地域イノベーション戦略実現のための 人材育成プログラム - 北海道大学

地域イノベーション戦略実現のための
人材育成プログラムの開発及び実施
第2回研究開発・事業化推進会議
2013年1月16日 (札幌)
荒磯恒久(北海道大学産学連携本部・特任教授)
プログラム開発の概要
目的:「食」・「医療」の融合領域における研究者や研究開発プロジェクト
の立ち上げや事業化、国際連携などに関する総合的なマネージ
メント能力を有したプロジェクトマネージャーを育成する。
概要:①「イノベーション創出のための産学官連携」の体系化、テキスト
作成、および教育 (ケーススタディを含む)。
②テスト・プロジェクトを形成し、現場における研修システムを構築
する。
③国際産学連携研修に向けた、海外におけるPM育成プログラム
拠点の構築。
実施計画
①「産学官連携」の体系的整理と講座の開設:
欧米における「産学連携」あるいは「産学官連携」は、すでに30年~
50年の歴史を有し、我が国においても本格的な産学官連携構築の
試みは20年近い活動があり、その構造と機能は体系的に整理できる。
本開発プロジェクトでは海外調査と我が国の動向に基づいて体系化し、
「通論」を確立し(平成24年度)、さらに「ネットワーク」、「イノベーション
プロセス」、「知財活用」、「マーケティング」(平成25年度計画)、「技術
経営」等について「各論」を確立する。
ケーススタディに関し、小樽商科大学との連携を計画(平成25年度)。
②テストプロジェクトの形成:
a) ハラル・フード プロジェクト (平成24年度~25年度)
b) 機能性作物生産プロジェクト (平成25年度~)
③海外拠点の形成:
a) ワシントン拠点(平成24年度)
b) フリーモント(Ca)拠点 (平成25年度)
<イノベーション創成に向けたプロジェクトマネージャー育成プログラムの開発>
イノベーション創成に向けたプロジェクトマネージャー育成プログラムの開発>
人材育成ロードマップ
区分
平成24年度
平成25年度
平成26年度
平成27年度
平成28年度
平成29年度
以降
プロジェクトマネージャーの専門職化
プロジェクト
マネージャーの
実践研修
大学発
ベンチャーの
成長促進
ドメイン間融合
事業化と
特許申請戦略
事業化・市場
化マネジメント
新結合の
マネジメント
人材育成教育の
実践
座学とケース
スタディ
基礎的知識の
整理と講義
知の生産分野設計
コーディネート
とマッチング
ドメイン間コン
フリクトと
連携構造
企業家の特性
と起業プロセス
地域資源発掘
研究開発マネジ
メントと戦略的
技術経営論
研究開発戦略に
かかわる知財論
産業クラスター論
イノベーション
プロセス論
ベンチャー企業
経営論
農林水産
経済論
企業会計論
インターナショナル
イノベーションシステム
国際競争力
研究開発の
国際化
学際領域研究
形成支援
技術と
ブランド戦略
ドメイン間の
交流・リエゾン
産学官連携
通論
国際(特にアジア・
新興国)市場と
技術
オープンイノベーションシステム
リスクマネー
イノベーション
コア技術の
マネジメント
政策提言
地域政策・地
域活性論
12
進捗状況(1)
平成24年度の基礎コース関連:
イノベーションプロセスの世界的動向及び、産学(官)連携の形態を、ヨー
ロッパおよびアメリカで調査。
→ 上図、青枠で囲んだ平成24年度分の各項目に関し、標準を確立して
「イノベーション創出のための産学官連携概論」を開講。
講義内容に基づきテキスト化を図る。
進捗状況(2)
テストプロジェクト:
ハラルフード プロジェクト
バングラディシュからの留学生(チョードリィ氏)を中心として、道内にハラル
認証機関を確立。ハラルフード・レストランの年度内開店を目指す。
参画企業1社を確立し(食材提供)、さらに参画機関(イスラム地域と連携す
る企業)の増加活動を進行させている。
サウジアラビアとのコンタクトを開始。
進捗状況(3)
海外拠点:
ワシントンDCにおける拠点の形成
ワシントンDCは、周辺都市と「グレーターワシントン」を形成し、アメリカ合衆
国での数少ない「産学官連携」が行われている地域である。
ワシントンDCでコンサル会社 (Washington Strategy Group. LLC.) Presidentの
今村勝征氏が主催する産学官ネットワーク(WIN : Washington Innovation
Network )とコンタクトを取り、本PM育成プロジェクトのワシントン拠点を形成
し、育成プログラムの終盤で 研修生を派遣する計画。
赤星公使
今村氏
成果
「イノベーション創出に向けた産学官連携概論」の開講
日
場
時: 平成25年1月15日~3月19日(毎週火曜、18:00-20:35、1日2講)
所: 札幌市中央区北4条西5丁目アスティ45、12F 札幌市立大学 サテライト
キャンパス (札幌市立大学と共催)
受講生: 56名
