SEG e-ラーニング環境の 再構築と研修の展開 ∼ ビューカスタマイズ ∼ ∼ 多言語機能活用 ∼ 2005年12月2日 エプソンインテリジェンス(株) 水谷 正洋 目 次 1.背景 2.システム統合・構成 3.統合に伴う技術ポイント ・人事DB(IDDB)・LDAPServer 4.構築例 5.統合効果 6.研修の例 7.課題・その他 SEグループ e-ラーニング導入状況 Seiko Epson グループ 1999年∼2000年 欧州エリア 欧州エリア 日本 EASY ・・ 日本 ・・・ ・ 米州エリア ・マルチリンガル(多言語)機能 ・・ 米州エリア ・ 2000年 ・ EPSON WEB 地域統括:4 CAMPUS 2000年 販売・サービス拠点:58 生産開発拠点:33 ・ ・ビューカスタマイズ機能 WBTT ・ System ・・・・ ●e-ラーニング教育の定着化 アジア/オセアニア アジア/オセアニア ・ ●次ステップとして効率運用・展開の模索 従業員数ではなくGLOBAL *グループ利用者総数 27000人∼28000人 CAMPUS使用者数 2.システム再構築・日程 ’03下期 ’04上期 ’04下期 ’05上期 ’05下期 検討・準備 システム構築 ▲仮稼動 WBTT統合 EASY統合 SEID統合 ▲10月システム本格稼動 ▲2月∼トライアル 10月∼統合化 4月∼統合化 *合弁会社 統合化案画 システム再配置 SEグループ 欧州エリア 欧州エリア ・・ ・・・ ・・ 日本 日本 ・ ・・・・ ・・ ・・ 米州エリア 米州エリア 地域統括:4 販売・サービス拠点:58 生産開発拠点:33 アジア/オセアニア アジア/オセアニア ・ *グループ利用者総数 従業員数ではなくGLOBAL 27000人∼28000人 CAMPUS使用者数 2_1.システム統合と対象 EPSON WEB CAMPUS WBTT System EASY System セイコーエプソン(株) 東北エプソン(株) エプソンインテリジェンス アトミックス等 EPSON GLOBAL CAMPUS 海外現地法人 スタッフメンバー エプソン販売 エプソンOAサプライ等 約27,000人 SANYO EPSON e-Learning サンヨーエプソンイメー ジングデバイス等 SEIDは当初からGLOBAL CAMPUSを利用検討 従来、別々に稼動・運用してきた3システムをGLOBAL CAMPUSに統合する 2_2.システム構成 ロードバランサー Intranet コンテンツ HTTPServer HTTPServer コンテンツ LMS・WAS LMS・WAS パスワード 変更 D/BServer 職場 人事 D/B ID D/B LDAPServer IDDB・LDAP 3. e-ラーニング運用体制 システム運用時間: 24時間フル稼働 ユーザーサポート方法・時間 各システムごとにサポート ・GLOBAL CAMPUS ・EASY ・WBTT ・SEID(三洋エプソン) サポート時間:8:30∼18:00(平日) (GLOBAL CAMPUSの場合) 3.システム統合に伴うポイント 1.グループユーザーの登録 ・正規従業員∼アルバイト∼派遣社員等迄 ・セイコーエプソン、子会社、新合弁会社の 転籍者も利用可能なこと 2.認証用にLDAPサーバー利用 ・ユーザー属性情報 ・海外現地法人ユーザーも利用可能なこと 3.簡便な利用環境の提供 ・ユーザーのPC利用環境は千差万別 合弁会社の環境はSEユーザーとは異なる 3_1.DBユーザー登録と属性情報 IDDB へ入力 IDDB Work Flow System IDDB へ登録 LDAP DBへ登録 LMS DBへ登録 ・ユーザー属性情報の共有化 ・共通の登録環境の整備 上記はユーザー登録情報例 IDDBWF Systemの提供 3_2.弊社使用LMS2つの特徴 ・マルチリンガル機能 ・ビューカスタマイズ機能 ここではカスタマイ ズビュー作成の 方法を例示し ている ・1システムで日本語・英語等16カ 国語に対応 ・ファイルを作成保存(この例ではtest) 3_3. 