学校だより No.8 平成21年8月3日 上峰町立上峰中学校 ホームページアドレス: http://www3.saga-ed.jp/school/edq12451 Tel 0952-52-3834 Fax 0952-52-7641 教育目標 教育目標 「人間性豊かで、自主的・創造的な実践力のあるたくまし 「人間性豊かで、自主的・創造的な実践力のあるたくまし い生徒を育成する」 い生徒を育成する」 中体連総合体育大会特集 精一杯頑張った夏の中体連 三養基地区での熱い戦い 7月18日(土)と19日(日)の2日間に亘って、三養基地区中体連総合体育大会が 開催されました。地区内の中学校4校からたくさんの選手が集い、各競技において熱い戦 いを繰り広げました。結果は下表のとおりでした。 どの学校のどの部も優勝しよう 競 技 名 成 績 と必死であり、厳しい戦いの連続 軟式野球 優 勝 でした。このような中で、軟式野 ソフトテニス(女子) 団体 2位 球、男子バスケットボール、サッ 個人 2位 カーが昨年度に続いて優勝旗を手 3位 にしました。野球は初戦を落とし 4位 ましたが、粘って三つどもえの決 バスケット(男子) 優 勝 戦に持ち込み勝ちました。バスケ バレー(女子) 4 位 ットは僅差の厳しい戦いを制して サッカー 優 勝 優勝しました。サッカーは初戦は 卓球(男子) 団体 3位 なかなか調子が出ませんでしたが、 卓球(女子) 団体 2位 2試合とも相手に点を与えず、1 個人 4位 −0と3−0で勝ちました。女子 剣道(男子) 団体 3位 ソフトテニスと女子卓球は惜しく 個人 3位 も2位でした。個人戦では、女子ソフトテニスが団体戦の雪辱を期してがんばりを 見せ、ベスト4に3ペアが名を連ね、2ペアが県大会出場 の資格を得ました。女子卓球と剣道男子ではベスト4にそ れぞれ1人が入りました。 プレーオフで敗れる 軟式野球、バスケットボール、サッカーで優勝した本校 チームは、7月21日(火)に県大会出場をかけて神埼地 区の優勝校チームとの代表決定戦に臨みました。自分たち の力を出し切るべく懸命に戦いましたが、健闘むなしくす べて敗れてしまい、残念ながら県大会出場はなりませんで した。 -1- 県中体連陸上競技大会に出場 陸上競技部の選手たちは、7月25日(土) と27日(月)に行われた県の大会に出場しま した。3年生が男子3000mの3組で3位と なる健闘を見せましたが、入賞者を出すことは できませんでした。 なお、バドミントン競技にも1名が参加しま した。 ソフトテニス2ペアが県大会個人戦出場 7月30日(木)に県営庭球場で県中体連大会の個人戦が行われ、本校から2ペ アが出場しました。強豪ひしめく中1回戦に臨み、1ペアは残念ながら敗退しまし たが、もう1ペアは、前半競り合いながら段々に調子を上げ4−2で城東中のペア を下しました。しかし、2回戦で嬉野中ペアと対戦し敗れてしまいました。 一回り大きくなって 7月13日(月)に行った中体連総合体育大会のための選手推戴式で、すべての 部のキャプテンが決意を述べる中に、自分たちを支えてきてくれた人たちに対する 「感謝」の言葉がありました。上峰中学校の部活動では「感謝」する心を育ててい ることを確信し大変嬉しくなりました。その言葉を胸に選手たちは栄冠を目指して 精一杯戦いました。こんな生徒たちに心から拍手を送りたいと思います。 生徒たちは栄冠を是非掴み取りたいと大会に臨みましたが、どこも必死であり、 思い通りには行かず、ご覧の通りの結果となりました。試合においては勝者と敗者 が必ずいます。勝つということは大変貴重な体験で多くを学びます。負けることも 同様です。否、負けることの方がさらに多くを学ぶのかもしれません。 生徒たちは、今夏の中体連を通して、言葉にならないことも含めて貴重なことを 幾つも学んだと思います。今後、また一つ成長した姿で、学校生活にしっかり取り 組んで欲しいと思います。 