事業番号 A-25(1) 事業シート (文部科学省) 予算事業名 グローバルCOEプログラム 担当部局庁 事業開始年度 平成19年度 担当課室 会計区分 一般会計 上位政策 ー 関係する計 画、通知等 根拠法令 (具体的な 条項も記載) 高等教育局 作成責任者 大学振興課長 藤原章夫 大学振興課大学改革推進室 「個性が輝く高等教育の振興」 「大学などにおける教育研究の質の向上」 科学技術基本計画(平成18年3月28日閣議決定) 教育振興基本計画(平成20年7月1日閣議決定) 大学院教育振興施策要綱(平成18年3月30日文部科学省決定) 事業の目的 (目指す姿を 国際的に卓越した大学院博士課程(後期)の教育研究拠点を形成し、アカデミアを中心に、国際的に第一級の力量を持つ研 簡潔に。3行程 究者等を養成。 度以内) ○専攻を核に魅力ある教育研究環境を整備するとともに、世界トップクラスの海外大学・研究機関等との共同プロジェクトなど の優れた教育研究活動の展開を通して、国際的に第一級の力量を持つ研究者等を養成し、もって、国際的に卓越した教育研 事業概要 (5行程度。別 究拠点を形成する取組を支援。 ○公募制により、国公私立大学を通じて競争的に選定し、重点的な財政支援を行う(定額補助:100/100)。補助対象は、大 添可) 学院の研究科・専攻(博士課程(後期)段階)。支援期間は原則5年間。 実施方法 予算額・ 執行額 (単位:百万円) □直接実施 □業務委託等 ■補助 □貸付 □その他 予 算 の 状 況 19年度 20年度 21年度 22年度 23年度要求 当初予算 15,761 33,990 34,229 26,476 26,430 補正予算 0 0 0 0 繰越し等 0 0 0 0 合計 15,761 33,990 34,229 26,476 執行額 15,925 34,971 34,228 執行率(%) 101.0% 102.9% 100.0% 26,430 平成19年度(5分野):申請111大学281件、採択28大学63件(平成21年度に中間評価を実施済み) 平成20年度(5分野):申請130大学315件、採択29大学68件(現在、中間評価作業を実施中) 平成21年度(1分野):申請85大学145件、採択9大学9件 合計:申請153大学741件、採択41大学140件 ※連携先大学を含む46大学155件へ予算支出 ○採択拠点において、大学院としての教育研究活動の充実強化(以下の活動指標を参照)が確認できている。 ○専門家・有識者による第三者委員会において、平成19年度採択63拠点の中間評価を実施し、42拠点が「現行の努力を継続 することによって、当初目的を達成することが可能(A)」、21拠点が「当初目的を達成するには、助言等を考慮し、一層の努力 が必要(B)」と判断された。(「当初計画の適切なる変更が必要(C)」「当初計画を大幅に縮小することが必要(D)」「拠点形成 を中止することが必要(E)」と判断された拠点はなし。なお、A評価の42拠点のうち、特に優れた拠点として10拠点を選定。) 単位 採択前 採択1年後 採択2年後 年度値と20年度採択拠点の19年度値の計)、「採択1年後」 活動実績 (19年度採択拠点の19年度値と20年度採択拠点の20年度 値の計)、「採択2年後」(19年度採択拠点の20年度値と20 年度採択拠点の21年度値の計)を記載。※印の調査項目 同じ) 件 16,266 18,389 20,676 うち、海外との共同研究数(※) 活動実績 件 3,221 3,732 4,241 担当教員の国際学会での基調・招待講演回数(※) 活動指標名 拠点が実施する共同研究数 活動実績 (19年度採択63拠点、20年度採択68拠点が中間評価時に (アウトプット) 提出したデータに基づき、「採択前」(19年度採択拠点の18 活動実績 回 4,073 4,526 4,846 拠点に所属する博士課程(後期)学生の海外学会発 活動実績 表数(※) 回 3,809 4,118 5,073 拠点に所属する博士課程(後期)学生のうち、RA(リ 活動実績 サーチ・アシスタント)受給者数(※) 人 2,135 3,220 3,309 単位 採択前 採択1年後 採択2年後 成果目標名 目標値 (採択5年後) 優れた研究者を養成し、卓越した拠点を形成するため、当該事業期間においては、以下の指標などの向上を図る。