2000年度(第95期)事業報告書 - 東芝プラントシステム

▲
第95期
2000年4月1日 2001年3月31日
事業報告書
株主のみなさまへ
株主の皆様には、ますますご隆昌のこととおよろこび申し上
げます。
私は、このたび取締役社長に就任いたしました荻田でござい
ます。皆様よりお引き立ていただきました前社長 伊藤同様、暖
かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。
さて、第95期における当社ならびにグループ各社を取り巻く
事業環境は、上半期では国内経済の緩やかな景気回復の兆しが
みられましたが、年度後半での米国経済の急激な減速、株価の
低迷などにより、むしろ景気後退が懸念される状況となりまし
た。また、建設業界では、公共投資が減少傾向にある中、民間
設備投資の増加が建設需要全体の好転をもたらすには至らず、
さらに電力自由化等を背景とした電力各社の設備投資圧縮の影
響を受け、受注面・価格面での競争が以前にも増して熾烈化す
るなど、極めて厳しい状況が続きました。
このような中にあって当社ならびにグループ各社は、当期を
初年度とする第4次中期経営計画を策定し、事業構造の変革と収
益体質の構築を基本方針とした、低成長下においても安定した
収益を確保できる高効率な企業体質への変革に全力を挙げて取
組んでおります。事業構造の変革では、設備工事施工分野での
優位性を確保しつつ、設計から調達、建設、サービスまでを独
自で可能とするEPC*1体制により、国内、海外ともに新規発電プ
ラントの受注に結びつけました。さらに、市場拡大が期待され
るIT関連分野にも対応し成果をあげ、また、環境分野では、デ
ンマーク エンビクラフト社との技術提携により、医療廃棄物焼
却システムの製造・販売を開始し、新たな製品サービスの展開
1
を図りました。収益体質の構築では、経営変革運動(KH21運動)
を展開し、工事費・材料費の削減、業務プロセスの変革・改善
などを行なうとともに、徹底した事業運営経費の最適化を推進
しました。
第95期は、連結ベースで、受注高116,650百万円と前期を下回
りましたが、売上高109,273百万円となり、若干の増加となりま
した。また、利益面では、一部物件における不採算工事の発生
もあり、経常利益は947百万円にとどまり、また、退職給付債務
積立不足の一括償却などによる特別損失を計上した結果、当期
損失は4,266百万円となりました。
プラント別に見ますと、機電プラント部門では受注高・売上
高とも前期を上回るものとなりましたが、電力プラント部門で
はいずれも減少となり、原子力プラント部門では売上高は増加
したものの、受注高は減少となりました。
今後の見通しは、これまで景気を下支えしてきた公共投資・
民間設備投資をはじめ、企業の生産活動や個人消費に陰りが見
られるなど、景気の動向が予断を許さない状況にあります。建
設業界では、低調な民間建設需要に加え、電力各社の設備投資
のさらなる抑制など、建設市場の縮小基調の中、引き続き極め
て厳しい事業環境が続くものと思われます。
このような情勢のもと当社ならびにグループ各社は、安全と
品質確保を原点に、
「お客様の声」を大事にする経営を目指した
KH21運動を定着させ、第4次中期経営計画を確実に推進させる
ことにより、基盤事業の拡充・強化を図るとともに、EPC事業
などの新規分野に注力して、バランスのとれた収益構造をもつ
事業体制構築への改革を加速します。特に、東南アジアを中心
とする海外市場でのEPC体制による受注の増大を図るとともに、
情報通信や環境分野における付加価値の高い特色のある製品・
施工サービスの提供により、新規事業分野への展開を図るなど、
「お客様の声」に的確に応える積極的かつ木目細かな営業を推進
し、技術と品質により内外に広く信頼され選択されるエンジニ
アリング・コンストラクターとして、成長、発展すべく邁進し
ていく所存であります。
今後とも倍旧のお引き立てにあずかりますよう心からお願い
申し上げます。
*1:Engineering, Procurement, Constructionの略
2001年6月
取締役社長 2
ハイライト
●当社国内初のEPC契約で受注
●IT関連事業への取組み強化
この度、国内の小売り電力自由化後に建設される初の本格的発
電所、
「サニックス苫小牧発電所」建設工事を受注しました。この発
第4次中計では、
「総合設備工事業界トップクラス」を目指すため
