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【参考資料】
ファシリテーターを担っていただく皆さんへ・・・
参加者の心の動きや状況を見ながら、実際にプログラムを進行して行く人のことをファシリテー
ター(促進者)と呼びます。ファシリテーターの媒介によって、参加者の本来的な学びが促進され、
体験したことを次のステップへと、結びつけることが容易になります。
ファシリテーターとして求められること
その人の力、グループの力を引き出すために、ファシリテーターとしては、以下のような視点を
持つことが望まれます。
参加者の主体性を引き出すこと
知識と体験を統合できるような素材の提供をすること
体験をより大きな気づきへと導くこと
参加者自らが主体的に考えられるような援助をすること
状況を見ながら適切な“介入”を行うこと
ファシリテーターは指導者ではないので、全ての解答を用意している必要はありませ
ん。「葛藤を誘う場面を用意すること」と、「主体的な発言を促すこと」ができる促進者の
役割です。
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ファシリテーターが介入するということ
介入とは、何等かの意図をもって相手にかかわっていくプロセスのこと。たとえば、ロールプレイ
が円滑に進行していない時、実施のルールが守られていない時、グループでの課題達成が難し
いと判断された時、ふりかえり・わかちあいが進んでいない時、参加者から質問を受けた時、など
が考えられます。
介入はあくまでもその立場でおこなわれるものであって、主体的な学びのプロセスを妨げないよ
うに配慮してください。ファシリテーターとしては、何らかの目的や意図をもってかかわっているの
で、つい自分の思いを達成したいあまりに、気づきを押し付けるような、ある種の“操作”をしがち
です。その意味では、介入とは「しなくてはならないこと」ではなくて、「必要があった時にあえて行
なうもの」と考えていいかもしれません。進行が自然であれば「何もしない介入」もあるという認識
が大切です。
ファシリテーターの基本姿勢
参加者の主体性を尊重し、操作的な言動はつつしむこと。 どのような過程を経て現在の討議が
あるのか・・・・・・といったプロセスが見えていること、または理解しようと努めること。 開放的な雰
囲気作りを心がけること。 問題の解答を教えるのではなく、解決は参加者自身にまかせること。
良き促進者とは、何でも教えてくれる人ではなくて、迷った時に解決までの道筋を、さりげなく示し
てくれる人のこと。参加者自身の成長の姿に、陰ながら満足できる人のこと・・・・・・と言うことがで
きます。
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関係機関との連携についての指導ポイント
• サービス管理責任者は、児童デイサービス事業だけで、本人と家族を支えるのでは
なく、様々な資源の中の1つであることを自覚しておこう。
→ 自分達だけで、本人を支えようとしない事が大事!!
• より豊かな本人の発達や暮らしを支援していくためには、いろいろな社会資源を知っ
ておこう。
→ 自分達の地域の地域診断をしてみよう!!
• サービス管理責任者は、本人と周囲とを繋いでいくコーディネータの役割がある。そ
の時には、地域にある自立支援協議会をうまく活用しよう。
→ 資源が足りない時には作っていく事がコーディネーターの役割。このような場
合には自立支援協議会と連携していく事が重要!!
• 何かあったら個別支援会議を開こう。
→ 誰が声をかけても良い会議。問題に気付いた人が声をかけよう。サービス管
理責任者はその一人。スムーズに会議が行えるように、日頃から関係機関との
良好な関係を築いておくことも大事な仕事!!
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