(審査及び 中間評価時に、大学にこれらのデータの提出を求め、審査・評価結果等に反映させている。) 注:「達成度」は、データが捕捉できている131拠点の数値を、140拠点分に換算した上で算出。 拠点に所属の博士課程修了者のうち、大学・公的研 成果実績 究機関の研究職就職者数(カッコ内は、ポスドクを除 いた人数)(※) 達成度 人 964 (468) 978 (456) 1,014 (488) % 68.7 69.7 72.2 成果実績 % 81.6 84.5 84.9 達成度 % 81.6 84.5 84.9 拠点に所属する博士課程(後期)学生のレフェリー付 成果実績 本 4,961 (3,222) 5,377 (3,596) 5,903 (3,964) 拠点に所属の博士課程修了者の就職率(※) 成果目標及び 論文の発表数(カッコ内は、Web of Scienceへの収録 が判明している論文数)(※) 成果実績 達成度 (アウトカム) % 58.9 63.8 70.1 担当教員のレフェリー付論文の発表数(カッコ内は、 成果実績 Web of Scienceへの収録が判明している論文数)(※) 本 15,853 (11,033) 16,064 (10,927) 16,426 (11,399) 達成度 % 84.7 85.8 87.8 成果実績 人 2,055 2,154 2,383 達成度 % 73.2 76.7 84.9 拠点への博士課程(後期)入学者数(※) 1,500 ※140拠点 100.0 9,000 ※140拠点 20,000 ※140拠点 3,000 ※140拠点 成果目標名 単位 22学問領域における、論文被引用数世界50位以内 成果実績 拠点 の拠点数の合計(カッコ内は、GCOEとして活動して いる拠点数) 注:トムソン・ロイター社のデータを基 にCRDSが抽出 達成度 % 単位当たり コスト 平 成 2 3 年 度 予 算 内 訳 244百万円/1拠点(平成21年度の実績) 算出根拠 19年度 20年度 21年度 目標値 (25年度) 未調査 未調査 42(38) 100 ※32年度 ー ー 42.0 単位当たりコスト=平成21年度執行額/採択拠点数 (目)研究拠点形成費等補助金 26,429,481千円 【補助金のうち、事業補助費】 26,390,000千円 (140件×188,500千円) (経費の内訳) ・特任教員、ポスドク研究員、研究支援員等の雇用費(約43%) ・研究消耗品費や教育研究スペース費、シンポジウム開催費等の事業推進費(約19%) ・RAとしての博士課程(後期)学生の雇用費(約19%) ・海外での学会発表や共同研究、著名研究者の招聘等に必要となる旅費(約12%) ・博士課程学生やポスドクが提案する研究への支援経費(約4%) ・教育研究基盤整備のための設備備品費(約3%) 【補助金のうち、中間評価等経費】 39,481千円 (目)研究拠点形成等謝金 72千円、(目)研究拠点形成等委員等旅費 166千円、(目)研究拠点形成等業務旅費 428千円、(目)研究 拠点形成等業務庁費 251千円 仕分けの結果/取りまとめコメント 事 業 仕 分 け 第 1 弾 ・ 第 2 弾 の 結 果 等 〈事業番号/事業名〉 3-52 大学の先端的取り組み (1)グローバルCOEプログラム 〈結果〉 グローバルCOEプログラム、組織的な大学院教育改革推進プログラム 予算要求の縮減(1/3程度縮減) 〈とりまとめコメント〉 グローバルCOEプログラム及び組織的な大学院教育改革推進プログラムについては、予算要求通り2名、廃止3名、来年度の予算計 上見送り1名、予算要求の縮減8名であり、その内訳は、半額3名、1/3 程度を縮減3名、その他2名(2割縮減1名、9割縮減(グローバ ルCOEプログラムの廃止)1名)であり、散らばりがあるが、WGとしては、1/3程度の予算要求の縮減と結論する。