HP OpenView IT/Operations 管理サーバ (Sun Solaris) インスト ールガイド Sun 日本語 Solaris 用 HP Part No. B6941-99010 Printed in USA October 1999 Version A.05.30 ご注意 (1) 本書に記載した内容は、予告なしに変更することがあります。 (2) 本書は内容について細心の注意をもって作成いたしましたが、万一ご不審な点や誤り、記載もれ など、お気付きの点がございましたら当社までお知らせください。 (3) 当社は、お客様の誤った操作に起因する損害については、責任を負いかねますので、ご了承くだ さい。 (4) 当社では、本書に関して特殊目的に対する適合性、市場性などについては、一切の保証をいたし かねます。また、備品、パフォーマンス等に関連した損傷についても保証いたしかねます。 (5) 当社提供外のソフトウェアの使用や信頼性についての責任は負いかねます。 (6) 本書の内容の一部または全部を、無断でコピーしたり、他のプログラム言語に翻訳することは法 律で禁止されています。 (7) 本製品パッケージとして提供した本書、フレキシブル・デ ィスクまたはテープ・カートリッジ等 の媒体は本製品用だけにお使いください。プログラムをコピーする場合はバックアップ用だけにして ください。プログラムをそのままの形で、あるいは変更を加えて第三者に販売することは固く禁じら れています。 原典 本書は、 『HP OpenView IT/Operations for Sun Solaris Installation Guide - Management Server on Sun Solaris Japanese Version 』 (B6941-99010, September 1999) を翻訳したもの です。 IT/Operations 日本語版の制限事項 IT/Operations 日本語版は英語版と比べて次の制限があります。 Solaris 版 IT/Operations 日本語版では管理対象システムとしてサポートするのは HP-UX 10.10, 10.20, 11.x 、Solaris(Sun) 、Windows NT(Intel) 4.0 です。 HP-UX 10.01 、Red Hat Linux 、Windows NT 3.51 、Windows NT(DEC Alpha) 、 AIX(IBM) 、Compaq Tru64 UNIX(旧名称:Digital UNIX (OSF/1)) 、NCR UNIX 、SGI IRIX 、SCO OpenServer 、SCO UnixWare 、DYNIX/ptx 、Siemens Nixdorf SINIX 、 Olivetti UNIX 、Pyramid DataCenter/OS 、NetWare 、MPE/iX はサポートしていません。 c copyright 1983-99 Hewlett-Packard Company 本書には著作権によって保護されている内容が含まれています。本書の内容の一部または全部を著作 者の許諾なしに複製、改変、および翻訳することは、著作権法下での許可事項を除き、禁止されてい ます。 c copyright 1979, 1980, 1983, 1985-93 Regents of the University of California This software is based in part on the Fourth Berkeley Software Distribution under license from the Regents of the University of California. c copyright 1986-1992 Sun Microsystems, Inc. c copyright 1985-86, 1988 Massachusetts Institute of Technology c copyright 1989-93 The Open Software Foundation, Inc. c copyright 1986 Digital Equipment Corporation c copyright 1990 Motorola, Inc. c copyright 1990, 1991, 1992 Cornell University c copyright 1989-1991 The University of Maryland c copyright 1988 Carnegie Mellon University UNIXは、米国およびその他の国における登録商標であり、X/Open Company Limited から独 R 占的にライセンスされています。 X Window System は 、Massachusetts Institute of Technology の商標です。 OSF/Motif は 、The Open Group の登録商標です。 Windows NTTM は、米国 Microsoft Corporation の商標です。 Windows R 、MS Windows R は、米国 Microsoft Corporation の登録商標です。 Sun は 、米国およびその他の国における米国 Sun Microsystems,Inc. の商標または登録商標です。 Solaris は 、米国 Sun Microsystems,Inc. の登録商標です。 すべての SPARC 商標は、米国 SPARC International,Inc. のライセンスを受けて使用している、 同社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。SPARC 商標が付いた製品は、米国 Sun Microsystems,Inc. が開発したアーキテクチャに基づくものです。 IT/Operations ド キュメント の使用方法 ITO では、ITO の使い方と概念を理解するために、マニュアルとオンライン・ヘルプを用意してい ます。本項では、入手できる情報や情報の参照箇所を説明します。 HP OpenView IT/Operations 印刷版のマニュアル 本項では、印刷版のマニュアルとその内容について簡単に述べます。 『HP OpenView IT/Operations コンセプト・ガイド 』 HP OpenView IT/Operations コンセプト・ガイドは、ITO を理解するために 2 つのレベル で説明しています。オペレータの場合は、ITO の基本的要素について理解でき、本製品を用いて 実行できる日常的な作業の概要を知ることができます。管理者の場合は、現在の環境の ITO の設 定方法と、ITO の基本構造を学習できます。 『HP OpenView IT/Operations 管理サーバ インストールガイド 』 ITO ソフトウェアをインストールし、初期設定を実行する管理者を対象にしたものです。次の事 項を説明しています。 ソフトウェアとハード ウェアの必要条件 ソフトウェアのインストールとアンインストールの手順 デフォルト値を用いた設定の手順 『HP OpenView IT/Operations システム管理リファレンスガイド 』 管理対象ノードに HP OpenView IT/Operations をインストールし、ITO の管理とトラブル シューティングを行う方を対象にしています。 『HP OpenView IT/Operations エラー・メッセージ・リファレンス』 ITO の障害の解決を行う管理者を対象にしたものです。すべての ITO エラー・メッセージをエ ラーメッセージに関する説明文とともに説明しています。ユーザ・インタフェースに現れない情報 は含んでいません。 『HP OpenView ネットワークノードマネージャ ネットワーク管理ガイド 』 管理者およびオペレータを対象にしたものです。ITO に組み込まれているネットワークノードマ ネージャの基本機能について説明しています。 『HP OpenView ServiceNavigator コンセプトと設定ガイド 』 HP OpenView ServiceNavigator をインストールし、設定、保守、トラブルシューティングを 行なう管理者を対象にしたものです。高度なサービス管理の概念も説明しています。 『HP OpenView IT/Operations Reporting and Database Schema 』 ITO データベース・テーブルの詳細説明と、ITO データベースから生成されるレポートの例が あります。 『HP OpenView IT/Operations Software Release Notes 』 IT/Operations の新しい機能を説明しています。さらに、次の情報も提供しています。 以前のバージョンと比較して新規に変更された機能 システムとソフトウェアの互換性 既知の問題 iv ITO オンライン情報 次の情報がオンラインで利用可能です。 HP ITO 管理者用オンライン情報ガイド 必要なヘルプ説明がすぐに得られるため、スムーズに作業を行うことができます。オンライン・ヘ ルプは専用のウィンド ウ内に表示されるので、常に参照できます。 HP ITO オペレータ用オンライン情報ガイド 必要なヘルプ説明がすぐに得られるため、スムーズに作業を行うことができます。オンライン・ヘ ルプは専用のウィンド ウ内に表示されるので、常に参照できます。 HP ITO Java ベース GUI オンライン・ドキュメント ITO Java ベースのオペレータ GUI および ServiceNavigator に関する HTML 形式のヘルプ です。ITO オペレータ向けに ITO や ServiceNavigator のコンセプトやタスクの説明、リファ レンスおよびトラブルシューティングの情報もあります。 HP OpenView IT/Operations man ページ オンラインで利用できます。 HP OpenView ECS Designer for NNM and ITO HP OpenView Event Correlation Services (ECS) Designer for NNM and ITO を購入され Designer のドキュメントの全セットが付いてきます。次のものも含まれています。 た場合、ECS 『HP OpenView ECS Conguring Circuits for NNM and ITO 』 NNM および ITO 環境で、ECS Designer 製品を使用するのに必要な情報が説明されています。 Advanced Network Security for HP OpenView IT/Operations Advanced Network Security (ANS) extension for HP OpenView IT/Operations を購入さ れた場合、次のマニュアルが付いてきます。 『Advanced Network Security for HP OpenView IT/Operations 』 ANS をインストールし、設定、保守、トラブルシューティングを行なう管理者を対象にしたもの です。 注記 Advanced Network Security extension は、HP-UX 上の ITO 管理サーバで Solaris 上の ITO 管理サーバではサポートされていま のみ利用できます。Sun せん。 オンライン・マニュアル 『HP OpenView IT/Operations Software Release Notes 』 以外のマニュアルは、PDF (Portable Document Format) 版がドキュメント・ソフトウェア・バンドルにあります。 『HP OpenView IT/Operations 管理サーバ インストールガイド 』 の swinstall を使用したインス トール手順を参照してください。マニュアルは、管理サーバの次のデ ィレクトリにインストールされ ます。/opt/OV/doc/<LANG>/OpC/ v あるいは、次の Web サイトからマニュアルをダウンロード することもできます。 http://ovweb.external.hp.com/lpe/doc_serv または、次のサイトで、HTML 形式で見ることもできます。 http://docs.hp.com ITO DynaText ライブラリ TProductNameShort; DynaText ライブラリは 、 DynaText で使用できるオンライン形式の ITO マニュアルのライブラリです。DynaText ブラウザは、表示、検索、印刷、注釈機能を備えて 『HP います。ブラウザとマニュアルは ITO ドキュメント・ソフトウェア・バンドルにあります。 OpenView IT/Operations 管理サーバ インストールガイド 』 の swinstall を使用したインス トール手順を参照してください。バンドルをインストールすると、ITO ウィンド ウの [ヘルプ ] メ ニューのオンライン・マニュアル からライブラリをオープンできるようになります。 オンラインヘルプ・システムの使用 ITO のオンライン情報は、2 つの別々のボリューム ( オペレータ用と管理者用) から成ります。オ ペレータ用ボリュームには、 ITO オペレータ用の主なウィンド ウを説明した HP OpenView IT/Operations クィック・スタートがあります。両方のボリュームには、次の説明があります。 作業の実行に必要な情報 ( オペレータまたは管理者用) ポップアップ・メニュー、ITO のアイコンの説明 (マウスポインタを対象とするものの上に移動 し、マウスの右ボタンを押す) 「 ITO エラー情報」ウィンド ウに表示されるエラーの説明。エラー発生時に、または メッセージ 番号を使ってヘルプ・システムでキーワード検索で、ヘルプを参照できます。 目的のトピックを直接表示 (索引検索ユーティリティ) ITO のユーザのための用語集 オンラインヘルプを初めて使うユーザのためのヘルプ ヘルプ・システム内の一部またはすべてのトピックを印刷するための印刷機能 (図形を印刷するに は、HP レーザージェット・プ リンタが必要) ヘルプ・システムにアクセスするには、次の 3 つの方法があります。 メッセージ・ブラウザで4F15キーを押す ウインド ウ下部の [ヘルプ] ボタンをクリックする [ヘルプ] メニューをオープンして、必要なヘルプのタイプを選択する。 次に、作業項目リスト、またはウィンド ウとフィールドのリストを選択します。どのヘルプ画面から でもヘルプ・ボリューム内のすべてのトピックにアクセスできます。関連のある他のヘルプ・トピッ クをハイパー・リンクで示しています。 「メッセージ・ブラウザ」ウィンド ウではコンテキストヘルプを表示できます。メニューから [ヘル プ] を選択した後、[アイテムヘルプ ] を選択すると、カーソルが疑問符に変わります。マウスポイ ンタを目的の箇所の上に移動し、マウスボタンをクリックすると、その箇所のヘルプ説明がヘルプ・ ウィンド ウに表示されます。 vi 目次 1. 用管理サーバのインストールの必要条件 インストール作業の概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 管理サーバの要件 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 管理サーバの必要条件のチェック . . . . . . . . . . . . . . . インストール・スクリプトで必要条件をチェックする . . . . . . 必要条件を手動でチェックする . . . . . . . . . . . . . . ホスト名の解決 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 管理サーバのカーネル・パラメータ . . . . . . . . . . . . ハード ウェアの要件 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . デ ィスク容量 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . RAM とスワップ・スペース . . . . . . . . . . . . . . . パフォーマンス . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 接続性 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . Windows NT へのデ ィスプレイ・リダ イレクションに必要な設定 ソフトウェアの要件 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ITO がサポートするエージェント・プラットフォーム . . . . . . 2. 版 ITO の管理サーバへのインストール インストールの要約 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . Oracle データベースのインストールとチェック . . . . . . . . . . . . . . 必要な Oracle 製品 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . Oracle データベースのインストールの準備 . . . . . . . . . . . . . . Oracle データベースのインストール . . . . . . . . . . . . . . . . . ITO ソフトウェアの管理サーバへのインストール . . . . . . . . . . . . . 概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ITO インストール先システムの適合性を分析する . . . . . . . . . . . ITO インストール・スクリプトを使って ITO ソフトウェアをインストールす る . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ITO インストール・スクリプトの実行 . . . . . . . . . . . . . . . . ITO ソフトウェアの設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ITO エージェント・ソフトウェアの管理サーバへのインストール . . . . . . . ITO の インストールの確認 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . インストール後の注意 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3. Solaris . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . Sun Solaris ベースのオペレータ GUI のインストール サポートするプラットフォーム . . . . . . インストールの必要条件 . . . . . . . . . ハード ウェアの要件 . . . . . . . . . . ソフトウェアの要件 . . . . . . . . . . 必要なパッチ . . . . . . . . . . . . サポートされている Web ブラウザ . . . Java ベースの ITO GUI のインストール . . インストールの必要条件 . . . . . . . . HTTP サーバ経由のインストール . . . . FTP 経由のインストール . . . . . . . Java . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1-2 1-6 1-6 1-6 1-6 1-8 1-8 1-11 1-11 1-13 1-14 1-14 1-15 1-16 1-18 2-2 2-3 2-3 2-3 2-4 2-8 2-8 2-8 2-8 2-9 2-16 2-19 2-20 2-22 3-2 3-3 3-3 3-3 3-4 3-4 3-5 3-6 3-6 3-7 目次-1 swinstall による HP-UX へのインストール Java ベースの ITO GUI の起動 . . . . . PC 上での ITO GUI の起動 . . . . . . UNIX システムでの ITO GUI の起動 . . Web ブラウザ上での ITO GUI の起動 . . オンライン・ドキュメントへのアクセス . . ファイヤウォール越しの接続 . . . . . . HTTP サーバの設定 . . . . . . . . . . Netscape サーバの設定 . . . . . . . . CERN/W3C サーバの設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3-8 3-9 3-9 3-9 3-9 3-9 3-10 3-11 3-11 3-11 4. サービスの起動/シャットダウンとデータベースの手動設定 ITO の起動とシャットダウン操作 . . . . . . . . . . Oracle データベースの自動起動と自動シャットダウン . . Oracle データベースの手動起動と手動シャットダウン . . Oracle データベースの手動起動 . . . . . . . . . . Oracle データベースの手動シャットダウン . . . . . Oracle データベースの母国語サポート (NLS) . . . . . Oracle 環境変数の決定 . . . . . . . . . . . . . . データベースの場所 . . . . . . . . . . . . . . . . 別個のデータベース・サーバ・システムの使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4-2 4-3 4-4 4-4 4-4 4-6 4-7 4-8 4-9 5. 管理サーバのディレクト リ構造 管理サーバの ITO ファイルツリー . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5-2 6. 管理サーバのソフト ウェア管理 管理サーバへのエージェント・ソフトウェアのインストール ITO 全体の削除 . . . . . . . . . . . . . . . . . 管理サーバからのエージェント・ソフトウェアの削除 . . 管理サーバへの ITO の再インストール . . . . . . . . ITO ソフトウェアの再インストール . . . . . . . . データベースおよび設定の再初期化 . . . . . . . . 7. 目次-2 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6-2 6-4 6-6 6-7 6-7 6-7 Solaris 2.6 上での ITO A.04.xx から ITO A.05.30 へのアップグレード . アップグレード時の留意点 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . オペレータ・レイアウトとノード階層 . . . . . . . . . . . . . . アプ リケーションとアプ リケーション・グループ . . . . . . . . . アップグレードの要約 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . インストール済み ITO のバックアップ . . . . . . . . . . . . . . 管理サーバの必要条件のチェック . . . . . . . . . . . . . . . . . RDBMS から専用データベースへのトポロジ・データの移行 . . . . . Oracle RDBMS の場合 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . Oracle データベースのアップグレード . . . . . . . . . . . . . . 製品ライセンスの移行 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ITO ソフトウェアのインストール . . . . . . . . . . . . . . . . opcupgrade スクリプトによる ITO の設定 . . . . . . . . . . . . ITO A.04.xx/A.05.xx から ITO A.05.30 へのデータ移行 . . . . . . . ITO A.04.xx/A.05.30 から ITO A.05.30 へのデータ移行の制約 . . . ITO A.04.xx データの ITO A.05.30 への移行 . . . . . . . . . . ITO A.05.30 データの移行 . . . . . . . . . . . . . . . . . . 管理対象ノードのアップグレード . . . . . . . . . . . . . . . . . 管理対象ノードのバージョン A.04.xx から A.05.30 へのアップグレード HP-UX 11.x 管理対象ノードのアップグレード . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7-2 7-2 7-2 7-2 7-3 7-3 7-4 7-4 7-4 7-5 7-6 7-7 7-7 7-14 7-14 7-14 7-16 7-18 7-18 7-19 ITO A.05.30 へのアップグレード . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 独立したデータベース・サーバを備えた環境における ITO ソフトウェアのアップグ レード . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ITO A.04.xx から ITO A.05.30 へのアップグレード . . . . . . . . . . インストール済み ITO のバックアップ . . . . . . . . . . . . . . . . opcupgrade スクリプトによるデータベース・サーバ・システム上での ITO の設 定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . opcupgrade スクリプトによる ITO 管理サーバ・システム上での ITO の設定 Java ベースの ITO オペレータ GUI のアップグレード . . . . . . . . . . 8. ライセンスの設定 ライセンスについて . . . . . . . . . ライセンスのインストール . . . . . . . 必要な情報を取得します。 . . . . . . . . . 製品申請フォームに記入します。 . . . . . . ライセンス・パスワードを取得します。 . . . . 製品ライセンスのインストールと確認をします。 ITO OVkey OVkey 7-22 7-24 7-25 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8-2 8-3 8-3 8-3 8-4 8-5 . . . Oracle RDBMS . . . . . . . . . . . . . . データの消去またはトポロジ・テーブルの削除 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . A-1 A-1 A-3 A-3 A-4 ITO 製品バンドル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ITO ソフトウェア・パッケージ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . HPlwdce ソフトウェア・パッケージ . . . . . . . . . . . . . . . . . . B-2 B-4 B-5 A. トポロジ・マネージャの設定 RDBMS を使うためのトポロジ・マネージャの設定 Oracle データベース . . . . . . . . . . . 専用データストアへのトポロジ・データの保存 . . B. Sun Solaris C. 7-21 7-21 7-22 版 ITO ソフト ウェアのバンド ル ITO Developer's Toolkit 用データベースのインストール Oracle7 Workgroup Server 7.3.4 のインストール . . . . . . . . . . . . ITO Developer's Toolkit ソフトウェアのインストール . . . . . . . . . . C-2 C-4 索引 目次-3 図一覧 1-1. 標準的な ITO インストール作業の要約 . . . . . . . . 2-1. ITO ソフトウェア・バンドル . . . . . . . . . . . . 5-1. 管理サーバ (/opt/OV ブランチ) のファイルツリー . . . 5-2. 管理サーバ (/var/opt/OV ブランチ) のファイルツリー . 5-3. 管理サーバ (/etc/opt/OV ブランチ) のファイルツリー . 5-4. 管理サーバのベンダー固有 ITO ソフトウェアのサブツリー 5-5. 管理サーバのベンダー固有 ITO ソフトウェアのサブツリー . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1-5 2-10 5-2 5-2 5-3 5-3 5-4 インストール・タイプの選択 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 管理サーバの重要な設定変更可能カーネル・パラメータ . . . . . . . . . Oracle データベースを使う場合の必要なデ ィスク容量 . . . . . . . . . 管理サーバへの ITO の インストールに必要な最小限の RAM . . . . . . 管理サーバへのインストールに必要な最小スワップ・スペース . . . . . . 必要なデ ィスプレイ・リダ イレクションの構成 . . . . . . . . . . . . 必要な Reection X の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ITO がサポートする管理サーバ上のオペレーティングシステムのバージョン 必要な CDE パッケージ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 必要な Solaris OS のパッチ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . HP OpenView 製品に必要な Oracle 製品 . . . . . . . . . . . . . ITO がサポートするエージェント・プラットフォームの OS のバージョン . ITO ソフトウェア・バンドル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . Java ベースの ITO GUI クライアントがサポートするプラットフォーム . 必要な JRE のバージョン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . Solaris 2.5.1 に必要なパッチ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . Solaris 2.6 に必要なパッチ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 管理サーバの ito op デ ィレクトリの内容 . . . . . . . . . . . . . . データベースの場所 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . OVOPC-CLT の ITO 一般エージェント・ファイルセット . . . . . . . ITO A.05.30 に追加された (または名前を変更された) 設定済み要素 . . . ITO A.05.30 で変更された設定済み要素 . . . . . . . . . . . . . . ITO A.05.30 で無効になった設定済み要素 . . . . . . . . . . . . . ライセンスの取得に必要な情報 . . . . . . . . . . . . . . . . . . 当社のパスワード ・デリバリセンタ . . . . . . . . . . . . . . . . ITO 製品 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ITO 製品 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ITO ソフトウェア・パッケージ . . . . . . . . . . . . . . . . . . ITO ソフトウェア・パッケージ . . . . . . . . . . . . . . . . . . HPlwdce ソフトウェア・パッケージ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1-2 1-10 1-12 1-13 1-14 1-15 1-15 1-16 1-16 1-17 1-18 1-18 2-14 3-2 3-3 3-4 3-4 3-5 4-8 6-3 7-10 7-11 7-12 8-3 8-4 B-2 B-3 B-4 B-4 B-5 表一覧 1-1. 1-2. 1-3. 1-4. 1-5. 1-6. 1-7. 1-8. 1-9. 1-10. 1-11. 1-12. 2-1. 3-1. 3-2. 3-3. 3-4. 3-5. 4-1. 6-1. 7-1. 7-2. 7-3. 8-1. 8-2. B-1. B-2. B-3. B-4. B-5. 目次-4 1 Solaris 用管理サーバのインスト ールの必要条件 本章では、HP OpenView を説明します。 IT/Operations 管理サーバに適した Sun Solaris システムの選択方法 第 2 章のインストール前の分析フェーズを実行する前に、システム・パラメータを手動でチェックす ることをお勧めします。本章では、管理サーバとして推奨する、最小限のハード ウェアとソフトウェ アの必要条件を説明します。 注記 管理サーバが動作する ( サポートする) 日本語 (LANG=ja JP.PCK) だけです。 Solaris Solaris は Solaris 2.6/7 ShiftJIS 用管理サーバのインストールの必要条件 1-1 インストール作業の概要 HP OpenView ITO の インストールを開始する前に、目的に合ったインストール・タイプを選択 する必要があります。 初めて ITO をインストールするのか、旧バージョンの ITO からアップグレード するのか、 あるい は HP OpenView ネットワーク・ノード ・マネージャ (NNM) から ITO にアップグレード するの かを最初に決める必要があります。 推奨するインストールまたはアップグレードのタイプは、表 表 1-1. インストール・タイプ 1-1 を参照してください。 インストール・タイプの選択 必要条件 参照先 1. 管理サーバに Sun 少なくとも最小限のシステムの要件を満たす 『ITO 管理サーバ イ 管理サーバのハード ウェア。表 2-1 に示した ンストールガイド 』 Solaris 版 ITO 最小限 (Min) 、または完全な (All) ITO ファ の第 1 章 A.05.xx をインス トール イルセットをインストールします。 opcconfig スクリプトを使って、 ITO を設 定します。 2. 追加の ITO エー 管理サーバに最小限 (Min) の ITO バージョ 『ITO 管理サーバ イ ジェント・ソフトウェ ン A.05.xx がインストールされていること。 ンストールガイド 』 アをインストール の第 6 章の「管理 サーバへのエージェ ント・ソフトウェア のインストール」 3. ITO Java GUI を インストール 管理サーバに最小限 (Min) の ITO バージョ 第 3 章の「Java ベー ン A.5.30 がインストールされていること。 スの ITO GUI のイ 必要なエージェント・ソフトウェアをインス ンストール」 トールします。 4. インストール済の NNM 6.01 が管理サーバにインストールされ 『ITO 管理サーバ イ ンストールガイド 』 NNM 6.01 を ITO の ていること。 の第 1 章 完全機能版にアップ 上の 1. の ITO のインストールと同じ方法 グレード で、表 2-1 に示した ITO のアップグレード (Up) ファイルセットをインストールします。 1-2 Solaris 用管理サーバのインストールの必要条件 表 1-1. インストール・タイプの選択 (続き) インストール・タイプ 必要条件 参照先 5. Sun Solaris 2.6 に 管理サーバに ITO バージョン A.04.xx が イ 第 1 章の「管理サー インストールされて ンストールされていること。 バの要件」、第 7 章 いる ITO バージョン オペレーティング・システムとデータベース A.04.xx を Sun のそれぞれの正しいバージョンが ITO 管理 Solaris 2.6 上で ITO A.05.30 にアップグ サーバ・システムにインストールされている レード 必要があります。 正しい ITO ファイルセットをインストール します。 opcupgrade スクリプトを使って ITO を設定 します。 6. Sun Solaris 2.6 に Sun Solaris 2.6 管理サーバに ITO バージョ 第 1 章の「管理サー インストールされて ン A.05.30 がインストールされていること。 バの要件」、第 7 章 いる ITO バージョン A.05.30 をオプション 設定データをダウンロードします。 