の取組みを発表しましたが、IT関連分野(情報・通信分野)は、当社
電所は、廃プラスチックを燃料として発電するものであり、当社として
は国内初となる、設計から調達、建設、サービスまでを独自で請負
が市場拡大を期待する新規事業の1つとして位置づけています。IT
関連事業を含む新規事業拡大目標は、99年度47億円の実績に対
うEPC契約(設備一括請負契約)での受注となります。
し、04年度180億円です。
「EPCコントラクターとして総合設備
第4次中期経営計画において、
工事業界のTOPクラスを目指す」ことを戦略目標としていますが、当
この目標達成に向け、昨年、機電事業部 情報通信技術部を営
業・技術・施工一体の組織に再編し、情報通信システム部としてネッ
社は、既に海外では実績のあるEPC事業
を、国内でも本格的に展開していくた
トワーク事業、通信関連事業、高度道路交通システム(ITS*1)などの
分野で、受注拡大を目指すための機構改革を実施しました。
めの重要なものとしてこの受注を
位置づけています。
当社のネットワーク事業は、LAN工事に多くの実績があり、83年の
事業展開以来の総延長は約5千kmに達しています。また、IT活用に
よるオフィス空間作りのトータルマネージメントにも力を入れ、当社の
第4次中計でのEPC事業拡
大目標は、99年度実績19億円に対し、
04年度160億円です。この目標達成のため、
ノウハウを活かした事業展開を行なっています。さらに、ITS関連事
業では、(株)東芝と連携して、主にノンストップ料金自動収受システ
(株)東芝との協調によるエンジニアリング力の強化、調達体
制の確立、ならびに、国内外の施工技術力の活用によるEPC体制
ム(ETC*2)の設備工事などを担当しています。
*1 Intelligent Transport Systemsの略
*2 Electronic Toll Collection Systemの略
の強化を図っていきます。
*EPC:Engineering、Procurement、Constructionの略
当社ホームページ(http://www.tpk.co.jp/)の「ネットワーク事業」
もご覧ください。
●(株)東芝 20工場の省エネ診断実施
●海外事業の拡大を加速中
海外事業拡大は経営戦略の柱の一つであり、第4次中計では99
年度実績36億円に対し、04年度270億円の拡大目標を立てました
が、今期は目標達成に向け新たな展開をしました。
その1つは、海外事業展開における集中と選択です。当社は89
年以来、シンガポールを始め、タイ、インドネシア、フィリピン、インドに
現地法人を設立し、それぞれのミッションに基づく活動を行なってき
ましたが、東南アジアでの経済危機、あるいは政治的混乱により、地
域によっては設立当初の目的を達成できない状況になりました。そ
こで、経営資源の有効活用を図るため、経営改善が期待できない
トスプラント・フィリピン社を、現地での大型工事が完了したことを機
に解散する一方、マレーシアでの大規模な発電所建設工事受注に
伴い、現地施工体制の確立・強化を目的として、今年3月にティー
ピーケー・マレーシア社を設立しました。
また、当社海外事業の実績が評価され、EPC契約を含む海外工
事の受注ならびに着工が始まり、当社海外事業はその拡大を加速
しています。
<主な工事>
スリランカ :ケラニティッサ複合火力発電所
インド
:ラマグンダム石炭火力発電所
マレーシア:プライ複合火力発電所
3
コージェネレーションシステム事業は、89年より展開してきましたが、
これを基盤とした事業拡大を目指し、98年にESCO事業*1に参入し
ました。創業以来設備工事会社として様々なプラント・ビル・工場な
どを手がけてきた技術と実績を生か
し、初期診断および詳細診断というコ
ンサルティングを事業の柱とし、お客様
側に立った省エネルギーの提案が好
評を得ています。
昨年上期には、(株)東芝の全工場
20ヶ所の初期診断の委託を受け、よ
り一層の省エネに向けての提案を行
ないました。このことにより、当社は
ESCO事業に関する高いノウハウを蓄
積することができ、今後の事業拡大に
向け、大きく前進しました。
*1 ESCOとはEnergy Service Companyの略で、省エネルギーに関する包括
的なサービスを提供し、その顧客の省エネルギーメリットの一部を報酬として
享受する事業のことです。
4
新製品・新サービス
ハイブリッド型プラスチックリサイクル装置