講 師: 荒磯恒久、上原健一(筑波大学産学リエゾン共同研究センター教授)、
廣川克也(慶應藤沢イノベーションビレッジ インキュベーション・マネー
ジャー、大野裕深(東京農工大・多摩小金井ベンチャーポート、チーフ・
インキュベーション・マネージャー
プロジェクトマネージャー育成講座受講生の属性 (Jan. 2013)
受講生総数:56名
受講生総数: 名
プロジェクトマネージャー育成講座
地域イノベーション戦略推進事業
札幌ヘルスイノベーション‘Smart-H’
総合調整機関:北海道科学技術総合振興センター
共催:札幌市立大学
1年次講義「イノベーション創出に向けた産学官連携概論」
年次講義「イノベーション創出に向けた産学官連携概論」
2012年度講義日程とテーマ
年度講義日程とテーマ (2013年
年1月~
月~3月
月~ 月)
Project Manager Training Course
Regional Innovation Strategy Promotion Program
Sapporo Health Innovation ‘Smart-H’
Managing Organization : Northern Advancement Center for Science and
Technology
Cosponsored Organization : Sapporo City University
“Introduction of Industry-Academia-Government Cooperation for Innovation”
Contents for 2012FY lecture (Jan.-Mar. 2013)
第1章:産学官連携の基礎知識
荒磯恒久(北海道大学産学連携本部・特任教授)
Base of Industry-Academia-Government Cooperation
Araiso,Tsunehisa (Hokkaido University,Center for Innovation
and Business Promotion, Professor)
1.1/15(Tue)18:00-19:15
【荒磯、Araiso】
第1節 産と学との対話
Talk between Production and Research
2.1/15(Tue)19:20-20:35
【荒磯、Araiso】
第2節 産学官連携史概説
Short History of Industry-Academia-Government Cooperation
第2章:産学官連携の構造
荒磯恒久(北海道大学産学連携本部・特任教授)
廣川克也(慶應藤沢イノベーションビレッジ
インキュベーション・マネージャー)
Structure of Industry-Academia-Government Cooperation
Araiso,Tsunehisa (Center for Innovation and Business Promotion, Professor)
Hirokawa, Katsuya (Keio Fujisawa Innovation Village, Incubation Manager)
3.1/23(Wed)18:00-19:15 【荒磯、Araiso】
第1節 産業技術研究組織:欧米における組織、日本型組織(大学、企業、独立法人)
Organization of Industrial Research : Europe, USA and Japan
4.1/23(Wed)19:20-20:35 【廣川、Hirokawa】
第2節 知的財産:権利化と保護および知的財産移転機関
(TLO、組織における知財部署)
Intellectual Properties: Acquisition the Right and Technology Transfer
Organization
5.1/29(Tue)18:00-19:15 【荒磯、Araiso】
第3節 産学官連携ネットワーク(1):ネットワークの形(日米欧の比較)
Network for the Cooperation(1) : Types of the Network –Japan, USA, Europe
6.1/29(Tue)19:20-20:35 【荒磯、Araiso】
産学官連携ネットワーク(2):官の役割と地域ネットワーク
Network for the Cooperation(1) : Role of Government and Regional Network
第3章:産学官連携のプロセス
荒磯恒久(北海道大学産学連携本部・特任教授)
上原健一(筑波大学産学リエゾン共同研究センター教授)
廣川克也(慶應藤沢イノベーションビレッジ
インキュベーション・マネージャー)
大野裕深(株式会社 カルナ 代表取締役)
Process for Industry-Academia-Government Cooperation
