歯科医院における 収益改善のポイント - 森田務公認会計士事務所

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経 営 情 報 レ ポ ー ト
第 22 号
減収減益時代に打ち勝つ
歯科医院における
収益改善のポイント
1 収益悪化!データに見る歯科医院の経営実態
2 患者数と患者単価をアップさせるポイント
3 コストを削減する取り組みポイント
森田 務 公認会計士事務所
減収減益時代に打ち勝つ 歯科医院における収益改善のポイント
収益悪化! データに見る歯科医院の経営実態
1│歯科医院における収益悪化の実態
歯科医院経営を取り巻く環境は、厳しさを増しています。医療制度改革や診療報酬改定
といった、歯科医院に直接影響を及ぼす制度改革はもちろん、競合医院の増加など周辺環
境の変化等も厳しさを増す一方となっています。
厚生労働省が隔年ごと6月に実施する医療経済実態調査のデータを見ても、平成 13 年6
月と比較して、収支差額が月額 73 千円減少しています。
年間に換算すると、876 千円の減少となり厳しい経営状況となっていることが予想でき
ます。収入に関しては、平成 13 年6月をピークとして減少の一途をたどっています。一方
医業費用は、特に給与費が余剰人員のリストラ等の努力にもかかわらず、その効果が出て
おらず、収入の伸び以上に増加しているため、結果として平成 19 年6月の収支差額が減少
しました。
◆厚生労働省:医療経済実態調査より
●歯科診療所
年度推移
(単位:千円)
13 年6月
Ⅰ.医業収入
15 年6月
17 年6月
19 年6月
4,162
4,220
4,032
4,005
1.外来収入
4,119
4,186
3,954
3,955
(1)保険診療収入
3,578
3,679
3,446
3,380
(2)自由診療収入
541
507
508
575
43
34
78
50
Ⅱ.医業費用
2,937
3,025
2,711
2,859
1.給与費
1,290
1,382
1,311
1,436
53
49
48
46
3.歯科材料費
269
250
227
250
4.委託費(外注技工料等)
443
463
390
410
5.減価償却費
200
168
168
183
6.その他の医業費用
679
713
567
533
1,224
1,196
1,327
1,151
(3)その他の医業収入
2.医薬品費
Ⅲ.収支差額(Ⅰ−Ⅱ)
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歯科経営情報レポート
減収減益時代に打ち勝つ 歯科医院における収益改善のポイント
2│患者数は減少傾向
患者数は、下記外来患者数の推移結果から、平成 13 年6月以来、減少の一途をたどって
おり、平成 19 年6月は延べ患者数が 550 人を割り込みました。
これが、平成 13 年度と比較して保険診療収入が 198 千円減少している要因となっている
といえます。
●同調査 患者数の推移
13 年6月
初診・再診患者延べ数
15 年6月
17 年6月
19 年6月
564.8 人
566.2 人
553.3 人
547.1 人
診療日数
22.9 日
22.4 日
22.5 日
22.8 日
1日当り外来患者数
24.6 人
25.2 人
24.6 人
24.0 人
3│職員数は増加傾向
下記1施設当たり従事者数の推移をみると、平成 13 年6月に 4.6 人だった従事者数は、
平成 19 年6月には、4.8 人と、余剰人員のリストラ等のコスト削減の努力にもかかわらず、
ほぼ同数になっております。昇給による人件費の自然増により、平成 13 年6月と比較して、
給与費は 146 千円増加しています。
●同調査
1施設当たり従事者数の推移
13 年6月
(単位:人)
15 年6月
17 年6月
19 年6月
歯科医師
1.2
1.3
1.3
1.3
歯科衛生士
1.0
1.2
1.2
1.2
歯科技工士
0.3
0.2
0.2
0.2
事務職員
0.8
0.8
0.7
0.8
その他職員
1.2
1.3
1.1
1.1
4.6
4.8
4.6
4.8
計
今後歯科医院が生き残っていくためには、収益改善がキーワードとなります。収益改善
を実施しなければ、苦しい経営状況は変わりません。
収入は、患者数を確保することと単価をアップさせること、同時にコスト削減にも取り
組まなければなりません。
次章からは、収入とコスト改善のポイントについて解説します。
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歯科経営情報レポート
減収減益時代に打ち勝つ 歯科医院における収益改善のポイント
患者数と患者単価をアップさせるポイント
1│収入を増加させる取り組み
必要利益の確保は、歯科医院経営にとって非常に重要なテーマです。利益とは、収入か
ら費用を差し引いた残りですから、この拡大のためには、収入を増やすこと、あるいは費
用を減らすという2つの方向性があります。本章では、収入を増加させる取り組みについ
