事業番号 0326 平成25年行政事業レビューシート (農林水産省) 事業名 農林水産分野における地球環境対策 推進手法開発事業 担当部局庁 大臣官房 作成責任者 事業開始・ 終了(予定)年度 平成23年度~平成25年度 担当課室 環境政策課 地球環境対策室 室長 作田 竜一 会計区分 一般会計 政策・施策名 ⑲農林水産分野の地球環境対策 - 関係する計画、 通知等 低炭素社会づくり行動計画、京都議定書目標達成計画、農林水産 省地球温暖化対策総合戦略、農林水産省生物多様性戦略 根拠法令 (具体的な 条項も記載) 事業の目的 (目指す姿を簡 潔に。3行程度以 内) ・温室効果ガス排出量は毎年、国際的に報告しているところであり、排出量の算定方法を我が国の実態に即したものに改善する。 ・生産者・消費者に対して、温暖化についての認識を高め、排出削減に向けた取組の普及を図るため、農林水産物における「CO2の見える 化」を推進する。 ・農林水産分野における生物多様性保全効果の発揮、民間による支援活動の拡大推進のため、農林水産分野に対応した、民間が生物多 様性保全活動を支援する仕組を構築する。 ・本事業は、「農林水産業由来温室効果ガス排出量精緻化検討・調査」、「「CO2の見える化」データベース整備事業」、「生物多様性保全推 進調査事業」より構成される。 ・家畜排せつ物等に関する、メタンや一酸化二窒素の排出量の実測調査や削減方法に関する知見の収集等を行い、排出量算定方法を改善 事業概要 する。 (5行程度以内。 ・農林水産物に関して、個々の品目、作型、加工度等の違いにも対応した排出量のデータを調査し、算定ツールに組み込み、CO2の見える 別添可) 化を推進する。 ・農林水産分野における生物多様性保全活動を支援するため、農家等が行う生物多様性保全に資する農業生産活動等に対して、生物多様 性の評価を活用して、企業等による支援を促す仕組みについて検討する。 実施方法 □直接実施 ■委託・請負 □補助 □負担 □交付 □貸付 □その他 22年度 予算額・ 執行額 予算 の状 況 (単位:百万円) 23年度 25年度 26年度要求 - 当初予算 - 43 41 49 補正予算 - △9 △5 0 繰越し等 - 0 0 0 計 - 35 36 49 執行額 - 35 36 執行率(%) - 100 100 成果指標 単位 ・国際的に報告する日本の温室効果ガス排出量の算定 方法(排出係数)改善数(平成23年度~平成25年度6個) ※排出係数:単位生産量等あたりの温室効果ガス排出量 成果目標及び成 果実績 (アウトカム) ・事業者や生産者が実際に取り組んだ農林水産分野の CO2の見える化商品数(平成23年度~平成24年度40件) ・農林漁業等活動により保全された生物多様性の評価を 活用した、農家等を支援する新たな仕組みの構築 ※農家等が行う活動に対して企業等から資金等を導入する仕組み 24年度 目標値 (25年度) 4 (4) (6) 2 (2) 達成度 % 100 67 成果実績 (目標値) 件 19 (15) 26 (40) 達成度 % 127 65 成果実績 (目標値) 仕組 0 (0) 0 (0) 達成度 % 0 0 23年度 24年度 単位 ・温室効果ガス算定方法の精緻化調査のための実測調 査延べ箇所数 箇所 項目 者 み) ・農林漁業等活動により保全された生物多様性の経済 的評価の試行調査数(24、25年度) - 23年度 項目 活動指標 ・生物多様性保全面からみた農林漁業等活動の経済的 評価に関する国外の事例調査件数(23年度) 22年度 成果実績 (目標値) ・CO2の見える化データベースの対象品目数(23、24年 活動指標及び活 度) 活動実績 動実績 (アウトプット) ・環境ラベルによる実証調査を実施した農業者数(25年 (当初見込 度) 件 件 22年度 6 ( 4 ( 8 ( 4 費 目 25年度当初予算 26年度要求 人件費 18 - 事業費 21 - 旅費 10 - 計 49 (1) 25年度活動見込 5 ) 4 ― ) ( 6 ) ( ― ( 4 ) ( 3 ) ― ) ( ― ) ) ( ― ― 3 ) 3 ― ― ( 3 ) ( ― ) ( ― ) ― 3 ( ― ) ( 3 24年度実績(17,171,175円)/調査箇所数(5箇所) 24年度実績(8,400,000円)/対象品目数(6品目) 3,434,235(円/箇所) 24年度実績(9,975,000円)/経済評価箇所数(3箇所) 1,400,000(円/品目) 算出根拠 23年度実績2,961,000円 3,325,000(円/箇所) 23年度実績97,5009円 23年度実績543,148円 単位当たり コスト 平 成 2 5 算 ・ 内 2 訳 6 年 度 予 24年度 主な増減理由 ― ) ( 7 ) 事業所管部局による点検 広く国民のニーズがあるか。国費を投入しなければ事業目的が達成できないのか。 国 必費 要 投 地方自治体、民間等に委ねることができない事業なのか。 性入 の 明確な政策目的(成果目標)の達成手段として位置付けられ、優先度の高い事業と なっているか。 事 業 の 効 率 性 事 業 の 有 効 性 重 複 排 除 点 検 結 果 評 価 評価に関する説明 ○ 毎年、国際的に報告している温室効果ガス排出量を、より正 確にするため、農林水産分野の特殊性を考慮しながら、関係 者へ普及させる仕組みを国として率先して検討する必要があ ること、生物多様性の保全に資する活動を支援する新しい仕 組みの構築を目指すものであることから、政策目的達成のた め国が実施することが適当であり、優先度の高い事業であ る。 ○ ○ 競争性が確保されているなど支出先の選定は妥当か。 △ 受益者との負担関係は妥当であるか。 ○ 単位当たりコストの水準は妥当か。 × 資金の流れの中間段階での支出は合理的なものとなっているか。 ○ 費目・使途が事業目的に即し真に必要なものに限定されているか。 ○ 不用率が大きい場合、その理由は妥当か。(理由を右に記載) - 事業実施に当たって他の手段・方法等が考えられる場合、それと比較してより効果的 あるいは低コストで実施できているか。 ○ 活動実績は見込みに見合ったものであるか。 ○ 整備された施設や成果物は十分に活用されているか。 ○ 類似の事業がある場合、他部局・他府省等と適切な役割分担を行っているか。 (役割分担の具体的な内容を各事業の右に記載) 事業番号 類似事業名 所管府省・部局名 ・総合評価方式の一般競争入札を実施しているが、昨年度は 3事業のうち、1事業において1者応札であったため、今年度 は公告開始の早期化、公告期間の拡大の対応をとっている。 ・温室効果ガス算定方法の精緻化調査の実測調査延べ箇所 数の単位当たりのコストが上昇したのは、平成23年度は、北 海道内で重点的な実測調査の実施に対し、平成24年度は全 国的な広範囲での調査であったことから、単位当りのコストが 上昇した。 ・平成24年度のCO2の見える化データベースの対象品目数 に関する単位当たりのコストが平成23年度に比べ上昇したの は、24年度は対象品目数のほかに、CO2の見える化の表示 手法に関するガイドラインを作成するための検討を行ったこと による。 ・資金の流れについて、事業終了後の検査の結果、経費の単 価や使途に問題はなかった。 ・総合評価方式の一般競争入札を実施し、価格と提案内容を 総合的に勘案することにより効率的な事業の執行に努めた。 ・活動実績等は、定量的な目標を掲げているところであり、見 込みに見合ったものとなっている。 ・成果については、翌年度の排出量の算定や農家等を支援 する新たな仕組みの構築に活用する。 - ・温室効果ガス排出量の算定方法の改善に関しては、毎年我が国として国際的に報告している排出量をより正確にするものであり、国として率先して取り組む必要性 のある内容である。成果については、翌年度以降の排出量算定に活用していく。 ・温室効果ガス削減量等の表示は、閣議決定された低炭素社会づくり行動計画、京都議定書目標達成計画においても国全体を低炭素化に動かす仕組みとして推進 することとしており、農林水産分野の特殊性を考慮しながら、関係者への普及させる仕組みを国として率先して検討する必要がある。 ・生物多様性保全推進調査事業では、先進事例調査や生物多様性に資する活動の経済評価を試行し新たな仕組みの構築に必要な課題の検討を行っており、これら は当初の見込みに見合った成果となった。平成25年度はこれらの成果活用し、実地検証等を行い新たな仕組についてガイドラインを作成することとしている。 外部有識者の所見 行政事業レビュー推進チームの所見 所見を踏まえた改善点/概算要求における反映状況 備考 関連する過去のレビューシートの事業番号 平成22年 平成23年 新23-0001 平成24年 0011 A.三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 C.岡山県農林水産総 合センター畜産研究 所等 (3機関) 4百万円 温室効果ガスの実 測 温室ガス測定結果の 分析 【随意契約】 B.(独)農業・食品産 業技術総合研究機構 畜産草地研究所 (1機関) 1百万円 【随意契約】 温室効果ガス排出量算定方法の精 緻化、削減方法の検討・調査 A.三菱UFJリサーチ&コンサ ルティング株式会社 17百万円 【総合評価入札・委託】 (採択1/応募1) CO2の見える化に係る データ調査、ツールの整備 D.株式会社 三菱総合研究所 8百万円 【総合評価入札・委託】 (採択1/応募2) 36百万円 資金の流れ (資金の受け取 り先が何を行っ ているかについ て補足する) (単位:百万 円) 農林水産省 生物多様性保全活動を支援する 仕組みの検討、経済評価の試行 E.三菱UFJリサーチ&コン サルティング株式会社 10百万円 【総合評価入札・委託】 (採択1/応募2) ※平成24年度実績を記入。執行実績がない新規事業、新規要求事業については現時点で予定やイメージを記入。 E.三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 費 目 使 途 金 額 (百万円) 費 目 金 額 (百万円) 人件費 研究員手当等 6 人件費 研究員手当等 7 委託費 温室効果ガスの実測等(岡山県農林水産総 合センター畜産研究所等) 5 事業費 アンケート調査費、検討会開催費等 2 物品費 測定機材 2 一般管理費 1 計 10 一般管理費 その他 2 2 謝金、旅費、会議費等 計 17 F. B.(独)農業・食品産業技術総合研究機構畜産草地研究所 費 目 費目・使途 (「資金の流れ」に おいてブロックご とに最大の金額 が支出されている 者について記載 する。費目と使途 の双方で実情が 分かるように記 載) 使 途 使 途 金 額 (百万円) 需用費 消耗品費等 0.5 役務費 分析機材の調整等 0.5 旅費 調査旅費 0.2 賃金 賃金 0.2 計 1 費 目 計 C.岡山県農林水産総合センター畜産研究所 費 目 使 途 消耗品等 1 その他 旅費、役務費等 1 2 費 目 人件費 使 途 研究員手当等 一般管理費 その他 計 0 使 途 計 D.株式会社三菱総合研究所 費 目 金 額 (百万円) G. 金 額 (百万円) 需用費 計 使 途 金 額 (百万円) 0 H. 金 額 (百万円) 費 目 使 途 金 額 (百万円) 6 1 プログラム開発費、謝金、旅費等 1 8 計 0 支出先上位10者リスト A. 支 出 先 1 三菱UFJリサーチ&コンサル ティング株式会社 業 務 概 要 支 出 額 (百万円) 温室効果ガス排出量算定方法の精緻化、削減方法の検討・調査 入札者数 17 1 落札率 93 B. (独)農業・食品産業総合研究機 1 構 畜産草地研究所 温室効果ガス測定データの分析 1 随意契約 - 2 随意契約 - C. 1 岡山県農林水産総合センター 温室効果ガスの実測 畜産研究所 2 千葉県畜産総合研究センター 温室効果ガスの実測 1 随意契約 - 3 佐賀県畜産試験場 温室効果ガスの実測 1 随意契約 - 農林水産物からの排出量に係るデータ調査等 8 D. 1 株式会社三菱総合研究所 2 89 E. 