MAY.2012 広報 5 No.509 平成 24 年5月号 ■主な内容 町民一致団結し 放射能問題克服 ∼安心して住み続けられる日常生活と 豊かな恵みの大地を取り戻そう∼ 平成 24 年度復興元年当初予算・・・・・・ 2 みんなの心を一つにして新たな一歩 復興こおり創造フォーラムレポート・・・ 桑折町放射能対策推進町民会議設立・・・・ 水田放射性物質吸収抑制対策事業・・・・・ 国保だよりほかお知らせ・・・・・・・・・ まちかどリポート・・・・・・・・・・・・ くらしの情報・・・・・・・・・・・・・・ 生涯学習だより・・・・・・・・・・・・・ 保健だより・・・・・・・・・・・・・・・ 農業委員会だより・・・・・・・・・・・・ 7 12 13 14 16 18 20 22 24 重点施策 平成 年度 24 復興元年 当初予算 ①東日本大震災からの復旧および 原発事故からの克服 ②町民の健康管理 ③災害に強いまちづくり ・人件費 10億 8,156万円(−2,243万円) ・公債費 4億 5,421万円(+1,113万円) ・扶助費 4億 4,258万円(−4,870万円) 投資的経費 6億 4,282万円 7.3% (+2億 4,985万円) ・普通建設事業費 5億 3,331万円(+1億 4,050万円) ・災害復旧事業費 1億 951万円(+1億 935万円) 22.6% 7.3% 70.1% 町税 11億 3,035万円 12.9% (−1億 8,471万円) 歳出 諸収入ほか 7,534万円 0.9% (−742万円) 県支出金 45億 4,744万円 51.8% (+42億 9,622万円) 億 7,700 万円 地方交付税 16億 9,000万円 19.2%(+1億 7,800万円) 依存財源 80.2% ※%は総額に占める構成比 ( )は対前年度増減額を表示 国庫支出金 2億 8,705万円 3.3%(−5,929万円) 平成 年度の当初予 算 は、 重 点 施 策 の 取 組 復旧に充てるため、基金か す。また、東日本大震災の 24 などにより1億8471万 円の減額を見込んでいま 広報こおり 復興元年5月号 2 税は固定資産税の評価替え み と し て、 原 発 事 故 対 らの繰入金は8125万円 43 一般会計当初予算 億0960万円 策に 増額を見込んでいます︵内 訳はグラフのとおり︶ 。 43 ︻依存財源︼ 70 億8664万 円 の 増 額 を 見 込 み ま し た。 主 な 要 因 は、 除 染 事 業 交 付金などによる県支出金 億9622万円の増額と 地方交付税1億7800万 円の増額を見込んでいるた め で す。 一 方 国 庫 支 出 金 は、 児 童 手 当 負 担 金 な ど、 5929万円の減額を見込 んでいます︵内訳はグラフ 42 48 87 を 計 上 し、 予 算 総 額 は H24 (年度) 億7700万円となり H23 ま し た。 前 年 度 に 比 べ る H22 42 ・ H21 億75 20万円︵ H20 と 45 のとおり︶ 。 ●歳出の特徴 ﹁復興こおり創造プラン﹂ に掲げた ﹁7つの基本構想﹂ ごとの主な事業内容につい ては、4ページ∼5ページ をご覧ください。 ︻目的別歳出︼ も上段のグラフに示したと おりです。前年度からの増 減額の大きなものとして は、物件費が原発事故災害 対策による住宅・公共施設・ 道路・農地・果樹の除染関 係委託料、普通建設事業費 が除染活動で出た土砂の仮 置場の整備事業、災害復旧 事業費は被災家屋等解体処 理事業や学校教育施設災害 復旧事業により増額となり ま し た。 ま た、 扶 助 費 は、 児童手当措置費の減額が見 ﹁東日本大震災からの復 45 歳入の8割を占める依存財 源は、 億4282万円で、 億 180万円 億5200万円 0 億5180万円 45 41 7 %︶ の 増 に な り ま し た。 億7700万円 87 40 前年度より 一般会計当初予算額の推移 ︵予算額の推移は次のグラ フを参照︶ 。 (億円) 90 億4150万円 ●歳入の特徴 ︻自主財源︼ 億3418万円で、前 年度より1億1144万円 の減額を見込みました。町 旧・復興﹂および﹁災害に 強い安全で安心なまちづく り﹂に重点を置いた予算配 分になっています。目的別 にみた歳出の内訳は上段の %を占めているの グラフのとおりです。消防 費が約 は、原発事故対策費の新設 により、大幅な増額となっ たためです。また、土木費 は、土木・水路新設改良費 およびまちづくり交付金事 業の事業量の減少により減 額となりました。 17 87 繰越金 5,000万円 0.6%(±0円) 歳入 一般会計 当初予算 53 分担金及び負担金 7,498万円 0.9% (−141万円) 自主財源 19.8% ※うち原発事故対策費 42億 8,529万円 民生費 10億 7,166万円 12.2%(−3,151万円) 込まれます。 【国庫・県支出金】 特定の目的のために国や 県から交付されるお金 【町債】 国や銀行などから借りる お金 【義務的経費】 歳出のうち、その支出が 義務づけられ、簡単に削 減できない経費 【扶助費】 児童や老人、生活困窮者 の援助に関する経費 【物件費】 委託料や賃金、旅費など に関する経費 【繰出金】 他会計や各種基金へ繰り 出すための経費 【補助費等】 さまざまな団体への補助 金・負担金に関する経費 広報こおり 復興元年5月号 町債 2億 8,690万円 3.3%(−2,820万円) 消防費 46億 4,351万円 52.9% (+44億 2,417万円) 目的別 総務費 5億 9,422万円 6.8%(−4,896万円) ︻性質別歳出︼ 3 使用料及び手数料 5,710万円 0.6%(−85万円) 衛生費 5億 1,237万円 5.8%(+1,973万円) 性質別にみた歳出の内訳 【一般会計】 福祉や教育・土木といっ た一般的な事業に使わ れ、町事業の基本となる 会計 【自主財源】 町税や使用料など、町が 自主的に収入できるお金 【依存財源】 地方交付税など、国や県 の意思によって額が決め られ割り当てられるお金 【町税】 町民の皆さんや法人が町 に納める税金 【繰入金】 各種基金の取り崩しや他 会計から繰り入れるお金 【地方交付税】 自治体の財政力に応じて 国から交付されるお金 予備費 1,000 万円 0.1%(±0円) 土木費 5億 2,397万円 6.0%(−8,046万円) 繰入金 3億 4,641万円 3.9% (+8,125万円) 地方譲与税 9,331万円 1.0%(+27万円) 災害復旧費 2,901万円 0.3% (+2,885万円) 公債費 4億 5,421万円 5.2%(+1,113万円) ・物件費 48億 4,576万円(+40億 993万円) ・繰出金 6億 1,726万円(+2,444万円) ・補助費等 5億 4,104万円(+3,817万円) ・維持補修費 6,333万円(−396万円) ・その他 8,844万円(+1,677万円) ー用語の説明ー 総務課財政係☎ 582-2111 地方消費税交付金ほか各交付金 1億 3,812万円 1.6% (−36万円) 教育費 6億 2,199万円 7.1%(+507万円) その他経費 61億 5,583万円 70.1% (+40億 8,535万円) を基本理念とし、 重点施策に基づく事業を最優先した平成 24 年度当初予算を編成しました。 商工費 6,765 万 円 0.8% (−724万円) 農林水産業費 1億 5,744万円 1.8%(−2,718万円) 義務的経費 19億 7,835万円 22.6% (−6,000万円) 「町土の除染なくして復興なし」 「町民の健康なくして復興なし」 「町民の安心なくして復興なし」 予算総額 議会費 9,097万円 1.0% (−1,840万円) < 性質別歳出 > 未曾有の大災害を克服し、やすらぎと希望に満ちた「こおり新時代」を目指して、 特別 会計 平成24年度 特別会計当初予算額 会計名 予算額 国民健康保険 15 億84万円 2.3% 後期高齢者医療 1億4,826万円 2.5% 11億6,861万円 20.8% 介 護 保 険 公共下水道事業 公営 企業 会計 一般の会社と同様に 「独立採算」を原則 とし、水道料金など その事業における収 入で経費をまかなう 会計 前年度比 2億8,711万円 − 21.7% 平成24 年度 公営企業会計当初予算額 会計名 水道事業会計 予算額 前年度比 収益的収入 3億4,306万円 − 5.2% 収益的支出 3億2,846万円 0.5% 資本的収入 3,390万円 − 44.2% 資本的支出 歳入歳出予算総額 2億895万円 − 2.3% 87億7,700万円 平成 24 年度 一般会計当初予算の主な事業 Ⅰ 災害に強い 安全で安心な町 防災・水防対策 ▶防災対策費、水防対策費、県総合情報通信ネットワーク関係費、地域防災訓練の実施など 消防・防火対策 ▶伊達地方消防組合負担金、消防団運営費、消防施設の維持管理、住宅用火災警報器設置補助など 湛水防除対策等用排水路整備事業▶上郡地区用排水路整備事業、伊達崎排水機場維持管理費 水路新設改良事業(柿ノ口地区) 385万円 2 億 285万円 2,858万円 572万円 Ⅱ みんなで支える 健康で人に優しい町 【新規】放射性物質及び放射線対策 ▶ホールボディカウンタによる内部被ばく検査、放射線健康アドバイザーの配置、食品放射能測定事業など 生活習慣病等予防対策 ▶各種(がん)検診事業、 【新規】若い人の健康診査事業、【新規】放射線健康リスクによる診査事業など 地域医療体制の充実 ▶公立藤田総合病院負担金、伊達地方病院群輪番制協議会への補助など 国民健康保険特別会計への繰出金 後期高齢者医療特別会計への繰出金 福島県後期高齢者医療広域連合負担金 【新規】災害援護資金貸付金 障がい者福祉事業 高齢者福祉事業 ▶老人クラブ連合会及びシルバー人材センターへの支援、福祉タクシー券助成事業など 介護保険特別会計への繰出金 2,431万円 2,319 万円 7,339万円 9,696万円 5,096万円 1 億4,472万円 1,750万円 1 億 9,022万円 2,636万円 1 億 7,678万円 Ⅲ 自然豊かで住みやすい 美しい町 【新規】原発事故対策 ▶除染の推進:仮置場の整備及び安全管理、住宅除染、公共施設除染、道路除染、農地除染、空間放射線 42 億 8,529万円 量測定事業、線量低減化活動団体に対する支援など ▶賠償請求:東京電力㈱への損害賠償請求、損害賠償請求に関する相談支援など 被災家屋等解体処理事業 8,000万円 ごみ収集と処理 1 億 2,059万円 ▶一般廃棄物収集運搬業務委託費、伊達地方衛生処理組合負担金 住宅用太陽光発電システム設置費補助 300万円 森林保全事業(松くい虫防除事業など) 1,575万円 半田山自然公園管理運営費 1,062万円 良好な景観形成事業 ▶まちづくり交付金事業(旧伊達郡役所前電柱類地下埋設工事、旧伊達郡役所前多目的 8,692万円 広場整備工事JR桑折駅北側広場整備工事など) 公共下水道事業特別会計への繰出金 1 億 3,583万円 合併処理浄化槽設置整備事業(災害により拡充) 1,407万円 町上水道第3次・第4次拡張事業負担金 412 万円 水道事業建設工事出資金 3,000万円 5 広報こおり 復興元年5月号 【消防費】 消防・水防・災害対策(原 発事故対策を含む)に使 うお金 【民生費】 高齢者・障がい者・児童 などの福祉や保育所など に使うお金 【教育費】 