2030年の社会を担う 私たちの役割 - 課題先進国だからこそ、 社会を変えるしかけをつくる! IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所] 代表者 川北 秀人 http://blog.canpan.info/iihoe/ IIHOEって? 組織目的: 地球上のすべての生命にとって、 (1994年) 調和的で民主的な発展のために 社会事業家(課題・理想に挑むNPO・企業)の支援 隔月刊誌「NPOマネジメント」発行 育成・支援のための講座・研修 地域で活動する団体のマネジメント講座(年100件) 行政と市民団体がいっしょに協働を学ぶ研修(年40県市) 企業の社会責任(CSR)の戦略デザイン ビジネスと市民生活を通じた環境問題の解決 2020年の地球への行動計画立案 専従3名+客員2名、東京(新川)、約3500万円 コミュニティ・ビジネス(CB)とは? コミュニティによる、 コミュニティと社会のためのビジネス (× コミュニティの、コミュニティによる、コミュニティのためのビジネス) 社会起業家(Social Entrepreneur:SE)とは? 社会の課題解決や理想実現に、事業を 通じて取り組み、成果を生んでいる人 ・挑む課題や理想は何か? ・事業のビジネスモデルは? (× もうからなさそうな社会っぽいテーマに、取り組んでいるだけの人) ニーズの代弁者であると同時に、 実現プロセスのプロデューサー 最近、脚光を浴びているものとしては、 先輩ママによる病児保育(フローレンス) 産後ママのための体操・相談(マドレボニータ) 漫画家・作家志望者のための「平成のトキワ荘」、 ニートを生まないための「中退予防白書」 (NEWVERY) カンボジアの少女買春被害者の生活支援・予防 (かものはしプロジェクト) 女性がん患者のための格安かつら(ピア) バングラディシュの女性にカワイイ下着を(undo3) 児童/搾取労働のないエシカル・ジュエリ(HASUNA) 20人前後のミニイベントで地域活性化(オンパク) → 決して「他国に遅れて、21世紀に新登場!」ではない 80年代以降、すでにあったものとしては、 有機・減農薬野菜の共同購入や宅配事業 365日・24時間の障碍者の自立生活支援 障碍を持つ人たちが中心に働く店 焼きたてのパン屋 クッキーの通販、居酒屋 ワインの製造・販売 お母さんたちが設立・運営する店 お惣菜・お弁当の製造・販売・宅配 自然環境や歴史・文化を活用した事業 自然体験活動 → 以前からあったのに、なぜ今、注目される? CB/SEの意義と 社会の変化が重なってきた 地域間競争だった過疎が、「地域内資源再編」 が必要な段階にまで進んだ。 大型店舗に対抗できない(しない)商店街 バブル後と並行した高速高齢化による市場期待低下 大手企業の雇用削減 → プレゼンスの低下 起業もSOHOも認められる存在に 女性、若者、退職者にも、社会の担い手としての存在感 ニーズに、事業で取り組む団体が増えてきた。 CB/SEを 拡充しやすくなった環境の変化 インターネットという身近なインフラの整備 広報範囲の拡大 → 顧客の拡大(全国に) 広報コストの削減 → 多数に瞬時に大量に伝えられる 24時間・365日営業可能 通販を容易にするサービス → 宅配、決済 空店舗活用、起業促進など、政策との連携 CB/SEのコミュニティを育む団体(ETIC.)の活躍 CB/SEは「群生」によってのみ成長する! マスメディアと大学の「社会起業家バブル」! 地域の資源を活かした事例 パブリック・ガーデニング(民家の庭の開放) 長野県小布施町 自然体験活動 ホールアース自然学校(静岡県・富士山麓) ねおす(北海道) くりこま自然学校(宮城県・栗駒高原) 道の駅 フィルム・コミッション 障碍者の力を活かした事例 ココファーム(栃木県足利市) 30度以上の斜面にブドウ畑を耕し、 沖縄サミットのオープニングを飾る スパークリング・ワインも スワンベーカリー(東京を中心に約30店舗) パン生地をチルド輸送し、各店舗で焼きたてに ぱれっと(東京都・恵比寿周辺) クッキー、居酒屋など 地域の課題に挑むNPO 不忘アザレア(宮城県白石市) 三セクからスキー場を継承し、黒字は市に寄付 エコビジョン沖縄(沖縄リサイクル運動市民の会) スーパーの生ごみを豚の飼料に 自立支援センターおおいた(別府市) 民間初のバリアフリー・マンションの設計と、 温泉旅館のバリアフリー化に助言 地域を活性化した事例 YOSAKOI ソーラン祭(北海道札幌市) 「不法行為」から、オフシーズンに150万人動員 オンパク(別府、函館、いわき、総社、都城、・・・) 個人の趣味や一芸を、地域共有のコンテンツに 定員20名程度のミニイベントを、ひと月に100件集中 由布院の映画祭(+音楽祭+牛喰い絶叫大会) 一村一品 実はこれもCB/SE 有機農業運動系の団体・生活協同組合 グリーンコープは産地見学を年間350回以上! 