支 出 先 1 三菱UFJリサーチ&コンサル ティング株式会社 業 務 概 要 生物多様性保全活動を支援する仕組みの検討、経済評価の試行 支 出 額 (百万円) 入札者数 10 2 落札率 85 事業番号 0327 平成25年行政事業レビューシート (農林水産省) 事業名 農林水産分野における遺伝資源利用促進事業 担当部局庁 大臣官房 作成責任者 事業開始・ 終了(予定)年度 平成24年度~平成28年度 担当課室 環境政策課地球環境対策室 室長 作田 竜一 会計区分 一般会計 政策・施策名 ⑲農林水産分野の地球環境対策 関係する計画、 通知等 農林水産省生物多様性戦略 根拠法令 (具体的な 条項も記載) 事業の目的 生物多様性条約COP10で採択された名古屋議定書により、遺伝資源へのアクセスや利益配分について新たな国際ルールができた一方、 (目指す姿を簡 資源国では遺伝資源の権利意識の高まりにより、自国の資源の持ち出しを規制する動きが見られる。このため、我が国の遺伝資源利用者 潔に。3行程度以 による海外からの遺伝資源の円滑な取得を促進し、画期的な農作物等の新品種や新食品の開発に貢献する。 内) ・遺伝資源取得交渉対象国を定めるため、当該国の遺伝資源の提供に関する制度等について現地調査を実施。 ・民間種苗会社、研究者等の国内遺伝資源利用者によるコンソーシアムを形成し、海外遺伝資源取得計画を策定。 ・コンソーシアムが、取引対象国政府から遺伝資源取得に係る事前同意(PIC)や遺伝資源所有者との相互合意(MAT)を得るための交渉を 支援。 事業概要 ・国内遺伝資源利用者に対して説明会の開催や、遺伝資源を取得するための国際ルール、具体的手順等をまとめた手引書の作成による情 (5行程度以内。 報提供。 別添可) 実施方法 □直接実施 ■委託・請負 □補助 □負担 □交付 □貸付 □その他 22年度 予算額・ 執行額 予算 の状 況 (単位:百万円) 24年度 25年度 当初予算 23年度 26 28 補正予算 ▲6 0 繰越し等 0 0 計 20 28 執行額 18 執行率(%) 90.4 成果指標 活動指標 ○事前同意を得る遺伝資源提供国数(26~28年度) 平 成 2 5 ・ 2 6 年 度 予 算 内 訳 目標値 (28年度) 国 - 4 % - 単位 活動指標及び活 ○海外調査を実施した遺伝資源取得交渉候補国数(平 成24~26年度10カ国程度。平成24年度実績:5カ国) 動実績 (アウトプット) 単位当たり コスト 24年度 単位 成果目標及び成 成果実績 果実績 (アウトカム) 平成28年度までに海外からの遺伝資源の取得に関する 合意が4ヶ国で行われる 達成度 活動実績 (当初見込 み) 22年度 23年度 22年度 23年度 24年度 25年度活動見込 ― ― 5 (3) - (4) ― ― ― ― 国 2,039,200(円/国) 算出根拠 予算額 10,196,000円/調査国数(5ヶ国) 費 目 25年度当初予算 人件費 5 事業費 11 旅費 12 計 28 26年度要求 26年度要求 主な増減理由 事業所管部局による点検 項 目 広く国民のニーズがあるか。国費を投入しなければ事業目的が達成できないのか。 国 必費 要 投 地方自治体、民間等に委ねることができない事業なのか。 性入 の 明確な政策目的(成果目標)の達成手段として位置付けられ、優先度の高い事業と なっているか。 事 業 の 効 率 性 評価に関する説明 ○ 海外遺伝資源の取得円滑化は、国民のニーズに応える 新品種の育種に必須であり、国民全体に裨益することか ら、国費を投じて取組む必要がある。 また、本事業は交渉相手が遺伝資源提供国政府であ り、国が実施することが適当。 本事業の政策目標は、遺伝資源の取得に係る合意を得 ることであり、その取得交渉を直接支援する本事業は、 政策目標の達成手段として位置づけられる。 ○ ○ 競争性が確保されているなど支出先の選定は妥当か。 △ 受益者との負担関係は妥当であるか。 ○ 単位当たりコストの水準は妥当か。 - 資金の流れの中間段階での支出は合理的なものとなっているか。 - 費目・使途が事業目的に即し真に必要なものに限定されているか。 ○ 不用率が大きい場合、その理由は妥当か。(理由を右に記載) - 事業実施に当たって他の手段・方法等が考えられる場合、それと比較してより効果的 事 あるいは低コストで実施できているか。 業 の 活動実績は見込みに見合ったものであるか。 有 効 性 整備された施設や成果物は十分に活用されているか。 重 複 排 除 評 価 類似の事業がある場合、他部局・他府省等と適切な役割分担を行っているか。 (役割分担の具体的な内容を各事業の右に記載) 事業番号 類似事業名 所管府省・部局名 海外遺伝資源アクセス事業円滑化事業 ○ ○ △ ○ 農林水産省食料産業局新事業創出課 総合評価落札方式により、競争性を確保した。しかし、本 事業の内容は、高い専門性と相当の作業量が見込まれ たこと、また、公募時期が年度後半となったことから、1社 応札となった。従って、多くの企業の参加を得るため、引 き続き周知を図るとともに、公募時期の前倒し等、工夫 が必要。 資金の流れは単純明快であり、検査の結果、経費の単 価や使途に問題はなかった。 遺伝資源に対する権利意識が高まる中で、個別の民間企業 等が提供国と直接交渉を行うことは事実上困難であるところ、 本事業は有効かつ低コストで実施された。 ・当初の目標より多くの国で現地調査を実施できたこと、対象 国政府から一定の要望を聴取できたことは評価できる。 ・手引書の関係者への配布を次年度以降に延期したため、成 果物の活用に関して次年度以降への宿題が残った。 既存の枠組みを通じて遺伝資源を取得し、特性評価等を行う 海外遺伝資源アクセス事業円滑化事業に対し、本事業では、 二国間交渉を必要とする遺伝資源の取得に関して、国内遺伝 資源利用者と提供国政府との合意を得るのための意見調整 支援を目的とするもので、事業の趣旨が異る。運用過程での 重複の発生を避けるため、相互に検討会に出席する等して情 報の共有に努めた。 点 平成24年度事業では、国内利用者のニーズの把握と、5カ国への制度調査と、うち3カ国について遺伝資源取得計画を策定した。当該3カ国から遺伝資源 検 提供の条件について一定の要望を聴取できたことは、初年度の成果としては当初の目標に適う結果であったといえる。本年度は、引き続き対象国の具体 結 的な要望についての情報収集と、国内利用者によるコンソーシアムの充実を図り、両者の合意点を見出すことに努めるものとする。 果 外部有識者の所見 行政事業レビュー推進チームの所見 所見を踏まえた改善点/概算要求における反映状況 備考 関連する過去のレビューシートの事業番号 平成22年 - 平成23年 - 平成24年 新24-0001 ※平成24年度実績を記入。執行実績がない新規事業、新規要求事業については現時点で予定やイメージを記入。 農林水産省 18百万円 【総合評価入札・委託】 民間団体等(1社) 18百万円 資金の流れ (資金の受け取 り先が何を行っ ているかについ て補足する) (単位:百万 円) 社団法人農林水産・食品産業技術振興協会 費 目 人件費 使 途 E. 金 額 (百万円) 事業の進行管理、経理 3 派遣職員 4 謝金 検討会員への謝金 6 旅費 海外調査旅費、検討会員旅費等 5 雑役務費 計 18 費 目 計 B. 費 目 使 途 使 途 金 額 (百万円) 0 F. 金 額 (百万円) 費 目 使 途 金 額 (百万円) 費目・使途 (「資金の流れ」に おいてブロックご とに最大の金額 が支出されている 者について記載 する。費目と使途 の双方で実情が 分かるように記 載) 計 0 計 C. 費 目 使 途 計 G. 金 額 (百万円) 0 費 目 計 使 途 使 途 計 D. 費 目 0 金 額 (百万円) 0 H. 金 額 (百万円) 0 費 目 計 使 途 金 額 (百万円) 0 支出先上位10者リスト A. 