て整理します。
(1)収入を増加させる取り組みの全体像
歯科医院における収入を増加させるポイントは、数を増やすか、単価を増やすかの2点
です。その全体像は、下記のとおりです。
収入を増やす
改善
患者数を増やす
改善
医院の競争力を
つける
新しい技術や
治療法の研究
患者の声を聞く
患者満足度を
上げる
患者への
情報提供を行う
質の高いサービス
を提供する
診療の効率を
上げる
患者単価を
増やす改善
自費率を
向上させる
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歯科経営情報レポート
減収減益時代に打ち勝つ 歯科医院における収益改善のポイント
(2)患者数を増やす改善ポイント
患者数を増やすために必要な取り組みは、歯科医院の競争力をつけること、新しい技術・
手法を導入して、自費率を向上させること、そして患者満足度を上げることです。
①医院の競争力をつける
イ)診療圏の形状把握
まず地図を準備して、自院をプロットしたら、自院の診療録から実際に来院している患
者がどこに居住し、どんな交通手段によって来院しているかを調査します。実際の診療圏
は、距離よりもアクセスのしやすさに影響を受けるため、円形にならず、アメーバ型や扇
型、水玉型、箱型などになることもあり、また競合歯科医院の存在や、川や国道、線路な
ども影響要素になります。
ロ)診療圏におけるデータ分析
厚生労働省などから提供される診療圏における様々なデータを活用することも重要です。
少なからず歯科医院に課せられた使命は「地域の歯科医療ニーズに合致した歯科医療を展
開すること」ですから、自院の診療圏の人口動態が5年もしくは 10 年前と比べどう変わっ
てきたのか、高齢化率、出生率、の推移等のデータを集積し、情報に基づき、絶えず現状
を客観的な視点で評価する仕組みを確立しなければなりません。
ハ)競合歯科医院の研究と自院との比較
競合歯科医院と自院とを比較して、自院の良い点と悪い点を理解することが必要になり
ます。主に診療技術面、人的サービス面、施設面の3点で検討することが有効です。
●人的対応面での比較
項
目
当
院
A医院
B医院
C医院
受付の対応
歯科医師・歯科衛生士など患者への対話
プライバシーへの配慮
待ち時間
②患者満足度を向上する
イ)患者満足度調査の実施
患者満足度調査は、以下の手順で進めます。調査の結果、収集した様々な改善や要望事
項については、院内掲示板で公表するとともに、コストと改善に要する時間を分析して優
先順位をつけて実行します。
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減収減益時代に打ち勝つ 歯科医院における収益改善のポイント
◆患者満足度調査実施の流れ
【 調査実施スケジュール 】
【 チェックポイント 】
診療の質の測定、患者指向の診療の実現
増患および増収対策
目的の明示
対象(人、場所、期間)、実施時期、回収率
目標設定
調査計画策定
具体的方法、予想される結果と影響
(プラス面/マイナス面)
、効果、予算
調査方法および調査票作成
調査項目のフレームワーク(人、サービス、
アメニティ∼ソフト面とハード面)
回収率目標の達成
調査の実施
客観的データによる現状分析
集計
結果分析および考察
仮定の検証、統計的処理、多角的分析、
継時的変化の比較
フィードバック
調査結果の公表(患者および職員)
、
改善への具体的取り組みの内容と結果
ロ)患者への情報提供を行う
医療機器メーカーが行った意識調査の結果によると、81%の人が「歯科医院の情報公開
は不十分」と回答しています。開示が必要な情報には、下記のような項目が挙げられます。
これらの情報について積極的に開示できる歯科医院は「患者から選ばれる歯科医院」とな
っていくはずです。
●開示が必要な情報
項
目
院長の経歴・得意分野(治療技術や診療方針に関する情報)
審美・矯正・インプラント治療等の自由診療にかかわる診療件数や治療成績
患者の治療方法、生の声など
外国語の対応状況
等
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減収減益時代に打ち勝つ 歯科医院における収益改善のポイント
(3)患者単価を増やす改善ポイント
患者単価を増やすポイントは診療単価をを引き上げること、具体的には自費率を向上さ
せることが挙げられます。そして、請求漏れを防止すること、さらには未収金を減らすこ
とです。
①患者1人当たりの診療単価を引き上げる
イ)体系化および対策の方向性の整理
対策の方向性
患者1人当たり
収入向上
保険収入の向上
対策例
治療の付加
価値向上
高度治療の
導入・強化
請求漏れの
低減
請求漏れの
要因追求と解消
自由診療の推進
保険外収入
の向上
審美・矯正治療参入
②診療報酬請求漏れを解消する
イ)請求漏れ対策は、要因を追求する
単価アップ対策の中でも、内部努力で取り組め、すぐに手が打てる対策に請求漏れの解
消があります。
●請求漏れ対策のポイント
