MSDS - クラレ

改訂５版
製品名モビタール
２０１２年５月６日
P.1/7
作成日２００５年２月
２日
改訂日２０１２年５月
６日
製品安全データシート
１．製品及び
製品及び会社情報
製品名
：
会社名
：
住所
：
モビタール
株式会社クラレ
株式会社クラレ
〒100-8115 東京都千代田区大手町 1-1-3 大手センタービル
〒530-8611 大阪府大阪市北区角田町 8-1 1-12-39 梅田阪急ビルオフィ
スタワー
担当部門：
樹脂カンパニーポバール樹脂事業部事業企画部海外統括グループ
03-6701-1466
電話番号：
FAX 番号 03-6701-1460
E-mail
[email protected]
緊急連絡先：
樹脂カンパニーポバール樹脂事業部ポバール樹脂販売部海外統括
グループ（電話 03-6701-1466）
推奨用途及び：各種バインダ（塗料、インク、セラミック等）
使用上の制限
２．危険有害性の
危険有害性の要約
GHS 分類：
物理化学的危険性
分類基準に該当しない
火薬類
分類対象外
可燃性・引火性ガス
分類対象外
可燃性・引火性エアゾール分類対象外
支燃性・酸化性ガス
分類対象外
高圧ガス
分類対象外
引火性液体
分類対象外
可燃性固体
分類できない
自己反応性化学品
区分外
自然発火性液体
分類対象外
自然発火性固体
区分外
自己発熱性化学品
区分外
水反応可燃性化学品
区分外
酸化性液体
分類対象外
酸化性固体
分類対象外
有機過酸化物
分類対象外
金属腐食性物質
分類できない
人健康有害性急性毒性（経口）
分類できない
急性毒性（経皮、吸入）
分類できない
皮膚腐食性及び刺激性
分類できない
眼に対する重篤な損傷又は眼刺激性分類できない
呼吸器感作性
分類できない
皮膚感作性
分類できない
生殖細胞変異原性
分類できない
改訂５版
製品名モビタール
２０１２年５月６日
P.2/7
発がん性
分類できない
生殖毒性
分類できない
特定標的臓器毒性（単回暴露）分類できない
特定標的臓器毒性（反復暴露）分類できない
吸引性呼吸器有害性
分類できない
環境有害性水生環境急性有害性
分類できない
水生環境慢性有害性
分類できない
オゾン層への有害性
分類できない
絵表示または（絵表示なし）
シンボル
注意喚起語（なし）
他の危険有害性
粉塵爆発の可能性
国・地域情報
消防法第９条の四指定可燃物（危険物の規則に関する政令
別表第四
合成樹脂類その他のもの指定数量 3000kg）
３．組成及び
組成及び成分情報
成分情報
化学物質･混合物の区別：
化学名：
別名
：
化学特性：
単一の化学物質
ポリビニルブチラール
Vinyl acetal polymers, butyrals、Polyvinyl butyrals、
CH 2
CH 2
CH 2
CH 2
CH
CH
CH
CH
OH
O
O
O
O
n
68648-78-2 (Acetic acid ethenyl ester, polymer with ethenol,
cyclic acetal with butanal)
27360-07-2(Acetic acid ethenyl ester, polymer with
1,1-bis(ethenyloxy)butane and ethenol)
成分及び濃度または濃
97.5%以上
度範囲（含有量）：
官報公示整理番号：
化審法６－７０８
（化審法・安衛法）
安衛法化審法公示による既存化学物質扱いの物質
TSCA 登録あり
EU EINECS／ELINCS 登録対象外（高分
子化合物）
CAS 番号(CAS 名称）
：
４．応急措置
吸入した場合
：・吸入した場合：空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息
させること。気分が悪い場合は、医師に連絡すること。
皮膚に付着した場合：・皮膚についた場合：多量の水と石鹸で洗うこと。
・気分が悪い場合は、医師に連絡すること。
目に入った場合：・眼に入った場合：水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクト
レンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄
を続けること。
・眼の刺激が続く場合は、医師の診断／手当てを受けること。