支 出 先 1 (社)農林水産・食品産業技術振興協会 業 務 概 要 支 出 額 (百万円) 遺伝資源提供国の国内制度等調査、国内利用者への情報提供 入札者数 18 1 落札率 70 2 3 4 5 6 7 8 9 10 B. 支 出 先 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 業 務 概 要 支 出 額 (百万円) 入札者数 落札率 事業番号 0328 平成25年行政事業レビューシート (農林水産省) 事業名 輸入栽培用種子中の未承認遺伝子組換え体検査対 策事業委託費 担当部局庁 事業開始・ 終了(予定)年度 平成24年度~平成28年 担当課室 会計区分 一般会計 政策・施策名 消費・安全局 作成責任者 農産安全管理課 農産安全管理課長 朝倉健司 ⑲農林水産分野の地球環境対策 平成24年度における遺伝子組換え生物等に係る立入検査等 の実施について(平成24年3月13日付け23消安第5969号消費・ 遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多 関係する計画、 安全局長通知) 様性の確保に関する法律(平成15年法律第97号)第17 (具体的な 通知等 遺伝子組換え農作物のカルタヘナ法に基づく審査・管理に係る 条項も記載) 条、第31条、第32条及び第34条 標準手順書(平成21年12月 消費・安全局 農産安全管理 課) 「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」(平成15年法律第97号。以下「カルタヘナ法」という)に 事業の目的 基づく承認を受けていない、未承認遺伝子組換え種子の我が国への侵入による生物多様性への影響を防止するため、水際検査で使用する (目指す姿を簡 検査法確立のための情報収集及び検証試験を行う。 潔に。3行程度以 内) 根拠法令 ①栽培用種子の未承認遺伝子組換え体検査法整備事業 導入遺伝子、宿主特定に不可欠な遺伝子の情報を収集し、検査用試薬及び検査結果の検証に必要な陽性プラスミドを作成し、検査法を 事業概要 (5行程度以内。 開発する。 ②栽培用種子の未承認遺伝子組換え体検査法確立事業 別添可) 国際的なガイドラインに則った検査法を確立するため、検証試験を行う。 実施方法 □直接実施 ■委託・請負 □補助 □負担 □交付 □貸付 □その他 22年度 予算額・ 執行額 予算 の状 況 23年度 - - 16 14 - - - - 繰越し等 - - - - 計 - - 16 14 執行額 - - 13 執行率(%) - - 81.3% 単位 成果目標及び成 果実績 (アウトカム) 5ヵ年で10作物の栽培用種子について、適応可能な検 査法を確立し、必要な場合に水際検査を開始すること。 達成度 活動指標及び活 ①検証可能な検査法を開発できた農作物の数 活動実績 動実績 ②検証が終了した検査法数 (アウトプット) ③未承認遺伝子組換え体か否か判定できたパパイヤの (当初見込 数(H24のみ) み) ④パパイヤの生育実態を調査できた地域(H24のみ) 費 目 算出根拠 26年度要求 25年度当初予算 栽培用種子の未承認遺伝子 組換え体検査法整備事業 5 栽培用種子の未承認遺伝子 組換え体検査法確立事業 9 14 23年度 24年度 - % 単位 ① 2,045,228 (円/件) ② - (円/件) ③ 12,881 (円/件) ④ 156,247 (円/件) 22年度 成果実績 活動指標 計 26年度要求 補正予算 成果指標 平 成 2 5 ・ 2 6 年 度 予 算 内 訳 25年度 当初予算 (単位:百万円) 単位当たり コスト 24年度 目標値 ( 年度) 10 (28年度) 22年度 23年度 24年度 25年度活動見込 ①4、②-、 ③247、④13 ― (①2、②-、③ 247、④13) ( ①2、②2 ) 件 ①=(予算額)÷(検証可能な検査法を開発した農作物の数:4) ②=(予算額)÷(検証が終了した検査法の数:-) ③=(予算額)÷(判定した検体数の数:247) ④=(予算額)÷(調査した地域数:13) 主な増減理由 事業所管部局による点検 評 価 評価に関する説明 広く国民のニーズがあるか。