所沢小学校 ほうかごところ - 所沢市

所沢小学校 ほうかごところ
◆地域や「ほうかごところ」の概要◆
所沢小学校は、明治6年に開校した市内で最も古い歴史を持った小学校で、所沢市の中心市街地に位置
しています。校区内には8つの商店街があり、特に所沢駅を中心とした商店街は近隣の市町の中でも最も
大きな繁華街です。
20年ほど前から中心市街地再開発計画が進み、25階超の高層マンション6棟をはじめ大小様々なマ
ンションが建設され、さらに今年度中には15階(約100戸)が1棟、来年度中には20階(約330
戸)の完成が予定されています。そのため、現在でも校区内に人口流入が進み児童数も増加し、平成18
年度からは1,000名を超える子どもたちが通う年が続いています。
都市計画が進む半面、子どもが自由に遊べる公園・広場が減尐し、学校が子どもたちにとって最も利用
しやすく身近な遊び場所となっています。
校区内には10の町内があり、PTAも町内区分に合わせた「支部」に分かれ、お祭り・盆踊り・餅つ
きなどの活動を通じ、町内会と密接な関係を維持しています。
PTAと共に後援会活動も大変盛んで学校やPTAのバックアップ役を担っています。
“ほうかごところ”は、平成15年10月所沢市の独自事業(のびのび学習支援事業)として県内で初
めて開設され、毎日100名近い子どもたちが校庭・体育館を中心に遊んでいます。
◆活動場所◆
≪通常の活動場所≫
校庭、体育館、体育館2階(荷物置き場兼用)
、低学年図書室
≪天候・学校行事等による臨時の活動場所≫
高学年図書室(低学年図書室が使用不可の場合など)
ところルーム(雨天等により校庭が使用不可の場合、紙芝居の上演など)
陸橋階段下(クラブ活動のある木曜日が雨天の場合など)
◆活動日・時間◆
祝祭日・給食のない授業日・学校の指定日(入学式・卒業式・学校公開日・一斉下校・引取り訓練等)
お盆期間・年末年始期間を除く日
 通常授業日:放課後から夏は18時、中間期間は17時30分、冬は17時
※中間期間とは、9月中旬から1学期終了日と3月1日から2学期終了日
 土曜日:9時から12時(長期休業期間中は活動を休止)
 長期休業日:13時から夏休みは18時、冬休みは17時、春休みは17時30分
 延長活動:活動終了時間から最大19時
※保護者から申し込みがあった場合のみ(保護者のお迎えが条件)
 プール活動:13時~15時
◆登録人数◆
1年生
2年生
3年生
4年生
5年生
6年生
ひかり
合 計
児 童 数
182
152
175
153
171
170
14
1017
登録人数
157
130
140
105
73
51
10
666
登録割合
85.2%
85.5%
79.4%
68.6%
42.7%
30.0%
71.4%
65.2%
※ひかり内訳(1年:2名/2年:0名/3年:2名/4年:4名/5年:1名/6年:1名)
【1 日あたり平均参加人数(通常授業日)…95.08 人(参加率 14.36%)
】
(平成25年12月末現在)
◆活動内容◆
≪通常の活動場所≫
 校 庭:ボール遊び・遊具(ブランコ・タイヤ・ジャングルジムなど)
・砂場 など
 体育館:ボール遊び・ミニ野球・竹馬・とび箱・マット・バドミントン など
 体育館2階:卓球・宿題・本読み・折り紙・ぬりえ・パズル・卓上ゲーム・LEGO など
 低学年図書室:宿題・本読み・折り紙・ぬりえ など
≪臨時の活動場所≫
 高学年図書室:宿題・本読み・折り紙・ぬりえ など
 ところルーム:風船遊び・かるた・ボウリング など
 体育館玄関:宿題・本読み・折り紙・ぬりえ など
 陸橋階段下:一輪車・ケンパ・風船サッカー など
≪長期休業中の活動≫
 保護者の要望により18年度より実施。
 体育館を中心に月~金曜日の午後(13時~季節毎の終了時間)の活動。
 19年度から8月の活動日を中心に市内の秋草学園短期大学から4~5名の学生ボランティ
アによる支援協力があります。25年度の夏休みは、16日間・述べ72名の協力がありまし
た。
 夏休みのお盆期間と冬休みの年末年始期間、春休みの入学式準備期間は、活動を休止。
≪土曜日の活動≫
 保護者の要望により18年度より実施。
 21年度より長期休業中は、活動を休止。
 学校開放活動の使用していない午前中(9時~12時)体育館を中心に実施。
≪時間延長の活動≫
 保護者の要望により18年度より実施。
 保護者からの申し出と保護者のお迎えを条件として最大
19時まで実施。
 夏時間(18時終了)での利用者は数名だが、冬時間(1
7時終了)の多い日は20名ほどが利用している。
 体育館2階で読書やゲームを中心に静かに活動。
≪プール活動≫
 長期休業中の活動実施に伴い、18年度より学校・PTA
支部活動で使用しない日の午後(13時~15時)に実施。
プール活動
 25年度は、10日間実施。
 安全面から実施日を低学年(1・2年)と中高学年(3~
6年)に分け、スタッフを増員して対応。
 25年度は、延べ714名(低学年平均:72.2 名、中高学
年平均:70.6 名)が参加。
 秋草学園から10日間・延べ56名のボランティア協力が
あった。
≪イベントの開催≫
① 紙芝居
 平成21年度より実施。
 25年度は、年3回(6月・10月・2月)の開催を予定。
 元PTA役員の奥様が自作の作品を含め毎回3作品を自ら
紙芝居
描いた絵を使って上演。
 6月開催は、1~3年生を対象としてところルームで開催
し、161名が参加。
 10月開催は、1・2年生を対象としてところルームで開
催し、110名が参加。
② マンガ教室
 プロのマンガ家の先生(元保護者)により平成18年2月
より開催。
 25年度は2回(7月・2月)の開催を予定。
 紙芝居を低学年対象としたため、3年生以上を対象として
低学年図書室で開催。
マンガ教室