グローバルCOEプロ グラムは廃止すべきとの指摘や、対象が広すぎるとの指摘が複数あり、より絞り込んだ形で企画をしていただきたい。 対応状況(平成22年度予算への反映、制度見直し等) ○教育振興基本計画に明記された「150拠点程度」の形成に必要となる新規採択の見送りに加え、必要となる経費を見直し、間接経費 (直接経費の3割相当分)を全額削減する等により、平成22年度要求額からの予算縮減を行った(約77億円の減(▲22.5%))。 ○事業継続中における間接経費の全額削減による影響を最小限にとどめるため、採択大学からの意見を踏まえ、可能な範囲で、直接 経費の弾力的執行のための対応を行った。 ○平成19年度採択拠点について、平成22年度の予算交付においては、中間評価(使用経費の妥当性含む)の結果を踏まえたメリハリ ある配分を行った。具体的には、使用経費の妥当性を考慮した上で、特に優れた拠点10拠点は前年度プラス10%、B評価の21拠点は 前年度マイナス10%の交付額とした。 事業担当部局による自己点検(見直しの余地) ・平成22年6月に、中央教育審議会大学分科会大学行財政部会において、国公私立を通じた大学教育改革支援プログラムの事業の在 り方について検証が行われ、「明確な教育目標、修得すべき知識・能力の体系を備えた学位プログラムを提供する取組への支援を強 化」するとともに、「社会的要請が高く、大学教育政策として優先順位が高いものを分かりやすく提示し、重点的に支援」、「他の競争的資 金等との目的の違いを明確化すること」、「教育取組の成果・効果を図る指標の明確化」や、「成果や進捗状況を踏まえ、適宜、見直しを 行う仕組みの構築」等が求められたことから、その見直しの方向性に即した事業の推進を検討して参りたい。 ・競争的資金全体の統一ルールの策定を受けて、従来よりも効率的・効果的な予算執行を検討中。 予算監視・効率化チームの所見等 〈レビューシート番号・事業名〉 0158 グローバルCOEプログラム 〈公開プロセスの結果・取りまとめコメント〉 対象外 の 結 果 等 〈チームの所見〉 1.事業評価の観点:この事業は、世界をリードする創造的な研究者・技術者を養成するため、国際的に卓越した教育研究拠点たる大 学院(博士課程)専攻の教育力・研究力を強化することを目的とした国公私立大学に対する補助事業であり、事業の在り方の観点から 検証を行う。 2.所見:本事業は、昨年の事業仕分けにおいて「対象が広すぎる、より絞り込んだ形で企画をしていただきたい」との指摘がなされ、「予 算要求の縮減(1/3程度縮減)」と評価されたことを踏まえ、平成22年度予算において大幅な縮減が行われたが、今後、大学行財政部 会での議論等も踏まえ、更に事業内容・成果等を検証し、成果の普及に一層努めつつ、対象箇所数の絞り込みや経費の効率化などに より、予算を縮減すべきである。 ュー 行 政 事 業 レ ビ 対応状況(平成23年度概算要求への反映、制度見直し等) ○新規採択は見送り、間接経費についても引き続き要求しないこととした。また、中間評価にかかる経費について必要額を見直した。一 層メリハリある予算配分を行うため、現在、厳格に平成20年度採択拠点の中間評価を実施中である。 ○中央教育審議会大学院部会及び大学行財政部会が実施した検証作業において、グローバルCOEプログラム等の支援を受けている 研究科・専攻では、体系的な大学院教育への改善が確実に実施され、教育力・研究力が向上していることが明らかとなったこと等を踏ま え、継続期間中の支援は着実に実施することとした。 特 記 事 項 ○事業の沿革は以下の通り。 ・平成14年度:「大学の構造改革の方針」(平成13年6月)を踏まえ、「21世紀COEプログラム」開始。93大学274拠点を支援。 ・平成18年3月:「第3期科学技術基本計画」閣議決定、「大学院教育振興施策要綱」策定。 ・平成19年度:21世紀COEプログラム等の成果・検証を踏まえ、「グローバルCOEプログラム」開始。41大学140拠点を支援。 ○昨年、文部科学省が実施した、事業仕分け結果に対する意見募集において、約1,200件の意見が寄せられ、うち99%が事業の一層の 充実を望むものであった。 ○新成長戦略において、2020年までに「特定分野で世界トップ50に入る研究・教育拠点を100以上構築」と明記されている。 ○総合科学技術会議が平成22年10月22日に決定した、平成23年度概算要求における優先度判定において、「優先(資源配分方針の重 点化対象課題に該当し、かつ効果的な施策等、優先的に資源を配分すべきもの)」と評価されている。 ○韓国、中国、ドイツでも、公募競争方式による拠点形成事業を実施(韓国:BK21、中国:985工程等、ドイツ:エクセレンス・イニシアチ ブ)。現在、日本も含め、いずれも第2期に入っているが、諸外国は予算規模や拠点数を拡大している一方、我が国は縮小傾向。 庁費 0.4百万円 旅費 0.1百万円 文部科学省 34,228百万円 を含む。 「グローバルCOEプログラム委員会」の審 査・評価結果に基づき、採択拠点を決定する とともに、採択大学に対し、研究拠点形成費 等補助金を交付。 【公募・補助】 資金の流れ (資金の受け 取り先が何を 行っているか について補足 する)(単 位:百万円) ※連携先大学を含む A.大学(46大学155件) 34,096百万円 大学において、国際的に卓越した教育研究 拠点を形成するための取組を実施。 【補助】 B.(独)日本学術振興会 132百万円 「グローバルCOEプログラム委員会」を設 置し、審査・評価等業務を実施。 A.大阪大学 費 目 人件費 E. 金 額 (百万円) 特任教授1名、特任助教5名、特任研 228 究員(常勤)9名、RA経費延べ98名 使 途 物品購入費 ガラス器具類等 試薬類、実験用部品類、プラスチック・ 49 高速度カメラシステム、電気式遺伝子 設備備品費 導入装置、顕微鏡用培養装置等 学術集会参加旅費、若手海外活動支 旅費 援旅費、共同研究招へい旅費等 派遣事務職員1名、研究用備品修繕 雑役務費 費等 48 謝金 その他 1 3 112 484 計 B(独)日本学術振興会 費 目 人件費 借料 使 途 業務担当職員3名、賃金(長期1名、 短期16名) ヒアリング審査用パソコン・サーバ借 料、委員会会場借料等 委員会出席旅費等 旅費 費目・使途 (「資金の流れ」 委員手当 委員会、分野別審査・評価部会等 においてブロッ 印刷製本費 評価資料関係、評価結果報告等 クごとに最大の 金額が支出され 雑役務費 ヒアリング審査・評価システム改修 費、複写機の保守、器具等の修繕費 ている者につい て記載する。使 書面審査 謝金 途と費目の双方 審査・評価事務処理経費(消耗品費、 その他 通信運搬費、会議費) で実情が分かる ように記載) 計 使 途 計 費 目 計 金 額 (百万円) 22 19 13 13 5 6 132 計 0 G. 金 額 (百万円) 0 使 途 使 途 26 費 目 使 途 計 D. 費 目 0 F. 金 額 (百万円) 28 C. 費 目 金 額 (百万円) 13 会議開催経費(借料・損料、印刷製本 費)、遺伝子解析委託費、講師交通費 計 使 途 30 講演、指導助言等 間接経費 上記経費の30% 費 目 金 額 (百万円) 0 H. 金 額 (百万円) 0 費 目 計 使 途 金 額 (百万円) 0 A.