でデータベースの別 ITO 管理サーバ・システムのオペレーティン のバージョンを使用 グ・システムのバージョンをアップグレード する Sun Solaris 7 上 します。 で ITO A.05.30 に 適切なデータベースのバージョンをインス アップグレード トールします。 適切な ITO のファイルセットをインストー ルします。 opccfgupld スクリプトを使って、保存されて いる設定データを新しいデータベースにアッ プロードします。 Solaris 用管理サーバのインストールの必要条件 1-3 表 1-1. インストール・タイプの選択 (続き) インストール・タイプ 必要条件 7. インストールされ Sun Solaris 管理サーバに ITO バージョン ている ITO バージョ A.05.30 がインストールされていること。 ン A.04.xx を別のオ 設定データをダウンロードします。 ペレーティング・シス テムまたは別のデー 必要に応じて、ITO 管理サーバ・システムの タベース・バージョ オペレーティング・システムのバージョンを ン上で ITO A.05.30 アップグレードします。 にアップグレード 適切なデータベースのバージョンをインス トールします。 適切な ITO ファイルセットをインストール します。 opccfgupld スクリプトを使って、保存されて いる設定データを新しいデータベースにアッ プロードします。 標準的な ITO のインストール作業を図 1-1 に説明します。 選択したインストール・タイプによっては、省ける作業もあります。 1-4 Solaris 用管理サーバのインストールの必要条件 参照先 第 1 章の「管理サー バの要件」、第 7 章 図 1-1. 標準的な ITO インストール作業の要約 Solaris 用管理サーバのインストールの必要条件 1-5 管理サーバの要件 Solaris 用の ITO 管理サーバは、 ITO システム全体をコントロールする主要な構成要素です。こ のため、管理サーバとして適切なシステムを注意深く選択する必要があります。管理サーバとして使 うシステムを選択する前に、モニタする管理対象ノードの数と、最終的な ITO 環境で処理される メッセージの概数を決定します。特に、大規模な構成で、数百の管理対象ノードがある場合、後で管 理サーバをより大きなシステムに移行するには相当な労力が必要です。 システムが ITO 管理サーバとして使うのに適しているかどうかをチェックするには、 ITO の イン ストール・スクリプトの分析フェーズを使うと便利です。インストール前のチェックを完了した後、 分析ログファイルのリポートで、システム・リソースが最小要件を満たしていない場合はシステム・ リソースを調整します。システムが ITO の必要条件を満たしている場合、第 2 章の説明に従って ITO ソフトウェアのインストールを続行します。 最小限のハード ウェアとソフトウェアの要件は、本章で説明します。 ITO のインストール・スクリ プトを使う前に、それらの要件を十分に検討することをお勧めします。「管理サーバの必要条件の チェック」の説明を参照して、システムが最小限の要件を満たしているかどうかを確認するために、 重要なパラメータをすべてチェックてきます。 本章の次の節では、システム要件をすべて一覧表にして示します。分析フェーズを実行する前に、こ の一覧表を確認用に使うと便利です。 管理サーバの必要条件のチェック 次のいずれかの方法により、管理サーバで必要条件をチェックしてください。 ITO インストール・スクリプトの分析フェーズを実行する。 ITO インストール・スクリプトを実行する前に、手動でチェックする。 インストール・スクリプトで必要条件をチェックする ITO のインストール・スクリプトの分析フェーズを実行し、システムの要件を自動的にチェックし ます。分析フェーズは次の項目をチェックします。 オペレーティングシステムのバージョン デ ィスク空き容量 メモリ (RAM) とスワップ・スペース カーネル・パラメータ 分析フェーズの結果は、ログファイル/var/adm/sw/swagent.log に書き込まれます。このファイ ルが過度に大きくならないように、ときどき削除することをお勧めします。 必要条件のチェックが完了したら、まず後述の「ホスト名の解決」を参照してホスト名をチェックし てから、システム・リソースが最小要件を満たしていない場合は、システム・リソースを調整しま す。カーネル・パラメータ値はファイル /etc/system で調整できます。その方法は、「管理サー バのカーネル・パラメータ」を参照してください。 必要な調整が済み、システムが必要条件を満たしたら、第 ルを続行します。 2 章の説明に従って ITO の インストー 必要条件を手動でチェックする ITO のインストール・スクリプトを実行する前に、手動で必要条件をチェックすることもできます。 オペレーティングシステムのバージョンをチェックします。次のコマンドを実行します。 uname -sr コマンドの出力は、次のようになります。 1-6 Solaris 用管理サーバのインストールの必要条件 Sun Solaris 2.6 では、SunOS 5.6 と出力されます。 Sun Solaris 7 では、SunOS 5.7 と出力されます。 デ ィスク空き容量をチェックします。次のコマンドを実行します。 df -k 使用可能なスワップ・スペースのブロック数をチェックします。次のコマンドを実行します。 /usr/sbin/swap -l 使用可能な RAM をチェックします。次のコマンドを実行します。 j /usr/sbin/prtconf more ホスト名をチェックします。「ホスト名の解決」を参照してください。 Solaris 用管理サーバのインストールの必要条件 1-7 カーネル・パラメータ値をチェックします。「管理サーバのカーネル・パラメータ」を参照してく ださい。 必要条件のチェックが完了したら、最小要件を満たしていない場合には、システム・リソースを調整 します。カーネル・パラメータ値は、ファイル/etc/system で調整できます。その方法は、「管理 サーバのカーネル・パラメータ」を参照してください。 必要な調整が済み、システムが必要条件を満たしたら、第 ルを続行してください。 2 章の説明に従って ITO の インストー ホスト名の解決 ネームサービスは、ホスト名が完全なホスト名 (ド メイン名を含む完全なホスト名) として解決される ように設定する必要があります。ホスト名の解決は、以下のいずれかの方法を使って行なわれます。 DNS(推奨) 、または NIS+ 、または files files を使う場合は、/etc/hosts ファイル内のすべてのホストが次のフォーマットになってい る必要があります。 <IP アドレス> <完全なホスト名> <短縮ホスト名> 短縮ホスト名は、8 文字以下にする必要があります。ホストを/etc/hosts に追加する場合には、 必ずホスト名が完全なホスト名であることを確認してください。 例えば、ド メイン bbn.hp.com 内のホスト hpmgr の場合は、/etc/hosts ファイルには次のよ うに入力する必要があります。 193.197.95.42 hpmgr.bbn.hp.com hpmgr ホスト名の解決に別の方法 (DNS または NIS+) を使う場合でも、/etc/hosts のローカル・ノー ドのエントリには、完全なホスト名が入っている必要があります。完全なホスト名は、短縮ホスト名 の前にリストされている必要があります。 管理サーバのカーネル・パラメータ ITO インストール・スクリプトが正常に実行されるためには、セマフォと共有 メモリが使用可能に なっている必要があります。modinfo(1M) コマンドで、必要なモジュールがロードされているかど うかチェックしてください。 j /usr/sbin/modinfo j grep semsys /usr/sbin/modinfo grep shmsys システムにモジュールがロードされていない場合 (sysdef の出力を見ると関連するカーネル・パラ メータ値が 0 になっている場合) には、modload(1M) コマンドを使って手動でモジュールをロード する必要があります。 /usr/sbin/modload /kernel/sys/semsys /kernel/sys/shmsys 現在のカーネル・パラメータの値をチェックする前に、semsys パラメータと shmsys パラメータを必ずロードしてください。ロードしない場合には、気づかず に現在の semsys と shmsys の値を小さくしてしまうことがあります。また、現 在のカーネル・パラメータの値を調整する前に、現在の値をチェックしてくださ い。カーネル・パラメータの値を絶対に小さくしないでください。ITO に必要な カーネルの最小パラメータについては、表 1-2 を参照してください。 注記 1-8 Solaris 用管理サーバのインストールの必要条件 カーネル・パラメータ値をチェックするには、次のコマンドを実行します。 j /usr/sbin/sysdef more さらに、カーネル・パラメータが正しく設定されるためには、ブート時に ロード する必要があります。 2 つのモジュールを強制 セマフォと共有 メモリのモジュールを強制的に自動ロード する手順は次のとおりです。 /etc/system ファイルの最後に、次の行を追加します。 forceload: sys/shmsys forceload: sys/semsys カーネル・パラメータは、次の表を参照してください。 Solaris 用管理サーバのインストールの必要条件 1-9 警告 システムのカーネル・パラメータ値が、表 1-2 の値より大きいからといって、 /etc/system ファイルのそれらの値を小さくしないでください。表 1-2 の値は、 ITO が正常にインストールされ、ITO が正常に動作するのに必要な最小値です。 管理サーバにソフトウェアを追加する場合は、カーネル・パラメータによっては値 を大きくする必要があります。 表 1-2. 管理サーバの重要な設定変更可能カーネル・パラメータ パラメータ shminfo shmmax 説明 最小値 共有 メモリ・セグ メントの最大バイト数 0x40000000 (1 GB) shminfo shmseg プロセス当りの共有 メモリ・セグ メント 20 の最大数 shminfo shmmni 事前に割り当てる共有 メモリ ID 数 100 seminfo semmni セマフォ ID 数 100 seminfo semaem Adjust on exit の最大値 16384 seminfo semmap セマフォ・マップ中のエントリ数 66 seminfo semmns システムのセマフォ数 200 seminfo semmnu システム全体の undo structure 数 30 seminfo semume プロセス当りの undo entry の最大数 10 seminfo semvmx セマフォの最大値 32767 seminfo semmsl ID 当りのセマフォの最大数 30 rlim fd cur プロセス当りのファイル記述子の最大数 1201 (sysdef では Process Resource Limit Tunables の file descriptor) 1 DCE/TCP 通信を使 うノードの数が 35 を超える場合は 、rlim_fd_cur の設定を 3*Number_of_DCE/TCP_nodes + 15 だけ増やします。また 、Java ベースの GUI にアクセスするユー ザの数が 6 を超える場合は 、rlim_fd_cur の設定を 14*Number_of_Users + 28 だけ増やします。こ れらの両方に当てはまる場合は 、どちらか大きい方の値を使います。 カーネル・パラメータを変更後、新しい値を有効にするには、システムをリブートする必要があり ます。 /etc/system ファイルのカーネル・パラメータ例を次に示します。 forceload: sys/shmsys forceload: sys/semsys set shmsys:shminfo shmmax=1073741824 set shmsys:shminfo shmseg=20 set shmsys:shminfo shmmni=100 set semsys:seminfo semmni=100 set semsys:seminfo semaem=16384 set semsys:seminfo semmap=66 1-10 Solaris 用管理サーバのインストールの必要条件 set semsys:seminfo semmns=200 set semsys:seminfo semmnu=30 set semsys:seminfo semume=10 set semsys:seminfo semvmx=32767 set semsys:seminfo semmsl=30 set rlim fd cur=120 ハード ウェアの要件 管理サーバとして選択したシステムは、次のハード ウェアの要件を満たす必要があります。 X ターミナルかワークステーションを少なくとも ションかエンタープライズ・サーバ 1 つ使う、Sun Ultra System ワークステー Windows NT システムへのデ ィスプレイ・リダ イレクションについては、「Windows NT へ のデ ィスプレイ・リダ イレクションに必要な設定」の項を参照してください。 解像度 1280 x 1024 のカラー・ビットマップ・モニタ。X リダ イレクション・メカニズムを使う 場合には、モニタを管理サーバに物理的に接続する必要はありません。 最低 8 つのカラー・プレーンをサポートするグラフィック・ボード マウス デ ィスク空き容量。表 1-3 を参照してください。 RAM 容量。表 1-4 を参照してください。 スワップ・スペース。表 CD-ROM ド ライブ - 1-5 を参照してください。 オプション ディスク容量 管理サーバ用システムを選択する前に、次の項目を調べてください。 1. システム上のデ ィスク空き容量 Solaris 用管理サーバのインストールの必要条件 1-11 表 1-3. Oracle データベースを使う場合の必要なディスク容量 製品 RDBMS バ イナリ 必要なディスク容量 130 MB (Oracle7.3.4)1 210 MB (Oracle 8.0.5)2 ITO バ イナリ (ITOEngOraMin) 380 MB (合計) デ ィレクトリごとの内訳: 必要なデ ィスク容量: /opt/OV 280 MB /etc/opt/OV 15 MB /var/opt/OV 85 MB3 デ ィレクトリ /system/PSOV_xxxxx に NNM パッチ PSOV 02435 と PSOV 02353 により保存されるファイル 80 MB データベース内の ITO データ 270 MB4 /tmp デ ィレクトリのファイル 230 MB5 必要な合計デ ィスク容量 1090 MB (Oracle 7.3.4) 1170 MB (Oracle 8.0.5) 1 この値は 、Oracle version 7.3.4 に対するものです。Oracle Report を除いた値です。 2 この値は 、Oracle version 8.0.5 に対するものです。Oracle Report を除いた値です。 3 管理サーバ上に インストールされる各種のプラットフォームのテープ・イメージに必要な容量 は含まれていません。インストールする各プラットフォームのテープ・イメージ当り、約 10 MB の追加ディスク容量が必要です。ローカル・エージェントのみの場合は 28 MB 、全エー ジェントの場合は 、約 60 MB 必要です。 4約 50,000 の メッセージと設定データの容量 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||| 注記: ファイルシステムの自動レ イアウトは 、少なくとも 4GB デ ィスクの ITO には適しません。 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||| 5 これは 、NNM パッチを インストールするときに一時的に必要になるデ ィスク容量です。 HP PerfView のような他のアプ リケーションも管理サーバにインストールする場合は 、その デ ィスク容量を調べてください。 ITO デ ィレクトリの構造は、第 5 章を参照してください。 注記 ファイル・ツリーに十分なデ ィスク容量がない場合は、次のいずれかの方法を選択 します。 特定のデ ィレクトリ専用のボリュームをマウントする。 特定のデ ィレクトリを、十分なデ ィスク容量を持つファイルシステムにシンボ リック・リンクする。 物理デ ィスクがあまりない Solaris システムに Solaris OS をインストールする 場合に、 「Automatic File System Layout 」オプションを選択すると、そのファ イルシステムのレイアウトは表 1-3 に示す ITO のデ ィスク容量の要件を満たし ません。 注記 2. ITO が管理するエージェント・プラットフォームの種類の数 1-12 Solaris 用管理サーバのインストールの必要条件 これは、管理サーバにインストールされるテープ・イメージ ( インストール用のエージェント・ソ フトウェア) の数です。 プラットフォーム 1 種類のテープ・イメージにつき、約 10 MB の追加 デ ィスク容量が必要です。 すべての種類のエージェントをインストールするには約 60 MB 必要 です。 3. 平均デ ィスク I/O 時間 デ ィスクの I/O 時間は、アプ リケーションの起動時間とスワップ動作に影響します。 データ ベースや ITO バ イナリを複数のデ ィスクに分散することをお勧めします。最適なパフォーマン スを維持するためには、これらのデ ィスクにスワップ・スペースを割り当ててはいけません。 RAM とスワップ・スペース 使用可能な RAM とスワップの容量は、アプ リケーション実行の可否、また実行の速度を決定しま す。使用可能な RAM の容量を増やすと、アプ リケーションのパフォーマンスは向上します。これ は、システムのスワッピング動作とページング動作が減少するためです。 管理サーバとして使うシステムを選択する前に、次の項目を調べます。 1. システムにインストールされている メモリ (RAM) の容量 1-4 で示した メモリ容量以外に、 ITO RAM が必要です。 表 表 1-4. 管理サーバへの ITO オペレータのセッションごとに、さらに のインストールに必要な最小限の RAM 追加 RAM 製品 RDBMS データベース 32 MB1 HP OpenView IT/Operations 96 MB2 ,3 最小の合計 128 MB 1 25 MB の ITO はチューニングを行なってパフォーマンスを向上させるため 、データベースのマニュアル の推奨値より大きい値が必要です。 2 最大 500 ノードと CDE 用の RAM です。IP ネットワークの規模が大きくなると 、より多く の メモリが必要です。 3 この値は、同時に実行する GUI の数と 、アクティブおよび受諾 メッセージの数によって異なり ます。 2. システムのスワップ・スペース ほとんどの場合、管理サーバ上で合計 注記 表 300 MB のスワップ・スペースが必要です。 システム・パフォーマンスの向上のために、ファイルシステムのスワップ・スペー スではなく、デバイスのスワップ・スペースを使ってください。 1-5 に必要量の内訳を示しています。 Solaris 用管理サーバのインストールの必要条件 1-13 表 1-5. 管理サーバへのインストールに必要な最小スワップ・スペース 製品 必要なスワップ ・スペース量 (MB) Sun Solaris オペレーティングシステム 100 Oracle データベース 30 HP OpenView IT/Operations 1701 最小の合計 300 1 この値は 、同時に実行する GUI の数と、アクティブおよび受諾メッセージの数によって異なり ます。 現在の使用可能なスワップ・スペースのブロック数 す。次のコマンドで調べます。 (1 ブロックは 512 バイト) をチェックしま /usr/sbin/swap -l 最大のパフォーマンスで実行し、デ ィスク・アクセスのボトルネックを避けるには、同じ物理 デ ィスク上にデータベースとスワップ・スペースを割り当ててはいけません。 3. 同時に作業する ITO ユーザ数 ユーザ数は 、管理サーバで同時に実行する GUI の数です。 GUI が 1 つ増えるごとに約 25 MB の RAM またはスワップ・スペースが必要です。この値は、約 3,000 メッセージを含む GUI ブラウザに十分な値です。 4. HP OpenView プラットフォームに組み込まれるバックグラウンド ・グラフィックスの数 バックグラウンド ・グラフィックスは させます。 RAM を多く使うため、システムのパフォーマンスを低下 ITO に必要な、すべての仮想 メモリに十分対応できる物理 メモリを用意することをお勧めします。 これにより、プロセスのスワッピングがなく、最大のパフォーマンスが得られます。スワッピングが 必要になると、 ITO のパフォーマンスが低下します。 パフォーマンス パフォーマンスを考慮することにより ITO を効率的に動作させることができます。例えば、 ITO メッセージの処理数と GUI パフォーマンスは、使用可能な CPU 時間と全体的な CPU の処理 能力によります。 インストールした他のアプ リケーションの CPU 時間、デ ィスク・アクセス、 RAM またはスワップ・スペースの使用率を常に考慮してください。 LAN パケットのスループットは、管理サーバのパフォーマンスを制限する要因であるため、別の目 的 (NFS 、NIS(YP) 、DNS サーバなど) のために管理サーバ・システムをサーバとして使わない ようにしてください。しかし、二次ド メイン・ネーム・サーバとして管理サーバ・システムを設定す ると、ホスト名の検索速度が向上します。 接続性 管理対象ノードと管理サーバ間の接続性は、障害の対応に要する時間の他に、 ITO が管理対象ノー ド上に ITO ソフトウェアをインストールし 、設定する時間にも影響します。X リダ イレクション が必要な場合、デ ィスプレイ・ステーションと管理サーバの接続性は、 ITO GUI 操作のパフォー マンスに影響します。 次の項目を調べてください。 1. システムに (少なくとも 1-14 Solaris ITO オペレータが作業している間) 常にアクセス可能なこと。 用管理サーバのインストールの必要条件 管理サーバは、少なくとも、管理対象ノードが動作している間はアクセス可能でなければなりま せん。そうでない場合は、次のような問題が起こることがあります。 2. a. ローカル管理対象ノード上で直接実行しない自動アクションは、管理サーバのダウン中、実行 できません。 b. 管理サーバが回復すると、管理対象ノードがすべてのローカル・バッファに保持されていた ITO メッセージを管理サーバに転送します。これにより、処理が必要な多数の メッセージが ある場合、パフォーマンスが低下する場合があります。 管理システムはネットワーク接続性と速度の面で中央に配置されているか ? ITO の応答時間を最短にするため、管理サーバとその管理対象ノードの間で高速ネットワーク (LAN) が使えなければなりません。例えば、LAN でネットワーク接続された他のすべてのシス テムと管理サーバをシリアル回線や X.25 を介して接続してはなりません。 3. ITO オペレータのデ ィスプレイ・ステーションと管理サーバの高速回線による接続 管理サーバとディスプレイ・ステーションを低速回線で接続すると、必要な のために、 ITO GUI のパフォーマンスが低下します。 Windows NT X リダイレクション へのディスプレイ・リダイレクションに必要な設定 ITO は 、WRQ Reection X 5.01 for Windows NT をサポートしています。これにより Windows NT システムへ ITO の GUI をリダ イレクトできます。 表 1-6. 必要なディスプレイ・リダイレクションの構成 構成 Windows NT PC 上のハード ウェアの要件 Windows NT PC 上のソフト 完全な Reection X を インストールする場合は、 80486/100 MHz 以上、または Pentium で、メモ リ 32 MB 以上、空きデ ィスク容量 25 MB 以上 ウェアの要件 Windows NT 4.0 、 Reection X 5.01 for Windows NT 画面の解像度 1280 x 1024 最大色数 256 最小ネットワークの帯域幅 128 kBps(256 kBps 推奨) 表 1-7. 必要な Reflection X の設定 設定 ウィンド ウ X Terminal デスクトップ・オプション XDMP Direct オプション。 接続したいシステム名を入力します。 フォント フォント・パスのリストの先頭に 75 dpi が指定さ れていなければなりません。 マウス マウスの中ボタン:エミュレーションを有効にする Solaris 用管理サーバのインストールの必要条件 1-15 ソフト ウェアの要件 ITO をインストールする前に、次のソフトウェアが管理サーバ上に正しくインストールされている 必要があります。 Sun Ultra ワークステーションかサーバ上で動作する、少なくとも Developer System Support (DSS) 以上で、CDE が使える Sun Solaris 2.6 または 7 Sun Solaris を インストールするときには、「Software Group 」には少なくとも System Support 」オプションを選択してください。 注記 「Developer ITO 表 1-8. がサポート する管理サーバ上のオペレーティングシステムのバージョン オペレーティングシステム プラット フォーム Solaris (最小 DSS インス トール・オプション) ション Sun Ultra ワークステー Solaris (最小 DSS インス トール・オプション) Sun Ultra エンタープライ ズ・サーバ サポートされる OS バージョン 2.6, 7 2.6, 7 ITO をインストールする前に、ネットワーク通信サービス、X Window システム、および共通 デスクトップ環境 (CDE) のオンラインヘルプ・パッケージがインストールされている必要があ ります。オンラインヘルプ・パッケージは、Solaris オペレーティングシステムと一緒に管理サー バにインストールされる CDE に含まれています。 管理サーバとして選択した Solaris システムがすでにある場合は、インストールされているソフ トウェア・パッケージを調べてください。 admintool(1M) を使うか、または次のコマンドを入 力します。 j pkginfo more OS の初期インストールのときに使用したインストール・オプションを調べるには、admintool のソフトウェア・ビューを使います。 表 1-9. 必要な CDE パッケージ 1-16 パッケージ 説明 SUNWdtbas SUNWdtbas - CDE base SUNWdtcor SUNWdtcor - CORE (CDE) SUNWdtdmn SUNWdtdmn - CDE daemons SUNWdtdst SUNWdtdst- CDE DESKTOP APPS SUNWdtim SUNWdtim - CDE DESKTOP APPS SUNWdtft SUNWdtft - CDE fonts SUNWdthe SUNWdthe - CDE HELP RUNTIME SUNWmfrun SUNWmfrun - Motif RunTime Kit Solaris 用管理サーバのインストールの必要条件 Solaris システムへの ITO の インストールが正常に行われるためには、パッチが必要です。パッ チのリストを表 1-10 に示します。 管理サーバとして選択したワークステーションに、すでにインストールされているパッチを調べ るには、次のコマンドを入力します。 j showrev -p more 表 Solaris バー ジョン 1-10. 必要な Solaris OS のパッチ パッチ No 説明 2.6 106361-05 2.6, 7 2000 年問題対 Solaris 2000 年問題対応パッチ 2.6 SunOS 5.6 の Korn シェル (Ksh) パッチ 応パッチ ITO では、インストールしなくてもかまわ ないパッチもあるが、システムを 2000 年問 題に完全に対応させるためには、すべての パッチをインストールすることをお勧めし ます。 105181-14 SunOS5.6 のカーネルのパッチ 以上 2.6 2.6 105284-25 Motif 1.2.7: ランタイム・ライブラリの 以上 パッチ 105490-07 SunOS5.6 リンカのパッチ 以上 Solaris OS のパッチの最新バージョンは、Sun の Web サイト http://www.sun.com/から入 手できます。そのサイトには、ダウンロードとインストールの手順が説明されています。 Sun Solaris システム の ITO では、NCS と DCE の 2 つの通信プロトコルをサポートして います。(ITO は) DCE ベースで動作するので 、市販の DCE ソフトウェアがない場合でも、 DCE サーバ機能をサポートするために、ITO には簡易版 DCE (Lightweight DCE) クライア ント機能が含まれています。 ITO と共に提供している dced デーモンは、NCS のローカル・ロ ケーション・ブローカのエミュレートも行ないます。 すでに市販の あります。 DCE ソフトウェアがある環境にも統合できるように、ITO は次の製品と互換性が Sun Solaris 2.6 および Sun Solaris 7 用の Transarc DCE 2.0 Sun Solaris 2.6 および Sun Solaris 7 用の DASCOM DCE 1.1.4.3 注記 内蔵の簡易版 DCE (Lightweight DCE) クライアントは、ITO に必要な最小限 の DCE 機能です。セル・デ ィレクトリ・サービスやセキュリティ・サービスのよ うな、高度な機能はサポートしていません。 Sun SPARC Solaris 用の Oracle7 Server Enterprise Edition version 7.3.4.0.1 または Oracle8 Database 8.0.5.0.0 、および 表 1-11 に示す追加製品 すでに Oracle7 データベースがあって、インストール済の のファイルを調べます。 Oracle 製品をチェックするには、次 /<ORACLE HOME>/orainst/unix.rgs Solaris 用管理サーバのインストールの必要条件 1-17 Oracle8 データベースをすでに使っている場合は、Oracle8 用のパッチ してから、ITO のインストールを開始する必要があります。 必要な 80520 を インストール Oracle 製品を次表に示します。 表 1-11. HP OpenView 製品に必要な Oracle Oracle 製品 製品 製品 Oracle 7.3.4 HP OpenView IT/Operations Oracle7 Server (RDBMS) 7.3.4.0.1 PL/SQL V2 2.3.4.0.0 SQL*Plus 3.3.4.0.1 SQL*NET (V2) 2.3.4.0.0 TCP/IP Protocol Adapter (V2) 2.3.4.0.0 HP OpenView IT/Operations Oracle 8.0.5 Oracle8 Enterprise (RDBMS) 8.0.5.0.01 PL/SQL 8.0.5.0.0 SQL*Plus 8.0.5.0.0 NET8 8.0.5.0.0 TCP/IP Protocol Adapter 8.0.5.0.0 1 ITO ITO を インストールする前に 、パッチ 8.0.5.2.0 をインストールする必要があります。 がサポート するエージェント ・プラット フォーム ITO 表 1-12. がサポート するエージェント ・プラット フォームの オペレーティング システム プラット フォーム サポート する OS のバージョン OS のバージョン サポート する通信 タイプ 1 Solaris Sun Ultra 2.5, 2.5.1, 2.6, 7 DCE /NCS Windows NT Intel 486, 4.0 (NT サーバと MS RPC Pentium, ワークステー ション) PentiumPro HP-UX HP 9000 テクニカ 10.10, 10.20, 11.0 DCE ル・ワークステー ション2 、 HP 9000 エンター プライズ・サーバ3 ,4 1 Sun Solaris 版 IT/Operations には 、簡易版 DCE (Lightweight DCE) パッケージが含まれていま す。このパッケージは 、市販の DCE ソフトウェアのない環境で 、ITO の動作に必要な最小限の DCE サーバ機能を提供します。 1-18 2 HP 9000/700 ワークステーションは 、現在 HP 9000 テクニカル・ワークステーションと呼びます。 3 HP 9000/800 サーバは 、現在 HP 9000 エンタープライズ・サーバと呼びます。 4 ITO は 、HP 9000 テクニカル・ワークステーションにも 、同じバ イナリを使います。 Solaris 用管理サーバのインストールの必要条件 注記 DCE 管理対象ノードが、管理サーバと高速ネットワーク (LAN) を介して通信す る場合は、プロトコルとしては、 DCE RPC (TCP) よりもパフォーマンスの優 れた DCE RPC (UDP) を選択してください。 通信タイプは、 「 ノードの拡張オプション」ウィンド ウで選択できます。 管理対象ノードが低速またはトラフィックの多いネットワークに接続されている場 合は、DCE RPC (TCP) だけを使ってください。例えば、WAN 、X.25 、大量 のデータを送る場合などです。こういう条件では、DCE RPC (TCP) の方が信 頼性の高い通信プロトコルになります。 Solaris 用管理サーバのインストールの必要条件 1-19 2 Sun Solaris 版 ITO の管理サーバへのインスト ール 本章では、ITO インストール・スクリプトに付属の HP OpenView Software Distributor (SD, ソフトウェア配布) を使って、新規に Sun Solaris 版 ITO を管理サーバにインストールする方法を 説明します。 注記 本章では 同じ管理サーバ上で、 ITO の日本語版と英語版の両方を実行することはできませ ん。これは、互換性のない異なるデータベースのキャラクタセットを使わなければ ならないためです。 ITO で使う Oracle データベースの設定方法とセットアップ方法も説明します。 すでに HP OpenView ネットワーク・ノード・マネージャがシステムにインストールされている場 合、表 2-1 に示した、アップグレード・ソフトウェア・バンドルを選択して、 ITO の完全機能版に アップグレードできます。NNM から ITO にアップグレード する場合、「ITO ソフトウェアの管 理サーバへのインストール」から始めます。 Sun Solaris 版 ITO の管理サーバへのインストール 2-1 インストールの要約 ITO をインストールする前に、システムが次の必要条件を満たしているか確認してください。 CDE を含む Sun Solaris オペレーティングシステム (少なくとも Developer System Support 以上) を インストール済みか。 管理サーバのカーネル・パラメータを調整済みか。第 参照 1 章の「管理サーバの必要条件のチェック」 Sun Solaris のパッチをインストール済みか。表 1-10 参照 ファイルシステムの該当するパーティションに十分なデ ィスク容量があるか。 システムが必要条件を満たしている場合は、 ITO の インストールを開始できます。 ITO を正しく インストールするには、次の作業を行ないます。 1. 選択したデータベースをインストールし、チェックします。 2. ITO ソフトウェアを管理サーバにインストールします。 3. ITO ソフトウェアを設定します。 4. 管理サーバに、 ITO エージェント・ソフトウェアを配布します。 5. ITO のインストールを確認します。 本章では、ITO のインストール作業のすべてと、Oracle RDBMS インストールにおける要件、お よび ITO で使用する Oracle RDBMS の作成と設定のための要件について説明します。Oracle 製 品のインストールの詳細は、製品に付属の Oracle 社のマニュアルを参照してください。 2-2 Sun Solaris 版 ITO の管理サーバへのインストール Oracle データベースのインスト ールとチェック 注記 Oracle7 Soraris -for-OpenView 7.3.4 は 、Oracle Corporation の製品 です。 オペレーティングシステム用 Oracle7 は 、現在当社から直接購入でき TM ます。 ITO で使う Oracle データベースのインストールとセットアップは、ユーザの責任です。本項では、 ITO で使う Oracle データベースのインストールを説明します。手順の詳細、または標準以外のイ ンストールについては、Oracle 社のマニュアルを参照してください。 必要な Oracle 製品 必要な Oracle 製品の全リストは、表 1-11 を参照してください。 スタンド アロン ITO システムには、データベースと、ユーザ・インタフェース・プロセスを含む、 システムで実行するすべての管理サーバ・プロセスがあります。しかし、データベースが、 ITO 管 理サーバと異なるサーバにインストールされている場合、第 4 章の「別個のデータベース・サーバ・ システムの使用」で説明する追加の Oracle 製品をインストールする必要があります。 