生活クラブは「国連設立50周年記念賞」受賞! 「安全な牛乳を飲ませたい」と願った母親たちが創業 大地を守る会は生産者2500、消費者9万世帯! 90年には計100万世帯加入→3000億円市場! 地産地消、フェアトレード シングルマザー/子育てひと段落ママの 就業支援 女性の就業率+生産性を上げないと、GDPも上がらない! まだまだある! 介護保険制度を生み出した、たすけあい活動 78年にボランティアで24時間・365日の介護を、93 年に「介護作業の170分類」を実現し、保険制度のモ デルとなった「ケア・センターやわらぎ」 障碍とともに生きる人々による自立支援活動 ワーカーズ・コレクティブ(企業組合) 「雇用する・される」関係ではなく、「ともに働く」 フリーマーケット、リサイクル・ショップ 家庭の不用品を「社会の資源」として循環 コミュニティ・ビジネスが 成功するためのポイント 高い品質 期待を上回る価値 できるだけしかやらない 希少性も価値 買い続けてもらえる理由(または仕組み) たまにしか買ってもらえないものは、続かない 最初は身近なところから あなたは 「社会を変えたい」のか、 「社会に良さそうなことを したい」だけなのか? 私たちを待つ人は、 どこに、どれだけいるか? その人々にいつ、 どのように届けるか? 私たちはそれを刻んだ上で、 今日の活動を始め、 終えているか? NPOも同好会も「市民活動団体」 事業や活動は、 何のため・ 誰のため? NPO 同好会 公益=利他 必要としている こと・人のため 共益・私益=利己 「私たちだけ」 のため 何を満たすために ニーズ 事業・活動する? =求められること 必要な資源は どうまかなう? 受益者負担も 求めつつ、不足は 寄付・助成・補助 など公費で補う ウォンツ =したいこと 自費 → ニーズをどう把握し、表現できるか? 思いか、思い込みか? 感じる→気付く→思う ↑調べる ↑確かめる 「思い」なら、「ことば」に 思ってるだけじゃ、伝わらない 伝わらないと、広がらない 事実に基づくニーズだから 「参加・協力したい」「伝えたい」 目標が明確に定義されていないから、 課題・原因が不明確→細分化できない! 目標・理想 ↑ 課題 残されたお題は何か? なぜできなかったのか? ↓ 成果・現実 原因と結果との間に、因果関係はあるか? その「原因」が解消したら、 困った「現象」は再発しないか? 本当に足りないものは、何か? それは細分化すると、 何と何と何か? →プロジェクトマネジメントの基礎は、 目標の細分化!! ニーズをどう「しらべる」か? しらべる(research) = かぞえる(count) + くらべる(compare) + たずねる(ask) + さがす(search) → 仮説を検証し続ける! 詳しくは、ぜひ「NPOマネジメント」第57号 特集 「ニーズを共有するために、調べる手法・伝える手法」を 提案(プレゼンテーション)とは 相手が良い判断をできるよう、 協力・貢献すること 大切なのは、知ってもらう・押し倒すことではなく、 相手が本気になって動くよう支援すること。 相手が本気になれないのは、なぜか? 相手が本気でも、動き出せないのは、なぜか? 足りないもの・足りないことは、何か? 相手が、プレゼンテーションする相手は誰か? その人の価値・判断基準は? その人の懸念点・制約条件は? よい提案(プレゼンテーション)のために 提案先は誰? 相手によって、関心は違うはず 要点は簡潔に、でも深く刺さるように 相手にとって、刺さるポイントは? なきゃダメな理由? 期待される成果? 独自の工夫 伝わる=理解・納得される+記憶される+伝えてもらえる 質問にしっかり答える まず、簡潔に答える! イエスかノーか? 「なぜその質問をしたのか?」という意図も考える →詳しくは、ぜひ「NPOマネジメント」第57号を! 今回の選考基準は ・まちが変わるかどうか(まちが面白くなりそうかどうか) 共感性/応援したいと思える、街への愛着 モデル性/成功することで、他への影響力がある 中小企業のソーシャル化、ボランティアの事業化、若者 ステージ/事業化する可能性がある、やったらやれそう (化けるかも) アイディアが面白い ・未来への新たな挑戦意欲 新しさ(岡崎市にとって新しい、東海地域にとって新しい) ・地域に対する貢献姿勢【二次、ファイナル項目】 人 実現性 説明の準備をしましょう!