Araiso,Tsunehisa (Hokkaido University, Center for Innovation and Business
Promotion, Professor)
Uehara, Ken-ichi (University of Tsukuba, Tsukuba Industrial Liaison and Cooperative
Research Center, Professor)
Hirokawa, Katsuya (Keio Fujisawa Innovation Village, Incubation Manager)
Ohono, Hiromi (Caura Co. Ltd. President)
7.2/5(Tue)18:00-19:15
【廣川、Hirokawa 】
第1節 技術移転の方法(1):
コンサルティングと共同研究、知的財産のライセンシング
Process of Technology Transfer(1 ): Consulting and Collaboration, Licensing
of IP
8.2/5(Tue)19:20-20:35
【上原、Uehara】
技術移転の方法(2):ベンチャー起業とプロジェクト型事業化
Process of Technology Transfer(2) : Entrepreneur and Commercialization
Process
9.2/12(Tue)18:00-19:15 【廣川、Hirokawa】
第2節 コーディネーション(1):産学仲介型コーディネーション
Coordination(1) : Coordination between Industry and University
10.2/12(Tue)19:20-20:35 【大野、Ohno】
コーディネーション(2):プロデューサー型コーディネーション
Coordination(2) : Coordinator as a Producer
11.3/5(Tue)18:00-19:15
【上原、Uehara】
第3節 イノベーションマネージメントと戦略(1):イノベーション進展のフロー
Innovation Management and Strategy(1) : Sequence of Innovation
12.3/5(Tue)19:20-20:35
【荒磯、Araiso】
イノベーションマネージメントと戦略(2):地域イノベーションと中小企業の参入
Innovation Management and Strategy(2) : Regional Innovation and Joining of
Small and Intermediate Enterprises
第4章:新たなフロンティア
荒磯恒久(北海道大学産学連携本部・特任教授)
上原健一(筑波大学産学リエゾン共同研究センター教授)
大野裕深(株式会社 カルナ 代表取締役)
New Frontier
Araiso,Tsunehisa (Hokkaido University, Center for Innovation and Business
Promotion, Professor)
Uehara, Ken-ichi (University of Tsukuba, Tsukuba Industrial Liaison and Cooperative
Research Center, Professor)
Ohono, Hiromi (Caura Co. Ltd. President)
13.3/12(Tue)18:00-19:15 【上原、Uehara】
第1節 オープンイノベーションとイノベーションエコシステム
Open Innovation and Innovation Ecosystem
14.3/12(Tue)19:20-20:35 【大野、Ohno】
第2節 事業化へのコーチング・システム
Coaching System for business Launch
15.3/19(Tue)18:00-19:15 【荒磯、Araiso】
第3節 国際イノベーションへの道
Way for International Innovation
修了式 3/19(Tue)19:20-19:50 Graduation Ceremony
その他(1)
その他( )
その他(2)
その他( )
イノベーション プロセスに関するディスカッション
University of Maryland, Maryland Technology Enterprise
Institute (大学の施設) 訪問。Director, Dean Chang 教授
(2012年11月27日)
(2012、荒磯)
スパイラルモデルは世界の
潮流と一致している
下段のリニア―モデルはアメ
リカの大学でも多くの研究者
がイメージしているが、イノ
ベーションにはつながらない