幼稚園、小学校、中学校 などの教育・文化・スポー ツ振興などに使うお金 【総務費】 町政全般の管理経費など に使うお金 【土木費】 道路や公園の整備・維持 管理などに使うお金 【衛生費】 各種検診や予防接種、ご み処理などに使うお金 【公債費】 借入金(町債)の返済に 使うお金 【農林水産業費】 農林水産業の振興や農道・ 林道などの整備に使うお 金 【議会費】 議会運営に使うお金 【商工費】 商工業や観光振興などに 使うお金 【災害復旧費】 災害によって生じた被害 の復旧に使うお金 費 目 予算額 対前年度増減額 消防費 363,001 346,452 民生費 83,775 542 教育費 48,623 2,077 総務費 46,452 −2,075 土木費 40,961 −4,643 衛生費 40,054 2,885 公債費 35,508 2,078 農林水産業費 12,308 −1,622 7,112 −1,140 商工費 5,289 −361 災害復旧費 2,268 2,256 782 27 議会費 予備費 合 計 町民1人当たりの歳出予算額 (単位:円) 保険料など、町税以 外の特定の収入があ る会計で、収入の使 い道が決まっている 会計 686,132 ※平成 24 年4月1日現在の住民基本台帳人口 12,792人を基に算出 Ⅳ 復旧と復興 快適に生活できる町 国土利用計画策定 ▶【新規】「国土利用計画(第5次) 」策定 都市計画推進 ▶【新規】東北中央自動車道関連南部開発調査、【新規】都市計画基礎調査など 道路新設改良事業(国道4号拡幅事業関連、目古町線) 道路等維持管理 「桑折町住生活基本計画」の策定 住宅関係支援事業 ▶一部損壊住宅修繕工事費助成事業、【新規】住宅等災害復旧資金利子補給 公営住宅管理 公営住宅災害復旧事業 322万円 1,292万円 5,041万円 6,139万円 446万円 2,035万円 997万円 400万円 Ⅴ 未来を拓く 子育て支援と学びの町 母子保健事業 ▶妊婦健康診査、乳幼児健康診査、出産育児一時金の国保会計への繰出金など 予防接種事業 ▶小児用肺炎球菌、ヒブ、子宮頸がん予防など 子ども(0歳から 15 歳)医療費助成事業 児童館・放課後児童健全育成事業 児童手当給付事業 桑折町こども園管理運営 ▶醸芳保育所管理運営費、各地区幼稚園管理運営費、【新規】放射線量低地域での園 外活動費など 小中学校管理運営 ▶指導主事・特別支援教育支援員の配置、小中学校管理運営費、 【新規】プール水核種測定 検査など 学校給食の運営 ▶=給食センター管理運営費、【新規】食品放射能測定器による全量検査など 学校教育施設災害復旧事業(睦合小学校浄化槽) 生涯学習の推進 ▶生涯学習社会教育関係費、成人式成人のつどいなど スポーツ振興事業 ▶各種大会や教室の開催、【新規】体力測定会の開催、総合型地域スポーツクラブ活動支援 など 史跡・文化財保護事業 1,474万円 2,177万円 5,365万円 2,632万円 1 億 8,794万円 1 億 1,882万円 7,713万円 1 億530万円 2,100万円 8,335万円 549万円 1,029万円 Ⅵ ⑦大災害に負けない 活力ある町 農業生産体制の確立 ▶農業委員会運営費、【新規】東日本大震災農業経営対策特別資金保証料補助金など 農産物の生産振興 農村環境の整備 ▶農業基盤整備事業、伊達西根堰土地改良区に対する補助、 【新規】半田沼基幹水利ストッ クマネジメント事業など 農業・林道施設災害復旧事業 ▶【新規】林道南半田赤坂線、林道湧水線、林道成田線災害復旧工事など 商工振興事業、地域振興事業 ▶商店街活性化に対する補助、地域振興事業に対する補助 プレミアム付共通商品券発行事業補助金 中小企業経営合理化資金預託金 緊急雇用創出事業基金事業 ▶直接雇用(臨時職員):地域商業の震災復興・活性化推進事業、食品放射能濃度測定事業など ▶間接雇用(業務委託):観光回遊拠点施設を活用した観光復興PR事業委託 1,451万円 1,002万円 779万円 367万円 693万円 112万円 3,101 万円 3,305 万円 Ⅶ 絆を支える 住民が主役の町 広報広聴の推進 ▶「広報こおり」「復興情報」の発行、町政モニター制度、ホームページ運用管理など 町内会活動の活性化 総合計画策定(総合計画「復興こおり創造プラン」概要版印刷製本費 546 万円 1,477 万円 58 万円 広報こおり 復興元年5月号 4 【表1】平成 23年度各会計予算額 会 計 名 当初予算額 一 般 会 計 最終予算額 45億 180万円 64億 1,614万円 19億 1,434万円 特別会計 国民健康保険 14億 6,738万円 15億 2,211万円 5,473 万円 後期高齢者医療 1億 4,465万円 1億 4,229万円 − 236万円 介 9億 6,763万円 11億 5,191万円 1億 8,428万円 護 保 険 公共下水道事業 公営企業 会 計 3億 6,680万円 5 億 61万円 1億 3,381万円 収益的収入 3億 6,203万円 3億 4,746万円 − 1,457万円 水道事業 収益的支出 会 計 資本的収入 3億 2,680万円 3億 4,138万円 1,458万円 6,080万円 8,499万円 2,419万円 資本的支出 2 億1,389万円 2億 4,436万円 3,047- 万円 【表2】平成 24 年度への繰越事業 事 業 名 予算額 〈繰越明許〉 7 億 1,622万円 1 除染対策事業 1 億 3,069万円 ・除染作業委託、仮置場設置工事など 2 農林地除染対策事業 1 億 8,730万円 ・樹園地、水田の放射性物質低減化対策事業 復興への力強い一歩を踏み出すため、醸芳中学校吹奏楽部の元気な演奏で幕を開けた 3 災害復旧事業 2 億 6,476万円 農業用施設災害復旧事業 みんなの心を一つにして新たな一歩 東日本大震災と原発事故から約1年が経った4月1日。 桑折町総合計画『復興こおり創造プラン』策定にあたって審議会委員として携わった町民有志が主唱し、 今なお続く困難な状況を克服し、町民の心を一つにして確かな未来を築くためのフォーラムを開催しました。 フォーラムでは「震災と原発事故を経験して思うこと」をテーマとした子どもたちと町長との意見交換、 そして「復興への決意」をテーマに発災からの一年間を振り返ったシンポジウムが行われました。 4月号でお伝えできなかった、生の声をお届けします。 2,584万円 ・農業用水路の災害復旧工事 林道災害復旧事業 720万円 ・林道産ヶ沢線、南半田赤坂線 文教施設災害復旧事業 1 億 1,903万円 ・公民館、旧郡役所、学校給食センター 防災行政無線局設備復旧事業 1 億 1,269万円 ・防災無線局設備復旧工事 4 災害等廃棄物処理事業 20 413万円 10 0 ・成田ため池災害復旧工事 合 計 7億 2,035万円 66万円 金 5,566万円 7万円 その他(目的別基金の合計) 11億 1,088万円 3億 9,830万円 合 24億 3,670万円 4億 4,978万円 奨 学 基 基 計 国民健康保険 特別会計 国民健康保険給付費 支 払 準 備 基 金 8,695万円 8万円 介護保険 特別会計 介護給付費準備基金 3,617万円 − 4,298万円 介護保険臨時特例基金 0 万円 − 208万円 公共下水道事業特別会計 (億円) 21 21 22 22 H19 H20 H21 H22 15 10 5 0 20 (億円) 15 10 5 0 H23(年度) 21 H23(年度) 水道事業会計 19 18 H19 H20 17 16 H21 H22 億6829万円 1 億 9,980万円 発 45 億9327万円 金 開 H22 億7746万円 6万円 H21 億2715万円 1 億 3,355万円 H20 億9348万円 金 基 H19 億9088万円 5,070 万円 地 基 45 億1606万円 9 億 3,681万円 債 整 対前年度増減額 金 土 調 H23度末現在高 45 億 190万円 基金名 45 億8806万円 20 【表3】各基金の現在高 一般会計 25 47 億4409万円 413万円 億4192万円 30 億1325万円 1 農業用施設災害復旧事業 1,086万円 億6572万円 40 〈事故繰越〉 一般会計 50 (億円) 億9728万円 ※『復興こおり創造プラン』の概要は、広報こおり4月号に掲載しています。 また今後、概要版を全世帯に配布する予定です。 ・消防用備品の整備 減 【各種基金(貯金)の現在高】 各会計ごとの基金現在高(平成 23 年度末)については【表3】の とおりです。 億6607万円 より良く新しい町を自分たちの手で 市町村の復興計画策定会議では、必ず子どもたち の安全・安心の確保が話題になります。子どもたち が安全で安心に暮らせるということは、大人たちも 安全で安心に暮らせるということです。 現在は多くの場面において﹁安全﹂と﹁安心﹂ しかし、 が持つ言葉の意味に大きな溝があります。この溝を 埋めるためには、信頼関係を築くことが大切です。 信頼関係を築き上げていくためには、包み隠さな い情報の提供と明確な説明が必要です。そして、最 終的には各々が判断することが重要になります。つ まり、自分たちの手で創り上げていくということに つながるのです。 し た が っ て﹁ 復 興 こ お り 創 造 プ ラ ン ﹂ に お け る、 素晴らしい3つのスローガンに敬意を表したいと思 います。ここにある総合計画のように、この大災害 の経験を生かしながら、よりよく新しい桑折町を皆 さん達の手で創り上げていただきたいと思います。 広報こおり 復興元年5月号 さん 7 山川 充夫 愛知県出身。平成2年から福島 大学経済学部教授となり、平成 20 年には学長特別補佐、今年 4月からは「うつくしまふくし ま未来支援センター長」 に就任。 福島県復興ビジョン検討委員会 をはじめ県内市町村の復興計画 策定に数多く携わっている。 シンポジウム﹁復興への決意﹂ コーディネーター ◉やまかわ・みつお 463万円 6 養護老人ホーム施設修繕事業補助金 政 【各会計の借入金残高の推移】 一般会計、公共下水道事業特別 会計の借入金(町債) 、水道事業 会計の借入金(企業債)の残高の 推移は【グラフ1】のとおりです。 なお、町債については、その元利 償還金の一定割合が「地方交付税」 に算入・交付されるものを活用し、 後年度における財政負担の軽減を 図っています。 【グラフ1】 5 消防団安全対策施設整備事業 財 【平成 23 年度の最終予算】 平成 23 年度の各会計の最終予 算額については【表1】のとおり です。そのうち「一般会計」では、 当 初 予 算 額 と 比 較 し て、19 億 1,434 万円の増額になりました。 これは、東日本大震災、および台 風 15 号による災害復旧事業や原 発事故による放射性物質低減化対 策事業によるものが多くを占めて います。なお、それらを含む総額 7億 2,035 万円の事業が年度内に 完了が出来なかったことから、平 成 24 年度への繰越事業となりま した。その主な内容については 【表 2】のとおりです。 1 億 1,798万円 ・被災家屋等解体処理事業 会計区分 平成23年度 下半期財政状況 増減額 15 H23(年度) 広報こおり 復興元年5月号 6 ■半田山の除染を早く 醸芳小6年・ 橘 優さん ︱橘 僕が桑折町にして欲しいこと は、除染です。その中でも、半田 山 の 除 染 を 早 め に し て も ら っ て、 またハートレイクやホタル、桜な どを見に行きたいです。 ︱町長 半田山と半田沼は、桑折町の大 ながっていくと思います。 ■通学路を除染して 15 切な宝の一つです。それを以前の ように戻すため、まずは6月まで に壊れた道路を通れるように修復 します。同時に、除染を早急に進 めたいのですが、山の有効な除染 方法については国の方でも明確に 決まっておりません。国の考えが 決ったら、すぐに除染に取り掛か ります。そして、一日でも早く以 前のように、みんなが自然に親し める癒しと憩いの場所を取り戻し ます。 ■町の野菜を給食で食べたい ■桃の安全性分かって欲しい 睦合小6年・古山 翔 太さん ︱古山 給食に桑折町の野菜や果物が出 なくなってしまったので、早く町 で採れた農産物を食べたいと思っ ています。 ︱町長 これまでは、町で採れた農産物 を給食に使ってきましたが、原発 事故の影響で、他地域の食材を選 択せざるを得ませんでした。しか し、給食センターにも食品放射能 濃度測定器を導入したので、食材 の全量検査の徹底することで、安 心して食べられると分かったもの から少しずつ給食にも使っていき たいと思います。 長期にわたって検査し、町民皆さ んの健康をお守りしていきます。 ■他の被災地の支援、醸中生に できることは ■病気の補償の働きかけを 醸芳中3年・佐藤 敦史さん ︱佐藤 震災の影響でまだまだ復興でき ていない市町村や仮設住宅の方々 に、桑折町として少しでもできる ことがあれば支援する必要がある のではないでしょうか。そのため に醸中生に何か手伝えることがあ れば教えて欲しいです。 ︱町長 仮設住宅には、自治会や集会所 もできましたので、楽しい時間を 過ごしたり話し合ったりする機会 を作っていきます。その方々を勇 気づけるため、中学生の皆さんか ら の 協 力 が 得 ら れ る の で あ れ ば、 大変心強いです。 ︱佐藤 万が一、近い将来、子どもたち が 病 気 で 苦 し む こ と に な っ た 時、 病気の補償などで国や県へ働きか ける考えが町にはありますか。 ︱町長 ホールボディカウンタを導入し ましたので、長期にわたって町民 の 皆 さ ん の 健 康 を お 守 り し ま す。 ︱古山 僕は睦合の桃について学習しま した。 桑折町の桃が大好きなので、 安全に食べられるということをみ んなに分かってもらいたいと思い ます。 ︱町長 桑折町の桃は本当に美味しいで す。 年間続けて、皇室へ献上さ れてきたことが、桑折産桃の品質 の高さや農家の方々の努力と技術 の高さを立証しています。 今後は、 私も東京などに出向いて﹁やっぱ り桑折町の桃が日本一だ﹂と言わ れるよう、積極的にPRしていき たいと考えています。 醸芳中3年・加藤 佳耶子さん ■子どもの健康チェック定期的に ■﹁ここで働きたい、住み続け たい﹂と思える町に 万が一身体への影響があった場合 は、国や東京電力に責任をしっか りと果たしてもらいます。 ︱佐藤 みんなが使う公共施設だけで も、すぐに除染して欲しいと思い ます。 ︱町長 公共施設については第2段階目 の除染作業を速やかに実施しま す。学校周辺については授業に支 障がないように除染を進めます。 ︱岡崎 私は、桑折町も他の県や市との 交流を深めて、震災などの困った 時に助け合えるような関係を築い ていくといいと思います。 ︱町長 桑折町は、東京都の荒川区と昨 年の7月に防災協定を結びまし た。また、昨年の校外活動で行っ た七ヶ宿町も、以前からイベント などで桑折町と交流してきた町で す。これからも、いろいろな地域 伊達崎小6年・岡崎 こころさん ■他の地域などとの協力は ■瓦礫をリサイクルすれば 18 ︱加藤 未 だ に 放 射 能 の 不 安 が あ る で、 町に子どもたちの健康を定期的に 見守って欲しいです。 ︱町長 皆さんは、ご家族にとっても桑 折町にとっても大切な宝ですの で、 皆さんの健康もお守りします。 そして、原発事故の起因者に対し ては、 強く責任を求めていきます。 ︱加藤 仮設住宅に住む方とボランティ アなどを通して関わり、小・中学 生でも力になれればと思います。 ︱町長 と交流し、協力関係を築いていき たいと思います。 ︱岡崎 今回の震災で瓦礫がたくさん出 てしまったので、それらを片付け るだけではなく、リサイクルする といいと思います。そして、木を 細 か く し、 粘 土 に す る な ど し て、 被災した子どもたちに配って欲し いです。 ︱町長 瓦 礫 の リ サ イ ク ル に つ い て は、 とても良い提案だと思います。し かし、県内の瓦礫については放射 能の関係で、再利用が難しい状況 です。今後、研究が進み、放射性 物質で汚染された瓦礫でも、しっ かり除染し活用できる方法が見つ かれば、原発事故災害の克服につ 皆さんの人を思いやる気持ちを 実行に移せるよう、いろいろと考 えていきたいと思います。 ︱加藤 被災した町でも﹁ここで働きた い、住み続けたい﹂と思える町に なって欲しいです。 ︱町長 この国難を克服し、安心して住 み続けられる桑折町をつくりま す。これは、長い闘いになると思 いますが、大きくなったら、私た ちと一緒に﹁復興こおり﹂を成し 遂げる人材の一人として力を貸し てください。 8 広報こおり 復興元年5月号 広報こおり 復興元年5月号 9 半田醸芳小6年・斎藤 千夏さん 町長が自ら座長となり、小中学生と意見交換しました ︱斎藤 通学路などの放射線量を調べて もらい、高い場所があったら除染 して欲しいです。 ︱町長 桑折町では、町を250m 四方 に区切って放射線量を測定してき たところ、他の市町村の一部よう に線量が高い地域はありませんで した。しかし、ホットスポットが 見つかれば、すぐに除染していき ますので、ご安心いただければと 思います。また、通学路について は、先生方の協力も得まして、線 量を承知しています。今後は花壇 や遊具、ベランダなど学校周辺の 除染も進めていきます。 ︱斎藤 町で買ったホールボディーカウ ンタは、いつから使えるようにな るのですか。 ︱町長 3月 日から検査が始まってい ます。妊婦の方から小さいお子さ ん、小学生の順番で進めています ので、通知が届いたら﹁やすらぎ 園 ﹂に 来 て く だ さ い。 そしてこの 検査は一回だけでは終わりません。 (左から)橘優さん・古山翔太さん・岡崎こころさん・町長・斎藤千夏さん・ 佐藤敦史さん・加藤佳耶子さん テーマ 「震災と原発事故を経験して思うこと」 子どもたちの ﹁心の健康﹂ への配慮と早急な除染を 今回の東日本大震災により、一 番傷を負ったのは我々人間です。 食料や燃料を手に入れることが できないというのは、とても不自 由でした。そして、原発事故災害 によって、さらに不自由な生活に 追 い 込 ま れ、 今 も 不 安 が 付 き ま とっています。 震災後、スクールバスの運行を 行っていた際、あるお子さんが学 校到着後バスへ泣きながら戻って きました。理由はバスの中にマス クを忘れたからでした。憶測です が、外でマスクを外すと大変なこ とになるとでも、親から言われて いたのでしょうか。子どものこと を心配するのは当然ですが、親の 言葉掛け一つで子どもの心に放射 能以上の悪影響を与えてしまって いるのではないかと感じました。 また、風評被害も切実です。県 外のある小学校からバス運行の応 援要請を受けた際、最終的に学校 横山 充さん 歳の娘が 私には6歳の息子と います。昨年3月 日は、息子と テ レ ビ を 見 て い ま し た。 す る と、 緊急地震速報が鳴り﹁地震がくる な﹂くらいの気持ちでいたら、と んでもない大きな揺れがきまし た。家の中に居ることができず息 子 と 外 に 出 ま し た が、 瓦 は 落 ち、 塀は倒れ、揺れはなかなか収まら ず⋮とても恐ろしく長い地震でし の除染が進み、 制限がある中でも、 た。揺れが落ち着いてから娘のこ 外で遊ぶことができ、ほっとした とを車で迎えに行きました。地域 ことを覚えています。しかし、同 交流センターの中では、端の方に 時に活動制限というものに不安が 座っている子や泣いている子、固 あり、それは今でも付きまとって まってしまっている子がいまし います。 た。 み ん な 大 変 な 恐 怖 と 不 安 で そのため、通学路などの除染を いっぱいだったでしょう。それか いち早く進めていただきたいと思 ら、娘を見つけて安心し、無事に います。また、これまでは放射能 保護してくださった先生方に感謝 に対しての知識を持ち合わせてお しました。 らず、子どもに対しての説明も不 十分でした。これから、放射能問 その後、まさか原発事故が起き る と は 思 っ て も み ま せ ん で し た。 題の解決には長い月日がかかりま 放射能に対する知識もなかったの すので、子どもたち自身も正しい で、親として子どもにどう説明し 知識を身につけ、自分の子どもた たらいいのか分かりませんでし ちにも教えられるように理解を深 た。小さい子にとって、放射能と めていって欲しいと思っておりま いうものを理解するのは難しいこ す。 とですし、これまでのように外遊 そして、国や県、町には子ども びができないことに困惑していた たちの健康を長期にわたって見 と思います。 守っていただきたいということを お願いしたいと思います。 こうした中で、小学校や幼稚園 11 11 福島県の農産物が見直される時期が来ると信じ、 今よりももっと安全でいいものを作り続ける! 醸芳こども園PTA会長 齋藤 美恵子さん ることを考え、 実践していきましょう! 逆境にくじけず、大震災と原発事故 災害を経験した私たちだからこそでき ことにつながっていくと信じます。 びと暮らしていける環境を残していく たちや孫たちの世代に、笑顔でのびの そしてそのことが、未来を担う子ども いて取り組んでいくことだと思います。 合って、考えて、ぶつかって、汗をか や問題について、一つ一つ真剣に向き たことでなく、一人一人が身近な課題 めになすべきことは、実はそう大それ 私たちの前に立ちはだかる壁はとて も高く厚いものですが、それを崩すた ろうと思います。 とって、もっとも重要な課題になるだ か と い う こ と が、 こ の 先 の 私 た ち に 子どもたちや農業をいかに守っていく ど り 着 き ま す。 こ の よ う に 考 え て も、 健全な体を作ることだという考えにた 私たちの存在意義をごくシンプルに 見てみると、種の保存と、そのために とを、とても悔しく思います。 が、今苦境に立たされているというこ 誇らしく感じていました。そんな農業 業で、桑折町が農業の町であることを ま た、 町 の 基 幹 産 業 で あ る 農 業 は、 知れば知るほど奥が深く素晴らしい産 えながら、この地で暮らしています。 のが正しいのだろうかという思いを抱 して、何が本当で、どんな行動をとる 私も、7歳と5歳の子どもを持つ親と 今、放射能が人体に及ぼす影響につ い て は、 い ろ い ろ な 情 報 が あ り ま す。 このフォーラムに、広報担当は取材 でなく、司会進行役で参加しました。 通学路などのいち早い除染と子どもの健康管理を 決 意 12 側から﹁福島のバスは来ないでく れ﹂と回答がありました。放射能 のことを心配してのことだと思い ますが、その先生方の判断が正し かったのか、今でも疑問です。 こうした中、感動したこともあ りました。避難所の子どもたちが 自主的に行動し、大人に交じって 手助けをしている姿を見た時、将 来を担う子どもたちを大変頼もし く思いました。