スライド 1

パンデミックの予知と対策の現況
外岡立人
H5N1鳥インフルエンザと新型インフルエンザ
210万人死亡
H5N1鳥インフルエンザ
新型インフルエンザ
H5N1鳥インフルエンザのパンデミック
1)海外でパンデミック・ウイルスが発生した後、2ヶ月半程度で国
内各都市へ拡大の可能性
2)現状で発生した場合(市街戦)の死者数: 96万(発病率4
0%、致死率2%)~2400万人(致死率50%)
パンデミック阻止のためには:
世界での最前線におけるウイルス封じ込め
~>日本の大きな役割 (がんばれ日本!!)
切り札を国内外で早期に配置
パンデミック対策の切り札

抗インフルエンザ薬の早期投与
国民全員へ配布態勢
地域に感染拡大してきたとき、発病後早期に服用
軽症治癒+免疫の獲得:Aborted-infection Immunization
タミフル、リレンザ、
CS-8958 :豪州ビオタ社&第一三共製薬 (週一回吸入で効果)、第二相
試験完了;今冬、日本、韓国、台湾、香港でインフルエンザ発病者を対象に第三相
試験予定
 パンデミックワクチンの早期投与
遺伝子組み換え+細胞培養法
米国ヴァイカル社 DNAワクチン
ウイルス確定後2W後には最初のロット完成、16W後には数億人分製造
 可能であれば万能ワクチン使用
英国アカンビス社 3年以内に実用化
A型インフルエンザ全てに存在するM2eタンパクが標的
この3年間における国の対策の変化
(1)患者は基本的に自宅療養に
病院における感染予防強化
(2)発熱相談センター(窓口)設立に
保健所における役割を強化
(3)抗インフルエンザ薬を人口の50%分に
当初は人口の25%、 米国は人口分を考慮中
(4)プレパンデミック・ワクチンの備蓄量を2000万人分
パンデミック・ワクチン製造方法を検討中。受精卵法→細胞培養法
(5)企業におけるBCP(業務継続計画)作成を推進
特にライフライン関連事業者(食料品製造業、運送業も含む)
個人での食料品、日用品等の備蓄量の軽減