平成 19 年 3 月期 中間決算短信(連結) - 西武ホールディングス

 平成 19 年 3 月期 中間決算短信(連結)
会社名
株式会社西武ホールディングス
(URL http://www.seibu-group.co.jp/)
代 表 者 役職名 取締役社長
問合せ先責任者 役職名 広報部長
決算取締役会開催日
平成18年11月22日
米国会計基準採用の有無 無
本社所在都道府県
平成18年11月22日
東京都
氏名 後藤 高志
氏名 関根 正裕
TEL (04)2926-2645 1. 18年9月中間期の連結業績(平成18年4月1日~平成18年9月30日)
(1) 連結経営成績
営業収益
営業利益
百万円
18年9月中間期
%
338,093
経常利益
百万円
-
%
27,609
百万円
-
%
18,251
-
中間純利益
百万円
18年9月中間期
(注) ①
②
③
④
%
6,009
潜在株式調整後
1株当たり中間純利益
1株当たり中間純利益
円
-
銭
17
円
63
銭
-
-
持分法投資損益
18年9月中間期
53百万円
期中平均株式数(連結)
18年9月中間期 340,938,842株
会計処理の方法の変更
無
当社は前連結会計年度末(第1期の期末日)を連結開始日とみなしているため、前連結会計年度の連結損益計
算書はありません。そのため、前中間連結会計期間の実績、前連結会計年度の実績及び18年9月中間期の対前
年同期増減率は記載しておりません。
(2) 連結財政状態
総資産
18年9月中間期
18年3月期
純資産
百万円
自己資本比率
百万円
1,797,404
1,835,163
1株当たり純資産
%
168,126
157,618
9.3
8.6
円
銭
489
469
06
02
(注) ① 期末発行済株式数(連結) 18年9月中間期
342,082,460株
18年3月期 335,959,637株
② 当社は前連結会計年度末(第1期の期末日)を連結開始日とみなしているため、前中間連結会計期間の実績
は記載しておりません。
(3) 連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による
キャッシュ・フロー
18年9月中間期
投資活動による
キャッシュ・フロー
百万円
財務活動による
キャッシュ・フロー
百万円
38,259
現金及び現金同等物
期末残高
百万円
△6,924
△45,572
百万円
106,961
(注) 当社は前連結会計年度末(第1期の期末日)を連結開始日とみなしているため、前連結会計年度の連結キャッ
シュ・フロー計算書はありません。そのため、前中間連結会計期間の実績及び前連結会計年度の実績は記載し
ておりません。
(4) 連結範囲及び持分法の適用に関する事項
連結子会社数 119社 持分法適用非連結子会社数
-社 持分法適用関連会社数
(5) 連結範囲及び持分法の適用の異動状況
連結(新規)
2社 (除外)
2社 持分法(新規)
-社 (除外)
2. 19年3月期の連結業績予想(平成18年4月1日~平成19年3月31日)
営業収益
経常利益
百万円
25,000
-社
当期純利益
百万円
通期
690,000
(参考) 1株当たり予想当期純利益(通期) 未定
2社
百万円
未定
※ 上記の予想は、本資料発表日現在において入手可能な情報及び将来の業績に影響を与える不確実な要因に係る仮定
を前提として作成しており、実際の業績は、今後様々な要因によって大きく異なる結果となる可能性があります。
なお、上記の予想の前提条件その他の関連する事項については、添付資料の11ページを参照してください。
※ 記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
― 1 ―
1. 企業集団の状況
当社グループは、グループ再編手続により設立された純粋持株会社である当社、連結子会社119社、持分
法適用関連会社2社の計122社で構成されております。グループ内の各社が連携を図り、多様な事業を展開
しております。
当社グループが営んでいる主要な事業内容と、当該事業に関わる各社の位置付けは次のとおりです。な
お、事業内容と事業の種類別セグメントの区分は同一であります。
(1) 運輸事業 (43社)
鉄道事業、バス事業、タクシー事業、貨物自動車運送事業などを行っております。
[ 主な会社 ] 西武鉄道株式会社、西武バス株式会社、西武運輸株式会社、伊豆箱根鉄道株式会社、
近江鉄道株式会社、西武ハイヤー株式会社
(2) レジャー・サービス事業 (49社)
国内及び海外でホテル業、ゴルフ場業、スキー場業を営むほか、遊園地、野球場等の娯楽施設を運営する
娯楽・スポーツ業、駅構内の店舗、ショッピングモール等を展開する商業施設業などを行っております。
[ 主な会社 ] 西武鉄道株式会社、株式会社プリンスホテル、近江観光株式会社、株式会社横浜八景島、
ヌイアイナコープ
(3) 建設事業(13社)
建設業のほか造園業、砂利生産販売業などを行っております。
[ 主な会社 ] 西武建設株式会社、西武建材株式会社、西武造園株式会社
(4) 不動産事業 (23社)
西武鉄道沿線を主とする不動産賃貸業、国内の分譲マンションや一戸建住宅等の販売、国内及び海外での
リゾート分譲地の販売を営む不動産販売業を行っております。
[ 主な会社 ] 西武鉄道株式会社、株式会社プリンスホテル、西武不動産販売株式会社、
ロケラニリゾートコーポレーション
(5) その他の事業 (7社)
自動車教習所業などを行っております。
[ 主な会社 ] 株式会社南横浜自動車学校、株式会社プリンスフーズ
― 2 ―
― 3 ―
2. 経営方針
(1) 会社の経営の基本方針
当社グループは、鉄道・沿線事業、ホテル・レジャー事業といったお客さまの生活のあらゆる場面で上
質なサービスを提供することで、お客さまのベスト・パートナーとして選ばれる企業グループを目指して
おります。
当社グループは、当社を中心としたグループ全体の企業価値極大化を目指す持株会社体制のもと、当社
グループの向かうべき方向を指し示す「グループビジョン」を制定しております。このグループビジョン
に従って、グループ全体でお客さまの「行動」と「感動」を創りだすことを基本方針として事業活動を展
開してまいります。
<グループビジョン>
☆グループ理念
私たち西武グループは地域・社会の発展、環境の保全に貢献し、安全で快適なサービスを提供します。 また、お客さまの新たなる感動の創造に誇りと責任を持って挑戦します。
☆グループ宣言
私たちは、「お客さまの行動と感動を創りだす」サービスのプロフェッショナルをめざします。
①誠実であること
・常に、「安全」を基本にすべての事業・サービスを推進します。
・常に、オープンで、フェアな心を持って行動します。
・常に、お客さまの声、地域の声を大切にします。
②共に歩むこと
・常に、自然環境、地球環境への配慮を忘れません。
・常に、地域社会の一員として行動します。
・常に、グループ内外と積極的に連携を図ります。
③挑戦すること
・常に、グローバルな視点を持って行動します。
・常に、時代を先取りする新しいサービスを提案します。
・常に、お客さまの生活に新しい感動を提供します。
☆スローガン
でかける人を、ほほえむ人へ。
(2) 会社の利益配分に関する基本方針
当社は、株主の皆さまに対する利益還元を重要な経営課題の一つと考えております。配当金につきまし
ては、当中間期は1株当たり2.5円といたしました。今後ともグループ全体の経営基盤の強化、企業価値
の向上を図ることで財務体質の強化を行い、安定した配当を実施できるよう努めてまいります。
― 4 ―
(3) 目標とする経営指標
当社グループの平成19年度を最終年度とする3ヵ年事業計画においては、平成20年3月期のグループ営
業利益550億円、有利子負債残高から現金及び預金を差し引いたネット有利子負債残高1兆円以下といっ
た目標達成を図るとともに、外部との事業提携などによりさらなるバリューアップを目指しております。
当中間連結会計期間末におけるネット有利子負債残高は1兆664億円ですが、金利上昇による支払利息の
増加という事業リスクの観点から、目標達成の前倒しを目指します。
(4) 対処すべき課題と中長期的な経営戦略
当社といたしましては、株主の皆さま並びにお客さまを始めとしたすべてのステークホルダーからの信
頼を獲得するとともに、早期の株式上場を果たすことが最も重要な課題であると考えております。上場に
向け平成18年9月16日に「上場準備室」を新設し、グループ一体の取り組みを推進してまいります。
さらに具体的に以下の3点について重点的に取り組んでまいります。
①内部統制システムの強化
当社では平成18年5月に策定した「西武ホールディングス内部統制基本方針」に基づいた各種具体的
な取り組みを行っております。グループ共通のコンプライアンスの基本的なルールとしては、「西武グ
ループ企業倫理規範」を制定するとともに、これを実践・遵守するために行動指針の制定、コンプライ
アンス・マニュアルの配付、各種研修の実施を行っております。今後もより一層の意識の浸透・定着を
図るため行動計画に基づいた幅広い施策を実施してまいります。
リスク管理につきましては、グループにおける事故等への対応に備えて危機管理マニュアルを制定い
たしました。今後各部門のリスクの把握、評価に基づき対処方針の策定、管理体系の整備、改善等を実
施してまいります。また、法務部門及び内部監査部門のさらなる充実・整備を図るなど多面的に内部統
制システムの強化に取り組んでまいります。
②保有経営資源の収益力向上
当社グループの企業価値極大化のためには、保有する経営資源のさらなる収益力向上が不可欠である
と考えております。その実現に向けての基本的な方針として、今回のグループ再編にあたり策定した平
成19年度を最終年度とする3ヵ年事業計画では「コア事業への戦略的設備投資」の実施、「企業価値バ