Oracle データベースのインスト ールの準備 既存の Oracle データベースを使う場合、本項を省略して「ITO ソフトウェアの管理サーバへのイ ンストール」へ進んでください。 Oracle データベースを管理サーバにインストールする前に、次の作業を行います。 1. root ユーザで admintool を実行し、次の属性を持つユーザ oracle を作成します。 a. UNIX グループ dba グループ を作成します。 ID は、100 よりも大きい値にします。 b. UNIX ユーザ oracle を作成します。 ユーザ ID は、100 よりも大きい値にします。 c. ユーザ oracle を、グループ dba のメンバにします。 d. ユーザ oracle のホーム・デ ィレクト リは 、次のデ ィレクト リにします。 /export/home/oracle Sun Solaris では 、ユーザのホーム・デ ィレクト リは 、デ ィレクト リ 注記 /export/home/に作成します。 デ ィレクトリ/home/は、リモート・ユーザのホーム・デ ィレクトリのマウント・ ポイントです。 e. 2. ユーザ oracle のシェルは、 Korn シェル オプティマル・フレキシブル・アーキテクチャ ます。 (ksh)を推奨します。 (OFA) デ ィレクトリ構造を次のよ うに作成し mkdir -p /opt/oracle/product/<version > < ここで、 version は 8.0.5 です。 3. > はサポートされている Oracle データベースのバージョンで、7.3.4 また 次のよ うに入力して 、作成したデ ィレクト リの所有権を oracle:dba に変更します。 cd /opt/oracle Sun Solaris 版 ITO の管理サーバへのインストール 2-3 chown -R oracle:dba. 4. 次の通り入力してデ ィレクトリの所有権を変更します。 chmod -R 755 /opt/oracle 5. ユーザ ます。 oracle の/export/home/oracle/.profile の Oracle 環境変数を次のように設定し export ORACLE BASE=/opt/oracle この変数は、Oracle のインストール先を指定します。サブデ ィレクトリ /opt は、デフォル トとしてお勧めします。必要な場合は、別のサブデ ィレクトリを使えます。 n<version > export ORACLE HOME=$ORACLE BASE/product/ < > ここで、 version はサポートされている は 8.0.5 です。 Oracle データベースのバージョンで、7.3.4 また この変数は、Oracle のインストール先とバージョンを指定します。この設定をお勧めします。 必要な場合は、別の設定を選択できます。 export ORACLE SID=openview この変数は、作成するデータベースの名前を定義します。デフォルト設定は openview です が、必要な場合は別の設定を使えます。 既存のデータベースを使う場合、ORACLE SID の設定にはそのデータベースの名前を使い ます。データベースを設定する場合、スクリプト opcconfig(1M) は、その名前のデータベー スの存在を調べ、 ITO データベース・オブジェクト用にこれを使うかどうかを問い合わせて きます。 この場合、新しくデータベースを作成せず、ITO データベース・オブジェクトは、 既存のデータベース内で作成されます。 管理サーバでショート・ファイル名のファイルシステムを使う場合、ORACLE 字以内でなければなりません。 SID は 4 文 export ORACLE TERM=xterm この変数は、Oracle インストーラや他の 義のリソース・ファイルを指定します。 Oracle ツールで使う xterm に対してターミナル定 dtterm を使われている場合は、代わりに ORACLE_TERM=ansi を使ってください。 export NLS LANG=japanese japan.JA16SJIS この変数は、データベースで使うキャラクタセットを指定します。 6. ユーザ oracle の.profile の PATH 変数を次のように設定します。 export PATH=$PATH:$ORACLE HOME/bin 7. 次の説明に従って、Oracle データベースをインストールします。 Oracle データベースのインスト ール 本項では、ITO に使用する Oracle データベースのインストール方法について説明します。詳細、 または標準以外のインストールについては、Oracle データベースに付属の Oracle 社のマニュアル を参照してください。 次の手順では、openview データベースを作成しないで、Oracle ソフトウェアをインストールしま す。データベース・ソフトウェアと ITO ソフトウェアをインストールした後で、「ITO ソフトウェ アの設定」で説明する opcconfig(1M) を実行すると、openview データベースが作成されます。 2-4 Sun Solaris 版 ITO の管理サーバへのインストール 注記 インストールを開始する前に、まず本項を参照することをお勧めします。表示され る質問の順番が異なることがあるからです。これは標準の動作で、インストールが 失敗したわけではありません。 次のように Oracle をインストールします。 1. DISPLAY 環境変数が nodename: 0.0 に設定されていることを確認します。 2. ユーザ root でログ インします。 3. デ ィレクトリ/opt/bin が存在することを確認します。存在しない場合は、デ ィレクト リを作 成します。 4. ホスト上の X サーバへの接続を有効にします。次のコマンド を実行します。 /usr/openwin/bin/xhost + 5. Oracle の 6. oracle に切り替えます。 ユーザ CD-ROM をド ライブに挿入します。CD-ROM は自動的にマウントされます。 su - oracle 7. CD-ROM 上の orainst デ ィレクトリに移動します。 cd /cdrom/cdrom0/orainst 8. Oracle 環境変数$ORACLE_TERM が 力して、設定を確認します。 xterm に設定されていることを確認します。次のように入 echo $ORACLE TERM 9. Oracle インストーラを起動します。 Motif GUI モードで Oracle インストーラを実行する場合は、次のように入力します。 ./orainst /m Oracle 注記 インストーラで表示されたテキストが画面に収まらない場合、一時的にデ フォルトのフォント・サイズを 11.5 ポ イント以下に変更し、Motif インストーラ を再起動します。 キャラクタ・モードで Oracle インストーラを実行する場合は、次のように入力します。 ./orainst /c Oracle インストーラでは、Oracle インストールに関するいくつかの質問に答える必要があり ます。 a. Select the installation method. 選択:Default 注記 Install 英語以外の言語を使用する場合は、Custom Install オプションを使います。後 で、言語の指定を求められます。 Oracle 8.0.5 で Custom Install オプションを使用する場合は、キャラクタ・ モードのインストーラを使ってください。プロンプトに対して、選択する言語 (All Languages 以外) を入力します。 b. Select the Installer activity: Sun Solaris 版 ITO の管理サーバへのインストール 2-5 選択:Install, Upgrade, or De-install Software c. Select the Installer option. 選択:Install d. New Product - Do Not Create DB Objects 「Environment Variables 」ウィンド ウに表示された Oracle 変数の設定を確認します。 e. Choose whether to relink Oracle product executables. 選択:N (No) f. インストーラにより、入力した値が表示されます。必要に応じて、表示された値を確認する か、または前に戻ります。 g. 「Software Asset Manager 」ウィンド ウで、CD-ROM 内の製品リストから目的の Oracle 製品を選択します。製品を選択したら、[Install] をクリックします。必要な Oracle 製品のリストは、表 1-11 を参照してください。 次の メッセージが表示されます。 Analyzing Dependencies . . . h. Enter the UNIX group name for the DBA group. 入力:dba i. Select the OSOPER group. 選択:dba これで j. Oracle のインストールが実行されます。 次の メッセージが表示されます。 Would you like to regenerate shared version of the Oracle library for Pro*C, OCI and XA clients? 入力: k. No インストールが終了すると、次の メッセージが表示されます。 Installer Actions Completed l. インストールが正常に終了すると、Oracle インストーラは「Software Asset Manager 」 ウィンド ウに戻ります。次のように選択して、Oracle インストーラを終了します。 Exit 10. 次のように root.sh スクリプトを実行します。 a. ユーザ root でログ インします。 b. 変数 ORACLE HOME と ORACLE SID を、たとえば次のように設定します。 export ORACLE HOME=/opt/oracle/product/<version> export ORACLE SID=openview c. インストーラ・デ ィレクトリに移動します。 入力:cd $ORACLE HOME/orainst d. ./root.shを入力します 11. 次の情報が表示されます。 The following environment variables are set as follows: ORACLE_OWNER=oracle 2-6 Sun Solaris 版 ITO の管理サーバへのインストール ORACLE_HOME=/opt/oracle/product/<version> ORACLE_SID=openview Are these settings correct (Y/N)? [Y]: この設定でよければ、Yを入力します。 12. root.sh スクリプトにより、次のプロンプトが表示されます。 Enter the full pathname of the local bin directory [/opt/bin]: デフォルト設定を選択します。 13. 次のプロンプトが表示される場合、 ORACLE_HOME does not match the home directory for oracle. Okay to continue? [N]: Yを入力します。 ファイル/var/opt/oracle/oratab が作成され、更新されます。 14. CD-ROM ド ライブのマウントを外します。 eject 15. Oracle データベース 8.0.5 をインストールした場合は、必ずパッチ 8.0.5.0.2 も一緒にインス トールしてください。 注意 Oracle Web Server をデフォルト・ポート 8888 で動作させている場合には、次 のいずれかを実行することをお勧めします。 1. Oracle Web Server を別のポートを使うように再設定する。 2. システムから Oracle Web Server を削除する。詳細または標準以外のインス トールについては、Oracle データベースに付属の Oracle 社のマニュアルを参 照してください。 Sun Solaris 版 ITO の管理サーバへのインストール 2-7 ITO ソフト ウェアの管理サーバへのインスト ール 概要 ITO のソフトウェアを Sun Solaris 管理サーバにインストールするには、ITO インストール・ス クリプトを実行します。 ITO は HP OpenView SD で インストールされますが、Sun Solaris のパッ ケージ管理用のネイティブ・ツール pkginfo(1) で 、インストール済みの ITO バンドルを確認できます。 注記 ITO インストール・スクリプトは、HP ユーティリティを使います。 ITO OpenView Software Distributor (SD) の swinstall インストール・スクリプトは以下のことを実行します。 ITO インストール先システムの適合性の分析 HP Dascom Lightweight DCE 管理サーバへの 最新の ITO パッケージ (HPlwdce) の インストール ソフトウェアのインストール SNMP エージェント と NNM パッチのインストール HP OpenView SD ユーティリティの最小セットを、デ ィレクトリ /usr/sbin に インストール 既に HP OpenView SD がシステムにインストールされている場合には、ITO インストール・ スクリプトは、SD ユーティリティを改めてはインストールしません。 ITO インストール・スクリプトを実行する前に、「 インストールの要約」 を参照して以下のことを 確認してください。 リストにあるカーネル・パラメータは、すべて管理サーバに設定されている必要があります。 リストにあるソフトウェア製品は、すべて管理サーバにインストールされている必要があります。 すべての ります。 ITO ITO ソフトウェアのインストールに要する時間は、管理サーバのハード ウェアにより異な インストール先システムの適合性を分析する HP OpenView SD の swinstall ユーティリティにより起動されるインストール分析フェーズは、 インストールするソフトウェアのバージョン、デ ィスク空き容量、RAM 、スワップ・スペースなど すべての関連するシステム・パラメータ、およびカーネル・パラメータをチェックします。 インストール分析フェーズの詳細は、ログファイル/var/adm/sw/swagent.log を見てください。 インストール分析の終了後、システム・リソースが最小要件に満たない場合は、システム・リソース を調整します。システムが ITO 要件を満たしている場合は、(必要な場合には、システム・リソー スを調整した後で) ITO の インストールを続けてください。 システム要件の詳細は、第 ます。 ITO 1 章を参照してください。インストールの開始前に、見直すと役に立ち インストール・スクリプトを使って ITO ソフト ウェアをインストールする 管理サーバが分析フェーズのすべてのチェックに合格した場合、インストールを続行するのであれ ば、ITO インストール・スクリプトを使って 、選択した ITO ソフトウェア・バンドルをインス トールします。 ITO インストール・スクリプトで ITO ソフトウェアのインストールを完了した後 、 /var/adm/sw/swagent.log ログファイルの結果をチェックして、インストールが成功したことを 2-8 Sun Solaris 版 ITO の管理サーバへのインストール 確認します。テキスト・エデ ィタを使ってログファイルをオープンするか、または次のように入力し ます。 more /var/adm/sw/swagent.log 注記 ITO このログファイルが過度に大きくならないように、ときどき削除することをお勧め します。このログ・ファイルを削除しないで、 ITO を何度か再インストールする 場合は、必ずファイルの最後にある最新のインストール・ログを調べてください。 インスト ール・スクリプト の実行 ITO インストール・スクリプトを実行する前に、ユーザまたはグループの管理用にネットワーク 情報サービス (NIS+) を使っているかどうか調べてください。/etc/nsswitch.conf ファイル (passwd と group エントリ) を調べると分かります。NIS+ を使っている場合には、CD-ROM にあるインストール・スクリプトを実行する前に、グループ opcgrp と dba を設定し、次にユーザ opc_op (グループ opcgrp に属する) と oracle (グループ dba に属する) を設定する必要があり ます。ユーザまたはグループ管理用に NIS+ を使っていない場合は、ITO インストール・スクリプ トはグループとユーザを自動的に設定します。 ITO ソフトウェアのインストールを始める前に、NCS ベースのアプ リケーショ ンで実行中のものがないか確認し、あれば、すべて停止してください。 注記 ITO ソフトウェアを Sun Solaris 管理サーバに次のようにしてインストールします。 1. ユーザ root でログ インします。 2. 次のように入力して、ユーザ root の umask を設定します。 umask 022 3. Oracle 環境変数が設定されていることを確認します。次のように入力して、設定を確認します。 echo $ORACLE HOME Oracle 共有ライブラリ libclntsh.so.1.0 がデ ィレクトリ$ORACLE_HOME/lib に存在す ることを確認します。存在しない場合は、次のコマンドを実行して作成します。 $ORACLE HOME/bin/genclntsh 4. 環境変数 LANG が 定を確認します。 ja JP.PCK に設定されていることを確認します。次のように入力して設 echo $LANG 5. ITO のインストール れます。 CD-ROM をド ライブに挿入します。CD-ROM は自動的にマウントさ 6. CD-ROM のデ ィレクトリに移動します。 cd /cdrom/cdrom0/ 7. 次のように入力して、 ITO の インストール・スクリプトを起動します。 ./install 8. ITO インストール・スクリプトは、システムに現在インストールされている DCE パッケージ を調べて、簡易版 DCE (Lightweight DCE) クライアント・パッケージをインストールしま す。DCE パッケージがインストールされていない場合は、簡易版 DCE (Lightweight DCE) が設定され、dced デーモンが起動されます。 Sun Solaris 版 ITO の管理サーバへのインストール 2-9 9. ターミナル・ウィンド ウで、図 2-1 に示した ITO ソフトウェア・バンドルからシステムにイ ンストールするソフトウェア・バンドルを選択します。ソフトウェア・バンドルのリストは、 表 2-1 を参照してください。 注記 ITO ソフトウェア・バンドルのリストを見やすくするには、ターミナル・ウィン ド ウのサイズを変更する必要があります。 「Selection 」フィールドにソフトウェア・バンドル名の左側に表示された番号を入力します。 たとえば、ITOJpnOraMin をインストールする場合は、7 を入力します。以前に選択した バンドルのマークを外すには、同じ番号 (たとえば 7) を再度入力します。インストールする ソフトウェア・バンドルをすべて選択した後、インストールを実行する場合は I または i を、 インストールを終了するには Q または q を入力します。 注記 同じシステムに英語版と日本語版のバンドルをインストールしたり、Development Tool Kit バンドルを全製品バンドルと一緒にインストールしないようにしてくだ さい。 図 注記 2-10 ITO Sun Solaris 版 2-1. ITO ソフト ウェア・バンド ル ソフトウェア・バンドルの詳細は、表 ITO の管理サーバへのインストール 2-1 を参照してください。 最小限 (Min) の ITO バンドル (ITOJpnOraMin または ITOJpnOraMinUp) をインストールする場合は、特定の ITO エージェント用のソフトウェアを後で追 加インストールしなければならない場合があります。第 6 章の「管理サーバへの エージェント・ソフトウェアのインストール」を参照してください。 注記 10. インストールの分析処理を開始するかどうかを選択します。 次の メッセージが表示されます。 You can now start the analysis phase to check that the system is suitable for installing the selected bundle. This is not mandatory but recommended. 注記 分析やインストール中はそのログファイルを見ていれば、インストールの進行状況 がわかります。そうすれば早い段階で警告やエラーを見つけることができます。別 のウィンド ウで次のように入力します。 tail -f /var/adm/sw/swagent.log 11. ITO のインストールを開始するかどうか選択します。。7 番目の (ITOJpnOraAll) ITO ソフ トウェア・バンドルを選択した場合は、次の メッセージが表示されます。 This installation will put the following software on your system: ITO Japanese Management Server for Sun Solaris - All Agents Do you want to begin the installation? (y|n): Y と入力して、ITO 警告 12. ソフトウェアのインストールを開始します。 Ctrl-C や kill でインストールを中断しないでください。システムを破壊する場合 があります。 システムのブート時に llbd デーモン・プロセスが起動する前に、dced デーモン・プロセスが 起動する必要があるので、インストール・スクリプトは、あらかじめ検出されている各 DCE パッケージの実行レベル・スクリプト (/etc/rc*.d) を調べます。システムに Transarc DCE がインストールされている場合は、次の メッセージが表示されます。 The following changes are required in the /etc/rc*.d directories to ensure that the Transarc dced is started before the llbd (NCS) at system boot time. - move /etc/rc3.d/S15-10dce-clean to /etc/rc2.d/S75-10dce-clean move /etc/rc3.d/S15-20dce to /etc/rc2.d/S75-20dce disable /etc/rc2.d/K67-70dce disable /etc/rc2.d/K67-80dce-clean システムに ます。 DASCOM DCE が インストールされている場合は 、次の メッセージが表示され The following changes are required in the /etc/rc*.d directories to ensure that the Dascom dced is started before the llbd (NCS) at system boot time. - move /etc/rc3.d/S15-20dce to /etc/rc2.d/S75-20dce 上に示したファイルで表示されないものがあった場合は、実行制御スクリプトを手動で変更し て、dced デーモンが起動してから llbd デーモンが起動するようにしてください。そうしない と、変更の確認を要求されます。 Sun Solaris 版 ITO の管理サーバへのインストール 2-11 13. ITO インストール・スクリプトは、SNMP エージェント・パッチ トールします。 PSOV 02353 をインス この処理は、選択したバンドルによって次のように異なります。 non-upgrade ITO バンドルまたは ITO Developer Kit バンドルを選択していた場合は、 SNMP エージェント・パッチ PSOV 02353 が自動的にインストールされます upgrade ITO バンドルを選択していた場合は、スクリプトが SNMP エージェント・パッチ の PSOV 02353 が インストールされているかどうかを調べます。パッチがインストールさ れていないと、次の メッセージが表示されます。 NOTE: Install script did not detect the SNMP Agent patch SNMP PSOV_02353. It is recommended to install it, unless you have already installed a newer SNMP Agent patch. Do you want to install the patch PSOV_02353? (y|n) [y]: 注記 パッチのインストールが失敗した場合は、次のようにします。 ファイル/tmp/patch.log を調べて、原因を究明します。 パッチのインストール手順は、/cdrom/cdrom0/patches/PSOV_02353.text を参照してください。 14. ITO インストール・スクリプトは、NNM パッチ メッセージが表示されます。 PSOV 02435 をインストールします。次の Checking prerequisites for installation of the NNM patch PSOV_02435. ITO インストール・スクリプトは、ルート・ファイル・システムに十分な空き容量があるか調 べます。必要な容量は 90MB です。 注記 a. b. パッチのインストール時には、/tmp デ ィレクトリに 必要になります。 230MB のデ ィスク容量が ディスク空き容量が十分にない場合は、デ ィスク容量を確保してから 、NNM パッチの イ ンストールを続行するよう要求されます。十分なデ ィスク容量を確保できない場合には、 NNM パッチのインストールを飛ばして 、必要なパッチを手動でインストールしてから、 ITO ソフトウェアを設定してもかまいません。 選択したバンドルによって次のように処理が異なります。 non-upgrade ITO バンドルまたは ITO Developer Kit バンドルを選択していて、シ ステムに十分な空き容量がある場合は、NNM パッチが自動的にインストールされます。 upgrade ITO バンドルを選択していた場合は、次の メッセージが表示されます。 NOTE: To ensure the proper functioning of IT/Operations for Sun Solaris the cumulative NNM patch PSOV_02435 must be installed. Install this patch, if: - you have not yet installed it, or - if you have installed newer NNM patches which are not cumulative. In this case, install the cumulative patch PSOV_02435, and then reinstall the newer patches. See <path_to_cdrom_media>/patches/PSOV_02435.text for more information about this patch. 2-12 Sun Solaris 版 ITO の管理サーバへのインストール You do NOT need to install PSOV_02435, if: - you have already install it, or - if you have installed a newer cumulative patch. Do you want to install the patch PSOV_02435? (y|n) [y]: この メッセージを読み、NNM の設定に合った選択をしてください。 注記 パッチのインストールが失敗した場合は、次のようにします。 ファイル/tmp/patch.log を調べて、原因を究明します。 パッチのインストール手順は、/cdrom/cdrom0/patches/PSOV_02435.text を参照してください。 ITO ソフトウェアの設定の前に、手動でパッチをインストールします。 NNM パッチのインストールの詳しい手順は、PSOV 02435.text ファイルを 調べてください。 15. CD-ROM ド ライブのマウントを外します。 cd /; eject 16. ITO の man ページをユーザが見られるようにします。次のようにして MANPATH 環境変数に デ ィレクトリ/opt/OV/man を追加します。 MANPATH=$MANPATH:/opt/OV/man export MANPATH MANPATH 環境変数は次のどちらかに設定する必要があります。 現在のユーザに対しては、ユーザ自身が自分の.profile に設定します。 全ユーザに対しては、システム管理者が/etc/profile に設定します。 17. ITO ソフトウェアが正常にインストールされたら、「ITO ソフトウェアの設定」に進みます。 ITO ソフトウェアをインストールして設定した後、HP OpenView IT/Operations Integration for Sun Enterprise SyMON をインストールする場合は、次の手順に従ってインストールします。 1. 次のように入力して、ITO インストール・スクリプトを開始します。 ./install 2. ターミナル・ウィンド ウで ITOSymInt バンドルを選択します。 「selection 」フィールドにソフトウェア・バンドル名の左側に表示されている番号を入力します。 3. ソフトウェア・バンドルを選択した後、i または I を入力してインストールを開始します。 4. インストールの分析処理を開始するかどうかを選択します。次の メッセージが表示されます。 You can follow the progress of your installation by viewing the analysis and installation logfiles.This enables you to detect any warnings or errors at an early stage. In a different window, enter: tail -f /var/adm/swagent.log 5. Enterprise SyMON のインストールを開始するかどうか選択します。次の メッセージが表示さ れます。 This installation will put the following software on your system: ITOSymInt - ITO Integration for SyMON Sun Solaris 版 ITO の管理サーバへのインストール 2-13 Do you want to begin the installation (Y/N)? [Y] Y と入力して、インストールを開始します。 詳細は、 『HP OpenView IT/Operations Integration for Sun Enterprise SyMON User's Guide 』を参照してください。 表 ITO 2-1. ITO ソフト ウェア・バンド ル バンド ル ITOEngOraMin 説明 HP OpenView ITO, Oracle, 英語版, 最小限の エージェント ITOEngOraMinUp HP OpenView ITO, Oracle, 英語版, 最小限の エージェント, アップグレード (NNM 6.01 イン ストールを ITO の全機能版にアップグレード ) ITOEngOraAll HP OpenView ITO, Oracle, 英語版, 全エージェ ント ITOEngOraAllUp HP OpenView ITO, Oracle, 英語版, 全エージェ ント, アップグレード (NNM 6.01 インストール を ITO の全機能版にアップグレード ) ITOEngOraMin HP OpenView ITO, Oracle, 英語版, 最小限の エージェント ITOEngOraMinUp HP OpenView Oracle, 英語版, 最小限のエージェ ント, アップグレード (NNM 6.01 インストール を ITO の全機能版にアップグレード ) ITOEngSvcNav ITO ServiceNavigator の英語版と日本語版 ITOEngJavaUI ITO 英語版 Java オペレータ UI ITODevEngOra ITO Development Kit 英語版 Oracle ITODevEngDoc ITO Development Kit 英語版ドキュメント ITOEngDoc ITO 英語版ドキュメント ITOJpnDoc ITO 日本語版ドキュメント ECSmgNNMSun5 ECS Cong/Mgmt GUI for NNM ECSRunNNMSun5 ECS Runtime for NNM (英語版) ITOSSPI ITO SPI for Internet servers ITOSymInt ITO Integration for SyMON ITO バンドル名は、インストールに必要な言語、データベース、エージェントを選択するのに役立 ちます。 ITO バンドル名のラベルは次のとおりです。 バンドル・ラベル All すべての管理対象ノード・プラットフォーム・アーキテクチャのエージェント・ソ フトウェアが含まれています。 Jpn 日本語版 Min 管理サーバのアーキテクチャのエージェント・ソフトウェアのみが含まれています。 Ora Oracle データベース用 ITO 2-14 Sun Solaris 版 ITO ITO の管理サーバへのインストール Up すでにネットワーク・ノード ・マネージャ (NNM)6.01 が管理サーバに インス トールされていて、それを ITO にアップグレード する場合に必要です。 Svc ITO 用 ServiceNavigator Sun Solaris 版 ITO の管理サーバへのインストール 2-15 ソフト ウェアの設定 ITO ITO ソフトウェアを正常にインストールした後、ユーザ root で ITO 設定スクリプト opcconfig を次のように管理サーバで実行します。opcconfig を実行する前に、次に挙げる重要な詳細項目を チェックします。 別個のシステムをデータベース・サーバとして使いたい場合には、まず第 4 章の 「別個のデータベース・サーバ・システムの使用」の説明に従ってデータベース・ サーバを設定します。 注記 1. ITO の設定を開始する前に、次のように入力して、NLS 言語変数 (NLS LANG) を正しく設 定します。 export NLS LANG=japanese japan.JA16SJIS 2. 環境変数 LANG が C または ja JP.PCK のどちらかに設定されていることを確認します。設 定を確認するには、次のように入力します。 echo $LANG 3. 環境変数 ORACLE BASE 、ORACLE HOME 、ORACLE SID が「Oracle データベース のインストールとチェック」に記載されているとおりに正しく設定されていることを確認します。 opcconfig スクリプトを起動するには、次のように入力します。 /opt/OV/bin/OpC/install/opccong 表示される質問に答えます。設定スクリプトは次の処理を行います。 1. インストール・スクリプトを使って選択したデータベースを自動的に設定するかを問い合わせて きます。 y (yes) と入力して選択したデータベースを自動的に設定します。この方法をお勧めします。 Oracle のシステム・ユーザのパスワードの入力を求められます。 すでに別のデータベース・サーバ上でデータベースを設定している場合には、 n します。 2-16 Sun Solaris 版 ITO の管理サーバへのインストール (no) を選択 SQL*Net または Net8 ストールに必要です。 注記 8.0.5.0.0 は 、ITO A.05.30 管理サーバのすべてのイン yes の答えを選んだ場合には、次のようなプロンプトが表示されインストールが続行されます。 a. Oracle データベース・ユーザ system のパスワードの入力を求められます。 構成済みのデータベースがない場合は、 4Enter5 を押して ITO にデータベースとユーザ system を作成させます。ITO に既存のデータベースを使用させたい場合には、 Oracle データベース・ユーザ system のパスワードを入力します。 b. Oracle データベースのユーザ opc op の、パスワードの入力を求められます。 このデータベースのユーザ opc_op は 、OS のユーザ opc_op や opc_op とは別のものです。 注記 ITO のユーザ 希望するパスワードを入力します。 このパスワードを後で変更する場合は、コマンド opcdbpwd を使います。データベースのパ スワードを直接変更してはなりません。 ITO はパスワードを暗号化ファイルに保存してお り、データベースのパスワードと暗号化ファイルのパスワードとが異なる場合には、ITO か らデータベースに接続できなくなります。 c. Oracle データベースのユーザ opc report の、パスワードの入力を求められます。 データベース・ユーザ opc_report は 、レポート作成ツール用データベースへの 読込み専用アクセスのために必要です。 