第10編 農地編

品質管理基準及び規格値
材料
1コンクリート
10
農
地
編
章 工種 区分
1共通施工
編
試
験
項
目
試 験 方 法
セメントの物理試験
JIS R 5201
骨材のふるい分け試験
JIS A 1102
骨材の単位容積質量試験
JIS A 1104
細骨材の密度及び吸水率試 JIS A 1109
験
粗骨材の密度及び吸水率試 JIS A 1110
験
粗骨材のすりへり試験
JIS A 1121
骨材の微粒分量試験
JIS A 1103
粗骨材中の軟石量試験
JIS A 1126
骨材中の粘土塊量試験
JIS A 1137
石炭・亜炭等で比重 1.95 の JIS A 5308
液体に浮くもの
付属書2
( 参 考 ) 規 格 値
試験(測定)基準
管
理
方
式
処
置
製造会社の試験成績表による。た 1. 記録の方法
1. 骨材の比重、粒度が設計値に対して
試験結果は下記によりま 差異がある場合はさらに検査の上、
だし、3箇月以上貯蔵したり、 湿
ったおそれのある場合は所定の試 とめる。
配合の変更その他適切な処置をと
験を行わなければならない。
(1) 骨材の比重及び吸水率試 る。
生コン工場で製造する場合は工場
験、骨材のふるい分け試 2. 細骨材の表面水率、塩化物含有量、
の試験成績書による。
験、骨材のアルカリシリ スランプ、空気量についてはその測
カ反応性試験結果はそれ 定値の変動状態により材料の再調
コンクリート標準示方書(施工編)1. コンクリート打設量 600 ㎥に1
ぞれ所定の様式により取 査、配合の再検討、計量機器の点検
による。
回。
りまとめ、骨材試験成績 その他適切な処置をとる。
2. 採取場所及び材質が変わる毎に
書に記載する。
3. コンクリートの強度については、管
1回
生コン工場で製造する場合は工 (2) 細骨材の表面水率試験結 理を慎重に行い強度の変動低下を未
果は、所定の様式に整理 然に防ぐように努める。
場の試験成績書による。
する。
測定値が所定の値に達しない場合
高炉スラグ粗骨材A 1.25 ㎏/ 採取場所及び材質が変わる毎に1
(3) 塩化物含有量、スランプ、 は材料の品質配合、機械の精度、練
高炉スラグ粗骨材B 1.35 ㎏/ 回。
空気量、圧縮強度及び曲 り混ぜ方法等を検査し、適切な処置
高炉スラグ細骨材
1.45 ㎏/ 生コン工場で製造する場合は工場
げ強度の試験結果は所定 をとる。
の試験成績書による。
の 様 式 に よ り 取 り ま と 4. レディーミクストコンクリートにつ
め、測定値が 20 点以上の いて、次の(1)及び(2)を優先したア
場合は工程能力図、X- ルカリ骨材抑制対策が行われている
Rs-Rm又はX-R管 ものとし、その方法について請負者
40%以下
理図等により管理し、20 は監督職員に報告するものとする。
舗装コンクリート 35%以下
点未満の場合は結果一覧
なお、現場練りコンクリートにつ
表による。
いても、これに準じるものとする。
細骨材
2. 管理
(1) コンクリート中のアルカリ総量の
無筋・鉄筋コンクリート
(1) コンクリート材料につい
抑制
コンクリート表面がすりへり作
ては骨材試験一覧表によ
アルカリ量が表示されたポルト
用を受ける場合
:3%以下
り設計値と比較検討す
ランドセメント等を使用し、コンク
その他の場合
:5%以下
る。
リート1㎥に含まれるアルカリ総
舗装コンクリート :3%以下
(2) 塩化物含有量、スランプ、 量を Na2O 換算で 3.0kg 以下にする。
粗骨材
空気量、圧縮強度及び曲 (2) 抑制効果のある混合セメント等の
無筋・鉄筋コンクリート
使用
げ強度については、管理
:1%以下
JIS R 5211 高炉セメントに適合
試験記録により試験値が
舗装コンクリート :1%以下
する高炉セメント B 種(スラグ混合
所定の値に達しているか
舗装コンクリート:5%以下
比 40%以上)又は C 種、あるいは
どうかを検査し、また、
JIS R 5213 フライアッシュセメン
そのバラツキを把握す
トに適合するフライアッシュセメ
る。
細骨材 1.0%以下
ント B 種(フライアッシュ混合比
(3) 塩化物含有量試験に用い