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製品名モビタール
２０１２年５月６日
P.3/7
・取り扱った後、手を洗うこと。
飲み込んだ場合
：・飲み込んだ場合：気分が悪い時は、医師に連絡すること。
・口をすすぐこと。
５．火災時の
火災時の措置
消火剤
「特有の危険有害性：
特有の消火方法：
消火を行う者の保護：
：・消火泡､二酸化炭素、乾燥砂、霧状水。
・燃焼ガスには一酸化炭素、二酸化炭素等の有毒ガスが含まれる
ので、消火の際には煙を吸入しないよう注意する。
・粉じんが発生すると電荷を帯びて着火源になる可能性がある。
適切な接地処置を取ること。
・消火作業は、風上から行う。
・火災発生場所の周辺に関係者以外の立入りを禁止する。
・周辺の設備等に散水して冷却する。
・周辺火災の場合に、移動可能な容器は直ちに安全な場所に移
す。
・消火のための放水等により、環境に影響を及ぼす物質が流出
しないよう適切な措置を行う。
・関係者以外は安全な場所に退去させる。
・消火作業では、適切な保護具（手袋、眼鏡、マスク）を着用す
る。
・消火活動は風上から行い、有毒なガスの吸入を避ける。状況
に応じて呼吸保護具を着用すること。
６．漏出時の
漏出時の措置
人体に対する注意事項・・作業の際には保護具（手袋、眼鏡、マスク）着用し、飛沫等が
保護具及び緊急時措置：付着したり、粉じん、ガスを吸入しないようにする。
環境に対する注意事項：・漏出物を地面や河川、下水に流してはいけない。
回収、中和、封じ込め及び・粉じんを発生させないこと
浄化の方法・機材：
・電気掃除機､ほうき等で掃き集める。火花を発生しない安全な用
具を使用する。
・飛散したものを掃き集めて、密閉できる空容器に回収する。
・清掃時、加圧空気を使用しないこと。
・推奨される廃棄方法は、供給形態に基づく。法や基準に基づき、
廃棄時の形態により適切に実施すること。
７．取扱い
取扱い及び保管上の
保管上の注意
取扱い：
技術的対策
・粉じんの発生が最小限になるように取扱う。
・粉じんが濃縮されないように定期的に作業場所や貯蔵場所を清掃
する。
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製品名モビタール
２０１２年５月６日
P.4/7
・粉じんを吸い込まないようにする。
・眼、皮膚、衣類に付けないこと。
・取扱う場合は、局所排気内、または全体換気の設備のある場所で
取扱う。
・みだりにエアロゾル、粉じんが発生しないように取扱う。
局所排気・全体排気
注意事項
安全取扱い注意事項・機器類は防爆構造とし、設備は静電対策を実施する。
（接触回避など）
保管：
保管条件（技術的対・容器を密閉し保管する。
策、混触禁止物質等）・冷所で乾燥した場所に保管する。
・火気､熱源より遠ざける。
容器包装材料
・クラフト紙製の袋
８．暴露防止及び
暴露防止及び保護措置
許容濃度
： EH40/2005 General dust として
Inhalable dust. TWA 10mg/m3
Respirable dust. TWA 4mg/m3
物質自体の許容濃度は、設定されていない。
一般的な粉じんの許容濃度(2010 年版) 2)
Class 3:OEL 吸入 2mg/m3；総粉じん 8mg/m3
設定されていない。
設定されていない。
：・取扱いについては、できるだけ密閉された装置、機器または局
所排気装置を使用する。
・粉塵が発生する場合は、局所排気装置を設置する。
・発生する粉じんが高濃度である場合は、防爆構造の排気装置を
使用する。
日本産業衛生学会
ACGIH
管理濃度
設備対策
保護具
呼吸器の保護具
：
防じんマスク（type P2 (EN 143) respirator cartridges 相当）
手の保護具
：保護手袋（ゴム、プラスチック製）
目の保護具
：保護眼鏡（普通眼鏡型、側版付き普通眼鏡型、ゴーグル型、防じ
ん型）
、保護面（防災面）
、
皮膚及び身体の保護具：保護服
９．物理的及び
物理的及び化学的性質
物理的状態、形状
色
臭い
：
pH
：
融点（軟化点）
：
：
固体（粉末） 1)
1)
無色
1)
無臭
データなし
130～200℃ 1)
改訂５版
凝固点
沸点、初留点及び沸騰範
囲：
引火点
：
爆発範囲：
蒸気圧
：
蒸気密度：
比重（相対密度）：
溶解度
：
溶媒に対する溶解性
