日本産蝶類食草一覧表 平成 22 年 4 月 25 日 セセリチョウ科 アイコン 標準名・母種名 成虫食性 食餌植物 (訪花、樹液、その他) クヌギ、コナラ、ミズナラ、アラカシ、カシワなどブナ科 1 ミヤマセセリ 訪花性 *池河内湿原に多いが中池見では未確認 ヤマノイモ、ナガイモ、オニドコロ、ソメモノイモ、ダイジョウ 2 ダイミョウセセリ 訪花性 3 アオバセセリ 訪花性 落葉樹林ではアワブキ、ミヤマハハソ、常緑樹林ではヤマビワ などアワブキ科 *池河内湿原に多いが、中池見では未確認 4 ホソバセセリ 訪花性 主にススキ、その他カリヤスモドキ、などイネ科 5 キマダラセセリ 訪花性 アシボソ、ススキ、アズマネザサ、エノコログサ、チヂミザサ、 ジュズダマなどイネ科、タケ科、 6 コチャバネセセリ 訪花性、吸汁(獣糞) クマザサ、ミヤコザサ、ススキ、メダケなどタケ科、イネ科、 7 オオチャバネセセリ 訪花性、吸汁(獣糞) クマザサ、ミヤコザサ、ネザサ、メダケ、などタケ科 8 チャバネセセリ 訪花性、吸汁(獣糞) チガヤ、アブラススキ、シラスゲ、アズマネザサ、セイバンモロコシ、 エノコログサ、ジュズダマなどイネ科、カヤツリグサ科、タケ科 9 イチモンジセセリ 訪花性、吸汁(獣糞) イネ、ムギ類、ススキ、スズメノカタビラ、ヒメシバ、エノコログサ、 クサヨシ、ジュズダマなどイネ科、タケ科、カヤツリグサ科 は未確認の種 などヤマノイモ科 *敦賀市は関西型、関東型の境界 アゲハチョウ科 アイコン 標準名・母種名 成虫食性 (訪花、樹液、その他) 食餌植物 ムラサキケマン、エゾエンゴサク、などケシ科 1 ウスバシロチョウ 訪花性 2 ギフチョウ 訪花性 地方により食性が異なる(*1 p/57参照)。 ヒメカンアオイ、ミヤコアオイ、スズカカンアオイ、などウマノスズクサ科 3 ジャコウアゲハ 訪花性、吸水 ウマノスズクサ、オオバウマノスズクサなどウマノスズクサ科 4 アオスジアゲハ 訪花性、吸水 クスノキ、タブノキ、ヤブニッケイ、シロダモ、アブラチャンなどクスノキ科 5 キアゲハ 訪花性、吸水 ニンジン、パセリ、ミツバ、ハナウド、シシウド、ボウフウなどセリ科 6 アゲハ 訪花性 カラタチ、サンショウ、キハダ、スダチ、ミカン類などミカン科 7 オナガアゲハ 訪花性、吸汁(獣糞)、吸水 コクサギを最も好む、その他サンショウ、カラタチなどミカン科 8 クロアゲハ 訪花性、吸汁(獣糞)、吸水 カラスザンショウ、ウンシュウミカン、カラタチ、スダチ、ハマセンダン などミカン科 9 ナガサキアゲハ 訪花性 カラタチ、ウンシュウミカン、スダチ、ナツミカン、ユズなどミカン科 10 モンキアゲハ 訪花性、吸水 主にカラスザンショウ、その他キハダ、ウンシュウミカン、などミカン類 11 カラスアゲハ 訪花性、吸汁(獣糞)、吸水 本州ではコクサギを好む、その他キハダ、カラスザンショウ、カラタチ 、などミカン科 12 ミヤマカラスアゲハ 訪花性、吸水 *1:中池見湿地の蝶 は未確認の種 ムラサキケマンは一株に付く葉の量が豊富 *池河内湿原に多い キハダ(主な植樹)、ハマセンダン、カラスザンショウ、コクサギ シロチョウ科 アイコン 標準名・母種名 成虫食性 食餌植物 (訪花、樹液、その他) 1 キチョウ 訪花性、吸汁(獣糞)、吸水 ネムノキ、クサフジ、クロウメモドキ、クサネム、ミヤギノハギ、ヤハズソウ などマメ科、クロウメモドキ科 2 ツマグロキチョウ 訪花性 カワラケツメイ(マメ科) *福井県では絶滅か? クロウメモドキ、クロツバラ、などクロウメモドキ科 3 スジボソヤマキチョウ 訪花性 *池河内湿原に多い 4 モンキチョウ 訪花性 シロツメクサ、ミヤコグサ、スズメノエンドウ、ダイズなどマメ科 5 ツマキチョウ 訪花性 セイヨウカラシナ、ナズナ、ヤマハタザオ、タネツケバナ、イヌガラシ などアブラナ科 6 モンシロチョウ 訪花性 キャベツ、ダイコン、ハクサイ、ハタザオ、などアブラナ科 7 スジグロシロチョウ 訪花性 ハタザオ類、イヌガラシ、オランダガラシ、ダイコン、などアブラナ科 は未確認の種 シジミチョウ科 アイコン 成虫食性 標準名・母種名 食餌植物 (訪花、樹液、その他) アラカシ、アカガシ、ウラジロガシ、クヌギなどブナ科 1 ムラサキシジミ 訪花性 *個体数は少ないが池河内湿原では見かける 2 ウラゴマダラシジミ 訪花性 イボタノキ、ミヤマイボタ 3 アカシジミ - クヌギ、コナラ、ミズナラ、カシワ、ブナ科 4 ミズイロオナガシジミ - クヌギ、コナラ、ミズナラ、カシワなどブナ科 5 ウラクロシジミ - マンサク、マルバマンサク 6 ミドリシジミ 訪花性 ハンノキ、ヤマハンノキ、などカバノキ科 *池河内湿原は県内の最多産地 7 トラフシジミ 訪花性 フジ、クズ、ガマズミ、ウツギ 8 コツバメ 訪花性 ヤマツツジ、アセビ、ナツハゼ、ホンシャクナゲなど(ツツジ科) 9 ベニシジミ 訪花性 スイバ、ギシギシ、などタデ科 10 ゴイシシジミ その他(アブラムシ) タケノアブラムシ *池河内湿原には多い 11 ウラナミシジミ 訪花性 ソラマメ、フジマメ、クズ、ノササゲ、ヤマハギ、などマメ科 12 ヤマトシジミ 訪花性 カタバミ 13 ルリシジミ 訪花性 フジ、クズ、ハギ類などマメ科、ミズキなど 14 ツバメシジミ 訪花性 メドハギ、ミヤギノハギ、カラスノエンドウ、シロツメクサ、レンゲ、ミヤコ グサ などのマメ科 15 ウラギンシジミ は未確認の種 吸汁 フジ、クララ、クズ、ヤマフジ、ハマエンジュなどのマメ科 テングチョウ科 アイコン 1 標準名・母種名 テングチョウ 成虫食性 食餌植物 (訪花、樹液、その他) 訪花性、吸水 エノキ、エゾエノキなどのニレ科 マダラチョウ科 アイコン 1 標準名・母種名 アサギマダラ 成虫食性 (訪花、樹液、その他) 訪花性、吸水 食餌植物 イケマ、キジョランなどのガガイモ科 タテハチョウ科 アイコン 標準名・母種名 成虫食性 食餌植物 (訪花、樹液、その他) 1 ウラギンスジヒョウモン 訪花性、吸汁(獣糞など) スミレ、タチツボスミレなどスミレ科 2 オオウラギンスジヒョウモン 訪花性 タチツボスミレなどスミレ科 3 ミドリヒョウモン 訪花性、吸水 タチツボスミレなどスミレ科 4 