昨年5月、廃プラスチック油化装置の開発で得た熱分解技術を応
用して、発泡スチロールなどのポリスチレン廃棄物から、原料である
高純度のスチレンモノマーを回収し、リサイクルする技術を発表しま
した。そして今年6月から、1,000t/年規模のハイブリッド型プラス
チックリサイクル装置の実証プラントによる、実証試験を開始します。
特長は、①高性能でコストパフォーマンスに優れ、かつ、シンプルな
熱分解装置、②全工程を減圧下でおこなうという点です。これに加
え、触媒等を使用しないため、低コスト、高純度、高効率のリサイク
ルを可能にしました。 (実証プラント完成図を表紙に掲載)
医療廃棄物焼却システム
昨年7月、約30年にわたって世界20数ヶ国に250基以上の医療廃
棄物焼却システムなどの特殊用途の焼却システムを納入してきたエ
ンビクラフト社(本社デンマーク、EK社)との間で、医療廃棄物・一般
産業廃棄物・火葬場用焼却システムの日本国内における製造・販
売・リース・点検修理に関する独占
的権利を取得するライセンス契約を
締結しました。このシステムは焼却性
能が高く、更に、ダイオキシンを始め
各種有害物質の規制について厳し
いEU基準値をクリアしており、国内
の医療廃棄物市場が求めるニーズ
を十分に満足できる性能を持ってい
ます。
レーザー自動レベル出し装置
上下水処理場などの機電プラントにおける、サブベース(盤架台)
設定時のレベル出し作業の自動化装置を開発し、作業人員の削減、
作業時間の短縮及び品質の確保と均質化を実現しました。特長は、
盤架台のレベルを調整する電動ジャッキ間の配線が不要で、独立動
作するため、1~複数台の配置・使用が可能という点です。現場での
実証の結果、作業人員3人を1人に省力化し、経験や技能によるば
らつきのない均質化を実現しました。また、段取作業からレベル固定
までの作業時間を、盤架台1面
あたり、約1/3に短縮しました。
今後は、盤本体の据付け作
業、製品仕上がり精度の検査・
確認作業などにも応用し、一層
の品質向上およびコストダウンを
図っていきます。
5
連結決算概況
当期の状況
当期は、海外大型物件などの受注はあったものの、電力各社の
設備投資圧縮による影響を受け、受注高は、116,650百万円(対前
期比8%減)、このうち海外関係は、11,441百万円(全体比9.8%)となり
ました。売上高は、原子力プラント新設工事の順調な進捗などによ
り、109,273百万円(対前期比4%増)、このうち海外関係は5,056百万
円(全体比4.6%)となりました。利益面では、全社にわたる諸経費見
直、徹底した原価低減および業務効率の向上に努めましたが、一部
不採算工事の発生による営業利益の悪化が影響し、経常利益は947
百万円にとどまりました。また、当期純損失は、会計基準の変更に
伴う退職給付債務に対する積立不足の一括償却等による特別損失
などを計上した結果、4,266百万円となりました。
売上高の推移
(億円)
1,400
1,370
1,212
1,200
1,159
1,092
1,051
1,000
800
600
96
97
98
99
00 (年度)
利益の推移
(百万円)
4,000
営業利益
経常利益
当期利益
3,070
3,000
2,884
2,170
1,876
2,000
1,784
1,000
1,535
1,859
836
711
448
360
25
0
947
154
△4,266
96
97
98
6
99
00 (年度)
単独決算概況
受注高・売上高の推移
部門別の状況
(億円)
1,800
受注高(国内)
受注高(海外)
1,600
売上高(国内)
売上高(海外)
1,426
1,400
1,361
1,360
1,254
1,223
1,190
1,200
1,149
1,139
1,078
1,033
1,000
800
600
電力プラント部門は、海外火力発電プラントの受注はあったもの
の、国内発電所新設計画の凍結・延期の影響などで、受注高は
31,102百万円、売上高は25,426百万円となり、受注高・売上高ともに
前期に対し減少となりました。
原子力プラント部門は、発電所の定期点検および改造工事が減
少した影響により、受注高は39,871百万円となりました。売上高は、
受注済の大型発電プラント建設工事が順調に進捗したことにより、
37,156百万円と増収になりました。
機電プラント部門は、海外物件の減少および公共投資抑制などの