参加者は、事前に学校を通して申し込みし、7月は28名
が参加。2月は現在計画中。
③ 七夕飾りの制作と飾り付け
 平成17年度より実施。
 学校の竹林から一本提供を受け、玄関前の柱に固定。

6月中旬から材料(短冊用色画用紙・折り紙など)を用
意し、体育館2階・低学年図書室を使用して子どもたち
が制作。
④ クリスマス飾りの制作とツリーの飾り付け
 平成16年度より実施。
 材料(松ぼっくり・モール・ビーズ・絵の具など)を用意
し、体育館2階と体育館玄関を使用して11月25日より
子どもたちが制作。
 出来上がった飾りは、一時的にスタッフルーム前のツリー
に飾り付け、12月16日から自分の作った飾りを家に持
ち帰った。
七夕飾り
◇子どもたちの流れ◇
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ク
リ
ス
マ
ス
ツ
リ
ー
朝、保護者と“ほうかごところ”で遊ぶことと帰りの時間
を約束します。
授業終了後、荷物を持って体育館に来ます。
1・2年生はスタッフルームに「参加カード」を提出。3
~6年生は自分で名簿にチェックをします。
体育館2階に荷物を置きます。
決められた場所で遊びます。
(遊べる場所は入口の黒板に表示)
保護者と約束した時間になったら荷物を持ち、1・2年生はスタッフルームで「参加カード」
を受け取り、3~6年生は名簿に時間を記入して帰宅します。
◇運営委員会◇
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学校・PTA・後援会・地域関係者・保護者を中心に22名で構成され、
“ほうかごところ”
の運営について協議・決定を行います。
年2回(2月・9月)運営委員会を開催し、活動報告・新たな取り組み・問題点などの協議が
行われます。
◇指導者等◇
≪スタッフ構成≫(平成25年度)
 12名(内訳:元PTA役員・9名、現PTA役員・2名、大学生など若者・1名)
≪スタッフリーダー≫
 スタッフのシフト作成と活動時の配置指示。
 スタッフルームを中心に1・2年生の受付に伴うカードの受け取りと返却。
(活動時)
 役所関係・学校・運営委員・PTAなどとの連絡・調整。
 その他、各種事務作業。
≪スタッフ≫
 所定の活動場所での子どもたちの見守り。
 孤立している子どもへの支援と友だち作りの橋渡し。
 活動前後の準備・片付け。
◇保護者への情報提供◇
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毎月中旬(8月を除く)に情報誌“ほうかごところ”を発行、学校を通して全世帯に配布して
います。活動内容の紹介や活動変更のお知らせなどを中心に掲載(平成25年12月現在、V
ol.113)しています。
多くの保護者がお迎えに来る体育館玄関を利用し、
“インフォメーションコーナー”を設置し、
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活動日の変更などのお知らせに利用しています。
22年11月よりインターネットの無料サイトを利用し
「
“ほうとこ”カレンダー」を作成、活動日・活動時間な
どをパソコン・携帯でいつでも知ることが出来ます。
“ほうとこ”カレンダー
https://calendar.yahoo.co.jp/houkagotokoro
“ほうとこ”カレンダー
QR コード
◇安全管理方策ほか◇
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緊急時における参加児童の安全確保は、学校と確認。
生徒指導部と放課後の遊び方の確認及び連携。
体育館2階からフロアーへの落下防止策として従来の手すりの上に防御用の網を設置。
ギャラ
リースペースへの立入も禁止。
体育館2階から屋外への落下防止策として窓に柵の設置。
低学年の保護者に対するお迎えの指導。
参加人数に合わせた遊びの制限。
(体育館でのバットやラケットの使用制限等)
体育館で遊ぶための上履きを常時置けるように市の「ふれあいリサイクル館」に依頼して上履
き専用の棚(約70足収納)を設置。
◇児童クラブとのかかわり◇
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学校敷地内に児童クラブ「くれよん」があり、お互いに所沢小学校の児童が利用しているため、
共通の遊び場所(校庭など)では自由に交流しています。
両方に登録している児童も多く、
“ほうかごところ”で遊んでから「おやつ」の時間に合わせ
児童クラブに戻る児童もいます。
◇保護者や児童からの声◇
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“ほうかごところ”をきっかけとして異年齢での遊びが広がっています。
帰宅時間・約束した時間に対して年令なりの意識が生まれています。
開設から10年が経っているため、卒業生の中高校生がボランティアスタッフとして手伝いに
来てくれるので助かります。
作品展示コーナー
インフォメーションコーナー
遊び道具貸出カード
荷物置き場
遊び場所確認ボード
上履き置き場