No.2594 2010 年 5 月 10 日 - 那珂湊ロータリークラブ

NAKAMINATO ROTARY CLUB
THE FUTURE OF RRO
OTATR
TRYY
IS IN YOUR HANDS
ロータリーの未来は
あなたの手に
四つのテスト
言行はこれに照らしてから
1.真実かどうか
No.2594
2010 年 5 月 10 日
事務所 ひたちなか市海門町二丁目 8-13 ひたちなか商工会議所那珂湊支所内
TEL.029(263)7811 例会日 毎週月曜日 12:30
FAX.029(263)6859 例会場 常陽銀行湊支店二階会議室
URL : http://www.nakaminato-rc.com/
★ 点 鐘
要だと思います。
根本洋厚会長 ロータリーソング「奉仕の理想」
司会 峯岸邦夫SAA ★ 地区協議会報告
◎ 国際奉仕委員会
★ 出 席 報 告
櫻井廣城委員長 会員数 31名 出席者 19名 欠席者 10名 出席免除者 2名 メークアップ 10名 出席率 100.0% ★ 会 長 挨 拶
根本洋厚会長 本日はひたちなか海浜鉄道の吉田千秋社長
が卓話者としてお出でになっております。
ひたちなか海浜鉄道も頑張っておりますが、
海浜鉄道応援団の方も頑張っております。
ロータリークラブは奉仕の団体で、世界に
奉仕の輪を広げておりますが、まずは地域、足
元で頑張っている方々に対し応援し、援助す
ることが大切ではないでしょうか。余裕があ
ればその奉仕が世界に広がることもありま
しょうが、まずは地元を大切にすることが重
2.みんなに公平か
3.好意と友情を深めるか
4.みんなのためになるか
どうか
次期委員長 奥山正紀 地区国際奉仕委員会は、青少年交換、世界社
会奉仕(WCS)、国際交凍共同、の3つの小委員
会より構成されております。
国際奉仕の原点は、国際交流と位置付ける
ことができます。
友好地区やツインクラブとの交流拡大が、WCS
の人道的・教育的プロジェクトを円滑にいたし
ます。また交流が深まることで、青少年交換や
国際交流がスムーズに進めることができます。
現在 当2280地区では、3350地区(バンコッ
クとその周辺地域)3810 地区(マニラとその
周辺地域)の地区大会に相互訪問し、またマッ
チンググランド等をとおして友好・親善の拡
大に努めております。
また国際奉仕委員会が誇る二大事業は、26
年間にわたる歯科医療奉仕(潮来 RC が中心ク
ラブ)と WCS の「この指とまれ 国際奉仕」事
業です。
国際奉仕委員会は、常に人的交流という「顔
の見える交流」を原点に行動しております。山
崎年度もだれでもが参加できる国際奉仕をめ
ざし、クラブから分区 分区から地区 そし
て地区から世界にと社会奉仕の輪を広げてい
くこと。
これが「地域を育み大陸をつなぐ」ことに
なっていくはずです。
エンジョイ・ロータリー
そして実践するために一歩踏み出すあなた
の勇気の中にロータリーの輝かしい未来があ
ります。
◎ ロータリー財団委員会
次期委員長 卯野福弥 次年度の財団目標については、基本的に私た
ちが重点をおくべき主な目標は4つあります。
① ポリオ・プラス
ポリオ撲滅は、達成の日が訪れるまで,こ
れまで通りロータリーの最優先事項となり
ます。ポリオ・プラスが私たちのプログラム
であるということを忘れてはなりません。
ポリオ撲滅は私たちが決意した目標であり、
ロータリーは今でも毎年、世界保健総会で
ポリオ撲滅について発表しています。この
活動の主導者はロータリーであり、撲滅が
達成されるまで,それは変わりません。
② 未来の夢計画試験段階の実施
2010-11年度から未来の夢計画が始まりま
す。変わりゆく世界において、財団も変わる
必要かおるという声が上がっています。 今
日,多くの団体にとって未来へのカギと
なっているのは、他団体との協力です。ロー
タリー財団にとってもこれは同じです。私
たちは,ビジョンと抱負を新たにしなくて
はなりません。今の人々は、大義の下に団体
を選び、支援する傾向にあります。従って、
私たちは、ポリオ撲滅プログラムの経験か
ら学んだことを生かし、大きなスケールで
考える必要があるのです。
③ 「毎年あなたも 100 ドルを」を通じた
年次基金の建て直し
ロータリー財団の成功には募金活動が欠