影響により、受注高は前期並みの43,996百万円となりました。また、
売上高は、(株)東芝との共同事業での受注増加により、45,261百万
円と前期と比べ増収になりました。
400
272
262
200
177
142
96
部門別受注高の推移
106
67
56
97
105
98
(億円)
44
36
99
00
(年度)
600
573
527
利益の推移
483
500
(百万円)
4,000
400
425
481
464
459
461
438
439
398
351
営業利益
経常利益
当期利益
3,000
329
300
2,979
311
電力プラント部門
原子力プラント部門
機電プラント部門
270
96
2,629
1,974
2,000
97
98
99
00 (年度)
部門別売上高の推移
1,966
1,528
(億円)
1,683
600
578
電力プラント部門
原子力プラント部門
機電プラント部門
1,268
1,000
851
706
606
500
317
217
164
0
503
490
439
452
425
400
△156
343
371
364
379
308
308
300
△4,290
96
97
98
99
284
254
96
7
299
00 (年度)
97
98
8
99
00 (年度)
連結財務諸表
貸借対照表
平成13年3月31日現在
資 産 の 部
流
動
資
(百万円)
産
現
金
預
金
受取手形・完成工事未収入金等
有
価
証
券
未成工事支出金等
繰 延 税 金 資 産
そ の 他 流 動 資 産
貸 倒 引 当 金
固
定
資
産
有 形 固 定 資 産
建 物 ・ 構 築 物
機械装置及び運搬具
工 具 器 具 ・ 備 品
土
地
無 形 固 定 資 産
投
資
等
投 資 有 価 証 券
長 期 貸 付 金
長期繰延税金資産
そ の 他 投 資 等
貸 倒 引 当 金
資
産
合
計
負債、少数株主持分及び資本の部(百万円)
21,727
8,699
3,947
458
594
3,699
263
12,763
7,741
10
1,899
3,284
△172
54,745
31,857
478
5,000
15
12,048
73
5,272
10,129
2,000
7,955
174
税金等調整前当期損失
負
64,875
利息及び配当金の受取額
債
合
計
少 数 株 主 持 分
29
自 平成12年4月 1 日 至 平成13年3月31日
(百万円)
営業活動によるキャッシュ・フロー
動
負
債
支払手形・工事未払金等
短 期 借 入 金
社債(1年以内)
未 払 法 人 税 等
未 成 工 事 受 入 金
完成工事補償引当金
そ の 他 流 動 負 債
固
定
負
債
社
債
退 職 給 付 引 当 金
役 員 退 職 慰 労 引当金
流
94,833
21,857
50,393
1,390
13,043
1,376
7,034
△262
キャッシュ・フロー計算書
△7,402
減価償却費
838
受取利息及び受取配当金
△658
支払利息
167
売上債権の増加額(完成工事未収入金等)
△2,251
棚卸資産の減少額(未成工事支出金等)
1,051
仕入債務の増加額(工事未払金等)
1,224
未成工事受入金の増加額
6,656
役員賞与金の支払額
△36
その他
5,555
小 計
5,144
419
利息の支払額
△240
法人税等の支払額
△488
合 計
資 本 金
資 本 準 備 金
連 結 剰 余 金
その他有価証券評価差額金
為替換算調整勘定
自
己
株
式
資
本
合
計
11,876
18,407
20,636
848
△111
△0
51,656
116,561 負債、少数株主持分及び資本合計 116,561
4,835
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出
△668
投資有価証券の取得による支出
△7
投資有価証券の売却による収入
4,108
その他
9,752
合 計
13,186
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金純減少額
△498
長期借入金の返済による支出
損益計算書
自 平成12年4月 1 日 至 平成13年3月31日
(百万円)
完 成 工 事 高
完 成 工 事 原 価
完 成 工 事 総 利 益
販売費及び一般管理費
