平成25年行政事業レビューシート 事業名 次世代警戒管制レーダ構成要素の研究試作 担当部局庁 事業開始・ 終了(予定)年度 23年度 ∼ 27年度 担当課室 会計区分 一般会計 政策・施策名 - 関係する計画、 通知等 根拠法令 (具体的な 条項も記載) 新25-0006 事業番号 (防衛省) 経理装備局 作成責任者 技術計画官 技術計画官 野間 俊人 4-(6)自衛隊の体制の保持・整備(科学技術の発展への対 応(研究開発の推進) - 事業の目的 (目指す姿を簡 将来の警戒管制レーダに求められる、ステルス機・BM等の探知追尾性能、移設性、抗たん性、経済性等に優れたレーダ方式に関する 潔に。3行程度以 技術資料を取得し、将来の装備品等に反映する。 内) 当該事業では、平成23年度から26年度にかけてシステム設計を実施すると共に、空中線装置(1)、ビーム制御装置(1)を試作し、平成2 事業概要 5年度から平成27年度に所内試験を実施した後、研究を完了する予定である。 (5行程度以内。 別添可) 実施方法 ■直接実施 □委託・請負 □補助 □負担 □交付 □貸付 □その他 予算 の状 況 予算額・ 執行額 (単位:百万円) 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度要求 当初予算 0 0 0 2,258 1,598 補正予算 0 0 0 0 繰越し等 0 0 0 0 計 0 0 0 2,258 執行額 0 0 0 執行率(%) 0 0 0 成果指標 成果目標及び成 果実績 (アウトカム) 単位 平成25年度に空中線装置(1)他1式が、平成26年度に空中 線装置(2)他1式が納入される予定である。 成果実績 式 達成度 % 活動指標 単位 活動指標及び活 動実績 (アウトプット) 23年度 24年度 目標値 (27年度) 1 22年度 23年度 24年度 25年度活動見込 活動実績 (当初見 込み) 単位当たり コスト 平 成 2 5 ・ 2 6 年 度 予 算 内 訳 22年度 1,598 (円/式) 費 目 25年度当初予算 26年度要求 試作品費 2,258(百万円) 1,598(百万円) 計 2,258(百万円) 1,598(百万円) % (100) 算出根拠 主な増減理由 事業所管部局による点検 項 目 評 価 広く国民のニーズがあるか。国費を投入しなければ事業目的が達成できないのか。 国 必費 要 投 地方自治体、民間等に委ねることができない事業なのか。 性入 の 明確な政策目的(成果目標)の達成手段として位置付けられ、優先度の高い事業と なっているか。 事 業 の 効 率 性 事 業 の 有 効 性 重 複 排 除 点 検 結 果 ○ ○ ○ 競争性が確保されているなど支出先の選定は妥当か。 - 受益者との負担関係は妥当であるか。 - 単位当たりコストの水準は妥当か。 - 資金の流れの中間段階での支出は合理的なものとなっているか。 - 費目・使途が事業目的に即し真に必要なものに限定されているか。 - 不用率が大きい場合、その理由は妥当か。(理由を右に記載) - 事業実施に当たって他の手段・方法等が考えられる場合、それと比較してより効果的 あるいは低コストで実施できているか。 ○ 活動実績は見込みに見合ったものであるか。 ○ 整備された施設や成果物は十分に活用されているか。 - 類似の事業がある場合、他部局・他府省等と適切な役割分担を行っているか。 (役割分担の具体的な内容を各事業の右に記載) 事業番号 類似事業名 所管府省・部局名 評価に関する説明 将来装備に必要な技術の確立及び開発の可能性に係る検 討に資する事業であるため、防衛省が実施すべき事業であ る。 また、民間委託の可能性について、本事業はレーダの目標 探知能力に大きく関わるものであるため、民間における技術 の発展は期待できず、また、防衛省独自の仕様であり、技術 審査により自ら設計、製造の内容を確認しながら事業を行う 必要があるため、民間委託は不可能である。 なお、諸外国の装備品等を導入しても設計技術等の細部ま で判明できず、将来装備の開発に必要な技術資料を得ること が出来ないため、我が国独自で研究する必要がある。 本事業の支出年度は、平成25年度であり、現段階で の支出実績がないため未記載とした。 事業目的(目標)を達成するために、期間的にもコスト 的にも最適な手段であるかを事業着手前及び事業中間 の時点毎に評価・選択している。 自衛隊の装備品等の研究開発を一元的に実施してい るため、他部局・他府省等に類似の事業は無い。 【1.必要性】 将来の警戒管制レーダは、ステルス機等の低RCS目標への対応のため、空中線の大型化・高出力化等による探知能力の向上が必要となる。しか し、これまでのような、空中線開口面の大型化等に代表される装置規模拡大のみに依存した手法は、コスト・整備等への負担増大や抗たん性の低下が 懸念され、早晩限界が来ると予想される。