航空障害灯 低光度航空障害灯 ……………………………………70 断芯検出装置 …………………………………………72 接点監視装置 …………………………………………73 航空障害灯 電力線からの静電誘導電力を利用した航空障害灯 OM-3B型低光度航空障害灯 (静電誘導方式:SI式) 架空地線の一部を絶縁すると電力線と絶縁架空地線(IGW)間の静電容量により電力 線から静電誘導電力が得られます。この電力を航空障害灯点灯用電源として使用する方 式が静電誘導方式航空障害灯です。 静電誘導方式は架空地線を絶縁することにより電力を簡単に取り出せるので、河川敷や山間地 などの配電線を敷設することが困難な場所においても航空障害灯の点灯が可能となります。 また静電誘導方式は配電線に接続されないため、鉄塔へ侵入する落雷等の異常電圧に対し て一般需要家に影響を与えない安全な方式であり、電力線からの誘導電力で航空障害灯を 点灯することは省エネルギー、取付経費の低減、灯器の長寿命等非常に有効な方式です。 特 長 ●航空局承認番号:照第87号 ●実用新案登録製品 ■性能 ■静電誘導方式構成例 項 目 光源 性 能 地線装置(アークホーン) OM-3B型灯器 赤色ネオン管 投光 赤色不動光 最高光度 定格電流 32cd (カンデラ) 以上 20mA 周波数 50または60Hz 寿命 5,000時間以上 結合装置 絶縁架空地線 OM-3B型灯器 波形補償装置 中間接地装置 OM-3B型低光度航空障害灯 (商用電源方式) OM-3B型低光度航空障害灯には、光源にネオン管を使用しています。光源に電球を 使用したものに比べ寿命が非常に長くなっています。 特 長 ●航空局承認番号:照第72号 ●トランス、灯器が別々に交換可能 ■性能 項 目 光源 投光 最高光度 定格入力電圧 赤色不動光 32cd (カンデラ) 以上 AC100V 消費電力 80VA 光源寿命 10,000時間 取付穴 4-φ17.5 (φ110円周上) 配線穴 PF3/4管用平行ネジ (22mm厚銅電線管) 概算重量 70 性 能 赤色ネオン管 灯器部:1.5kg 電源部:9kg 航空障害灯 LEDを使用し長寿命化された航空障害灯 OM-3C型低光度航空障害灯 OM-3C型低光度航空障害灯は、光源にLED(発光ダイオード)を使用しており、長寿 命、低消費電力、小型化を実現した航空障害灯です。 特 長 ●超長寿命(25,000時間) LEDを使用することにより光源の長寿命化を実現しています。これにより、危険を伴う高所での保 守・点検作業および作業費を低減することができます。 ●低消費電力 超高輝度LED採用により10W以下の低消費電力を実現しています。 ●航空局承認番号:空照第94号 ●実用新案登録製品 ■性能 項 目 性 能 LED (高輝度発光ダイオード) 投光 赤色不動光 最高光度 航空障害灯 光源 32cd (カンデラ) 以上 定格入力電圧 AC100V 有効電力 10W以下 25,000時間 取付穴 4-φ18 (φ110円周上) 配線穴 PF3/4管用平行ネジ (22mm厚銅電線管) 概算重量 定格寿命時間 約2.5kg 太陽光発電式低光度航空障害灯システム 本システムはソーラーパネルで発電したエネルギーを利用し、省エネ型航空障害灯 OM-3C灯器を点灯させるものです。 山間部など、商用電源がない場所に設置が可能です。 ■システム構成 ソーラーパネル 太陽光発電電源制御装置 航空障害灯制御盤 自動点滅器 充電コン トローラ インバータ 蓄電池 SSR 断芯 検出 制御回路 ■太陽光発電電源制御装置 外観(例) ■電源制御装置設置事例 ブレーカ盤 計器盤 (電圧計、 電流計) 約1640 ソーラーパネル、 障害灯制御盤 インターフェース 約1150 蓄電池 12個 (2V 300AP) 約850 71 航空障害灯 断芯検出装置 本装置は、センサー部にフォトトランジスタを使用し、航空障害 灯灯器の発光に伴う周波数成分を検出回路にて抽出すること で、断芯の有無を判定します。 低光度航空障害灯全般で使用可能です。特に静電誘導型航空 障害灯の断芯検出に最適です。 ソーラー電源及び接点監視装置と組み合わせることで有線の 通信回線がなく、商用電源を確保できない遠隔地からでも容易 にシステムの異常を通報する事が可能です。 