要
大項目
因
対策のポイント
小項目
知識・認識不足
記録の不備
請求事務知識
知識不足
●事務職員の診療報酬点数算定を中心とした請求業務知識に加え
て、歯科治療現場の基礎知識の教育を強化する
院内コミュニケー
ション不足
●事務と現場のコミュニケーションギャップを解消するために、日
頃から点数算定の情報交換や知識・認識不足に起因するミスをフ
ィードバックする
歯科医師の認識不
足
●歯科医師の記入不備による不具合をフィードバックし、記入不備
に対する意識を醸成する
記述ミス
●記述ミスが発生しにくい帳票様式にする
⇒ 記述式から選択式など
●記述方法のマニュアル化をし、教育を強化する
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減収減益時代に打ち勝つ 歯科医院における収益改善のポイント
記録方法・内容の
個人別なバラツキ
の発生
●マニュアル化により記録方法を標準化する
●カルテ様式を見直し、各人で記載内容にバラツキが発生しにくい
仕組みにする
転記ミス
●転記を要するプロセスの解消を図る
●無駄な転記がないか見直し、転記回数を最大限減らす
●できるだけ複写式を取り入れる
●記述欄を大きくし、はっきりと記述できるようにすることで、転
記時の間違いをなくす
●起票の責任者を明確にすることで、ミスの責任の所在を明らかに
し、ミスの実態を定期的にフィードバックする
入力ミス
●入力作業の指導を強化し、スキルアップを図る
●入力作業を簡便化する
●システム上で、自動算定機能やチェック機能の導入や、入力者の
判断ミスをなくすような仕組みを整備する。
③診療報酬請求漏れを解消する
イ)未収金対策は、4つの視点で「発生防止・回収強化」を実施
未収金は、時間の経過に伴って回収が非常に困難になっていく傾向があります。
そのため、原則として診療終了時に直ちに集金することが基本です。
未収金の発生原因には、患者の自己責任の放棄、歯科医院の説明不足や医療情報提供不
足などが挙げられます。未収金の発生を極力回避していくためには、以下の4つの視点で
取り組む必要があります。
●4つのポイント
●発生防止
: 現在及び過去の滞納履歴の有無を確認し、リスクの高い患者を
早期に発見する
●管理の厳正化 : 保険証・運転免許証などの確認
●回収強化
: 電話催促や戸別訪問 など
●支払簡便化
: 少額返済や一部返済の了承、カード決済の導入 など
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歯科経営情報レポート
減収減益時代に打ち勝つ 歯科医院における収益改善のポイント
コストを削減する取り組みポイント
1│コストを削減する取り組み
前章では、収入を増加させる取り組みについて解説しました。収入から費用を差し引い
た残りが利益ですから、利益を増加させるためには、費用を減らす取り組みも重要です。
本章では、費用を減らす観点から、改善の視点や取り組み事例について紹介します。
(1)コストを削減する取り組みの全体像
歯科医院の費用には、大きく「人に関わる費用」と「物に関わる費用」があります。
第一に、人に関わる費用には、業務や手当を改善する視点と外部に業務を委託して費用
を下げるという2つの考え方があります。
また、物にかかわる費用には、購入量と単位(価格、ロット等)を見直すことで、圧縮
を図る方法が挙げられます。
費用を減らす改善
人にかかわる費用
物にかかわる費用
業務改善
職員の業務の
分析・改善による
人員削減
人件費の圧縮
各種手当の
見直し等
アウトソーシング
非効率な業務や
仕様を見直し
購入量を減らす
購入単価を
低減する
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歯科経営情報レポート
減収減益時代に打ち勝つ 歯科医院における収益改善のポイント
(2)人に関わる費用削減のポイント
人に関わる費用削減のポイントは、業務改善と支給意義のない手当の見直しです。
①業務改善による費用削減
イ)繰り返し型業務の改善
同様な作業方法と作業時間で何度も繰り返される業務のことを、繰り返し型業務といい
ます。
繰り返し型業務は、標準化と定型化によって大幅な効率化を図ることができる分野です
から、安全確保とミス・エラーの回避策を万全にしながら、改善を試みることが必要です。
◆繰り返し型業務の改善
繰り返し型業務の把握
例)受付業務、歯科衛生業務、
業務の重要度・難易度の層別
繰り返し型業務の詳細把握
改善案の検討
●検討する順番
①排 除:その作業を排除できないか
②結 合:他の作業と組み合わせることができないか
③入替え:作業手順を分離し入れ替えることで作業が容易
にならないか
④簡素化:設備の導入などにより作業を単純化できないか
改善策の実施と効果の検証
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減収減益時代に打ち勝つ 歯科医院における収益改善のポイント
②各種手当廃止による人件費削減のポイント
