情報誌 トピックス 第57号 - 山形市立病院済生館

情 報 誌
トピックス
★ アルコールと脳神経障害について
※済生館ホームページ「健康一口アドバイス」
に掲載中。
神経内科長
酒は適度であれば「百薬の長」であるが、度を過ぎれば徐々に肝障害、高血圧、糖尿病、高脂血症な
どを引き起こすばかりではなく、神経も障害されることがあります。
神経が障害されると、手足のしびれ(末梢神経障害)、物忘れ(認知症)、意識障害、歩行のふらつき
(ウェルニッケ脳症)、痙攣などをきたしてしまいます。放置しておくと後遺症を来たしたり、死に至る
事もあります。神経が障害されるのは飲酒時に栄養を摂らなかったり(特にビタミン B1)
、胃腸の障害
があり栄養が摂れなかった時に障害されやすいといわれています。
酒を飲まなかった日に、不安、焦燥、発汗、頻脈、手の震えをきたしたときはすでにアルコール依存
になっています。断酒できない場合は専門医の受診が必要です。飲酒は 1 日「アルコール飲料 1 単位(純
アルコール20~25g)
」が適量とされています。日本酒で 1 合、ビールで大瓶 1 本、ウィスキーでダ
ブル(60ml)1 杯、焼酎(25 度)で2/3合、ワインでワイングラス 1 杯半(240ml)以内です。
週2日の「休肝日」を守って酒を楽しみましょう。
★ おなかを大きく切らない胃がん、大腸がんの手術について
※済生館ホームページ「健康一口アドバイス」
に掲載中。
VOL.57
小林和夫
日本神経学会専門医
内視鏡外科長
1階「5番」窓口が、「0番」窓口と名称が変わりました。
当院1階にあります「5番」窓口が、1月4日
から「0番」窓口と名称変更しました。
これまでの「5番」窓口は、番号と窓口位置の関
係上、場所が分かりにくいとの声がありました。そ
のため「0番」に変更しました。
窓口の役割は、初来院、入院手続き、人間ドック、
診断書・証明書などの受付窓口となっており、
「0
番」と呼び方が変わっても、その役割に変更はあり
ません。
これからもどうかよろしくお願いいたします。
「5番」から「0番」窓口へ名称変更。
大西啓祐
患者図書室ボランティアを募集しています。
腹腔鏡という特殊なカメラと手術道具を使ってお腹を大きく切らないで行う手術法は、道具や技術の
進歩により、近年は早期に見つかった胃癌や大腸がんなどにも応用されるようになってきています。大
きく切らないといっても臓器を体外に取り出し、胃や腸を縫い合わせるために数センチの切開と手術道
具を通す小さな穴はあけますが、通常の手術と比べて痛みも少なく翌日には歩けるようになる方もいま
す。順調に経過すれば10日程度で退院可能となります。また、3ヶ月くらいすると傷はほとんどわか
らなくなってしまう方もいます。
いいことずくめのようですが、病気の進行度などによって適応が決まっているので、すべてのがんに
できるわけではありません。また、がんの場合は臓器に関連した転移を起こしやすいリンパ節も一緒に
切除する必要があるので手術は複雑になります。特殊な手術道具や技術が必要なのですべての病院でで
きるわけではありません。腹腔鏡の手術症例の多い経験豊富な病院を選ぶのがよいと思います。早期の
段階で病気を発見するには検診が非常に有効です。不幸にも、もし病気が見つかってしまった場合は主
治医の先生にご相談してみてください
昨年6月、患者さんやご家族への医療情報提供や、患者サービス向上のため「患者図書室 健康の
広場 ―みんなの医療情報AからZまで―」がオープンしました。この図書室で受付等の業務をお手
伝いしてくださるボランティアを募集しています。興味のある方は、ぜひよろしくお願いいたします。
○活動内容
図書貸し出しの受付,図書の管理,利用者のカウントなど
○活動時間
月~金曜日の午前9時30分から午後4時30分までの間で活動可能な時間
○その他
活動は無報酬です。ボランティア保険に加入します。
(保険料は当院負担)
○お申し込み・お問い合わせ先
済生館 管理課職員係 患者図書室担当 ℡023-625-5555(内線2324)