近年、分散配置した複数の空中線からの送信(受信)信号を合成し高い空中線利得を得るMIMO技術に関す る研究が盛んに行われている。この技術をレーダに適用することで、従来レーダに比べ小型の空中線を分散配置し、個々の装置規模を抑えつつ、大開 口空中線を有するレーダと同等以上の探知性能を確保可能な分散型レーダの実現が見込まれる。個々の装置規模を低減することにより、コストの低 減・整備性の向上が見込まれる。さらに、レーダのための電波送信源として、自己の送信空中線でなく、他のレーダサイトや放送局も利用することによ り、自らが電波を放射しないパッシブ運用が可能となり、空中線の分散配置と併せて高い抗たん性を期待できる。 また、本事業はレーダの目標探知能力に大きくかかわるものであるため、秘匿性が高く、我が国独自に、かつ民間ではなく防衛省において実施する必 要がある。 【2.効率性】 民生品の積極的活用及び過去の技術的成果の利活用により、経費削減につなげるとの視点から本事業を点検したところ、民生品の活用が可能な部 分については活用が図られている。例としては、アンテナパターンの分析等に使用する専用試験装置について民生品・汎用品を活用するとともに、各種 制御用PC等に民生カタログ品を使用することにより、コスト削減に努めている。また過去の技術的成果を積極的に取り入れ、設計、製造を実施してい る。例としては、将来警戒管制レーダで採用されたアンテナ素子等を活用している。 以上を踏まえると、本事業においては民生品の積極的活用や過去の技術的成果の利活用による経費の低減を実施し、経費の抑制が適切になされて いた。従来より過去の技術的成果等を積極的に利活用することで経費の抑制を行っているところであるが、同様な視点を他の事業においても適用する ことが、今後の課題と見込まれる。 また、研究試作(その1)は一般競争入札によって競争性を確保した形で契約相手方を選定(落札者がなかったため、随意契約)するとともに、研究試 作(その2)以降は随意契約を行い研究目的の効率的な達成を図っている。 【3.有効性】 分散型レーダ技術は、将来想定されるステルス機やTBM等の低RCS目標の探知追尾のために必要と想定される技術であるとともに、移設性、抗た ん性、経済性等に優れたレーダシステムの実現が可能である。また部内の専門知識者によるグループ会議を適宜に開催し、当該事業に係わる情報の 交換、評価、問題点の解明並びに対策の検討により、当該事業の充実化を図っている。 【4.総合評価】 本事業は、将来の警戒管制レーダに必要なレーダ方式に関する技術資料を得られるものと評価でき、かつ、我が国の防衛技術基盤を強化し、もって 防衛力の質的水準の向上に資するものと位置付けられる。 ※ TBM:Theater Ballistic Missile、戦域弾道ミサイル 外部有識者の所見 点検対象外 行政事業レビュー推進チームの所見 所見を踏まえた改善点/概算要求における反映状況 備考 関連する過去のレビューシートの事業番号 平成22年 平成23年 平成24年 - 25年度の 支出イメージ 防衛省 2,258百万円 仕様書の作成や監督・審査・検査等 の事業管理を実施する。 ※競争に付しても入札者がないとき、又は再度の 入札をしても落札者がない場合の随意契約 【一般競争入札】→【随意契約】 A.三菱電機(株) 2,258百万円 次に示す内容の試作品設計及び製 造を実施する。 資金の流れ (資金の受け取 り先が何を行っ ているかについ て補足する) (単位:百万 円) 【構成品内訳】 ① システム設計(1) ② 空中線装置(1) ③ ビーム制御装置(1) ④ 専用試験装置(1) A.三菱電機(株) 費 目 試作品費 使 途 次世代警戒管制レーダ構成要素の研究試作 計 E. 金 額 (百万円) 費 目 2,258 使 途 金 額 (百万円) 2,258 計 B. 費 目 使 途 0 F. 金 額 (百万円) 費 目 使 途 金 額 (百万円) 費目・使途 (「資金の流れ」に おいてブロックご とに最大の金額 が支出されている 者について記載 する。費目と使途 の双方で実情が 分かるように記 載) 計 0 計 C. 費 目 使 途 計 G. 金 額 (百万円) 0 費 目 計 使 途 使 途 計 D. 費 目 0 金 額 (百万円) 0 H. 金 額 (百万円) 0 費 目 計 使 途 金 額 (百万円) 0 支出先上位10者リスト A. 支 出 先 業 務 概 要 支 出 額 (百万円) 入札者数 落札率 支 出 先 業 務 概 要 支 出 額 (百万円) 入札者数 落札率 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 B. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
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