また、校庭の表土 除去によって、屋外での活動制限 が一部解除となった日、醸中校庭 から聞こえてきた生徒たちの歓声 には、感極まりました。あの日の 様子を思い出す度に、涙を抑える ことができなくなってしまいま す。本当に町には、 校庭表土除去、 除染活動だけでなく、教室のエア コン設置などにも早急に対応して い た だ き 感 謝 し た い と 思 い ま す。 桑折町の子どもたちは本当に幸せ です。 今後、桑折町には放射能・放射 線に対しての正確な知識と情報を 習得すると共に、通学路や公共施 設などの除染を早急に進め、より 安全で安心な生活にするために努 力 し て い た だ き た い。 も ち ろ ん、 我々PTAも最大限の協力を惜し みません。 後藤 益男さん りももっといい物を作ります。しか 害賠償を受けましたが、それには し、福島産ということで、売れなく 所得税がかかりました。落胆して ては困るので、安全性をPRし、県 いた農家が、賠償金を元手に立ち 上 が ろ う と し て い た の に ⋮ で す。 外の人にも食べていただけるように して欲しいと思います。 私個人としては釈然としないもの ある時、農業の大先輩から﹁今は があります。 一番の底だから、後は上がっていく そんな放射能問題で頭を抱えて だけだ。これから必ずよくなる﹂と いる折、県の果樹研究所から樹体 励まされました。私たちは、希望を を洗ったり樹皮を剥ぎ取ったりす 失わず、この言葉を信じて、この地 れば、線量が低下するという報告 を前よりももっと素晴らしい豊かな がありました。行政や生産者など 恵みの大地に再生・復興させようで が一丸となって、昨年の 月から 産地再生のため果樹一本一本を高 はありませんか。 圧洗浄しました。 さらに、今月から町内の全水田 への放射性物質吸収抑制剤の散布 と深耕作業が始まります。大変な 作業ですが、安全な農産物を出荷 するため、成し遂げなければなり ません。同時に、今も土壌に残っ ている放射性物質の問題も解決し なければなりません。世界中の英 知を結集して、この問題に取り組 んでもらいたいと思います。農林 水産業の復興がなくては、日本の 復興はないのです。 私は、農業従事者として、いつ か福島県の農産物が見直される時 期が来ると信じ、安全で良い農産 物を作り続けます。そして、今よ 桑折町PTA連絡協議会会長 広報こおり 復興元年5月号 10 11 広報こおり 復興元年5月号 桑折町認定農業者会副会長 今、私たち農家は、震災や原発 事故などの影響で、先行きの見え ない不安な気持ちでいます。避難 区域では、餓えた乳牛が生き延び るために牛舎の柱をかじっていま したが結局その牛たちは餓死して しまったそうです。かわいがって 育てた酪農家の方の気持ちは私た ち の 想 像 を 絶 す る も の で し ょ う。 同じ農業を営む者として大変心が 痛みます。 桑 折 町 は 果 樹 栽 培 が 盛 ん で す。 あかつきの品質は日本一と言って もいいでしょう。生産者や農協な どが一体となって、今日の桑折町 の桃ブランドを築き上げてきまし た。 しかし、それが原発事故によっ て 傷 つ け ら れ、 桃 の 価 格 は 低 下。 さらに、あんぽ柿も生産自粛にな り、米は農協の倉庫から出ていか ない状況です。東京電力からは損 復興 への Topix 桑折町放射能対策推進町民会議設立 放射性物質に関する新基準値 ︵=100 ㎏/ ︶ を 超 え る 田村の地域において、食品の 桑折町では平成 年産米の 緊急調査で、旧睦合村と旧半 しました。 射性物質吸収抑制対策事業と してゼオライトの散布を実施 町では、町内すべての水田 から安全安心な米が出荷でき るよう、田植えの前に水田放 町では放射能汚染というか つ て な い 大 き な 問 題 に 対 し、 町全体が一丸となって立ち向 かっていくため﹃放射能対策 計画を策定して、財政および 人的支援を得ながら取り組ま て取り組むとしながらも、桑 折町のような年間1∼ m の範囲の市町村は、除染実施 国は汚染の除去に責任を持っ 推進町民会議﹄を設立、その 設立総会が4月 日、J A桑 した。 の承認や活動計画の確認を 行 い ま し た。 また、小中学生 や保護者、農家の代表者が現 在の状況に対する思いとこれ この町民会議では、安心し なければばらなくなりました。 て住み続けられる平穏な日常 受け身の姿勢では町民を守 生活を取り戻し、豊かな恵み れないという現実が明らかに 300人を超す町民は、その 切実な生の声に、放射能問題 克服への思いを強くしました。 からのあり方などについての 意見を発表し、総会に集った 折総合支店ふれあいホールで 開催されました。 昨年3月 日に発生した東 が平均的でないこともあっ て、県と町で米の管理計画を 策定し、新基準値を超える米 制限対象となってしまいまし た。 しかし、検出された放射性 セシウム︵以下﹁セシウム﹂︶ 濃度やその地理的分布の状況 水田へのゼオライトの散布 は計画にのっとった取組みの 第1段階で、稲の苗がセシウ 件として、作付が可能となり ました。 ゼ オ ラ イ ト を 散 布 す る の は、 この性質を利用して、セシウ ムを吸着させて閉じ込め、稲 の苗に放射性物質が取り込ま れないようにするためです。 また、写真︵㊤︶を見ると分 かるように、ゼオライトと共 に稲の肥料となるケイ酸カリ もまいています。 施しました。 ゼオライトは多孔質構造 ︵スポンジのように無数の穴 を持つ︶の鉱物で、物質を吸 着 す る 性 質 を 持 っ て い ま す。 を流通させないことを前提条 東京電力㈱と国へ大会決議書提出 セシウムはこのカリ肥料と 似た性質を持っていることか ら、カリ肥料が土壌に不足す ると、代わりにセシウムを積 効果をねらっています。 この作業は、果樹除染の時 同様、町の米農家の人たちが 自ら行っています。 4地区それぞれの農家が作 業を行っていますが、遅れて いる地区に他地区の班が応援 に入るなど、いつもの米作り にはない作業により遅れた田 植え作業を、一日でも早く開 始できるようにするため、力 年産米が出荷制限の憂き 目に遭わないよう、そして桑 折のおいしいお米を多くの人 た ち に 食 べ て も ら え る よ う、 作付けにこぎつけなきゃなら ない。 ﹂と話していました。 良ければいいという問題では ないから、遅れているところ があれば手伝って、みんなで れがあります。ゼオライトと を合わせて頑張っていまし 併せてまくのはこれを回避す た。 る た め で、 こ う す る こ と で、 応援に入ったある農家の人 セシウムを﹁ゼオライトに閉 は﹁本当なら自分の仕事をや じ 込 め ﹂﹁ ケ イ 酸 カ リ を 多 く りたい気持ちはある。けれど して吸収を抑制する﹂という も、これは自分のところだけ 東電廣瀬常務取締役に要求書提出 ※設立総会の詳細については6月号でお伝えします。 大会決議が承認された総会 の最後には、参加者全員で団 結﹁ ガ ン バ ロ ー﹂ を 三 唱 し、 一人一人が主体的に放射能問 題克服に取組んでいく決意 と、真の復興に向け心を一つ にしました。 る﹃桑折町放射能対策推進町 民会議﹄の設立に至りました。 そ こ で、 町 長・ 町 議 会 議 長・行政連絡員連合会長が発 起人となり、全町民で組織す Sv の大地を再生させるため﹁町 なり始めた時、町ではいち早 く 原 発 事 故 対 策 室 を 設 置 し、 民みんなで﹂除染や仮置き場 各町内会や団体などの協力を の設置、健康管理の推進など について真剣に考えたり、活 いただきながら対応を進めて 動に取り組んでいくことを目 きましたが、その中で、町民 指します。 が一丸となってこの放射能問 題に取り組む必要に迫られま 設 立 総 会 で は、 設 置 要 綱 20 北地方太平洋沖地震に伴う東 京電力㈱福島第一原子力発電 所の事故。これにより、わた したちのかけがえのない大切 な町土が瞬く間に放射性物質 で 汚 染 さ れ て し ま い ま し た。 その結果、主力の桃をはじめ とした農作物の出荷制限や風 評被害による価格の暴落、ブ ランド品目のあんぽ柿が生産 自粛とされるなど、町を支え る産業である農業が大変な苦 境に立たされ、また、放射線 の外部被ばくによる健康被害 や、放射性物質を含んだ食べ 物の摂取による内部被ばくへ の不安など、地震の被害から 立 ち 直 り つ つ あ る 今 も な お、 わたしたちの日常生活も、放 射能という見えない敵におび やかされています。 これらの責任は、東京電力 ㈱ と 国 に あ る の は 明 ら か で、 本来であればそこが責任を 持 っ て 対 処 す べ き こ と で す。 米の生産が確認されたことか ら、 年産稲については作付 水田放射性物質吸収抑制対策事業 11 ムを吸い上げるのをできる限 り抑えようとするもので、万 全を期してすべての水田に実 桑折町民の思い届ける 極的に吸い上げてしまうおそ 農家の人たちは精一杯頑張っ ています。 基準値 100Bq/㎏を超える米が確認された生産者の 水田では、ゼオライト+ケイ酸カリの散布だけでなく 『深耕』を行いました。 トラクターに『ディスクローター』という機具を取 り付け、約 15 ∼ 20㎝の深さまで掘り返しました。 なお、基準値超えが認められなかった農家でも、万 全を期して、例年よりも深く耕す作業を行っています。 24 広報こおり 復興元年5月号 12 13 広報こおり 復興元年5月号 24 23 髙橋町長と半澤町議会議長は5月2日、去る4 月 23 日に承認された町民会議の大会決議書を携 え、東京電力㈱と国を訪問し、原発事故に伴う要 求書を提出。事故以来、町民が大変な思いの中で 生活していることなどについて力説しながら、財 政支援や中間貯蔵施設の早急な整備、確実・迅速・ 柔軟な賠償などを要求しました。 午前は東京電力㈱本社を訪れ廣瀬直己常務取締 役(次期社長)に、午後は石原洋三郎衆議院議員 と亀岡義尚県議会議員にも同席いただき、高山智 司環境大臣政務官、および総理官邸に本多平直内 閣総理大臣補佐官を訪れ、それぞれに大会決議書 (=要求書)を提出。環境省、文部科学省、復興庁 と対応が多岐にわたる福島県については本多内閣 総理大臣補佐官から「総理官邸もしっかり後押し していきたい」との言葉をいただきました。 ディスクローターを使った深耕作業 みんなで放射能の脅威に立ち向かおう Bq 23 町内すべての水田の作付と、 安全安心な米の出荷のために あなたの力をみんなの力に Information 浅尾日出夫 北 郷 渡 辺 一 男 松 原 下 菅 野 勝 利 中 郷 幕 田 金 一 牛 沢 関 根 勉 南 郷 佐藤久仁夫 下 成 田 浅 野 松 治 下郡上代 佐 藤 秀 雄 上 成 田 木 村 徳 衛 下 郡 下 清 水 佐 藤 春 夫 藤 倉 知 昭 訪 池田喜貝雄 下万正寺 大 槻 敏 光 内ノ馬場 半 澤 照 勝 西 町 髙 橋 克 也 中 屋 敷 奥 田 輝 治 桐 ケ 窪 土 屋 勲 菅 野 義 家 坂 町 緑 上 文 生 中 北 佐 藤 喜 義 平 沢 氏 家 照 覚 田 町 松 野 正 夫 銀 陣 屋 吉 田 賢 一 本 町 松 浦 博 保 栗 武 田 圭 司 桑 島 大 野 俊 昭 舘 沢 大 内 一 夫 御 免 町 安孫子慶一 北 伊達崎地区 町 森 谷 政 信 北 沢 蓬田藤兵衛 関 ノ 内 稲 村 哲 雄 東 上 町 鈴 木 一 吉 前 屋 敷 蓬 田 國 弘 下 半 田 安孫子辰男 西 古 山 健 一 六 丁 目 片 平 三 雄 上 佐 藤 正 美 道 林 中 宍 戸 正 大 畑 佐 藤 一 男 下 高 屋 阿 部 重 夫 桑 島 西 菅 野 敏 中 屋 敷 岡 﨑 忠 一 久保八幡 松 原 英 男 桑折宿舎 工 藤 信 悦 吉 沼 相 原 豊 治 荒 屋 敷 羽根田義信 根 岸 朽木二三夫 追 分 古 山 正 夫 上郡上代 佐 藤 庄 司 坂 下 谷 津 鶴 雄 睦合地区 松 原 上 佐 藤 敏 博 24 半田地区 諏 南 年度行政連絡員が決まりました 桑折地区 松 原 中 平成 平成 24 年度の行政連絡員 51 人が 決まりました。 