夏の中体連を終えて 今年度の中体連総合体育大会を終えて、各部の顧問の先生の思いを書いてもらい ましたので掲載します。内容としては、 1 部活動でこれまで力を入れてきたこと、2 今大会を振り返って、3 大会を終えての3年生への言葉、4 今後の抱負、です。 野球部(井手勝義先生、東島功先生) 1 体力や技術力はもちろんですが、何よりも人間育成 に重点を置いています。あいさつ、言葉遣い、服装、 素早い動作などを厳しく言ってきました。 2 3年生は6人で、しかも中学校から野球を始めた初 心者が半数以上という状況の中、最後までよく頑張っ てくれました。それが地区優勝、そして県大会代表決 定のためのプレーオフ出場につながったと思います。 また、土、日での練習試合等における保護者会の協 力や支援に心より感謝します。 3 3年生の多くが中学生となって初めて野球を始めましたが、毎日、堅実に努力 を続けました。そのひたむきな姿勢を今後も忘れないでください。 4 人間育成を常に念頭に置いた部活動でありたいと思っています。 -2- バスケットボール部(松岡寛敏先生) 1 まず、生活態度や礼儀作法に力点を置いた指導を心掛けてきました。日頃の練 習態度や生活態度が本番に大きく影響します。毎日の練習や学校生活に真面目に、 懸命に取り組むよう指導してきました。 2 土日も休まず練習に励み、それが地区優勝、代表決定戦への進出につながった と思います。決定戦の相手である神埼中には、技術・経験の面で届かないところ はありましたが、気迫と動きでは決して引けをとることはありませんでした。結 局負けてしまいましたが、最後まで諦めずに戦っている姿に子どもたちの3年間 の集大成を見た思いがし、監督として心が熱くなりました。 3 部活動を通して学んできたことでマイナスになるようなことは一つもなく、こ れからの人生に必ず役立つはずです。また、保護者を はじめコーチやトレーナーの方々への感謝の気持ちを 絶対忘れないで欲しいと思います。 3年生には受験が待ち構えています。辛い練習に耐 えてきたみんななら必ず乗り越えることができると思 います。「一つのことを最後までやり遂げることがで きた人間は、何事もやり遂げることができる。」と学 生時代に教わりました。次なる目標に向けてしっかり と努力を重ねてください。 4 しっかりとした生活態度を基盤としながら、豊富で 厳しい練習を通して心身を鍛えていく部活動を展開し ていきたいと思います。 バレーボール部(多々良保幸先生) 1 チームワークを大切にし、あいさつや優れたマナ ーを身につけた上峰中バレーボール部を創りあげる ことを目指してきました。特に、全員が一つのボー ルを追って一丸となれるよう頑張ってきました。 2 残念ながら、結果として勝利を手にすることなく、 3年生にとっての最後の大会を終えることとなりま した。顧問としての力不足を痛感しています。ただ、 大会の中で、これまでにない良いラリーが続くなど、 練習の成果を発揮するとともに、このチームでの集 大成を見せてくれました。 3 昨年の新人戦の時の6人だけのチームから、1年 生が加わった今回の中体連のチームになるまで、2 人だけの3年生がよく頑張ってくれました。本当に大変な中で、辛抱強く1,2 年生を引っ張ってくれたおかげで、最後まで諦めないでボールを追うチームがで きたと思います。 4 最後まで頑張り抜いた3年生の姿を見て、1,2年生は「捲土重来」の思いを 抱き、勝利を目指し努力していくことができると信じます。 あいさつやマナーがしっかりしたチーム作りに徹底して取り組んでいきます。 女子ソフトテニス部(千代島崇夫先生) 1 次の四つのことに力を入れてきました。 ・ テニスを通して社会のルールやマナーを身につける。 ・ テニスだけでなく何事にも一生懸命取り組める態度を身につける。 -3- ・ ・ チームの一員として、仲間を信じたり、ともに感動したりする喜びを味わう。 部の一員としての意識を持ち、学校生活を充実したものにする。 