平成27年度交付金の申請手続きについて公益財団法人森林ネットおおいた地域協議会事務局交付金についての概要 ★ 背景・課題森林・林業を支える山村において、過疎化等の進行に伴い、地域住民と森林との関わりが希薄化し、森林の手入れが行われなくなったことで、竹の侵入等による里山林の荒廃が進行しているため、森林の有する多面的機能の発揮が難しくなっています。森林の多面的機能を持続的に発揮させていくためには、山村地域の住民が協力して里山林等の保全管理や森林資源の利活用を実施していく体制を整えることが不可欠です。このため、事業を実施するにあたり森林・山村多面的機能発揮対策交付金を交付するものです。公益財団法人森林ネットおおいた地域協議会事務局交付金についての概要 ★ 事業内容地域住民が中心となった民間協働組織（活動組織）が実施する、地域の森林の保全管理等の取組に対し、一定の費用を国が支援します。なお、交付金の申請にあたっては、都道府県単位に設立される地域協議会（公益財団法人森林ネットおおいた）に申込みをしてください。公益財団法人森林ネットおおいた地域協議会事務局活動組織の設立（準備） ★ まず考えることは？・何を行うか対象となる活動・誰と行うか対象となる組織・どこで行うか対象となる場所公益財団法人森林ネットおおいた地域協議会事務局活動組織の設立（準備） ★ 対象となる活動（タイプの紹介）活動は大きく分けて３タイプ助成単価１６万円／ｈａ荒れている里山林や竹林の手入れをしたい【地域環境保全タイプ】・里山林景観を維持するための活動・侵入竹の伐採・除去活動等薪など地域の資源を活用して山村を活性化したい【森林資源利用タイプ】・集落周辺の広葉樹等の搬出活動・特用林産物の栽培活動等助成単価１６万円／ｈａ活動に必要な作業道等を整備したい【森林機能強化タイプ】・作業道等の作設・補修・鳥獣害防止柵の設置・補修等助成単価１千円／ｍ森林林の中で自然体験させたい【教育・研修活動タイプ】・森林環境教育・生物多様性保全の調査等助成単価３８万円／ｈａ助成単価５万円／回公益財団法人森林ネットおおいた地域協議会事務局活動組織の設立（準備） ★ タイプ毎の取組の対するプラスアルファの支援・活動推進費（３ヶ年の活動計画の具体化に対する支援）初年度のみ１５万円３タイプとも可能現地の林況調査、活動計画策定のための話し合い、研修等購入額の１／２助成・資機材への支援【教育・研修活動タイプ以外の実施に必要なもの】『想定している資機材』刈払機、チェンソ－、丸鋸、ウィンチ、軽架線、チッパ－、わな、苗木、電気柵、土留め柵等資材、薪割機、薪スト－ブ、炭焼き小屋、あずまや、資機材保管庫、移動式簡易トイレ、携帯型ＧＰＳ機器、設置費等 ※汎用性の高い機材は対象外 ※リ－スと比較して購入することが妥当である場合に限り、必要なものを必要最小限の範囲で購入可公益財団法人森林ネットおおいた地域協議会事務局活動組織の設立（準備） ★ 対象となる組織【既存団体でも可】・構成員が３人以上いる『構成員の例』森林所有者、地域住民、自治会、ＮＰＯ法人、森林組合、生産森林組合、林業者、企業等（構成員や従業員が３人以上いれば団体や企業単独でも可）・代表者が決まってる・事務所の所在地が決まっている『事務所とは』団体や企業の場合はその本部・支部等の事務所や営業所、個人が集まって組織する場合は代表者の居住地など、地域協議会からの連絡がつく場所とする・規約等を定めている公益財団法人森林ネットおおいた地域協議会事務局活動組織の設立（準備） ★ 対象となる場所・地域環境保全タイプタイプ毎対象となる場所が異なる ① 森林経営計画(森林施業計画)を策定していない森林 ② 事務所の所在地である市町村または隣接する市町村内の森林 ③ 森林所有者と協定を結んだ場所・森林資源利用タイプ ① 森林経営計画(森林施業計画)を策定していない森林 ③ 森林所有者と協定を結んだ場所・森林機能強化タイプ ① 期間内に保全タイプ又は利用タイプによる森林整備の計画がされている森林（森林経営計画策定森林を含む）・教育・研修活動タイプ ② 事務所の所在地である市町村または隣接する市町村内の森林 ③ 森林所有者と協定を結んだ場所公益財団法人森林ネットおおいた地域協議会事務局活動組織の設立（準備） ★ 活動組織の事務所 ★ 対象となる場所のイメ－ジ森林経営計画を策定している森林地域環境保全タイプ ★ ・森林経営計画を策定している森林は対象外 ★ ・事務所に隣接していない市町村は対象外森林資源利用タイプ ★ ・森林経営計画を策定している森林は対象外教育・研修活動タイプ ★ ・事務所に隣接していない市町村は対象外対象となるエリア内にある森林で、森林所有者との協定が必要公益財団法人森林ネットおおいた地域協議会事務局活動組織の設立（行動） ★ やってみよう！となったら既存団体は地域協議会と相談してください。・活動組織の規約の作成実施要領Ｐ60～65参照・活動計画の作成実施要領Ｐ68～71及び記載事例参照活動する森林の所有者の方と３年以上、実施したい活動についての協定を結んでください。・協定書の締結実施要領Ｐ66～67参照・採択申請書の作成実施要領Ｐ72～75参照公益財団法人森林ネットおおいた地域協議会事務局採択申請書の提出 ★ 準備が整ったら・・・・・・提出書類のチェック・採択申請書の提出書類をまとめて地域協議会へ提出して下さい。このとき、地域協議会から書類等に関して指導を受けた場合、それに従ってください。事前着手届けを提出すれば地域協議会審査終了後から着手可能・活動開始公益財団法人森林ネットおおいた地域協議会事務局活動にあたっての留意事項 ☆ 活動規模要件・所有者と合意すべき最小面積は 0.1ha 以上とし、点在する 0.1ha 未満の森林を集積して 0.1ha 以上にすることはできない。（小数第２位以下は原則切り捨て） ☆ 対象活動について・記載されている活動でも、作業道の作設・修繕や土留め柵・鳥獣害防止柵、見回り等は単独では交付金の対象にならない。・地域環境保全、森林資源利用、森林機能強化の各タイプは同一年度の同一箇所では重複して実施できない。 ☆ 活動の目安、活動記録・証拠の残し方について・活動記録や作業写真整理帳によって活動したことを示すとともに、金銭出納簿や領収書で本交付金の使途を明確にすること（日ごとの記録（日時、人数、タイプ、活動内容、写真）とそのリスト、人件費の領収書等）。・写真は活動の有無を確認する重要な情報となることから、必ず毎日撮影すること。・集合写真、活動前、活動後の最低３枚を添付すること。・集合写真では支払い対象者は少なくとも撮影されていること。公益財団法人森林ネットおおいた地域協議会事務局今後の予定 ☆ 採択申請書の提出・地域協議会への提出期限5月15日（金）〔予定〕 ☆ 審査会について・地域協議会の審査会を6月2日（火）〔予定〕 ☆ 活動の開始について・事前着手届（様式第９号）を地域協議会に提出し、事前着手届に記載した着手予定日以降であり、かつ地域協議会が審査を終えた（適正と認められた）日以降の日付けであれば事前着手が認められる。 ☆ 交付金交付予定について・国からの交付金は４半期毎。６月に審査会を実施した場合は１0月になります。 ※ 団体や組織の専用口座で資金の流れを明確に、借入金や立替金も金銭出納簿に必ず記載すること公益財団法人森林ネットおおいた地域協議会事務局さいごにこの交付金事業は、会計検査の対象となりますので、証拠書類の整理・保存等に抜かりの無いよう充分留意して取り組みましょう。おわり公益財団法人森林ネットおおいた地域協議会事務局