電子マネーについて～永田真司・西村広宣～第一章電子マネーとは第二章電子マネーの認知度第三章電子マネーの利用状況第四章まとめ第一章電子マネーとは 1. 概要 電子マネーとは貨幣価値の交換をコンピューター上で実現する技術・規格・実装の総称。 簡単な装置で決済ができるため商店などでの導入が容易で、個人間での貨幣情報の譲渡も可能。 取引における匿名性が保たれる。  ICカード型電子マネーと、ネットワーク型電子マネーの二種類がある。 2.利用方法チャージする残高 0 ICチップから物の金額が引かれる商品を選ぶ店のレジにある端末にタッチ Edy PASMO Suica Nanaco 第二章電子マネーの認知度 Suica 84.2 PASMO 69.9 Edy 65.5 nanaco 57.8 PiTaPa ない 25.5 5.3 （出典：インターワイヤード株式会社）使用している電子マネー Suica 23.8 Edy 20.2 PASMO 8.4 nanaco PiTaPa 6.2 2.6 （出典：インターワイヤード株式会社）・“Suica”と“PASMO”は高数値⇒交通系、定期として利用できるから。・“PiTaPa”は低数値⇒唯一の後払い方式、入手する際に審査がある。第三章電子マネーの利用状況電子マネーを使う理由 78 支払いが簡単ポイントがつく 25.6 現金が不要 23.2 安全だから 3.6 周りが使ってる 1.2 利用頻度毎日週に1回週に2～3回月に1回月に2～3回それ以下利用したことない今は使ってない 10.3 9.1 12.5 5.6 10.9 9.9 39.9 1.8 ・「利用したことがない」、「今は使っていない」を合わせると41.7% ・『定着』といったイメージはもてない ※交通系は省く 1ヶ月の利用額 25.9 １０００円未満１０００円～１９９９円 13.9 ２０００円～２９９９円 14.2 9.3 ３０００円～３９９９円 11.1 １００００円～１９９９９円５００００円以上 1.4 第四章まとめ 電子マネーは私たちの生活で定着しているか？答えはまだ「増えている」というだけ。｛理由｝すぐに利用できるようになる人、それが難しい人との間のギャップ。それによる心理的抵抗。だが、これから先を見据えると電子マネーの利用率というのは飛躍的にあがる。累積発行枚数累積発行枚数（万枚） 24810 20700 16170 9689 2007年 2008年 2009年 2010年 私たちがこの調査を行った結果として予想できることは、電子マネーが「定着」するということ。いずれは一つのカードを持つだけで、どこでも買い物ができ、どんな公共機関も利用できるようになる。近い将来、お出かけする時にはポケットの中に電子マネー一枚だけになると言っても大げさではない。