(~15:10まで) ご所属 おなまえ 理想・目標 どういう状態になれば 岡崎は楽しくなる? 誰かの困りごと (ニーズ) どんなことに? どれだけの人たちが? 解決・実現方法 そのために、 こういうことを、 こういうメンバーで! 2人1組で、発表&質問し合いましょう!(~15:40) ・自分が書いた内容を、説明・提案しましょう! (5分以内で。本番は3分!) ・聞いている人は、「審査員」として、 「審査項目」に基づいて聴き、 「よりよい説明・提案のために、確認したい」 項目を、付箋に書いておき、発表終了後に、 質問してください(質疑応答は7分以内) ・質問を書いた付箋の下半分に、相手からの 回答を書いて、後で渡してあげてください 2人1組で、発表&質問し合いましょう!(~16:00) ・自分が書いた内容を、説明・提案しましょう! (今度は4分以内で! 本番3分を意識して) ・聞いている人は、「審査員」として、 「審査項目」に基づいて聴き、 「よりよい説明・提案のために、確認したい」 項目を、付箋に書いておき、発表終了後に、 質問してください(質疑応答は5分以内) ・質問を書いた付箋の下半分に、相手からの 回答を書いて、後で渡してあげてください 2人1組で、発表&質問し合いましょう!(~16:20) ・自分が書いた内容を、説明・提案しましょう! (今度は本番と同じく3分以内で! ) ・聞いている人は、「審査員」として、 「審査項目」に基づいて聴き、 「よりよい説明・提案のために、確認したい」 項目を、付箋に書いておき、発表終了後に、 質問してください(質疑応答は5分以内) ・質問を書いた付箋の下半分に、相手からの 回答を書いて、後で渡してあげてください 「メンターさんにたずねたいこと」を 1つだけ、質問しましょう! ・よりよい提案・発表のために、「メンター さんにたずねたい・助言がほしいこと」 を必ず1つ、質問にまとめてください。 ・各班(10名程度)で集まって、 全員から質問を発表してください。 ・メンターさんから、それぞれ、 回答をお願いします!(17:25まで) 今後の流れ ・ブラッシュアップシートは13日12時必着 →審査員の手元にも届きます ・2次選考結果は17日郵送 ・最終プレゼンテーション:26日 ・平等性に配慮して、パワポはダメ! ・白板は用意するので、模造紙で! ・資料配布はOK! ・発表形式は自由ですが、様式も参考に 岡崎市も、これまで20年と、これから20年は違う 1990年 計(千人) 0~14歳 15~64歳(A) 2000年 316.3 345.9 372.3 A÷B 75歳~ 2020年 383.9 +17% 65.5 58.1 57.1 221.0 240.8 246.8 2030年 382.7 +2% 46.3 41.6 ▲27% ▲12% (生産人口) 65歳~(B) 高齢者率 2010年 247.1 239.9 ▲2% +11% 29.6 46.7 66.9 90.4 101.1 9.4% 13.5% 18.0% +125% 23.6% 26.4% +51% 7.4人 5.1人 18.2 3.6人 30.2 2.7人 43.2 2.3人 59.1 +66% +44% +35% 岡崎市の高齢者・後期高齢者のくらしは? 2000年 人口(千人) 高齢者 後期高齢者 世帯数 高齢者単身 2005年 2010年 2015年 2020年 345.9 46.7 18.2 363.8 55.8 24.2 372.3 66.9 30.2 381.1 81.6 36.2 383.9 90.4 43.7 5.3% 6.7% 8.1% 9.5% 11.4% 116.9 4.7 131.3 6.1 138.2 8.0 143.5 10.2 145.6 11.6 1.1+3.6 1.5+4.5 2.4+5.6 3.3+6.8 3.8+7.7 後期高齢者 単身 2.0 2.9 4.2 5.3 6.6 0.3+1.7 0.6+2.3 0.9+3.2 1.2+4.0 1.5+5.0 後期単身率 11.5% 12.3% 13.9% 14.7% 15.1% 高齢者夫婦 5.1 0.9 8.5% 7.1 1.7 10.1% 9.3 2.6 12.6% 11.8 3.4 15.4% 13.4 4.3 17.2% 後期 夫婦 高齢世帯率
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