支出先上位10者リスト(B以降についても作成) ※補助事業 支出先 支出額 (百万円) 業務概要 入札者数 落札率 1 大阪大学 高次生命機能システムのダイナミクス 484 ー ー 2 東京大学 生体シグナルを基盤とする統合生命学 484 ー ー 3 京都大学 物質科学の新基盤構築と次世代育成国際拠点 483 ー ー 4 東京大学 理工連携による化学イノベーション 469 ー ー 5 東京大学 セキュアライフ・エレクトロニクス 465 ー ー 6 東北大学 材料インテグレーション国際教育研究拠点 463 ー ー 7 北海道大学 知の創出を支える次世代IT基盤拠点 444 ー ー 8 愛媛大学 化学物質の環境科学教育研究拠点 423 ー ー 9 長崎大学 放射線健康リスク制御国際戦略拠点 370 ー ー 歯と骨の分子疾患科学の国際教育研究拠点 369 ー ー 10 東京医科歯科大学 B.支出先上位10者リスト ※補助事業 支出先 支出額 (百万円) 業務概要 1 (独)日本学術振興会 本事業の拠点の選定、評価等の実施 入札者数 落札率 132 ー ー 一次支出先が独立行政法人、公益法人の場合は下記にも記入すること。(22年4月1日現在) 法人名 役員総数 (官庁OB/役員数) 職員総数 日本学術振興会 1/5 常勤役員数 1/4 非常勤役員数 0/1 監事等 0/2 139 内、官庁OB 1 役員報酬総額 59,335千円 官庁OB役員 報酬総額 17,732千円 グローバルCOEプログラムの成果と具体的事例 ◆ ノーベル賞を受賞する領域など、日本が強みを持つ分野において、次世代を担う研究者 を養成している ○ 北海道大学大学院 工学研究科有機プロセス工学専攻 「触媒が先導する物質科学イノベーション」 ・2010年にノーベル化学賞を受賞した鈴木博士とともに、カップリング反応(鈴木・宮浦カップリング)の研究を行った宮浦教授を 拠点リーダーとして、触媒研究を物質科学の中心的課題である物質交換と物質創成の基盤研究として、拠点を形成 ・鈴木博士もシンポジウムなど拠点の活動に参加 ◆ 各拠点において優れた教育研究活動を展開し、成果を上げている ○ 東京大学大学院 医学研究科機能生物学専攻 「生体シグナルを基盤とする統合生命学」 ・現在、被引用論文数シェアが世界第3位の一流拠点 ・米国UCサンフランシスコ校との学術交流を締結し、相互研修等を実施 ・UCサンフランシスコ校の多くの学生が卒業後に東大ポスドク職を希望 ・論文発表数が増加。Nature誌、Science誌、Cell誌だけでも2年で25編。(うち博士課程学生が12編) ノーベル化学賞受賞を喜び合う 鈴木博士(左)と宮浦教授(右) ◆ 地方から世界に発信できる教育研究拠点 も育てている ○ 信州大学大学院 総合工学系研究科生命機能・ファイ バー工学専攻 「国際ファイバー工学教育研究拠点」 ・ファイバー系分野では世界トップの拠点(マンチェスター大、 ノースカロライナ州立大と並ぶ三大拠点の1つ。論文数は世 界1位)であり、大学も本拠点を将来構想の中核としている ○ 大阪大学大学院 工学研究科マテリアル生産科学専攻 「構造・機能先進材料デザイン教育研究拠点」 ・世界15大学・機関との教育研究協定の下で若手研究人材を育成 ・2年間で518編の論文を発表。約半数(251編)が博士課程学生の論文 ・世界で初めて、毒性のない赤色LEDの作製に成功するなど、多くの新機能材料 を創製し、Science誌などに成果を掲載。拠点の分野別世界ランキングも上昇 阪大GCOEの成果を伝えるScience誌 ○ 近畿大学大学院 農学研究科水産学専攻/水産研究所 「クロマグロ等の養殖科学の国際教育研究拠点」 ・世界初のクロマグロ養殖技術を確立した実績を活かした研究 者養成プログラムにより、世界の食糧問題、環境問題の解決に 貢献 ◆ 各国とも世界トップレベルの教育研究拠点への重点投資を強化 ¾ 韓国、中国、ドイツも日本と同じく2期目に入っているが、日本を除く諸外国が予算規模や拠点数を増加している中、日本のみ規模を縮小。 