粗骨材 0.25%以下
15%以上)又は C 種、若しくは混和
る測定器具は、公的機関
剤をポルトランドセメントに混入
又はこれに準ずる機関が
無筋・鉄筋コンクリート
した結合材でアルカリ骨材反応抑
その性能を評価したもの
コンクリートの外観が重要な場合
制効果の確認されたものを使用す
を用いる。なお、一回の
0.5%以下
る。
検査に必要な測定回数は
その他の場合
1.0%以下
3回とし、測定はその平
舗装コンクリート
0.5%以下
均値により行う。
スラグ骨材には適用しない
JIS R 5210~5214 参照
品質 10-1
品質管理基準及び規格値
材料
1コンクリート
10
農
地
編
章 工種 区分
1共通施工
編
試
験
項
目
試 験 方 法
( 参 考 ) 規 格 値
試験(測定)基準
管
理
方
式
処
置
施工
(3) 安全と認められる骨材の使用請負
者の立会いのもと骨材を採取し、骨
材のアルカリシリカ反応性試験(化
骨材の安定性試験
JIS A 1122
細骨材 ・・・・・・・・・・・・・ 10%以下
学法又はモルタルバー法)を行い、
粗骨材 ・・・・・・・・・・・・・ 12%以下
その結果が無害と確認された骨材
を使用する。
骨材のアルカリシリカ反応 JIS A 1145
工事開始前
なお、化学法については工事開始
性試験
又は
工事期間中1回/6箇月かつ産
前、工事中1回/6 箇月かつ産地が
JIS A 1146
地が変わった場合
かわった場合に信頼できる試験機
配合試験
生コンの場合は、工場の配合報告
関で試験を行うものとし、またモル
書による。
タルバー法は試験成績書により確
認をするとともに、JIS A 1804 コ
塩化物含有量試験
JIS A 1144
0.3kg/㎥以下
海砂を使用する場合2回/日、そ
ンクリート生産工程管理用試験法
もしくは信頼できる
の他の場合1回/週
により骨材が無害であることを確
機関で評価を受けた
認する。
試験方法
ただし、次の場合はこの限りでは
スランプ試験
JIS A 1101
2.5 ㎝ ・・・・・・・・・・・・・ ±1.0(㎝)圧縮強度試験用供試体採取時及び
ない。
5 ㎝及び 6.5 ㎝ ・・・・・ ±1.5
荷卸し時に品質変化が認められた
1) 工事開始前
8 ㎝以上 18 ㎝以下 ・・ ±2.5
とき
コンクリート打設開始日の
21 ㎝ ・・・・・・・・・・・・・・ ±1.5
1箇月以内に、国営農業農村
整備事業等で発注した他工事
空気量試験
JIS A 1128 他
指定値±1.5%
の請負者の立会いによる試験
結果がある場合は、その試験
圧縮強度試験
JIS A 1108
現場練りコンクリート
1. 供 試 体 の 試 料 荷 卸 し 場 所 に て
結果を使用できる。
同時に作った3本の供試体の 採取する。
2) 工事中1回/6箇月かつ産地
平均値は、基準強度の 80%を 2. 試験基準
が変わった場合
1/20 の確率で下回ってはならな (1) 1日の打設量が 50 ㎥未満の
JIS に基づき6箇月毎に行
場合
1回/日
い。
う試験を化学法で行う場合
また、基準強度を 1/4 以上の (2) 1日の打設量が 50 ㎥以上の
は、試験に用いる骨材の採取
場合
確率で下回ってはならない。
に骨材生産者、生コンクリー
鉄筋コンクリートは打設 1
ト生産者及び請負者が立会え
日 につき2回(午前、午後)、
レディーミクストコンクリート
ば、JIS に基づく試験結果が使
その他コンクリートは打設
1回の試験結果は、呼び強度
用できる。
1日につき1回とする。
の 85%以上でなければならな
なお、この試験結果は1箇
テストピースは1回につ
い。
月以内であれば他工事でも使
3回の試験結果の平均値は呼
き6個(σ7…3本、σ28…3
用できるが、この場合、請負
び強度以上でなければならな
本)とする。
者は同一の骨材生産場所から
い。
納入されていることを確認す
なお、1回の試験とは採取し ※ 1工事当たりの総打設量が少
るものとする。
た試料で作った3個の供試体の
量の場合は監督職員の指示に
平均値で表したもの。
より試験を省略することがで
きる。
砂の有機不純物量
JIS A 1105
標準色より薄いこと