クモガタヒョウモン 訪花性、吸汁 タチツボスミレ、オオタチツボスミレなどスミレ科 5 メスグロヒョウモン 訪花性、吸汁(獣糞など) タチツボスミレ、ツボスミレなどスミレ科 6 ウラギンヒョウモン 訪花性 スミレ、タチツボスミレなどスミレ科 7 ツマグロヒョウモン 訪花性、吸汁(獣糞など) スミレ類、パンジーなどスミレ科 8 イチモンジチョウ 訪花性、吸汁(獣糞など) スイカズラ、タニウツギ、ヤブウツギなどスイカズラ科 9 アサマイチモンジ 訪花性 スイカズラ、ニシキウツギなどスイカズラ科 10 コミスジ 訪花性、吸汁 ケヤキ、ハルニレ、フジ、ダイズなどマメ科、ニレ科 11 ホシミスジ 訪花性、吸汁 ユキヤナギ、コデマリ、シモツケ、などバラ科 12 サカハチチョウ 訪花性、吸汁 コアカソを最も好む。その他ホソバイラクサ、ミヤマイラクサ、エゾイラクサ などイラクサ科 13 キタテハ 訪花性、吸汁 カナムグラ、カラハナソウなどクワ科 14 ルリタテハ 吸汁(樹液、獣糞など) おもにサルトリイバラ、その他ホトトギス、ヤマユリ、オニユリなどユリ科 15 ヒオドシチョウ 吸汁(樹液) 得にエノキを好む、その他ハルニレ、エゾヤナギ、シダレヤナギなどニレ科、 ヤナギ科 16 ヒメアカタテハ 訪花性、吸汁 ハハコグサ、オオバコ、ゴボウ、アザミ類、ヤグルマギクなど オオバコ科、キク科 17 アカタテハ 訪花性 最も多く見られるのはカラムシ(クサマオ)で、その他イラクサ、 コアカソ、ハルニレ、カナムグラなどイラクサ科、ニレ科、クワ科 18 スミナガシ 吸汁(樹液、獣糞など) アワブキ、ヤマビワ、ミヤマハハソなどアワブキ科 19 コムラサキ 吸汁(樹液) シダレヤナギ、カワヤナギなどヤナギ科 20 ゴマダラチョウ 吸汁(樹液、獣糞など) エノキ、エゾエノキなどニレ科 21 オオムラサキ 吸汁(樹液) エノキ、寒冷地ではエゾエノキ ジャノメチョウ科 アイコン 標準名・母種名 成虫食性 食餌植物 (訪花、樹液、その他) 1 ヒメウラナミジャノメ 訪花性 2 ジャノメチョウ 訪花性、吸汁 チヂミザサ、シバ、チガヤなどイネ科 ススキ、スズメノカタビラ、ヒカゲスゲなどイネ科、カヤツリグサ科 *嶺北には多い 3 ヒメキマダラヒカゲ 訪花性、吸汁 チシマザサ、スズタケなど葉の大きいササ類を食草とし、メダケや マダケ類には発生しない。 *池河内湿原でも個体数は少ない 4 ヒカゲチョウ 吸汁(樹液) アズマネザサ、ネザサ、メダケなどタケ科 5 クロヒカゲ 吸汁(樹液、腐果など) アズマネザサ、メダケなどタケ科 6 サトキマダラヒカゲ 吸汁(樹液) メダケ、アズマネザサなどタケ科 7 ヒメジャノメ 吸汁(樹液、腐果など) アシボソ、チヂミザサ、メヒシバ、アズマネザサなどイネ科、タケ科 8 コジャノメ 吸汁(樹液、腐果など) アシボソ、チヂミザサ、ススキ、エノコログサなどイネ科 9 クロコノマチョウ 吸汁(樹液、腐果など) ジュズダマ、ススキ、アワ、トウモロコシなどイネ科 は未確認の種
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