COE(日本) BK21(韓国) 985工程(中国) エクセレンス・イニシアチブ(ドイツ) 第1期 平成14年度~(5年間) 93大学274拠点 1,790億円を投資 平成11年度~(7年間) 385拠点 1.34兆ウォン(940億円)を投資 平成11年度~(5年間) 34大学 144億元(1,730億円)を投資 平成18年度~(5年間) 70拠点 14.3億ユーロ(1,600億円)を投資 第2期 平成19年度~(5年間) 41大学140拠点 1,100億円を投資(22年度まで)※最終年度までの予定総額は1,530億円 平成18年度~(7年間) 74大学568拠点 2.03兆ウォン(1,420億円)を投資 平成16年度~(5年間) 39大学372拠点 189億元(2,270億円)を投資 平成24年度~(5年間) 拠点数は未定(選考中) 20.3億ユーロ(2,270億円)を投資予定 大学の教育研究を支える公財政支援 各国の高等教育への公財政支出(GDPに対する割合) 国公私立大学に対する主要な財政的支援の経年変化 高等教育への予算規模をGDP(国内総生産)との割合で比較すると、我が 国は、OECD加盟28カ国中の27位であり、その規模も、各国平均の半分 の水準。 国公私立大学を通じた競争的な公募型財政支援と、基盤的経費(国立大学運 営費交付金、私学助成)があいまった支援方策(デュアル・サポート)により、各 大学の戦略的な重点化や個性化が進むなど、大学改革に大きなインパクト。 ■ 国公私立大学を通じた大学教育改革支援 ■ 私立大学等経常費補助金 ■ 国立学校特別会計※又は運営費交付金(施設費、特別教育研究経費を含む) % 1.5 20,000 OECD各国平均 1.0% 1.0 18,870 億円 0.5 3,143 18,805 18,741 182 334 16,792 16,686 16,598 16,442 3,198 3,218 450 529 558 615 680 705 585 3,263 3,293 3,313 3,281 3,249 3,218 3,222 15,000 0.5 日 本 イ タ リ ア 韓 国 オ ー ス ト リ ア ト ル コ メ キ シ コ 英 国 ス ロ バ キ ア ハ ン ガ リ ー ド イ ツ ス ペ イ ン ポ ル ト ガ ル ニ ュ ー ジ ー ラ ン ド ポ ー ラ ン ド ア メ リ カ 合 衆 国 チ ェ コ ア イ ル ラ ン ド オ ラ ン ダ ア イ ス ラ ン ド ノ ル ウ ェ ー フ ラ ン ス オ ー ス ト リ ア ベ ル ギ ー ス イ ス ス ウ ェ ー デ ン カ ナ ダ フ ィ ン ラ ン ド デ ン マ ー ク 0.0 16,244 16,106 15,746 10,000 15,727 15,425 15,189 13,079 12,864 12,727 12,546 12,315 12,183 11,939 16 17 18 19 20 21 22 5,000 0 H13 14 15 ※ 平成15年度以前の国立学校特別会計額は,国立高等専門学校,国立学校財務センター,大学評価・学位授与機構等 も対象機関となっており,平成16年度以降の運営費交付金等の金額との単純な比較はできない。 国公私を通じた大学教育改革支援 ○国公私共通の競争的な経費であり、競争的な環境の中で、大学の切磋琢磨を推進 ○大学として申請を行うことで、学長のリーダーシップの強化、大学の個性化、機能別分化を促進 ○最小限の投資で大学改革全体をリードし、国として重要な政策目標に誘導 ○採択大学の成果の波及を通じ、高等教育全体の活性化と質の向上 基盤的経費 国立大学法人運営費交付金(特別経費) ○各国立大学の使命(中期目標・中期計画の達成)に 基づき、大学からの申請により措置 ○選定にあたっては、大学の優先順位を尊重して措置 私立大学等経常費補助金(特別補助) ○大学からの申請により措置 ○選定にあたっては、一定の配分基準を満たしたすべ ての大学に対して措置
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