リューアップの極大化」を目指した外部からの新たな活力導入及び「峻別と集中」による不採算事業・
施設の再構築をコンセプトとしております。なお、再構築対象となる事業・施設の選定においては、収
益性等の定量的な観点及びグループ内のシナジー効果等定性面を勘案したうえで総合的に判断を行い、
有利子負債の削減や収益力の向上を図っております。当中間連結会計期間においてはユネスコ村大恐竜
探険館を平成18年9月30日に休止しております。不採算事業の再構築についてはグループ各社、関係各
所との間で調整を行い適切なスケジュールに沿った実施を検討し、決定し次第適切に開示してまいりま
す。
コア事業への戦略的設備投資につきましては以下のとおりです。鉄道・沿線事業ではATS(自動列
車停止装置)更新工事など安全対策工事を積極的に進めるほか、来年3月から開始する関東地区相互利
用ICカードサービス(PASMO)をグループ各社で導入し、さらに西武池袋線と東京メトロ13号線
との直通運転に向けた準備を進めております。駅の快適性・利便性を高め沿線価値の向上を図るため、
東長崎駅・下井草駅等の駅改良工事や、ホーム待合室の設置を行うほか、富士見台駅では商業施設を開
― 5 ―
業しております。ホテル・レジャー事業では品川地区にある新高輪、品川プリンスホテルの客室改装や
高輪プリンスホテルの宴会場、レストラン改装をはじめ、箱根、軽井沢地区などの重点エリアで順次改
装を進めております。苗場スキー場では日帰りスキーセンター「N-Plateau(エヌ・プラト
ー)」を12月23日に開設し、日帰りユーザーのニーズに応えてまいります。
グループのシナジー効果を高める施策といたしましては、平成18年9月より「SEIBU プリンス
カード」を発行し、募集を開始しております。グループ各施設で使用できる「プリンスポイント」を平
成19年2月に導入することでグループ顧客基盤の強化やグループ横断的マーケティングによるサービス
の拡充を図ってまいります。
③経営管理体制の充実
当社グループでは、最大の課題である株式の上場に向け、経営管理体制の充実を進めております。グ
ループ全体で適正かつ効率的な意思決定が行えるよう権限と責任の所在を明確にして、経営の意思決定
の迅速化、監督機能の強化を図っているほか、諸規則類の見直し、整備を進めております。
また、グループ全体の予算管理システムの導入により事業計画の進捗状況の随時把握を可能とするこ
と、決算の早期化などタイムリーディスクローズ体制の整備を進めております。
(5) 親会社等に関する事項
当社は親会社等を有していないため、当項目に記載すべき事項はありません。
― 6 ―
3. 経営成績及び財政状態
(1) 経営成績
①当中間連結会計期間の概況
当中間連結会計期間(百万円)
連
結
営
業
収
益
338,093
連
結
営
業
利
益
27,609
連
結
経
常
利
益
18,251
連 結 中 間 純 利 益
6,009
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、原油価格高騰など一部に懸念材料が見られましたが、企
業収益の改善を背景に民間設備投資が増加し、また、雇用情勢の改善が家計の所得改善につながり、個
人消費も堅調に推移するなど、国内民間需要を中心に回復基調をたどりました。一方、世界経済は中東
情勢等に不安は残すものの、アジアでは中国において高い成長率を維持し、また米国は減速感があるも
のの、総じて堅調に推移いたしました。
このような状況下で、当社グループは平成18年3月27日に西武鉄道株式会社及び株式会社プリンスホ
テルが完全子会社としてグループの中核事業を担う新しい経営管理体制が完成し、当社は当事業年度よ
り実質的な業務を開始しております。業務の開始にあたり策定した「グループビジョン」に従って各連
結子会社が事業を積極的に展開しました。 当中間連結会計期間における経営成績は、運輸事業においてゴールデン・ウィーク等に天候に恵まれ
た鉄道事業が堅調に推移したこと、レジャー・サービス業において景気回復を受けホテル業などが好調
に推移したことなどにより、全事業の営業収益は3,380億93百万円、営業利益は276億9百万円となり、
支払利息などの営業外損益を加減した経常利益は182億51百万円となりました。
また、連結子会社である伊豆箱根鉄道株式会社におけるホテル事業及び不動産販売事業からの撤退並
びに自動車事業の集約に伴う事業再編損などにより、中間純利益は60億9百万円となりました。
②当中間連結会計期間のセグメント別営業収支
セグメント
営業収益(百万円)
営業利益(百万円)
業
123,666
16,146
レジャー・サービス事 業
165,479
9,709
業
31,876
△ 1,383
業
16,201
3,166
業
869
41
338,093
27,679
-
△ 70
338,093
27,609
運
輸
建
不
そ
事
設
動
の
事
産
他
事
の
事
計
消
去
又
は
全
社
連 結
(注) 1 各セグメントの営業収益は外部顧客に対する営業収益を記載しております。
2 各セグメントの営業利益はセグメント間取引を含んでおり、またセグメント間取引等については消
去又は全社としております。
― 7 ―
③運輸事業の状況
事業内容
当中間連結会計期間(百万円)
鉄
道
事
業
52,767
バ
ス
事
業
16,179
業
7,463
貨物自動車運送事 業
45,822
タ
ク
シ
そ
ー
事
の
他
1,433
123,666
16,146
営 業 収 益
営 業 利 益
(注) 1 各事業内容の営業収益は外部顧客に対する営業収益を記載しております。
2 営業利益はセグメント間取引を含んでおります。
鉄道事業では、西武鉄道株式会社においてゴールデン・ウィーク期間中天候に恵まれたこと、沿線に
大規模医療施設が開業したことなどにより、同社の定期外旅客輸送人員は前年同期比0.4%増、定期外
旅客運輸収入は前年同期比0.2%増となりました。また、同社沿線での大規模マンションの竣工や雇用
情勢の改善により、定期旅客輸送人員・定期旅客運輸収入ともに前年同期比0.8%増となりました。こ
れらの結果、鉄道事業全体では527億67百万円の営業収益となりました。
バス事業では、高速バスにおいて空港連絡の中距離路線が好調でした。一般路線バスは、東京・埼玉
地区の宅地開発・大規模団地の建替えによるバス利用者の増加により堅調に推移しました。これらの結
果、バス事業全体では161億79百万円の営業収益となりました。
貨物自動車運送事業では、原油価格高騰による燃料費の増加傾向が続きましたが、景気回復に伴い企
業間物流の荷動きが活発化し、特に航空急便事業の輸送が好調に推移したことなどにより、458億22百
万円の営業収益となりました。
これらの結果、運輸事業セグメント全体の営業収益は1,236億66百万円、営業利益は161億46百万円と
なりました。
― 8 ―
④レジャー・サービス事業の状況
事業内容
ホ
テ
当中間連結会計期間(百万円)
ル
業
101,447
ゴ
ル
フ
場
業
12,668
ス
キ
ー
場
業
1,397
娯 楽 ・ ス ポ ー ツ 業
27,301
商
業
19,212
他
3,451
そ
業
施
設
の
165,479
9,709
営 業 収 益
営 業 利 益
(注) 1 各事業内容の営業収益は外部顧客に対する営業収益を記載しております。
2 営業利益はセグメント間取引を含んでおります。
国内では、国土交通省の主導で官民一体で進めている「ビジット・ジャパン・キャンペーン」の効果
もあり外国人訪日客が増加しております。また、景気の回復を受け、微増ながらホテルの市場規模の拡
大も見られ、一人あたりの国内宿泊旅行回数・宿泊数も増加しております。このような状況のなかで、
当社グループのホテル業においては、都内のホテルは、東京プリンスホテルパークタワーや赤坂プリン
スホテルなどで宿泊・宴会需要に回復傾向が見られました。リゾートのホテルは、軽井沢プリンスホテ
ルや新富良野プリンスホテルなどは堅調に推移し、札幌プリンスホテルなどは宿泊が増加傾向となり好
調でした。一方、阿蘇プリンスホテルや箱根プリンスホテルなどが夏季の天候の影響等で不調に終わり
ました。海外では、米国ハワイ州への渡航者数が過去最高を記録するなど、好調な需要と供給過少の影
響を受け、同州の4ホテルが平均稼働率・客室単価とも好調に推移しました。これらの結果、ホテル業
全体としては1,014億47百万円の営業収益となりました。
ゴルフ場業では、依然としてゴルフ延べ人口は減少傾向にあり、供給過多の状況の中、さらに外資系
ゴルフ場の低価格販売が加わったものの、各ゴルフ場においてインターネット予約の促進やきめ細かな
営業施策を行ったことにより、126億68百万円の営業収益となりました。
娯楽・スポーツ業では、「インボイスSEIBUドーム」でセ・パ交流戦をはじめ、西武ライオンズ
が白熱した首位争いをしたことにより好調に推移したことに加え、横浜・八景島シーパラダイス、とし
まえん、大磯ロングビーチなどのアミューズメント施設・プール施設が、夏季繁忙期による利益を計上
したことにより273億1百万円の営業収益となりました。
商業施設業では、リゾート地におけるショッピングセンターとして定着した軽井沢プリンスショッピ
ングプラザ、駅スペースを有効活用した駅店舗・売店などが好調に推移し、192億12百万円の営業収益
となりました。
これらの結果、レジャー・サービス事業セグメント全体の営業収益は1,654億79百万円、営業利益は
97億9百万円となりました。
― 9 ―
⑤建設事業の状況
事業内容
当中間連結会計期間(百万円)
建
設
業
24,142
そ
の
他
7,734
31,876
△ 1,383
営 業 収 益
営 業 利 益