営
業
利
益
営 業 外 収 益
受
取
利
息
受 取 配 当 金
為
替
差
益
持分法による投資利益
その他営業外収益
営 業 外 費 用
支
払
利
息
その他営業外費用
経
常
利
益
特
別
利
益
特
別
損
失
退職給付引当金繰入額
そ の 他 特 別 損 失
税金等調整前当期損失
法人税、住民税及び事業税
法 人 税 等 調 整 額
少 数 株 主 利 益
当
期
損
失
109,273
99,980
9,293
9,138
154
(百万円)
568
90
167
11
256
167
132
△3
社債の返済による支出
△5,000
株主配当金の支払額
△543
合 計
△6,044
現金及び現金同等物に係る換算差額
12
現金及び現金同等物の増加額
11,990
現金及び現金同等物の期首残高
9,799
現金及び現金同等物の期末残高
21,789
剰余金計算書
自 平成12年4月 1 日 至 平成13年3月31日
(百万円)
1,093
連結剰余金期首残高
25,482
連結子会社増加に伴う期首連結剰余金減少高
300
947
82
9
8,432
7,402
128
△3,268
3
4,266
−
連 結 剰 余 金 減 少 高
株
主
配
当
金
役
員
賞
与
金
543
36
(6)
(うち監査役分)
7,514
917
(百万円)
579
当 期 損 失
4,266
連 結 剰 余 金 期 末 残 高
20,636
10
財務諸表
貸借対照表
平成13年3月31日現在
資 産 の 部
流
動
資
産
現
金
預
金
受
取
手
形
完成工事未収入金
有
価
証
券
自
己
株
式
未 成 工 事 支 出 金
繰 延 税 金 資 産
そ の 他 流 動 資 産
貸 倒 引 当 金
固
定
資
産
有 形 固 定 資 産
建 物 ・ 構 築 物
機 械 ・ 運 搬 具
土 地 ・ そ の 他
無 形 固 定 資 産
投
資
等
投 資 有 価 証 券
子 会 社 株 式
長期繰延税金資産
長 期 保 証 金
そ の 他 投 資 等
貸 倒 引 当 金
資
産
合
計
損益計算書
負 債 ・ 資 本 の 部 (百万円)
(百万円)
92,779
21,207
3,727
45,542
1,345
0
12,889
1,316
7,022
△270
21,060
7,634
3,346
412
3,875
261
13,164
7,727
252
1,744
1,786
1,815
△160
流
固
動
負
債
支払手形・工事未払金
社債(1年以内)
未
払
費
用
未 成 工 事 受 入 金
完成工事補償引当金
そ の 他 流 動 負 債
定
負
52,838
30,922
5,000
2,307
11,972
73
2,562
債
9,907
2,000
7,754
153
62,746
社
債
退 職 給 付 引 当 金
役 員 退 職 慰 労 引当金
負
債
合
計
資
法
剰
本 金
定 準 備 金
余 金
圧 縮 積 立 金
別 途 積 立 金
当 期 未 処 理 損 失
(当 期 損 失)
その他有価証券評価差額金
資
本
合
計
113,839 負 債 ・ 資 本 合 計
107,844
99,470
8,374
8,531
156
(百万円)
11
146
112
1,033
270
606
87
7,330
1,414
11
2,957,092,953
5,000,000,000
2,042,907,047
55,000,000
543,651,952
1,444,255,095
連結対象会社
国 内
芝浦テクノス㈱
主な事業内容
工事用資機材のリース、調達及び管理
芝協プラント建設㈱
主な事業内容
各種工事の計画、設計、監督施工及び保守
113,839
自 平成12年4月 1 日 至 平成13年3月31日
674
112
247
(円)
当 期 未 処 理 損 失
別 途 積 立 金 取 崩 額
合 計
これを次のとおり処分いたします。
利
益
準
備
金
株
主
配
当
金
(1株につき8円)
次 期 繰 越 利 益
11,876
19,889
18,479
936
20,500
2,957
(4,920)
847
51,092
(百万円)
完 成 工 事 高
完 成 工 事 原 価
完 成 工 事 総 利 益
販売費及び一般管理費
営
業
損
失
営 業 外 収 益
受 取 利 息・配 当 金
為
替
差
益
その他営業外収益
営 業 外 費 用