かせません。私たちは、すべてのロータリア
ンが毎年寄付を行うことを願って,ここ数
年間、
「毎年あなたも 100 ドルを」をスロー
ガンとして掲げてきました。一人ひとり、各
自に見合った寄付を行っていただきたいの
です。財団に寄付を行っているロータリア
ンはわずか 25%パーセントで、残る 75%は
寄付を行っていません。この数字を変える
ことができたなら、どのようなことが実現
できるかを考えてみてください。
④ 将来プログラムを維持していくための
恒久基金の発展
年次基金だけでなく恒久基金も忘れては
なりません。恒久基金は当初、年次プログラ
ム基金への財政支援を目的に設立されたも
のですが、今では財団の主要なプログラム
となった平和および紛争解決の分野におけ
る国際問題研究のためのロータリー・セン
ターも支援しています。現在、これまでにも
増して、皆さまからのご寄付が必要とされ
てます。
◎ 米山記念奨学会委員会
次期委員長 木村方全 米山記念奨学会とは、日本に在留している
外国人留学生に対し、日本全国のロータリー
の寄付を財源として、奨学金を支給して支援
する民間の奨学団体であることを再確認して、
以下について啓蒙活動に取り組んでいく。
(1)奨学事業の理解促進
米山関係プログラムの企画‥・米山月間
(10月)を中心に留学生の卓話、米山記念奨学
会 DVD などを活用し啓蒙活動の強化を図る。
(2)寄付増進‥・普通寄付のレベルアップと
特別寄付の増進。特に特別寄付者と継続寄
付者の増加。
などについて検討された。
★ 卓 話 者 紹 介
紹介者 卯野福弥会員 吉田千秋(よしだちあき)氏
昭和 39 年 11 月 24 日生まれ。富山地方鉄道、
加越能鉄道を経て、平成 13 年、全国初の第3
セクターによる路面電車「万葉線株式会社」の
設立に携わり、営業立ち上げをはじめとし経
営計画、企画全般にわたる業務にあたりまし
た。万葉線支援市民団体「路面電車と都市の未
来を考える会・高岡(RACDA高岡)に所属
し、万葉線株式会社総務課次長。
新会社の社長募集については全国(北海道.
九州)から 58 人(県内 19 人、県外 39 人)の
応募があり、協議の結果、富山県高岡市在住の
上記吉田千秋氏に決定しました。
吉田氏は、これまで長期にわたり鉄道業務に
携わり、鉄道現場において地道な努力を重ね大
言。3セク化決定。
きな成果をあげています。観光・市民協働・ま
ちづくりなどに関わる各方面の団体とも積極的
な連携を図り、鉄道を含めたまちの活性化に幅
広く取り組んでいる実績もあります。
地方鉄道の再生については、豊富な経験や
ノウハウ、その経験の中で培った全国的な
ネットワークも有していることから、新会社・
ひたちなか海浜鉄道株式会社の経営にあたり
大いに活躍が期待されます。
★ 卓 話
「湊線 設立背景と現状について」
ひたちなか海浜鉄道株式会社 吉田千秋取締役社長 ◎ 存続決定
① 市民が存続を希望=存続を前提とする。
② 事業者に最大限の経営努力を求める。そ
の上での赤字(約6千万円)は、必要な社
会資本の維持費と位置づけ。
③市民も当事者として経営に参画。市民、行
政、事業者が一体となった「第4セクター」
として自分たちの足を守る。
※ 全国初、第3セクターによる赤字路面電
車存続。
「廃止一辺倒」から「存続」も選択肢に
⇒日本の転機
◎利用者・収支
利用者 8万人 ⇒ 114 万人
収 支 △ 7,000 万円⇒△ 5,200 万円
◎ 役 割 分 担
行 政=最低限の運行費補助と設備投資
市 民=利用者の目で見た利用増対策と
積極的利用
事業者=プロとして経営改善と利用者増
対策
◎ 活性化策
・イベント列車、年間通学定期(会社の戦略)
・イベント提携、地元提携(行政・市民)
・行政もフルに使う(市報、お祭り)
・値下げ(行政の冒険)
・補助制度(国・県・市の支援)
◇ 昭和40年代……マイカーの普及で鉄道・バ
ス利用者激減各地で鉄道廃止相次ぐ。
阻止運動=1年か2年で息切れ。財政悪
化もあり結局廃線
◇ 第三セクター万葉線の経営環境
昭和 47 年 470 万人⇒ 100 万人台に
平成9年度 国の欠損補助打ち切り。
めげずに存廃を論議⇒結論出
ず2年経過(存続希望強い)
平成 11 年 RACDA 高岡結成(行政裏で手