(注) 1 各事業内容の営業収益は外部顧客に対する営業収益を記載しております。
2 営業利益はセグメント間取引を含んでおります。
当中間連結会計期間における建設業界の動向としては、依然として官公庁受注は減少傾向でしたが、
民間受注は回復傾向が見られました。当社グループの建設業セグメントにおいては、利益を重視して受
注することに努め、また、特に住宅部門が堅調に推移しました。しかしながら、請負工事の完成時期が
下期に集中するため、営業収益は318億76百万円、営業損失13億83百万円となりました。
⑥不動産事業の状況
事業内容
当中間連結会計期間(百万円)
不
動
産
賃
貸
業
4,167
不
動
産
販
売
業
12,034
16,201
3,166
営 業 収 益
営 業 利 益
(注) 1 各事業内容の営業収益は外部顧客に対する営業収益を記載しております。
2 営業利益はセグメント間取引を含んでおります。
不動産賃貸業では、西武鉄道沿線の賃貸ビルや分譲地内店舗などが堅調に推移しました。
不動産販売業は、国内では、「横須賀ニュータウン湘南池上」、「木更津べイサイドヒル西武港南
台」、「御宿グリーンタウン」、「所沢 松が丘分譲地」などの一戸建て分譲を積極的に行ない、海外
では、米国ハワイ島・マウナケアリゾートにおける別荘地分譲が好調に推移しました。
これらの結果、不動産事業セグメント全体の営業収益は162億1百万円、営業利益は31億66百万円と
なりました。
― 10 ―
(2) 財政状態
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ
143億5百万円減少し、当中間連結会計期間末には1,069億61百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、382億59百万円となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前中間
純利益145億7百万円、減価償却費211億89百万円であり、支出の主な内訳は仕入債務の減少額107億83百
万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は、69億24百万円となりました。収入の主な内訳は、有形・無形固定資産
の売却による収入41億86百万円、工事負担金等受入による収入36億51百万円であり、支出の主な内訳は有
形・無形固定資産の取得による支出136億77百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は、455億72百万円となりました。支出の主な内訳は、長期借入金の返済
による支出441億85百万円であります。 なお、当社のキャッシュ・フロー指標は下記のとおりであります。 平成18年9月中間期
自己資本比率(%)
9.3
債務償還年数(年)
15.4
インタレスト・カバレッジ・レシオ
3.3
(注) 自己資本比率:自己資本/総資産
債務償還年数:有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い
※ 各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。
※ 営業キャッシュ・フローは、中間連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・
フローを使用しております。有利子負債は、中間連結貸借対照表に計上されている負債のうち利
子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いにつきましては、中間連結キ
ャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
※ 債務償還年数の中間期での計算は、営業キャッシュ・フローを年額に換算するため2倍にしてお
ります。
(3) 通期の見通し
通期の業績見通しにつきましては当中間連結会計期間における業績などを踏まえ、6月7日に公表いた
しました業績予想を変更しております。
運輸事業につきましては原油価格高騰など厳しい状況が続くなか、安全輸送の確保と事業の効率化を図
ります。レジャー・サービス事業につきましては、ホテル宿泊・宴会需要の回復傾向を受け、引き続き営
業力を強化し、お客さまの増加・満足度の向上を図ります。さらに、有利子負債の早期削減を行い支払利
― 11 ―
息の減少を図ることにより、営業収益6,900億円、営業利益460億円、経常利益250億円を見込んでおりま
す。なお、当期純利益につきましては、当社グループは3ヵ年事業計画に基づき事業の再構築を実施して
おり、最終的な数値が確定していないため未定といたしました。今後、数値が確定し次第お知らせいたし
ます。
(4) 事業等のリスク
当社グループにおける投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある主な事業等のリスクは、以下の
とおりです。当社グループはこれらのリスク等を十分に認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対
応に最大限の努力をいたします。なお下記事項には将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は
当中間連結会計期間末現在において判断したものです。
①法的規制等に関するリスク
当社グループの主要な事業は運輸事業とレジャー・サービス事業です。運輸事業においては鉄道事業
法・道路運送法・貨物自動車運送事業法などの法的規制を受けております。具体的には鉄道事業では国
土交通大臣による事業経営の許可、上限運賃等の認可など、また旅客自動車運送事業や貨物自動車運送
事業においても事業経営の許可などが必要です。
レジャー・サービス事業においても法的規制を受けております。具体的にはホテル業における旅館業
法による事業経営の許可などがあります。現在の規制に重要な変更があった場合には当社グループの経
営に影響を与える可能性があります。
②少子高齢化に関するリスク
首都圏における人口動向は若干の増加を示しております。しかし、都心回帰の動きなど地域的な差異
はありますが、少子高齢化が急速に進んでおります。
当社グループの運輸事業に大きな影響を与える生産年齢人口(15歳から64歳まで)は沿線における多
摩地区や埼玉県内で減少を始めており、今後沿線地域において高齢化が進むと、運輸事業のみならず、
レジャー・サービス事業、不動産事業を含めた沿線における当社グループ経営への影響が懸念されま
す。
③自然災害等に関するリスク
当社グループの鉄道事業においては、輸送の安全を最重要課題と認識し、安全管理には万全の注意を
払っております。しかしながら、大規模な事故、地震や台風等の自然災害、テロ行為等が発生した場
合、当社グループの経営に影響を与える可能性があります。
レジャー・サービス事業におきましては、台風や冷夏、降雪などの気候変動により業績に影響を大き
く受ける可能性があります。例えばレジャー事業においては、天候不順による来客数の減少等営業活動
に大きな影響を受ける可能性があります。
④重要な訴訟に関するリスク
当社グループの西武鉄道株式会社及び株式会社プリンスホテルは、現在、当社の株主(元西武鉄道株
式会社の株主。ただし、既に株式を処分した者を含む。)の一部らから、西武鉄道株式会社の株式に関
― 12 ―
する有価証券報告書等の記載問題及び上場廃止に関連して損害を被ったとして、東京地方裁判所に対し
合計14件の損害賠償請求訴訟(請求額合計約422億37百万円)の提起を受けており、訴訟中です。
上記各訴訟の結果によっては当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。
⑤情報管理に関するリスク
当社グループでは、レジャー・サービス事業における宿泊者名簿や会員制サービス、運輸事業におけ
る定期乗車券販売等におきまして、個人情報を含むデータベースを管理しております。また、当社グル
ープでは平成18年9月より「SEIBU プリンスカード」の発行を開始しており、管理する情報が増
加いたします。
当社グループでは個人情報の管理に十分留意しておりますが、今後、個人情報の流出等の問題が発生
した場合、当社グループへの損害賠償請求や当社グループの信用の低下により業績に影響を与える可能
性があります。
⑥有利子負債に関するリスク
当社グループは、鉄道事業、ホテル業など継続して多額の設備投資を必要とする事業を行っており、
運転資金及び設備資金は主として外部借入に依存しておりました。当中間連結会計期間末現在1兆1,767
億47百万円の有利子負債残高があります。このため、今後の金利の上昇や金融市場の変化によっては支
払利息の増加などにより、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。
⑦保有資産の価値に関するリスク
当社グループが保有している不動産、有価証券等の資産は、価格変動リスクが存在するため、経済情
勢又は景気の動向によって保有資産の価値が毀損し、評価損が計上されることで当社グループの業績及
び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
なお、固定資産の減損会計基準の強制適用により、収益性が低下し投資額の回収が見込めないと判断
された資産について減損損失が計上されることとなります。
⑧為替変動に関するリスク
当社グループでは、ハワイをはじめとする北米、アジア地方において事業を運営しております。円高
が進行した場合、邦貨への換算差額である為替換算調整勘定が純資産の部のマイナスとして計上される
ことになり、当社グループの財務状態に悪影響を与える可能性があります。