国費を投入しなければ事業目的が達成できないのか。 ○ 地方自治体、民間等に委ねることができない事業なのか。 ○ 明確な政策目的(成果目標)の達成手段として位置付けられ、優先度の高い事業と なっているか。 ○ カルタへナ法に基づく遺伝子組換え作物の管理について は、地方自治体等に権限はなく、国が実施する必要があ る。我が国の生物多様性に影響を生じうる未承認の遺伝 子組換え作物の栽培用種子が国内に流入した場合の影 響は多大であり、検査法を開発し、未然防止を図ること が重要であり、優先度は非常に高い。 競争性が確保されているなど支出先の選定は妥当か。 ○ 受益者との負担関係は妥当であるか。 ○ 単位当たりコストの水準は妥当か。 - 項 目 国 費 要投 性入 の 必 事 業 の 効 率 性 事 業 性の 有 効 重 複 排 除 点 検 結 果 資金の流れの中間段階での支出は合理的なものとなっているか。 - 費目・使途が事業目的に即し真に必要なものに限定されているか。 ○ 不用率が大きい場合、その理由は妥当か。(理由を右に記載) ○ 事業実施に当たって他の手段・方法等が考えられる場合、それと比較してより効果的 あるいは低コストで実施できているか。 ○ 活動実績は見込みに見合ったものであるか。 ○ 整備された施設や成果物は十分に活用されているか。 ○ 類似の事業がある場合、他部局・他府省等と適切な役割分担を行っているか。 (役割分担の具体的な内容を各事業の右に記載) 事業番号 232 類似事業名 遺伝子組換え生物対策費 3事業の支出先は同一であるが、いずれの事業につい ても複数者が応札し、適切な競争がなされた。 なお、執行率が90%未満となっているが、これは競争入 札の結果、落札額が低くなったためであり、妥当である。 また、平成23年度末に実施した調査で、沖縄県内の庭先 等に未承認遺伝子組換えパパイヤが見つかったことか ら、沖縄県内における未承認遺伝子組換えパパイヤの 生育実態調査及び遺伝子検査を優先して実施した。 事業は予定通り進捗している。また、検査により、未承認 の遺伝子組換えパパイヤを特定するなど、事業の成果 は十分に活用されている。 未承認遺伝子組換えパパイヤについては、自然保護地 域等における自生パパイヤについての実態把握や検査 は環境省が、民家の庭先などで生育しているパパイヤの 所管府省・部局名 実態把握や検査については農林水産省が実施すること 環境省外来生物対策室 として整理した。 ○ ・我が国は野菜の栽培用種子の約8割を輸入しており、海外における開発状況から、我が国の輸入栽培用種子への混入の可能性がある農作物として、 10作物が考えられる。本事業の成果目標は、事業期間5ヵ年のうちにこれら10作物について検査法を用意し、必要なときに水際検査を実施できるように することであり、実態を踏まえたものとなっている。また、県等から、未承認遺伝子組換え体の検査法の開発や水際検査を徹底して欲しいとの要望を受け ているところである。 ・カルタへナ法に基づく水際検査は国が実施する責任を有しており、これに使用する検査法も国が確立する必要がある。 ・執行面において、「栽培用種子の未承認遺伝子組換え体検査法整備事業」については、入札可能と考えられる民間団体等への積極的なPRをするな ど、事業内容の周知に努めた結果、複数者の入札があり、問題点はない。また、24年度は2作物に関して検査法開発に必要な情報の収集を行う予定で あったが、対象としたアブラナ科の1作物については他のアブラナ科の2作物との類似化が可能と考えられたことから、アブラナ科3作物を調査対象とする 等の工夫をし、事業の効率化を図った。 外部有識者の所見 行政事業レビュー推進チームの所見 所見を踏まえた改善点/概算要求における反映状況 備考 (注1)遺伝子組換え農作物:ある生物から目的とする遺伝子を取り出し、それを改良しようとする農作物に導入することによって、従来は無かった性質を持たせ た農作物のこと。