支
払
利
息
社
債
利
息
その他営業外費用
経
常
利
益
特
別
利
益
貸倒引当金戻入額
特
別
損
失
退職給付引当金繰入額
そ の 他 特 別 損 失
税 引 前 当 期 損 失
法人税、住民税及び事業税
法 人 税 等 調 整 額
当 期 損 失
前 期 繰 越 利 益
当 期 未 処 理 損 失
利 益 処 分
東
芝
プ
ラ
ン
ト
建
設
㈱
芝工産業㈱
主な事業内容
当社厚生施設の管理、運営
持分法適用関連会社
東芝電力放射線テクノサービス㈱
東芝電力検査サービス㈱
海 外
トスプラントエンジニアリング・シンガポール社
主な事業内容
工事用資機材のリース、調達及び管理
トスプラントエンジニアリング・インドネシア社
主な事業内容
工事の請負施工
ティーピーケー・インド社
主な事業内容
発電設備のエンジニアリング、工事施工及び調達
8,745
8,051
57
△3,188
4,920
1,963
2,957
トスプラントエンジニアリング・タイ社
主な事業内容
工事の請負施工
ティーピーケー・マレーシア社
主な事業内容
現地発電所建設工事の請負施工
12
現場トピックス
電 力 プ ラ ント
中部電力株式会社殿
碧南火力発電所4・5号機設備工事
定格出力100万kWタンデム型タービン発
電機の軸間をセンタリングする作業が行な
われ、当社の卓越した技術が発揮されま
した。
(写真右)
インドネシア
バンジャルマシン石炭火力発電所
発電設備工事
様々な困難を克服し、プロジェクトをまと
め上げたことで、海外での実績に新たな
1ページを記しました。
(写真左)
原 子 力 プ ラ ント
東北電力株式会社殿
女川原子力発電所
3号機建設工事
96年から始まった工事も5年
目を迎え、いよいよ最終段
階に入りました。当社の無
災害記録176万時間も更新
中です。
機 電 プ ラ ント
京葉ユーティリティ株式会社殿
配管更新工事
足掛け27年にわたり機械・配管設備
工事に携わってきた実績が評価され
ました。当社がつないだ配管用ラッ
クは、総延長2.8kmにも及びます。
(写真右)
福島県広野町
体験農園建設工事
環境事業の柱の1つ、グリーン事業で
は、当社が設計した温室システムの
建設が行なわれました。
(写真左)
13
会社概況
設 立
1938年10月3日
資 本 金
11,876,021,006円(2001年3月31日現在)
発行済株式総数
67,956,888株(2001年3月31日現在)
本社事務所
〒144-8721 東京都大田区蒲田五丁目37番1号
事業所・工場
磯子技術センター(横浜市)、厚木技術センター、
横須賀研修センター、
厚木工場、
千葉サービスセンター
(市原市)、
府中事業所、浜川崎事業所(川崎市)、京浜事業所(横浜市)
支 社
神奈川(横浜市)、中部(名古屋市)
、関西(大阪市)、九州(福岡市)
支 店
北海道(札幌市)、東北(仙台市)、北関東(さいたま市)、
東関東
(千葉市)
、西関東
(立川市)
、信越
(新潟市)
、
北陸
(富山市)
、
中国(広島市)
営 業 所
帯広、
、岩手(北上市)
、福島(郡山市)
、柏崎、静岡(三島市)
、岐阜、
三重(四日市市)
、金沢、神戸、姫路、四国(高松市)
、岡山、北九州、大分、
宮崎、鹿児島、沖縄(那覇市)
海外事務所
ジャカルタ(インドネシア)
従業員数
2,068名(2001年3月31日現在)
主要な事業内容
電 力 プ ラ ン ト 工 事 火力・水力発電設備、変電設備
原子力プラント工事 原子力発電設備、ウラン濃縮設備、
原子力研究設備、
使用済燃料再処理設備
機 電 プ ラ ン ト 工 事 素材産業・加工産業にお ける各種プラント
設備、空港施設・情報通信・道路・上下水道・
建築諸設備、コージェネレーション等のエ
ネルギー関連システム、施設農業・園芸シ
ステム、その他環境関連システム諸設備
14
株
決
算
期
準
日
主
メ
モ
3月31日
基
定時株主総会関係/3月31日
利益配当金支払株主確定関係/3月31日
中間配当金支払株主確定関係/9月30日
その他/予め公告する日時
公告掲載新聞
日本経済新聞
名義書換代理人
東京都港区芝三丁目33番1号
中央三井信託銀行株式会社
事 務 取 扱 所
東京都目黒区下目黒六丁目1番21号
中央三井信託銀行株式会社証券代行部
電話 東京(03)3714−2211(大代表)
取
次
所
中央三井信託銀行株式会社全国各支店
日本証券代行株式会社本支店、出張所