⑨関係会社に関するリスク
当社グループには、業績不振の関係会社及び財務内容の悪化している関係会社が存在しております。
当社グループは、不採算事業の整理再編を積極的に進めるとともに、必要に応じて関係会社への財政支
援を行ってまいりますが、これらの会社における予想外の経営状況の悪化によっては、当社グループの
業績及び財務状況に悪影響を与える可能性があります。
― 13 ―
4. 中間連結財務諸表等
中間連結財務諸表
① 中間連結貸借対照表
当中間連結会計期間末
(平成18年9月30日)
前連結会計年度の
要約連結貸借対照表
(平成18年3月31日)
構成比
金額(百万円)
(%)
区分
注記番号
(資産の部)
※2
110,269
122,886
△12,617
78,374
77,195
1,178
Ⅰ 流動資産
1 現金及び預金
2 受取手形及び売掛金
金額(百万円)
構成比
(%)
比較増減
金額(百万円)
3 有価証券
※2
184
253
△69
4 分譲土地建物
※2
47,659
55,396
△7,736
5 たな卸資産
17,600
11,885
5,715
6 繰延税金資産
7,749
9,764
△2,015
7 その他
18,147
24,506
△6,358
貸倒引当金
△560
△633
73
流動資産合計
279,424
15.5
301,255
16.4
△21,830
Ⅱ 固定資産
1 有形固定資産
※1,2,3,10
467,672
477,296
△9,623
(2)機械装置及び運搬具
※1,2,3
65,167
69,100
△3,933
(3)土地
※2,3,10
794,041
796,125
△2,083
40,908
34,641
6,267
※1,2,3
13,962
14,948
△985
(1)建物及び構築物
(4)建設仮勘定
(5)その他
有形固定資産合計
1,381,753
76.9
1,392,112
75.9
△10,359
2 無形固定資産
(1)のれん
1,312
―
1,312
(2)連結調整勘定
―
1,346
△1,346
(3)その他
6,041
5,782
259
無形固定資産合計
7,354
0.4
7,128
0.4
225
3 投資その他の資産
75,055
75,955
△899
(1)投資有価証券
※7
(2)長期貸付金
732
760
△27
(3)繰延税金資産
31,468
35,801
△4,333
(4)その他
27,151
28,966
△1,814
貸倒引当金
△5,536
△6,816
1,279
投資その他の資産合計
128,871
7.2
134,666
7.3
△5,795
固定資産合計
1,517,979
84.5
1,533,908
83.6
△15,928
資産合計
1,797,404
100.0
1,835,163
100.0
△37,759
― 14 ―
当中間連結会計期間末
(平成18年9月30日)
前連結会計年度の
要約連結貸借対照表
(平成18年3月31日)
構成比
金額(百万円)
(%)
区分
注記番号
(負債の部)
Ⅰ 流動負債
1 支払手形及び買掛金
57,114
67,911
△10,797
※2,9
638,920
604,790
34,129
2 短期借入金
金額(百万円)
構成比
(%)
比較増減
金額(百万円)
3 未払法人税等
2,489
3,009
△519
4 前受金
40,278
28,017
12,260
5 賞与引当金
6,456
5,714
741
※2,7
57,756
55,980
1,775
流動負債合計
803,016
44.7
765,424
Ⅱ 固定負債
6 その他
1 長期借入金
41.7
37,591
※2,9
460,763
537,835
△77,072
2 繰延税金負債
180,757
181,242
△484
3 再評価に係る
繰延税金負債
18,982
19,684
△702
4 退職給付引当金
61,119
62,790
△1,671
5 鉄道・運輸機構
長期未払金
※2
67,563
70,345
△2,782
6 その他
※10
21,438
21,525
△87
固定負債合計
810,624
45.1
893,423
Ⅲ 特別法上の準備金
15,636
0.8
17,058
0.9
△1,421
91.3
△46,629
1 特定都市鉄道整備準備金
※4
48.7
△82,799
負債合計
1,629,277
90.6
1,675,906
少数株主持分
―
―
1,638
Ⅰ 資本金
―
―
50,000
2.7
△50,000
Ⅱ 資本剰余金
―
―
129,508
7.1
△129,508
Ⅲ 利益剰余金
―
―
△44,939
△2.4
44,939
Ⅳ 土地再評価差額金
―
―
18,859
1.0
△18,859
Ⅴ その他有価証券評価差額金
―
―
3,808
0.2
△3,808
Ⅵ 為替換算調整勘定
―
―
6,351
0.3
△6,351
Ⅶ 自己株式
―
―
△5,970
△0.3
5,970
資本合計
―
―
157,618
8.6
△157,618
―
―
1,835,163
100.0
△1,835,163
(少数株主持分)
(資本の部)
負債、少数株主持分
及び資本合計
― 15 ―
0.1
△1,638
当中間連結会計期間末
(平成18年9月30日)
前連結会計年度の
要約連結貸借対照表
(平成18年3月31日)
構成比
金額(百万円)
(%)
区分
注記
番号
(純資産の部)
Ⅰ 株主資本
1 資本金
50,000
2.8
―
―
50,000
2 資本剰余金
129,172
7.2
―
―
129,172
3 利益剰余金
△38,926
△2.2
―
―
△38,926
4 自己株式
△38
△0.0
―
―
△38
株主資本合計
140,206
7.8
―
―
140,206
Ⅱ 評価・換算差額等
1 その他有価証券
評価差額金
3,910
0.2
―
―
3,910
2 繰延ヘッジ損益
△7
△0.0
―
―
△7
3 土地再評価差額金
18,839
1.1
―
―
18,839
4 為替換算調整勘定
4,349
0.2
―
―
4,349
評価・換算差額等合計
27,091
1.5
―
―
27,091
Ⅲ 少数株主持分
828
0.1
―
―
828
純資産合計
168,126
9.4
―
―
168,126
1,797,404
100.0
―
―
負債純資産合計
金額(百万円)
― 16 ―
構成比
(%)
比較増減
金額(百万円)
1,797,404
② 中間連結損益計算書
区分
注記
番号
当中間連結会計期間
(自 平成18年4月1日
至 平成18年9月30日)
百分比
金額(百万円)
(%)
Ⅰ 営業収益
338,093
100.0
Ⅱ 営業費
310,484
91.8
1 運輸業等営業費及び売上原価
294,611
※1
15,872
営業利益
27,609
8.2
Ⅲ 営業外収益
2,277
0.7
1 受取利息
58
2 受取配当金
607
3 バス路線運行維持費補助金
350
4 持分法による投資利益
53
5 その他
1,206
Ⅳ 営業外費用
11,634
3.5
1 支払利息
11,096
2 その他
538
経常利益
18,251
5.4
Ⅴ 特別利益
3,480
1.0
※2
1,770
2 販売費及び一般管理費
1 固定資産売却益
2 工事負担金等受入額
6
3 補助金受入益
11
4 投資有価証券売却益
0
5 特定都市鉄道整備準備金取崩額
1,421
6 貸倒引当金戻入額
58
7 その他
211
Ⅵ 特別損失
7,224
2.1
1 減損損失
※7
1,874
2 固定資産売却損
※3
478
3 固定資産除却損
※4
381
4 工事負担金等圧縮損
6
5 投資有価証券評価損
607
3,706
6 事業再編損
※5
7 その他
170
税金等調整前中間純利益
14,507
4.3
法人税、住民税及び事業税
2,094
0.6
※6
2,213
0.6
法人税等調整額
5,008
1.5
少数株主損失
818
0.2
中間純利益
6,009
1.8
過年度法人税、住民税及び事業税
(注) 当社は前連結会計年度末(第1期の期末日)を連結開始日とみなしているため、前連結
会計年度の連結損益計算書はありません。
― 17 ―
③ 中間連結剰余金計算書
当社は前連結会計年度末(第1期の期末日)を連結開始日とみなしているため、前連結会計年度の
連結剰余金計算書はありません。
④ 中間連結株主資本等変動計算書
当中間連結会計期間(自 平成18年4月1日 至 平成18年9月30日)
株主資本
資本金
資本剰余金
利益剰余金
自己株式
株主資本合計
50,000
129,508
△44,939
△5,970
128,598
中間連結会計期間中の変動額
欠損填補
△336
336
役員賞与 (注)
△46
△46
中間純利益
6,009
6,009
土地再評価差額金の取崩
20
20
自己株式の処分
△307
5,935
5,628
自己株式の取得
△3
△3
株主資本以外の項目の中間連結
会計期間中の変動額(純額)
中間連結会計期間中の変動額合計
(百万円)
─
△336
6,012
5,931
11,607
50,000
129,172
△38,926
△38
140,206
平成18年3月31日残高(百万円)
平成18年9月30日残高(百万円)
評価・換算差額等
その他
繰延ヘッジ 土地再評価
有価証券
損益
差額金
評価差額金
為替換算
調整勘定
評価・換算
差額等合計
少数株主
持分
純資産合計
3,808
─
18,859
6,351
29,019
1,638
159,256
中間連結会計期間中の変動額
欠損填補
─
役員賞与 (注)
△46
中間純利益
6,009
土地再評価差額金の取崩
20
自己株式の処分
5,628
自己株式の取得
△3