住民と行政とのパイプ役としてご尽 力いただきます。(敬称略) 国保だより ▶学生用被保険者証・退職者医療制度届出のこと・・ 保健福祉課国保係(やすらぎ園) 税務住民課住民窓口係(本庁舎1階)☎ 582-2114 ☎ 582-1133 70 歳から 75 歳未満までの国保加入者が医療機 関などに支払う自己負担割合は、4月から平成 25 年3月 31 日まで「1割」に据え置かれました。自 己負担割合が「3割」の人は変更ありません。 新しい高齢受給者証は、すでに3月末に郵送して います。お手持ちの古い高齢受給者証は、保健福祉 課(やすらぎ園)または税務住民課へ返却してくだ さい。 受給者証の更新は、毎年8月です。平成 23 年中 の所得・収入に基づいて自己負担割合(「1割」ま たは「3割」)の判定を行って、8月より使用でき る高齢受給者証を郵送いたします。 長年、勤めていた会社を退職し、現在国保に加入 している人で、厚生年金や共済年金などを受給され る 65 歳未満の人およびその被扶養者(妻や子など) は「退職者医療制度」に該当します。 該当要件を以下に示しますので、対象となる人は 早めに届け出をしてください。 「退職者医療制度」の財源は、国保税や町の負担金 のほか、その人が勤めていた職場の健康保険からの 拠出金で成り立っています。そのため、該当する人 がこの制度を利用しないで医療を受けると、本来健 康保険の拠出金が負担する医療費分まで、国保税が 負担することになってしまいます。 みなさんからお預かりしている大切な国保税です。 対象となる人は忘れずに届け出をするようにしてく ださい。 ■対象要件 ◉次の条件にすべてあてはまる人とその被扶養者 ①国保に加入している 65 歳未満の人 ②厚生年金や共済年金などを受給する人で、加入 期間が 20 年以上、もしくは 40 歳以降で 10 年以 上の加入期間がある人 ※被扶養者とは、退職者医療に該当する人と生計を ともにし、主にその人の収入によって生活を維持し ている年間の収入が 130 万円未満の人を言います。 ◉現在、国民健康保険退職被保険者証をお持ちの人 は、再度届け出する必要はありません。 ■届け出に必要なもの 国民健康保険証、年金証書、印鑑 学生用の保険証を交付 全地区無料送迎で参加しやすく! 元気・いきいき体操で介護予防 町では、介護予防のため地区単位で元気・いきいき 体操を実施しています。 介護予防とは、元気な人が要介護状態にならないよ うに、また介護が必要な人もできるだけ機能を維持・ 改善できるようにすることです。 ●送迎希望者は三協ハイヤーに連絡してください。 ☎ 582-2255 【注意点】 ①申し込むとき、必ず「元気いきいき体操の送迎」 と言ってください(一般の利用者と区別するため)。 ②当日8時 30 分までに申し込んでください。 ■実施予定 事前申込みは不要です。会場に直接おいでください。 月 日 場 所 5 月 22 日 ㈫ 6月 5日㈫ 第5期︵平成 ∼ 介護保険事業計画決定 24 年度︶ 50 第4期の基準額と比べ て約 %の上昇となり 月額4,895円 94.7% 会において決定されま 24,885,000 26,258,400 ︵年額58,700円︶ 渋谷建設㈱ 【平成24∼26年度の基準額】 月額: 4, 895円 年額:58, 700円 (100 円未満切り捨て) ※対第4期比:+50.3% した。 94.6% となりました。 22,155,000 23,407,650 町では、なるべく介 護状態にならないよ ㈱近藤組 3年間を目標に﹃やす 15 広報こおり 復興元年5月号 字上桜田 地内 A/B×100 う、なっても悪化しな 桑折町南半田 落札率 (B) いよう引き続き地域包 除染土砂等仮置場 指名競争 4 月16 日 入 札 (上桜田)設置工事 字大割東 地内 予定価格 (A) 括支援センターを中心 桑折町伊達崎 落札決定額 に、包括的なサービス 除染土砂等仮置場 指名競争 4 月16 日 入 札 (大割東)設置工事 落札者 提供のできる地域ケア 工事(委託)箇所 体制整備に努めていき 工事(委託)名 ます。 入札日 26 24 保健福祉課 入札の 方法 65 高齢介護係 ☎582︱1134 【平成24 年4月入札執行分】(単位:円・税込み) 【基本理念】 ①高齢者の自立支援と生きが いづくりの推進 ②介護予防の推進 ③介護保険サービスの充実 ④地域生活支援体制の充実 ⑤計画の推進体制 24 らぎと希望に満ちた ともに支える 人にや 町が発注した公共事業の入札結果は次のとおりです。なお、これより前 の入札結果については、町のホームページおよび総務課において閲覧で きます。 総務課財政係☎ 582-2111 【基本理念】 やすらぎと希望に満ちた ともに支える 人にやさしいまち こおり さしいまち こおり﹄ を基本理念とし、5つ 保健福祉課高齢介護係☎ 582-1134 の基本方針で構成して ≪第5期介護保険事業計画≫ います。 伊達崎公民館 の総給付費と 歳以上 睦合公民館 の被保険者数をもとに 6 月 19 日 ㈫ 桑折公民館 介護保険料は、サー ビスに係る今後3年間 9時40分∼11時30分 算定します。 その結果、 6 月 12 日 ㈫ 半田公民館 年 4 月 か ら は、 入札結果報告 時 間 平成 ■対象者 65 歳以上の人 (65 歳未満で参加希望の人は、65 歳以上 の人を誘って一緒においでください) お住まいの地区以外のどの地区でも参加で きます。 ■時間 9時 40 分∼ 11 時 30 分 ■内容 体操 「誰でもできるボールを使った簡単体操」 ■送迎 今年度は全地区どこでも無料送迎します。 国保加入者で、大学や専門学校などへの進学のた め桑折町から住所を移す人に、学生用の国民健康保 険被保険者証(マル学被保険者証)を交付します。 ■届出に必要なもの 国民健康保険証、印鑑、在学証明書(4月1日以 降の日付のもの) 現在修学中で前年にマル学被保険者証の交付を受 けた人も更新の必要がありますので、忘れずに更 新手続きを行ってください。 卒業した人は、マル学被保険者証の返還をしてく ださい。 就職などで、社会保険に加入したときは桑折町国 保の資格喪失手続きをしてください。 第5期計画が町介護 保険事業計画策定委員 退職者医療制度該当の届出を この計画は、平成 年度から平成 年度の 高齢者の自己負担割合は据え置きに 26 広報こおり 復興元年5月号 14 地区の話題や行事などがあれば、情報をお寄せください。 連絡先:まちづくり課☎ 582-2115 まで まちかどリポート 希望と期待を胸に 各小中学校で入学式 ㊨名前を呼ばれると大き な声で返事をし、しっか りと起立できました (半田醸芳小) 激励金交付 聖光学院春の選抜出場で主将氏家くんに 長女・昌代さんのオカリナと入所 者の合唱に、涙するヤヘさん 菅野会長、町長、渡邉原発事故対策室長 100歳おめでとう! 永井ヤヘさんに知事賀寿贈呈 緊張よりも楽しみの方が大きいと 話す、松山さん㊧と山本さん㊨ 桑折ライオンズクラブ(菅野泰弘会長)から、 4月 20 日、 除染活動に役立ててほしいと、高圧洗浄機 16 台が町に寄 贈されました。 これは桑折ライオンズクラブが上部組織へ要望して実 現したもので、世界中からの寄附が元手になっているも のです。 寄贈された洗浄機は、町民の皆さんへの貸し出し用と して活用します。貸し出し予約は、原発事故対策室(☎ 582-2123)で受け付けていますので、どうぞご利用く ださい。 写真左から板垣泰一副会長、藤倉実さん、熊坂勇司さん、 無事成虫となるよう願いを込めな がら、そっと川に放つ子どもたち 「夢ほたる・こおり」 (石幡政子会長)主催のホタルの 幼虫放流会が4月 29 日、うぶかの郷で開かれ、親子連れ など約 50 人が参加しました。 町でおなじみとなっていたこのイベント、昨年は、震 災により水槽が壊れ、幼虫が死んでしまうなどして開催 できず、今回2年ぶりの開催となりました。 放流の前に、事務局長・阿部公嗣さんからのお話でホ タルの生態と環境について理解を深めた参加者たちは、 1匹ずつケースに入ったホタルの幼虫を愛しげに眺め、 元気に育って光り輝く姿を見せてくれることを祈りなが ら、そっと川に放ちました。 激励金交付 バウンドテニスで全国大会出場 町の除染に役立てて ライオンズクラブが高圧洗浄機寄贈 枝垂れ桜が美しい常称寺(柴田宣広住職)で4月 22 日、 今年もピアノとフルートのアンサンブルによるコンサー トが、午前と午後の2回開催されました。 このコンサートは今年で6回目。福島市を中心にチャ リティーコンサートで活躍するピアノ奏者・熊井深雪さ んとフルート奏者・高野雅文さんのコンビが届ける曲は、 しっとりしたものから踊れるものまで、まさに桜を愛で るにピッタリで、回を重ねるごとに着実にそのファンを 増やしています。 本堂に漂うお香の香りが曲の調べに絶妙な演出を加え る、お寺ならではの味わい深いコンサートでした。 元気に育ってね!と、願いをこめて 産が沢川にホタルの幼虫を放流 第 84 回選抜高校野球大会に出場した聖光学院野球部に 所属する氏家颯 俊 さん(3年・総主将)に、町長から激 励金が手渡されました。氏家さんは父の影響で野球を始 め、父と同じ聖光学院野球部に入部。甲子園は小学生の 頃からの憧れだったということです。 聖光学院の主将という立場については「自分が緩むと チームが緩む」と話しており、気を抜けない責任の重さ のあることがうかがい知れます。春は惜しくも2回戦敗 退でしたが、夏へ向けては「必ず甲子園へ行き、優勝旗 を持ち帰れるように頑張りたい」と、しっかりした口調 で意気込みを述べていました。 第 30 回全日本バウンドテニス選手権大会に出場が決 まった選手に4月 25 日、激励金が交付されました。 激励金を手にしたのは、上記大会にシニアの部女子シ ングルスでの出場を決めた松山好美さん(追分)と、同 ダブルスで松山さんとペアを組む山本あき子さん(南)。 松山さんは通算 12 回目の全国大会出場で、一方の山本 さんは、県大会でその松山さんに敗れシングルスでの全 国大会出場を逃しました。「シングルスで全国に駒を進め るには『打倒・松山』なんです。 」と明るく話していました。 優勝・準優勝コンビの息の合ったプレーが期待されま す。 お寺の本堂で聴くピアノとフルー トの調べは格別 各小中学校で4月6日、入学式が行われ、真新しい制 服に身を包んだピカピカの1年生が誕生、保護者や先生、 地域の人たちから祝福を受けました。 醸芳中学校では 116 人が入学。呼名の後、鈴木喜三郎 校長が式辞で、会津藩・什の掟の現代版「あいづっこ宣言」 を紹介。これを生活の基盤とし、先輩方が築いた古き良 き伝統の上に、新たな伝統を築いていってほしい、と述 べると、新1年生の表情は凛々しく引き締まりました。 この他、町長やPTA会長からの祝福の言葉や先輩か らの歓迎の言葉を受け、新入生を代表して柴田南さんが 誓いの言葉を述べました。 