2 地区大会で団体優勝、個人戦ベスト4独占を目標として臨んだ大会でしたが、 残念ながら目標達成はできませんでした。県大会の個人戦で初戦突破できたこと と、校長先生始め同級生、後輩、保護者などたくさ んの応援を得たことを感謝しています。 3 努力しても結果として報われないこともあるけれ ど、努力を続けたと言うことは、将来必ず何らかの 成果をもたらすものだと信じています。3年間部活 動お疲れ様でした。 4 新チームもスタートし、地区2位以内入賞とより 良いチームワークづくりに日々努力していきたいと 思います。 男子卓球部(小笹泰之先生) 1 最後まで諦めずプレーすること。ミスしても気持ちを切 り替えて次にどうすればいいか考えることなど、精神面を 強くすることに力を入れてきました。 2 中原中戦ではあと一歩というところで負けてしまいまし た。2戦目の北茂安中戦は気落ちしたのか精神面の弱さが 出たようです。三根中戦は本来の実力が出せた試合で素晴 らしかったです。 3 3年生は部活動で経験したことを、今後の生活で生かし て欲しいと思います。自分をいかにコントロールしていく かはどんな場面でも大切です。受験に向けてこれからは頑 張ってください。 4 2年生をしっかり鍛えて、まずは新人戦優勝を目指します。また、来年の県大 会出場を目指して頑張りましょう。 女子卓球部(小園絵美先生) 1 礼儀やあいさつを大切にし、どんな練習も手を抜くこと なく、真面目に取り組んできました。中体連前の2か月は 弱点を意識した個人練習や試合を多く行ってきました。 2 接戦が多く、どの学校も中体連に向けて精一杯努力して きたということがよく伝わる試合内容でした。悔しい思い もたくさんしましたが、それぞれが自分の良さを試合の中 で見せることができたと思います。 3 「切磋琢磨」という言葉がよく当てはまる3年生だった と思います。みんなが培ってきたものはこれから先のどん なことにも役立つはずです。自信を持って頑張ってくださ い。3年間本当にお疲れ様でした。 4 最終目標は中体連の優勝旗奪還ですが、まずは新人戦優勝に向けて頑張ってい きたいと思います。そのためにも一人一人が努力を惜しまず、どんなときもみん なで励まし合える女子卓球部をつくっていきましょう。 剣道部(守田茂先生) 1 素直な心で一生懸命に稽古に励み、礼儀作法をしっかりと身につけるように取 -4- り組んできました。新入部員が加わり、それでも6名 と少ない人数でしたが、チームワークを大切にし元気 のあるチーム作りを目指してきました。 2 6月の県少年剣道錬成大会ではベスト8に入ること ができましたが、その実力を十分に発揮することは難 しかったです。試合では勝とうとする気持ちがうまく 試合につながらなかったように思います。しかしなが ら、全員が一本を取りにいこうとする前向きな剣道が できたことを評価したいと思います。 3 3年生が一人という環境でしたが、キャプテンとし て自分に厳しく、稽古も一日も休まずチームを引っ張 ってきました。尊敬される先輩であり大変立派でした。本当にお疲れ様でした。 この3年間の剣道で得たものを今後に生かしてください。 4 剣道は一瞬で勝負が決する競技です。それ故日常の生活の中でも、自分を律す る心を育て剣道につなげていきたいと思います。剣道で培った集中力で文武両道 を目指していきます。 サッカー部(丸野佳大先生) 1 上峰中の伝統である「しつこく走るサッカー」にプラスして、今年は「考える サッカー」で県制覇を目指しました。とにかくきちんとつなぐことを意識して、 質の高いサッカーをすることに力を入れました。また、生活面や学習面など、当 たり前のことを当たり前にやれるような指導を心掛けてきました。 2 目標である県制覇は、地区優勝は果たしたものの三神地区の代表決定戦で敗れ てしまいできませんでしたが、サッカーの質は間違いなく県のトップレベルだと 思います。生徒たちはよく頑張ったと思います。 