注記 希望するパスワードを入力します。 このパスワードは ます。 ITO 自体では使われません。これは Oracle で直接変えることができ これで、ITO のテーブルが作成され、データベースにインストールされます。 d. システム・ブート時のデータベースの自動起動が必要かどうかを、問い合わせてきます。 デフォルトのYesを選択します。 e. システム・テーブル・スペース、制御ファイル、再実行ログファイル、 ITO データ・テーブ ル・スペースのためのデータ・デ ィレクトリを選ぶことができます。 f. ITO インデックス・テーブル・スペースのためのインデックス・デ ィレクトリを選ぶことが できます。 g. Oracle 環境変数の設定が要求されます。次に、デフォルトの応答のみ示します。 ORACLE SID = openview ORACLE BASE = /opt/oracle/ ORACLE HOME = <ORACLE BASE>/product/<version> ORACLE DBA User = oracle < ここで、 version 8.0.5 です。 > は Oracle データベースがサポートするバージョン、7.3.4 または Sun Solaris 版 ITO の管理サーバへのインストール 2-17 h. データベース設定スクリプトでは、データベースを作成および設定するために指定した答えが 使われます。スクリプトの実行には少し時間がかかることがあります。次の設定手順が実行さ れます。 Oracle データベースを作成および設定する ITO テーブル・スペースおよびユーザを作成する ITO テーブルを作成する ITO 設定の初期値をデータベースにロード する SQL*Net を設定し、SQL*NET リスナを開始する 2. OpenView サーバ・プロセスを開始することによって、インストール済みの ラットフォームを確認します。 HP OpenView プ 3. ITO 用の「OVW 」フィールドをチェックおよび確認します。 4. ITO GUI のログ イン画面が表示されます。 ITO 管理者でログ インします。次のようにデフォ ルトのログ イン名とパスワードを入力します。 user:opc adm password:OpC adm ITO の GUI の起動に数分かかることがあります。 「登録ノード 」ウィンド ウが現れると起動 は終了です。 ITO を手動で起動するには、コマンド行で opc と入力します。 2-18 Sun Solaris 版 ITO の管理サーバへのインストール ITO エージェント ・ソフト ウェアの管理サーバへのインスト ール インストール中、デフォルトのエージェント設定テンプレートが管理サーバに割り当てられます。管 理サーバは、多くの場合、ローカル管理対象ノード と呼ばれます。 次のように管理者の GUI を使って、ITO エージェント・ソフトウェアを管理サーバにインストー ルし、ITO エージェント・サービスを起動します。 1. 「登録ノード 」ウィンド ウがオープンしていない場合はオープンします。 このウィンド ウをオープンするには、[ サブマップ] メニューで [ウィンド ウ:登録ノード ] を選択 します。管理サーバ・システムを表すアイコンをクリックします。 2. メニューから [アクション:エージェント ->ソフト ウェアと設定のインストール/更新 . . . 択し、 「ソフト ウェアと設定のインストール/更新 . . . 」ウィンド ウをオープンします。 ] を選 ウィンド ウがオープンしたら、次の操作を行います。 a. 次のチェック・ボックスをクリックして、インストールする構成要素を選択します。 エージェント ・ソフト ウェア テンプレート アクション モニタ コマンド b. オプション・ボタン [ ノード ・リスト中で要アップデートのノード ] をクリックし、次に [マッ プ選択の取り込み] ボタンをクリックし、ターゲット・ノードを表示します。リスト・ボック スに管理サーバが表示されます。 c. [OK] をクリックします。 ターミナル・ウィンド ウがオープンし、ソフトウェアのインストールの進行状況を表示しま す。インストールが終了したとき、エラー・メッセージが表示されていないことをチェック し、4Enter5 を押してターミナル・ウィンド ウをクローズします。 3. デフォルトの管理者パスワード opc admを変更します。 メニューで [アクション:ユーティリティ->パスワード の変更 . . . ] を選択します。要求されると おりに、該当するフィールドに古いパスワードと新しいパスワードを入力します。 4. 「登録ノード 」の メニューから [マップ :終了] を選択し、 ITO GUI を終了します。 5. エージェント・ソフトウェアのインストールの情報は、次のログファイルを参照します。 /var/opt/OV/log/OpC/mgmt_sv/inst_sum.log /var/opt/OV/log/OpC/mgmt_sv/install.log Sun Solaris 版 ITO の管理サーバへのインストール 2-19 ITO 1. のインスト ールの確認 次のように入力して、すべての 確認します。 ITO エージェント・サービスが管理サーバ上で動作することを /opt/OV/bin/OpC/opcagt -status または、 ITO 管理者の GUI で、 「登録アプリケーション」内の「ITO ステータス」シンボルを ダブルクリックする方法もあります。 次のような出力が表示されます。 ITO 管理対象ノード のステータス : ------------------------Control Agent /opt/OV/bin/OpC/opcctla(1227) が起動されています。 Message Agent /opt/OV/bin/OpC/opcmsga(1228) が起動されています。 サブエージェント 1: Action Agent /opt/OV/bin/OpC/opcacta(1229) が起動されています。 Logfile Encapsulator /opt/OV/bin/OpC/opcle(1241) が起動されています。 Monitor Agent /opt/OV/bin/OpC/opcmona(1243) が起動されています。 Message Interceptor /opt/OV/bin/OpC/opcmsgi(1248) が起動されています。 Trap Interceptor /opt/OV/bin/OpC/opctrapi(1253) が起動されています。 Event Correlation Agent /opt/OV/bin/OpC/opceca(1260) が起動されています。 2. たとえば、opc_op などのデフォルトのユーザとして、 ITO することを確認します。次のように入力します。 入力: GUI を起動し、これが正しく動作 opc User login: opc op Password: OpC op ITO GUI の起動には数分かかることがあります。 次のウィンド ウがオープンされたときには起 動が終了しています。 「ルート 」 「管理対象ノード [opc_op] 」 「アプリケーション・デスクト ップ [opc_op] 」 「メッセージ・グループ [opc_op] 」 「メッセージ・ブラウザ [opc_op] 」 3. ユーザ root で次のように入力してテスト・メッセージを発行します。 /opt/OV/bin/OpC/utils/submit.sh このスクリプトは、擬似 メッセージをメッセージ・ブラウザに送信します。受信する メッセージ 数は、システムの設定によって異なりますが、通常は 5 ないし 6 です。 4. ITO「User's Assigned Applications 」ウィンド ウから、ウィンド ウ使用 (入出力可) とし て設定されたアプ リケーションのテストおよびその使用を可能にするために、次のいずれかの処 理を実行する必要があります。 ユーザ root で次のように入力して、入出力アプ リケーションを使用するようにしたい各管理 対象ノードのデフォルトのオペレータ opc_op に対して UNIX パスワードを設定します。 passwd opc op デフォルトでは、ユーザ opc_op はシステムにログ インできません (/etc/passwd 内の ントリ) 。 *エ さらに、ITO 管理者の GUI 内で opc_adm として作業して、入出力アプ リケーションのパス ワードを設定します。たとえば、オペレータ opc_op の 「仮想ターミナル」 アプ リケーショ ンのパスワードを設定する場合は次のようにします。 2-20 Sun Solaris 版 ITO の管理サーバへのインストール a. b. c. d. e. f. サブマップの メニューで [ウィンド ウ:登録アプリケーション] を選択し、 「登録アプリケー ション」ウィンド ウをオープンします。 マウス・ポインタをシンボル 「仮想ターミナル」上に移動します。 マウスの右ボタンを押し続けます。 オブジェクトのポップアップ・メニューが表示されます。 ポップアップ・メニューで [変更 . . . ] を選択し、 「内部アプリケーションの変更:仮想ター ミナル」ウィンド ウをオープンします。 「内部アプリケーションの変更:仮想ターミナル」ウィンド ウの「プラットフォーム・ファ ミリー名/ユーザ名」リストボックスで、UNIX/opc_op のエントリをダブルクリックしま す。 「ユーザ変更」ウィンド ウがオープンします。 「ユーザ変更」ウィンド ウの「パスワード 」フィールドで、オペレータ opc_op のパス ワードを入力します。 または ファイル$HOME /.rhosts が管理対象ノードに存在することを確認します ($HOME は、管 理対象ノード上で実行するユーザ opc_op のホーム・デ ィレクトリです) 。ファイルが存在し ない場合は、作成します。 ここで、次の例のように.rhosts に管理対象ノード上のユーザ opc_op のエントリを作成し ます。 <management server>.HPMGR.BBN.COM opc op または ファイル/etc/hosts.equiv が管理対象ノードに存在することを確認します。ファイルが存 在しない場合は、作成します。 次の例のようにこのファイルに管理サーバのホスト名を追加します。 <management server>.HPMGR.BBN.COM Sun Solaris 版 ITO の管理サーバへのインストール 2-21 インストール後の注意 ITO のインストールと設定を完了したら、現在の環境において、次の注意事項を考慮する必要があ るかどうか判断してください。 初期設定のセットアップ中に 、 Oracle はデフォルトのユーザ sys 、system 、dbsnmp を作成 し、それらにデフォルトのパスワードを与えます。次の例が示すように、Oracle ユーザのパス ワードを Oracle ツール svrmgrl で変えることができます。 su - oracle svrmgrl SVRMGR> connect internal SVRMGR> alter user system identied by new password SVRMGR> exit exit 選択するバックアップ・オプションを決めます。選んだオプションによって 、この後必要にな る設定 (設定があれば) が異なります。オフラインの バックアップ (opcbackup) または自 動バックアップ (ovbackup.ovpl) のどちらかを選ぶことができます。詳細は、それぞれの man ページの opc_backup (1M) および ovbackup.ovpl (1M) あるいは『HP OpenView IT/Operations システム管理リファレンスガイド 』のシステム保守の項を参照してください。 たとえば、追加デ ィスクを使用できる Oracle 機能を利用したい場合などには、Oracle データ ベースをカスタマイズします。詳細は、 『HP OpenView IT/Operations システム管理リファレ ンスガイド 』のデータベースの保守の項を参照してください。 2-22 Sun Solaris 版 ITO の管理サーバへのインストール 3 Java ベースのオペレータ GUI のインスト ール 本章では、オンライン・ドキュメントにアクセスしたり、アイコンと背景グラフィックスをカスタマ イズできるように、Java ベースの ITO オペレータ GUI をインストールして Web サーバを設定 する方法について説明します。本項の記載内容は、第 2 章の説明に従って ITO ソフトウェアをイ ンストールしていること、および同ソフトウェアがサポートする Web サーバを当該ベンダーの指示 どおりにインストールしていることを前提とします。 Java ベースのオペレータ GUI のインストール 3-1 サポート するプラット フォーム ITO の Java ベース GUI は、理論的には「 インストールの必要条件」に一覧された条件を満たす すべてのプラットフォームで動作するはずです。ただし、同ソフトウェアの動作は表 3-1 に一覧し た OS プラットフォームのみで検証されているため、これらの OS プラットフォームのみがサポー トされます。 表 3-1 に一覧されていない OS プラットフォーム上で Java ベースの 問題が生じたとしても、弊社はその責任を負いません。 Java ベースの ITO GUI を実行した結果、 表 3-1. クライアントがサポート するプラット フォーム サポートされるプラット フォーム Java Java アプリケー ション HP-UX 10.20 、11.0 ○ × Windows 95/98 ○ ○ Windows NT 4.0 ○ ○ Solaris 2.5.1 、2.6 、7 (Sun SPARC ステーション) ○ × 1 サポートされている ITO GUI アプレット 1 Web ブラウザについては 、「サポートされている Web ブラウザ」の一覧 を参照してください。 ITO の Java GUI を UNIX 注記 プラットフォームで実行すると、パフォーマンス上 の問題が生じる可能性があります。UNIX 上での実行はお勧めできません。 注記 Microsoft Windows の Java Runtime 環境 (JRE) では、Java アプレットを 安定して実行できない可能性があります。したがって、Java ベースの ITO GUI は、できる限り Java アプリケーションとして実行してください。 3-2 Java ベースのオペレータ GUI のインストール インスト ールの必要条件 ハード ウェアの要件 十分なパフォーマンスを得るには、少なくとも 96 MB の RAM を搭載した 150 Mhz 以上の Pentium PC が必要です。さらに、GUI セッションが 1 つ増えるたびに、30 MB の追加 RAM が必要になります。 ソフト ウェアの要件 通常、Java ベースの ITO GUI を インストールして実行するシステムには、バージョン 1.1.6 以 降の Java Runtime 環境 (JRE) と Java Foundation Class (JFC) 1.1 以降をインストールす る必要があります。 表 3-1 に一覧した、Java ベースの ITO GUI がサポートするほとんどのプラットフォームでは、 必要なバージョンの JRE と JFC が管理サーバ上のインストール・デ ィレクトリに格納されます。 ITO GUI の インストール・デ ィレクトリは次のとおりです。 /opt/OV/www/htdocs/ito_op/ 表 サポートされるプラッ ト フォーム HP-UX 10.20 、11.0 3-2. 必要な JRE 必要な JRE JRE 1.1.6 以降 のバージョン 説明 jre_HP-UX10.tar と jre_HP-UX11.tar (JRE version 1.1.7) が ITO GUI クライアント・ ソフトウェアとともにインストー ルされます。 JFC 1.1 JFC 1.1.1 (swingall.jar) が ITO GUI クライアント・ソフトウェア とともにインストールされます。 Windows 95/981 JRE 1.2 ITO GUI クライアント・パッケー ジ ITO_JAVA.exe とともにインス トールされます。 Windows NT 4.0 JRE 1.2 ITO GUI クライアント・パッケー ジ ITO_JAVA.exe とともにインス トールされます。 Solaris 2.5.1 、2.6 、7 (Sun SPARC ステー ション) JRE 1.1.6 以降 jre_SunOS5.tar (JRE version JFC 1.1 1.1.7 08) が ITO GUI クライアン ト・ソフトウェアとともにインス トールされます。 JFC 1.1.1 (swingall.jar) が ITO GUI クライアント・ソフトウェア とともにインストールされます。 1 Winsock 2.0 for Windows 95 が必要です。 Java ベースのオペレータ GUI のインストール 3-3 必要なパッチ Solaris 2.5.1 および 2.6 には、次に示す OS パッチを施す必要があります。これらのパッチは 、 http://www.sun.com からダウンロードできます。 表 3-3. Solaris 2.5.1 に必要なパッチ パッチ番号 説明 103566-25 Xsun パッチ 103640-17 カーネル・パッチ 表 3-4. Solaris 2.6 に必要なパッチ パッチ番号 説明 105490-04 ダ イナミック・リンカ 105284-15 Motif ランタイム・ライブラリ・ パッチ 105181-11 カーネル・パッチ 106040-10 入出力方式パッチ 106409-01 中国語繁体字 TrueType パッチ Solaris 7 には、これらのパッチを施す必要はありません。 JRE に加えられた最新のパフォーマンス改良を活用するためにも 、最新の HP-UX パッチを使ってください。HP-UX パッチは次の Web サイトから無料 注記 でダウンロードできます。 http://www.unixsolutions.hp.com/products/java/index.html 上記の Web ページで、Download free Java software for HP-UX をクリッ クします。 サポート されている Web ブラウザ Java ベースの ITO GUI を Web ブラウザ上でアプレットとして実行したり、ITO GUI の付属 オンライン・ドキュメントを使うには、次のいずれかの Web ブラウザをインストールしておく必要 があります。 MS Windows Microsoft Internet Explorer version 4.01 以降 Netscape Navigator 4.07 以降 HP-UX および Sun Solaris ( オンライン・ドキュメントのみ。これらのプラットフォームでは、 Java ベースの ITO GUI をアプレットとして実行することはできません。) Netscape Navigator 4.07 以降 3-4 Java ベースのオペレータ GUI のインストール Java ベースの ITO GUI のインスト ール Java ベースの ITO GUI は、管理サーバ・システム上で直接実行できるほか 、ITO GUI のバイ ナリ・ファイルを HTTP サーバや FTP 経由で管理サーバから他のシステムに転送し、転送先の システムで実行することも可能です。 ITO 管理サーバのインストールを行うと、Java ベースの ITO GUI のバイナリ・ファイルが管理 サーバの /opt/OV/www/htdocs/ito_op/ デ ィレクトリに自動的にインストールされます。この デ ィレクトリに含まれるファイルの詳細については、表 3-5 を参照してください。 表 3-5. 管理サーバの ito op ファイル ITO JAVA.exe ディレクト リの内容 説明 自己解凍 ZIP ファイル。PC 用のインストール・ ファイルです。次のファイルが含まれます。 jre\ (JRE 1.2 for MS Windows 95/98 、NT 4.0) ito_op.bat (GUI 起動用のバッチ・ファイル) ito_op.jar (ITO GUI の Java クラス・ファ イル) install.bat (デスクトップにショートカットを 作成するバッチ・ファイル) uninstall.bat (ショートカットとソフトウェア を削除するバッチ・ファイル) itooprc ( リソース・ファイル) ito op install.tar tar ファイル。UNIX システム用のインストール・ ファイルです。次のファイルが含まれます。 ito_op (GUI 起動用のシェル・スクリプト) ito_op.jar (ITO GUI の Java クラス・ファ イル) swingall.jar (JDK 1.1.1) jre HP-UX10.tar JRE 1.1.7 for HP-UX 10.20 jre HP-UX11.tar JRE 1.1.7 for HP-UX 11.0 jre SunOS5.tar JRE 1.1.7 08 for Sun Solaris (SPARC) swingall.jar JDK 1.1.1 index.htm 管理サーバから GUI クライアントをダウンロード するための HTML ページ ito_for_activator.html Web ブラウザ上で ITO GUI を実行するための HTML ページ identitydb.obj セキュリティ認証用の署名ファイル Java ベースのオペレータ GUI のインストール 3-5 表 3-5. 管理サーバの ito op ディレクト リの内容 (続き) ファイル 説明 help/ オンライン・ドキュメントを格納したデ ィレクトリ (各ドキュメントは HTML ファイル) ito.gif 、tbanner.jpg オンライン・ドキュメント用の画像ファイル インスト ールの必要条件 Java ベースの ITO オペレータ とを確認してください。 GUI をインストールする前に、次の必要条件が満たされているこ 管理サーバ・システムが、第 1 章に記載されたハード ウェアとソフトウェアの要件をすべて満た していること。なお、パフォーマンスを最適化するために、maxles カーネル・パラメータの設 定変更が必要になることもあります。 管理サーバに ITO A.05.30 が インストール済みであること。第 2 章を参照してください。 ITO A.05.30 を インストールした管理サーバで旧バージョンの Java ベース ITO GUI を実行 したり、旧バージョンの ITO を インストールした管理サーバ上で最新バージョンの Java ベース ITO GUI を実行することはできません。ITO A.05.30 の Java ベース GUI を使うには、管理 サーバ上の ITO を同じバージョンにアップグレードし、その後 GUI クライアントを再インス トールします。 Java ベースの ITO GUI を インストールして実行するシステムには、JRE 1.1.6 以降と Java Foundation Class (JFC) 1.1 以降をインストールしておく必要があります。表 3-2 も参照して ください。 ITO をインストールすると、Apache Web サーバが管理サーバに自動的にインストールされ、設 定されます。Apache 以外の Web サーバの設定方法については、「HTTP サーバの設定」を参照 してください。 HTTP 1. サーバ経由のインスト ール 「 インストールの必要条件」に記載された必要条件がすべて満たされていること、および HTTP サーバがインストール済みで、実行中であることを確認します。Apache 以外の Web サーバの 設定については、「HTTP サーバの設定」を参照してください。 2. Java ベースの ITO GUI を実行するシステム上で、Web ブラウザを使って次の URL にアク セスします。 http://<management server>:8880/ITO OP <management 3. 表示される server > には、パス名を含む管理サーバのホスト名を省略なしで指定します。 Web ページの指示に従います。 Java ベースの ITO GUI を Microsoft Windows を搭載した PC 上で実行する場合は、 ITO_JAVA.exe ファイルをダウンロードして解凍します。 Java ベースの ITO GUI を HP-UX システムで実行する場合は、jre_HP-UX10.tar と jre_HP-UX11.tar のいずれかのファイル、および ito_op_install.tar をダウンロード して展開します。 Java ベースの ITO GUI を Solaris システムで実行する場合は、jre_SunOS5.tar と ito_op_install.tar をダウンロードして展開します。 3-6 Java ベースのオペレータ GUI のインストール Java ベースの ITO GUI を UNIX システムで実行する場合には、ito_op_install.tar をダウンロードして展開し、使用するプラットフォームにかならず JRE を インストールして ください。 FTP 1. 経由のインスト ール 「 インストールの必要条件」に記載された必要条件がすべて満たされていることを確認します。 ITO 管理サーバをインストールすると、ITO GUI クライアントのバイナリ・ファイルが管理 サーバの次のデ ィレクトリ内に自動的にインストールされます。 /opt/OV/www/htdocs/ito_op/ 2. FTP でファイルを転送する手順は次のとおりです。 a. ITO GUI をインストールするシステム上で ンド ウを起動します。 b. 次のコマンドを実行し、ITO 管理サーバに ftp <management server> <management c. MS-DOS プロンプトまたはターミナル・ウィ FTP 接続します。 server > には管理サーバのホスト名を指定します。 次のコマンドを実行し、バイナリ・モード転送を明示的に指定します。 bin d. 次のコマンド を実行し、ITO ます。 GUI ソフトウェアが格納されているデ ィレクト リに移動し cd /opt/OV/www/htdocs/ito op e. Java GUI の実行プログラムをダウンロードします。 PC の場合 get ITO JAVA.exe UNIX システムの場合 get ito op install.tar さらに、HP-UX 10.x システムの場合は jre_HP-UX10.tar 、HP-UX 11.x システムの場 合は jre_HP-UX11.tar 、Solaris システムの場合は jre_SunOS5.tar もダウンロードし ます。その他の UNIX システムについては、該当する Web サイトから対応する JRE をダ ウンロード する必要があります。 ファイル転送の正常終了後、FTP 接続を切断します。 3. 次のいずれかのコマンドを入力して JRE を展開します。 HP-UX 10.x の場合: tar xvf jre HP-UX10.tar HP-UX 11.x の場合: tar xvf jre HP-UX11.tar Sun Solaris の場合: tar xvf jre SunOS5.tar 4. 次のいずれかのコマンドを実行し、ダウンロードしたファイルからソフトウェアを抽出します。 PC の場合 <drive_letter>:ITO JAVA.exe ソフトウェアを抽出したデ ィレクトリ内に、デ ィレクトリ ito_op が作成されます。 UNIX システムの場合 Java ベースのオペレータ GUI のインストール 3-7 tar xvf ito op install.tar デ ィレクトリ /opt/OV/www/htdocs/ito_op/ が作成されます。 swinstall による HP-UX へのインスト ール HP-UX システムでは、HP SD-UX ユーティリティ (swinstall) を使って トをインストールすることもできます。 ITO GUI クライアン 1. 「 インストールの必要条件」に記載された必要条件がすべて満たされていることを確認します。 2. 第 2 章に記載された指示に従って swinstall の GUI ソフトウェアに含まれる 3-8 Java を使います。 ITOJpnJavaUI を選択し、指示に従って処理を進めます。 ベースのオペレータ GUI のインストール Java PC ベースの 上での ITO GUI ITO GUI の起動 の起動 Java ベースの ITO GUI クライアント・ソフトウェアには、デスクトップに同ソフトウェアへの ショートカットを作成するインストール・ファイルが含まれています。 1. install.bat ファイルを実行し、表示される指示に従って操作を行います。システム変数を設 定し、install.bat をもう一度実行します。 2. Java ベースの ITO GUI を起動するには、デスクトップに作成されたショートカットを使う か、または次のコマンドを実行します。 <drive letter>: Java ベースの ITO を入力します。 UNIX <installation n n directory> ito op ito op.bat GUI が起動し、ログ イン画面が表示されます。ITO のユーザ名とパスワード システムでの ITO GUI の起動 UNIX システム上で Java ベースの ITO GUI を起動するには、次のコマンドを実行します。 /opt/OV/www/htdocs/ito op/ito op Java ベースの ITO を入力します。 GUI が起動し、ログ イン画面が表示されます。ITO のユーザ名とパスワード ito_op の詳細については、ito_op(1M) の man ページを参照してください。 Web ブラウザ上での ITO GUI の起動 ITO GUI クライアント・ソフトウェアの付属 Java アプレットをダウンロードして、Web ブラウ ザ上で Java ベースの ITO GUI を起動する場合には、GUI ソフトウェアをインストールする必 要はありません。ただし、パフォーマンス上の問題が生じる可能性があるため、この方法はお勧めで きません。 1. 「 インストールの必要条件」に記載された必要条件がすべて満たされていることを確認します。 2. Java ベースの ITO GUI を実行するシステム上で、Web ブラウザを使って次の URL にアク セスします。 http://<management server>:8880/ITO OP <management 3. 上記の server > には、パス名を含む管理サーバのホスト名を省略なしで指定します。 Web ページに記載されている指示に従って Java アプレットをダウンロードします。 オンライン・ド キュメント へのアクセス ITO Java ベース GUI に付属している HTML 形式のオンライン・ド キュメントは、ITO 管理 サーバに自動的にインストールされます。ただし、ITO からオンライン・ドキュメントにアクセス するには、管理サーバ上の対応する URL を表示した状態で Web ブラウザが起動するように Java ベースの ITO GUI を設定する必要があります。 1. Java ベースの ITO GUI で 、メニュー・バーから ヘルプ: Web アプ リケーションの実行に使用する れます。 2. 目次 を選択します。 Web ブラウザを選択するためのウィンド ウが表示さ 使用する Web ブラウザを選択し、[OK] をクリックします。 選択した Web ブラウザが起動し、次の URL が表示されます。 Java ベースのオペレータ GUI のインストール 3-9 http://<management_server>:8880/ITO_OP/help/<lang>/index.htm <lang > は ja です。 日本語の場合、 Java ベース GUI のオンライン・ドキュメントが表示されます。ウィンド ウ左側のナビゲーショ ン・ツリーでトピックを探したり、索引で任意の用語を検索することができます。 なお、オンライン・ドキュメントの URL は 、Java ベースの ITO GUI の 表示設定 プロパティ・ シートで変更できます。このプロパティ・シートを開くには、編集 メニューから 表示設定 を選択し ます。 ファイヤウォール越しの接続 Java ベースの ITO GUI を使って、ファイヤウォールの外部から ITO 管理サーバにアクセスする には、ポート 2531 をオープンする必要があります。ポート 2531 は 、Java GUI が管理サーバへ の接続に使用するソケットです。 3-10 Java ベースのオペレータ GUI のインストール HTTP サーバの設定 ベンダーのマニュアルに従って 確認します。 Web サーバをインストールして実行し、正常に動作していることを Java ベースの ITO GUI をインストールしてアクセスするには、 HTTP サーバをそのように設 定する必要があります。使用する HTTP サーバの種類によって設定は異なります。次の Web サー バがサポートされています。 NCSA/Apache (ITO のインストール時に自動的にインストールされ、設定されます。) Netscape Web サーバ CERN/W3C Web 本項では、これらの Netscape サーバ Web サーバを Java ベースの ITO GUI 用に設定する方法を説明します。 サーバの設定 Java ベースの ITO GUI をインストールしてアクセスするように Netscape Web するには、使用する Netscape サーバを選択し、次の手順を実行します。 サーバを設定 Netscape Enterprise Configuration ウィンド ウで次の操作を行います。 1. ウィンド ウ最上部の [Content mgmt] ボタンをクリックします。 2. ウィンド ウの左側にある Additional Document Directories を選択します。 3. URL prefix に次の文字列を入力します。 ITO OP/ 4. Map To Directory に次の文字列を入力します。 /opt/OV/www/htdocs/ito op 5. [OK] をクリックします。 6. [Save and Apply] をクリックします。 Web サーバを再起動し、次の URL にアクセスします。 http://<server hostname>/ITO_OP/ <server hostname> には、ド メイン名を含む Web サーバのホスト名を指定します。 次のファイル内で拡張子 .exe が定義されていることを確認します。 /opt/ns-fasttrack/httdp-<server_hostname>/config/ mime.types このファイルに次の行を追加します。 type=application/octet-stream exts=exe CERN/W3C サーバの設定 Java ベースの ITO GUI を インストールしてアクセスするように 定するには、httpd.conf ファイルに次の行を追加します。 CERN/W3C Web サーバを設 Pass /ITO_OP/* /opt/OV/www/htdocs/ito_op/* Web サーバを再起動し、次の URL にアクセスします。 http://<server hostname>/ITO_OP/ <server hostname> には、ド メイン名を含む Web Java サーバのホスト名を指定します。 ベースのオペレータ GUI のインストール 3-11 4 サービスの起動 シャットダウンとデータベースの手動 / 設定 本章では、 ITO 管理サーバ・サービスの自動起動と自動シャットダウンのセットアップ方法を説明 します。本章では、インストールしたデータベースの自動と手動の両方の起動とシャットダウン方法 を説明します。 サービスの起動/シャットダウンとデータベースの手動設定 4-1 ITO の起動とシャットダウン操作 ITO を設定するときに、 ITO プロセス (ovstart/ovstop) の起動は、自動的にシステムのブー ト・シーケンスに組み込まれます。 ITO 管理サーバ・サービスは、ovstart コマンドによって自動的に起動されます。このサービス は、システムの起動フェーズで実行されるように組み込まれます。同様に、 ITO 管理サーバ・サー ビスは、ovstop コマンドにより自動的にシャットダウンされます。ovstart と ovstop スクリプ トの場所は、次のとおりです。 /opt/OV/bin スクリプト opcsv を使って、ovstart/ovstop を呼び出すことで ITO サービスを起動、停止す ることもできます。opcsv スクリプトは、次のデ ィレクトリにあります。 /opt/OV/bin/OpC opcsv -start 最初にovstop します。 opcsv -stop ovstop opcを呼び出します。 opcsv -status ovstatus opcよりも詳細な ITO ステータス情報を表示します。 注記 コマンド opcsv -stopは、HP OpenView IT/Administration のようなサブ エージェント・プロセスからのすべての メッセージを停止する訳ではありません。 サブエージェント通信プロセスは、 ITO OpenAgent(ovoacomm) に依存します が、これは、opcsv コマンドによって停止されません。OpenAgent と ITO サーバ・プロセスの両方を停止したい場合はovstop opc ovoacommを使いま す。反対に、OpenAgent と ITO サーバ・プロセスの両方を起動したい場合、 ovstart opc ovoacommを使います。 