これからのホスピタルコンサート・ライブのご案内です。
〒990-8533
山形市七日町1丁目3番26号
山形市立病院済生館 医事経営課経営企画係
℡ 023-625-5555(内線2328)
E‐Mail [email protected]
******** http://www.saiseikan.jp/ ****
1月16日(土)
午後2時~
ソプラノ・コンサート
1月26日(火)
午後3時~
昔語り
松倉 とし子
様
“やまがた昔語りの会”様
済生館では、ボランティアで病院(ホスピタル)コンサートやライブをしてくださる方を
募集しています。演奏楽器、ジャンルは問いません。お一人でも構いません。
ご連絡をお待ちしています。 医事経営課 経営企画係 023-625-5555(内 2328)
~ ご案内の内容は、2010 年 1 月 6 日現在のものです。~
第27回 済生館市民健康講座 「脳卒中の予防と治療」 開催のご案内
今回は「脳卒中の予防と治療」と題し,1月30日(土)午後2時から、山形市立病院済生館4階「大会議
室」において開催されます。講師は,当院脳神経外科 主任医長 近藤 礼 医師です。脳卒中の予防と
最先端治療に関して、専門医の立場から分かりやすくお話いたします。
入場は無料、お申込み先着150名とさせていただきます。お車でお越しの際は,市営済生館前駐車場
をご利用ください。(駐車利用券を差し上げます)多数のご参加をお待ちしております。
お申込み・お問い合せ : 済生館 医事経営課経営企画係(電話:023-625-5555)
ご意見箱・ご意見メールをご利用いただき誠にありがとうございました。
お寄せいただいたご意見・ご要望につきましては,病院スタッフ全員で真剣に取り組んでまいります。
また,お褒めの言葉も多数いただきました。当院を利用されるすべての方にご満足いただけるよう,
これからもより一層努力してまいります。
なお,皆様からお寄せいただいたご意見等の一部をご紹介いたします。
【ご意見等】
新設の図書室を利用しようと思いましたが、歩行器が入口のドアを通過することができませんでした。
改善していただきたいと思いました。
【お答え】
患者図書室「健康の広場」入口のドアの幅が狭く、歩行器のままお入りになれなかったとのこと、
大変申し訳ありませんでした。患者図書室は既存の場所を利用して開設しており、
歩行器使用の患者様には大変ご不便をおかけいたしております。ご入室の際には、
図書室内の係の者にお声掛けください。
車椅子を準備いたしましたので、入口で車椅子に移乗していただき室内にお入り
くださいますようお願いいたします。これからも「患者図書室 健康の広場」を
よろしくお願いいたします。
【ご意見等】
診察に向かう途中、登りエスカレーターに乗りましたら、持っていた傘のほ先がエスカレーター脇の
板と板の間にある 2mm か 3mm のすき間に挟まり、自分の身体は上に、挟まった傘のほ先は固定され
て動かず、あわや事故にあうところでした。すき間をふさいで下さるよう願います。
【お答え】
危険な思いをされたとのこと、誠に申し訳ございませんでした。ご指摘いただきまし
たエスカレーター手すりの下に取り付けてあります、ガラスとガラスの間のすき間につ
いては、早速改修いたしました。
【ご意見等】
面会の時間は 13:00 からとなっているのに、午前中から来ている家族がいますが、どういうことで
しょう。何のため 13:00 からと書いているのですか。家族の方に十分に説明をしているのでしょうか。
それで規則が守られるのでしょうか。
【お答え】
不快な思いをされたこと、大変申し訳ありませんでした。当病棟は高齢者の方の緊
急入院が多いため、そのような患者様の精神的な安寧維持のため、また、自宅退院へ
むけてのトレーニングのため家族の方においでいただくことがあります。面会時間午
後 1 時の原則を念頭におき、今回のご意見を参考にして不快な思いをなされないよう
工夫をしていきたいと思いますのでご協力をお願いいたします。 (6 階西病棟師長)