3 つなぐサッカーを通してかなり上達したと思いま す。サッカーの質は県のトップです。今のサッカー を続けていけば必ず高校で花が咲くと思います。高 校でもサッカーを頑張ってください。3年間みんな とサッカーができたことは私の一生の宝です。あり がとう! 4 今やっているサッカーにこだわりを持って、次の 世代の生徒たちの指導・育成を図っていきたいと思 います。サッカーを通して社会に通用する人間を育 てていきたいです。 陸上競技部(坂井秀成先生、上田大助先生) 1 陸上部では、まず自己記録を更新することを第一に考 え、短距離、長距離ともに一生懸命練習に取り組んでき ました。また、あいさつや身だしなみなど基本的な生活 習慣が身につくよう指導をしてきました。 2 大会では自己記録を更新できた生徒もいれば、大会に 向けてのコンディション作りに失敗し棄権をせざるを得 なかった生徒もいました。練習メニューももちろん重要 ですが、生徒の日々の体調管理についての適切なアドバ イスをし、万全の体調で大会に臨めるようにすることが 大切だと思いました。 -5- 3 この県大会が一つの区切りとなります。これまで、きついこと、苦しいことが あったと思います。後悔もあるかもしれませんがこれで引退です。これからは受 験に向かって、きついこと苦しいことに負けず、後悔しないように頑張ってくだ さい。 4 3年生が引退し人数が減ってしまいましたが、男子と女子、短距離と長距離が 合同で練習をし、部員同士のつながりを強めていきたいと思います。また、それ ぞれが自己記録更新ができるようしっかり指導をしていきたいと思います。何事 にも粘り強く取り組む心を育てていきます。 もう一つお知らせがあります。 吹奏楽部5年連続Bパート金賞受賞 佐賀県吹奏楽大会が7月25日(土)から7 月27日(月)まで、佐賀市文化会館で開催さ れました。上峰中吹奏楽部は27日(月)11 時56分から演奏しました。今年も金賞を目指 して懸命に練習をしてきたということでしたが、 力強い素晴らしい演奏でした。終わった瞬間大 きな拍手を送りました。 結果は、狙っていた金賞でした。Bパートで 5年連続の受賞となりました。素晴らしい成績 です。これから、上峰中学校吹奏楽部を今以上 に高めていって欲しいと思います。 (大坪麻衣子先生から) 部員の「金賞を取りたい!」という気持ちを大切に活動を続けてきました。この 間演奏レベルを高める練習に取り組んできたことはもちろんですが、あいさつや時 間を守って活動すること、仲間を大切にすること、物を大切にすることを意識して やってきました。 生徒たちは多くの壁にぶつかりながらもよく頑張ってきました。金賞も価値があ ると思いますが、その過程で身についた力や絆が何よりの宝だと思います。 3年生の皆さん、よく頑張りました。目標の「金賞」受賞の大きな力になりまし た。この受賞を謙虚に受け止め、支えてもらった周りの人たちに心から感謝するこ とを忘れず、自らを大きく伸ばしていって欲しいと思います 。「さあ 、次の目標に 向け一歩踏み出そう!」 3年生が退いたあとは、2年生を中心に上峰中の伝統を守り、また新しい色を加 えつつ頑張っていきます。 なお、増田先生は8月3日で任期満了となられました。短期間でしたが、吹奏楽 部のために力を尽くしていただきました。本当にありがとうございました。 あとがき 運動部活動が大きな目標とする夏の中体連が終わりました。また、毎年一度だけ開催さ れる吹奏楽の県大会も終わりました。これらの大会に向けて生徒たちは一生懸命に練習を 重ねてきました。この間の努力は何物にも代え難いものです。その努力を続けた生徒たち に拍手を送ってください。そして、次の目標に向かってまた努力を続けていくよう励まし の 言 葉 を お 願 い し ま す 。( 千 々 岩 ) -6-
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