お寺の本堂に心躍る優雅な調べ 常称寺で枝垂れ桜コンサート ㊧誓いの言葉を述べる 柴田南さん(醸芳中) 4月 19 日に 100 歳を迎えた永井ヤヘさんへの知事賀 寿贈呈式が同日、現在入所されているコクーンで行われ ました。 阿部敏明県北地方振興局次長から賀寿と記念の木杯、 町長や町議会議長らからは賀寿やお祝い金が手渡されま した。 今の気持ちは?の問いかけに「本当にありがたい」の 一言に尽きたヤヘさん。職員手づくりのくす玉割りに続 き、桑折町在住の長女・吉田昌代さん(中)のオカリナ 演奏に合わせ、入所者から「ふるさと」の合唱で祝福を 受けると、感極まって涙を流されました。 関西から被災地を元気づけたい 幼稚園に大型絵本寄贈 大阪在住で、テレビ番組のMCなどで活躍されている 安家匠(あけ・たくみ)さんが4月 16 日、醸芳幼稚園を 訪れ、外遊びが思い切りできない子どもたちを元気づけ たいと、大型絵本4冊を寄贈しました。 安家さんが桑折町を訪れたのは、被災地のために何か したいと考えていたときに桑折町出身の羽根田建志郎さ んと知り合ったのがきっかけ。当日も2人で訪れ、羽根 田さんが大型絵本を使って読み聞かせを行いました。 安家さんは「関西の人たちもどう手を差し伸べていい かが分からないから何もできないでいるのが現状。実際 に訪れ、福島の現状を目の当たりにして支援の方向性が 見えた気がした。今回の経験を生かして支援の輪を広げ ていきたい。」と意気込んでいました。 写真中央の男性、㊧安家さん・㊨羽根田さん(醸芳幼稚園年長のはな組・つき組の子どもたちと) 17 広報こおり 復興元年5月号 広報こおり 復興元年5月号 16 くらしの情報 松くい虫被害は、本町で依然とし 軽自動車税 伊達西根堰土地改良区費前期 ■お問い合わせ先 松くい虫被害拡大防止 被害木の駆除を実施します お知らせ 【今月の納税 5月31日 納期限】 役場☎ 582-2111(代表) 、FAX 582-2479 町長室専用メールアドレス [email protected] 町長室専用ファックス FAX 582-6344 募 集 (7) お楽しみコーナー ( 水ヨーヨー 人事院東北事務局 など ) ☎022−221−2022 仙台国税局人事第二課試験研修係 (8) 先着 500 名様にボトル水「すり 仙台国税局では、税務職員を募集 総務課企画係☎541−4100 る軽自動車について、一定の要件を と秋(12 月∼3月)、半田山を中心 しています。 URL:http://www.f-wsa.jp/ 満たす場合、軽自動車税が減免され に、森林資源の保全を図る目的で、 ■受験資格 E-mail: [email protected] ます。詳しくは、お問い合わせくだ 松くい虫被害木の調査や伐倒駆除を さい。 行っています。 高等学校または中等教育学校を卒 ■申請に必要なもの 被害木については、所有者を調査 業した日から起算して 3 年を経過 身体障害者手帳、運転免許証、自 し、了解を得た上で伐倒しますが、 していない人、および試験年度の 3 動車検査証および印鑑 近年、被害量の増加に伴い、すべて 月までに高等学校または中等教育学 ■申請期限 の被害木を把握できる状況にありま 校を卒業する見込の人 5月 24 日 せん。所有の森林に被害が発生した ■注意事項 人はご連絡をお願いします。 自動車税(県税)の減免を受けて なお、個人宅の庭や畑の松の被害 いる人は、軽自動車税(町税)の減 については、それぞれの所有者など インターネット 免を併せて受けることはできませ で対処をお願いします。 6月 26 日 ん。 今後とも、被害拡大防止のため、 なお、昨年減免された人も毎年申 請が必要です。 税務住民課収納係☎ 582-2114 (内線 3236) 福島地方水道用水供給企業団 催 し ◆さあ今日も水と元気が蛇口から◆ 平成 24 年度 水道週間スローガン 入場無料 すりかみ浄水場一般公開 祈 蕗 八 巻 英 貴 諏 訪 佑 盛 渡 邉 信 宏 諏 訪 虎 珀 澁 谷 憲 寿 久保八幡 咲 良 蕪 木 俊 之 追 ∼上手にゴックンできていますか∼ 等の資格があると認められる人 の 3 市 3 町へ水道水を供給してい みなさんのまわりには食べたり飲 ■受験申込受付期間 ます。 んだりするときにむせる人はいませ 今年も、6 月の「水道週間」に、 んか?上手に飲み込むことができな 石 川 ヨ ウ すりかみ浄水場の一般公開を行いま いと、肺炎や窒息などの危険も生じ 德 江 ソ ヨ ⇒インターネット申込専用アドレス す ( 入場無料 )。普段は入ることの ます。 被害木の伐倒につきまして所有者の http://www.jinji-shiken.go.jp/ できない施設をご覧いただけます。 いつまでも安全に、食べることを ご理解とご協力をお願いします。 juken.html どうぞ、お気軽にお越しください。 楽しめるように、気を付けていただ ■日時 6 月 2 日 きたいことをお伝えします。 ∼7月5日 郵送・持参:7月2日 ∼ 10 日 産業振興課農林振興係 納期限が変更になります 平成 24 年度の固定資産税の納税通知書の発送、 および第1期∼3期の納期限を次のとおり変更し ます。 【変更の理由】 ①本年度が3年に1度の「評価替え」の年である こと ②震災に伴う損害家屋などの「個別減価」や原発 事故に伴う「災害減価」を反映させた上で課税す るため。 変更前 変更後 4 月中旬 6 月中旬 7 月 31 日 第 2 期納期限 7 月 31 日 10 月1日 第 3 期納期限 10 月1日 11 月 30 日 19 広報こおり 復興元年5月号 栗 摺上川ダムの水を浄水し、県北地方 人事院が上記 1 に掲げる人と同 固定資産税のお知らせ 5 月1日 武 田 圭 文 銀 福島地方水道用水供給企業団は、 ∼3日 土地・家屋価格等縦覧 帳簿の縦覧を行います 平成 24 年度の土地・家屋価格等縦覧帳 簿の縦覧を次のとおり行います。 ■縦覧できる人 町内に土地・家屋を所有する固定資産納 税者本人か、委任状により委任を受けた人 ■縦覧するときに必要なもの 本人確認ができるもの ( 運転免許証など ) ■縦覧期間 6月1日 ∼7月 31 日 午前 8 時 30 分∼午後 5 時 15 分 ( 土曜日・日曜日・祝日を除きます ) ■縦覧場所 税務住民課(本庁舎 1 階) 税務住民課課税係☎ 582-2114 分 出生届は 14日以内に ■お悔やみ申し上げます 石 幡 フ サ 佐久間ミネ 武 田 フ ヨ 宍 戸 寅 蔵 88 桑 89 あつかし荘 90 あつかし荘 83 あつかし荘 99 銀 栗 83 諏 訪 94 追 分 島 午前 10 時∼午後 3 時(受付) 申込み不要・参加費無料ですので、 ■場所 すりかみ浄水場 お気軽にご参加ください。 佐 藤 あ さ ■日時 5月 24 日 長 野 キ イ 100 コクーン 丹 野 リ ヨ 77 桑 (福島市飯坂町字沼ノ上 1 番地の 1) 第 1 期納期限 京 介 第23 回元気セミナー 嚥下(えんげ)のお話し ☎ 582-2126 納税通知書発送 ■おめでとうございます 午後4時∼ ■主な催し ( 予定 ) ■場所 公立藤田総合病院 (1) 浄水場管理本館内の見学 総合受付前 ホール・シャングリラ (2) ビデオ上映 ■講師 公立藤田総合病院 (3) 摺上川ダム紹介コーナー 認定看護師 佐藤 久美子 氏 (4) パネル展示コーナー 島 死亡届は7日以内に 公立藤田総合病院地域医療連携室 ∼ご利用ください∼ ☎ 585-2121 (5) 試飲会 障がいのある人や その家族のための相談窓口 (6) 構成団体コーナー 障がい ( 児 ) 者やその保護者、また ✚ 休日当番 医✚ 診察時間:午前9時∼午後5時 月日 医療機関名 住 所 石川小児科内科クリニック 保原町字半道 18-1 5/20 ㈰(医) 27 ㈰ 井上内科クリニック 電話番号 575-5523 桑折町谷地字石塚 15 581-2202 伊達市上台 2-1 583-5656 10 ㈰ 遠藤内科医院 桑折町字陣屋 1-6 582-6788 17 ㈰ 大泉ほんだクリニック 保原町大泉字大地内135-2 563-7587 24 ㈰(医) ながえクリニック 保原町字中村町 30-1 6/ 3 ㈰(医) くまだ小児クリニック 575-1118 は介護者からの相談窓口を開設してお ります。 ■業務内容 日常生活や社会生活における情報提 供、および支援 ■受付時間 午前 8 時 30 分∼午後 5 時 15 分 (土・日・祝日を除く) ■お問い合わせ先 ①保健福祉課地域福祉係 ☎ 582-1134 ②清心荘指定相談支援事業所 ☎ 591-2190 広報こおり 復興元年5月号 18 ※この欄に掲載を希望しない人は、届出の際、窓口に申し出てください。 そのため、毎年春(5月∼6月) ■お問合せ プライバシー保護のため、 体などに障がいのある人が所有す ☎022−263−1111 ホームページ掲載分の﹁おめでとう、お悔やみ﹂情報は て多く見られ、今後さらに拡大する 試 験 年 度 の 4 月 1 日 に お い て、 4月届出分・敬称略 かみの水」をプレゼント 障がいのある人を対象とした 軽自動車税の減免 恐れがあります。 戸籍の窓口 削除しています。ご了承ください。 国家公務員採用試験 「税務職員」 (高卒者) 大かや園 ☎ 582-5155 ■休 園 日 5/21・28、6/ 4・11 ■健 康 相 談 日 5/22 中央公民館の機能が 桑折公民館に移転しました アスベストの使用が見つ かったことによる中央公民館 ■生涯学習課の関連団体など の閉館に伴い、生涯学習課の ○文化団体連絡協議会事務局 事務室が4月9日から桑折公 ○体育協会・スポーツ少年団 民館へ移転しました。 ○地域クラブ ○桑 折 町 体 験 活 動・ ボ ラ ン 生涯学習課で実施していた 各種事業の会場も、例年と異 ティア活動支援センター なる場合があります。広報な 移転先住所 どを確認の上、参加ください 〒969︱1613 ますようお願いいたします。 桑折町字桑島三 番地 また、生涯学習課関連団体 ︵桑折公民館 ) などの事務局も併せて移転し 電話 582︱3129 ています。 FAX 582︱3104 ※生涯学習課の電話・ファッ なお、これまで桑折公民館 にあった老人クラブ事務局 クス番号およびメールアドレ は、桑島分庁舎︵食品放射能 スに変更はありませんが、桑 測 定 所・ 桑 折 公 民 館 向 か い ︶ 折公民館のファックスは生 へ移転しました。 涯 学 習 課 の 番 号︵ 5 8 2 ︱ 花いっぱい教室 楽しい花づくり してみませんか? ンで、高さ・色合いを考えな がら植えられた花が色とりど りに咲き誇り、道行く人を楽 しませるなど大変好評でし 育てており、今年も美しい花 が期待できそうです。 どのような花壇になるか楽 しみにお待ちください。 3104︶に統合されました。 ■老人クラブ事務局 移転先住所 文連協団体紹介 桃の郷押し花クラブ いてきれいだった﹄といった 手紙をいただくなど年齢に関 係 な く 交 流 を 深 め て い ま す。 や う ぶ か の 郷 で の 作 品 販 売、 また、金融機関での作品展示 参加者がそれぞれに作った 押し花をもちより、色遣いや、 押し花クラブでは集まって 楽しくおしゃべりをしながら 文化祭では押し花で風景を表 作品を作り、自然の花に触れ 現した力作を出展しています 割合で難しいものもあります ながらリラックスした時間を 花や葉の印象を生かしたレイ が、たいていの物は押し花に 過ごすことができます。