航空障害灯の主回路に接続、接触しない為、高電圧による装 置の異常、配線部のトラッキング発生の心配もありません。 既設装置に後付が容易です。 (本体) 寸法:W130×D150×H40 (取付フランジ含む) (センサー部) 寸法: φ40×57 (最大寸法) ■接続利用例 通報メール 警報出力 通報メール 光センサ 断芯検出装置 接点監視装置 本装置の機能 ●周波数検出機能 本装置はセンサ部にフォトトランジスタを使用し、ネオン管発光に伴 う周波数成分を検出回路にて抽出することで断心の有無を判定いた します。 周波数成分を検出できない状態が予め設定された時間経過した時点 で、断心警報出力を行ないます。 ●セルフチェック機能 本 装置が正常動作中はセルフチェック信号として3 0分ON⇒5 秒 OFF・・・・・・を繰り返すパルス信号を出力します。 本信号は、停電時による電源断や本機が異常動作するとON/OFF の変化がなくなりますので、この信号を監視することにより本装置の 動作状態を把握できます。 ●省電力機能 消費電力を抑えるためにLEDの点灯/消灯切替スイッチが搭載され ています。 ●断心検出時間設定機能 センサ入力信号未検出時から断心検出とするまでの時間を設定する ためのスイッチを搭載しております。 ●状態表示機能 センサ入力信号及び検出周波数、断心出力状態、セルフチェック信号 出力状態をLED表示します。 ■主な性能 項 目 使用環境温度 電源 センサ入力 断芯検出出力 備 考 DC7V〜18V (消費電流10mA以下) 2点 (検出間隔200ms) 2点 (無電圧接点) DC30V 1A、AC125V 0.3A 接続センサ (TPS601A) ラッチングリレー使用 セルフチェック出力 1点 (オープンコレクタ) 印加電圧9V コレクタ電流10mA セルフチェック機能 セルフチェック機能として30分ON、5秒OFFを繰り返すパルス信号を送出 停電時や本機異常時には信号停止 50Hz (30Hz〜55Hz未満) 60Hz (55Hz〜80Hz未満) 検出回路で周波数成分を抽出し 50Hz、60Hzのパルスを検出できれば点灯状態と判断 0分,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,24,48時間 5秒 ロータリースイッチにより切替 (5秒は試験用) LEDの点灯/消灯切替 消費電力軽減対策 断芯検出機能 断芯検出時間切替 省電力機能 72 仕 様 -20℃〜50℃ 航空障害灯 接点監視装置 (FOMA タイプ、CDMA タイプ) 本装置は入力8接点、出力2接点(最大)を有し、遠隔での監視 を行うと共に、入力電源監視も行うことが出来ます。 主に、有線通信回線がない場所で使用し、通信手段はdocomo 殿のFOMA網やKDDI殿のCDMA網と接続してインターネット 網経由でユーザへ伝送されます。 警報接点出力、接点制御が可能な装置全般で使用可能です。 主に航空障害灯の断芯検出、遠隔制御に使用できます。 寸法:W200×D131×H56 (取付足除く、 アンテナ別、蓄電池内蔵) ■接続利用例 航空障害灯 通報メール 接点信号 リレー出力 接点監視装置 端末設定メール リレー制御メール FOMA 網 @ インターネット 通報メール 管理用 PC 端末設定メール リレー制御メール 監視機器 通報メール (管理者 ID) 通報メール 本装置の機能 ●遠隔設定変更機能 装置とPC間で、直接ケーブルを接続して専用ソフトウェアにより設 定を変更することはもとより、本装置宛てに設定メールを送信するこ とでも変更が出来ます。 (本装置にコマンドを直接メール送信若しくはWeb上から設定内容 の変更が可能) ●監視機能 接点監視点数は最大10ポイントです。 (アナログ入力2ポイントを含む。) 監視条件設定が可能です。 (監視時間、正理論、負理論) ●停電検出機能 AC/DC両電源が接続されている場合、停電監視を行なうことができます。 ●定期通報機能 本器の稼動状態把握のための定期通報を行なう機能です。 (月、 週、日、時間での設定が可能です。) ●通報機能 監視機能で状態変化を検出し、通報条件に一致した場合指定され たメールアドレスに対し通報メールを送信します。 (通報先は管理者を含め 10 箇所まで送信可能です。) ●接点出力機能 外部接点出力が可能となり、装置の遠隔制御が可能です。 (出力接 点は2ポイントです。) 出力条件設定が可能です。 (ON、OFF、パルス出力) ■主な性能 項 目 使用環境温度 使用環境湿度 仕 様 備 考 -20℃〜60℃ (内蔵ヒータ使用時) 20%〜85% 結露無きこと AC90V〜110V (50/60Hz) DC9V〜18V 充電機能搭載 (定電圧定電流制御充電) 電源管理 動作電源切換機能 停電監視機能 ジャンパー切換によりソーラーモジュールによる供給も可能 接点入力 8点 (無電圧接点、 オープンコレクタ) アナログ入力2ポイントあり 電源 接点出力 2点 (ON、OFF、 パルス出力) ラッチングリレー使用 装置設定内容編集 RS232C接続及びメール送信による接続編集 Web上から設定内容の変更が可能 専用ソフトウェア必要 時刻自動補正機能 Webサーバー上から時刻同期信号を取得 通報先指定 通報内容 最大10メールアドレス 管理者含む 接点情報通報8点、停電通報、定期通報、 テスト通報 通報名は任意設定 *注1) FOMAタイプはNTTdocomo殿のFOMA回線契約及び、moperaUメールサービス契約が別途必要です。 接点出力機能使用時はラピキャスのプロパイダ契約が必要です。(moperaU契約は不要) *注2) CDMAタイプはKDDI殿のau回線契約及びラピキャスのプロパイダ契約が必要です。 73 航空障害灯 接点監視装置 (SATELLITE タイプ) 本装置は入力8接点、出力2接点(最大)を有し、遠隔での監視 を行うと共に、入力電源監視も行うことが出来ます。 有線通信回線がない場所で使用し、通信手段はオーブコム衛 星通信サービスと接続してインターネット網経由でユーザへ伝 送されます。 (伝送箇所は最大6箇所まで可能です。) 警報接点出力、接点制御が可能な装置全般で使用可能です。 主に航空障害灯の断芯検出、遠隔制御に使用できます。 寸法:W200×D135×H50 (取付足除く、 アンテナ別、蓄電池別) ■接続利用例 インターネット網 携帯電話へ メール送信 POP チェックで警報のみメールで受領 障害発生 地域により 通信不可 携帯電話網 本装置の機能 ●遠隔設定変更機能 装置とPC間で、直接ケーブルを接続して専用ソフトウェアにより設 定を変更することはもとより、本装置宛てに設定メールを送信するこ とでも変更が出来ます。 ●監視機能 接点監視点数は最大8ポイントです。 監視条件設定が可能です。 (監視時間、正理論、負理論) ●接点制御機能(遠隔接点信号出力) 管理者より接点制御メールを送ることにより、監視装置側で接点信 号出力を行なう事ができます。 接点信号は2ポイント出力可能です。(運転、停止等) ●停電検出機能 AC/DC両電源が接続されている場合、停電監視を行なうことができ ます。 ●定期通報機能 本器の稼動状態把握のための定期通報を行なう機能です。 (月、 週、日、時間での設定が可能です。) ●通報機能 監視機能で状態変化を検出し、通報条件に一致した場合指定された メールアドレスに対し通報メールを送信します。 (通報先は管理者を含め 6 箇所まで送信可能です。) ■主な性能 項 目 仕 様 使用環境温度 -20℃〜60℃ (内蔵ヒータ使用時) 結露無きこと 電源 AC85V〜120V (50/60Hz) 0.3A DC8V〜18V 充電機能搭載 (定電圧定電流制御充電) 電源管理 パワーマネージメント機能 (省電力機能) 動作電源切換機能 停電監視機能 接点入力 8点 (無電圧接点、 オープンコレクタ) 接点出力 装置設定内容編集 通報先指定 通報内容 ソーラーモジュールによる供給も可能 2点 (無電圧接点、 オープンコレクタ) RS232C接続及びメール送信による接続編集 専用ソフトウェア必要 最大6メールアドレス 管理者含む 接点情報通報8点、停電通報、定期通報、 テスト通報 (オーブコム衛星通信はローマ字表示のみの扱いとなります。) 通報名は任意設定 *注) 本装置使用はオーブコム衛星通信サービス契約が別途必要となります。 74 備 考
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