環境活動レポート - エコアクション21

EA-8-01 Rev.0
環境活動レポート
対象期間: 2012年1月∼12月
発行日 : 2013年12月24日
作成者 矢口
株式会社日研機材製作所
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EA-8-01 Rev.0
Ⅰ.環境方針
「環境理念」
我々は環境と鋳物製品の販売の調和と共生を目指し、その実現に向けて継続性のある企業努力をします。
「環境方針」
1.)開発から生産、廃棄物の処理に至るまでの技術的、経済的に可能な範囲で環境目的・目標を設定し、
環境保全に取り組みます。
2.)環境に関する法規制を遵守します。
3.)当社の環境目的を重点環境目的管理項目として、次の項目を定めます。
①炭酸ガス発生の削減
②廃棄物の削減
③水使用量の削減
④グリーン購入の推進
⑤化学物質使用の適正管理
⑥グリーン化製品の推進
4.)環境方針は社内に掲示し、全社員に周知するとともに、必要に応じて外部に公開します。
2012年7月1日
株式会社日研機材製作所
代表取締役社長 青山康彦
Ⅱ.事業の概要
1.事業者名
株式会社日研機材製作所
代表取締役社長 青山康彦
2.所在地
本社:神奈川県川崎市川崎区浜町4-11-10
3.環境管理責任者及び連絡先
本社:矢口 桃子
TEL:044-328-3005 FAX:044-322-2077
4.事務所の規模
本社:従業員数 10名(2013年12月現在)
事務所延べ面積:960平方メートル
5.事業内容及び規模
医療機器、業務用調理器、通信機器等の各種鋳物及びその加工品の仕入、販売。
年間取扱量約100トン。
6.認証・登録範囲
登録組織名: 株式会社日研機材製作所
対象事業所: 本社
7.レポートの対象期間及び発効日は表紙に示す
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EA-8-01 Rev.0
Ⅲ.中長期の環境目標
2013年度
2014年度
電力に由来する炭酸ガス発 同左87(kg/百万円)以下に
生量を売上高当たり88(kg/ する。
百万円)以下にする。
2015年度
同左86(kg/百万円)以下にす
る。
ガソリンに由来する炭酸ガス発 同左64(kg/百万円)以下に
生量を売上高当たり65(kg/ する。
百万円)以下にする。
同左63(kg/百万円)以下にす
る。
全社の売上高当たりの炭酸 同左151(kg/百万円)以下に 同左149(kg/百万円)以下にす
る。
ガス発生量を153(kg/百万 する。
円)以下にする。
売上高当たり水使用量を
同左990(kg/百万円)以下に 同左980(kg/百万円)以下にす
1,000(kg/百万円)以下にす する。
る。
る。
廃棄物排出量の削減
廃棄物排出量の削減
廃棄物排出量の削減
グリーン(エコ)購入を推進し、
不良部材の購入をゼロにす
る。
化学物質使用量を適正に
管理する。
グリーン(エコ)購入を推進し、不 グリーン(エコ)購入を推進し、不良
良部材の購入をゼロにする。 部材の購入をゼロにする。
化学物質使用量を適正に管 化学物質使用量を適正に管理
理する。
する。
製品の過剰包装を止め包 製品の過剰包装を止め包装
製品の過剰包装を止め包装を
装を極力簡素化グリーン化 を極力簡素化しグリーン化す
極力簡素化しグリーン化する。
する。
る。
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EA-8-01 Rev.0
Ⅳ.環境目標と環境活動計画とその実績
1.当社の2012年1月∼2012年12月の環境目標及び環境活動計画を下表に示す。
主要な環境活動計画
環境目標
電力に由来する炭酸ガスの発生量を ◎不必要な照明の停止
売上高当たり88(kg/百万円)以下にす ◎不必要なエアコンの停止
る。
具体的には各要員が空調機器管理手順書(EA-9-01)、照明機器管理手順書(EA-9-02)、コンプレッサー管理手順
書(EA-9-04)を遵守する。責任者は全体としての活動状況を監視、管理する。
ガソリンに由来する炭酸ガスの発生量 ◎走行ルートの適正化
を売上高当たり65(kg/百万円)以下に
◎走行距離の記録・管理
する。
◎車検の遵守
◎走行距離に基づく保全・整備する。
具体的には社用車運転要員が社用車運用手順書(EA-9-03)を遵守する。責任者は全体としての活動状況を
監視、管理する。
全社の炭酸ガス発生量を売上高当た 各要員は空調機器管理手順書(EA-9-01)、照明機器管理手順書(EA-9-02)、コンプレッサー管理手順書(EA-9り153(kg/百万円)以下にする。
04)及び社用車運用手順書(EA-9-03)を遵守しながら日常の本来業務を実施する。責任者は定期的に上記手
順書の運用状況を監視、測定し、運用上の問題があるときは環境管理責任者と協議し、是正処置を取る。
水使用量を売上高当たり1,080(kg/百 ◎トイレ、キッチン等で節水に努める。
万円)以下にする。
具体的には各要員が上水使用量削減手順書(EA-9-05)を遵守する。責任者は全体としての活動状況を監
視、管理する。
◎廃棄物は所定の方法で計量し、分別排出する
廃棄物排出量を極力削減する。
具体的には各要員が産業廃棄物処理手順書(EA-9-07)、一般廃棄物処理手順書(EA-9-09)を遵守する。責
任者は全体としての活動状況を監視、管理する。
グリーン購入の推進
◎極力エコマーク商品、グリーンマーク製品を優先購入する。
化学物質使用量削減の推進
製品のグリーン化推進
◎省エネ型製品を優先購入する。
具体的には全社的にグリーン調達手順書(EA-9-08)に従って活動する。