opcを呼び出し、次にovstart opc 詳細は、opcsv(1M) と ovstart(1M) の ITO インストール・プロセスは、DCE うに、自動的に設定します。 4-2 とovstart ovoacommを呼び出 man ページを参照してください。 RPC デーモンがシステムの起動フェーズで起動されるよ サービスの起動/シャットダウンとデータベースの手動設定 Oracle データベースの自動起動と自動シャットダウン ITO 管理サーバを起動、シャットダウンするときはいつでも、確実に Oracle データベースの完全 な自動起動と自動シャットダウンを行うように 、2 つの Oracle シェル・スクリプト dbshut と dbstart が使えます。システムの起動時に、自動的に ITO 管理サーバプロセスを起動することに した場合、Oracle データベースは ITO の前に実行する必要があります。 ITO は、システムの起動とシャットダウン時に Oracle の起動とシャットダウンを有効にする ファイルを提供しています。データベースの自動起動と自動シャットダウンのオプションは、次の ファイルに設定されています。 /etc/rc.config.d/ovoracle opcconfig を使って、 ITO のためにデータベースを設定するとき、システムの起動フェーズで データベースの起動とシャットダウンを有効にするかどうかの確認を求められます。yesで応答す ると、 ITO は、データベースを自動起動します。 ファイル /etc/rc.cong.d/ovoracle を次のように編集することで、データベースの自動的な動 起動/シャットダウンを有効にすることができます。 1. ORACLE HOME と NLS LANG 変数を設定します。 2. 次のファイル/etc/rc.config.d/ovoracle からの抜粋で示すように、変数 を 1 に変更します。 OVORACLE # configure if oracle database should be started # 0 - do not start # 1 - start # default is 0. This may be changed here manually # OVORACLE=1 /var/opt/oracle/oratab ファイルに対応する行がまだ追加されていない場合は、 opcdbsetup スクリプトは行を追加して、システムの起動/シャットダウン・プロセスにデータ ベースを含めます。 oratab ファイルのデータベースのエントリの形式は、次のとおりです。 <ORACLE SID>:<ORACLE HOME>:[Y|N] ここで、Y (yes) あるいはN (no) は、この行の Oracle インスタンスが、 dbstart/dbshut プログラムによって起動され 、停止されるかを指定します。このエント リを /var/opt/oracle/oratab に入力することで、特定の Oracle データベースを選択して起動で きます。 サービスの起動/シャットダウンとデータベースの手動設定 4-3 Oracle データベースの手動起動と手動シャットダウン システム・ブート・シーケンスに Oracle 起動/シャットダウンコマンドを組み込まない場合、次の ように手動でデータベースを起動し、停止する必要があります。ITO を開始する前にデータベース を起動し、 ITO を停止した後に、データベースを停止する必要があります。 Oracle データベースの手動起動 手動による 1. Oracle データベースの起動 oracle に切り替えます。 ユーザを su - oracle 2. ORACLE HOME 環境変数を設定します。デフォルトは、次のとおりです。 export ORACLE HOME=/opt/oracle/product/<version > <version > はサポートされている Oracle データベースのバージョンのいずれかです。 ここで、 3. ORACLE SID 環境変数を設定します。デフォルトは、次のとおりです。 export ORACLE SID=openview 4. データベースを管理するために、サーバ・マネージャ・ツール svrmgrl を実行します。 <ORACLE HOME>/bin/svrmgrl SVRMGRL プログラムで、データベースを管理できます。 5. プロンプトで次のコマンドを入力して、 Oracle データベースを起動します。 connect internal startup exit 6. 次のように入力して、ユーザ root に切り替えます。 exit Oracle データベースの手動シャットダウン 手動による 1. Oracle データベースのシャットダウン 次のように入力して、ユーザ oracle に切り替えます。 su - oracle 2. ORACLE HOME 環境変数を設定します。デフォルトは、次のとおりです。 export ORACLE HOME=/opt/oracle/product/<version> < > ここで、 version はサポートされている 8.0.5 のどちらかです。 Oracle データベースのバージョンで、7.3.4 または 3. ORACLE SID 環境変数を設定します。デフォルトは、次のとおりです。 export ORACLE SID=openview 4. 次のように入力してサーバ・マネージャ・ツール svrmgrl を実行します。 5. 次のように入力して、Oracle データベースを停止します。 <ORACLE 4-4 HOME>/bin/svrmgrl サービスの起動/シャットダウンとデータベースの手動設定 connect internal shutdown exit 6. 次のように入力して、ユーザ root に切り替えます。 exit サービスの起動/シャットダウンとデータベースの手動設定 4-5 Oracle データベースの母国語サポート (NLS) Oracle データベースと ITO ユーザインタフェース環境やサーバ・プロセスとで 同じキャラクタセットを使う必要があります。これは、Oracle データベースで不 要な文字変換が行われないようにするためです。Oracle データベースをインス トールした後は、キャラクタセットは変更できません。 注記 インストールされた Oracle データベースは、NLS に対して次の規則に従います。 CREATE DATABASE コマンドの CHARACTER SET オプションを使って、データベース言語を定義 します。 opcdbsetup スクリプトがデータベースを作成するとき、次のキャラクタセットを使います。 これらの りです。 NLS パラメータは、Oracle 環境 NLS LANG によって制御されます。形式は、次のとお <language >_<territory >.<character set > ITO は、NLS LANG の次の設定を使います。 日本語:japanese_japan.JA16SJIS デフォルトでは 、ITO は Oracle 環境に設定されている NLS LANG の値を使います。 NLS LANG が Oracle 環境に設定されていない場合、ITO は、次のファイルで指定された値を使 います。 /etc/opt/OV/share/conf/ovdbconf ITO は、Oracle データベースのキャラクタセットをチェックし、その設定の一部としてこの情報を 保存します。Oracle には、言語とキャラクタセットパラメータの設定を含むダ イナミック・データ ベーステーブル v$nls_parameters があります。 4-6 サービスの起動/シャットダウンとデータベースの手動設定 Oracle 環境変数の決定 データベースに接続して 順が実行されます。 ITO プロセスを開始するとき、データベース変数を決定するために次の手 1. ORACLE HOME 変数を決定します。 ORACLE HOME が環境変数に設定されている場合、この値を使います。そうでない場合、 ITO は 、設定ファイル/etc/opt/OV/share/conf/ovdbconf の値を使います。 2. ORACLE SID 変数を決定します。 ORACLE SID が環境変数に設定されている場合、この値を使います。そうでない場合、ITO は、設定ファイル/etc/opt/OV/share/conf/ovdbconf の値を使います。 3. NLS LANG 変数を決定します。 NLS LANG が環境変数に設定されている場合、この値を使います。そうでない場合、ITO は、設定ファイル/etc/opt/OV/share/conf/ovdbconf の値を使います。 4. ORA NLS 変数を決定します。 この変数は、Oracle の日本語インストールに必要です。ORA ない場合、ITO は適切な設定を選択します。 5. NLS が環境変数に設定されてい パラメータ DATABASE <database>が、ファイル/opt/OV/bin/OpC/install/opcsvinfo に設定されているかどうかを判断します。 このパラメータは 、SQL*Net 接続を確立するために使います。設定されている場合は、 ORACLE SID 変数は無視されます。 たとえば、次の行がファイル opcsvinfo で指定されているとします。 DATABASE ov_net 文字列 opc_op/<password>@ov_net が れます。 6. SQL*Net V2 識別子 ov_net に接続するために使わ 第 2 章の「Oracle データベースのインストール」の項で説明しているように、データベースに 接続します。DATABASE が使われていない場合、接続文字列 opc_op/<passwd>を使います。 サービスの起動/シャットダウンとデータベースの手動設定 4-7 データベースの場所 次の表は、データベースのインストール形態 (方式) を 2 つ示し、関連プロセスが動作する場所と、 /opt/OV/bin/OpC/install/opcsvinfo ファイルに必要なエントリを示します。 表 データベース シナリオ 4-1. opcsvinfo データベースの場所 のエント リ プロセスのが動作する場所 独立データベースサー DATABASE ov_remote データベースサーバ上: バ (「別個のデータ Oracle プロセス ベース・サーバ・シス テムの使用」を参照し ITO 管理サーバ上: てください。) ITO サーバ・プロセス UI プロセス SQL*NET を使用する DATABASE ov_net ローカル・データベー ス (デフォルト) 4-8 すべてのプロセス (データベース、 ITO 管理サーバ、 GUI) は、管理 サーバ上で実行されます。これら は、 SQL*NET を使ってデータ ベース・サーバに接続します。 サービスの起動/シャットダウンとデータベースの手動設定 別個のデータベース・サーバ・システムの使用 Oracle データベースと ITO を同じシステムに設定することをお勧めします。この構成により、コ ンピューティング環境をより簡単にすることで、ITO の全管理機能が使用できます。ただし、ITO 管理サーバ・システム上のシステム・リソースが十分でない場合は、別のデータベース・サーバを設 定する場合があります。Oracle SQL*Net または Net8 を ITO システムとデータベース・システ ムとの間のネットワーク・リンクとして使用できます。 ITO 注記 バックアップと回復プログラムは、データベースがローカル管理サーバにあ る場合のみ、機能します。一貫性のあるバックアップを取るには、データファイル とデータベースのデータは同期していなければなりません。 データベースサーバが ITO 管理サーバと分かれている場合、データベースサーバに次の製品をイン ストールする必要があります。必要な製品バージョンに関する詳細情報については、表 1-11 を参照 してください。 Oracle7 Oracle サーバのバージョン サーバに適合する SQL*Net Oracle 7.3.4 あるいは Oracle8 8.0.5 SQL*Net または Net8 バージョンに適合する サーバに適合する エンタープライズのバージョン TCP/IP プロトコル・アダプター (V2) PL/SQL SQL*Plus さらに、ITO 管理サーバに次の製品をインストールする必要があります。 Oracle サーバに適合する SQL*Net V2 または Net8 SQL*Net バージョンに適合する コル・アダプタ TCP/IP プロトコル・アダプター (V2) または Net8 プロト SQL*Plus 注記 処理を続行する前に、管理サーバ上のすべての ITO プロセスを停止してください。 1. 第 2 章の「ITO ソフトウェアの管理サーバへのインストール」に説明されているインストール 手順に従って、ITO 管理サーバ・システムに ITO をインストールします。 2. ユーザ root で 、ITO 管理サーバ上の/opt/OV 、/etc/opt/OV および/var/opt/OV ディレ クトリをエクスポートし、書込みアクセスを割り当てます。 3. データベースサーバ (データベースを実行しようとするシステム) に 4. 管理サーバから NFS で/opt/OV 、/etc/opt/OV および/var/opt/OV デ ィレクトリをデー タベースサーバにマウントします。書込みアクセスおよびルートのアクセスで、ディレクトリが 管理サーバにエクスポートされていることを確認します。 root でログインします。 umask 022 mkdir /opt/OV /etc/opt/OV /var/opt/OV mount <mgmt server>:/opt/OV /opt/OV mount <mgmt server>:/etc/opt/OV /etc/opt/OV mount <mgmt server>:/var/opt/OV /var/opt/OV サービスの起動/シャットダウンとデータベースの手動設定 4-9 5. 自動データベース起動を制御する次のスクリプトを、 ITO 管理サーバからデータベース・サー バにコピーします。 /etc/rc.config.d/ovoracle /sbin/init.d/ovoracle データベース・サーバで、次のようにファイルをリンクさせます。 ln -s /sbin/init.d/ovoracle /etc/rc0.d/K11ovoracle ln -s /sbin/init.d/ovoracle /etc/rc1.d/K11ovoracle ln -s /sbin/init.d/ovoracle /etc/rc3.d/S83ovoracle ORACLE HOME 、ORACLE SID 、および NLS LANG /etc/rc.config.d/ovoracle に追加します。 のための値を 、 export ORACLE HOME=/opt/oracle/product/<version> < > ここで 、 version は、インストールした 7.3.4 または 8.0.5 です。 Oracle データベースのバージョンで、たとえば export ORACLE SID=openview export NLS LANG=japanese japan.JA16SJIS 6. opc op がデータベースサーバに存在することを確認します。存在しない場合、 admintool(1M) を使って管理サーバで使われる同じユーザ ID でユーザを作成します。 7. データベースサーバで opcdbsetup を呼び出し、データベースを作成し、設定します。 ユーザ /opt/OV/bin/OpC/opcdbsetup 詳細は、man ページの opcdbsetup(1M) を参照してください。 8. opcdbsetup により、自動的に SQL*NET が設定され、SQL*NET リスナが開始されます。 次の SQL*NET ファイルをデータベース・サーバから ITO 管理サーバにコピーしてくださ い。これらのファイルは、両方のシステムで必要です。 $ORACLE_HOME/network/admin/sqlnet.ora $ORACLE_HOME/network/admin/tnsnames.ora $ORACLE_HOME/network/admin/tnsnav.ora ITO 管理サーバで、使用している ORACLE HOME の値を別の値にする場合 は、ログファイルやトレース・ファイルのいくつかは ORACLE HOME を参照 しているので、管理サーバ上のこれらのファイルを調整する必要があります。 注記 9. デ ィレクトリ/opt/OV 、/etc/opt/OV 、/var/opt/OV のマウントを外します。 10. データベースサーバからログアウトします。 11. ユーザ root で管理サーバにログ インします。 12. opcdbsetup は 、Oracle 共有ライブラリから/opt/OV/lib/libclntsh.so.1.0 への シンボ リック・リンクを作成します。ITO 管理サーバとデータベース・サーバで異なる ORACLE HOME を使用する場合は、ITO 管理サーバ上でこのリンクを変更する必要があ ります。 4-10 サービスの起動/シャットダウンとデータベースの手動設定 ln -sf <ORACLE HOME>/lib/libclntsh.so.1.0 /opt/OV/lib/libclntsh.so.1.0 Oracle 共有ライブラリが必要な実行パーミッションを確実に持つようにします。 chmod +x <ORACLE HOME>/lib/libclntsh.so.1.0 13. opcchgaddr コマンドを使って IP アドレスを変更することによって、データベース内の 管理サーバの名前を再設定します。次のように入力します。 ITO n /opt/OV/bin/OpC/utils/opcchgaddr -label mgmt sv IP <DB server IP addr> <DB server name>n IP <ITO mgmt server IP addr> <ITO mgmt server name> opcdbsetup がデータベース・サーバ・システム上で実行されると、それ以後は ITO 管理 サーバ・システムのデータベース内のエントリではデータベース・システムのホスト名と IP ア ドレスが使用されます。しかし、これでは正しくありません。エントリでは、ITO 管理サーバ のホスト名と IP アドレスが反映されるように変更する必要があります。 注記 データベース・サーバと ITO 管理サーバが異なる場合、opcconfig の実行後に ITO 管理者 GUI を使って、次の処理を行う必要があります。 データベース・サーバと ITO 管理サーバのマシン・タイプが異なる場合、 ITO 管理サーバのマシン・タイプを変更します。 ITO 管理サーバのテンプレート・グループから mondbfile テンプレートの指 定を外します。そして、データベース・サーバ・システムで ITO エージェント が実行している場合、mondbfile テンプレートをそこに指定します。 これで 、別個のデータベース・システムの設定が完了しました。引き続き、第 2 章の「ITO ソ フトウェアの設定」 の項で説明されている ITO ソフトウェアの設定を行うことができます。 opcconfig を実行するときは、次の質問に対しては No と答えることを忘れないようにしてくだ さい。 Do you want to configure the database automatically (y/n) [y] n サービスの起動/シャットダウンとデータベースの手動設定 4-11 5 管理サーバのディレクト リ構造 本章では、管理サーバ上の ITO デ ィレクトリの階層を示すファイルツリーを説明します。 管理サーバのディレクト リ構造 5-1 管理サーバの ITO ファイルツリー Sun Solaris システムの主要な ITO デ ィレクトリは、次のとおりです。 /opt/OV すべての ITO バイナリを含んでいます。 /etc/opt/OV 設定データを含んでいます。 /var/opt/OV 実行時データを含んでいます。 注記 ファイルツリーは、 ITO エージェント・ソフトウェア、あるいは他の HP ソフトウェアがインストールされたとき、追加サブデ ィレクトリを含 むこともあります。エージェント・ファイルツリーの詳細は、 『HP OpenView IT/Operations システム管理リファレンス』を参照してください。 OpenView 図 図 5-2 5-1. 5-2. 管理サーバ 管理サーバ 管理サーバのディレクト リ構造 (/opt/OV ブランチ) のファイルツリー (/var/opt/OV ブランチ) のファイルツリー 図 図 <ito <ito 5-3. 5-4. 管理サーバ (/etc/opt/OV ブランチ) のファイルツリー 管理サーバのベンダー固有 ITO ソフト ウェアのサブツリー version>と<package type>は 、次のとおりです。 version> 特定のエージェント・プラットフォームをサポートする ITO のバー ジョンで、たとえば A.05.30 などです。 管理サーバのディレクト リ構造 5-3 <package ITO は、各エージェント・プラットフォームに対していくつかの異なる ITO バージョンを管理できます。ITO バージョン管理の詳細は、『HP OV IT/Operations システム管理リファレンス』を参照してください。 type> 特定のエージェント・プラットフォームのリモート・プロシージャ・ コール (RPC) で使れる通信タイプです。たとえば、次のとおりです。 RPC NCS RPC DCE TCP RPC DCE UDP 注記 DCE の管理対象ノードが、高速ネットワーク (LAN) で管理サーバと通信する場 合、パフォーマンスを良くするには通信プロトコルは DCE RPC (TCP) より DCE RPC (UDP) を選択してください。 ユーザ (customer ディレクトリ) のサブツリーは、ベンダー (vendor ディレクトリ) のサブツリーか ら ITO バージョン ( ito version ) とパッケージタイプ ( package type ) のブランチを無く したものに似ています。個別のスクリプトとバイナリを含む、ユーザの追加スクリプトを monitor 、 cmds 、および actions サブデ ィレクトリに統合できます。これらのファイルは、ITO によって自動 的に管理対象ノードに配布されます。 < 図 5-4 5-5. > < > 管理サーバのベンダー固有 ITO ソフト ウェアのサブツリー 管理サーバのディレクト リ構造 6 管理サーバのソフト ウェア管理 本章では、次の項目を説明します。 管理サーバにエージェント・ソフトウェアをインストールする方法。 管理サーバから ITO ソフトウェアを削除する方法。 管理サーバに ITO ソフトウェアを再インストールする方法。 ITO エージェント・ソフトウェアを管理対象ノードに インストールするには、『HP OpenView IT/Operations システム管理リファレンス』の第 1 章から第 3 章までを参照してください。 管理サーバのソフトウェア管理 6-1 管理サーバへのエージェント ・ソフト ウェアのインスト ール ITO 管理サーバへの初期インストールのときに、すべてのエージェント・ソフトウェア・パッケー ジをインストールしなかった場合、たとえば、最小限の ITO バンドル (Min) をインストールし た場合、特定の ITO エージェントのソフトウェアを後でロード する必要が生じるかもしれませ ん。エージェント・ソフトウェアを管理対象ノード にインストールするには、 『HP OpenView IT/Operations システム管理リファレンス』の最初の数章を参照してください。 本項では、管理サーバに ITO が、すでにインストールされていると仮定していま す。まだ、ITO エージェントのすべてのソフトウェアをインストールしていない 場合のみ、この方法を使ってください。 注記 エージェント・ソフトウェアのインストールは、配布媒体で提供されるユーティリティagtswinstall を使います。 インストール済の ITO エージェント・パッケージをチェックするには次のように実行します。 CD-ROM のデ ィレクトリに移動します。次のように入力します。 cd /cdrom/cdrom0/ 次のコマンドを実行します。 ./agtswinstall -l 1 つのファイルセットがインストールされているかどうかをチェックするには、次のように実行し ます。 ./agtswinstall -l -c <ITO agent leset> <ITO ここで、 agent leset > は、ITO エージェントのファイルセットの名前です。 ITO エージェント・ソフトウェアを管理サーバにインストールするには、次のように実行します。 1. ユーザ root の umask を設定するには、次のように入力します。 umask 022 2. すべての ITO j GUI プロセスが終了していることを確認します。 ps -eaf grep opcui 上記のコマンドの実行結果には、アクティブな ITO GUI プロセスが出力されてはなりません。 opcuiwww は ITO GUI プロセスではなく、ITO 管理サーバ・プロセスです。こ のプロセスはステップ 4 で停止します。 注記 3. データベースが実行されているか確認します。されていない場合は、ここでデータベースを起動 します。 4. コマンド行で agtswinstall を使って、クライアント・ファイルセットを管理サーバにインス トールします。次のいずれかを入力します。 対話型モード ./agtswinstall または ./agtswinstall -c <ITO agent leset> 6-2 管理サーバのソフト ウェア管理 たとえば、MS Windows 次のように入力します。 NT エージェント・パッケージを管理サーバにインストールするには、 ./agtswinstall -c OVOPC-NT-CLT データベースを最初にインストールして統合するときは、すべてのデフォルト・テンプレートが統合 されます。 注記 エージェントの構成データは自動的にデータベースに格納されます。 表 6-1. OVOPC-CLT <platform の ITO 一般エージェント ・ファイルセット selector > sun/sparc/solaris1 ファイルセット OVOPC-SOL-CLT 説明 Solaris を実行する Sun SPARC のための管理対象 ノード機能 ms/intel/nt OVOPC-NT-CLT MS Windows NT を実行する Intel ベースの PC のための管 理対象ノード機能 hp/s700/hp-ux10 OVOPC-UX10-CLT hp/s800/hp-ux10 hp/pa-risc/hp-ux11 HP-UX 10.x を実行する HP 9000 テクニカル・ワークス テーションまたはエンタープ ライズ・サーバ・システムの ための管理対象ノード機能 OVOPC-UX11-CLT HP-UX 11.0 を実行する HP 9000 テクニカル・ワークス テーションまたはエンタープ ライズ・サーバ・システムの ための管理対象ノード機能 1 このエージェント・プラットフォームは 、絶対に削除しないでください。 これらのファイルセットの詳細は、付録 B の表を参照してください。 管理サーバのソフトウェア管理 6-3 ITO 全体の削除 管理サーバ上でユーザ 1. root で次の作業を行ってください。 適切な GUI ウィンド ウを使い、すべての管理対象ノードのサービスを停止するか、または次の ように入力します。 /opt/OV/bin/OpC/opcragt -stop -all 2. 管理者用 GUI の「ITO ソフト ウェアと設定の削除」ウィンド ウを使って、管理サーバを含むす べての管理対象ノードから、ITO ソフトウェアを削除します。 [アクション: エージェント ->削除 . . . ] を選択します。 ITO 管理サーバを削除する前に 、管理サーバ環境に属するすべての ITO エー ジェントを削除します。そうしないと、削除処理は失敗します。 注記 管理サーバが、フレキシブルな管理機能に従って別の管理サーバによって管理されている場合、 この管理対象ノードからもソフトウェアを削除する必要があります。完全に全体の ITO を削除 した後、Force Update オプションを使って、サーバから管理対象ノード ・ソフトウェアを再 インストールできます。 3. すべての ITO j GUI プロセスが終了していることを確認します。 ps -eaf grep opcui opcuiwww は ITO GUI プロセスではなく、ITO 管理サーバ・プロセスです。こ のプロセスはステップ 4 で停止します。 注記 終了していない場合、 HP OpenView submap で [マップ : 終了] を選択するか、4Ctrl5 を押して終了します。または、kill(1) コマンドを使います。 4. + 4E5 すべての ITO 管理サービスを停止します。 /opt/OV/bin/ovstop opc ovoacomm 5. すべての ITO サービスが停止していることを確認します。 j ps -eaf grep opc 上記のコマンドの実行結果には、いかなる ITO プロセスも出力されてはなりません。 6. Oracle データベースから ITO の テーブルスペース (表領域) を削除し、次のいずれかを入力 します。 /opt/OV/bin/OpC/opcdbsetup -r [-v] Oracle データベースから ITO のテーブルとテーブル・スペースを削除したい場 合、-r オプションで opcdbsetup を実行します。 注記 または /opt/OV/bin/OpC/opcdbsetup -d [-v] 6-4 管理サーバのソフト ウェア管理 他の OpenView 製品を実行する場合、-d オプションで opcdbsetup を実行して はなりません。Oracle データベースの ITO のテーブルとテーブル・スペースだ けでなく、すべての openview データベースも削除されます。 注記 オプションの意味は、次のとおりです。 -r 削除モード。openview データベースから、すべての のテーブル・スペースを削除します。 ITO -d 廃棄モード。ITO 以外のテーブルとテーブル・スペースを含む全体の openview データベースを削除します。 -v 冗長モード。処理の進行状況を表示します。 テーブルと ITO ITO テーブルのリストは、『HP OpenView IT/Operations Reporting and Database Schema 』に掲載されています。 7. 配布媒体で提供される remove スクリプトを使い、 ITO を削除します。ユーザ の削除を開始します。 root で、ITO CD-ROM のデ ィレクトリに移動します。次のように入力します。 cd /cdrom/cdrom0/ 削除スクリプトを起動します。次のように入力します。 ./remove 8. 削除処理中に発生する問題は、次のログファイルをチェックします。 /var/adm/sw/swagent.log /var/adm/sw/swremove.log 9. インストール済の を削除します。 NNM と SNMP エージェントのパッチを削除するには、次のデ ィレクトリ /system/<patch ID> 10. インストール済みの他の製品が 品を削除します。 HPlwdce を使わない場合は、次のコマンドを入力してその製 pkgrm HPlwdce Oracle データベースの削除については Oracle 社のマニュアルを参照してください。 管理サーバのソフトウェア管理 6-5 管理サーバからのエージェント ・ソフト ウェアの削除 特定の ITO 管理対象プラットフォームを使わない場合、管理サーバから管理対象ノード ・パッケー ジを削除する必要が生じるかも知れません。 特定のタイプのエージェントを今後、絶対に使わない場合のみ、ITO 管理サーバ から ITO エージェント・ソフトウェア・パッケージを削除します。 注記 エージェント・プラットフォーム用に設定された管理対象ノードがある場合、その管理対象ノードの 設定を失うことになるので、エージェント・パッケージを削除しないでください。 管理サーバから、管理対象ノード ソフトウェアの削除は、次のように行います。 1. データベースが起動されていることを確認します。起動されてない場合は、ここで起動します。 2. すべての ITO j GUI プロセスが終了していることを確認します。 ps -eaf grep opcui opcuiwww は ITO GUI プロセスではなく、ITO 管理サーバ・プロセスです。こ のプロセスを停止してはいけません。 注記 上記のコマンドの実行結果には、アクティブな ITO 3. GUI プロセスが出力されてはいけません。 配布媒体で提供される agtswinstall を使って、管理対象ノードのためのエージェント・ソフ トウェア・パッケージを、管理サーバから削除します。次のように実行します。 CD-ROM のデ ィレクトリに移動します。次のように入力します。 cd /cdrom/cdrom0/ 次のいずれかを実行します。 対話型モード ./agtswinstall -r または ./agtswinstall -r -c <leset> たとえば、MS Windows ように入力します。 NT エージェント・パッケージを管理サーバから削除するには、次の ./agtswinstall -r -c OVOPC-NT-CLT 6-6 管理サーバのソフト ウェア管理 管理サーバへの ITO の再インスト ール ITO の再インストールは慎重に行ってください。誤ってファイルを削除した場合のように、ITO ソ フトウェアを再インストールする必要が生じることがあります。ITO データベースや設定も再初期 化する必要がある場合は、「管理サーバへの ITO の再インストール」を参照してください。 ITO ソフト ウェアの再インスト ール 1. 「ITO 全体の削除」に記載の手順で 2. 第 ITO を削除します。 2 章に記載の手順で ITO をインストールします。 データベースおよび設定の再初期化 必要な場合は、次の方法で ITO ソフトウェアの再インストール後に、管理サーバの ベースおよび設定を再初期化できます。 ITO データ 1. 必要な場合は、 『HP OpenView IT/Operations システム管理リファレンス』に説明している 方法で、 すべての管理対象ノードから ITO ソフトウェアを削除します。ITO データベースの 再初期化後は、すべてのノード設定は、無効になります。その場合は、ノードを再設定する必要 があります。 2. すべての ITO ユーザの a. 「 HP HP OpenView マップを次のように削除します。 OpenView Windows 」セッションを開始します。 /opt/OV/bin/ovw b. メニューで [マップ :サブマップ ->マップのオープン/リスト ] を選択します。管理者とオペ レータのエントリをクリックし、削除します。 3. /etc/opt/OV/share/conf/OpC/mgmt_sv/users デ ィレクトリをクリーンアップします。 itop 、 opc_op 、 opc_adm 、および netop 以外のサブデ ィレクトリをクリーンアップします。 4. ソフトウェアが削除されている場合、前述の方法で、それを再インストールします。 5. ITO 管理サービスをすべて停止します。 /opt/OV/bin/ovstop opc ovoacomm 6. オペレータとノードのための設定およびすべてのアクティビティと履歴 メッセージを含むデータ ベースをクリーンアップします。 su - root /opt/OV/bin/OpC/opcdbinit -c [-v] exit オプションの意味は、次のとおりです。 -c テーブルをクリーンアップし、デフォルト設定をロードします。 -v 冗長モード。処理の進行状況を表示します。 7. ITO 管理サービスをすべて再起動します。 /opt/OV/bin/ovstart opc 管理サーバのソフトウェア管理 6-7 7 ITO A.05.30 へのアップグレード 本章では 、インストール済みの HP OpenView IT/Operations (ITO) A.04.xx をバージョン A.05.30 にアップグレード する方法を説明します。次の 2 通りのアップグレードがサポートされて います。 opcupgrade(1M) による A.04.30 (Solaris 2.6) からバージョン A.05.30 (Solaris 2.6) への アップグレード 「Solaris さい。 2.6 上での ITO A.04.xx から ITO A.05.30 へのアップグレード 」を参照してくだ opccfgdwn(1M) と opccfgupld(1M) による ITO A.04.xx (Solaris 2.5.1 、2.6) または ITO A.05.30 (Solaris 2.6) から ITO A.05.30 (Solaris 7) へのデータ移行 「ITO 注記 A.04.xx/A.05.xx から ITO A.05.30 へのデータ移行」を参照してください。 次に挙げる各バージョンから ITO A.05.30 (Solaris アップグレードはサポートされていません。 7) へのダイレクト な完全 ITO A.04.xx (Solaris 2.5.1 、2.6) ITO A.05.xx (Solaris 2.6) データのアップロード やダウンロードは実行できますが、「opcupgrade スクリ プトによる ITO の設定」に一覧された新旧バージョンの差分アップグレード ・ データは含まれません。 注記 SMART Plug-In など、ITO A.04.xx に組み込んで使ったり、同バージョンに 準拠している製品をインストールしている場合には、ITO をアップグレード する 前に、当該製品が ProductNameShort; A.05.30 にも対応していることを確認す る必要があります。