開業時から様々な修正がなされ、複雑な手当体系となる場合、それらを見直すことです。
但し、一方的な廃止はできませんので注意が必要です。
イ)支給目的が明確でない手当の洗い出し
支給意義のないもの、根拠が不明確な手当を洗い出し検討します。
採用を継続する手当
例)役職手当・資格手当・地域手当
採用見直し対象の手当
例)住宅手当・扶養手当、児童手当、進学手当
廃止検討対象の手当
例)精皆勤手当・調整手当・勤続手当、
基本給連動型の特別手当、休日手当 他
ロ)各種手当を廃止する場合の留意ポイント
●給与規定改定についての全職員対象説明会実施
○全職員に周知すること
○重要な改定の場合には、全員に出席機会を与えるため複数回に分けて
開催すること
●労働者(職員)の代表者に意見書の提出を求める
○代表者は公正な方法で選出すること
○意見書に「意見がない」等の記載をし、署名押印する
●労働基準監督署へ届出
(3)物に関わる費用削減のポイント
物に関わる費用削減のポイントは、ロスをなくすことと省エネへの取り組み、さらにア
ウトソーシング費用の圧縮です。
①歯科材料等単価とロスの削減ポイント
●1回あたりの購入量増加による単価の引き下げ
●無駄な使用を防止するための教育、指導の実施
②省エネによるコスト削減
省資源・省エネは、紙・ゴミ・電気などといった身近なところで取り組む活動ですので、
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歯科経営情報レポート
減収減益時代に打ち勝つ 歯科医院における収益改善のポイント
小さな積み重ねが非常に重要になってきます。
以下の実施項目を参考に、できるところから取り組んでみましょう。
●省エネ実施項目
対象
細部区分
電気使用量の削減
1 冷暖房装置
実施項目
(1)冷暖房の設定温度
(2)省エネルギー機器の導入
(1)業務開始 10 分前からの点灯実施
2 照明装置
(2)廊下、階段等の共有部分の部分点灯
(3)昼休み全消灯の実施
3 OA機器
(1)昼休み、帰宅時の電源OFF
(2)省エネルギー機器への更新
水使用量の削減
(1)水漏れ点検の実施と対策
1 上下水道
(2)給水の減圧調整の実施
(3)節水機器を導入
2 下水使用量
(1)トイレの2度流し、歯磨き時の流し放し禁止
(2)節水機器を導入
紙使用量
の削減
(1)印刷物の両面コピーの実施
コピー用紙
(2)不要書類の回収箱の設置
(3)ペーパーレス化(電子・磁気媒体による保管の実施)
③アウトソーシング費用の圧縮
歯科医院内の業務が専門の業者に委託されている場合には、これらの業務の実施状況を
確認し、分析することによって、効率の低い業務を洗い出します。委託契約に定めた業務
仕様や対象を見直して、業務委託費用を削減することも検討すべきです。
イ)清掃委託費の妥当性検証
歯科医院にとって、清潔で安全な治療環境を確保するために、清掃業務は不可欠だとい
えますが、テナントビル指定の業者委託を余儀なくされているケースもありますが、長期
間にわたって同一の業者との清掃業務委託契約を自動的に更新している場合には、契約内
容の再検証によって不要な対象場所・範囲、実際の業務実施内容と異なる可能性もありま
す。
したがって、改めて見積もりの根拠提示を依頼し、現在の契約内容を検証することによ
って、清掃業務にかかる委託費用の削減につながります。
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減収減益時代に打ち勝つ 歯科医院における収益改善のポイント
◆業務委託内容検証の際の視点∼清掃業務の場合
清掃委託契約検証の視点
<具体例>
契約と実情との不一致
契約上の対象場所と実際の清掃場所は一致 現在は使用していない施錠してある部屋が
しているか
含まれている
契約上の清掃頻度と実施状況は符合してい 毎日2回となっているが、午後外来の休診
るか
日は実施していない
契約上の内容と実施している清掃内容は一 「床はモップがけ」とあるが、掃除機もし
致しているか
くは化学雑巾のみ
◆業務委託契約見直しのポイント
①時間当たり単価
⇒
近隣地域の他医院と比較して高くないか
②清掃場所の面積
⇒
見積り時には簡易実測の場合があるため、実際の面積と符合しない可能性
はないか
③単位面積の清掃時間
⇒
見積り根拠と実際に要する時間が合理的に適切と判断できるか
④効率性
⇒
職員のみが使用する区域など、清掃頻度に過剰な点はないか
医業経営情報レポート
減収減益時代に打ち勝つ 歯科医院における収益改善のポイント
【著 者】日本ビズアップ株式会社
【発 行】森田 務 公認会計士事務所
〒630-8247
奈良市油阪町456番地
TEL 0742-22-3578
第二森田ビル 4F
FAX 0742-27-1681
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者および発行者の権利の侵害となります。
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