品質 10-2
品質管理基準及び規格値
施工
1コンクリート
10
農
地
編
章 工種 区分
1共通施工
編
試
験
曲げ強度試験
項
目
試 験 方 法
JIS A 1106
( 参 考 ) 規 格 値
試験(測定)基準
合 格 判 定 強 度 X を 下 回 ら な い こ 1. 道路舗装用コンクリートにおい
と。
て試験する。
X=σbk+k・σe
2. 供試体の試料は荷卸し場所にて
σbk:配合基準強度
採取する。
k :合格判定係数
3. 試験基準
σe1:不変分数の平方根
打設1日につき2回の割合で
(セメントコンクリート舗装要綱 行う。
による)
テストピースは1回につき3
試験回数が7回以下は設計曲げ 個とする。
強度を下回らないこと。
※ 1工事当たりの総打設量が少量
の場合は監督職員の指示により
試験を省略することができる。
品質 10-3
管
理
方
式
処
置
品質管理基準及び規格値
材料
2コンクリート二次製品
10
農
地
編
章 工種 区分
1共通施工
編
種
類
無筋コンクリート管及び
鉄筋コンクリート管
規格・試験方法
JIS A 5371
JIS A 5372
遠心力鉄筋コンクリート管 JIS A 5372
(ヒューム管)
遠心力鉄筋コンクリート杭 JIS A 5372
プレテンション方式遠心力 JIS A 5373
高強度プレストレストコン
クリート杭(PHC杭)
コンクリート矢板
JIS A 5372
JIS A 5373
鉄筋コンクリートフリュー JIS A 5372
ム及び鉄筋コンクリートベ
ンチフリューム
鉄筋コンクリート組立土止
め
鉄筋コンクリートU形
(U字溝)
道路用鉄筋コンクリート側
溝
舗装用コンクリート平板
JIS A 5372
( 参 考 ) 規 格 値
標 準 ロ ッ ト 数
(1) JIS製品
300 本
個数の標準ロット数以下の
場合は、製造業者の実施してい 直管
るJISによる品質管理の工場報
φ 150 ~ 300 500本
告書により確認するものとし、
φ 400 ~1,000 200本
標準ロット数以上の場合は、ロ
φ1,100 ~1,800 150本
ット数、又はその端数毎に、工
φ2,000 ~2,400 130本
場における強度試験に立会う
φ2,600 ~3,000 100本
ものとする。
ただし、現場へ搬入の都度、 異形管、T字管、Y字管、
短管 100本
外観、形状については全数を、
50 本
寸法(又は重量)については100 曲管、支管
個、又はその端数毎に、1個を 200 本
抽出して再検査するものとす
る。
外 径
試験(測定)項目、方法等は 300~ 400 1,000 本
種類により異なり複雑である 450~ 600
700 本
ので、必要なJISは前もって充 700~1,200
500 本
分調べておく必要がある。
1,000 枚
(2) JIS同等品
前項に準ずる。
(3) JIS外製品
500 個
別に定める規格により実施
するものとする。ただし、定め
のないものは、類似のJIS製品
の品質管理の規定を準用する。
1,000 個
JIS A 5372
1,000 個
JIS A 5345
1,000 個
JIS A 5371
2,000 枚
コンクリート境界ブロック JIS
(地先境界及び歩車道境界)
コンクリートL形及び鉄筋 JIS
コンクリートL形
JIS
組合せ暗渠ブロック
JIS
A 5371
1,000 個
A 5371
A 5372
A 5372
1,000 個
コンクリート積みブロック JIS A 5371
1,000 個
建築用コンクリートブロッ JIS A 5406
ク
1,000 個
1,000 個
品質 10-4
管
理
方
式
処
置
(1) 測定した結果が 20 点以上の (1) メーカーの報告書による場合は内
場合は管理図表による。
容チェックをし、疑問があれば立会
20 点未満の場合は結果一覧
検査をする。
表による。
(2) 不合格になった材料は使用しては
ならない。
品質管理基準及び規格値
材料
材料
4その他二次製品
1共通施工
10
農
地
編
3鋼材
10
農
地
編
章 工種 区分
1共通施工
編
種
類
規格・試験方法
鋼管杭
JIS A 5525