このような環境で ITO をアップグレード する方法について は、当該製品のマニュアルを参照してください。 データベース・サーバと ITO 管理サーバを異なるシステムにインストールしている場合には、「独 立したデータベース・サーバを備えた環境における ITO ソフトウェアのアップグレード 」を参照し てください。 ITO A.05.30 へのアップグレード 7-1 Solaris 2.6 上での ITO A.04.xx から ITO A.05.30 へのアップグレード アップグレード 時の留意点 以下の 2 つの項は、ITO A.05.30 で導入された新機能がアップグレードに及ぼす主な影響をまと めています。また、ITO A.04.xx の設定データを移行し、同時にバージョン A.05.30 の新機能も 活用するために役立つアップグレード ・オプションについても説明しています。 オペレータ・レイアウトとノード 階層 ノード階層は、管理対象の全ノードをいくつかの異なる形式で階層化する機能です。この機能は、同 じ管理対象ノードの階層を複数のオペレータに割り当てるときに効果を発揮します。各ノード階層に は常にすべてのノードが含まれていますが、階層化の形式やレイアウトはそれぞれ異なります。オペ レータ側に表示される内容は、担当範囲マトリックスで割り当てられた管理対象 ノードのみです。 ノード階層の詳細については、 『HP OpenView IT/Operations コンセプトガイド 』も参照してく ださい。 アップグレード時には、すべてのオペレータ・レイアウト (管理対象ノード ・レイアウト) のアップ グレード するか、管理者レイアウト (ITO 登録ノード ) のみをアップグレード するかを選択できま す。通常は後者を選択してください。前者のオプションに比べ、より短い時間でアップグレードを完 了できます。後者のオプションを選択すると、とくに設定を変更しない限り、アップグレード完了後 には各オペレータに登録ノードが割り当てられます。登録ノードが割り当てられると、ノード階層を 個別に作成してオペレータに割り当てる操作や、opccfgupld(1m) による旧バージョンのオペレー タ・レイアウトのアップロードを容易に実行できます。 すべてのオペレータ・レイアウトをアップグレード するオプションも選択できますが、多数のノード やオペレータを含む環境では、アップグレードに数時間を要することもあります。したがって、この オプションはお勧めできません。 アプリケーションとアプリケーション・グループ 登録アプ リケーションには、アプ リケーションをマルチ・レベルに階層化する機能が追加されまし た。アプ リケーションをオペレータに割り当てると、旧バージョンの ITO ではコピーが生成されて いましたが、現バージョンでは登録アプ リケーションへのリンクが生成されます。したがって、不整 合を回避するためにも、各アプ リケーションには固有の名前を付ける必要があります。 データベースのアップグレードでは、アプ リケーションのオリジナルとコピーは区別されず、アプリ ケーションのコピーもそのまま移行されます。ITO A.05.30 の「登録アプリケーション」ウィンド ウにはすべてのアプリケーションを表示する必要があるため、移行処理は各オペレータごとに、当該 オペレータに割り当てられたすべてのアプ リケーションを含むアプ リケーション・グループを生成し ます。ITO には、アプ リケーションの重複をチェックし、重複するすべてのアプ リケーションを登 録アプ リケーション内のオリジナル・アプ リケーションへのリンクによって置換するツールがありま す。このツールは、次のコマンドで実行します。 /opt/OV/bin/OpC/opcdbidx -application 置換されるアプ リケーションをチェックするには、appl_check オプションを使います。 注記 ITO A.05.30 では、すべてのアプ リケーションとアプ リケーション・グループに 固有の名前を与える必要があります。アップグレード ・スクリプトは、旧バージョ ンで使用されていた名前をそのまま移行することによって、名前の重複を回避しま す。ITO A.04.xx のアプ リケーション・データを opccfgupld(1m) コマンド でアップロード する場合には、この移行処理は自動的に実行されます。重複するア プ リケーションを削除するには、上記のツールを使用してください。 7-2 ITO A.05.30 へのアップグレード アップグレード の要約 本項では 、Solaris 2.6 を搭載したシステム上で ITO ソフトウェアをバージョン A.04.xx から A.05.30 にアップグレード する手順を説明します。ここで説明する主要手順は、記載順序に従って 実行する必要があります。 ITO A.05.30 の インストールや同バージョンへのアップグレードを開始する前に、対象システムに 適切なバージョンの Solaris オペレーティング・システムがインストールされていることを確認して ください。 バージョン A.05.30 未満の ITO の Java ベース GUI は、ITO A.05.30 には対応していないた め、かならずアップグレード する必要があります。詳細については、「Java ベースの ITO オペ レータ GUI のアップグレード 」を参照してください。 ITO ソフトウェアをバージョン A.04.xx から A.05.30 にアップグレード するために実行すべき主 な手順は次のとおりです。各手順の詳細については、以降の項で説明します。 1. 「 インストール済み ITO のバックアップ 」 2. 「管理サーバの必要条件のチェック」。とくに次の点に留意します。 オペレーティング・システムとデータベースのバージョンが、新しいソフトウェアの必要条件 を満たしていること。オペレーティング・システムやデータベースのアップグレードは、ITO ソフトウェアのアップグレード前に実行する必要があります。 製品ライセンス。製品ライセンスの移行は opcupgrade スクリプトの実行後に実施し、新し いソフトウェアのインストール前には、すでに利用できる状態にしておく必要があります。移 行した (または新規の) ライセンスは、かならず ITO A.05.30 を最初に実行する前にインス トールしてください。 3. 「RDBMS から専用データベースへのトポロジ・データの移行」 (必要な場合のみ) 4. 「Oracle データベースのアップグレード 」 (必要な場合) 5. 「製品ライセンスの移行」 6. 「ITO ソフトウェアのインストール」 7. 「opcupgrade スクリプトによる ITO の設定」 カスタマイズした設定を手動アップロードし、重複する既存設定を除去します。 移行した (または新規の) ライセンスをインストールします。 8. 「管理対象ノードのバージョン A.04.xx から A.05.30 へのアップグレード 」 9. Java ベースのオペレータ GUI のアップグレード 各手順の詳細については、以降の該当する項を参照してください。 インスト ール済み 1. ITO のバックアップ インストール済み ITO をバックアップする前に、ITO GUI (および ALL オプション) を使っ て、すべての設定データをダウンロード することをお勧めします。ただし、このダウンロード処 理は必須ではありません。設定データは、opccfgdwn(1m) コマンドでもダウンロードできま す。このコマンドを実行すると、標準ではすべての設定データがダウンロードされます。 さらに、履歴 メッセージと監査エントリもダウンロード する必要があります。履歴 メッセージは opchistdwn(1m) コマンド、監査エントリは opcauddwn(1m) コマンドでそれぞれダウンロー ドします。 2. 実行中の ITO GUI をすべて終了します。 3. 次のコマンドを実行し、インストール済みの ITO を完全にバックアップします。 ITO A.05.30 へのアップグレード 7-3 /opt/OV/bin/OpC/opc backup 次のプロンプトが表示されます。 Do you want to use the full or configuration backup? (f|c) ==> 完全バックアップ (full backup ) を意味する f を入力し、ITO のバイナリ・ファイルと設定 データを含む完全バックアップを実行します。 管理サーバの必要条件のチェック 管理サーバが、少なくとも第 1 章に記載された最小限のシステム要件を満たしていることを確認し ます。とくに、インストール済みの ITO とアップグレード後の同ソフトウェアのそれぞれに必要 なオペレーティング・システムと Oracle データベースのバージョンに注意します。通常、アップグ レードは次の順序で行います。 1. オペレーティング・システム 2. データベース 3. ITO ソフトウェア NNM で管理できるノード数は、インスタント・オンのライセンス 1 部あたり最 大 250 台です。ノード数が 250 台を超える環境では、ソフトウェアのアップグ 注記 レード処理を開始する前に、必要なライセンスがすべて揃っていることを確認して ください。その他の環境でも、アップグレード前にライセンスを確認するのが一般 的です。ライセンス移行の詳細については、「製品ライセンスの移行」および 第 8 章の「製品ライセンスのインストールと確認をします。」を参照してください。 RDBMS から専用データベースへのト ポロジ・データの移行 HP OpenView トポロジ・マネージャ・デーモン (ovtopmd) は、netmon と ipmap で使用される ネットワーク IP トポロジ・データベースを保守するプロセスです。ovtopmd は通常、データの格 納先として専用データベースを使用します。 旧リリースの NNM では、専用データベースの代わりに RDBMS にトポロジ・データを格納する ことが可能でしたが、この機能は現リリースではサポートされていません。RDBMS を格納先とし て使用するには、NNM の インストール前にトポロジ・データをネイティブ形式 (NDBM) に戻し ておく必要があります。 Oracle RDBMS の場合 データ形式を変換するには、まず ovtopmd.lrf ファイルに変更を加え、さらに変換ユーティリ ティを実行して SQL データベースのデータを ovtopmd の専用データベースにコピーします。 root ユーザで次の処理を行います。 1. HP OpenView Windows (ovw) のプロセスが存在する場合には、HP OpenView Windows GUI を終了します。次の メニュー・オプションを選択してください。 実行中の [マップ :終了] 2. 次のコマンドを実行し、実行中のバックグラウンド ・プロセスをすべて終了します。 /opt/OV/bin/ovstop 3. 次のコマンドを実行し、オペレーティング・システムで使用されるローカル登録ファイルのバッ クアップ・コピーを作成します。 cp /etc/opt/OV/share/lrf/ovtopmd.lrf /etc/opt 7-4 ITO A.05.30 へのアップグレード n /OV/share /lrf/ovtopmd.lrf.old 4. ovtopmd.lrf をテキスト・エデ ィタで開きます。このファイルには、次の 2 行が記述されてい ます。 ovtopmd:ovtopmd: OVs_YES_START:pmd,ovwdb:-O:OVs_WELL_BEHAVED:15 5. 2 行目の 3 番目のフィールドから -Ro オプションを削除します。 ovtopmd:/usr/OV/bin/ovtopmd: OVs_YES_START:trapd,ovwdb,OVLicenseMgr:-O:OVs_WELL_BEHAVED:15 6. 変更を加えた ovtopmd.lrf ファイルを任意の名前で保存します。 /etc/opt/OV/share/lrf/ovtopmd.lrf 7. ovtopmd.lrf に ovaddobj を実行し、起動設定ファイル ovsuf を更新します。次のように入 力します。 /opt/OV/bin/ovaddobj /etc/opt/OV/share/lrf/ovtopmd.lrf ovaddobj が ovsuf をチェックします。ovsuf は ovspmd によって、開始するプロセスを特定 するために使用されます。 8. Oracle データベースのデータを通常のテキスト・ファイルに変換する場合には、変数 ORACLE HOME 、ORACLE SID 、および PATH を正しく設定する必要があります。 sh または ksh を使用している場合は .profile ファイル、csh の場合は .cshrc ファイル で、これら 3 つの変数の設定をチェックします。 これらの変数の設定については、第 てください。 2 章の「Oracle データベースのインストール」を参照し 9. root ユーザで次のコマンドを実行し、Oracle データベースに格納されている IP トポロジ・ データを専用データベース形式に変換します。 /opt/OV/bin/ovtopoconv -Dn -v -So データベースのサイズによっては、データ変換の完了までに数分以上を要することもあります。 専用データベースを使用するための ovtopmd の設定は、以上で完了です。 Oracle データベースのアップグレード ITO A.04.xx は Oracle 7.3.4 、ITO A.05.30 は Oracle 7.3.4 と 8.0.5 をそれぞれサポートして います。 ITO A.04.xx と ITO A.05.30 で同じバージョンの Oracle データベース (バージョン 7.3.4) を 使用する場合には、ITO A.04.xx で使用したデータベースを維持できます。Oracle データベース の付属ドキュメントに従って、同データベースをアップグレードしてください。データベースのアッ プグレード時に ORACLE HOME 変数の設定を変更した場合には、次の各ファイルを開いて ORACLE HOME 変数の設定を変更する必要があります。これらのファイルは、ITO によって作 成、変更または使用されます。 /etc/oratab /etc/profile /etc/csh.login /etc/rc.config.d/ovoracle ITO A.05.30 へのアップグレード 7-5 /etc/opt/OV/share/conf/ovdbconf データベース・リリースのエントリも変更する必要があります。 /etc/tnsnames.ora (SQL*Net を使用する場合) /etc/listener.ora (SQL*Net を使用する場合) /etc/sqlnet.ora (SQL*Net を使用する場合) さらに 、oracle 、root 、opc op など 、当該データベースへのアクセスを必要とするユーザの .profile ファイルと .cshrc ファイルもチェックしてください。 注記 ITO A.05.30 では、すべての管理サーバに SQL*Net が必要です。 ITO データベースの保守作業の詳細については、『HP OpenView IT/Operations システム管理 リファレンスガイド 』のデータベース保守に関する項を参照してください。 製品ライセンスの移行 ITO A.04.xx 用に取得した i For/LS ライセンスは、ITO A.05.30 に必要な OVkey ライセン スに移行することが可能です。なお、製品ライセンスはかならず新しい ITO ソフトウェアのイ ンストール前に移行し 、opcupgrade スクリプトの実行後から ITO A.05.30 を最初に起動する 前までに新しいライセンスを使用可能にする必要があります。ITO A.04.xx のライセンスを ITO A.05.0x に必要なライセンスに移行するには、次の 2 つの処理を実施します。 HP パスワード ・デリバリセンタに連絡します。ITO の製品ライセンスを移行する際には、でき る限り HP パスワード・デリバリセンタの Web サイトを利用してください。ITO A.05.30 用の ライセンス移行の詳細については、ITO A.05.30 の説明書の『HP OpenView IT/Operations A.05.00: License Migration 』を参照してください。 この説明書には、HP パスワード・デリバリセンタの Web サイトで するページにアクセスするためのパスワードが掲載されています。 ITO のアップグレードに関 取得したライセンス・パスワードを opclic コマンドで入力し、新しいライセンスをインストー ルします。 注記 ソフトウェアのアップグレードとライセンスの移行は同じではありません。ライセ ンスの移行が必要な場合、そのための処理はソフトウェアのアップグレード・プロ セスの一環として実施します。 ITO A.05.30 でのライセンス・セットアップの詳細は、第 8 章の「製品ライセンスのインストール と確認をします。」を参照してください。ITO A.05.30 のライセンス管理ツール、opclic の詳細 については、第 8 章の「製品ライセンスのインストールと確認をします。」のほか、必要に応じて 『HP OpenView IT/Operations システム管理リファレンスガイド 』のライセンス保守に関する項 も参照してください。 7-6 ITO A.05.30 へのアップグレード ITO ソフト ウェアのインスト ール ITO の付属ファイルのうち、ITOJpnOraALLUp など名前の最後に Up が付い ているものは、HP OpenView ネットワークノードマネージャ 6.01 から HP OpenView IT/Operations へのアップグレード専用です。付属ファイル名の詳 細については、表 2-1 を参照してください。 注記 ITO 管理サーバ・ソフトウェアをインストールする手順は次のとおり。 1. 次のコマンドを実行し、ITO エージェントを終了します。 /opt/OV/bin/OpC/opcagt -kill 2. Motif GUI がすべて終了していることを確認します。 j ps -eaf grep opcui 3. Web メッセージ・ブラウザと 認します。 4. 次のコマンドを実行し、HP Java ベースの GUI クライアントがすべて終了していることを確 OpenView プラットフォーム・プロセスを終了します。 /opt/OV/bin/ovstop 5. 次のコマンドを実行し、旧バージョンのテンポラリ・キュー・ファイルを管理サーバから削除し ます。バージョン A.05.30 は、異なる形式のテンポラリ・キュー・ファイルを使用します。 rm -f /var/opt/OV/share/tmp/OpC/mgmt sv/* 6. ITO のユーザが使用するすべての OVW マップにパーミッションを設定します。次に設定例を 示します。 n chmod -R g+rwx /var/opt/OV/share/databases/openview/mapdb/opc op 7. 次のコマンドを実行し、HP Openview ライセンス管理デーモンを終了します。 /etc/init.d/ovlmd stop 8. 次のように swremove を実行し、不要になったファイルセットを削除します。 swremove OVOPC-JGUI 9. 第 2 章の「ITO ソフトウェアの管理サーバへのインストール」の記載に従って ITO A.05.30 ソフトウェアをインストールします。インストールの正常終了後は次の項に進み、アップグレー ドを継続します。 opcupgrade スクリプト による ITO の設定 opcupgrade スクリプトの実行前に、必要な製品ライセンスがすべて使用できることを確認してく ださい。ITO の製品ライセンス移行の詳細については、「製品ライセンスの移行」を参照してくだ さい。必要なすべてのライセンスを保有していることを確認した後、以下の手順で ITO をアップグ レードします。 注記 1. ITO データベース・テーブルに Oracle の制約を設定している場合には、アップ グレード開始前にすべて解除してください。 以下の各データベース変数が正しく設定されていることを確認します。 ITO A.05.30 へのアップグレード 7-7 ORACLE HOME ORACLE SID NLS LANG 詳細については 、第 さい。 2. 2 章の「Oracle データベースのインストールの準備」を参照してくだ 次のコマンドを実行し、Oracle の マルチスレッド ・サーバ チェックします。 f g f (MTS) 機能が有効かどうかを g grep mts $ ORACLE HOME /dbs/init$ ORACLE SID .ora MTS 機能が有効な場合、次の手順で無効化すれば、パフォーマンスを改善できます。 a. root ユーザで ITO データベースの初期化ファイル (${ORACLE_SID}.ora) を開き、次の 各パラメータをコ メント化します。次に示すように、コ メント行の先頭にはハッシュ文字 (#) を付けます。 # mts_dispatchers="ipc,1" # mts_max_dispatchers=10 # mts_servers=1 # mts_max_servers=10 # mts_service=openview # mts_listener_address="(ADDRESS=(PROTOCOL=ipc)\ (KEY=openview))" b. データベースをいったん終了して再起動します。 i. ユーザ oracle に切り替えます。 su - oracle ii. iii. 次のコマンドを実行し、データベース・サーバ管理ツール svrmgrl を起動します。 <ORACLE HOME>/bin/svrmgrl 次の各コマンドを実行します。 connect internal shutdown startup iv. データベース・サーバ管理ツール svrmgrl を終了します。 exit v. ユーザ root に戻します。 exit この機能の詳細については、Oracle の製品マニュアルを参照してください。 3. 次のコマンドを実行してアップグレード設定スクリプトを実行します。 /opt/OV/bin/OpC/install/opcupgrade [-v] opcupgrade スクリプトは次の処理を実行し、旧バージョンの ITO にアップグレードを施し ます。 a. 7-8 インストール済みデータベースのバージョンが かをチェックします。 ITO A.05.30 へのアップグレード ITO A.05.30 でサポートされているかどう b. インストール済みのデータベースが実行中かど うかをチェックし、実行されていなければ データベースを起動します。 c. インストール済みのファイルセットをチェックし、さらに関連する言語変数をチェックして 必要に応じて設定します。 d. ovstop を呼び出し、HP OpenView プラットフォームと ITO サーバ・プロセス、およ び組み込まれたすべての製品を終了します。 e. ITO のレポート機能用に新しいテーブルスペースと ITO データベース・ユーザ (opc_report) を作成します。 f. opcdbupgr を呼び出し 、データベースのスキーマとデータを ITO A.04.xx から ITO A.05.30 にアップグレードします。この処理では、次の メッセージが表示されます。 Do you want to upgrade all operator layouts? Yes すべてのオペレータ・レイアウトがノード階層にアップグレードされま す。このオプションを選択すると、多数のノードやオペレータを含む環境 では、アップグレードに数時間を要することもあります。 No デフォルト・オプション。このオプションを選択すると、登録ノード (管 理者レイアウト) のみがアップグレードされ、標準では各オペレータに登 録ノードが割り当てられます。アップグレード後には、ノード階層を個別 に作成してオペレータに割り当てる操作や、opccfgupld(1m) による旧 バージョンのオペレータ・レイアウトのアップロードを容易に実行でき ます。 ITO A.05.30 の新しいユーザ・コンセプトを十分に活用するためにも、とくに理由がない 限り No を選択してください。 Do you want to upgrade all operator layouts (y/n) [n]? n g. データベース内の ITO エージェント・プラットフォーム定義を更新します。 h. opccfgupld を使って ITO の新しい設定をデータベースにロードします。この新しい設 定には、新規の (または名前を変更した) テンプレートとテンプレート・グループ、および アプ リケーションが含まれます。 日本語版の ITO A.05.30 には、次に示す設定項目が追加されています。これらの項目は自 動的にアップロードされます。 ITO A.05.30 へのアップグレード 7-9 表 7-1. ITO A.05.30 に追加された (または名前を変更された) 設定済み要素 設定済み要素 アプリケーショ ン・グループ 追加項目 Jovw NNM ツール 名前を変更された旧項目 [opc adm]:[NNM Tools]1 レポート メッセージ・グ ループ ハード ウェア2 テンプレート ・グ ループ 3 AIX AIX (HACMP 付き) デフォルト 管理サーバ Solaris ECS 管理サーバ ECS エージェント ログファイル・テ ンプレート 不良ログ (HP-UX 10.x/11.x) 不良ログ (HP-UX 10.x)4 ブート (HP-UX 10.x/11.x) ブート (HP-UX 10.x)5 Cron (HP-UX 10.x/11.x) Cron (HP-UX 10.x)5 HACMP ログファイル (AIX) カーネル・ログ (HP-UX 10.x/11.x) カーネル・ログ (HP-UX 10.x)4 ログ イン名 (HP-UX 10.x/11.x) ログ イン名 (AIX) ログ イン名 (HP-UX 10.x)4 ログ イン名 (AIX/SunOS)4 1 アプ リケーション名やアプ リケーション・グループ名の重複を防ぐためにアップグレード ・プロセスが作成した名前です。 ラベルは NNM tools のままです。Corr Events (act) と Corr Events (hist) という 2 種類のアプ リケーションが追加 されています。 2 このグループは 、ITO の管理者および他の適切なユーザ (opc_op と itop) に割り当てる必要があります。 3 新しく割り当てられたテンプレート/ テンプレート・グループ。自動的に追加されます。 4 名前と内容を変更。 5 名前を変更。 7-10 ITO A.05.30 へのアップグレード ITO A.05.30 表 7-1. に追加された (または名前を変更された) 設定済み要素 (続き) 設定済み要素 追加項目 ト ラップ ・テンプ レート 名前を変更された旧項目 メールキュー (HP-UX 10.x/11.x)1 メールキュー (HP-UX 10.x)1 Su (AIX) Su (HP-UX 10.x/11.x) Su (Solaris) Su (AIX/Solaris)1 Su (HP-UX 10.x)2 Su (AIX/Solaris)1 Syslog (HP-UX 10.x/11.x) Syslog (HP-UX 10.x)1 SNMP 6.0 トラップ SNMP 5.0 トラップ1 SNMP 5.0 トラップ (MSI)1 SNMP ECS トラップ 1 名前と内容を変更。 2 名前を変更。 i. opcdbidx コマンドを呼び出し、ノード階層を更新します。 j. SQL*Net を設定し、Oracle リスナ・プロセスを開始します。 k. ovdbcheck プログラムを LRF データベースから削除して、同プログラムの登録を取り消 します。 l. ユーザのアプ リケーション登録ファイル します。 m. ITO 4. 用の新しい OV (ARF) を格納したサブデ ィレクトリをすべて削除 ウィンド ウ・フィールド定義をロードします。 必要に応じて、変更を加えた設定済み要素を手動アップロードします。 7-2 は 、ITO A.04.xx に含まれているテンプレートとアプ リケーションのうち 、ITO A.05.30 で変更されたか、または無効になったものを一覧しています。これらのテンプレート やアプ リケーションを ITO A.04.xx でカスタマイズした場合、その変更内容をアップグレー ド後も保持するには、アップロード の実行前に ITO GUI で該当するテンプレートやアプ リ 表 ケーションの名前を変更する必要があります。実行するコマンドは次のとおりです。 n /opt/OV/bin/OpC/opccfgupld -replace -subentity -index upgrade upd 4.idx defaults 表 7-2. ITO A.05.30 で変更された設定済み要素 変更された項目1 設定済み要素 テンプレート・グループ ECS エージェント ECS 管理サーバ ECS テンプレート bad su 一時的な if down の無効化 一時的な node down の無効化 ログファイル・テンプ レート 不良ログ (AIX) Cron (Solaris) ログイン名 (Solaris) Syslog (Solaris) モニタ・テンプレート distrib mon 1 変更された設定済み要素は、opccfgupld を使用して手作業で置換できます。 ITO A.05.30 へのアップグレード 7-11 表 7-3. ITO A.05.30 で無効になった設定済み要素 無効になった項目1 設定済み要素 ログファイル・テンプ レート 不良ログ (HP-UX 10.x) ブート (HP-UX 10.x) Cron (HP-UX 10.x) カーネル・ログ (HP-UX 10.x) ログ イン名 (HP-UX 10.x) メールキュー (HP-UX 10.x) Oracle err log PerfView Su (AIX/Solaris) Su (HP-UX 10.x) Syslog (HP-UX 10.x) 1 無効になった設定済み要素は手動で削除できます。 5. 重複する設定済み要素をすべて消去します。 アップグレードが完了すると、旧バージョンのテンプレートを含むすべてのテンプレートが、該 当するアップグレード済みテンプレート・グループ内に表示されます。この状態で割り当てと配 布を行うと、不要なメッセージや メッセージの重複が生じる可能性があります。実際には、テン プレート配布前にテンプレート・グループを適宜変更することによって、割り当てるテンプレー トを選択できます。旧バージョンでカスタマイズしたテンプレートをアップグレード後の新しい 環境でも使用する場合には、このテンプレート選択はとくに有効です。 注記 アップグレード 処理で追加される NNM Tools アプ リケーション・グループは、 ITO A.04.xx のアプ リケーション・グループと同じ名前であり、後者の名前は [opc_adm]:[NNM Tools] に変更されます。旧バージョンのアプ リケーション・ グループで、アプ リケーションをいっさいカスタマイズしていない場合には、 [opc_adm]:[NNM Tools] は削除して構いません。ただし、NNM Tools アプ リ ケーション・グループ内の一部のアプ リケーションは登録名が変更されているた め、旧バージョンでカスタマイズしたアプリケーションをアップグレード後も引き 続き使用する場合には、カスタマイズした内容を反映する必要があります。 6. 必要に応じて、アプ リケーションのコピーをリンクで置換します。 データベースのアップグレードでは、アプ リケーションのオリジナルとコピーは区別されず、ア プ リケーションのコピーもそのまま移行されます。ITO A.05.30 の「登録アプリケーション」 ウィンド ウにはすべてのアプリケーションを表示する必要があるため、移行処理は各オペレータ ごとに、当該オペレータに割り当てられたすべてのアプリケーションを含むアプ リケーション・ グループを生成します。ITO には、アプ リケーションの重複をチェックし、重複するすべての アプ リケーションを登録アプリケーション内のオリジナル・アプ リケーションへのリンクによっ て置換するツールがあります。このツールは、次のコマンドで実行します。 /opt/OV/bin/OpC/opcdbidx -application 置換されるアプ リケーションをチェックするには、-appl_check オプションを使います。 注記 ITO A.05.30 では、すべてのアプ リケーションとアプ リケーション・グループに 固有の名前を与える必要があります。アップグレード ・スクリプトは、旧バージョ ンで使用されていた名前をそのまま移行することによって、名前の重複を回避しま す。ITO A.04.xx のアプ リケーション・データを opccfgupld(1m) コマンド でアップロード する場合には、この移行処理は自動的に実行されます。 7-12 ITO A.05.30 へのアップグレード アップグレードの結果、ITO A.05.30 の管理者に割り当てられたアプ リケーションとアプ リ ケーション・グループの数が、ITO A.04.xx の使用時より減ってしまった場合には、ITO 管理 者の「登録ユーザ」ウィンド ウで管理者用の設定を変更することが可能です。とくに OV アプ リケーションは割り当てられていなければ実行できないため、この設定変更が重要になります。 7. 新しい製品ライセンスをインストールします。詳細については、第 インストールと確認をします。」の項を参照してください。 8. ovstart 8 章の「製品ライセンスの を使用して、ITO サーバ・プロセスと組み込み製品を含む フォームを再起動します。次のように入力します。 OpenView プラット ovstart 9. 必要に応じて管理対象ノードをアップグレードします。「管理対象ノードのアップグレード 」を 参照してください。 10. Java ベースのオペレータ GUI をアップグレードします。「Java ベースの ITO GUI のアップグレード 」を参照してください。 ITO A.05.30 オペレータ へのアップグレード 7-13 ITO A.04.xx/A.05.xx から ITO A.05.30 へのデータ移行 本項では、旧バージョンの ITO をオペレーティング・システムと共にアップグレード する方法を説 明します。オペレーティング・システムのアップグレードを伴うため、ITO のダイレクトな完全アッ プグレードはサポートされません。ITO については、データ移行のみを実施します。A.05.30 への アップグレードで、オペレーティング・システムのアップグレードが不要な場合には、「Solaris 2.6 上での ITO A.04.xx から ITO A.05.30 へのアップグレード 」に記載された手順に従ってくだ さい。 データ移行でアップグレードできる です。 ITO とオペレーティング・システムの組み合わせは次のとおり ITO A.04.xx (Solaris 2.5.1) から ITO A.05.30 (Solaris 2.6 または Solaris 7) へのアップグ レード ITO A.04.30 (Solaris 2.6) から ITO A.05.30 (Solaris 7) へのアップグレード ITO A.05.30 (Solaris 2.6) から ITO A.05.30 (Solaris 7) へのアップグレード データのアップロードやダウンロードは実行できますが、「opcupgrade スクリプトによる ITO の設定」に一覧された新旧バージョンの差分アップグレード・データは含まれません。また、変更を 加えたテンプレートのアップロードによる上書きを回避するため、該当するテンプレートの名前を変 更しておく必要があります。 ITO A.04.xx/A.05.30 から ITO A.05.30 へのデータ移行の制約 以下に挙げる NNM データは ITO によるデータ移行の対象外です。NNM データの移行の詳細に ついては、NNM B.06.00/01 『Migration Guide 』 (HP パート番号:J1251-89000) を参照し てください。 OVW マップ。背景グラフィックなど、ITO 用の OVW マップに加えたカスタマイズ情報は移 行されません。ITO に必要なマップは GUI の起動時に生成されます。 トポロジ・データ。このデータは、アップグレード後にネットワーク検出を行えば再構築できます。 イベント・データ NNM データウェアハウス内のデータ データ移行の対象は ITO 設定データのみです。メッセージと監査データも移行するには、移行処理 の前後に「ITO A.04.xx データの ITO A.05.30 への移行」に記載された処理を行う必要があり ます。 ITO A.04.xx データの ITO A.05.30 への移行 1. ITO A.05.30 では、一部のデフォルト・テンプレートに変更が加えられています。該当するテ ンプレートを旧バージョンの ITO でカスタマイズした場合には、データのダウンロード前にそ れらのテンプレートの名前を変更してください。旧バージョンのデフォルト・テンプレート名を 変更すれば、これらのテンプレートによる新しい変更されたテンプレートの上書きを回避でき ます。現バージョンで変更されたテンプレートについては、表 7-2 の一覧を参照してください。 2. アクティブ・メッセージを移行する場合は、次の手順に従います。 a. 次のコマンドで履歴をダウンロードします。 /opt/OV/bin/OpC/opchistdwn -older 0s -le /tmp/history b. すべてのアクティブ・メッセージを受諾します。 c. 次のコマンドで履歴のダウンロードをもう一度実行します。 /opt/OV/bin/OpC/opchistdwn -older 0s -le /tmp/active 7-14 ITO A.05.30 へのアップグレード d. 両方のダウンロード結果をテープまたは他のシステムに保管します。 3. ITO A.04.xx の監査データは移行できません。