株主資本以外の項目の中間連結
会計期間中の変動額(純額)
102
△7
△20
△2,002
△1,927
△809
△2,737
中間連結会計期間中の変動額合計
(百万円)
102
△7
△20
△2,002
△1,927
△809
8,870
3,910
△7
18,839
4,349
27,091
828
168,126
平成18年3月31日残高(百万円)
平成18年9月30日残高(百万円)
(注) 平成18年6月の定時株主総会における利益処分項目であります。
― 18 ―
⑤ 中間連結キャッシュ・フロー計算書
当中間連結会計期間
(自 平成18年4月1日
至 平成18年9月30日)
区分
注記
番号
金額(百万円)
Ⅰ 営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前中間純利益
14,507
減価償却費
21,189
減損損失
1,874
のれん償却額
33
賞与引当金増加額
741
退職給付引当金減少額
△ 1,572
貸倒引当金減少額
△ 1,352
受取利息及び配当金
△ 666
支払利息
11,096
持分法による投資利益
△ 53
固定資産売却益
△ 1,770
工事負担金等受入額
△ 6
補助金受入益
△ 11
投資有価証券売却益
△ 0
特定都市鉄道整備準備金取崩額
△ 1,421
その他特別利益
△ 211
固定資産売却損
478
固定資産除却損
381
工事負担金等圧縮損
6
投資有価証券評価損
607
事業再編損
3,706
その他特別損失
170
売上債権の増加額
△ 1,206
分譲土地建物及びたな卸資産増加額
△ 1,903
仕入債務の減少額
△ 10,783
前受金の増加額
9,967
その他
10,207
小計
54,008
利息及び配当金の受取額
670
利息の支払額
△ 11,743
法人税等の支払額
△ 4,298
事業再編に伴う退職割増金等支払額
△ 376
営業活動によるキャッシュ・フロー
38,259
― 19 ―
当中間連結会計期間
(自 平成18年4月1日
至 平成18年9月30日)
区分
注記
番号
金額(百万円)
Ⅱ 投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の預入による支出
△ 3,272
定期預金の払戻による収入
1,584
有価証券の売却による収入
70
投資有価証券の取得による支出
△ 16
投資有価証券の売却による収入
519
有形・無形固定資産の取得による支出
△ 13,677
有形・無形固定資産の売却による収入
4,186
短期貸付金純減少額
5
長期貸付による支出
△ 7
長期貸付金の回収による収入
32
工事負担金等受入による収入
3,651
投資活動によるキャッシュ・フロー
△ 6,924
Ⅲ 財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金等純減少額
△ 9,234
長期借入による収入
4,870
長期借入金の返済による支出
△ 44,185
鉄道・運輸機構に対する未払金減少額
△ 2,654
配当金の支払額
4
自己株式の売却による収入
5,630
自己株式の取得による支出
△ 3
財務活動によるキャッシュ・フロー
△ 45,572
Ⅳ 現金及び現金同等物に係る換算差額
△ 68
Ⅴ 現金及び現金同等物の減少額
△ 14,305
Ⅵ 現金及び現金同等物の期首残高
121,267
※1
106,961
Ⅶ 現金及び現金同等物の中間期末残高
(注) 当社は前連結会計年度末(第1期の期末日)を連結開始日とみなしているため、前連結
会計年度の連結キャッシュ・フロー計算書はありません。
― 20 ―
中間連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項
当中間連結会計期間
(自 平成18年4月1日
至 平成18年9月30日)
項目
1 連結の範囲に関する事項
2 持分法の適用に関する事
項
前連結会計年度
(平成18年3月31日)
(イ)連結子会社の数 119社
主要な連結子会社の名称は「企
業集団の状況」に記載しているた
め省略しております。
当中間連結会計期間より、新規
設立によって江古田駅整備㈱及び
㈱下田プリンスホテルを連結子会
社に含めております。
西武総合設備㈱及び西武リニュ
ーアル㈱は、当中間連結会計期間
中に清算結了したことにより連結
子会社から除外しております。
(イ)持分法適用の関連会社数 2社
会社名
㈱池袋ショッピングパーク、
㈱北九州プリンスホテル
(イ)連結子会社の数 119社
主要な連結子会社の名称は「企
業集団の状況」に記載しているた
め省略しております。
(ロ)持分法を適用していない関連会社
3社
会社名
㈱交通新報社、三協組合、
ユートピアライフ㈱
利益剰余金(持分に見合う額)等
からみて、持分法の対象から除い
ても中間連結財務諸表に及ぼす影
響が軽微であり、かつ全体として
重要性がないため持分法の適用範
囲から除いております。
(ロ)持分法を適用していない関連会社
3社
会社名
㈱交通新報社、三協組合、
ユートピアライフ㈱
利益剰余金(持分に見合う額)等
からみて、持分法の対象から除い
ても連結財務諸表に及ぼす影響が
軽微であり、かつ全体として重要
性がないため持分法の適用範囲か
ら除いております。
(イ)同左
(ハ)持分法適用会社のうち、中間決算
日が中間連結決算日と異なる会社
については、各社の中間会計期間
に係る中間財務諸表を使用してお
ります。
― 21 ―
(ハ)持分法適用会社のうち、決算日が
連結決算日と異なる会社について
は、各社の事業年度に係る財務諸
表を使用しております。
項目
3 連結子会社の中間決算日
(決算日)等に関する事項
4 会計処理基準に関する事
項
当中間連結会計期間
(自 平成18年4月1日
至 平成18年9月30日)
連結子会社のうち、ロケラニリゾー
トコーポレーションほか28社の中間決
算日は6月30日又は7月31日でありま
す。中間連結財務諸表の作成に当たっ
てはそれぞれの中間決算日現在の中間
財務諸表を使用し、中間連結決算日と
の間に生じた重要な取引については、
連結上必要な調整を行っております。
なお、セイブアラスカの中間決算日
は3月31日であり、6月30日現在で実
施した仮決算に基づく中間財務諸表を
使用しております。
また、横浜緑地㈱の中間決算日は2
月28日であり、中間連結決算日現在で
実施した仮決算に基づく中間財務諸表
を使用しております。
(イ)重要な資産の評価基準及び評価方
法
①有価証券
満期保有目的の債券
償却原価法(定額法)
その他有価証券
時価のあるもの
中間連結決算日の市場価格等
に基づく時価法
(評価差額は全部純資産直入法に
より処理し、売却原価は移動平
均法により算定)
時価のないもの
移動平均法に基づく原価法
なお、投資事業有限責任組合
及びそれに類する組合への出資
(証券取引法第2条第2項により
有価証券とみなされるもの)につ
いては、組合契約に規定される
中間決算報告日に応じて入手可
能な最近の決算書を基礎とし、
持分相当額を純額で取り込む方
法によっております。
②分譲土地建物…土地は分譲地別総平
均法及び個別法に基づく原価法、
建物は個別法に基づく原価法によ
り評価しております。
③たな卸資産……各業種に応じ、個別
法・先入先出法・総平均法・移動
平均法・最終仕入原価法に基づく
原価法及び先入先出法による低価
法により評価しております。
④デリバティブ…時価法
― 22 ―
前連結会計年度
(平成18年3月31日)
連結子会社のうち、ロケラニリゾー
トコーポレーションほか28社の決算日
は12月31日又は1月31日であります。
連結財務諸表の作成に当たってはそれ
ぞれの決算日現在の財務諸表を使用
し、連結決算日との間に生じた重要な
取引については、連結上必要な調整を
行っております。
なお、セイブアラスカの決算日は9
月30日であり、12月31日現在で実施し
た仮決算に基づく財務諸表を使用して
おります。
また、横浜緑地㈱の決算日は8月31
日であり、連結決算日現在で実施した
仮決算に基づく財務諸表を使用してお
ります。
(イ)重要な資産の評価基準及び評価方
法
①有価証券
満期保有目的の債券
同左
その他有価証券
時価のあるもの
決算期末日の市場価格等に基
づく時価法
(評価差額は全部資本直入法によ
り処理し、売却原価は移動平均
法により算定)
時価のないもの
移動平均法に基づく原価法
なお、投資事業有限責任組合
及びそれに類する組合への出資
(証券取引法第2条第2項により
有価証券とみなされるもの)につ
いては、組合契約に規定される
決算報告日に応じて入手可能な
最近の決算書を基礎とし、持分
相当額を純額で取り込む方法に
よっております。
②分譲土地建物…同左
③たな卸資産……同左
④デリバティブ…同左
当中間連結会計期間
(自 平成18年4月1日
至 平成18年9月30日)
項目
(ロ)重要な減価償却資産の減価償却の
方法
①有形固定資産
当社及び運輸事業の減価償却の方法
主として定率法を採用しており
ます。ただし、平成10年4月1日
以降取得の建物(建物附属設備を除
く)については、定額法を採用して
おります。
その他の事業の減価償却の方法
主として定額法を採用しており
ます。
なお、主な資産の耐用年数は以
下のとおりであります。
建物及び構築物 2~75年
機械装置及び運搬具 2~20年
②無形固定資産
定額法を採用しております。た
だし、ソフトウェア(自社利用分)
については、社内における利用可
能期間(5年)に基づく定額法を採
用しております。
前連結会計年度
(平成18年3月31日)
(ロ)重要な減価償却資産の減価償却の
方法
①有形固定資産
運輸事業の減価償却の方法
同左
その他の事業の減価償却の方法
同左
②無形固定資産
同左
(ハ)重要な引当金の計上基準