H形鋼杭
JIS A 5526
熱間圧廷鋼矢板
JIS A 5528
一般構造用圧延鋼材
JIS G 3101
再生鋼材
JIS G 3111
鉄筋コンクリート用棒鋼
JIS G 3112
ダクタイル鋳鉄管
JIS G 5526
ダクタイル鋳鉄異形管
JIS G 5527
ダクタイル鋳鉄直管
ダクタイル鋳鉄異形管
ダクタイル鋳鉄管継手
(農業用水用)
JDPA G 1027
硬質塩化ビニル管
JIS K 6741
水道用硬質塩化ビニル管
JIS K 6742
強化プラスチック複合管
JIS A 5350
水輸送用塗覆装鋼管
JIS G 3443-1
配管用炭素鋼鋼管
JIS G 3452
圧力配管用炭素鋼鋼管
JIS G 3454
配管用アーク溶接炭素鋼鋼 JIS G 3457
管
( 参 考 ) 規 格 値
標
準
ロ
ッ
ト
数
管
理
方
式
処
置
寸法、外観、化学成分及び強度試
(1) JIS製品
製造会社の品質試験結果(ミ 験
ルシート)で確認する。
(2) JIS外製品
同一形状寸法で10~50tまで
は10t毎に2本、50tを超える場
合は50t毎に2本の割合で試験
を行うものとする。ただし、10t
未満の場合は製造会社の品質
試験結果で確認する。
(1) JIS製品
φ
75
φ 300
個数の標準ロット数以下の
φ 700
場合は、製造業者の実施してい
φ1,100
るJISによる品質管理の工場報
φ1,600
告書により確認するものとし、
標準ロット数以上の場合は、ロ
ット数、又はその端数毎に、工
場における強度試験に立会う
ものとする。
ただし、現場へ搬入の都度、 1,000 本
外観、形状については全数を、
寸法(又は重量)については100
個、又はその端数毎に、1個を 1,000 本
抽出して再検査するものとす
る。
200 本
試験(測定)項目、方法等は
種類により異なり複雑である
ので、必要なJISは前もって充 200 本
分調べておく必要がある。
(2) JIS同等品
前項に準ずる。
(3) JIS外製品
別に定める規格により実施
するものとする。ただし、定め
のないものは、類似のJIS製品
の品質管理の規定を準用する。
水輸送用塗覆装鋼管の異形 JIS G 3443-2
管
農業用プラスチック被覆鋼 WSP A-101
管
品質 10-5
~ 250 200本
~ 600 100本
~1,000
60本
~1,500
40本
~2,600
30本
(1) 測定した結果が 20 点以上の (1) メーカーの報告書による場合は内
場合は管理図表による。
容チェックをし、疑問があれば立会
20 点未満の場合は結果一覧
検査をする。
表による。
(2) 不合格になった材料は使用しては
ならない。
品質管理基準及び規格値
5堤防工(盛土)
10
農
地
編
章 工種 区分
1共通施工
編
試
験
項
目
試 験 方 法
締固め試験
JIS A 1210
土粒子の密度試験
JIS A 1202
土の含水比試験
JIS A 1203
現場密度の測定
JIS A 1214
( 参 考 ) 規 格 値
試験(測定)基準
管
理
方
式
工事着手前1回及び盛土材料が変
わった場合。
1. 乾燥密度で規定する場合
JIS A 1210 の試験で最大乾
燥密度に対する締固め度は、
A・B方法
90%以上
C・D・E方法 85%以上
2. 飽和度で規定する場合、飽和度
は 85~95%の範囲とする。
3. 空気間ゲキ率で規定する場合、
空気間ゲキ率は 2~10%の範囲
とする。
土量 5,000 ㎥以上の場合は 1,000
㎥につき1回、5,000 ㎥未満は延長
200mにつき1回、測定箇所は横断
方向に3点とする。高盛土の場合
は監督職員の指示による。
上記によらない場合は特別仕様
書による。
6捨石材・基礎割栗石材
1共通施工
10
農
地
編
圧縮強度
JIS A 5006
見掛比重
JIS A 5006
吸水率
JIS A 5006
特別仕様書による
1. 採取場所及び材質が変わる毎に 1. 記録の方法
1回。
(1) 試験成績表は公的試験機
2. 重 要 な 場 合 は 特 別 仕 様 書 に よ
関の試験結果により取り
る。
まとめる。
(2) 試験結果については結果