同バージョンの監査ダウンロードロードは、 ITO A.05.30 にはアップロード できないからです。監査情報を失わないようにするには、 A.04.xx システムで監査レポートを生成してください。 4. すべてのデータを次の手順でダウンロードします。 a. ITO の管理者用 GUI で次の項目を選択します。[アクション -> ロード ] b. [すべての設定データ] c. サーバ -> 設定のダウン オプションを選択します。 ダウンロード先として、/tmp/upgrade などのデ ィレクトリを選択します。 5. 同じシステムにアップグレードを施す場合には、ダウンロード ・デ ィレクトリの内容をすべて テープに保存するか、または他のシステムに退避させます。 6. 同じシステムにアップグレードを施す場合には、次の手順でシステム全体をバックアップします。 a. ITO GUI をすべて終了します。 b. 次のコマンドを実行し、OpenView デーモンをすべて終了します。 /opt/OV/bin/ovstop c. 次のコマンドを実行し、データベースを終了します。 /sbin/init.d/ovoracle stop d. システム上の他のアプ リケーションを必要に応じて終了します。 e. システム全体のバックアップを実行します。 7. Solaris 2.6 または Solaris 7 オペレーティング・システムをインストールします。 8. 第 2 章の「Oracle データベースのインストールの準備」の説明に従って スをインストールします。 9. 「製品ライセンスの移行」の説明に従って製品ライセンスを移行します。 Oracle データベー 10. 第 2 章の「ITO ソフトウェアの管理サーバへのインストール」の説明に従って ITO A.05.30 for Sun Solaris をインストールします。 11. 第 12. 保存済みのダウンロード ・デ ィレクトリの内容を、テープまたは他のシステムから復元します。 13. 次のコマンドを実行し、設定データをアップロードします。 2 章の「ITO ソフトウェアの設定」の説明に従って ITO A.05.30 を設定します。 opccfgupld -replace -subentity <download directory> たとえば、ダウンロード ・デ ィレクトリが /tmp/upgrade であれば次のように入力します。 opccfgupld -replace -subentity /tmp/upgrade オペレータの管理対象ノードの階層をアップロード するには、-layout オプションを指定しま す。このオプションを省略すると管理者登録ノードのみが移行され、すべてのオペレータに割り 当てられます。なお、-layout オプションは、とくに必要でない限り指定しないでください。 多数のノードやオペレータを含む環境で同オプションを指定すると、移行処理に数時間もかか る可能性があります。「オペレータ・レイアウトとノード階層」も参照してください。 設定データのアップロード後、登録アプ リケーションには各アプ リケーションが二重に含まれま す。すなわち、アップロードした ITO A.04.xx のアプ リケーションと ITO A.05.30 のアプ リケーションです。これらのアプ リケーションは互いに名前が異なるだけで、ラベルは共通で す。「アプリケーションとアプ リケーション・グループ 」も参照してください。 14. アクティブ・メッセージがダウンロード済みの場合には、ここでアップロードします。 ITO A.05.30 へのアップグレード 7-15 a. 次のコマンドを実行し、ダウンロード済みのアクティブ・メッセージをアップロードします。 /opt/OV/bin/OpC/opchistupl /tmp/active b. 履歴メッセージ・ブラウザで 、アップロードしたアクティブ・メッセージの受諾を解除し ます。 c. 次のコマンドを実行し、履歴 メッセージをアップロードします。 /opt/OV/bin/OpC/opchistupl /tmp/history ITO A.05.30 データの移行 1. ITO A.05.30 では、一部のデフォルト・テンプレートに変更が加えられています。該当するテ ンプレートを旧バージョンの ITO でカスタマイズした場合には、データのダウンロード前にそ れらのテンプレートの名前を変更してください。旧バージョンのデフォルト・テンプレート名を 変更すれば、これらのテンプレートによる新しい変更されたテンプレートの上書きを回避でき ます。 2. アクティブ・メッセージを移行する場合は、次の手順に従います。 a. 次のコマンドで履歴をダウンロードします。 /opt/OV/bin/OpC/opchistdwn -older 0s -le /tmp/history b. すべてのアクティブ・メッセージを受諾します。 c. 次のコマンドで履歴のダウンロードをもう一度実行します。 /opt/OV/bin/OpC/opchistdwn -older 0s -le /tmp/active d. 3. 両方のダウンロード結果をテープまたは他のシステムに保管します。 監査データを移行する場合には、次の手順に従います。 a. 次のコマンドを実行し、すべての監査データをダウンロードします。 /opt/OV/bin/OpC/opcauddwn -older 0s -le /tmp/audit b. 4. ダウンロードしたデータをテープまたは他のシステムに保管します。 すべてのデータを次の手順でダウンロードします。 a. ITO の管理者用 GUI で次の項目を選択します。[アクション -> ロード ] b. [すべての設定データ] c. サーバ -> 設定のダウン オプションを選択します。 ダウンロード先として、/tmp/upgrade などのデ ィレクトリを選択します。 5. 同じシステムにアップグレードを施す場合には、ダウンロード ・デ ィレクト リの内容をすべて テープに保存するか、または他のシステムに一時的に退避させます。 6. 同じシステムにアップグレードを施す場合には、次の手順でシステム全体をバックアップします。 a. ITO GUI をすべて終了します。 b. 次のコマンドを実行し、OpenView デーモンをすべて終了します。 /opt/OV/bin/ovstop c. 次のコマンドを実行し、データベースを終了します。 /sbin/init.d/ovoracle stop d. 7-16 システム上の他のアプ リケーションを必要に応じて終了します。 ITO A.05.30 へのアップグレード e. システム全体のバックアップを実行します。 7. Solaris 2.6 または Solaris 7 オペレーティング・システムをインストールします。 8. 第 2 章の「Oracle データベースのインストール」の説明に従って ンストールします。 Oracle データベースをイ 9. 第 10. 第 11. 保存済みのダウンロード ・デ ィレクトリの内容を、テープまたは他のシステムから復元します。 12. 次のコマンドを実行し、設定データをアップロードします。 2 章の「ITO ソフトウェアの管理サーバへのインストール」の説明に従って ITO A.05.30 for Sun Solaris をインストールします。 2 章の「ITO ソフトウェアの設定」の説明に従って ITO A.05.30 を設定します。 opccfgupld -replace -subentity <download directory> たとえば、ダウンロード ・デ ィレクトリが /tmp/upgrade であれば次のように入力します。 opccfgupld -replace -subentity /tmp/upgrade 13. アクティブ・メッセージがダウンロード済みの場合には、ここでアップロードします。 a. 次のコマンドを実行し、ダウンロード済みのアクティブ・メッセージをアップロードします。 /opt/OV/bin/OpC/opchistupl /tmp/active b. 履歴メッセージ・ブラウザで、アップロードしたアクティブ・メッセージの受諾を解除し ます。 c. 次のコマンドを実行し、履歴 メッセージをアップロードします。 /opt/OV/bin/OpC/opchistupl /tmp/history 14. 監査データがダウンロード 済みの場合には、ここで次のコマンドを実行してアップロードし ます。 /opt/OV/bin/OpC/opcaudupl /tmp/audit ITO A.05.30 へのアップグレード 7-17 管理対象ノード のアップグレード ITO A.05.30 管理サーバでは、バージョン A.04.xx と A.05.xx の管理対象ノードを管理すること も可能です。ただし、最新バージョンでの改良点や対応 OS の機能を活用するためにも、できる限 り管理対象ノードも ITO A.05.30 にアップグレードしてください。 管理対象ノード のバージョン A.04.xx から A.05.30 へのアップグレード エージェント・ソフトウェアのアップグレード時に、データが喪失しないように万全を期していま す。ほとんどの管理対象ノードでは、メッセージ・キューが ITO A.05.30 に対応した形式に変換さ れ、アップグレード完了後に メッセージ・ブラウザに転送されます。アップグレード開始前に ITO で処理されなかったイベントは失われます。Novell NetWare 管理対象ノード上の メッセージ・ キューは変換されません。 HP-UX 11.00 管理対象ノードのアップグレードについては、「HP-UX 11.x 管理対象ノードの アップグレード 」を参照してください。重要な情報が記載されています。 1. 次のコマンドを実行し、管理対象ノードにインストールされている ウェアのバージョンをチェックします。 ITO エージェント・ソフト /opt/OV/bin/OpC/agtinstall/opcversion -a -v a オプションはエージェント、v オプションはコマンド出力の説明モードを指定します。 ITO A.04.xx の管理ノードは、同ソフトウェア・エージェントの既存設定に変更を加えない限 り、ITO A.05.30 管理サーバで管理することが可能です。ただし、最新バージョンでの改良点や 対応 OS の機能を活用するためにも、管理対象ノードのソフトウェアと設定もできる限りアップ グレードしてください。 2. 次のコマンドを実行して、管理対象ノード上の ITO エージェント・プロセスを終了します。 /opt/OV/bin/OpC/opcragt -stop 3. 「 ITO 登録ノード 」の メニュー・バーから [アクション: エージェント -> ソフト ウェアと設定 「ITO ソフト ウェアと設定のインスト ール/更新」 のインストール/更新 . . . ] を選択します。 ウィンド ウが表示されます。 a. 「エージェント ・ソフト ウェア」チェックボックスを選択し、アップグレード する管理対象 ノードを選択します。 ITO A.05.30 付属のテンプレートやアクション、モニタ、およびコマンドを使用 注記 する場合は、 「ITO ソフト ウェアと設定のインストール/更新」ウィンド ウの「構 成要素」グループ内で、その他のチェックボックスも選択する必要があります。 b. [OK] をクリックします。ターミナル・ウィンド ウが開き 、インストール・スクリプト inst.sh(1M) が実行されます。実行中に表示される メッセージは慎重に確認してください。 スクリプトによって入力が求められる場合もあります。 4. インストールの正常終了後、ITO エージェント・プロセスが実行されていることを確認します。 実行されていない場合には、次のコマンドを実行して同プロセスを起動してください。 /opt/OV/bin/OpC/opcragt -status /opt/OV/bin/OpC/opcragt -start 7-18 ITO A.05.30 へのアップグレード HP-UX 11.x 管理対象ノード のアップグレード ITO A.05.xx では、HP-UX 11.x エージェントのアーキテクチャが変更されています。具 体的には 、プラットフォーム・セレクタが hp/s700/hp-ux11 と hp/s800/hp-ux11 から hp/pa-risc/hp-ux11 に変更されました。管理サーバのアップグレード・プロセスは、この変更を 正しく処理します。したがって、カスタマイズしたアクションやコマンド、またはモニタを管理サー バの配布ディレクトリに格納している場合でも、次の手順を実行するだけでアップグレードできます。 注記 ITO A.05.xx の HP-UX 11.x エージェントは、HP-UX 11.x のネイティブ・ エージェントです。したがって、ITO A.04.xx ソフトウェアの組み込みプログラ ムを ITO A.05.xx に組み込むためには、その前に HP-UX 11.0 上で再コンパ イルする必要があります。詳細については、 『HP OpenView IT/Operations シ ステム管理リファレンスガイド 』を参照してください。 ITO A.05.30 へのアップグレード 7-19 1. アクションやコマンド、またはモニタを新しい配布デ ィレクトリにコピーします。まず、次のコ マンドを実行します。 n cp -R /var/opt/OV/share/databases/OpC/mgd nodes/ n databases/OpC/mgd nodes/customer/hp/pa-risc/n customer/hp/s700/hp-ux11/* /var/opt/OV/share/ hp-ux11/* つづいて、次のコマンドを実行します。 n cp -R /var/opt/OV/share/databases/OpC/mgd nodes/ n databases/OpC/mgd nodes/customer/hp/pa-risc/n customer/hp/s800/hp-ux11/* /var/opt/OV/share/ hp-ux11/* 2. アップグレード後の環境に ITO A.04.xx for HP-UX ジョンの配布デ ィレクトリは削除して構いません。 3. 「管理対象ノードのバージョン A.04.xx から 管理対象ノードをアップグレードします。 7-20 ITO A.05.30 へのアップグレード 11.0 のノードが存在しなければ、旧バー A.05.30 へのアップグレード 」の説明に従って、 独立したデータベース・サーバを備えた環境における のアップグレード ITO ソフトウェア 本項では、データベース・サーバが ITO 管理サーバ・システムとは異なるシステム上で稼動してい る環境で、ITO ソフトウェアをバージョン A.05.30 にアップグレード する方法を説明します。全体 的なプロセスは、本章で前述したアップグレード・プロセスに非常に似通っていますが、いくつかの 重要な追加ポイントがあります。本項では、これらの追加ポイントについて詳しく説明します。前述 のアップグレード・プロセスとの主な違いは、アップグレード手順がデータベース・サーバ・システ ム上で実行するものと、ITO 管理サーバで実行するものに分けられるという点です。 ITO A.04.xx から ITO A.05.30 へのアップグレード 独立したデータベース・サーバ・システムを備えた環境で ITO ソフトウェアをバージョン にアップグレード するための主な手順は次のとおりです。 1. 「 インストール済み ITO 2. 「管理サーバの必要条件のチェック」。とくに次の点に留意します。 A.05.30 のバックアップ 」 オペレーティング・システムとデータベースのバージョンが新しいソフトウェアに対応してい ること。オペレーティング・システムやデータベースのアップグレードは、かならず ITO ソ フトウェアのアップグレード前に実施する必要があります。 製品ライセンス。製品ライセンスの移行は、新しいソフトウェアをインストールした後、 opcupgrade スクリプトを実行する前までに実施する必要があります。 さらに、データベース・サーバ・システム上のデータベースのバージョンに関する必要条件も チェックします。 3. 「 RDBMS から専用データベースへのトポロジ・データの移行」 (必要な場合のみ) 4. 「 Oracle データベースのアップグレード 」 (必要な場合) 5. 「 ITO ソフトウェアのインストール」 6. 「製品ライセンスの移行」 7. 「 opcupgrade スクリプトによるデータベース・サーバ・システム上での ITO の設定」 カスタマイズした設定の手動アップロードと重複する設定済み要素の消去 新規の (または移行した) ライセンスのインストール 8. 「 opcupgrade スクリプトによる 9. 「管理対象ノードのバージョン ITO 管理サーバ・システム上での ITO の設定」. A.04.xx から A.05.30 へのアップグレード 」. 10. Java ベースのオペレータ GUI のアップグレード 注記 上記手順のうち、1 、7 、8 を除いたすべての手順は、「Solaris 2.6 上での ITO A.04.xx から ITO A.05.30 へのアップグレード 」に詳細が説明されています。 手順 1 、7 、8 については、以下の該当する項で詳しく説明します。 ITO A.05.30 へのアップグレード 7-21 インスト ール済み ITO のバックアップ opc_backup コマンドは、ここでは インストール済み ITO のバックアップには使用できません。 同コマンドは、データベースが ITO 管理サーバ・システム上に存在することを前提としますが、実 際には独立したシステム上にデータベースが存在するからです。したがって、ここでは管理サーバの ファイルシステムとデータベース・サーバ・システムの両方をオフラインで完全にバックアップする 必要があります。 ITO 管理サーバ・システムをオフラインで完全にバックアップする手順は次のとおり。 1. 実行中の ITO GUI をすべて終了します。 2. 次のコマンドを実行し、ITO 管理サーバ・プロセスを終了します。 /opt/OV/bin/ovstop 3. 次のコマンドを実行し、ITO のローカル・エージェント・プロセスを終了します。 /opt/OV/bin/OpC/opcagt -kill 4. ファイルシステムをオフラインで完全にバックアップします。 データベース・サーバ・システムをオフラインで完全バックアップする手順は次のとおり。 1. 次のコマンドを実行し、Oracle データベースと SQL*Net リスナを終了します。 su - oracle dbshut lsnrctl stop exit 2. データベース・サーバ・システム上で ITO エージェントが稼動している場合には、次のコマ ンドを実行して同エージェントを終了します。 /opt/OV/bin/OpC/opcagt -kill 3. ファイルシステムをオフラインで完全にバックアップします。 4. つづいて、アップグレード前の ITO のバージョンに応じて、次のいずれかの処理を行います。 バージョン A.04.xx の場合:「Solaris 2.6 上での ITO A.04.xx から ITO A.05.30 へ のアップグレード 」に記載された手順 2 (「管理サーバの必要条件のチェック」) から手順 6 (「ITO ソフトウェアのインストール」) までの処理を行います。 opcupgrade スクリプト によるデータベース・サーバ・システム上での ITO の 設定 ITO 管理サーバ・システム上で、以下の処理を行います。 1. ITO 管理サーバ上の 3 つのデ ィレクトリ (/opt/OV 、/etc/opt/OV 、/var/opt/OV) をエク スポートして書き込みアクセス権を設定し、さらに SAM を使って root アクセスを設定します。 データベース・サーバ・システム上で以下の処理を行います。 1. データベース・サーバ (データベースを稼動させるシステム) に root でログ インします。 2. opcgrp グループと opc_op ユーザが存在しない場合には、ITO 管理サーバ上と同じ ID で 作成します。作成には Sun Solaris のシステム管理ツール、SAM を使用できます。 3. データベース・サーバ・システム上で ITO エージェントが稼動している場合には、次のコマン ドを実行して同エージェントを終了します。 /opt/OV/bin/OpC/opcagt -kill 7-22 ITO A.05.30 へのアップグレード 4. データベース・サーバ上で、管理サーバの NFS から上記の 3 つのデ ィレクトリ (/opt/OV 、 /etc/opt/OV 、/var/opt/OV) をマウントします。管理サーバからのエクスポート時に、こ れらのデ ィレクトリに書き込みアクセス権と root アクセスが設定されていることを確認してく ださい。 umask 022 mkdir /opt/OV /etc/opt/OV /var/opt/OV mount <mgmt server>:/opt/OV /opt/OV mount <mgmt server>:/etc/opt/OV /etc/opt/OV mount <mgmt server>:/var/opt/OV /var/opt/OV 5. 次に挙げるスクリプトを ITO 管理サーバからデータベース・サーバにコピーします。これらの スクリプトは、データベースの自動起動を制御します。 /etc/rc.config.d/ovoracle /sbin/init.d/ovoracle データベース・サーバ上で次の各コマンドを実行し、上記のスクリプト・ファイルにリンクを設 定します。 ln -s /sbin/init.d/ovoracle /etc/rc0.d/K11ovoracle ln -s /sbin/init.d/ovoracle /etc/rc1.d/K11ovoracle ln -s /sbin/init.d/ovoracle /etc/rc3.d/S83ovoracle ORACLE HOME 、ORACLE SID 、および NLS LANG の値を /etc/rc.config.d/ovoracle に追加します。次に例を示します。 export ORACLE HOME=/opt/oracle/product/7.3.4 export ORACLE SID=openview export NLS LANG=japanese japan.JA16SJIS /etc/rc.config.d/ovoracle ファイルで OVORACLE 変数と OVORALISTENER 変数の値を 1 に設定すれば、データベースと SQL * Net リスナの起動とシャットダウンを自動化できま す。次に /etc/rc.config.d/ovoracle ファイルの一部を示します。 # configure if oracle database and SQL*Net listener should # be started # 0 - do not start # 1 - start # default is 0. This may be changed here manually # OVORACLE=1 OVORALISTENER=1 6. 次のコマンド を実行し、Oracle の マルチスレッド ・サーバ チェックします。 f g f (MTS) 機能が有効かどうかを g grep mts $ ORACLE HOME /dbs/init$ ORACLE SID .ora MTS 機能が有効な場合、次の手順で無効化すれば、パフォーマンスを改善できます。 a. root ユーザで ITO データベースの初期化ファイル (initopenview.ora) を開き、次の 各パラメータをコ メント化します。次に示すように、コ メント行の先頭にはハッシュ文字 (#) を付けます。 ITO A.05.30 へのアップグレード 7-23 # mts_dispatchers="ipc,1" # mts_max_dispatchers=10 # mts_servers=1 # mts_max_servers=10 # mts_service=openview # mts_listener_address="(ADDRESS=(PROTOCOL=ipc)\ (KEY=openview))" この機能の詳細については、Oracle の製品マニュアルを参照してください。 7. データベース・サーバ・システム上で、opcupgrade スクリプトを -d オプションで実行し ます。 /opt/OV/bin/OpC/install/opcupgrade -d この処理の結果 、新しい ITO テーブルスペースと (opc_report) が生成されます。 ITO レポート機能用の新規ユーザ 8. 管理サーバの各デ ィレクトリ (/opt/OV 、/etc/opt/OV 、および /var/opt/OV) のマウント を解除します。 9. データベース・サーバ・システムに ITO エージェントがインストール済みであれば、次のコマ ンドを実行して同エージェントを起動します。 /opt/OV/bin/OpC/opcagt -start 10. SQL*Net リスナがまだ動作してない場合、ここで次のコマンドを実行して起動します。 su - oracle lsnrctl start exit 11. データベース・サーバを終了します。 opcupgrade スクリプト による ITO 管理サーバ・システム上での ITO の設定 ITO 管理サーバ・システム上で次の処理を行います。 1. Oracle の ORACLE HOME 環境変数と NLS LANG 環境変数をチェックし、必要に応じて 設定します。 2. 次のコマンドを実行し、すべてのユーザに られていることを確認します。 Oracle 共有ライブラリの実行パーミッションが与え chmod +x $ORACLE HOME/lib/libclntsh.so 3. opcupgrade スクリプトを -m オプションで実行します。 /opt/OV/bin/OpC/install/opcupgrade -m この処理の結果、opcupgrade スクリプトのすべての手順が実行されます。ただし、データベー ス・サーバ・システム上で実行すべき手順と SQL*Net の設定で実行される手順は含まれませ ん。(SQL*Net は実行中です。) 4. opcupgrade スクリプトの完了後は、引き続き手作業による設定済み要素のアップロード、削 除、および置換を通じて、ITO データベースの設定を行います。 ITO をバージョン A.04.xx からアップグレードしている場合は、「opcupgrade スクリプト による ITO の設定」を参照してください。 7-24 ITO A.05.30 へのアップグレード Java ベースの ITO オペレータ GUI のアップグレード バージョン A.05.30 の Java ベース GUI が実行できるのは、ITO A.05.30 管理サーバのみです。 旧バージョンの Java ベース GUI は、バージョン A.05.30 の管理サーバには対応していません。 ITO A.05.30 の Java ベース GUI を使うには、まず管理サーバを同じバージョンにアップグレー ドし、さらに必要に応じて GUI クライアントをインストールまたは再インストールする必要があり ます。 1. Java ベース GUI の インストール・デ ィレクト リに格納されているリソース・ファイル 、 itooprc を他のデ ィレクトリにコピーします。 2. 旧バージョンの ITO の 3. 必要に応じて、ITO ソフトウェアをアップグレードします。次の項の記載内容に従ってください。 「Solaris 4. 2.6 上での Java ベース GUI をクライアント・システムから完全に削除します。 ITO A.04.xx 第 3 章の説明に従って、ITO ストールします。 から ITO A.05.30 へのアップグレード 」 A.05.30 の Java ベース GUI をクライアント・システムにイン ITO A.05.30 へのアップグレード 7-25 8 ITO ライセンスの設定 本章では、ITO の OVkey ライセンスのインストールと設定方法を説明します。 ITO ライセンスの設定 8-1 OVkey ライセンスについて OVkey ライセンス技術は、ライセンス・ファイル内のライセンス・パスワードでのノードロックの ライセンスに基づいています。各製品は、独自のライセンス・ファイルを使って独自のライセンスを 処理します。 opclic コマンドを使って、次のファイルに ITO パスワードを入力します。 /etc/opt/OV/share/conf/.itolicense /etc/opt/OV/share/conf/.license opclic コマンドを必ず使ってください。絶対に、ファイルを手動で編集しないでください。 ファイル名が示すように、.itolicense ファイルには ITO 固有のライセンス情報が含まれます。 また、.license には、NNM (ネットワーク・ノード・マネージャ) や ECS (Event Correlation Services) などのような、実行のライセンスが現在与えられている他の統合製品と、ITO に関する 情報が含まれています。 OVkey ライセンシング技術では、ライセンス・サーバは必要ありません。このことは、ファイア ウォール内で製品を使用できることを意味します。 ITO 環境で OVKey ライセンスを インストールおよび設定する際には、次の点に留意する必要が あります。 ライセンス・サーバは必要ないこと ライセンスは、ターゲット たとえば、複数の できること ID ではなく、 ITO 管理サーバの IP アドレスにリンクされること ITO 管理対象ノードのように、1 つのパスワードに複数のライセンスをリンク ライセンス管理のための中心ロケーションは、各管理サーバごとに 8-2 ITO ライセンスの設定 1 つであること OVkey ライセンスのインスト ール 本項では、ITO 環境で、OVkey ライセンスを設定し、実行する方法を説明します。 OVkey ライセンスの設定は、次の手順に要約できます。ITO 製品のライセンスを申請し、インス トールするには次の手順に従ってください。 1. ホスト・システムから必要な情報を取得します。 2. HP OpenView ライセンス申請フォーム (License Request Form) を記入します。ライセンス 申請フォーム・ファイルを編集し、当社に電子メール、ファックスまたは郵送するか、あるいは インターネット上の当社のパスワード ・デリバリ・サービスを使用してください。 3. HP パスワード・デリバリセンタからライセンスを受け取ります。ITO の旧バージョンからの移 行の場合は、ITO の説明書『HP OpenView IT/Operations A.05.30: License Migration 』 も参照してください。 4. HP OpenView 製品ライセンスをインストールし、確認します。 これらの設定手順は、次の項で詳細に説明します。 必要な情報を取得します。 次の表に指定されている情報を取得します。これらの情報は、製品を発注した際に受け取った 管理サーバの製品ライセンス書類から入手できます。 表 8-1. ITO ライセンスの取得に必要な情報 必要な情報 入手方法 HP オーダー番号 (恒久パ ライセンス使用許諾書 (Entitlement Certicate) に 、HP スワードのみ必要) オーダー番号が記載されています。 ローカル・システム管理者または当社の営業担当にお問 い合せください。 ITO 管理サーバの IP ア ドレス ITO 管理サーバで、 /usr/bin/nslookup <ITO mgt server name> と入力し ます。 ホスト名 ITO 管理サーバで、hostnameと入力します。 オペレーティングシステ ムのバージョン ITO 管理サーバで、uname -aと入力します。 ライセンス番号 (恒久パ スワードのみ必要) HP 購入オーダーを参照してください。 製品申請フォームに記入します。 ライセンスの申請は、次の 2 つの方法のうちのどちらかで行うことができます。 インターネット上の当社のパスワード ・デリバリ・サービスを使用する ライセンス申請フォームに記入し、それを提出する インターネットへのアクセスをお持ちであれば、次のアドレスにある当社のパスワード ・デリバリ・ サービスのホームページにアクセスしてライセンス・パスワードを取得できます。 http://www.webware.hp.com/ このサイトを利用して次の処理が可能です。 ITO ライセンスの設定 8-3 製品をすでに購入して ます。 HP オーダー番号を保持しているとして、新しい製品パスワードを作成し あるマシンから別なマシンにライセンスを移します。 移行用のパスワードを使って、製品の旧バージョンから新バージョンにライセンスを移行します。 詳細は、ITO の説明書『HP OpenView IT/Operations A.05.30: License Migration 』を参 照してください。 インターネット・アクセスをお持ちでない場合でも、次の手順を実行することによってライセンスを 申請できます。 1. ITO 管理サーバにログオンします。 2. デ ィレクトリ /etc/opt/OV/share/conf/OVLicense/forms/opc/にある、次の項目に該当 するファイルのコピーを作成します。コピーしたファイルを編集します。 ITO バージョン A.05.30 の新規購入の場合は、ファイル product.ITO_5 Solaris を使用 します。 評価の場合は、ファイル evaluation.ITO_5_Solaris を使用します。 たとえば、ITO の新規購入の場合は、次のファイルを編集します。 /etc/opt/OV/share/conf/OVLicense/forms/opc/product.ITO_5_Solaris <le name> に保存します。 3. 必要な情報をすべて入力し、ファイル 4. フォームを出力し、それを最寄りの当社のパスワード ・デリバリセンタに郵送するかファックス します。当社のパスワード ・デリバリセンタについては、表 8-2 を参照してください。 表 自分の地域 8-2. 当社のパスワード ・デリバリセンタ パスワード ・ センタの地域 電子メール・ アド レス 電話/FAX 番号 営業時間 (現地時間) 北米、南米 アメリカ合 衆国 americas password @cnd.hp.com +1 (801) 431-1597 08:00-20:00 (EST)1 +1 (801) 431-3654 アジア/太 平洋 日本 asia password @cnd.hp.com +81 (3) 3227-5264 09:00-17:00 (JST)2 +81 (3) 3227-5238 europe password @cnd.hp.com +31 (55) 543 4642 08:00-17:00 (CET)3 +31 (55) 543 4645 ヨーロッパ、 オランダ アフリカ 1 東部 ( アメリカ合衆国) 標準時 2 日本の標準時間 3 中央ヨーロッパ標準時 ライセンス・パスワード を取得します。 当社のライセンス・デリバリセンタのインターネット・サイトを使った場合は直接、そうでない場合 は表 8-2 のリストに記載されたパスワード・デリバリセンタの 1 つから 次のいずれかの方法で、48 時間以内にライセンス・パスワードを受け取ります。 申請フォームに電子 メール・アドレスを記入した場合は、電子 メールで、 電子 メール・アドレスを指定しなかった場合は、ファックスで、 どちらも指定しなかった場合は、電話で受け取ります。 8-4 ITO ライセンスの設定 製品ライセンスのインスト ールと確認をします。 ITO U.05.33 製品ライセンスのインストールと確認をするには、次の手順に従って opclic コマン ドを使ってください。 1. 次のコマンドを使って、パスワード ・ファイルにライセンス・パスワードを入力します。 opclic -add <license password> [-force] ライセンス・パスワードの入力は 1 行に収めなければなりません。 サーバ・ライセンスをすでに取得している場合だけ、-force オプションを指定する必要があり ます。たとえば、Instant-on ライセンスすなわち評価ライセンスの場合です。詳細は、man ページの opclic(3) を参照してください。 ECS デザイナや NNM のライセンスの追加には、opclic コマンド が使用でき ないこともあります。 注記 2. パスワード使用許諾書 (Password Certicate) に記載されたライセンスは、複数行で表示され ていても、実際には 1 行です。ITO 管理サーバのパスワード文字列の例は、次のとおりです。 # IT/Operations Management Server 4MSF 97ZW 2SCR KSHT 3DP6 X9BC XF77 TKRV 7XPS U746 EPNB 4ERP MR9F DH2A EGU7 96Q3 YQ6W LZG9 AZA9 EQ97 上の例で、最初の行はコ メントです。ライセンス・ファイルには、絶対にコメント行を入れない でください。 (2 行に折り返されて表示されている) 2 番目の行が実際のパスワードです。 3. 次のコマンドを使って、ライセンス・ファイルにライセンスが正しく追加されていることを確認 します。 opclic -list このコマンドによって、ライセンス・ファイル中のすべてのパスワードがリストされます。これ は、ライセンス・ファイルに含まれているのはどのライセンスであるか (およびライセンス数) をチェックするのに有効です。インストールされているライセンスのレポートを出力するには、 次のコマンドを使います。 opclic -report このコマンドでは、インストールされているすべてのライセンスの要約を出力し、ITO が正常に 実行するのに必要なライセンスが、すべてインストールされているかどうかをチェックします。 必要なライセンスが不足している場合には、警告 メッセージが表示されます。 4. 次のコマンドを入力して、ITO を再起動します。 /opt/OV/bin/ovstop /opt/OV/bin/ovstart 次の ITO のエラーログに、ライセンス関連のエラー・メッセージがないことをチェックします。 /var/opt/OV/log/OpC/mgmt_sv/opcerror ITO ライセンスの設定 8-5 A ト ポロジ・マネージャの設定 RDBMS を使うためのト ポロジ・マネージャの設定 HP OpenView トポロジ・マネージャ・デーモン (ovtopmd) は 、netmon と ipmap が使うネッ トワーク IP トポロジ・データベースを管理します。デフォルトでは、ovtopmd は UNIX ネイティ ブの専用データストアを使って保存し、性能を向上させます。このデフォルトを設定してトポロジ・ マネージャが RDBMS にトポロジ・データを保存するようにできます。 Oracle データベース ovtopmd は、専用のデータストアの代わりに Oracle データベースにトポロジ・データを保存する ように設定できます。ovtopmd のローカル登録ファイル (ovtopmd.lrf) に専用の -Ro オプション を追加し、Oracle データベースに適切なテーブルを作成することで、使うデータベースを指定でき ます。 ovtopmd で Oracle データベースを使うためには、ovtopmd を と同じノードで実行することを強くお勧めします。 注記 ユーザ Oracle サーバ root で次の操作を行います。 1. HP OpenView Window(ovw) プロセスが実行されている場合、メニューで [マップ:終了] を 選択し、HP OpenView Window を終了します。 2. 実行中のバックグラウンド ・プロセスをすべて停止します。 /opt/OV/bin/ovstop 3. オペレーティングシステムで使うローカル登録ファイルのバックアップ・コピーを作成します。 cp /etc/opt/OV/share/lrf/ovtopmd.lrf /etc/opt n /OV/share/lrf/ovtopmd.lrf.old 4. テキスト・エデ ィタでファイル ovtopmd.lrf をオープンします。このファイルは、次の から成っています。 2行 ovtopmd:ovtopmd: OVs_YES_START:pmd, ovwdb:-O:OVs_WELL_BEHAVED:15:PAUSE 5. ファイルの 2 行目の第 3 フィールドに-Ro オプションを追加します。 ovtopmd:ovtopmd: OVs_YES_START:pmd, ovwdb:-Ro:OVs_WELL_BEHAVED:15:PAUSE 6. 変更した ovtopmd.lrf ファイルを適切な名前で保存します。 /etc/opt/OV/share/lrf/ovtopmd.lrf トポロジ・マネージャの設定 A-1 7. ovtopmd.lrf に対して ovaddobj を実行して、起動設定ファイル ovsuf を更新します。次の ように入力します。 /opt/OV/bin/ovaddobj /etc/opt/OV/share/lrf/ovtopmd.lrf ovaddobj は 、ovspmd が起動するプロセスを決定するために使う ovsuf をチェックします。 8. 次の手順において、環境変数 ORACLE れていなければなりません。 HOME 、ORACLE SID 、PATH は正しく設定さ sh または ksh を使っている場合、.profile でこれらの変数をチェックします。csh を使っ ている場合、.cshrc でこれらの変数をチェックします。 これらの変数の設定は、第 てください。 9. 2 章の「Oracle データベースのインストールの準備」を参照し トポロジ・データベースの SQL テーブルを作成します。このための方法は、(ovtoposql と -c オプションを使って) 新しい RDBMS のテーブルを作成するか、または (ovtoposql と-M オプションを使って) 既存の RDBMS からこの現在のリリースにテーブルを取り込むかによっ て異なります。 新しい a. RDBMS のテーブルを作成する場合、次の操作を行います。 ユーザ ovdb で ovtoposql コマンドを実行します。 /opt/OV/bin/ovtoposql -c -v -Ro 作成されるテーブルの リストが表示されます。これらのテーブルの詳細は 、 ovtoposql(1M) の man ページを参照してください。 b. 以前に HP OpenView をフラット・ファイルを使って実行している場合は、既存のトポ ロジ・データベースを SQL 形式に変換します。ユーザ root で ovtopoconv コマンドを 実行します。 /opt/OV/bin/ovtopoconv -Sn -v -Do データベースのサイズによって、ovtopoconv プロセスの実行に、数分以上かかる場合が あります。変換の詳細は、ovtopoconv(1M) の man ページを参照してください。 ITO にアップグレード する場合、opcupgrade(1M) は、必要に応じてトポロジ・ データを自動的に取り込みます。 注記 10. 以前に HP OpenView を実行していた場合は、バックグラウンド ・プロセスを起動します。 ユーザ root で次のように入力します。 /opt/OV/bin/ovstart これで A-2 Oracle データベースを使う ovtopmd の設定が完了しました。 トポロジ・マネージャの設定 専用データスト アへのト ポロジ・データの保存 HP OpenView トポロジ・マネージャ・デーモン (ovtopmd) は 、netmon と ipmap が使うネッ トワーク IP トポロジ・データベースを管理します。デフォルトでは、ovtopmd プロセスは、専用 のデータストアを使って保存し、性能を向上させます。前述の項「RDBMS を使うためのトポロ ジ・マネージャの設定」では、RDBMS を使う変換方法を説明しています。 本項では、専用データストアを使うトポロジ・データに戻す方法を説明します。この変換を行う理由 としては、トポロジ・データへの SQL アクセスが必要なくなった場合、性能を向上させたい場合、 さまざまな理由でシステムからデータベースを削除したい場合、などがあります。 Oracle RDBMS SQL 変換を取り消すには 、ovtopmd.lrf ファイルを編集し、変換ユーティリティを実行して、 SQL データベースから ovtopmd の専用データストアにデータをコピーしなければなりません。 ユーザ root で次の操作を行います。 1. HP OpenView Window(ovw) プロセスが実行されている場合、メニューで [マップ :終了] を 選択し、HP OpenView Window を終了します。 2. 実行中のバックグラウンド ・プロセスをすべて停止します。 /opt/OV/bin/ovstop 3. オペレーティングシステムで使うローカル登録ファイルのバックアップ・コピーを作成します。 cp /etc/opt/OV/share/lrf/ovtopmd.lrf /etc/opt n /OV/share/lrf/ovtopmd.lrf.old 4. テキスト・エデ ィタでファイル ovtopmd.lrf をオープンします。このファイルは、次の から成っています。 2行 ovtopmd:ovtopmd: OVs_YES_START:pmd, ovwdb:-O:OVs_WELL_BEHAVED:15:PAUSE 5. ファイルの 2 行目の第 3 フィールドから-Ro オプションを削除します。 ovtopmd:ovtopmd: OVs_YES_START:pmd, ovwdb:-O:OVs_WELL_BEHAVED:15:PAUSE 6. 変更した ovtopmd.lrf ファイルを適切な名前で保存します。 /etc/opt/OV/share/lrf/ovtopmd.lrf 7. ovtopmd.lrf に対して ovaddobj を実行して、起動設定ファイル ovsuf を更新します。 /opt/OV/bin/ovaddobj /etc/opt/OV/share/lrf/ovtopmd.lrf ovaddobj は ovspmd が起動するプロセスを決定するために使う ovsuf をチェックします。 8. Oracle からフラット・ファイルにデータを変換する場合、環境変数 ORACLE HOME 、 ORACLE SID 、PATH を正しく設定しなければなりません。 sh または ksh を使っている場合、.profile でこれらの変数をチェックします。csh を使っ ている場合、.cshrc でこれらの変数をチェックします。 これらの変数の設定の詳細は、第 参照してください。 2 章の「Oracle データベースのインストールの準備」を トポロジ・マネージャの設定 A-3 9. ユーザ root で Oracle データベースに保存されている トア形式に変換します。次のように入力します。 IP トポロジ・データを、専用データス /opt/OV/bin/ovtoposql -Dn -v -So データベースのサイズによって、データ変換に数分以上かかる場合があります。 これで専用データストアを使う ovtopmd の設定が完了しました。 10. 必要に応じて、バックグラウンド・プロセスを再起動します。ユーザ ます。 root で次のように入力し /opt/OV/bin/ovstart データの消去またはトポロジ・テーブルの削除 この 2 つの作業はオプションです。トポロジ・テーブルからすべてのデータを消去 (短縮する) か、 トポロジ・テーブルそのものを完全に削除するか検討してください。 注記 トポロジ・テーブルを消去した後では、Oracle データベースのバックアップを復 元しない限りそれらを回復することはできません。 テーブルはそのまま維持してデータのみを消去するには、次の操作を行います。 1. データの消去は、トポロジ・テーブル内のすべてのデータを破棄することと同じなので、既存 のデータベースのバックアップを作成します。 2. 次のように入力して、IP トポロジ・テーブルを消去します。 /opt/OV/bin/ovtoposql -C -v -Ro IP トポロジ・テーブルを削除するには、ユーザ ovdb で次のように入力します。 /opt/OV/bin/ovtoposql -D -v -Ro A-4 トポロジ・マネージャの設定 B Sun Solaris 版 ITO ソフト ウェアのバンド ル 本付録の表は、さまざまな ITO ソフトウェア・バンドルの内容を示しています。 Sun Solaris 版 ITO ソフト ウェアのバンド ル B-1 ITO 製品バンド ル ITO の主なバンドルは、関連するバンドル、製品、およびファイルセットからなる階層構造になっ ています。 表 ITO B-1. ITO 製品 製品 説明 OVCHECK ITO 必要条件 OVNNMgr ネットワーク・ノード ・マネージャ固有のファイル OVNNMgrMan ネットワーク・ノード ・マネージャの man ページ OVOPC man ページなど (データベースに依存しない) 英語環境 での ITO 一般ファイルセット OVOPC-CLT 英語版および日本版 ITO の両環境でサポートするプラッ トフォームの一般クライアント・ファイルセット OVOPC-CLT-ENG 英語版 ITO の環境だけでサポートするプラットフォーム の一般クライアント・ファイルセット OVOPC-DEV ITO Developer's Toolkit のファイルセット OVOPC-DEVDOC ITO Developer's Toolkit のドキュメント (PDF および DynaText) OVOPC-SVC Service Navigator のファイルセット OVOPC-WWW Java ベース Web GUI のファイルセット OVOPC-ORA Oracle データベース (英語版) のすべてのファイルセット を含んでいます。 OVOPC-DOC ITO ドキュメント (英語版) のすべてのファイルセットを 含んでいます。 B-2 OVPlatform OVMIN ファイルセット・コンテナ OVPlatformMan OVPlatform の man ページ OVPlatformDevKit OVPlatform の Developer's Kit OVPlatformDevMan OVPlatform の Development Kit の man ページ OVSNMPAgent SNMP エージェント機能 OVSNMPAgentMan SNMP エージェントの man ページ Sun Solaris 版 ITO ソフト ウェアのバンド ル 表 ITO B-1. ITO 製品 (続き) 製品 説明 OVSNMPDevKit SNMP エージェントの Development Kit OVSNMPDevMan SNMP エージェントの Development Kit の man ページ OVECS HP OpenView ECS 3.0 for Solaris ITOISSPI HP OpenView SMART Plug-In for Internet Servers 表 ITO B-2. ITO 製品 製品 説明 OVCHECK ITO 必要条件 OVNNMgr ネットワーク・ノード ・マネージャ固有のファイル OVNNMgrMan ネットワーク・ノード ・マネージャの man ページ OVOPC-JPN man ページなど (データベースに依存しない) 日本語環 境での ITO 一般ファイルセット OVOPC-CLT 英語版および日本版 ITO の両環境でサポートするプラッ トフォームの一般クライアント・ファイルセット OVOPC-SVC Service Navigator のファイルセット OVOPC-WWW Java ベース Web GUI のファイルセット OVOPC-ORA Oracle データベース (英語語) のすべてのファイルセット を含んでいます。 OVOPC-ORA-JPN Oracle データベース (日本語) のすべてのファイルセット を含んでいます。 OVOPC-DOC-JPN ITO ドキュメント (日本語) のすべてのファイルセットを 含んでいます。 OVPlatform OVMIN ファイルセット・コンテナ OVPlatformMan OVPlatform の man ページ OVSNMPAgent SNMP エージェント機能 OVSNMPAgentMan SNMP エージェントの man ページ OVECS HP OpenView ECS 3.0 for Solaris Sun Solaris 版 ITO ソフト ウェアのバンド ル B-3 ITO ソフト ウェア・パッケージ ITO バンドルはソフトウェア・パッケージとして登録されます。Sun のネイティブ・ツール pkginfo(1) を使って ITO は検出されます。 次の表に、各 ITO バンドルに相当する 表 ITO B-3. ITO ソフト ウェア・パッケージ ITO ITOEngOraAll ITOeoa ITOEngOraAllUp ITOeoau ITOEngOraMin ITOeom ITOEngOraMinUp ITOeomu ITOEngDoc ITOed ITOEngJavaUI ITOejui ITOEngSvcNav ITOesn ITO B-4 ITO パッケージを示します。 バンド ル 表 B-4. ITO ITO バンド ル ITOjoa ITOJpnOraAllUp ITOjoau ITOJpnOraMin ITOjom ITOJpnOraMinUp ITOjomu ITOJpnDoc ITOjd ITOJpnJavaUI ITOjjui 版 ITO パッケージ ソフト ウェア・パッケージ ITOJpnOraAll Sun Solaris Solaris ソフト ウェアのバンド ル パッケージ のパッケージ管理用 HPlwdce ソフト ウェア・パッケージ HP 簡易版 DCE (Lightweight DCE) クライアント・パッケージは ITO に含まれています。次の 表に、Sun Solaris のパッケージ管理用のネイティブ・ツール pkginfo (1) で出力されるパッケー ジを示します。 表 B-5. HPlwdce ソフト ウェア・パッケージ パッケージ HPlwdce 説明 簡易版 DCE (Lightweight DCE) ク ライアント Sun Solaris 版 ITO ソフト ウェアのバンド ル B-5 ITO Developer's Toolkit 用データベースのインス C ト ール 本付録では、ITO Developer's Toolkit で使用する Oracle7 Workgroup Server 7.3.4 の インス トール方法について説明します。システム要件のリスト、Oracle7 Enterprise Server のインストー 『HP OpenView IT/Operations ル手順、ITO Developer's Toolkit ソフトウェアについては、 管理サーバ インストールガイド 』の第 1 章および第 2 章を参照してください。 注記 IT/Operations Developer's Toolkit は、英語版のみが使用できます。 ITO Developer's Toolkit 用データベースのインストール C-1 Oracle7 Workgroup Server 7.3.4 のインスト ール 本項では、HP OpenView ITO Developer's Toolkit で使用する Oracle7 Workgroup Server のインストール方法について説明します。標準の Oracle7 Enterprise データベースをインストー ルするには、第 2 章を参照してください。 次のように 1. ユーザ Oracle Workgroup Server をインストールします。 root で SAM を実行し、次の操作を行います。 dba という名前のグループを作成します。 oracle7 という名前のユーザを作成します。 ユーザ oracle7 をグループ dba のメンバにします。 ユーザ oracle7 のホーム・デ ィレクトリとして、環境変数$ORACLE します。デフォルトでは、次のようになります。 HOME の値を入力 /opt/oracle/product/7.3.4 2. ユーザ root に切り替えます。 su - root 3. 次のように、必要なデ ィレクトリを作成します。 mkdir -p /opt/oracle/product/7.3.4/ 4. 次のように、このデ ィレクトリの所有権を変更します。 chown -R oracle7:dba /opt/oracle 5. 次のように、このデ ィレクトリのパーミッションを変更します。 chmod -R 755 /opt/oracle 6. ユーザ oracle7 の.profile で 、次の Oracle 環境変数を設定します。 ORACLE_SID=openview ; export ORACLE_SID ORACLE_BASE=/opt/oracle ; export ORACLE_BASE ORACLE_HOME=${ORACLE_BASE}/product/7.3.4 ; export ORACLE_HOME ORACLE_TERM=xterm ; export ORACLE_TERM また、他のユーザのためにシステム全体のプロファイル/etc/profile および/etc/.login にこれらの変数を設定することをお勧めします。 7. 8. 環境変数 DISPLAY を設定します。 export DISPLAY=<hostname >:0.0 次のように、CD-ROM ディレクトリに移動します。 cd /cdrom/cdrom0 9. Oracle7 Workgroup Installer を実行します。 ./WGSTART 注記 Installer は、UNIX カーネル・パラメータをいくつかチェックし、必要に応じて 変更します。カーネル・パラメータを変更した場合、システムのリブートを行うよ うに要求してきます。リブート後、-f オプションを指定して Oracle7 Workgroup Installer を起動し、カーネル設定を省略します。./WGSTART -fと入力します。 C-2 ITO Developer's Toolkit 用データベースのインストール 10. 次のように、インストールのプロンプトに答えます。 a. Workgroup Server の旧バージョンからアップグレード するかどうかを尋ねられた場合、 Workgroup Server の旧バージョンがインストールされている場合を除き、no を選択し ます。 b. ORACLE HOME デ ィレクトリを入力します。 例: /opt/oracle/product/7.3.4 c. データベース識別子 (ORACLE SID ) を入力します。 デフォルトを選択します。 d. 言語を選択します。 デフォルトを選択します。 e. キャラクタセットを選択します。 デフォルトを選択します。 ITO ソフトウェアの設定時に、openview データベースを作成します。 注記 f. システムのホスト名を入力します。 <hostname >.<domain name >と入力します。 注記 Oracle ユーザ INTERNAL 、SYS 、SYSTEM のパスワードを変更することをお勧め します。パスワード の変更の詳細は、 『Oracle7 Workgroup Server インスト レーション・ガイド 』を参照してください。 11. Oracle7 Workgroup Server のインストールを確認します。 次のように入力します。 su - oracle7 svrmgrl connect internal 正しくインストールされている場合は、問題なく接続されます。 次のように入力して、svrmgrl を終了します。 exit exit 12. ファイル/etc/services に次のエントリを追加します。 ovtopmd 18888/tcp # OpenView IP Topology daemon 詳細は、データベース・ベンダーが提供するマニュアルを参照してください。 ITO Developer's Toolkit 用データベースのインストール C-3 ITO Developer's Toolkit ITO Developer's Toolkit ソフト ウェアのインスト ール ソフトウェア・バンド ルを ITO 管理サーバにインストールするには、 次のように行います。 ITO インストール用 CD-ROM をド ライブに挿入します。CD-ROM が 的にマウントされます。 Solaris システムに自動 1. CD-ROM のデ ィレクトリに移動します。 cd /cdrom/cdrom0 2. 次のように入力して、ITO インストール・スクリプトを開始します。 ./install 3. ターミナル・ウィンド ウでバンドル ITODevEngOra を選択します。 「selection 」フィールドにソフトウェア・バンドル名の左側に表示されている番号を入力します。 4. ソフトウェア・バンドルを選択した後、i または I を入力してインストールを実行します。 5. インストールの分析処理を開始するかどうかを選択します。 次の メッセージが表示されます。 You can follow the progress of your installation by viewing the analysis and installation logfiles.This enables you to detect any warnings or errors at an early stage. In a different window, enter: tail -f /var/adm/swagent.log 6. Developer's Toolkit の インストールを開始するかどうか選択します。 次の メッセージが表示されます。 This installation will put the following software on your system: ITOEngDevOra - ITO Development Kit English Oracle Do you want to begin the installation (Y/N)? [Y] Y と入力して、インストールを開始します。 注記 C-4 設定手順で、Oracle DBA ユーザの入力が要求されたら、デフォルトの oracle ではなくoracle7と入力します。ユーザ oracle7 は、 Oracle7 Workgroup Server 用に事前に定義されたユーザです。 ITO Developer's Toolkit 用データベースのインストール 索引 C CERN/W3C Web サーバ, 3-11 CERN/W3C サーバ, 3-11 D Developer's Toolkit, C-2 ソフトウェアをインストールする, C-4 dtterm Oracle ツールで使う, 2-4 F rewall Java GUI の使用, 3-10 H HTTP サーバ, 3-11 I ITO HTTP サーバの設定, 3-11 ITO インストール・スクリプトの実行, 2-9 ITO 管理サーバのインストール, 2-8 ITO ソフトウェアのインストール, 2-8 ITO 追加エージェント・ソフトウェアのイ ンストール, 6-2 ITO の削除, 6-4 Java GUI, 3-1 SQL*Net の設定, 4-9 インストール・スクリプト, 2-9 インストールの要約, 2-2 インストールを確認する, 2-20 カーネル・パラメータ, 1-8 管理サーバからのエージェント・ソフトウェ アの削除, 6-6 管理サーバのインストール必要条件, 1-6 管理サーバのソフトウェアの要件, 1-16 管理サーバのハード ウェアの要件, 1-11 管理サーバのファイルツリー, 5-2 管理サーバへの ITO エージェント・ソフ トウェアの追加, 6-2 管理サーバへの ITO の再 インストール, 6-7 管理サーバ用補助ソフトウェア, 1-16, 1-18 管理対象ノードに関連するバージョン変数 , 5-4 製品バンドル, B-2 設定, 2-16 ソフトウェアのバンドル, B-1 ソフトウェア・パッケージ, B-4 ソフトウェア・バンドル, 2-13 名前の解決, 1-8 バージョン A.05.30 へのアップグレード , 7-1 ホスト名の解決, 1-8 マネージャサービス, 4-2 ITO A.04.xx から ITO A.05.30 へのアップ グレード , 7-2 ITO A.04.xx ソフトウェアのアップグレード 独立したデータベース・サーバ, 7-21 ITO Developer's Toolkit Oracle7 workgroup server のインストール , C-2 ソフトウェアをインストールする, C-4 ITO インストール・スクリプト, 2-9 ITO インストールの確認, 2-20 ITO エージェント・ステータス opcagt, 2-20 ITO エージェント・ソフトウェア 管理サーバへのインストール, 6-2 ITO 管理サーバの必要条件 ITO インストール・スクリプトによるチェッ ク, 1-6 カーネル・パラメータ, 1-8 手動でチェック, 1-6 ソフトウェアの要件, 1-16 ハード ウェアの要件, 1-11 ホスト名の解決, 1-8 ITO 管理サーバの必要条件のチェック, 1-6 ITO 管理者 GUI の起動, 2-19 ITO 管理者インタフェースの開始, 2-19 ITO 管理者インタフェースの実行, 2-19 ITO 再インストール 設定の再初期化, 6-7 データベースの再初期化, 6-7 ITO ソフトウェア 管理サーバにインストールする, 2-8 ITO ソフトウェアのアップグレード 独立したデータベース・サーバ, 7-21 ITO のアップグレード ITO ソフトウェアのインストール, 7-7 Java ベースの GUI, 7-25 opcupgrade スクリプトによる ITO の設定 , 7-7 インストール済み ITO のバックアップ, 7-3 サーバの必要条件のチェック, 7-4 ITO のインストール swagent.log ファイル, 2-9 索引-1 概要, 2-2, 2-8 管理サーバを準備する, 2-9 シミュレーション・スクリプト submit.sh を使う, 2-20 ソフトウェア・バンドルの選択, 2-9 ITO の確認 シミュレーション・スクリプト submit.sh を使う, 2-20 ITO の再インストール ITO ソフトウェアの再初期化, 6-7 ITO の削除, 6-1 削除スクリプトを使用, 6-5 ITO の手動起動, 2-18 ITO の設定, 2-16 opccong を実行する, 2-16 管理者の GUI ログ イン, 2-18 ITO のテーブルスペースの移動 opcdbsetup を使用, 6-4 ITO 必要条件 管理サーバのインストール用, 1-6 ITO プロセスの開始 opcsv, 4-2 ITO プロセスの停止 opcsv, 4-2 ITO マネージャサービス, 4-1 J Java GUI HTTP サーバの設定, 3-11 インストール, 3-5 必要条件, 3-6 ファイヤウォール越しの接続, 3-10 Java ベースの GUI アップグレード , 7-25 N NCSA/Apache Web サーバ, 3-11 Netscape, 3-11 Netscape Web サーバ, 3-11 Netscape Web サーバの設定, 3-11 NFS ファイルシステムのマウント パフォーマンスの制限, 1-12 NLS Oracle データベース, 4-6 NLS LANG デフォルト設定, 2-4 ITO のアップグレード , 7-7 OpenAgent プロセスの起動と停止, 4-2 Oracle NLS, 4-6 母国語サポート, 4-6 Oracle7 workgroup server インストールする, C-2 ORACLE BASE デフォルト設定, 2-4 ORACLE HOME デフォルト設定, 2-4 ORACLE SID ショート・ファイル名のファイルシステム FS, 2-4 デフォルト設定, 2-4 ORACLE TERM デフォルト設定, 2-4 Oracle ツール dtterm を使う, 2-4 xterm を使う, 2-4 Oracle データベース dbstart 、dbshut, 4-3 ITO 再インストール後の再初期化, 6-7 インストーラを実行する, 2-5 インストールとチェック, 2-3 環境変数の決定, 4-7 環境変数を設定する, 2-4 既存製品のバージョン・チェック, 1-17 既存の Oracle データベースを使う, 2-4 サポートするキャラクタセット, 2-4 自動起動, 4-3 自動シャットダウン, 4-3 手動起動, 4-4 手動シャットダウン, 4-4 データベースのインストール準備, 2-3 場所, 4-8 バージョン 7.3.4.0.1 をインストールする, 2-4 必要な製品, 2-3 母国語サポート, 2-4 OS パッチ インストール済みパッチのチェック, 1-17 P pkginfo インストールされているファイル・セット のチェック, 1-16 O opc backup, 7-3 opccong, 2-16 opcdbinit, 6-7 opcdbsetup, 6-4 ITO のテーブルスペースの移動, 6-4 opcsv ITO プロセスの開始, 4-2 ITO プロセスのステータス, 4-2 ITO プロセスの停止, 4-2 opcupgrade 索引-2 R RAM ITO ユーザ数, 1-14 オペレータのセッションごとに必要, 1-13 管理サーバ上で要求される, 1-13 バックグラウンド ・グラフィックスへの影 響, 1-14 Reection X, 1-15 Windows NT へのデ ィスプレイ・リダ イレ クション, 1-15 S SQL*Net ITO での使用, 4-9 ITO のための設定, 4-9 submit.sh, 2-20 シミュレーション・スクリプト, 2-20 Sun Ultra System エンタープライズ・サーバ, 1-11 ワークステーション, 1-11 swagent.log インストール・ログファイル, 2-9 swinstall ITO ソフトウェアをインストールする, 2-8 swagent.log ファイルをチェックする, 2-9 システムの適合性分析, 2-8 swremove ITO の削除, 6-5 W Web サーバの設定, 3-11 Windows NT へのデ ィスプレイ・リダイレク ション, 1-15 Reection X の使用, 1-15 ア アップグレード 現在の設定のバックアップ, 7-22 データベース, 7-24 移行 ITO A.04.xx から A.05.30 (HP-UX 11.x), 7-14 ITO A.05.xx から A.05.30 (HP-UX 11.x), 7-16 インストーラ Oracle 用, 2-5 インストール ITO インストールの要約, 2-2 ITO インストールを確認する, 2-20 Java GUI, 3-5 Oracle データベース, 2-4 swagent.log ログファイルをチェックする, 2-9 インストール後の作業, 2-22 管理サーバ上の ITO エージェント・ソフ トウェア, 2-19, 6-2 管理サーバ上の ITO ソフトウェア, 2-8 インストールする ノードロック・ライセンス, 8-3 インストールと確認 ITO ソフトウェア, 2-8 インストールとチェック Oracle, 2-3 エージェント・ソフトウェア 管理サーバからの削除, 6-6 管理サーバへの ITO エージェント・ソフ トウェアの追加, 6-2 「ソフトウェアと設定のインストール/更 新 . . . 」ウィンド ウ, 2-19 エージェント・プラットフォーム サポート対象 OS のバージョン, 1-18 デ ィスク容量の要件, 1-13 オペレーティングシステム 管理サーバでサポート, 1-16 カ カーネル・パラメータ /etc/system ファイル, 1-9 値のチェック, 1-8, 1-9 カーネル・パラメータ値の設定, 1-8 カーネル・パラメータ値の設定, 1-8 カーネル・パラメータ値のチェック, 1-8, 1-9 管理サーバ RAM とスワップ・スペースの要件, 1-13 カーネル・パラメータ, 1-8 管理サーバへの ITO の再 インストール, 6-7 削除, 6-4 サポートされる OS のバージョン, 1-16 接続性, 1-14 ソフトウェアの要件, 1-16 デ ィスクの I/O 時間, 1-13 デ ィスク容量の要件, 1-11 ハード ウェアの要件, 1-11 パフォーマンス, 1-14 必要条件をチェックする, 1-6 ファイルツリー, 5-2 補助ソフトウェアの要件, 1-16 ホスト名の解決, 1-8 管理サーバのソフトウェアの要件, 1-16 CDE パッケージ, 1-16 Oracle データベース, 1-18 管理サーバのハード ウェアの要件, 1-11 RAM とスワップ・スペース, 1-13 デ ィスク容量, 1-11 管理サーバへの ITO エージェント・ソフト ウェアの追加, 6-2 管理サーバ用補助ソフトウェア CDE パッケージ, 1-16 Oracle データベース, 1-18 管理対象ノード ITO 追加エージェント・ソフトウェアのイ ンストール, 6-2 バージョン変数, 5-4 サ 削除 ITO インストール全体, 6-4 管理サーバからの ITO エージェント・ソ フトウェアの削除, 6-6 管理サーバからのソフトウェア削除, 6-4 削除スクリプト ITO の削除, 6-5 サポートされている Web サーバ, 3-11 自動起動 索引-3 Oracle データベース, 4-3 自動シャットダウン Oracle データベース, 4-3 手動起動 Oracle データベース, 4-4 手動シャットダウン Oracle データベース, 4-4 スクリプト ITO インストール・スクリプト, 2-9 スクリプトのインストール ITO 管理サーバ用, 2-9 スワップ・スペース ITO ユーザ数, 1-14 swap を使ったチェック, 1-14 管理サーバ上で要求される, 1-13 デバイスのスワップ・スペースとファイル システムのスワップ・スペース, 1-13 製品ライセンスのインストール, 8-5 製品ライセンスの確認, 8-5 接続性 管理サーバ, 1-14 設定 CERN/W3C Web サーバ, 3-11 ソフトウェア 管理サーバへのエージェントのインストー ル, 6-2 「ソフトウェアと設定のインストール/更新 . . . 」ウィンド ウ, 2-19 ソフトウェアのバンドル, B-1 ソフトウェア・パッケージ, B-4 ソフトウェア・バンドル, 2-13 タ 短縮ホスト名, 1-8 デ ィスク容量の要件 エージェント・プラットフォーム, 1-13 管理サーバ, 1-11 データベース 環境変数の決定, 4-7 データベース環境変数, 4-7 トポロジ・データ 索引-4 専用データストアで保存する, A-3 専用データベースへのトポロジ・データの 移行, 7-4 トポロジ・マネージャ RDBMS のために設定する, A-1 ナ 名前の解決, 1-8 ノードロック・ファイル パスワード文字列を入力する, 8-2 ノードロック・ライセンス, 8-2 インストールする, 8-3 ハ バージョン 管理対象ノードに関連する変数, 5-4 パッチ Solaris, 1-17 パフォーマンス LAN パケットのスループット, 1-14 管理サーバ, 1-14 必要条件 Java GUI, 3-6 管理サーバのための, 1-6 ファイルツリー カスタマ, 5-4 バージョン, 5-3 パッケージタイプ, 5-4 ホスト名の解決, 1-8 マ マネージャサービス ITO, 4-1 起動とシャットダウン, 4-2 ラ ライセンス インストールと確認, 8-5 ノードロック, 8-2 ローカル管理対象ノード , 2-19
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