①貸倒引当金
債権の貸倒れによる損失に備える
ため、一般債権については貸倒実績
率により、貸倒懸念債権等特定の債
権については、個別に回収可能性を
勘案し回収不能見込額を計上してお
ります。
②賞与引当金
従業員に支給する賞与に充てるた
め、支給見込額に基づき計上してお
ります。
③退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、
当連結会計年度末における退職給付
債務及び年金資産の見込額に基づ
き、当中間連結会計期間末において
発生していると認められる額を計上
しております。過去勤務債務は、そ
の発生時の従業員の平均残存勤務期
間以内の一定の年数(主として10年)
による定額法により費用処理してお
ります。数理計算上の差異は、各連
結会計年度の発生時における従業員
の平均残存勤務期間以内の一定の年
数(主として10年)による定額法によ
り按分した額をそれぞれ発生の翌連
結会計年度から費用処理することと
しております。
― 23 ―
(ハ)重要な引当金の計上基準
①貸倒引当金
同左
②賞与引当金
同左
③退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、
当連結会計年度末における退職給付
債務及び年金資産の見込額に基づき
計上しております。過去勤務債務
は、その発生時の従業員の平均残存
勤務期間内の一定の年数(主として10
年)による定額法により費用処理して
おります。数理計算上の差異は、そ
の発生時の従業員の平均残存勤務期
間内の一定の年数(主として10年)に
よる定額法により翌連結会計年度か
ら費用処理することとしておりま
す。
当中間連結会計期間
(自 平成18年4月1日
至 平成18年9月30日)
項目
(ニ)特別法上の準備金
特定都市鉄道整備準備金は、特
定都市鉄道整備促進特別措置法第
8条の規定により計上しておりま
す。
前連結会計年度
(平成18年3月31日)
(ニ)特別法上の準備金
同左
(ホ)重要なリース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主に移
転すると認められるもの以外のフ
ァイナンス・リース取引について
は、通常の賃貸借取引に係る方法
に準じた会計処理によっておりま
す。
(ホ)重要なリース取引の処理方法
同左
(ヘ)重要なヘッジ会計の方法
当社及び連結子会社3社におい
て、ヘッジ会計を行っておりま
す。
①ヘッジ会計の方法
金利スワップについて、特例処理
を採用しております。ただし、一部
の金利スワップについては、繰延ヘ
ッジ処理を行っております。
②ヘッジ手段とヘッジ対象
変動金利長期借入金に対しての利
息を対象として金利スワップ取引を
利用しております。
③ヘッジ方針
金利変動リスクを回避するため
に、ヘッジ会計の要件を満たす範囲
内でヘッジを行っております。
④ヘッジ有効性評価の方法
金利スワップの特例処理によるも
のは、有効性の評価を省略しており
ます。また、繰延ヘッジ処理による
金利スワップについては、金利スワ
ップの受取キャッシュ・フローの累
計とヘッジ対象の支払キャッシュ・
フローの累計を比較し、その変動額
の比率により有効性を評価しており
ます。
― 24 ―
(ヘ)重要なヘッジ会計の方法
同左
①ヘッジ会計の方法
同左
②ヘッジ手段とヘッジ対象
同左
③ヘッジ方針
同左
④ヘッジ有効性評価の方法
同左
項目
5 中間連結キャッシュ・フ
ロー計算書(連結キャッシ
ュ・フロー計算書)におけ
る資金の範囲
当中間連結会計期間
(自 平成18年4月1日
至 平成18年9月30日)
(ト)その他中間連結財務諸表作成のた
めの基本となる重要な事項
①消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理
は税抜方式によっております。
②工事負担金等の処理
鉄道事業等における諸施設の工事
等を行うに当たり、連結子会社13社
は地方公共団体等より工事費の一部
として工事負担金等を受けておりま
す。
これらの工事負担金等は、工事完
成時に当該工事負担金等を取得した
固定資産の取得原価から直接減額し
て計上しております。
なお、中間連結損益計算書におい
ては、工事負担金等受入額を特別利
益に計上するとともに、固定資産の
取得原価から直接減額した額を工事
負担金等圧縮損として特別損失に計
上しております。
手許現金、要求払預金及び取得日か
ら3ケ月以内に満期日の到来する流動
性の高い、容易に換金可能であり、か
つ、価値の変動について僅少なリスク
しか負わない短期的な投資からなって
おります。
― 25 ―
前連結会計年度
(平成18年3月31日)
(ト)その他連結財務諸表作成のための
基本となる重要な事項
①消費税等の会計処理
同左
②工事負担金等の処理
鉄道事業等における諸施設の工事
等を行うに当たり、連結子会社13社
は地方公共団体等より工事費の一部
として工事負担金等を受けておりま
す。
これらの工事負担金等は、工事完
成時に当該工事負担金等を取得した
固定資産の取得原価から直接減額し
て計上しております。
当社は期末日を連結開始日とみなし
ており、第1期の連結キャッシュ・フ
ロー計算書はないため、記載する事項
はありません。
会計方針の変更
当中間連結会計期間
(自 平成18年4月1日
至 平成18年9月30日)
前連結会計年度
(平成18年3月31日)
(貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準)
当中間連結会計期間より、「貸借対照表の純資産の部
の表示に関する会計基準」(企業会計基準第5号 平成17
年12月9日)及び「貸借対照表の純資産の部の表示に関す
る会計基準等の適用指針」(企業会計基準適用指針第8号
平成17年12月9日)を適用しております。
これまでの資本の部の合計に相当する金額は、167,305
百万円であります。
なお、当中間連結会計期間における中間連結貸借対照
表の純資産の部については、中間連結財務諸表規則の改
正に伴い、改正後の中間連結財務諸表規則により作成し
ております。
――――――――――
表示方法の変更
当中間連結会計期間
(自 平成18年4月1日
至 平成18年9月30日)
(中間連結貸借対照表関係)
前連結会計年度において、連結調整勘定として掲記されていたものは、当中間連結会計期間からのれんと表示し
ております。
― 26 ―
注記事項
(中間連結貸借対照表関係)
当中間連結会計期間末
前連結会計年度末
(平成18年9月30日)
(平成18年3月31日)
※1 有形固定資産の減価償却累計額 723,223百万円
※1 有形固定資産の減価償却累計額 718,862百万円
なお、減価償却累計額には、減損損失累計額が含
なお、減価償却累計額には、減損損失累計額が含
まれております。
まれております。
※2 担保資産及び担保付債務
※2 担保資産及び担保付債務
長期借入金460,426百万円、1年以内返済予定の
長期借入金528,484百万円、1年以内返済予定の
長期借入金(短期借入金)192,826百万円、短期借入
長期借入金(短期借入金)162,739百万円、短期借入
金415,966百万円、鉄道・運輸機構長期未払金
金414,565百万円、鉄道・運輸機構長期未払金
66,550百万円、鉄道・運輸機構未払金(流動負債
69,304百万円、鉄道・運輸機構未払金(流動負債
「その他」)5,383百万円の担保に供しているもの
「その他」)5,284百万円の担保に供しているもの
は次のとおりであります。
は次のとおりであります。
(財団抵当)
(財団抵当)
土地
143,196百万円
土地
143,837百万円
建物及び構築物
157,507百万円
建物及び構築物
157,255百万円
機械装置及び運搬具
37,648百万円
機械装置及び運搬具
40,397百万円
有形固定資産「その他」
1,860百万円
有形固定資産「その他」
2,085百万円
計
340,213百万円
計
343,575百万円
(その他担保に供している資産)
(その他担保に供している資産)
分譲土地建物
13,021百万円
定期預金
10百万円
土地
494,551百万円
有価証券
20百万円
建物及び構築物
187,683百万円
分譲土地建物
13,311百万円
機械装置及び運搬具
28百万円
土地
496,591百万円
有形固定資産「その他」
5百万円
建物及び構築物
193,192百万円
機械装置及び運搬具
30百万円
計
695,290百万円
計
703,156百万円
※3 固定資産の取得原価から直接減額された工事負担
金等累計額は次のとおりであります。
83,666百万円
※4 特別法上の準備金
特定都市鉄道整備準備金は、特定都市鉄道整備
促進特別措置法第8条の規定により計上しており
ます。
5 保証債務
下記の借入金等に対して次のとおり保証を行っ
ております。
住宅ローン保証
485百万円
提携ローン保証
894百万円
その他
257百万円
合計
1,637百万円
6 受取手形割引高及び受取手形裏書譲渡高
受取手形割引高
208百万円
受取手形裏書譲渡高
335百万円
合計
544百万円
※3 固定資産の取得原価から直接減額された工事負担
金等累計額は次のとおりであります。
83,660百万円
※4 特別法上の準備金
同左
5 保証債務
下記の借入金等に対して次のとおり保証を行っ
ております。
住宅ローン保証
526百万円
提携ローン保証
937百万円
その他
104百万円
合計
1,568百万円
6 手形割引高及び裏書譲渡高
― 27 ―
584百万円
当中間連結会計期間末
(平成18年9月30日)
――――――――――
8 当社及び連結子会社1社においては、運転資金の
効率的な調達を行うため金融機関3行及び1社と貸