一覧表に整理する。
2. 管理方法
(1) 管理試験値が所定の値に
達しているかどうか検査
し、また、そのバラツキ
を把握する。
品質 10-6
処
置
品質管理基準及び規格値
材料
試
験
項
目
試 験 方 法
突固めによる土の締固め試 JIS A 1210
験
CBR試験
JIS A 1211
土粒子の密度試験
施工
1路体・ 路床盛 土 工
10
農
地
編
章 工種 区分
2農道工
編
JIS A 1202
砂置換法による土の密度試 JIS A 1214
験
土の含水比試験
( 参 考 ) 規 格 値
試験(測定)基準
材料
2下層路盤工
現場CBR試験
JIS A 1222
道路の平板載荷試験
JIS A 1215
プル-フローリング
舗装調査・試験法便覧 路床仕上げ後、全幅、全区間につ 沈下異常なし。
[4]-210
いて実施する。
JIS A 1210
中規模以上の工事:施工前、
材料変更時。
小規模以下の工事:施工前。
JIS A 1102
JIS A 5001 表2参照
締固め試験
ふるい分け試験
修正CBR試験
管
理
方
式
処
舗装調査・試験法便覧 AS 舗装 Ⅰ-1交通
10 以上
[4]-5
Ⅰ-2交通以上 20 以上
CO 舗装
20 以上
425 ㎛ふるい通過部分の塑 JIS A 1205
性指数
注 1.「突き固めによる土の締固め試験」は、以下「締固め試験」という。
2.「砂置換法による土の密度試験」は、以下「現場密度の測定」という。
置
(1) 所定の規格値が得られない場合は、
工事着手前1回及び盛土材料が変 1. 記録の方法
試験結果の取りまとめは下記に
再転圧、置換等の処置を行う。
わった場合。
よる。
(1)試験結果は、各々所定の様式
に取りまとめ測定値が 20 点以
上の場合は工程能力図、X-Rs
路体
1. 乾燥密度で規定する場合
土量 5,000 ㎥以上の場合は 1,000 -Rm又はX-R管理図等によ
路体
JIS A 1210 の試験で最大乾 ㎥につき1回、5,000 ㎥未満は延長 って管理し、20 点未満の場合は
200mにつき1回、測定箇所は横断 結果一覧表による。
燥密度に対する締固め度は、
A・B方法
90%以上 方向に3点とする。
高盛土の場合は監督職員の指示に 2.管 理
路床
(1)盛土の締固めの管理は乾燥
JIS A 1210 の試験で最大乾 よる。
密度、飽和度及び空気間ゲキ率
燥密度に対する締固め度は、
のいずれか、また、管水路の砂
路床
A・B方法
Ⅰ-1交通
90%以上 延長 200m毎に1回、測定箇所は横 基礎及び埋戻しの締固めの管理
は乾燥密度によることを原則と
Ⅰ-2交通以上 95%以上 断方向に3点。
する。
2. 飽和度で規定する場合、飽和度
それ以外の方法で管理する場合
は 85~95%の範囲とする。
は特別仕様書によるものとす
3. 空気間ゲキ率で規定する場合、
る。
空気間ゲキ率は 2~10%の範囲
(2)締固めを現場CBR、平板載
とする。
荷試験による場合は突固め試
上記によらない場合は特別仕
験、土粒子の比重試験は省略し
様書による。
てよい。
(3)路盤の締固め管理は締固め
密度によることを原則とする
おおむね 200mに1箇所、若しくは 特別仕様書による。(路床)
が、それ以外の方法による場合
特別仕様書による。(路床)
は特別仕様書によるものとす
上記未満は2箇所測定する。
る。
AS 舗装
Ⅰ-1交通
9 以下
Ⅰ-2交通以上 6 以下
CO 舗装
6 以下
3.「道路の平板載荷試験」は、以下「平板載荷試験」という。
4.「425 ㎛ふるい通過部分の塑性指数」は、
「土の液性限界・塑性限界試験」の試験結果である。
規模以上の工事とは、施工面積 10,000 ㎡以上あるいは使用する基層及び表層用混合物の総使用量が 3,000t(コンクリートでは 1,000 ㎥)以上の場合であり、それ未満の工事を小規模以下の工事という。
品質 10-7
品質管理基準及び規格値
材料
2下層路盤工
10
農
地
編
章 工種 区分
2農道工
編
試
験
項
目
試 験 方 法
( 参 考 ) 規 格 値
試験(測定)基準
施工
鉄鋼スラグの水浸膨張性試 舗装調査・試験法便覧 1.5%以内。