を貸すも一市民が立ち上げ)
平成 12 年 万葉線問題懇話会、存続を提
◇ ひたちなか海浜鉄道の場合
◎ 存続の背景(万葉線とほぼ同じ)
・茨城交通が経営不振⇒将来性の見込めな
い鉄道部門撤退を表明
・市民の存続希望(おらが湊鐵道応援団)、行
政トップ決断、県・市の支援体制あり。あ
とは事業者の経営努力。茨城交通から「分
社化」の形で新会社設立。
◎ 現 況
・開業初年度(平成20年度)6%の利用者増(70
万5千人⇒ 75 万人)
。運輸収入も増。評判も
上々。21 年度は2%増 77 万人見込み。
・地元の支援(おらが湊鐵道応援団=市が
バックアップ自治会組織が基本)
・営業政策(ツアーバス誘致)
・実証実験成功(補助制度活用。ネモフィ
ラシャトル 町に人が歩く)
・万葉線型 12 か月定期も順調
・応援団・商工会議所・商店街組合・観光
施設と密に提携(八朔祭り、花火大会、
ネキフィラシャトル、鉄道イベント)
・開業5年後の収支均衡に道筋
◇ 地方私鉄の活性化のために(実感)
・サービス業であるという自覚を持たせ
る。切ることも想定。
・地方鉄道は、事業者だけでなく地域一体
となって守るもの。
・視点を変えれば、新たな展開(鉄道=特
に保守的)
。
・路線毎に特徴。重態にならないうちに診
察し、事情に合った措置が大切(ひたち
なか海浜鉄道は意外に好条件)
。
・行政ならではの支援が効果的(国の補助
制度、市報を活用、市民と鉄道との触
媒、人材面での応援)。
・人材不足。まちづくり・行政・鉄道経営を
バランスよくこなせる人がもっと必要。
・社会的便益などをもっと平易に市民に伝
えることも必要(単純に収支の論議だけ
でなく。宣伝効果など)。
5月:藤色列車 キハ 222
船越知弘
新緑の路 中川宗右衛門
ロータリー情報 2009
炉辺談話総集編 その2
◆ ロータリーの危機
最近、ロータリーの会員が世界的に減.する
傾向がみられ、その原因がいろいろととり沙
汰されています。経済不況や高い会費のせい
にする人もいますが、空前の好景気に沸くア
メリカにおいても同様の現象がみられること
から、理由はそんなに.純なものではありませ
ん。 ロータリーに対する魅力がなくなった、
ロータリーに入っているメリットがなくなっ
たと感じる会員が、不況を表向きの理由にし
て、ロータリーを離れていくような気がして
なりません。そうはさせじと、メークアップ
の期間を延長したり、出席規定を緩めたりし
て、これに迎合することで、今度は良質の会
員を失っていくという悪循環を繰り返してい
るのではないのでしょうか。 ロータリーライ
フの中で最も大切にしなければならないこと
は例会出席であることを肝に銘じ、生涯学習
の場としての例会を魅力あるものにしなけれ
ばなりません。
1929年10月から始まった世界大恐慌が引き
金になって、ロータリーの魅力が薄れたため、
その後第二次世界大戦までの15年間にわたっ
て、ロータリーをやめたり、ライオンズに移
る会員が続出した時代がありました。今の
ロータリー離れの対策として、当時の状況を、
古い文献の中から探ってみたいと思います。
1 9 3 0 年、ロータリーの奉仕哲学の提唱者で
あったフレデリック・シェルドンが、突如シ
カゴ・クラブを退会します。1929 年のダラス
国際大会で、彼のモットー He profits most
who service bestを廃止しようという決議297が提案され、この提案をアメリカのかなり多
くのクラブが支持したことや、同大会で決議
された[身体障害児童の救済事業]に関連し
て、ポール・ハリスが奉仕活動の.践を賛美す
るスピーチをしたことが原因だという人もい
ますが、真偽のほどは定かではありません。
奉仕理念の提唱者を失ったことによって、
ロータリーの求心力は、いっきに弱まったこ
とは否定できないでしょう。 1932年にロータ
リアンだったフーバー大統領(共和党)が破れ
て、民主党のルーズベルトと代わったために、
民主党を支持していたライオンズの勢力が一
気に盛んになるという出来事が起こります。
その影響をうけて、ララミー・クラブの副会
長を務め、その後 RI 事務局に勤務していた、
ポール・ハリスの弟レギナルド・ハリスが、
1932 年にロータリーからライオンズに鞍替え
するという事件が起こります。
(以降次号に続く)