◎化学物質使用量、購入量を適正に管理する。
具体的には全社的に化学物質使用量削減手順書(EA-9-11)に従って活動をする。
◎製品の過剰包装を止め包装を極力簡素化する。
◎輸送時再使用可能なパレット、通い箱を利用する。
具体的には全社的に製品・サービスのグリーン化手順書(EA-9-10)に従って活動する。
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2.環境目標の実績と評価
(1)2012年1月∼12月(運用期間)の実績
電力
ガソリン
月
kwh
L
1月
6,113.0
352.0
2月
7,150.0
344.0
3月
6,588.0
488.0
4月
6,211.0
675.0
5月
4,654.0
814.0
6月
5,659.0
655.0
7月
5,347.0
790.0
8月
4,469.0
804.0
9月
5,158.0
781.0
10月
4,166.0
805.0
11月
5,527.0
825.0
12月
5,484.0
750.0
月平均
5,543.0
674.0
換算炭酸ガス
2,095.0
1,564.7
(kg/月)
水
㎥
30.0
30.0
26.0
26.0
26.0
26.0
27.0
26.0
29.0
28.0
24.0
23.0
27.0
一般廃棄物
kg
69.3
74.9
73.0
72.4
50.6
80.4
77.9
68.5
47.9
80.1
50.3
57.4
67.0
産業廃棄物
kg
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
(売上)
(百万円)
29.5
28.4
30.8
25.4
24.3
30.8
24.6
19.5
20.0
26.1
20.1
20.8
25.0
(2)2012年1月∼12月の評価
項目
電力由来の炭酸ガス
ガソリン由来の炭酸ガス
全社の炭酸ガス
水使用量
グリーン購入の推進
化学物質使用量を削減する
製品のグリーン化の推進
※購入電力排出係数:0.378
目標
88(kg/百万円)
65(kg/百万円)
153(kg/百万円)
1,080(kg/百万円)
Ⅲ.1参照
Ⅲ.1参照
Ⅲ.1参照
実績
83.8
62.6
146.4
980.0
グリーン調達手順書を作成した。
化学物質使用量削減手順書を作成。
製品のグリーン化手順書を作成した。
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評価
○
○
○
○
○
○
○
備考
EA-8-01 Rev.0
Ⅴ.環境活動の取り組み結果の評価
対象期間:2012年1月∼12月
EA21環境活動システムの取り組み結果評価を下記に示す。
<本社>
目標達成率(%)
1.電力使用量の削減
105.0
2.ガソリン使用量の削減
103.8
3.水使用量の削減
101.9
4.廃棄物排出量の削減
120.1
目標達成理由
不就業時の消灯を励行した。コン
プレッサーよりの圧縮空気配管を
改善した。
経済速度の運転励行。遠距離の
客先へは交通手段を変更し、電
車、バスを活用した。
トイレ等の節水励行。
次年以降対策
左記項目の継続、自動販売機の夜間停
止(設置会社へ確認)。取り替える際は
LED電球に変える。
左記項目の継続。
トイレ等の節水励行。食器を洗う時は出
来る限りまとめる。
5.グリーン(エコ)購入の推進
紙の両面使用を励行した。食料 紙の両面使用。メモを取って済む場合は
品をまとめ買いし、梱包量を減少 不要な印刷しない。
させた。
再生紙の購入。
パソコン等による書類のデータ化。再生
紙を積極的に購入する。
6.化学物質使用量の削減
取扱い品目の変更により良品率 取扱い品目の変更により良品率の向上
の向上で補修用化学物質は減少 で補修用化学物質は減少
7.製品のグリーン化の推進
梱包用ダンボールの再活用
Ⅵ.環境関連法規への違反、訴訟等の有無
無し
1.当社に関連する法規
①廃棄物処理法
②消防法
③道路交通法
④道路運送車輌法
⑤自動車リサイクル法
⑥グリーン購入法
⑦川崎市廃棄物の処理及び再生利用等に関する条例
無し
2.違反、訴訟等
過去3年間に一度も上記の法規に関する違反、訴訟はありません。
6
梱包用ダンボールの再活用
EA-8-01 Rev.0
Ⅶ.代表者による全体評価と見直しの結果
1.取り組み結果の評価
エコアクション21への取り組みは2012年1月1日よりスタートした。
2012年4月∼6月の調査活動において、当社の環境に関する付加のデータが
明らかになった。さらにその後も社員全員による環境に対する啓蒙活動を行い
意識向上につとめ、会社の経営に役立て大きな成果が得られた。
2.環境経営システムの有効性の評価
現在エネルギー問題は我が国の重要課題である。省エネに取り組み、環境改善に努力
することは会社経営において重要な課題であるとの認識をもっている。
そのためこのエコアクション21の取り組みにおいて掲げた目標を全社を挙げて達成する
よう努力する所存である。
なお、この調査期間中にエコアクション21の重要課題の1つである関係法令の違反や外部
からの苦情はなかった。
3.環境経営システム変更の必要性
現段階では環境方針、環境目標、環境活動計画等、システムの主要部分について変更
の必要性はないと判断している。
目標値の見直しは行わず、施策の推進、全員参加の活動を強化し、構築した環境経営
システムの定着に努める。
2013年12月20日
㈱日研機材製作所
代表取締役 青山康彦
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