験
[4]-16
JIS A 5015 付属書 2
中規模以上の工事:施工前、
材料変更時。
小規模以下の工事:施工前。
道路用スラグの呈色判定試 JIS A 5015 付属書 1 呈色なし。
験
延長 200m毎に1回、測定箇所は横
断方向に3点。
現場密度の測定
プル-フローリング
JIS A 1214
最大乾燥密度の 93%以上とする。 下層路盤仕上げ後、全幅、全区間
歩道等は規格値の 95%以上とす について実施する。
る。
舗装調査・試験法便覧 沈下異常なし
下層路盤仕上げ後、全幅、全区間
[4]-210
について実施する。
平板載荷試験
JIS A 1215
特別仕様書による。
特別仕様書による。
ふるい分け試験
JIS A 1102
JIS A 5001 表2参照。
中規模以上の工事:異常が認めら
れたとき。
425 ㎛ふるい通過部分の塑 JIS A 1205
性指数
AS 舗装
Ⅰ-1交通
9 以下
Ⅰ-2交通以上 6 以下
CO 舗装
6 以下
特別仕様書による。
材料
3粒度調整路盤工(上層路盤工)
含水比試験
JIS A 1203
締固め試験
JIS A 1210
ふるい分け試験
JIS A 1102
修正CBR試験
舗装調査・試験法便覧 AS 舗装 Ⅰ-1交通
10 以上
[4]-5
Ⅰ-2交通以上 20 以上
CO 舗装
20 以上
JIS A 5001 表2参照。
425 ㎛ふるい通過部分の塑 JIS A 1205
性指数
4以下。
単位容積質量
スラグ 1.5 ㎏/以上。
JIS A 1104
中規模以上の工事:施工前、
材料変更時。
小規模以下の工事:施工前。
鉄鋼スラグの水浸膨張性試 舗装調査・試験法便覧 1.5%以内。
験
[4]-16
JIS A 5015 付属書 2
道路用スラグの呈色判定試 JIS A 5015 付属書 1 呈色なし。
験
道路用スラグの一軸圧縮試 JIS A 5015 付属書 3 1.2 ㎫以上。(12kgf/㎠以上)
験
品質 10-8
管
理
方
式
処
置
品質管理基準及び規格値
施工
3粒度調整路盤工(上層路盤工)
10
農
地
編
章 工種 区分
2農道工
編
試
験
項
目
試 験 方 法
( 参 考 ) 規 格 値
試験(測定)基準
現場密度の測定
JIS A 1214
最大乾燥密度の 93%以上とする。 延長 200m毎に1回、測定箇所は横
歩道等は規格値の 95%以上とす 断方向に3点。
る。
粒度(2.36 ㎜ふるい)
舗装調査・試験法便覧 AS 舗装
[2]-14
CO 舗装
2.36 ㎜ふるい ±15%
2.36 ㎜ふるい ±10%
中規模以上の工事:定期的又は随
時。(1~2 回/日)
粒度(75 ㎛ふるい)
舗装調査・試験法便覧 AS 舗装
[2]-14
CO 舗装
75 ㎛ふるい
75 ㎛ふるい
中規模以上の工事:異常が認めら
れたとき。
平板載荷試験
JIS A 1215
± 6%
± 4%
材料
4セメント・石灰安定処理工
特別仕様書による。
特別仕様書による。
425 ㎛ふるい通過部分の塑 JIS A 1205
性指数
4以下。
異常が認められたとき。
含水比試験
JIS A 1203
特別仕様書による。
配合試験
アスファルト舗装要
綱
骨材のふるい分け試験
JIS A 1102
修正CBR試験
舗装調査・試験法便覧 AS 舗装
[4]-5
425 ㎛ふるい通過部分の塑 JIS A 1205
性指数
配合毎。
土木工事等共通仕様書による。
下層 10 以上
上層 20 以上
AS 舗装
セメント 9 以下
石
灰 6~18
締固め試験
JIS A 1210
一軸圧縮試験
舗装調査・試験法便覧 AS 舗装
[4]-38
セメント
石
中規模以上の工事:施工前、
材料変更時。
小規模以下の工事:施工前。
下層 0.98 ㎫以上(10kgf/㎠以上)
上層 2.9 ㎫以上 (30kgf/㎠以上)
(Ⅰ-1交通 2.5 ㎫以上(25kgf/㎠以上))
灰 下層 0.7 ㎫以上 (7kgf/㎠以上)
上層 0.98 ㎫以上(10kgf/㎠以上)
(Ⅰ-1交通 0.7 ㎫以上(7kgf/㎠以上))
CO 舗装
セメント
石
下層 0.98 ㎫以上(10kgf/㎠以上)
上層 2.0 ㎫以上 (20kgf/㎠以上)