出コミットメント契約を締結しております。
なお、当中間連結会計期間末における借入未実行
残高等は次のとおりであります。
貸出コミットメントの総額
20,056百万円
借入実行残高
46百万円
差引額
20,010百万円
前連結会計年度末
(平成18年3月31日)
※7 投資有価証券のうち11,190百万円については貸株
に供しており、その担保として受け入れた金額を流
動負債「その他」に5,529百万円計上しております。
8 当社及び連結子会社1社においては、主に運転資
金の効率的な調達を行うため金融機関3行及び1社
と貸出コミットメント契約を締結しております。
なお、当連結会計年度末における借入未実行残高
等は次のとおりであります。
貸出コミットメントの総額
24,901百万円
借入実行残高
4,800百万円
差引額
20,101百万円
※9 純資産額及び利益の維持に係る財務制限条項
※9 純資産額及び利益の維持に係る財務制限条項
当社における以下の借入金等に関して、次のと
当社における以下の借入金等に関して、次のと
おり確約しております。また、確約内容に反した
おり確約しております。また、確約内容に反した
場合は、当該債務について期限の利益を喪失する
場合は、当該債務について期限の利益を喪失する
可能性があります。
可能性があります。
(借入金等)
(借入金等)
短期借入金
12,000百万円
短期借入金
8,000百万円
長期借入金
27,800百万円
長期借入金
39,800百万円
合計
39,800百万円
合計
47,800百万円
その他、上記「8」に記載する貸出コミットメ
その他、上記「8」に記載する貸出コミットメ
ントの総額のうち、20,000百万円についても対象
ントの総額のうち、24,000百万円についても対象
となっております。
となっております。
(確約内容)
(確約内容)
・各年度の決算期末及び中間期末における連結貸
・各年度の決算期末及び中間期末における連結貸
借対照表において、資本の部の合計を1,415億円
借対照表において、資本の部の合計を1,415億円
以上に維持すること。
以上に維持すること。
・各年度の決算期末の連結損益計算書において、
・各年度の決算期末の連結損益計算書において、
営業損益が2期連続して損失とならないように
営業損益が2期連続して損失とならないように
すること。
すること。
連結子会社である㈱横浜八景島における以下の
連結子会社である㈱横浜八景島における以下の
借入金に関して、次のとおり確約しております。
借入金に関して、次のとおり確約しております。
また、確約内容に反した場合は、当該債務につい
また、確約内容に反した場合は、当該債務につい
て期限の利益を喪失する可能性があります。
て期限の利益を喪失する可能性があります。
(借入金等)
(借入金等)
短期借入金
9,332百万円
短期借入金
334百万円
長期借入金
9,165百万円
合計
9,499百万円
(確約内容)
(確約内容)
・各年度の決算期末における㈱横浜八景島の貸借
・各年度の決算期末における㈱横浜八景島の貸借
対照表において、資本の部の合計を前年同期比
対照表において、資本の部の合計を前年同期比
75%以上かつ10億円以上に維持すること。
75%以上かつ10億円以上に維持すること。
・各年度の決算期末における㈱横浜八景島の損益
・各年度の決算期末における㈱横浜八景島の損益
計算書において、営業損益が2期連続して損失
計算書において、営業損益が2期連続して損失
とならないようにすること。
とならないようにすること。
― 28 ―
当中間連結会計期間末
前連結会計年度末
(平成18年9月30日)
(平成18年3月31日)
※10 セール・アンド・リースバック取引
※10 セール・アンド・リースバック取引
連結子会社1社(㈱プリンスホテル)は大磯プリ
連結子会社1社(㈱プリンスホテル)は大磯プリ
ンスホテル及び大磯ロングビーチの土地等につい
ンスホテル及び大磯ロングビーチの土地等につい
てセール・アンド・リースバック取引を実施して
てセール・アンド・リースバック取引を実施して
おります。当該不動産の譲渡取引は買戻予約権を
おります。当該不動産の譲渡取引は買戻予約権を
保有しているため、金融取引として会計処理をし
保有しているため、金融取引として会計処理をし
ております。
ております。
(1) セール・アンド・リースバック取引の対象と
(1) セール・アンド・リースバック取引の対象と
している資産
している資産
土地
11,854百万円
土地
11,854百万円
建物及び構築物
1,152百万円
建物及び構築物
1,125百万円
合計
13,007百万円
合計
12,980百万円
(2) セール・アンド・リースバック取引により調
(2) セール・アンド・リースバック取引により調
達した資金
達した資金
固定負債「その他」
5,129百万円
固定負債「その他」
5,129百万円
(中間連結損益計算書関係)
当中間連結会計期間
(自 平成18年4月1日
至 平成18年9月30日)
※1 販売費及び一般管理費の内訳は次のとおりであります。
人件費
8,738百万円
経費
5,705百万円
諸税
1,134百万円
減価償却費
261百万円
のれん償却額
33百万円
※2 固定資産売却益
主として土地の売却によるものであり、主な売却資産は貨物自動車運送事業の営業所(大阪府大阪市鶴見
区)、沼津ホテル(静岡県沼津市)及びその他遊休資産などであります。
※3 固定資産売却損
主として土地の売却によるものであります。
※4 固定資産除却損
主として建物及び構築物や機械装置及び運搬具の除却によるものであります。
※5 事業再編損
主として、連結子会社である伊豆箱根鉄道㈱におけるホテル事業及び不動産販売事業からの撤退並びに自
動車事業の集約に伴う資産の売却損や割増退職金等であり、主な売却資産は大仁ホテル(静岡県伊豆の国市)
及び藤枝ビュータウン分譲地(静岡県藤枝市)などであります。
※6 過年度法人税、住民税及び事業税
主として、平成18年5月31日以降に連結子会社である㈱プリンスホテル等が税務当局から受けた更正処分
に関する法人税などであります。
― 29 ―
当中間連結会計期間
(自 平成18年4月1日
至 平成18年9月30日)
※7 減損損失
当社グループは、当中間連結会計期間において、次のとおり減損損失を計上いたしました。
(1) 減損損失を認識した主な資産
用途
場所
種類
減損損失
(百万円)
鉄道事業 1件
滋賀県
土地
320
ホテル業 6件
埼玉県他
有形固定資産「その他」他
311
ゴルフ場業 2件
熊本県他
機械装置及び運搬具他
111
スキー場業 8件
秋田県他
建物及び構築物他
244
娯楽・スポーツ業 1件
滋賀県
土地
30
不動産賃貸業 静岡県
土地
577
埼玉県他
土地
277
1件
遊休資産 10件
(2) 資産のグルーピングの方法
当社グループは、遊休資産については個別物件単位に、事業用資産については継続的に収支の把握を
行っている管理会計上の区分を考慮して資産のグルーピングを決定しております。
(3) 減損損失の認識に至った経緯
当初想定していた収益を見込めなくなったことや継続的な地価の下落などにより、資産の帳簿価額を
回収可能価額まで減額し減損損失を認識しております。
(4) 資産区分ごとの減損損失の内訳
土地
1,257百万円
建物及び構築物
213百万円
機械装置及び運搬具
132百万円
有形固定資産「その他」
184百万円
無形固定資産「その他」
56百万円
リース資産
7百万円
その他
22百万円
合計
1,874百万円
(5) 回収可能価額の算定方法
遊休資産及び事業用資産の回収可能価額は正味売却価額により測定しております。正味売却価額は、
不動産鑑定評価基準に基づく鑑定評価額等をもとに算定しております。
(注) 当社は前連結会計年度末(第1期の期末日)を連結開始日とみなしているため、前連結会計年度については
記載する事項はありません。
― 30 ―
(中間連結株主資本等変動計算書関係)
当中間連結会計期間(自 平成18年4月1日 至 平成18年9月30日)
1 発行済株式及び自己株式に関する事項
前連結会計年度末
当中間連結会計期間
株式数(株)
増加株式数(株)
当中間連結会計期間 当中間連結会計期間末
減少株式数(株)
株式数(株)
発行済株式
普通株式
342,124,820
─
─
342,124,820
合計
342,124,820
─
─
342,124,820
自己株式
普通株式
6,165,183
4,177
6,127,000
42,360
合計
6,165,183
4,177
6,127,000
42,360
(変動事由の概要)
普通株式の自己株式の増加数の主な内訳は、次のとおりであります。
単元未満株式の買取りによる増加 4,177株
普通株式の自己株式の減少数の主な内訳は、次のとおりであります。
連結子会社4社が所有していた当社株式の譲渡 6,127,000株
2 新株予約権及び自己新株予約権に関する事項
該当事項はありません。
3 配当に関する事項
(1) 配当金支払額
該当事項はありません。
(2) 基準日が当中間連結会計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当中間連結会計期間末後とな
るもの
決議
株式の種類
配当の原資
配当金の総額
(百万円)
平成18年11月22日
取締役会
普通株式
利益剰余金
855
― 31 ―
1株当たり
配当額
基準日
効力発生日
2円50銭 平成18年9月30日 平成18年12月15日
(中間連結キャッシュ・フロー計算書関係)
当中間連結会計期間
(自 平成18年4月1日
至 平成18年9月30日)
※1 現金及び現金同等物の中間連結会計期間末残高と中間連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係