溶媒の溶解性
n-オクタノール/水分配係数：
自然発火温度：
分解温度：
蒸発速度：
揮発性物質：
データなし
データなし
データなし
データなし
データなし
データなし
約 1.1 g/cm3 (20 ℃)
水に対する溶解性不溶
データなし
データなし
380℃(716゜Ｆ) より高い
データなし
データなし
2.5％w/w より低い 1)
1)
1)
１０．
１０．安定性及び
安定性及び反応性
安定性：
危険有害反応可能性：
避けるべき条件：
混触危険物質：
危険有害な分解生成物：
想定される使用条件では安定。
知られていない
知られていない
強酸化剤、強酸
高温時の炭素酸化物
１１．
１１．有害性情報
急性毒性：
皮膚腐食性及び刺激
性：
眼に対する重篤な損傷
又は刺激性：
呼吸器感作性又は皮膚
感作性：
生殖細胞変異原性：
発がん性：
生殖毒性：
特定標的臓器毒性（単
回曝露）：
特定標的臓器毒性（反
復曝露）：
吸引性呼吸器有害性：
データなし
データなし
データなし
データなし
データなし
データなし
データなし
データなし
データなし
データなし
１２．
１２．環境影響情報
生態毒性
魚毒性：
データなし
製品名モビタール
２０１２年５月６日
P.5/7
改訂５版
その他：
残留性・分解性：
生体蓄積性：
土壌中の移動性：
オゾン層への有
害性：
製品名モビタール
２０１２年５月６日
P.6/7
データなし
データなし
データなし
データなし
成分は、モントリオール議定書の附属書に列記されていない。
１３．
１３．廃棄上の
廃棄上の注意
残余廃棄物、汚染容器及び包装：
焼却炉で少量ずつ焼却処理するか、都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者
に委託処理する。国、地域の法に則して処理する。空容器を廃棄する場合、内容物を完全
に除去した後に処分する。
１４．
１４．輸送上の
輸送上の注意
国際規制
国連番号：
該当しない
品名（国際輸送該当しない
名）：
国連分類：
該当しない
容器等級
：該当しない
海洋汚染物質：非該当
MARPOL 73/78 附属書 II 及び IBC コードによるバラ積み輸送される液体物質：
非該当
安全対策：
容器の破損、漏れがないことを確かめる。
荷くずれ防止を確実に行う。
消防法の危険物第 1 類及び酸化剤ならびに酸化性の強い物質との混載
は避ける。
国内規制：
該当なし
緊急時対応措置指該当なし
針番号；
１５．
１５．適用法令
化学物質排出把握管理促進法（改正後：平成 22(2010)年度分以降の PRTR 届出対象）
；
PRTR 対象物質は 1%未満である。
労働安全衛生法；該当しない
毒物及び劇物取締法；該当しない
高圧ガス保安法；該当しない
消防法；第９条の四指定可燃物（危険物の規則に関する政令別表第四
合成樹
脂類その他のもの指定数量 3000kg）
化審法優先評価化学物質、監視化学物質、特定化学物質；該当しない
船舶安全法；該当しない
航空法；該当しない
改訂５版
製品名モビタール
２０１２年５月６日
P.7/7
海洋汚染防止法；該当しない
大気汚染防止法、水質汚濁防止法、悪臭防止法、化学兵器禁止法、薬事法；該当しない
１６．
１６．その他
その他の情報
引用文献
1) クラレ社内データ
2) J. Occup. Health, 2010
2010;
10 52: 308–324.
・この製品安全データシートは、当社の製品を適正にご使用いただくために注意しなければな
らない事項を簡潔にまとめたもので、通常の取扱いを対象としています。
・本製品はこの製品安全データシートをご参照の上、使用者の責任において適正に取扱ってく
ださい。
・ここに記載された内容は、現時点で入手できた情報や当社所有の知見によるものですが、こ
れらのデータや評価はいかなる保証をするものではありません。また法令の改正及び新しい
知見に基づいて改訂されることがあります。
・本製品安全データシートは、以下のコードの商品に適用します。
B14S, B 16 H, B 20 H, B 30 T, B 30 H, B30 HH, B 45 M, B 45 H, B 60 T, B 60 H, B 60
HH, B 75 H, LP BX860

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