Oracle ハードウェアおよびサード・パーティ・ハードウェアに対するクラウド管理
と仮想化管理
• インベントリ管理とパッチ管理
• OS の可観測性によるパフォーマンスの監視とチューニング
• サービス・リクエストの自動生成
• Oracle Enterprise Manager Cloud Control のアプリケーション管理への接続
• ネイティブの Oracle Solaris と Oracle Linux を同時に制御できるだけでなく、仮想
マシンでの実行時に Red Hat Enterprise Linux と Microsoft Windows を制御可能
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ソフトウェア
オペレーティング・システム
• Oracle Solaris(事前インストール済みオプション)
• Oracle Linux
• Red Hat Enterprise Linux
• SUSE Linux Enterprise Server
• Microsoft Windows Server
ソフトウェアについて、詳しくは次の Web サイトを参照してください。
https://wikis.oracle.com/display/SystemsComm/Home#tab:x86-Systems-Options-andDownloads
仮想化
• Oracle VM(事前インストール済みオプション)
• VMware
I/O モジュール
• サポートしている I/O モジュール・フォーム・ファクタ
• Sun Blade X3-2B サーバー・モジュールごとに最大 2 個までの(ブレード固有)
Express Module
• Sun Blade 6000 シャーシごとに最大 2 つまでの(共有)Network Express Module
• FC、DCOE、SAS Express Module HBA を含む Express Module
準拠規格
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UL 60950-1 2nd Ed(北米、安全性)
CAN/CSA-C22.2 No. 60950-1 2nd Ed(カナダ、安全性)
CB Scheme 認定(すべての CB 加盟国の規定に準拠)
EN55022/CISPR22:2008(EU、エミッション)
CNS-13438:2006 Class A(台湾)
FCC CFR 47 CFR 15B Class A(連邦規制基準、Title 47、Part 15、Subpart B Class
A)(米国)
ICES-003 Class A(カナダ)
VCCI:2008 Class A(日本)
AS/NZS-3548 Class A(オーストラリア/ニュージーランド)
KN 22 RRL Public Notice 2009-9(2009 年 12 月 21 日)Class A(韓国)
NEBS Level 3、EN300386 V1.5.1 Class A(EU、通信)
EN55024/CISPR 24(イミュニティ)、EN61000-3-2:2006
EN61000-3-3 :1995+A1:2001+A2:2002
有害物質規制(RoHS)指令、2011/65/EC(2002/95/EC)
廃電気電子機器(WEEE)指令、2002/96/EC
低電圧指令 2006/95/EC(73/23/EEC)
EMC 指令 2004/108/EC(989/336/EEC)
認定規格
• 安全マーク:UL/cUL または TUV
• 規制標示:CE、FCC、C-tick、VCCI、BSMI、KCC、ICES-003、WEEE 記号、中国
RoHS 記号
寸法と重量
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高さ:327.2mm(12.9 インチ)
幅:44.5mm(1.8 インチ)
奥行:511.7mm(20.2 インチ)
重量:9.1kg(20.2 ポンド)フル搭載時
省エネ法に基づくエネルギー消費効率*1
• Intel 2.4GHz 4 Core Xeon E5-2609: 区分:H 0.60W/GTOPS
• 上記以外の CPU モデルの場合、省エネ法対象外
*1 エネルギー消費効率とは、省エネ法で定める測定方法により測定した消費電力を、
省エネ法で定める複合理論性能で除したものです。
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保証
Sun Blade X3-2B サーバー・モジュールには 1 年間の保証が付属しています。Sun 製品に対するオラクルのグローバル
保証サポート情報については、oracle.com/sun/warranty を参照してください。
サービス
24 時間 365 日のハードウェア・サービス、エキスパートによるテクニカル・サポート、事前予防ツール、ソフトウェ
ア更新を含む Oracle スタック全体に対応した包括的な統合サポートを提供し、一本化された窓口を通じて責任を負っ
ているのは、オラクルのみです。Sun 製品に対してオラクルが提供しているサービス・プログラムの詳細については、
oracle.com/sun/services を参照してください。
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