【症例の概要】カルフィーナ錠 14612-144 患者 性・ 年齢 女性・ 80 歳代 副作用 1 日投与量・ 使用理由 投与期間 (合併症) 骨粗鬆症 0.5μg・ (C 型肝 4 日間 炎、上気 道炎、胃 炎) 経過及び処置 薬疹 投与開始日 上気道炎症状に対し、アジスロマイシン、ロキソプロ フェン、アルジオキサを投与。また、骨粗鬆症に対し 本剤を投与開始。 ロキソプロフェン及びアルジオキサについては複数 回の投与歴がある。 投与 3 日目 (投与中止日) 全身に類標的様発疹が出現。眼結膜充血あり。内服薬 を中止し、グリチルリチン酸の注射製剤、クロルフェ ニラミンを投与。エバスチン、吉草酸ベタメタゾン・ 硫酸ゲンタマイシン軟膏の投与開始。 中止 2 日後 皮疹に変化がなく、プレドニゾロンを 15 ㎎内服開始。 中止 5 日後 プレドニゾロン投与後、せん妄が出現。 中止 11 日後 退院。プレドニゾロンを 10mg に減量。皮疹は乾燥、 改善傾向となる。 中止 16 日後 さらに皮疹は改善し、プレドニゾロンを 5 ㎎に減量。 中止 25 日後 皮疹はほぼ消失し、プレドニゾロンを 2.5mg に減量。 中止 39 日後 プレドニゾロンの投薬を終了。経過中、C 型肝炎に対 し、グリチルリチン酸の注射製剤を 3 回/週で投与継 続。 臨床検査値 投与開始前 投与 1 日目 中止 5 日後 赤血球数(×10 /㎜ ) 407 375 356 ヘモグロビン(g/dL) 13.3 12.3 11.6 ヘマトクリット(%) 40.2 37.3 34.3 8.2 6.8 9.5 白血球数(/㎜ ) 3200 2900 5000 AST(GOT) (IU/L) 64 60 78 ALT(GPT) (IU/L) 39 44 46 LDH(IU/L) 239 254 394 γ-GTP(IU/L) 62 67 133 CK(CPK)(IU/L) 114 94 634 BUN(㎎/dL) 16.8 9.1 27.1 血清クレアチニン(㎎/dL) 0.63 0.58 0.84 4 4 3 3 血小板数(×10 /㎜ ) 3 併用薬: アジスロマイシン水和物、ロキソプロフェンナトリウム、アルジオキサ 1 / 1 共和薬品工業株式会社 安全管理部
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