灰 下層 0.5 ㎫以上 (5kgf/㎠以上)
上層 0.98 ㎫以上(10kgf/㎠以上)
品質 10-9
管
理
方
式
処
置
品質管理基準及び規格値
施工
材料
5アスファルト
2農道工
10
農
地
編
4セメント・石灰安定処理工
10
農
地
編
章 工種 区分
2農道工
編
試
験
項
目
試 験 方 法
( 参 考 ) 規 格 値
試験(測定)基準
管
理
方
式
処
置
混合後の粒度の試験
(2.36 ㎜ふるい)
舗装調査・試験法便覧 AS 舗装
[2]-14
CO 舗装
2.36 ㎜ふるい ±15%
2.36 ㎜ふるい ±10%
中規模以上の工事:定期的又は随
時。(1~2 回/日)
混合後の粒度の試験
(75 ㎛ふるい)
舗装調査・試験法便覧 AS 舗装
[2]-14
CO 舗装
75 ㎛ふるい
75 ㎛ふるい
中規模以上の工事:異常が認めら
れたとき。
現場密度の測定
JIS A 1214
セメント量・石灰量
舗装調査・試験法便覧 ±1.2%以内。
[4]-213,218
中規模以上の工事:異常が認めら
れたとき。(1~2 回/日)
含水比試験
JIS A 1203
特別仕様書による。
異常が認められたとき。
針入度試験
JIS K 2207
軟化点試験
JIS K 2207
伸度試験
JIS K 2207
トルエン可溶分試験
JIS K 2207
引火点試験
JIS K 2207
1. 製造会社の試験成績書が設計と相違
アスファルト舗装要綱参照
当初及び製造工場又は規格の変動 1. 記録の方法
(1) 舗装用石油アスファルト
毎に製造工場に提出させる。
試験結果は、次により取り する場合は、協議の上適切な処置を
行う。
表3.3.1
まとめる。
(1) 材料及び混合物
現場配合の場合は、更に精査して
(2) ゴム・熱可塑性エラストマー入
試験結果は、所定の様式 配合等の処置を行う。
りアスファルト
に取りまとめ、測定値が 20 2. 加熱温度は、骨材、アスファルトの
表3.3.3
(3) セミブローンアスファルト
点 以 上 の 場 合 は 工 程 能 力 温度を検討してプラントにおける混
表3.3.4
図、X-Rs-Rm又はⅩ- 合物の温度を調整し、また運搬距離、
R 管 理 図 等 に よ っ て 管 理 気象条件を検討して、舗設温度との
し、20 点未満の場合は結果 調整を行う。
一覧表による。
薄膜加熱試験
JIS K 2207
蒸発試験
JIS K 2207
蒸発後の針入度比試験
JIS K 2207
密度試験
JIS K 2207
高温動粘度試験
JIS K 2207
± 6%
± 4%
最大乾燥密度の 93%以上(AS 舗) 延長 200m毎に1回、測定箇所は横
〃
95%以上(CO 舗) 断方向に3点。
歩道は規格値の 95%以上とする。
セイボルトフロール秒試験 JIS K 2207
タフネス・テナシティ試験 舗装調査・試験法便覧
[2]-244
石油アスファルト乳剤の品 JIS K 2208
質試験
JIS K 2208 表2参照
品質 10-10
品質管理基準及び規格値
材料
5アスファルト
10
農
地
編
章 工種 区分
2農道工
編
試
験
項
目
骨材のふるい分け試験
試 験 方 法
JIS A 1102
細骨材の密度及び吸水率試 JIS A 1109
験
粗骨材の密度及び吸水率試 JIS A 1110
験
( 参 考 ) 規 格 値
JIS A 5001 表2.表3参照
表層・基層
表乾比重 2.45 以上
吸 水 率 3.0%以下
骨材の単位容積質量試験
JIS A 1104
フィラーの粒度試験
JIS A 5008
アスファルト舗装要綱3-6(フ
ィラー)による。
フィラーの水分試験
JIS A 5008
1.0%以下
フィラーの比重試験
JIS A 5008
2.6 以上
フィラーの塑性指数試験
JIS A 1205
フィラーのフロー試験
舗装調査・試験法便覧
[2]-65
フィラーの水浸膨張試験
舗装調査・試験法便覧
[2]-59
試験(測定)基準
管
理
方
式
処
石灰岩やその他の岩石を粉砕した石粉
を用いる場合
フィラーの剥離抵抗性試験 舗装調査・試験法便覧
[2]-61
製鋼スラグの水浸膨張性試 舗装調査・試験法便覧