初め アウトを考えながら、作品を 電話︵FAX兼︶ 582︱2167 することができます。特に結 てでも美しい押し花を作るこ のでぜひご覧ください。 婚式のブーケや祭壇に供えら に果物や野菜など、水分量の ■施設の利用申込みなど 町民第2体育館・町民運動 場・町民テニスコート利用申 請は、町民第2体育館事務室 で受付けています。 れた花などで作品を作り、記 とができますので、興味のあ ています。 みなさんのお越しをお待ちし る 人 は ぜ ひ ご 参 加 く だ さ い。 ができます。 他にもあつかし荘など高齢 者福祉施設のほか、小学校で コースターやしおりづくりを 行 い﹃ い っ ぱ い 花 が あ っ て 色々あってすごくイメージが ふ く ら み ま し た ﹄﹃ し お り や コースターをあげたらお父さ んとお母さんに喜んでもらえ た。﹄﹃自分で作ったときは花 がしなしなになったけど、ク ラブの人の花はピシッとして 先輩クラブ員が新入会員に手 際 よ く 声 を か け て く れ た り、 4月 日から、 年目の活動 手 伝 っ た り し て い る ク ラ ブ、 がスタートしました。 保護者もいっしょに活動して いるクラブもありました。 ﹁こおり地域クラブ﹂は子 ども達に休日を有意義に過ご 今年度も、1年間よろしく 桑折町高齢者大学かやのき してもらおうと、地域の方々 お願いします。 学園の開講式を4月 日、桑 にボランティアで指導してい 地域クラブでは、いつでも た だ い て い ま す。 今 年 度 も、 新しい仲間を待っていますの ようやく暖かい日差しを浴 びて桜が咲きほころび始めた 年度﹁こおり地域クラブ﹂スタート ※各地区公民館の利用申請に は変更ありません ■図書室・図書学習室 閉 館 前 に 借 り て い た 本 は、 町民第2体育館事務室横のコ ンテナ、または桑折公民館で 返却を受け付けています。 返却期限を過ぎております ので早めの返却にご協力くだ さい。 図書室の再開は現在未定で す。ご迷惑をおかけしますが ご理解をいただきますようお 願いいたします。 念に贈ると大変喜ばれ、作品 作り上げていきます。花以外 活動しています。 私たちは現在 名で月に1 回、北町の﹁ふれあい館﹂で く を作る喜びを一層感じること 〒969︱1613 桑折町字桑島三4番地の9 9 のクラブが設置され、1年 生から6年生まで延べ194 名が参加しています。 で、これから参加したい人も 大丈夫です。募集チラシを確 認して、近くの公民館まで申 の1回目として、髙橋町長を 講師に﹁ふるさとの再生と復 折公民館で行いました。 受講生を代表して秋葉實さ んから今年の学習に対する期 待をお話いただいた後、今年 聞いていました。 生活に深刻な影響を及ぼす 内容でもあり学園生は真剣に いての話を聞きました。 直後の津波被害や桑折町の様 子を記録した写真を解説しな がら、桑折町の除染方策につ の事業などについて講話を行 いました。その後、原発事故 対策室の渡邊室長より、震災 が行われました。 町長は昨年の震災・深刻な 原発事故による放射能汚染か らの復興を目指し、町が行っ ている施策の進行状況や今後 興をめざして﹂と題した講話 度 の テ ー マ﹁ 生 き る 学 び ③ ﹂ 込 用 紙 を 提 出 し て く だ さ い。 ◉チラシは、各公民館にあり ます。 27 睦・伊・半の公民館は月曜日が休館 た。 現在 人の受講生が、講師 成人講座﹁花いっぱい教室﹂ の指導のもとたくさんの苗を 第1回目が4月3日、伊達崎 公民館で開かれました。 この教室は、6回に分けて 種のまき方、苗の育て方、花 壇や寄せ植えのプランニン グ、 鉢 花 の つ く り か た な ど、 花の育て方の基礎・基本を学 習します。また、受講生みん これからの桑折町を語る かやのき学園開講式 103 11 ☎ 582-3713 ☎ 582-2564 ☎ 582-2468 ☎ 582-4313 ☎ 582-3121 町民第2体育館 桑 折 公 民 館 睦 合 公 民 館 伊達崎公民館 半 田 公 民 館 個性輝 指 導 の 先 生 や 支 援 者︵ サ ポ ー タ ー︶ の 皆 さ ん と い っ しょに、みんなにこにこ楽し そ う に 活 動 し て い る ク ラ ブ、 絵手紙教室の様子 なで伊達崎公民館の花壇をプ ランニングし、花を植え、そ の育ち方を観察します。 ◉マルベリーこおり◉ 各種イベント参加者募集 広報こおり 復興元年5月号 20 21 広報こおり 復興元年5月号 11 ◉問合せ・申込み マルベリーこおりクラブハウス (桑折公民館内)☎ 582-3129 桑折町中央公民館 ☎ 582-3129 生涯学習課☎ 582-3129 24 21 〃 (FAX 兼) ☎ 582-3104 E-mail:[email protected] 13 ◎西根堰巡り健康ウォーク ■日 時 6月2日 ■会 場 西根神社(福島市飯坂町) ■参加料 大人 1,500 円 中学生以下 1,000 円 西根神社から睦合ふれあい会館までの西根 堰上堰・下堰を周回する 10㎞のコースです。 昨年も伊達崎公民館の花壇 は﹁花いっぱい教室﹂のプラ 西山城草刈りボランティア募集! 20 だより ■日 時 6 月 3 日 小雨決行 午前 8 時∼午前 9 時 30 分 ■ところ 桑折西山城跡 ( 本丸周辺、砲台場周辺、平沢 字山田周辺 ) ■集合場所 観音寺駐車場 ■持参物 肩掛けエンジン草刈機 ( 今年度は機械刈りのみ ) 花が咲くのが待ち遠しい ◎トレッキング ■日 時 6月 24 日 ■行き先 屏風岳・不忘山・長老湖 ■代 金 会員 2,000 円・未会員 2,500 円 南蔵王を縦走するコースです。 生涯学習 ᾘ᾽ι῁ᾼᾰῃᾸι᾽ ᭶᪥ カレンダー Ჽ᳆ᲿᲾ Ჽ᳆ᲿᲾ むしばのないこ ⾜ࠉࠉࠉࠉࠉ 5/17 ㈭ 手づくりおやつの会 9:30 ∼ 12:00(やすらぎ園) かやのき学園 9:30 ∼ 11:30(桑折公民館) 18 ㈮ 母子健康手帳交付・すくすくの日(育児相談) 13:00 ∼ 17:00(やすらぎ園) 20 ㈰ 県民スポーツ大会町予選(バレーボール) やったね! 広報 ųų 4月 24 日に行われた 3 歳児健康診査の結果、 受 診 児 19 人 中、 む し 歯 の ない子は 18 人でした。 食生活改善推進員学習会 9:30 ∼ 11:30(やすらぎ園) 22 ㈫ 健康相談日 9:30 ∼ 11:00(大かや園) 元気いきいき体操 9:40 ∼ 11:30(半田公民館) 24 ㈭ ふれあいヘルシー(糖尿病予防)教室 9:30 ∼ 12:00(やすらぎ園) 25 ㈮ 母子健康手帳交付・すくすくの日(育児相談) 13:00 ∼ 17:00(やすらぎ園) 佐 久 間 瑞樹 ち ゃ ん 上 杉 南美 ち ゃ ん 菊地 優伸 ち ゃ ん 26 ㈯ 町民バレーボール大会 マルベリーこおり 東吾妻山トレッキング 27 ㈰ 桑折宿軽トラ市(仮設住宅西側) 6/ 1 ㈮ 2 ㈯ マルベリーこおり 西根堰ウォーキング(西根神社) 豊 島 陽貴 ち ゃ ん 佐藤 朱羽斗 ち ゃ ん 佐藤 心寧 ち ゃ ん 「第 1 回 男性のための健康料理教室」 関 根 那奈 美 ち ゃ ん 忍 ひなた ち ゃ ん 佐藤 亜美 ち ゃ ん かやのき学園移動学習① 8 ㈮ 母子健康手帳交付・すくすくの日(育児相談) 13:00 ∼ 17:00(やすらぎ園) 町長杯ソフトボール選手権大会(町民グラウンド) マルベリーこおり バドミントン大会(第 2 体育館) 11 ㈪ いきいきウォーキング教室9:30 ∼ 12:00(やすらぎ園) 健康相談日9:30 ∼ 11:00(やすらぎ園) 12 ㈫ 元気いきいき体操 9:40 ∼ 11:30(睦合公民館) 10・11 カ月児健康診査 13:00 ∼ 13:30(やすらぎ園) 保 健 だより 保健福祉課(やすらぎ園) ☎ 582-1133 FAX582-1180 健康相談日 体や心の健康について不安や悩み がある人はどなたでも気軽にご相談 ください。また、当日は血圧測定も 行っていますので、日ごろの健康管 理にもお役立てください。 月 日 場 所 6月 11 日 やすらぎ園 大かや園 6 ㈬ 離乳食教室 10:00 ∼ 12:00(やすらぎ園) 10 ㈰ 町では、健康づくりの一環として毎年各種がん検診などを実施しています。 このため、町で実施する各種検診について、対象となる人には健康管理世帯台帳を配 布し、検診の希望を把握しています。台帳は、各地区の保健協力員を通じて配布、回 収していますので、受診希望の有無を記入のうえ、提出してください。 H e a l t h 5月 22 日 成人講座 花いっぱい教室④9:30∼11:30 (伊達崎公民館) 元気いきいき体操 9:40 ∼ 11:30(桑折公民館) 5 ㈫ ブックスタート推進事業 13:00 ∼(やすらぎ園) 4カ月児健康診査 13:15 ∼ 13:30(やすらぎ園) 7カ月児健康診査 13:00 ∼ 13:15(やすらぎ園) 献血バス運行9:30 ∼ 12:30(役場) 7 ㈭ 16:00 ∼ 17:00(醸芳中学校) 男性のための健康料理教室9:30 ∼ 12:30(やすらぎ園) 人間の身体は放射能に対して防御する力を持っています。 そこで、健康の基本である「栄養」「運動」「休養」について学び『免疫力をアップ』 するための講座、「ラフター・ヨガ」を開催します。 ストレスを解消し、免疫力を高めて放射能から身を守りましょう。 ※「ラフターヨガ」とは? ラフターヨガとは、笑う体操とヨガの呼吸法を合わせたものです。 ■日時・場所 ●第1回:6月 26 日 9:30 ∼ 12:30 保健福祉センターやすらぎ園 集団検診室 ●第 2 回:6月 29 日 9:30 ∼ 12:30 伊達崎公民館 日本間 ■内 容 ●「ラフター・ヨガ」 講師:快フィットネス研究所 吉井雅彦 所長 ●「免疫力アップの汁物の試食」 ■対 象 一般町民 ■参加費 無料 ■申込方法 保健福祉課に、電話で希望の回を申込みください ☎ 582-1133 ■締 切 5月 31 日 健康管理世帯調査台帳の記入について 母子健康手帳交付・すくすくの日(育児相談) 13:00 ∼ 17:00(やすらぎ園) 3 ㈰ 西山城草刈りボランティア8:00 ∼9:30(西山城跡) 「放射能に負けない!免疫力アップ講座」参加者募集 菊 池 美海 ち ゃ ん 穗積 結 菅野 陽空 ち ゃ ん 男性も、自らの健康に気 を配り元気に暮らしてい くことができるよう、そ れから、家庭生活の中で 料理を積極的に行うこと で男女共同参画の推進を 図ることを目的に「男性 のための健康料理教室」 を開催します。みなさん ぜひ参加してください。 ◆日 時 6月7日 9:30 ∼ 12:30 ◆場 所 保健福祉センターやすらぎ園 ◆内 容 ①調理実習②健康講話 ◆主 催 桑折町食生活改善推進員会・保健福祉課 ◆共 催 桑折町まちづくり課(男女共同参画担当) ◆対 象 男性 ◆参加費 食材費として1人 300 円当日徴収 6月 20 日 時間 9:30 ∼ 11:00 ※健康手帳がある人はお持ちくださ い。 ※健康相談日以外でも相談を受け付 けています。健康に悩みがある人は 健康増進係までご相談ください。 ◆申込方法 保健福祉課へ電話申込み ☎ 582-1133 ◆締 切 5月 25 日 ち ゃ ん 忘れずに、確認してね! 実施場所は やすらぎ園 です 乳幼児健康診査では、医師によるお子さんの発達・発育の診察のほかに、離 乳食や予防接種についての話などがあります。 