我が国で使用する場合は、使用前に遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律(平成15年法律第97号) 第4条第1項に基づき我が国の生物多様性への影響を評価し、承認を受ける必要がある。 (注2)水際検査:未承認遺伝子組換え農作物が日本国内へ入り込むのを防ぐため、港や空港で行う検査のこと。 (注3)宿主:遺伝子を組み込まれた生物体 (注4)陽性プラスミド:検出したい遺伝子組換え体と同等の遺伝子配列を持つ、人工的に作成される環状2本鎖DNA。陽性プラスミドを試料として遺伝子検査を 実施した場合には確実に陽性という結果が出るため、検査対象試料が適切に調整・検査されたかどうかをチェックするための比較対象として用いる。 (陽性プラスミドを試料として遺伝子検査を実施し陰性となった場合、器具の故障や反応液の調整の不備が想定され、同時に検査した他の検体の検査結果は 信頼できない。) 関連する過去のレビューシートの事業番号 平成22年 - 平成23年 24新0016 平成24年 新24-0003 農林水産省 13百万円 【一般競争・委託】(1法人/3法人) 【一般競争・委託】(1法人/4法人) 【一般競争・委託】(1法人/2法人) A.一般社団法人 日本海事検定 協会 B.一般社団法人 日本海事検定 協会 C.一般社団法人 日本海事検定 協会 8百万円 3百万円 2百万円 海外の論文情報やデー タベースから、検査法開 発のために必要な内在 性遺伝子の情報を収 集・整理し、試薬を作成。 資金の流れ (資金の受け取 り先が何を行っ ているかについ て補足する) (単位:百万 円) 沖縄県内の個人からの要望に 基づき、個人の持つパパイヤ について、未承認遺伝子組換 え体か否かについての遺伝子 検査の実施。 沖縄県の道ばた等にお ける、パパイヤの生育 地点の把握及び葉の採 取。 A.一般社団法人 日本海事検定協会 費 目 使 途 人件費 物品購入費 研究者人件費 6 試料・試薬・論文購入費、分析消耗品購入 費 1 一般管理費 光熱費、通信運搬費 その他 E. 金 額 (百万円) 委員謝金、報告書印刷費 計 費 目 0.1 計 B.一般社団法人 日本海事検定協会 使 途 人件費 その他 F. 金 額 (百万円) 費 目 計 計 C.一般社団法人 日本海事検定協会 使 途 1 物品購入費 消耗品購入費 1 交通費、通信運搬費 計 費 目 2 計 使 途 使 途 金 額 (百万円) 0.04 計 D. 費 目 0 G. 金 額 (百万円) 調査者人件費 その他 金 額 (百万円) 2 3 人件費 使 途 0.02 運搬費 費 目 0 1 分析者人件費 物品購入費 試薬購入費、分析消耗品購入費 費目・使途 (「資金の流れ」に おいてブロックご とに最大の金額 が支出されている 者について記載 する。費目と使途 の双方で実情が 分かるように記 載) 金 額 (百万円) 1 8 費 目 使 途 0 H. 金 額 (百万円) 0 費 目 計 使 途 金 額 (百万円) 0 支出先上位10者リスト A.一般社団法人日本海児検定協会 支 出 先 1 業 務 概 要 支 出 額 (百万円) 一般社団法人日本海事検定協 海外の論文情報やデータベースから、検査法開発のために必要な内在性 会 遺伝子の情報を収集・整理し、試薬を作成。 入札者数 8 3 落札率 91% B.一般社団法人日本海児検定協会 支 出 先 1 業 務 概 要 支 出 額 (百万円) 一般社団法人日本海事検定協 沖縄県内の個人からの要望に基づき、個人の持つパパイヤについて、未承 会 認遺伝子組換え体か否かについての遺伝子検査の実施。 入札者数 3 4 落札率 36% C.一般社団法人日本海児検定協会 支 出 先 1 業 務 概 要 一般社団法人日本海事検定協 沖縄県の道ばた等における、パパイヤの生育地点の把握及び葉の採取。 会 支 出 額 (百万円) 入札者数 2 2 落札率 52%
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