平成 20 年 12 月 22 日 各 位 会 社 名 株式会社コナカ 代表者名 取締役社長 湖中 謙介 (コード番号 7494 東証第一部) 問合せ先 専務取締役 沼田 孝 (℡ 045-825-7700) 子会社におけるデリバティブ評価損及び有価証券評価損に関するお知らせ 当社グループは、平成 21 年9月期(平成 20 年 10 月1日∼平成 21 年9月 30 日)の第1四半期にお きまして、下記のとおりデリバティブ評価損及び有価証券評価損を計上する必要が生じましたのでお 知らせします。 記 1.平成 21 年9月期 第1四半期末の子会社におけるデリバティブ評価損 70%出資の連結子会社である株式会社フィットハウスは、商品の約半分を海外から輸入しておりま す。具体的には総仕入額約 170 億円の内、海外からの輸入額は約 85 億円(内、ユーロ建てが約6割、 ドル建てが約4割)ありますが、その5割程度について為替変動リスクを回避し、安定的に商品の 仕入れを行うことを目的に、国内金融機関との間で、ドルおよびユーロの通貨スワップ契約および 通貨オプション契約を締結しています。 10 月以降の急激な円高により、上記契約にかかるデリバティブ評価損が拡大したことから、営業 外費用にデリバティブ評価損として 9,439 百万円(20/8 期の時価評価 814 百万円、21/8 期第1四 半期の時価評価 △8,624 百万円)計上するものであります。 (1)デリバティブ取引の内容 国内の 8 つの金融機関と残存期間が最長 8 年の契約を締結しています。取引条件は以下の通り であります(前提とする為替レート 1 ドル 90 円、1 ユーロ 125 円)。 21/8期 22/8期 23/8期 24/8期 25/8期 26/8期 27/8期 28/8期 29/8期 購入外貨(百万ユーロ) ユーロ 支払円貨(百万円) 平均為替レート(円) 購入外貨(百万ドル) 米ドル 支払円貨(百万円) 平均為替レート(円) 支払円貨合計(百万円) 18.6 16.9 22.0 20.7 18.4 15.9 13.4 12.6 2,131 1,981 2,639 2,503 2,257 1,959 1,673 1,576 7.6 合計 146.1 951 17,670 114.58 117.09 120.00 120.69 122.41 123.59 124.86 125.07 125.10 120.91 27.7 29.2 31.6 29.6 24.4 20.9 14.2 10.7 2,756 2,796 2,996 2,794 2,219 1,855 1,251 950 99.55 95.70 94.93 94.49 90.93 88.85 88.01 88.57 89.53 4,887 4,777 5,635 5,297 4,476 3,814 2,925 2,525 1,381 35,718 -1- 4.8 193.1 431 18,048 93.48 (2)デリバティブ評価額の考え方 デリバティブ評価額とは通貨スワップ契約および通貨オプション契約の時価であり、実現した 損益ではありません。残存期間が最長で 8 年と長期にわたるため、現在の為替水準では多額の評 価損を計上することになりますが、実際の外貨の購入レートは平均為替レートであり、現況の為 替水準においては、実現損益およびキャッシュフローへの影響は軽微であると考えております。 本評価損は上記デリバティブ契約を現時点で解約した場合に発生するコストであり、現在程度 の為替水準でとどまれば、時間の経過とともに徐々に縮小することになります。 (3)実態への影響 上記の通り、21/8 期はユーロで 114.58 円、米ドルで 99.55 円よりも円高になれば実現損が発 生することになりますが、現在の為替水準(ユーロ 125 円、ドル 90 円を前提)であれば、ユー ロは実現益、ドルは実現損が発生することとなり、トータルでは相殺されることになっておりま す。 また、輸入仕入額に対する予約金額の割合であるヘッジ比率は、21/8 期で約 5 割となる見込 みであり、ヘッジされていない残りの約 5 割については、円高による仕入価格低減のメリットを 享受できるものと考えられます。 2.平成 21 年9月期 第1四半期末の有価証券評価損 当社では、保有する投資有価証券について、「金融商品に関する会計基準」に基づき、簿価に比べ 時価或いは実質価額が著しく低下した銘柄につき減損処理を行っております。 なお、四半期会計期間末における有価証券の減損処理に当たっては、平成 21 年9月期第3四半期 まで洗替え法を適用し、年度末では切り放し法を適用いたします。 (1)連結 (A)平成 21 年9月期第1四半期末の有価証券評価損の総額 (B)平成 20 年9月期の純資産の額 (A/B×100) (C)平成 20 年9月期の経常利益額 (A/C×100) (D)最近5事業年度の当期純利益の平均額 (A/D×100) 417 百万円 47,548 百万円 ( 0.9%) 1,486 百万円 ( 28.1%) 1,290 百万円 ( 32.3%) (注)1.最近に終了した事業年度の当期純利益が 10 億円未満であるため、当期純利益額は、最 近5事業年度の平均となっております。 2.有価証券の評価は 12 月 19 日現在の終値にて算出しておりますので、実際の第1四半 期末(12 月 31)での評価額と異なることがあります。 -2- (2)個別 (A)平成 21 年9月期第1四半期末の有価証券評価損の総額 (B)平成 20 年9月期の純資産の額 (A/B×100) (C)最近5事業年度の経常利益の平均額 (A/C×100) (D)最近5事業年度の当期純利益の平均額 (A/D×100) 417 百万円 45,764 百万円 ( 0.9%) 3,039 百万円 ( 13.7%) 1,219 百万円 ( 34.2%) (注)1.最近に終了した事業年度の経常利益及び当期純利益が 10 億円未満であるため、経常利 益及び当期純利益額は、最近5事業年度の平均となっております。 2.有価証券の評価は 12 月 19 日現在の終値にて算出しておりますので、実際の第1四半 期末(12 月 31)での評価額と異なることがあります。 3.今後の見通し 平成 21 年9月期第2四半期累計期間及び通期の業績予想につきましては、現時点において適切 な数値の予想が困難であるため、確定次第直ちに開示いたします。 以 -3- 上
© Copyright 2025 ExpyDoc