お母さんだけでなく、お父さんや子育てに参加しているおじいちゃん、おば あちゃんもぜひ参加してください。 13 ㈬ かやのき学園移動学習② 15 ㈮ 事業名 母子健康手帳交付・すくすくの日(育児相談) 13:00 ∼ 17:00(やすらぎ園) 17 ㈰ 町長杯ソフトボール選手権大会(予備日) 小 山 結翔 ち ゃ ん 羽賀 ななみ ち ゃ ん 齋藤 結愛 ち ゃ ん 成人講座 花いっぱい教室⑤9:30∼11:30 (伊達崎公民館) 19 ㈫ 元気いきいき体操 9:40 ∼ 11:30(伊達崎公民館) 平成 24 年1月生まれ 6月5日 13:15 ∼ 13:30 7カ月児健康診査 平成 23 年 10 月生まれ 6月5日 13:00 ∼ 13:15 10・11 カ月児健康診査 平成 23 年6月・7月生まれ 母子健康手帳交付 妊婦健康相談 21 ㈭ 手づくりおやつの会9:30 ∼ 12:00(やすらぎ園) 菅 野 大翔 ち ゃ ん 馬上 翼 ち ゃ ん 後藤 咲來 ち ゃ ん 日 時 4カ月児健康診査 20 ㈬ 健康相談日 9:30 ∼ 11:00(大かや園) かやのき学園第 2 回運営委員会 22 ㈮ 母子健康手帳交付・すくすくの日(育児相談) 13:00 ∼ 17:00(やすらぎ園) 対象者・内容 すくすくの日 6月 12 日 13:00 ∼ 13:30 母子健康手帳の交付、妊婦健康相談を行います。母子健康 5月 18 日・25 日 手帳のみの交付は役場・税務住民課でもできます。ただし、 6月1日・8日・15 日・22 日 初めての妊娠・出産の人は、できるだけやすらぎ園で交付 (毎週金曜日) を受けてください。 13:00 ∼ 17:00 ※指定日が都合の悪い人は、保健 乳幼児の身長・体重測定、育児相談を行います。 福祉課へ問い合わせください。 ●青字は生涯学習関係事業 23 広報こおり 復興元年5月号 広報こおり 復興元年5月号 22 て使用する場合は、事前に 場など農地以外の用途とし め、農地を住宅用地や駐車 農地法では、土地利用の 調整と優良農地確保のた あります。これに従わない へ復元していただく必要が いただき、元の農地の状態 反となり、工事は中止して 許可を受けずに農地の転 用をした場合は、農地法違 農地の転用 農地法に基づく転用の手続 場合、懲役または罰金の厳 違反すると 罰則も⋮ きをしていただき、原則と しい罰則が適用されること もあります。 農地転用を計画される方 は、早めに農業委員会に相 談してください。 されています。桑折西山城を 中心とした地域に、武士や僧 侶など、伊達領内の人々が集 まって来ていたものと思われ ます。 築城と同時に町場の整備 も 行 わ れ ま し た。 伝 説 で は、 桑折の中心市街地はもとも と、現在工業団地になってい る﹁ 字 新 宿 ﹂ 付 近 に あ り、大永年間︵一五二一 ∼二八︶の水害被害のた め、現在のところに町場 が移されたといわれてい ます。本町交差点付近か ら、短冊形になった町家 の建物が発見され、一六 世紀前半ごろの皿や擂鉢 が出土しているので、町 場がこの頃に整備された の は 確 か で し ょ う。﹁ 水 害からの復興﹂を新しい 町づくりのきっかけとし ていたのかもしれません が、本当の目的は桑折西 山城築城に伴う都市整備だっ たといえましょう。 戦国大名は、古代の国の中 心﹁国府﹂にちなみ、自分の 城下町によく﹁府中﹂という 名前を付けました。稙宗の桑 折西山城を中心とした地域づ 制度内容や加入方法については、 農業委員会またはお近くのJAまで ご相談ください。 農業者年金受給者が亡くなった ときは「死亡届出」を 農業者年金受給者が亡くなった ときは、死亡届を提出する必要が あります。 届出用紙は、農業委員会または お近くのJAに備え付けてありま す。 古山 民子 半澤 敏子 佐藤えい子 ひなびたる町のイベント雛街道散策する顔みなおひなさま 菊池 ヒロ 悪夢よりはやも一年東電より賠償金の書類の届く ひととせ 夕ぐれの小枝に宿る雨しずく空の茜を映して光る さ えだ 何事のありても春は巡り来て林の中より鶯の声 こおり短歌会 ࠼إ૨ᑸ 農地を相続したときには、農業委員会への届け出が必 要になります。 届出の用紙は、農業委員会に備え付けてあります。 忘れずに届け出ましょう。 農地を相続したときは﹁相続届出﹂が必要です! 農業者年金は、農業者のための公 的年金です。20 歳以上 60 歳未満の 人で、農業に年間 60 日以上従事し ており、国民年金の第1号被保険者 であれば加入できます。 農業者年金は、自ら積み立てた保 険料と、運用実績により将来受け取 る年金額が決まる「積立方式」の年 金であり、加入者や受給者の数に影 響されない安定した年金制度です。 税制面での優遇措置や一定の要件 を満たす担い手には、国からの保険 料補助があるなど、農業者だけが利 用できる有利な制度となっています。 して許可が必要です。 資 材 置 場 や 砂 利 採 取 場、 工 事 の 残 土 で の 整 地 な ど、 一時的に転用する場合も同 様です。 また、転用したい農地が 農振農用地の場合、その除 外の手続きも必要です。 氏の氏神である亀岡八幡宮 が、梁川から現在の久保八幡 の八幡神社あたりに移された 年 が 基 準 に な っ て い る の で、 築城自体はもう少し早い可能 実際にこれより少し前の大 永 八 年︵ 一 五 二 八 ︶ の 文 書 性があります。 の分岐点を掌握する、交通の 要衝にありました。 で、小田︵福島市︶にある陽 林寺の僧が半田に生活拠点を 別に使い分けていたこと が分かっています。本丸 は儀式と接待を行う場所 だったとみられ、伊達氏 が生活した場所は別の郭 にあったようです。また、 本丸から沢ひとつ隔てた 中館からも、本丸と比べ て 遜 色 の な い﹁ お 宝 級 ﹂ の遺物が出土しているの で、城主稙宗に肩を並べ る ほ ど の 人 物、 例 え ば、 います。小規模ながら、堀を 持った、ちょっとした城館の ような屋敷でした。また、万 置いていることが確認できま す。桑折西山城の近く、現桑 折駅の裏側付近からは、この 時代の屋敷の跡が見つかって 桑折西山城にはいくつもの 郭︵ 平 場 ︶ が あ り ま す が、そのそれぞれを用途 伊達稙宗は新しい本拠地と して桑折西山城を築きまし た。城は、東北地方を縦断す る街道が目の前を通り、伊達 氏の重要な領地となりつつ あった長井地方とを結ぶ街道 ☎ 582-2126・fax582-2479 嫡男の晴宗らが、城内そ れぞれに屋敷を構えてい た可能性もあります。城内に、 有力者がそれぞれ屋敷を構え るスタイルの城は、それまで の居城・梁川城でも同様だっ たようです。 桑折西山城が築かれたの は、伊達氏がまとめた家の歴 史では、天文元年︵一五三二︶ くりはまさに﹁奥州の新しい 府中﹂づくりに他なりません。 農業者年金に加入しましょう! 月遅れになりましたが7P ∼ 11P では『復興こおり 創造フォーラム』での町民の生の声をお伝えしまし た。記事にも書いたとおり、私はこのフォーラムに取 材でなく司会進行役での参加となりました。仕事では ありましたが、子どもから大人まで町民の方の生の声 をその場で間近に聴き、思うところが多かったので、 当日参加できなかった皆さんにも、担当課としてその 声を届けるべきだと思い今回掲載しました。フォーラ ムの内容もさることながらまちづくり課結成初仕事 というのも少々思い入れのあるところかなとは思い ますが▶さて、ホタルの幼虫放流会(まちかどレポー ト P16)の取材には、休日自分だけ仕事なのは嫌だっ たので家族を連れて来ました。…というのは冗談で、 子どもに良い経験になると思い、せっかくなので一緒 に連れて来ました。その会場で…私が取材をしている 間に、なんとわが娘が新聞社の取材を受けており、模 範解答コメントをして見事に載ってしまいました。も ちろんヤラセなし・100%天然モノの出来事です▶取 材する親あれば取材される子あり… !! ダメ 広報こおり 復興元年5月号 24 25 広報こおり 復興元年5月号 第十三回 「奥府」桑折、 伊達稙宗の地域づくり 正寺の大榧付近や観音寺の境 内からも、このころによく使 われていた擂鉢や火鉢が発見 あとがき 農地転用の相談は農業委員会事務局へ 農地を耕作できなくなった方は、 農業委員会事務局、または各地区の 農業委員にご相談を 農業委員会事務局 農地の転用には 許可が必要です !! とされています。これは伊達 久保八幡の八幡神社 (この付近に亀岡八幡宮があった) 農地の無断転用は違反です! 農業委員会 だより ఙ৵ᙱޛ؉ሰ؉ଐᚡ 1000 年に一度という未曽有の大震災の体験を無駄にしないために 今やるべきこと、今しかできないことを… 下郡下町内会で『災害緊急用物資庫』を設置 集会所脇に設置された『災害緊急用物資庫』 右はごみ収集ステーション 中には水や缶詰などの食料品 から、なんと発電機まで。経 験を生かした品ぞろえです。 ㊦きれいに手入れされてい て、明るい集会所内部。災 害時に貴重な情報収集源と なるテレビも備え付けまし た。 ㊧会長の藤倉知昭さんです 環境に優しい大豆油インキ を使用しています。 4,469 世帯( + 2) 死 亡 39 人 男 4人 女 1人 計 5人 男 1人 女 8人 計 9人 あの大震災の時、下郡下町 内会の人たちの多くは、伊達 6,691 人( − 18 ) 計 崎小学校体育館で3日間の不 女 世帯数 − 2) 22 人 今月の 表紙 6,081 人( 17 人 女 自由な避難生活を送りました。 男 出 生 男 しかし、避難できる場所は あっても、命を維持するため 12,772 人( − 20 ) 23 人 に必要な水や食糧、活動する 人 口 前月比 11 人 計 ために必要な電気、ガソリン・ 5月1日現在 女 灯油などの燃料は、持ち寄る 転 出 12 人 か支給を待つしかありません (住民基本台帳人口より) 男 でした。 転 入 地域の人たちの活動の拠点 としてある集会所。その役割 人口と世帯数 を考えたとき﹁有事の時に住 民を守ること﹂もとても重要 な要素となります。 3日間の避難生活でそれが 分かりました。そしてそのた めに町内会として何が⋮何を するのが必要か⋮ それを形にしたのが物資の 備蓄庫でした。最終的には避 難民が一週間程度過ごせるく らいの物資をそろえることが 目標です。 実体験したからこそ分かる ﹁その時﹂本当に必要なもの。 記憶と思いが薄れる前に﹁今 やるべき﹂こと﹁今しかでき ない﹂ことに取り組んでいる 下郡下町内会です。 4月中の異動 開けて中を見せてもらいました。気付く と物資庫とごみ収集ステーションの間に は土のうが用意されています。 4月 23 日に開催された桑折町放射能対策町民 会議の設立総会の様子です(P12 に記事)。表 紙は総会の最後、町 PTA 連絡協議会長・横山 充さんの音頭で「ガンバロー」三唱する参加者 のみなさんです▶上の写真は総会の中で行われ た意見発表の様子です。 『復興こおり創造フォー ラム』に続き、子どもたちの郷土を想う素直な 言葉に心打たれ、涙する参加者もいました。 発行/平成 24 年5月10日 桑折町 編集/まちづくり課 〒 969‐1692 福島県伊達郡桑折町字東大隅18 ☎ 024‐582‐2115(まちづくり課直通)ホームページアドレス http://www.town.koori.fukushima.
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