験
[2]-77
骨材のすりへり試験
JIS A 1121
すり減り量
砕石
CSS
SS
硫酸ナトリウムによる骨材 JIS A 1122
の安定性試験
損失量
粗骨材の軟石量試験
軟石量 5%以下
JIS A 1126
骨材中に含まれる粘土塊量 JIS A 1137
試験
置
製造会社の試験成績書による。
現場混合の場合は、各配合毎工事
開始前1回、施工中材料及び配合
に変動が生じた場合はその都度1
回。
30%以下
50%以下
30%以下
12%以下
粘土、粘土塊量 0.25%以下
アスファルト舗装要綱表3.5.5
粗骨材の形状試験
舗装調査・試験法便覧 細長、あるいは扁平な石片 10.0%
[2]-45
以下
粗骨材の剥離抵抗性試験
舗装調査・試験法便覧
[2]-71
品質 10-11
アスファルト舗装要綱
表3.5.3
表3.5.7
品質管理基準及び規格値
材料
5アスファルト
10
農
地
編
章 工種 区分
2農道工
編
試
験
項
目
試 験 方 法
( 参 考 ) 規 格 値
試験(測定)基準
配合試験
舗装調査・試験法便覧
アスファルト抽出試験
舗装調査・試験法便覧 アスファルト量は±0.9%、粒度は 製造会社の定期試験結果による。
[4]-238
2.36mm ふるい±12%及び 75 ㎛ふ 現場混合の場合において、印字記
るい±5%を 20 回に1回以上の確 録による場合は全数、抽出試験に
率で下回ってはならない。
よる場合は1日につき1回。
印字記録による場合は、アスファ
ルト舗装要綱表6.5.7による。
温度測定(アスファルト、骨 温度計による
材、混合物)
管
理
方
式
処
置
製造会社の報告書による。
現場混合の場合は、配合毎に各1
回。
配合設計で決定した温度
プラント毎の管理目標値
製造会社の試験報告書による。
現場混合は、1時間毎に行う。
基準密度の決定
舗装調査・試験法便覧
[3]-91
製造会社の試験成績書による。
現場混合は、当初の2日間、午前、
午後各1回、3個。
温度測定
(初期締固め前)
温度計による
密度測定
舗装調査・試験法便覧 基準密度の
[3]-91
94%以上(表層・基層)
93%以上(瀝青安定処理)
110ºC以上
トラック1台毎。
500 ㎡につき1個。(直径 10 ㎝を
原則とする)
歩道等の場合は規格値の 95%以
上とする。
品質 10-12
モールドにより作成した供試体より抽
出。
品質管理基準及び規格値
材料
1盛土
施工
10
農
地
編
章 工種 区分
3水路工(インバート下の盛土)
編
試
験
項
目
試 験 方 法
締固め試験
JIS A 1210
土粒子の密度試験
JIS A 1202
土の含水比試験
JIS A 1203
現場密度の測定
JIS A 1214
( 参 考 ) 規 格 値
試験(測定)基準
工事着手前1回及び盛土材料が変
わった場合。
延長200m毎に1回、測定箇所は横
断方向に3点
1. 乾燥密度で規定する場合
JIS A 1210 の試験で最大乾燥
密度に対する締固め度は、
A・B方法
90%以上
C・D・E方法 85%以上
2. 飽和度で規定する場合、飽和度
は 85~95%の範囲とする。
3. 空気間ゲキ率で規定する場合、
空気間ゲキ率は 2~10%の範囲
とする。
インバー ト下の盛 土
○印は測定位 置
上記によらない場合は特別仕様
書による。
材料
施工
1基礎( 砂基礎工)
4水路工(管水路)
10
農
地
編
締固め試験
JIS A 1210
土粒子の密度試験
JIS A 1202
土の粒度試験
JIS A 1204
現場密度の測定
JIS A 1214
工事着手前1回及び材料が変わっ
た場合。
締固めの規定
(JIS A 1210 の A・B 法)
締固めⅠ
85%以上
締固めⅡ
90%以上
延長 200m 毎に 1 回。
上記未満は 2 回測定する。
なお、基礎部横断方向の測定箇所
は下図を標準とする。
締固め度=
現地で締固めた後の乾燥密度
JIS A 1210 の試験方法による
最大乾燥密度
C
L
× 100(%)
上記によらない場合は特別仕様
書による。
基 床
管 底
管中心 高
○印は測定位置
品質 10-13
管
理
方
式
処
置