現金及び預金勘定
110,269百万円
預入期間が3ヶ月を超える定期預金
△3,458百万円
151百万円
現金同等物に含まれる有価証券
現金及び現金同等物
106,961百万円
(注) 当社は前連結会計年度末(第1期の期末日)を連結開始日とみなしているため、前連結会計年度については
記載する事項はありません。
(セグメント情報)
1 事業の種類別セグメント情報
当中間連結会計期間(自平成18年4月1日 至平成18年9月30日)
営業収益
(1) 外部顧客に
対する営業収益
(2) セグメント間の
内部営業収益
又は振替高
計
営業費用
営業利益又は
営業損失(△)
運輸事業
(百万円)
レジャー・
サービス 建設事業
事業
(百万円)
(百万円)
不動産
事業
(百万円)
その他
の事業
(百万円)
計
(百万円)
消去
又は全社
(百万円)
連結
(百万円)
123,666
165,479
31,876
16,201
869
338,093
―
338,093
695
359
3,716
355
254
5,381
(5,381)
―
124,362
165,838
35,592
16,557
1,124
343,474
(5,381)
338,093
108,216
156,128
36,976
13,390
1,083
315,794
(5,310)
310,484
16,146
9,709
△1,383
3,166
41
27,679
(70)
27,609
(注) 1 当社は前連結会計年度末(第1期の期末日)を連結開始日とみなしているため、営業収益、営業費用及び営業
利益(損失)に関する前連結会計年度の事業の種類別セグメント情報はありません。
2 日本標準産業分類をベースに、経営の多角化の実態が具体的かつ適切に開示出来るよう、事業を区分しており
ます。
3 各事業区分の主な事業内容
(1)運輸事業…………………………鉄道事業、バス事業、タクシー事業、貨物自動車運送事業他
(2)レジャー・サービス事業………ホテル業、ゴルフ場業、スキー場業、
娯楽・スポーツ業(野球興行、遊園地他)、商業施設業他
(3)建設事業…………………………建設・土木業、砂利・砕石生産販売業、造園業他
(4)不動産事業………………………不動産賃貸業、不動産販売業他
(5)その他の事業……………………自動車教習所業他
4 営業費用のうち、消去又は全社の項目に含めた配賦不能営業費用は、当社の販売費及び一般管理費の全額で
あります。
当中間連結会計期間
1,128百万円
― 32 ―
2 所在地別セグメント情報
当社は前連結会計年度末(第1期の期末日)を連結開始日とみなしているため、営業収益、営業費用及
び営業利益(損失)に関する前連結会計年度の所在地別セグメント情報はありません。
また、当中間連結会計期間(自平成18年4月1日 至平成18年9月30日)については、全セグメントの営
業収益の合計に占める日本の割合が90%を超えているため、所在地別セグメント情報の記載を省略してお
ります。
3 海外売上高
当社は前連結会計年度末(第1期の期末日)を連結開始日とみなしているため、前連結会計年度の海外
売上高はありません。
また、当中間連結会計期間(自平成18年4月1日 至平成18年9月30日)については、海外売上高が連結
営業収益の10%未満のため、海外売上高の記載を省略しております。
(リース取引関係)
EDINETによる開示を行うため記載を省略しております。
― 33 ―
(有価証券関係)
当中間連結会計期間末(平成18年9月30日)
1 時価のある有価証券
区分
中間連結貸借対照表
計上額(百万円)
時価
(百万円)
差額
(百万円)
(1) 満期保有目的の債券
国債・地方債等
計
区分
(2) その他有価証券
82
79
△2
82
79
△2
取得原価
(百万円)
中間連結貸借対照表
計上額(百万円)
差額
(百万円)
① 株式
39,710
54,632
14,901
② 債券
328
330
1
84
84
△0
244
245
1
40,039
54,962
14,902
国債・地方債等
その他
計
2 時価評価されていない主な有価証券
内容
(1) 満期保有目的の債券
中間連結貸借対照表計上額
(百万円)
① 割引農林債券
33
② 利付金融債券
5
計
(2) その他有価証券
38
① 非上場株式
18,400
② 投資事業有限責任組合及び
それに類する組合への出資
200
③ MMF
151
計
18,751
(注) 有価証券について607百万円(その他有価証券で時価評価されていない非上場株式607百万円)減損処理を行ってお
ります。
なお、当該株式の減損にあたっては、中間連結会計期間末における時価が取得原価に比べ50%以上下落した場合
には全て減損処理を行い、30~50%程度下落した場合には、当該金額の重要性、回復可能性等を考慮して必要と認
められた額について減損処理を行っております。
― 34 ―
前連結会計年度末(平成18年3月31日)
1 その他有価証券で時価のあるもの
取得原価
(百万円)
連結貸借対照表
計上額(百万円)
差額
(百万円)
① 株式
37,661
52,400
14,738
② 債券
847
857
9
国債・地方債等
104
103
△0
その他
742
753
10
38,509
53,257
14,748
計
2 時価評価されていない主な有価証券
(1) 満期保有目的の債券
連結貸借対照表計上額
(百万円)
① 貸付信託受益証券
70
計
(2) その他有価証券
70
① 非上場株式
21,055
② 投資事業有限責任組合及び
それに類する組合への出資
202
③ MMF
150
計
21,408
(デリバティブ取引関係)
EDINETによる開示を行うため記載を省略しております。
― 35 ―
(1株当たり情報)
当中間連結会計期間
(自 平成18年4月1日
至 平成18年9月30日)
1株当たり純資産額
1株当たり中間純利益金額
前連結会計年度
(平成18年3月31日)
489円06銭 1株当たり純資産額
469円02銭
17円63銭 (注) 1 潜在株式調整後1株当たり中間純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
2 当社は前連結会計年度末(第1期の期末日)を連結開始日とみなしており、第1期の連結損益計算書はな
いため、前連結会計年度については1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益は記
載しておりません。
3 1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。 純資産の部の合計額 (百万円)
当中間連結会計期間
(自 平成18年4月1日
至 平成18年9月30日)
前連結会計年度
(平成18年3月31日)
168,126
─
純資産の部の合計額から控除する金額
(百万円)
828
─
(うち少数株主持分)
828
─
普通株式に係る中間期末の純資産額
(百万円)
167,298
─
1株当たり純資産額の算定に用いられ
た中間期末の普通株式の数 (千株)
342,082
─
4 1株当たり中間純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。 当中間連結会計期間
(自 平成18年4月1日
至 平成18年9月30日)
中間純利益金額 (百万円)
6,009
普通株主に帰属しない金額 (百万円)
─
普通株式に係る中間純利益金額 (百万円)
6,009
普通株式の期中平均株式数 (千株)
340,938
― 36 ―
(重要な後発事象)
当中間連結会計期間
(自 平成18年4月1日
至 平成18年9月30日)
前連結会計年度
(平成18年3月31日)
(連結子会社の民事再生手続開始の申立てについて)
連結子会社である伊勢高原リゾート㈱(持分比率
――――――――――
100%)は、平成18年11月16日に民事再生法の規定による
再生手続開始の申立てを東京地方裁判所に行いました。
同社は、三重県津市白山町に立地するゴルフ場(伊勢
高原カントリークラブ)を経営しておりますが、バブル
崩壊後のゴルフ場を取り巻く厳しい事業環境の中、来場
者数の減少傾向や客単価の下落等の理由により、開業以
来業績が低迷し、大幅な債務超過の状態にあります。
また、今後の収益改善の見通しがたたず営業を継続す
ることが困難であることから、同社の親会社である西武
建設㈱の「中期再建計画」に基づき民事再生手続開始の
申立てを行うことを決定いたしました。
なお、伊勢高原リゾート㈱の平成18年3月31日現在の
負債総額は5,033百万円でありますが、損失見込額につい
ては過年度に処理済であり、連結財務諸表に与える影響
は軽微であります。
(自己株式の譲渡について)
――――――――――
平成18年4月下旬から5月下旬にかけて、連結子会社
4社において自己株式(㈱西武ホールディングス株式)の
譲渡をいたしました。
この譲渡は、主にグループ再編の過程で反対株主から
の買取請求により西武鉄道㈱が買取った同社の株式に、
単元未満株式の買取請求により生じた同社の株式を加え
たものを、㈱西武ホールディングス株式に転換後、譲渡
したものであります。
なお、譲渡した株式の数は6,127千株であり、譲渡価額
は5,630百万円であります。
(法人税等の更正について)
――――――――――
平成18年5月31日以降、当社の子会社である㈱プリン
スホテル等が、平成12年3月期から平成15年3月期迄の
4事業年度について、税務当局から更正処分を受けてお
ります。追徴税額は、法人税と延滞税等を合わせて約23
億円の見込みであります。
なお、更正処分を受けた全ての会社は、この更正処分
には不服であり、税務当局に対し異議申し立てを行いま
した。
― 37 ―