簡便なPC設定環境の提供 受講者が迷わないようシステム上で 工夫を随所に盛り込んでいる 2.設定確認のチェックのページ 1.ログイン前の説明ページ 3.Plug-inソフトダウンロードページ 4_1. 多言語機能の活用例 ログイン画面は各言語を個別に用意する。 ログイン後の各言語の画面はLMS側で用意。 ←日本語 ←日本語 ↑英語 英語→ ←イタリア語 注意:コンテンツは各言語別に用意する必要がある 4_2.ビューカスタマイズ使用例 各システム毎に用意 するログイン画面 LMSが用意するロ グイン後のビュー画 面 ユーザー属性を元にしたログイン後ビュー切替え例 5_1.システム統合の効果 1.システム構築費用削減 ●前提条件 ・HW(サーバー等)、SW費用 ・システム構築費用を含む 2.システム運用費用削減 ●前提条件 ・1~1.5人/1システムのサポート要員 ・100万円/1人(月額)と仮定 システム運用費 初期導入費 4000 8000 3000 6000 万 円 費用削減 4000 1000 } } 万円 2000 費用削減分 2000 0 1ヵ所 4ヶ所 導入拠点 0 2004 2005 *HW等直接費・運用費で5千~6千万円の費用削減効果となる 5_2.研修実施面での効果 1.全社員向け必須教育をタイムリに実施開催することが可能 ●2004年∼2005年開催予定(又は実施済み)教育の一覧 実施コース 実施時期 対象者数 インサイダー取引の防止(日・英) 2004年度 23000人 情報セキュリティ2004年度版(日・英) 2004年10月∼ 27000人 環境教育2004年度版(日・英) 2004年度 27000人 個人情報保護(日・英) 2004年度 27000人 インサイダー取引の防止2005年版(日・英) 2005年度4月∼ 27000人 製品安全性基礎(日・英) 2005年5月∼ 27000人 品質理念教育(日・英) 2005年7月∼ 27000人+α ●前提条件 CSR基礎教育(日・英・中) 2005年8月∼ 27000人+α 情報セキュリティ2005年度版(日・英) 2005年下期 27000人+α 環境教育2005年度版(日・英) 2005年下期 27000人+α *インサイダー取引教育はSEが昨年東証一部に上場した関係で、早期に、また 短期間でグループ社員全員に教育を行う必要があった。 5_3. 研修効果(費用面) ●情報セキュリティ教育 1.コスト・費用面 1)集合教育(230回実施と仮定(100人/1回)) ・工数 講師(移動、準備含む)230×3h=690h 受講者移動時間:23000人×0.5h=11500h ・費用(時給0.49万円):12190h×0.47=5929.3万円 ・テキスト代 : 180円/1冊×23000人=414万円 総計 : 6143万円 2)e-ラーニング ・教材開発費:20万円∼30万円 ・テンプレート代:20万円 ・管理費 :20日×8h×0.60×2人=192万円 3)削減効果 6143万円ー242万円=5901万円 約5900万円のコスト削減効果がある。 6.e-ラーニング教育他の利用例 ・一般知識 毎年実施 ・情報セキュリティ教育 ・環境基礎教育 ・社員行動規範 ・インサイダー取引き ・個人情報保護 ・CSR教育(新規) ・専門知識 ・ノウハウ ・製品知識 ・MSOffice教育 ・技術ノウハウ ・Excel VBA ・サービス知識 ・PC基礎 プリンタ、プロジェクタ等 ・下請け法 ・特許教育(初・中) ・品質工学概論 納期、低コストの 要請 ・公差解析 役員∼派遣社員全社員 担当部門で個別実 事業部主体で運営 受講結果はアカウント権施、教材の開発・入 している。教材数が 限の付与条件 手とフォローが課題 急増、多言語化要請。 7. 課題・その他 ●グループ内へe-Learningを更に定 着 化・拡充させる ●e-Learningシステムの費用対効果 を 向上する ●e-Learningの地道な改善で使い易 い ツールへ 終わり ご静聴ありがとうございました。
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